高卒の就職活動のポイント

まとめ

  • 高卒と大卒の就職率は男女ともにほぼ同率
  • 安定を求めるならばアルバイトよりも正規雇用
  • フリーターやニートの期間が長いほど就職に不利
  • 高卒就職はポテンシャル採用が期待できる
  • 面接では誠実さと明るいコミュニケーションが大切

「高卒では仕事に就くのが難しい」「高卒の就職は苦労する」といった評判を耳にし、自分は高卒だから…と心配されている方が多くいるようです。
確かに学歴が大切だという考えもありますが、実際の社会では高卒で就職している方がたくさんいます。では、高卒で仕事に就くには、どのような就職活動をすればよいのでしょうか。
このコラムでは高卒で就職を目指している方へ向け、活躍できるフィールドを紹介しつつ、就職へのプロセスを提案していきます。また、高卒の就職は難しいと言われる背景についても解説するので、一緒に見ていきましょう。

高卒の就職について

高校生活のなかで、あなたが得たものにはどのようなことがありますか?きっと、日々の勉強や友人たちと時間、部活動など多くのことが心に残っているでしょう。またそれらの思い出と同時に、コミュニケーション能力、専門教科の知識や技術、目標達成へのプロセス方法なども自然と取得しているはずです。これらは仕事をするうえで、大きなスキルとなります。

また、それらを活かして就職がスムーズに決まるのであれば、なお好都合です。そのためにも近年の就職状況についてしっかりと確認し、自分に当てはまるニーズを見つけていきましょう。
公的なデータを参照しつつ、現状を探っていきます。

■高卒就職難のイメージと原因

最終学歴が高卒という方にとって、就職活動をするというのは不安が大きいかもしれません。その原因となっているのはおそらく、「高卒の就職は難しい」「高卒では仕事がない」という周囲の声だと思われます。これらの評価は、果たして本当なのでしょうか。

大手企業の多くは大卒を採用条件としています。すると、大手が目立つ分どうしても高卒求人が少なく感じるかもしれません。また、教員や税理士になるためには、大学での履修が必要というケースもあります。このようなことを見聞きするうちに、「高卒では仕事がない」と思いがちなのでしょう。

しかし、実際には高卒者を採用する企業は多数あります。むしろ、実業系高校の卒業生は即戦力のある人材として、企業から期待されているようです。つまり、高卒は就職に不利というイメージは、ある一部分を切りとったものだといえるでしょう。実際には、多くの業界で学歴を問わない求人があるので、それほど心配なさそうです。
次項では、データに基づいて現状を見ていきます。

■高卒の就職や転職は厳しい?

平成30年に発表された文部科学省のデータによると、高卒者の就職率は98.1%とのこと。つまり、就職を希望している高校生のほとんどが就職できている、と言えます。より詳しい数字を見ていきましょう。

下記の数字は、平成30年3月高等学校卒業者の就職状況について、文部科学省が調査および発表したものです。

<就職希望者数・就職者数>

    • ・卒業者        1,061,494人
    • ・就職希望者       187,715人
    • ・就職希望者うち就職者  184,094人
    • ・就職希望者うち未就職者  3,621人

<高卒者の就職率 (就職希望者に対する就職者の割合)>

    • ・全体の就職率 98.1%
    • ・男性の就職率 98.5%
    • ・女性の就職率 97.4%

参照元:文部科学省 - 平成30年3月高等学校卒業者の就職状況(平成30年3月末現在)に関する調査について

この数字だけを見ると高卒者の就職状況はそれほど厳しくなく、むしろ良い印象さえあります。また、男女における差もごくわずかです。

では次に、大学や短期大学における就職状況を見ていきましょう。こちらも同省が平成30年に公表した資料データを基に考察していきます。

<学歴軸就職率>

    • ・大学(学部)98.0%
    • ・短期大学  99.1%
    • ・高等専門学校及び専修学校(専門課程)100.0%

参照元:文部科学省 - 平成29年度大学等卒業者の就職状況調査(4月1日現在)

これらの数字から、大学または短期大学と高卒者の就職率は、ほぼ同じであることが見てとれます。

高卒者が就職する職種について

業界を広く見ると、学歴を条件としない求人は多くあります。それらの情報を見つけるには、「未経験歓迎」「人柄重視」といったキーワードがポイントです
つまり、やる気を重視したポテンシャル採用が多いといえます。
また、高校の特色に応じた求人にも注目したいところです。

■高卒者の活躍が期待できる職種

高校には、商業科、建築科、電気科、食品科など専門的に学ぶ専門科と普通科があります。専門科卒の方が就活を成功させるには、そこで学んだことを活かせる職種を選択するのが効果的です。一方、普通科卒の方は、個々人の性格や興味があることをベースに考えると良いでしょう。

・エンジニア(ネットワークエンジニア、機械系)

機械科、電気科、電子情報科、建築科などの専門科を卒業しているのであれば、エンジニアとしての活躍が可能です。なかでも身近なところでは、ネットワークエンジニアがあげられます。
ネットワークエンジニアとは、コンピュータを中心とした電子機器のネットワークインフラを整える仕事です。具体的には、企業内外で使用するネットワークの設計、構築、運用、保守などを行います。
また、部品や機械、建築物の設計図をCADデータに入力する業務も向いているでしょう。
ただしシステムエンジニアに関しては、あまり現実的ではありません。情報工学の知識が必要とされるため、大学を卒業していることや独学していることが対象となっているからです。

・施工管理(土木作業員ではない)

施工管理とは、土木工事や電気工事の現場で指揮および監督をする仕事です。業務を通して将来的に目指すことができます。高校の土木科や建築科、電気科などで学んだ経験が大いに役立つ職種です

・運送(ドライバー、作業スタッフ、事務など)

体力に自信がある方、几帳面な方、一人の時間を大切にしたい方などが活躍できる業界です。高校時代に運動部に所属していたという体力自慢の方や、商業高校にて簿記や経理の資格を取得した方に期待できます。

・在庫管理、物流倉庫(仕分けやピッキング、梱包、事務など)

主な仕事内容は、配送センターや倉庫内にて商品の仕分けや在庫の整理、入出荷の管理などを行うことです。事務の場合、伝票の処理や受発注処理等の業務を任されます。几帳面、細かい作業が得意、数字に強いといった特性や、簿記や経理の資格が活かせるでしょう

・接客(ホテル、飲食店など)

接客とは、お客様へサービスを提供することです。代表的な例として、ホテルや飲食店、コンビニなどが挙げられます。
お客様と直接言葉を交わし対応するため、コミュニケーション能力が高い方に向いているでしょう。人と話すのが好きな方、人から感謝されることが好きな方に適しています。
高校生活の中で培った、対人能力や行動力が活かせる職種です

・販売(携帯電話、アパレル など)

販売とは、お客様の希望や課題に適した商品を提案し、購入へと働きかけるお仕事のことです。携帯電話ショップやアパレルショップなどが、身近な代表格でしょう。
業界のトレンドや傾向、世間のニーズなどに敏感な方に向いています。また、人とコミュニケーションを図るのが好き、チームで活動することが好き、という方にも最適です。

このように、高校の特性や個人の長所、個性などを活かすことで、大学に進学せずとも立派に社会の一員として活躍することが可能です

■高卒だと厳しい職種

高卒者が活躍できる職種がある一方、なかには高卒で就くには厳しいものもあります。これは、学歴が足らないということではなく、実年齢や職務経験が少ないという意味での厳しさです。
該当しそうな職種について見ていきましょう。

・営業

一般的に営業とは、顧客へ商品やサービスを提案し契約に導く業務を指します。新入社員が就職後、いきなり一人で営業をすることは困難でしょう。そこでまずは先輩社員に同行し、営業のノウハウを学ぶというケースが多いようです。その過程で知識や話術、駆け引き、信頼性などを体得した後、営業として開花することが期待できます。また、会社や商品についてしっかりと理解することも大切です。そのうえで誠実に対応するとフレッシュさも加味されて、良い結果へ結びつくことがあります。

・企画

企画の実現には、ある程度の計画力や牽引力、プレゼン力が必要です。これは、年齢を重ねた大人でも難しいでしょう。ましてや高卒の若さで行うのは、より難しいかもしれません。
しかしながら、近年では高校が企業とタッグを組み、商品を開発するケースもあるようです。このように高校生活においてグループワークやワークショップ、生徒会活動などの経験を踏んでいれば、それらが糧になることもあるでしょう。まずは、接客や販売などからスタートし、しっかりと会社を理解することが必要です

・マーケティング

市場の動きやニーズを読み取り、商品開発やサービス提供へ活かす仕事です。これは、ある一定のスキルがないと困難でしょう。
しかし、商業科でマーケティング科目を履修した、もしくは経済に強く興味を持っているという方でがあれば、早いうちから活躍できそうです

・デザイナー

一般的には、専門学校でデザインを学んだのちに就職し、うまくいけば独立するという流れでしょう。専門学校では、基礎からじっくり学べるというメリットがありますが、必ずしも進学が必要というわけではありません。
アパレルやジュエリーショップに就職し、業務を通じて間接的にデザインに触れるという方法もあります。陳列、接客、販売、縫製などさまざまな方向からデザインへ関わることで、好まれる形やファッションの見せ方、世の中のニーズを知ることができるでしょう。
そのような見識を深めたのちに、デザイナーへチャレンジしても良いかもしれません。簡単な道や近道ではありませんが、好きなことに携わる喜びがありそうです。

・事務

事務職には、一般事務や経理事務といった聞き馴染みのあるものから、貿易事務や学校事務といった特殊なものまでさまざまな種類があります。
前者の場合、実務に役立つ簿記や経理の資格、パソコンスキルなどが習得できていると、より採用されやすいでしょう。
後者の貿易事務を目指すのであれば英語のスキルを磨き、学校事務であれば公務員試験に合格がする必要があります。こちらは簡単ではありませんが、堅実な道として選択する人が少なくありません。

雇用形態について

高校の職員は生徒の就職をサポートする際、正社員として雇用されることを前提として活動しています。そのため、4月入社の高卒社員はほぼ正規雇用です。
新入社員がそのままスムーズに成長できればよいのですが、なかには企業とのミスマッチを感じ、退職してしまうケースが見られます。その後、良い転職先に恵まれる人もいれば、アルバイトで生活していく人、ニートになる人などさまざまです。

しかし、現在の状況はもちろんのこと将来を考えた場合、アルバイトやニートでは危うい面が多々あります。不安点を見ていきましょう。

    • ・収入が不安定なため貯蓄がしづらい
    • ・ローン審査が通りづらいため大きな買い物ができない
    • ・低所得だと結婚や出産などを現実的に考えづらい

このように多くの方は、主に収入に関することで問題を抱えるようです。実家で生活している場合は生活苦を感じづらいかもしれませんが、親がいつまでも元気だとは限りません。
自立することを視野にいれ、安定した収入を目指すのが良いでしょう。

雇用形態には主に、正社員・契約社員・派遣社員・パート・アルバイトがあります。

正社員 契約社員 一般派遣 パート・
バイト
保険 完備 ほぼ完備 条件による 条件による
昇給 上がりやすい 上がりにくい 基本的になし 上がりにくい
ボーナス あることが多い 契約による 会社による ないことが多い
休暇 取りにくい 会社による 取りやすい シフトによる
雇用期間 期限なし 期限あり
延長も
契約に準じる 通常期限あり

この中でいちばん条件が良いのは正社員で、福利厚生や社会保険、賞与などが整えられており、企業の一員として身分が保証されています。同時に、それ相応の成果を出したり責任を担ったりしなければなりません。
それをプレッシャーに感じ、アルバイトで満足している方が多くいるのも実情です。しかしながら、将来性や収入、福利厚生などを考慮すると、やはり正社員として就職するほうが安心でしょう。

もしも、正社員はハードルが高いと感じるようであれば、契約社員を目指すのも一つの選択方法です
賞与の有無は契約内容によって違いますが、それ以外は正社員とほぼ同等の条件で勤務できます。なによりも、社会保険や福利厚生が適用されるため、アルバイトよりもはるかに安定感と安心感が得られるのが魅力です。

正社員になりたいけど、業務に対する責任が重いのでは…と心配されている方にも、契約社員はおすすめです。
企業によっては、契約社員を経た後に正社員へ採用されるケースがあります。そこで、自分が就職したい企業や興味がある業界で、ひとまず契約社員として勤務してはいかがでしょう。勤務するうちに仕事にやり甲斐を感じ、もっと続けたいという気持ちになれば、正社員へチャレンジするという選択もあります。
メリットを受けつつ、将来を確立していく一歩となりそうです。

高卒の就職をサポートする資格・試験

これまで見てきたように、高卒での就職は決して厳しくはありません。しかし、それで安心するのではなく、入社時から活躍したいという方や自分のスキルを増やしたいという方は、就職前に資格を取得するのはいかがでしょう。就職後もきっと役に立つと思われます。
どのような資格を取得すればよいのか、詳しく見ていきます。

■業界や職種から資格を考える

自分が目指している業界や職種に適した資格を習得していると、就職活動で有利になります。具体的な例を見ていきましょう。

・不動産業界

不動産業界で役に立つ資格として筆頭にあがるのが、国家資格である宅地建物取引士(宅建士)です。
建士は受験条件が特になく、どなたでも挑戦できます。合格率は15~17%前後。難易度が高いように感じますが、これはとりあえず受けてみる「記念受験」の人が多くいるのが原因だと言われています。また不動産会社によっては、社員へ受験を課すところもあるようです。社会人になってからではなかなか勉強する時間がとれないかも…という人は、今のうちにチャレンジすると良いでしょう。

・飲食業界

レストランやホテル、その他飲食系で働く場合、国家資格である調理師免許を取得していると大きなメリットがあります。実務として役立つうえ、資格手当が付与される可能性があるからです。
調理師免許を取得するには、2つの方法があります。ひとつは、調理師学校を卒業し申請する方法。もうひとつは、就業経験を2年以上積み受験資格を得る方法です。
進学の予定がないのであれば、就職先で経験を積みつつ受験資格を得てはいかがでしょうか。給与をもらいながら受験資格を得られるという魅力があります。

・IT業界

この業界でキャリアを積む第一通過点として、基本情報技術者試験が挙げられます。これは、情報処理技術者として知識や技術が一定以上の水準である、ということを経済産業省が認定する国家試験です。
受験資格は特にありませんので、時間に余裕がある方は就職前に挑戦しても良いでしょう。実務を経てからのほうが理解が早そうだという方は、まずは就職したうえで受験するという方法もあります。

・介護、福祉業界

介護福祉系資格のなかで、唯一の国家資格として認定されているものが介護福祉士です。そのため就業先によっては、給与に資格手当として付与されることがあります。また、資格を取得していると、転職等で有利になることも考えられるでしょう。
受験に際し、国籍・性別・年齢・学歴などの制約はありません。しかし、3年以上の実務経験に加え、養成施設等における「実務者研修」の修了が必要です。現在、介護福祉系のお仕事をされている方は、挑戦する価値が大いにあります。

・運送業、営業

普通運転免許や大型運転免許などを取得しているとすぐに活躍できるでしょう。運送業や建築業のなかには、企業側が費用を負担し免許を取らせるところもあります。それほど必要なものであるということです。
営業の場合、勤務地によっては車での移動が必要になります。営業を目指す人はそのことも踏まえ、ゆくゆくは運転免許を取得することを考えておいた方が良いでしょう。就職前に免許を取得しているのが理想ではありますが、希望企業のあり方をたしかめてからでもかまいません。しかし、これら業界狙いというのであれば、やはり事前に取得しておく方が安心だといえます。

・貿易事務、ホテル

これらの職では、英語に堪能であることが求められます。そこで、資格をとるのならば、TOEICに挑戦するのがおすすめです。厳密にいうと、TOEICは資格試験ではありません。また、合否が出る試験でもなく、受験者の習熟度を図るためのものです。
しかし、企業ではTOEICの点数が高いほど高評価になる傾向があります。なかには社員に対し受験を義務付けている企業もあるほどです。業務のためによりスキルを磨きたい、自分自身のためにも語学力をつけたいという方にとっては、挑戦する価値がある試験です。意欲がある方は、年に数回実施されているので、スキルアップのため学習しつつ何度も挑戦してはいかがでしょうか。点数が高くなるたびに、学習へのモチベーションも上がるでしょう。

・公務員

公務員採用試験は、学歴の程度によって種類が分けられています。そこで、最終学歴が高校という方は、年齢制約をクリアすれば高卒程度を対象にした公務員採用試験が受験可能です。
人事院では毎年、国家公務員採用試験の実施状況を公表しています。大卒程度と高卒程度では試験の種類(職種)が同じではないので一概に比べることはできませんが、全体の数字を見ると大卒程度に比べ高卒程度のほうが競争倍率が少し低い傾向にあります。大学へ進学せずとも、公務員という安定した職につけるため、高卒の方には狙い目だといえるでしょう。
さらに、近年は社会人採用枠があるため、民間の企業に勤めつつ公務員へ挑戦している人も多いようです。

参照元:人事院 - 平成30年度国家公務員採用試験実施状況

具体的にやりたいことや目指している職種があるのならば、就職前に資格を取得するのはプラスになるので、ぜひ挑戦しましょう。
しかし、資格によっては取得するまでに時間やお金を要するものがあります。職種に強いこだわりがない場合は、先に就職することを優先するのがおすすめです。一旦、仕事に就き、必要だと思ったときに挑戦するほうが時間もお金も無駄になりません。

高卒で就職するメリット・デメリット

■高卒就職のメリット

まずメリットとして挙げられるのが、教育費の負担がないということです。短大や大学、専門学校などへ進学すると、多額の学費や生活費が必要です。
家庭の状況によっては教育ローンを組んだり、学生本人が奨学金を借りたり…というケースも見られます。

もし高卒で就職するならば、これらの負担は一切ありません。そのうえ、早くから給与がもらえるため、生活の自由度も高くなるでしょう。
また、大卒者より先に社会経験を積めるので、若いときからしっかりとした考えや広い視野がもてそうです。

■高卒就職のデメリット

就職や転職をしようとした際、志望できる企業の幅が狭まります。その理由は、会社によっては「大卒必須」との条件をもうけていたり、専門的な知識を必要としたりするからです。自身が就きたいと考えている職種が大卒のみ採用ということであれば、残念ですが目標を変更するしかないでしょう。
また、初任給に差があるというデメリットもあります。後から入ってきた大卒社員の方が高収入を得ることがあるため、高卒の方は不満に思われるかもしれません。
しかし、営業のような成果報酬型の仕事では、頑張り次第で影響を受けないこともあります。

上記のようにいくつかのデメリットはありますが、自分の仕事や努力に誇りをもてるのであれば、それほど気にならないかもしれません。また、大卒の場合「大卒なのにその程度なのか」と酷評されがちですが、高卒であれば、本人の頑張りが周囲に認められやすいという傾向があります。伸びやかな気持ちで仕事に臨めそうです。

高卒の就職活動スケジュール

高卒で就職活動をする場合、どのような過程をどのくらいの期間を費やすのでしょうか。時間を有効に使うためにも、おおよその流れを一緒に確認していきましょう。

まず前提として、高校在学中と既卒では就職活動の仕方に大きな違いがあります。それぞれについて詳しく見ていきます。

■高校生の就活スケジュール

高校在学中の就職活動は、学校の先生が全面的に協力してくれるため、そう難しくはありません。一般的にはつぎのような流れです。

7月に求人が解禁され、8月に会社見学。9月に試験を受け、早い人は当月中に内定が取れます。なかなか内定が取れない場合でも、3月末までに決まれば安心して卒業できるでしょう。

しかし、なかには就職先が決まらないまま卒業を迎えてしまうケースもあります。その場合は、学校を通さずに自分自身で就活しなくてはいけません。
では、どのような手順で就活すればよいのか確認していきましょう。

■卒業した人の就活手順

就職先が決まらないまま高校を卒業した場合、自分で企業へアプローチしないことには就職できません。一般的な就活の手順や方法について見ていきます。

    • 1.ハローワークに登録する
    • 2.求人を探す、もしくは職業訓練等を受講する
    • 3.ハローワークから気になる企業へ連絡を入れてもらう
    • 4.面接試験および入社試験を受ける
    • 5.合否が出る

職業訓練を受講した後に就活する場合も、おおよそ同じ流れです。講座受講の有無や合否の結果により差が生じますが、就職するまで3ヶ月~半年くらいの期間を要します。なかには仕事が決まるまでの間、アルバイトをする人もいるでしょう。生計を立てるための収入は必要ですが、アルバイトをしているとなかなか就職活動の時間が取れないのも事実のようです。
そこで、より早く仕事に就く方法として、民間の就職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。

ハタラクティブでは、高卒の方を対象にした就活サポートを行っています。求人情報は全て企業訪問をしているため、信頼のおけるものばかりです。

しかも、最短2週間で就職先が決まることもあります。その秘訣は、専任のアドバイザーによるきめ細やかなフォローがあるからです。

ハタラクティブでは、履歴書の正しい書き方や、面接で好印象を与える応答、服装やマナーのレクチャーなどをしっかりと行っています。さらに、企業へのアポイント取りもハタラクティブが行うため、みなさんが負担を感じることはありません。
登録や利用が無料というのも大きなポイントです。

■面接を通過するためのコツ

就活において、高度なスキルや豊富な知識は効果的です。しかし、高校を卒業したばかりで、それらが身についていることは非常に稀でしょう。仮にスキルや知識を持ち合わせていたとしても、面接においてそれらを顕著に示すことは難しいかもしれません。

面接試験の担当者は、主に、志願者の人間性や意欲を見極め評価します。それを踏まえたうえで、対策方法を練っていきましょう。
まずは、第一印象が重要です。面接官に好印象を抱いてもらうため、以下のことに気をつけてください。

    • ・清潔感のある髪型
    • ・シワのないシャツ
    • ・体型に合ったスーツ
    • ・汚れていない靴
    • ・華美でない小物(バック、ネクタイなど)
    • ・TPOにあったメイク
    • ・挨拶や返事ははっきりと言う
    • ・背筋を伸ばす
    • ・足を揃えて座る
    • ・にこやかな表情

これらに加え、明るいコミュニケーションを心がけてください。その際、ポイントとなるのは、相手の目を見てにこやかに、聞き取りやすいスピードで話すことです。さらに、就職に対する期待や意欲も加えると、より良い印象となるでしょう。
しかし、思っていることをそのまま口に出すと角が立つことがあるので、伝え方に注意が必要です。次の項でいくつか例を見ていきます。

■面接でよく聞かれること

面接で嘘をつくのは厳禁ですが、相手のことを考えず、自分の気持ちや考えをダイレクトに言うのは好ましくありません。面接でよく聞かれることを通して、理想的な回答例を見ていきましょう。

<質問1>

これまでにアルバイトなどを経験したことはありますか?

<回答1>

私は高校を卒業してから現在までの間、スーパーでレジ業務のアルバイトをしています。レジ業務で心がけているのは、にこやかな挨拶と正確な計算です。また、お客さまをお待たせしないよう、常に周囲の様子にも気を配ってスタッフ同士で連携を取ることも大切にしています。私がアルバイトを通して得たコミュニケーション能力、観察力、協調性を御社でぜひ活かしたいと考えています。

★ポイント

面接側は、アルバイト経験の有無だけでは尋ねたいのではなく、その人物の人間性やコミュニケーション能力を知りたいと考えています。そこで、アルバイトを通して何を学んだのか、周囲とどのように関わったのかといったことを述べることが大切です。
また、アルバイト経験で得たことを活かして、志望会社に貢献したいという意欲を示すことも好印象につながるでしょう。

<質問2>

(高校中退している場合)なぜ高校を中退したのですか?

<回答2>

高校を受験する際、安易に合格圏内校を選んだことで、実際の高校生活で目標を見いだせなくなり中退しました。今となれば、自ら新たな目標を持つ努力をしなかったことを未熟だったと思っています。この反省を踏まえ、御社ではどのような事にも自主的に取りくみ、常に邁進していく姿勢をもって貢献したいと考えています。

★ポイント

会社側としては、仕事を高校と同じように途中で辞められては困るとの思いがあります。そこでまずは、過去の自分を客観的に見つめ、反省すべきことをしっかりと述べることが大切です。そのうえで、今後自分はどうありたいかという前向きな姿勢をアピールしましょう。

<質問3>

志望動機を教えてください。

<回答3>

以前から御社の◯◯に興味があり、個人的に情報を収集していました。知れば知るほど製品の奥深さに感心し、自分も携わりたいと思うようになったのがきっかけです。また、御社が掲げていらっしゃるグローバルなビジョンに魅力を感じ、応募いたしました。良いものを世界へ発信しようとされる姿勢に高揚感を覚え、魅力を感じた次第です。

★ポイント

多くの就活生のなかで自分を印象づけるには、志望会社の事業に対する興味を自分の体験を交えてアピールするのが効果的です。また、会社が掲げている理念やビジョンへ触れることも、会社への理解度を図る目安となり好印象につながります。

<質問4>

将来はどんなことをしたいですか?

<回答4>

まずは眼の前の業務にしっかりと取り組み、スキルや知識を習得したいと考えています。そのうえで、自分が魅力を感じている御社の製品を、より多くの人へ知ってもらうべく新たな画策に携わりたいと考えています。将来的には、世界市場に挑みたいという希望もあります。

★ポイント

大きなことを述べるのではなく、まずは自分の足元をしっかりと確認するという姿勢が大切です。そのうえで、会社側が「期待できる」「面白そうだ」と感じてくれるようなことを述べましょう。これからの自分の意欲と会社の発展をリンクさせることがポイントです。

面接試験を成功に導くには、会社は志望者の何を知りたがっているのかということを考えることが大切です。自分の意見ばかりを主張するのではなく、相手の立場になって考えると理想的な応答ができるでしょう。
また、面接のシュミレーションをすることも効果的です。学校の先生や家族、友人などに 協力してもらい、質疑応答を何度も繰り返してみてください。きっと、本番がイメージしやすくなるでしょう。

卒業時、就職できていなかった場合

高卒の就職率が高いとはいえ、卒業までに就職が決まらずフリーターになるケースが時おり見られます。学生気分が抜けきれていない18~19歳では、未就職の深刻さがおそらく実感できないでしょう。むしろ本人たちは、正社員よりも自由で気楽とさえ思っているかもしれません。
しかし、フリーターの期間が長くなるほど、正規雇用での就職が困難になる傾向があります。つまり、空白期間を作らない、もしくは短期間に抑えることが大切です。

高校時代のように進路や就職のお世話をしてくれる先生が側にいないため、どのようにすればよいのか分からない…という方もいると思われます。そのような方は、ハローワークや民間の就職エージェントを頼ってはいかがでしょうか。

ハタラクティブは、若年層に特化した就職支援エージェントです。「未経験歓迎」という求人情報を多く取り扱っているため、社会人経験がない方でも安心してご相談いただけます。

専任の就活アドバイザーが、相談者さまの特性や興味があること、将来的なビジョンなどをヒアリング。相談者さまと企業との架け橋になり、ベストマッチな就職先をご案内します。「学歴に不安がある」という方も、まずはお気軽にご相談ください。より良い未来図を描くため、一緒に不安を払拭しながら就職を勝ち取りましょう。

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