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大卒フリーターの割合は?就職活動の進め方やおすすめの職種もご紹介
更新日
この記事のまとめ
- 大卒でフリーターになる主な理由は、就職活動をしていないことや内定が出なかったこと
- 大卒フリーターの割合は約2割だが、一旦就職してからフリーターになる人もいる
- 大卒フリーターのメリットには、時間に余裕があることや責任が比較的軽いなどがある
- 大卒フリーターのデメリットは、スキルを身に付けにくく正社員になりにくいこと
- 大卒フリーターからの就職には、営業職やプログラマーなどの仕事がおすすめ
大卒フリーターの割合や就職しなかった理由を知りたい方に向けて、大卒フリーターの現状と将来をご紹介しています。また、フリーター生活のメリットやデメリットも解説。このコラムでは大卒フリーターの人におすすめの職種や就活の進め方にくわえ、履歴書の書き方や面接対策などもまとめています。これから正社員を目指そうとする大卒フリーターの方は参考にしてみてください。
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大卒でフリーターになる3つの理由
大卒フリーターとは、大学卒業後に正社員として就職せず、フリーターとして生活している人のことです。なかには「やりたい仕事が分からない」「夢や目標のためにとりあえずお金を貯めたい」などの理由によって学生時代に就活をせず、卒業後そのままフリーターになる人も。以下、大卒後にフリーターになった主な理由をご紹介します。
1.就活をしなかった
大卒フリーターには、学生時代に就職活動をしなかった人が多いといわれています。やりたい仕事が見つからず、楽しそうな仕事や自分に向いている仕事を探したいなど漠然と考えた結果、応募先企業が決まらない人も。また、「今やりたい仕事を探して焦って就活するよりも、フリーターをしながらゆっくり探したほうが良いのでは?」と考える人もいるようです。また、開業や留学といった夢のためにフリーターとして多くの経験を積んだり、効率的にお金を貯めたりする場合もあります。
2.就活したにもかかわらず内定が出なかった
大卒フリーターのなかには、就活に取り組んだものの内定がもらえないまま卒業してしまった人も。その理由には、企業研究の不足や応募先の選り好みなどが挙げられます。卒業後は在学中より就職先の選択肢が減るため、フリーターになるよりも就職浪人や進学といった選択肢をとる人もいるようです。
3.新卒入社した企業を短期離職した
大学卒業後一度は就職したものの、短期間で離職してしまいフリーターになる人もいます。「職場に馴染めない」「待遇が良くない」「思っていた仕事と違う」などが主な理由です。
独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③」によると、大学卒業後に非典型雇用(パートやアルバイトを含む)に就いている比率は、下記のとおりです。
性別 | 大学卒業後に非典型雇用をしている割合 |
---|---|
男性 | 10.0% |
女性 | 17.9% |
引用:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③-平成29年版「就業構造基本調査」より-(8p)図表1-3 有業・無業状況の学歴別構成比(15-34 歳、在学者を除く)」
大学卒業後に就職せずフリーターになる人は、全体の2割もいないことが分かります。一方、厚生労働省「新規学卒者の離職状況」によると、新規大卒就業者の離職状況は下記のとおりです。
1年目までの離職率 | 2年目までの離職率 | 3年目までの離職率 | |
---|---|---|---|
令和2年3月卒 | 10.6% | 21.8% | - |
平成31年3月卒 | 11.7% | 21.5% | 31.5% |
平成30年3月卒 | 11.6% | 22.8% | 31.2% |
引用:厚生労働省「新規大卒就職者の事業所規模別離職状況」
この資料によると、大卒で就職しても1年ごとに約10%の人は離職していることになります。転職する人もいますが、そのまま大卒フリーターになってしまう人も多いようです。年齢の若さは再就職で有利になる場合もあるため、早い段階で退職を決める人もいます。
全人口におけるフリーターの割合も気になる方は「フリーターの割合は全人口でどれくらい?正社員になるためのコツも紹介」のコラムもご参照ください。
参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
資料シリーズNo.217「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③」
厚生労働省
新規学卒者の離職状況
大卒フリーターになる人の割合
独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③」によると、2017年時点でのフリーターの学歴構成は下記のとおりです。
中学卒 | 高校卒 | 専門・短大・高専卒 | 大学・大学院卒 | |
---|---|---|---|---|
男性 | 11.4% | 48.6% | 16.9% | 21.8% |
女性 | 9.0% | 44.9% | 28.8% | 16.0% |
引用:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状 ③-平成29年版「就業構造基本調査」より-(55p)図表2-24 フリーターの学歴構成の推移」
なお、この統計では「フリーター」を以下のように定義しています。
・15歳から34歳
・在学していない
・女性の場合は未婚者のみ
・パートまたはアルバイトとして雇用されている人
・現在無職でパートまたはアルバイト、契約社員での就業を希望している人
フリーターのうち、大卒や大学院卒者は約2割を占めていることから、大学卒業後、就職せずに大卒フリーターとなっている人は少なくないといえるでしょう。
参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
資料シリーズ No.217「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状③」
大卒でフリーターをする5つのメリット
大卒フリーターのメリットとしては「正社員よりも自由な時間が多い」「任される仕事の責任が比較的軽い」ことなどが挙げられるでしょう。以下、それぞれ解説します。
1.時間に余裕がある
大卒フリーターのメリットは、時間に余裕があることです。就業時間の短さ、残業の少なさなどがその理由。一般的に正社員よりもフリーターのほうが休みが取りやすいので、柔軟な働き方をしたい人に適した働き方といえるでしょう。
2.アルバイトの掛け持ちが可能
大卒フリーターのメリットの一つとして、アルバイトの掛け持ちができることが挙げられます。正社員の場合、ダブルワークを禁止している企業がほとんどですが、フリーターならアルバイトの掛け持ちや副業が認められることも多いようです。よって、多くの仕事を経験してみたい人には良い点といえるでしょう。
3.職場の変更が容易である
フリーターのメリットは、入退社が比較的自由なことです。大卒フリーターに限らず、正社員に比べてアルバイトは採用や退職のハードルが低い傾向があります。アルバイトなら辞めるのはそれほど難しくはなく、次の職場も見つけやすいため、自分に合う仕事が分からない人には好都合といえるでしょう。
4.責任が少ない
アルバイトは、正社員の補佐という役割のため、大きな責任を伴う仕事を任せづらいといった傾向があります。大卒であっても、比較的責任の軽い仕事を任されるでしょう。よって、プレッシャーを感じにくく正社員より気楽に働くことができます。
5.自由な働き方ができる
フリーターの働き方はさまざまで、店舗やオフィスで働いている人以外に、ネットビジネスやクラウドソーシングサービスを利用して就職することなく収入を得ている人もいるでしょう。また、アーティスト活動のように夢を追いかけつつアルバイトに励む人もいます。大卒フリーターの中には、同世代の大卒会社員と同じくらいか、それ以上の年収を得ている場合もあるようです。このような自由な働き方は正社員では実現しづらいため、フリーターでいることの大きなメリットでしょう。
大卒フリーターでいる5つのデメリット
大卒フリーターのデメリットには「スキルが身につきにくい」「収入を上げづらい」などが挙げられるでしょう。以下、大卒フリーターのデメリットを紹介します。
1.スキルが身につきにくい
フリーターには比較的対応しやすい仕事が任される傾向があるため、気楽に取り組める一方、仕事のスキルが身につきにくいことがデメリットです。専門的なスキルを身につける機会が少ないため、いざ正社員として就職したくても「アピールできることがない」という人もいます。
2.フリーター期間が長いほど正社員になりにくい
フリーターの期間が長いほど、就職が難しい傾向があります。大卒であっても、アルバイト期間が長引くと採用に難色を示す企業も多いようです。また、単発のアルバイトは職歴に書かないことが一般的なので、無職期間が長く見えてしまう恐れがあります。大卒フリーターが就職活動をする際、アルバイトを職歴に含めて良いか判断に迷う人もいるでしょう。「フリーター向け履歴書の書き方~職歴~」で、履歴書に書くべき職歴を紹介しているので、参考にしてください。
3.収入アップが難しい
収入アップが難しいのも大卒フリーターのデメリットの一つです。正社員として就職すれば、大卒者は高卒や中卒よりも基本給が高めに設定されていることもあります。また、ボーナスや昇給もあるため、就業期間が長くなるほど収入アップが期待できるでしょう。一方、アルバイトでは学歴が給与に反映されることは少なく、学歴にかかわらず給与は一律であることが一般的です。昇給は10円単位と少なくボーナスもあまり期待できません。よって、正社員として働いている同世代の人と比べると収入に大きな差が生まれるでしょう。
また、フリーターはやむを得ない理由で欠勤した場合、収入の減少に直結します。アルバイトも条件を満たせば有給休暇を取得できる場合がありますが、利用できる日数は少ないです。そのため、病気や怪我で長期間の休みが必要となった場合は、収入維持が難しくなるでしょう。フリーターの有給休暇については、「有給休暇の付与日数も期限とあわせて押さえよう!」もご参照ください。
4.社会的信用が得にくい
フリーターのデメリットとして、社会的信用を得にくいことが挙げられます。大卒であっても、フリーターという収入が少なく不安定な雇用形態は、世間的にマイナスの印象を持たれてしまう可能性も。よって、「ローンが組みづらい」「クレジットカードの審査に通らない」といったことが起こりやすくなり、高額な買い物は難しくなるでしょう。
また、社会的信用の低さによって結婚のハードルが高くなることも。収入が不安定なまま結婚すると、その後の生活が苦しくなる恐れがあるからです。さらに、就職していないことを理由に、結婚相手の家族に認めてもらえないこともあります。フリーターの結婚事情について、詳しくは「フリーター男女は結婚できないって本当?その理由と対処法」もご覧ください。
大卒フリーターと社会保険
正社員とフリーターの大きな違いの一つに、社会保険が挙げられます。フリーターであっても加入条件を満たせば社会保険に加入できますが、あえて社会保険加入条件を満たさない雇用契約を結ぶところも少なくないようです。職場の健康保険に加入できない場合は、家族の扶養に入るか自分で国民健康保険に加入する必要があります。また、いざというときに備える民間の医療保険や死亡保険にも加入しづらいようです。くわえて厚生年金に加入できないため、将来の年金受給額も少なくなるでしょう。大卒フリーターは、正社員として働く人よりも将来的な安心感が少ないといえます。フリーターの税金や保険に関しては、「フリーターが払う税金とは?年金や保険料の払い方も解説」をご一読ください。5.解雇されるリスクが高い
大卒フリーターのデメリットは解雇されやすい点です。企業が経営不振に陥ったとき、基本的に無期限雇用契約を結んでいる正社員よりも、有期契約のアルバイトのほうが解雇されやすい傾向があります。
大卒フリーターは大卒後3年以内に就職するべき?
大卒フリーターが正社員としての就職を目指す場合は、卒業後3年以内が望ましいでしょう。近年、厚生労働省は卒業後3年以内の既卒者は「新卒扱い」で採用受付を行うよう企業に働きかけています。資料によれば、「青少年の雇用の促進等に関する法律」にもとづいて、若者の雇用期間や職場定着を目指すための政策。一度正社員を退職してしまった人も学校を卒業して3年以内は「第二新卒」と呼ばれ、若手を求める企業で積極的に採用されているようです。
新卒採用では、仕事で活かせるスキルや経験よりも入社後の成長意欲を重視するため、未経験や無資格の場合もチャレンジできる求人が多く、大卒フリーターにも就職のチャンスがあります。一方、卒業して3年を過ぎると「新卒採用」で応募できる機会が減り、「中途採用」枠を利用することが増えるでしょう。中途採用では経験者や有資格者といった即戦力が重宝されるため、より就職に不利になる可能性が高いようです。
フリーターから正社員になるタイミングについて考えている方には「フリーターは何歳まで名乗れる?就職を考えるべき年齢を知ろう」のコラムも参考になるでしょう。
参照元
厚生労働省
青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)についてー若者雇用促進法に関するリーフレット集
大卒フリーターの就職におすすめの4つの職種
大卒フリーターはスキルを身につけていないことが多いため、応募には未経験可の仕事がおすすめです。以下、大卒フリーターの就職におすすめの仕事を4つ紹介するので、参考にしてください。
1.事務職
大卒フリーターの就職におすすめの仕事の1つ目は、事務職です。パソコンで書類作成やデータ集計を行ったり電話応対を行ったりする事務職は、企業にはなくてはならない存在といえます。また、企業によっては労務や経理などの専門性の高い業務が含まれることも。真面目にコツコツと仕事がこなせる人に向いています。
2.営業職
飲食店やアパレルなどの接客業の経験がある大卒フリーターにおすすめなのが、営業職です。アルバイトで培ったコミュニケーション能力を活かして、顧客のニーズに合った提案ができるでしょう。成果が上がればインセンティブがつくことがあるのも魅力。高収入を目指したい人は挑戦してみると良いでしょう。
3.プログラマー
プログラマーも大卒フリーターにおすすめの就職先の1つです。プログラマーは、システムエンジニアの指示に沿ってプログラムを作成する仕事。オンラインショップやスマートフォンのアプリなどへの参入でIT化する業界や企業が増加しているため、需要が高まっています。IT業界は学歴や職歴を問わない求人が多いことから、未経験の大卒フリーターもチャレンジしやすい仕事といえるでしょう。プログラミングの技術が身に付けば、給与のアップも期待できます。
4.公務員
大卒フリーターに適している仕事の1つが公務員です。安定した給与が見込める公務員の仕事は、福利厚生も充実している傾向があります。また、定年まで解雇されないことや比較的生活に負担が少ない働き方ができることもメリットです。公務員試験合格のハードルはやや高めですが、一般枠の試験ではフリーターも受験可能。公務員になる方法は、「既卒だと公務員就職は厳しい?試験の概要や職歴なしで合格するコツを解説!」で詳しく説明しているので、参考にしてください。
大卒フリーターの就職活動の進め方
大卒フリーターの就職活動では、十分な準備が大切です。以下、大卒フリーターの就活の進め方を解説します。
1.自己分析をする
まず、自己分析で自分の強みを見つけましょう。学生時代のことにくわえて、大卒フリーターとしてのアルバイト経験や知識、将来の目標、働いてみたい職種などをメモ用紙やノートに書いて分析してみてください。その内容を深堀りして、自分の長所を見つけていきます。自己分析に念入りに取り組むと、就職面接の際に役立つでしょう。
2.企業研究をする
就職活動では、企業研究も重要なポイントです。企業のWebサイトから、企業の理念や事業内容を調べます。また、企業の比較をするために業界研究ノートを作ってみることもおすすめです。書店にも「四季報」や「業界地図」といった企業の情報が掲載された本があるので、活用しましょう。
3.求人を探す
求人の探し方には、ハローワークやインターネットだけでなく求人情報誌、転職エージェントなどもあります。ハローワークは全国に500ヶ所以上の拠点があり、地元の求人に強いことが特徴。くわえて、職員が就職相談にのってくれます。インターネットに掲載されている求人は条件によって絞り込め、手軽に求人が見られるので利用しやすいでしょう。
また、求人情報誌には有料紙と無料紙があり、地域に密着した求人を探せるのも魅力です。転職エージェントは、求人紹介と就職支援を行うサービスのこと。基本的に無料で利用でき、アドバイザーが求人の紹介や履歴書の添削などを行ってくれます。未経験OKの求人も多いので、自分で就職先を見つけられるか不安な人にはおすすめの方法です。
4.スケジュールを組む
内定を得たい時期から逆算して、就活スケジュールを組み立てましょう。第二新卒と既卒ではスケジュールの組み方が変わるので注意してください。
第二新卒の場合
第二新卒とは、卒業後に一度就職をしたものの3年以内に離職してしまった人のこと。企業によっては、新卒採用枠で第二新卒を募集しているところもあります。その場合は、新卒と同じように4月に入社するため、前年春から秋ごろにかけて選考が行われるようです。
既卒の場合
既卒とは、学校を卒業後就職しなかった人のことを指します。卒業後就職したことがなくても、3年以内なら新卒採用枠で採用している企業もあるようです。卒業後3年を過ぎた場合は、中途採用枠に応募することになります。中途採用枠の募集時期は企業によって異なるので常にアンテナを貼っておくと良いでしょう。
5.必要なものを準備する
就職活動に向けてビジネスの場に相応しいスーツやカバン、靴を用意しましょう。ワイシャツやブラウスは洗い替え用に、数枚揃えておくのがおすすめ。あわせて印鑑の用意も忘れずに行ってください。また、応募書類として卒業証明書や成績証明書が必要な場合もあります。学校の窓口によっては対応時間が限られていたり、即日発行できなかったりすることもあるようです。企業によっては「発行から▲カ月以内のもの」と指定されることもあるので、早めに準備しておきましょう。
フリーターの就職活動のコツについては「就職するにはどうしたらいい?フリーターやニートにおすすめの職種も紹介」も参考にしてください。
大卒フリーターから就職するための履歴書の書き方
履歴書は就職活動において、企業が最初に応募者の情報を知るために用いられる書類です。以下、履歴書を書くときのポイントを押さえておきましょう。
履歴書の基本的な書き方
企業にもよりますが、履歴書はパソコンではなく手書きが一般的です。黒いボールペンを使用し、鉛筆やシャープペン、消せるボールペンは使わないようにしましょう。間違えてしまったら修正せず、新しい履歴書用紙に最初から書き直します。
履歴書のコツ
履歴書に記入する際は、読みやすいよう誤字脱字に気をつけて丁寧に書くことが大切です。履歴書に貼る証明写真は、スーツを着用して撮りましょう。スピード写真よりも写真館で撮ったもののほうが自然な印象を与えられるのでおすすめです。また、履歴書においては志望動機も重要。どこにでも通じる内容ではなく、なぜ応募先企業を選んだのかを伝えます。これまでの大卒フリーターとしての経験が仕事でどう活かせるのかを具体的に書くことで好印象が期待できるでしょう。大卒フリーター向けの面接のポイント
面接では、話す内容だけでなく姿勢や話し方もチェックされています。明るい表情ではきはきと話すよう心がけましょう。大卒フリーターの面接では、新卒で就職しなかったことや短期間で離職してしまったことなどを聞かれる可能性があります。その際には、ネガティブな言い方を避け前向きな印象で伝えることが大切です。以下、大卒フリーター面接のコツを紹介します。
面接で採用担当者が知りたいこと
大卒でフリーターになった理由は、採用担当者が面接で必ずといっていいほど知りたいことです。卒業後フリーターになった理由や今正社員として就職しようと思った理由を明確に答えられるよう、面接前に回答をあらかじめ考えておきましょう。
面接で採用担当者から質問されやすい5つの内容
大卒フリーターの面接で採用担当者から質問されやすい内容は、以下の5つです。
1.大卒でフリーターになった理由
先述のように、大卒でフリーターになった理由は面接で必ずといっていいほど聞かれる可能性が高いので明確に答えられるようにしておきましょう。たとえフリーターになった理由がネガティブなものであっても、前向きな内容で締めくくるのがポイントです。
2.アルバイト先に貢献できたと思うことは何か
この質問はアルバイトを通じた自己PRと考えると良いでしょう。自分がアルバイトで頑張ったこととその結果をもとにまとめてみてください。
3.今正社員を目指そうとする理由
「なぜ今正社員を目指すのか」は、大卒でフリーターになった理由とともに聞かれる可能性の高い質問です。この質問の意図は、応募者が正社員として働く心構えができているかを見ること。アルバイトと比べて責任が重く、簡単に辞めることのできない正社員の仕事を続けられるかを応募者の回答からはかるのが目的です。
4.社会人として基本的なビジネスマナーを身に付けているか
これから社会人として働くにあたり、ビジネスマナーについてきちんと意識しているかを確認する質問です。アルバイト先でこれまでビジネスマナーにあまり触れてこなかったとしても、本などを読んで勉強しているなどある程度意識していることを示しましょう。
5.正社員になるために何か努力をしているか
これまでのフリーターという比較的責任の軽い立場と、正社員という重い責任を伴う立場のギャップを埋めようとする意識があるかを確認しています。正解がある質問ではなく、自分なりに社会人に必要な要素を考えて行動できていることを示せればOKです。業務に関係がある資格の勉強やビジネスマナー、スキルの取得など自分なりの取り組みを答えましょう。
大卒フリーターの志望動機の例文
就職活動の面接の志望動機では、自身の経験を交えて具体的に述べることがポイントです。しかし、自分を良く見せようと経験を大げさに表現すると、深く聞かれた際につじつまが合わなくなることも。実際の経験と比べて話を大きくし過ぎないように気を付けましょう。
【例文】
「大学を卒業後にフリーターとなったのは、在学中にやりたいことが見つからず正社員として働く決断ができなかったことが原因です。卒業後のアルバイトは、飲食店でホールスタッフのリーダーとして、ほかのスタッフをまとめる役割をしていました。アルバイトの仕事では新人スタッフの教育やマニュアル作成にも携わり、上司から信頼を得ることができました。しかし、フリーターのままでは将来が不安であると感じたため、正社員として責任のある仕事ができるようになりたいと思うようになりました。御社ではアルバイトで得た経験を活かし、一緒に働く方への気配りを忘れずに業務に取り組みたいと考えております。」
1人で就活するのが不安な大卒フリーターはどうすれば良い?
大卒フリーターの中には、正社員を希望するものの就活に自信がない人も多いでしょう。しかし、不安を抱えたなかの就職活動では自分の魅力を上手く伝えられず、なかなか内定につながらないことも。以下、就活で不安を感じたときに取るべき方法をご紹介します。不安を取り除き、内定獲得に向けて就活を進めていきましょう。
1.家族や友人に相談する
家族や友人への相談は、気心が知れているため親身になって話を聞いてくれる可能性が高いのがメリットです。性格や気質を理解したうえでどんな職業が合うかアドバイスしてくれるので、自分も認識していなかった適性を知ることができる可能性があります。
2.周囲の社会人に相談する
アルバイト先の上司といった周囲の社会人に相談するのも良いでしょう。将来設計や就職活動などについて、先輩社会人の目線から有益なアドバイスをもらえることがあります。
3.就職支援サービスを利用する
就職支援サービスは1人で就職活動を行うよりも効率良く進められるうえ客観的なアドバイスを貰うこともできることから、就職を目指す大卒フリーターの人におすすめです。就職支援サービスには公営のハローワークやジョブカフェのほか、民間企業の運営する就職エージェントがあります。以下、それぞれの特徴を見ていきましょう。
ハローワーク
ハローワークでは求人紹介だけでなく、職業訓練も受けられるのがメリットです。職業訓練とは、基本的には無料で就職に役立つ知識やスキルを身に付けられる制度のこと。IT系や事務、製造、ファッションなど多くのコースがあります。また、履歴書や面接のアドバイスも受けられるところもハローワークの魅力の一つ。管轄地域の求人に強いので、地元など働きたい地域が決まっている人にも適しています。
ジョブカフェ
都道府県が運営するジョブカフェは、概ね10~30代までの人を対象とする就職支援サービス。正式名称は「若年者のためのワンストップサービスセンター」です。都道府県によってはハローワークと併設しているところも。ジョブカフェでは、職業紹介のほかに就活セミナーやカウンセリングなども行っています。
就職エージェント
就職エージェントは、民間企業が運営する就職支援サービスです。就活アドバイザーと面談を行ったうえで求人紹介や履歴書の添削、面接練習などが受けられます。就活にまつわる多くのサービスを無料で受けられるので利用してみると良いでしょう。就職エージェントの魅力は「非公開求人」というエージェントにしかない求人があったり、事前に就活アドバイザーから応募先企業の職場の様子を聞いたりできること。また、就活アドバイザーは所属エージェントが扱っている業界や企業の情報に詳しいので、就活に関する有益なアドバイスがもらえる可能性が高いのも良い点です。
大卒フリーターで就活に自信がないという人も、自分に合った就職支援サービスを選ぶと内定を得られる可能性が高まるでしょう。就活に不安を抱える人は一度利用を検討してみるのをおすすめします。
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大卒フリーターの方のためのQ&A
ここでは、大卒フリーターの方が抱えやすいお悩みや疑問をQ&A形式で解決します。
大卒フリーターの正社員就職は難しいですか?
年齢などにもよるので一概にはいえませんが、フリーター期間3年を境にして正社員への就職成功率が下がる傾向があります。年齢が上がるほど就職難易度が高まるため、早めの就職活動が賢明です。政府による近年の取り組みなどから大学卒業後3年以内であれば新卒と同じように扱ってもらえる可能性が高いので、自分に合う企業を探せば十分就職できます。
フリーターの生活が楽。このままでも大丈夫でしょうか?
フリーター生活は自由な面が多く、快適に感じることもあるでしょう。しかし、収入が不安定な点や社会的信用を得にくい点がデメリットといえます。 今後のことを考慮し安定したゆとりある生活を送るためには正社員になるのがおすすめです。「フリーターから正社員になるには?就職活動の基本や受かりやすい求人を紹介」のコラムを参考に、将来を見越して行動しましょう。
フリーターも税金や保険料を払うのでしょうか?
雇用形態にかかわらず、ある一定の年収額を超えると税金や保険料の支払い義務が発生します。自分の年収を確認したうえで「フリーターは保険に加入できる?保険料や支払い方を確認しよう」を参考にしかるべき税金・保険料を支払いましょう。
大卒フリーターが正社員で就職しやすい仕事はありますか?
主に「未経験OK」の仕事がおすすめ。営業職や接客業などは応募者の経歴より適性を重視することもあり、未経験者を歓迎する傾向があるようです。また、介護やITといった業界も人手不足のため、求人の間口を広げています。「フリーターから正社員を目指そう!採用されやすい職業と就活のコツを解説」のコラムを参考に、自分に合った仕事を探してみてください。
面接で「フリーターになった理由」を上手く答えられません。
明るい表情とハキハキした話し方は面接の基本なので、答えにくい質問でも自信を持って話すことが大事です。また、大卒フリーターになった理由が就職活動の失敗や短期離職などネガティブなものである場合は、反省と今後の改善を述べることが重要。また、就職エージェントで面接対策を行うのもおすすめです。ハタラクティブではフリーターから正社員になる方の就活を全面的にバックアップしていますので、一度ご相談ください。
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