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フリーターは職業といえる?職歴欄の書き方や就職を成功させる方法を解説
この記事のまとめ
- フリーターとは非正規雇用で生計を立てている人の総称であり職業名ではない
- 職業欄の書き方は「フリーター」ではなく、具体的な雇用形態や職種を書く
- フリーターで正社員を目指す際は、自身の強みや希望の働き方を自己分析で確認しておこう
- 未経験者を育成できる体制のある企業は、フリーターからも挑戦しやすい
- フリーターでの就職活動に不安があるときは、就職支援サービスを活用するのがおすすめ
あなたにおすすめ!
「フリーターは職業といえる?」「職歴でアピールできるのか」と現在の働き方をどのように説明するべきか悩むこともあるでしょう。フリーターは職業ではなく、パートやアルバイトで働いている人のことを指す言葉です。職業欄には、具体的な職種名を雇用形態とあわせて書く必要があります。
このコラムでは、フリーターから就職を目指しやすい職業の特徴や就職を成功させる方法を解説。働き方に不安を感じる方は、自分に合う仕事を見つけて就職を成功させましょう。
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フリーターは職業といえるか?
フリーターとは、アルバイトやパートタイマーのような正社員以外の非正規雇用で働くことを意味する言葉であり、職業とはいえません。
総務省統計局の「16A-Q09 フリーターの人数」に記載されているフリーターの定義は以下のとおりです。
- ・15~34歳
- ・男性は卒業者、女性の場合は既卒者かつ未婚者
- ・パート/アルバイトとして雇用されている者
- ・完全失業者であり、パート/アルバイトの職を探している者
- ・非労働力人口のなかで家事や通学、就業内定をしておらず、パート/アルバイトの職を希望している者
この資料上の定義では、現在働いていない場合でも働く意思を持っている者はフリーターであるとされています。また、働いていない既婚者の女性は専業主婦とみなされており、フリーターには含まれません。
参照元
総務省統計局
パートやアルバイトなどのフリーターは職歴に含まれない
パートタイマーやアルバイトなどのフリーターとして働いた経歴は、基本的には職歴に含まれません。応募書類や職務経歴書の職歴欄には、正社員としての経歴のみ記入するのが一般的です。ただし、「正社員の経験がなくアルバイトでしか働いたことがない」「応募先に役立つ業務をパートの仕事で行っていた」のような場合は、職歴に記入しても構いません。経歴を通して応募先へ働く意欲や役立つスキルがあることをアピールできれば、好印象を与えられ選考に有利にはたらく可能性があります。
フリーターの職業欄の書き方
フリーターの方が、各種手続き書類の職業欄や履歴書の職歴欄に記入する際の書き方は、アルバイトやパートといった具体的な雇用形態を明記するのが一般的です。
フリーターでの職業欄は、以下のとおり記入します。
- ・アルバイトやパートをしている場合:具体的な雇用形態と職種名を記入する
- ・学生や主婦の場合:「学生」や「主婦」など現在の状況をそのまま記入する
- ・働く意思はあるが無職の場合:「無職」と記入する
履歴書や職務経歴書のような応募書類にフリーターで経験した職業を書くときは、具体的な職種名や業務内容も分かるように記入できると、企業に経験やスキルが伝わりやすいでしょう。
フリーターの経歴を職業欄に記入する場合の例は、「履歴書の職歴欄にアルバイトは書いて良い?好印象につながる書き方のコツ」のコラムで紹介しているので、チェックしてみてください。
フリーターからの正社員就職を検討する際に、「経歴を応募先からマイナスにとらえられないか」「どのように職歴を書けば良いか分からない」とお悩みの場合もあるかもしれません。就職・転職エージェントのハタラクティブでは、フリーターでの応募書類の作成に関する相談も無料で受け付けているので、お気軽にご相談ください。
フリーターが就職しやすい職業にみられる4つの特徴
フリーターから就職しやすい職業の特徴としては、未経験者を積極的に採用し育成していたり、より多くの人手を求めていたりすることが挙げられるでしょう。ここでは、フリーターが就職しやすい職業の特徴を解説するので、「正社員を目指したいものの内定を得られるか不安…」と感じる方は、ご一読ください。
1.未経験者を歓迎している
「未経験者を歓迎している傾向のある職業は、フリーターからも挑戦しやすいでしょう。未経験者を歓迎している職業の場合、選考時に経歴よりも「正社員として働く熱意があるか」「入社後に成長し、貢献してくれる人材であるか」などを重視される傾向があるためです。
応募する職業の業務に関連した経験や知識がなくても、働く熱意をアピールできれば内定獲得できる可能性があるでしょう。
未経験者を歓迎している傾向にある職業の例としては、営業職や販売職、事務職などが挙げられます。ほかにも、未経験者を歓迎している傾向のある職業は、このコラムの「フリーターから挑戦しやすいおすすめの職業11選」で紹介しているので、ご覧ください。
2.人手不足の傾向がある
人手不足の傾向にある職業は、経歴に関係なくより多くの人材が求められやすい特徴があります。フリーターの場合も選考通過までスムーズに進める可能性があるでしょう。
たとえば、アパレルショップや飲食業、物流業界などで働く職業は、店舗や現場ごとに一定数のスタッフを配置する必要があり、人手不足になりがちです。
より多くの人手が求められる職業ではフリーターを歓迎する求人も見つかりやすいため、就職活動で応募先を選ぶ際は、これらの業界で働く職業にも目を向けてみましょう。
3.業務内容がシンプル
業務内容が比較的シンプルな仕事も、フリーターが就職しやすい職業の特徴です。業務内容がシンプルであるほど、仕事に必要な知識やスキルの習得のハードルも下がりやすく、経験を積むことで成果につながる可能性も高まるでしょう。
たとえば、工場作業員やドライバーなどは決まった作業に取り組みやすい傾向がある職業として挙げられます。経験を積み重ねることで着実にスキルも磨けるでしょう。
業務内容が比較的シンプルな仕事は、「単純作業の仕事とは?向いている人の特徴や楽しみながら働くコツを紹介」のコラムで紹介しているので、仕事探しの際の参考にしてみてください。
4.研修制度が充実している
研修制度が充実している職業は、入社後のサポートも期待できるため、フリーターからも挑戦しやすいでしょう。研修を通して業務に必要なスキルや知識を習得できるため、経歴に左右されずに活躍できる可能性があります。
たとえば、オープニングスタッフの求人が見つかりやすい飲食店スタッフや販売職のような職業は、研修制度が充実している傾向があるでしょう。
研修制度の内容は、応募先の公式Webサイトや求人票、実際に働いている方の口コミなどに記載されている場合があります。ほかにも、会社説明会やOB・OG訪問を通して直接社員に確認したり、職場環境に関する詳しい情報を把握している就職エージェントへ相談したりすることで入社後の研修の流れをイメージできる場合もあるでしょう。
フリーターから目指すのが難しい職業の特徴
フリーターからの就職で、選考通過までの難易度が上がりやすい職業の特徴は以下のとおりです。
- ・経験や実績、資格が重視されやすい
・求人募集が少ない
・新卒からの採用を中心としている
具体的な職業の例としては、専門事務職や研究職、クリエイティブ職などが挙げられるでしょう。
フリーターからの就職活動をスムーズに進めるためにも、職業ごとの求められやすい人材の傾向を理解したうえで応募先を選ぶことをおすすめします。
フリーターから正社員就職を目指す際の難易度は、「フリーターからの就職は難しい?正社員になるメリットとおすすめの職種!」のコラムでも解説しているので、あわせてご覧ください。フリーターから挑戦しやすいおすすめの職業11選
前述したようにフリーターから正社員を目指すうえでは、未経験者が歓迎されやすくより多くの人手を求めている職業のなかから応募先を選ぶのがおすすめです。
ここでは、フリーターから挑戦しやすい職業を紹介します。ただし、挑戦しやすい職業だからといって必ずしも内定獲得まで進めるとは限りません。「自身の強みとマッチしている仕事なのか」「自分に合う働き方ができるか」を見極めたうえで、応募先を選びましょう。
1.営業職
営業職は学歴や経歴を重視されにくく、フリーターから挑戦しやすい仕事として挙げられます。自社の商品を顧客のニーズに合わせて提案するためのコミュニケーション能力を求められる仕事です。
営業職で働く熱意やフットワークの軽さを応募先へアピールすることで、好印象につながりやすいでしょう。
営業職に向いている人の特徴は、「フリーターは営業職の正社員になれる?向いている人や就活成功のコツを紹介」のコラムで紹介しているので、職業選びの際の参考にしてみてください。
2.飲食店スタッフ
人手不足の傾向がある飲食業は未経験者歓迎の求人も多く、フリーターから目指しやすい職業といえます。
飲食店勤務は、キッチンとフロアのどちらも立ち仕事が中心であり、体力が必要とされる仕事です。また、調理や在庫管理、レジ打ち、クレーム対応など多岐にわたる業務を担当するため、さまざまなスキルを身につけられるでしょう。
飲食店で働くメリット・デメリットは、「飲食店がきついといわれる理由とは?おすすめの仕事や転職成功の方法を解説」のコラムで紹介しているので、チェックしてみてください。
3.販売職
販売職は、アパレルショップや家電量販店などで店舗スタッフとして働き、接客や商品陳列、在庫管理といった店舗運営に欠かせない業務を担当する仕事です。未経験者でも歓迎される求人が多く、接客業に興味がある方にとっては挑戦しやすい職業といえます。
販売する商品に関する知識が必要となりますが、入社後の研修を通して習得できる傾向があるでしょう。
販売職の仕事の特徴が気になる方は、「販売職の仕事内容とは?活躍できる場・向いている人について解説」のコラムをご覧ください。
4.事務職
事務職は基本的に資格が不要なことが多く、未経験でも就職しやすい職業の一つです。基礎的なパソコンスキルだけで業務をこなせる職場もありますが、事前にMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)などの資格を取得しておくと、就職活動時のアピール材料にできるでしょう。
フリーターから事務職へ就職する方法は、「フリーターから事務職の正社員は目指せる!就職を成功させるポイントを紹介」のコラムで解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
5.テレフォンオペレーター
テレフォンオペレーターも経歴を重視されにくい傾向があります。自社サービスについての問い合わせやクレーム対応、通販の注文受付など担当する内容は勤務先によってさまざまです。お客さま対応がメインの仕事なので、接客のアルバイトやパート経験があると役立つでしょう。
テレフォンオペレーターの仕事の特徴は、「コールセンターの仕事」のコラムで紹介しているので、ご一読ください。
6.工場作業員
工場作業員は、決められた範囲内の作業を行う特徴があり、入社時に専門的なスキルや資格が不要であることも少なくありません。「ルーティンワークが得意」「自分のペースで作業に取り組みたい」のような場合におすすめです。
食品や車、化粧品など製造する商品の分野によって作業内容が異なるため、事前に気になる企業があれば見学が可能か確認してみましょう。
工場勤務の仕事の種類は、「工場勤務がおすすめな理由とは?製造業の職種名一覧と働くメリットをご紹介」のコラムで解説しているので、チェックしてみてください。
7.ドライバー
ドライバーは、トレーラーやトラックを運転して荷物を所定の場所に運ぶ仕事です。運転の能力があれば、正社員経験がなくても就職できる可能性があります。運送業は慢性的な人手不足が課題となっており、未経験者を積極的に採用する企業も多いため、チャンスが広がっているでしょう。
未経験からドライバーの仕事へ挑戦する際のポイントは、「ニートからトラック運転手になれる?仕事内容や向いているタイプを紹介」のコラムをご参照ください。
8.警備職
警備職は、指定されたエリアの安全を守るために監視作業を行う仕事です。
警備の仕事は基本的に1人で持ち場を担当する傾向があります。「自分のペースで働きたい」「コミュニケーションをとることが苦手」のように感じる場合にも挑戦しやすいでしょう。
「警備員の仕事」のコラムでは、詳しい仕事内容や役立つ資格を紹介しているので、あわせてご一読ください。
9.清掃職
清掃職とは、オフィスビルや商業施設などでの清掃業務を担当する職業のこと。業務に必要な知識やスキルは入社後に研修を通して習得することが一般的です。
契約時間内に作業を終えることが基本であるため、残業が発生しにくいメリットがあります。社会貢献につながったり、お客さまから感謝の言葉を得られたりすることで達成感を得られやすいでしょう。
ほかにも、清掃職の仕事で働くメリットは、「清掃業の仕事内容とは?メリット・デメリットと向いている人の特徴もご紹介」のコラムで紹介しているので、参考にしてみてください。
10.施工管理
施工管理は、建築現場で職人や大工をまとめ、スケジュール通りに工事を進める仕事です。未経験でもやる気と熱意をアピールできれば就職するチャンスがあります。建築業界は人手不足のため、フリーターからも挑戦しやすいでしょう。
施工管理に必要な資格を取得すると、大規模な工事を担当する機会が増え、年収アップも期待できます。しかし、業務は残業が多く、肉体的にも精神的にもハードな部分があるため、安定を求める場合にはしっかりと覚悟して臨む必要があるでしょう。
11.スポーツインストラクター
未経験から挑戦しやすい職業には、スポーツインストラクターも挙げられます。必須の経歴や資格はありませんが、スポーツクラブでのアルバイトやパートの経験があると、効果的なアピールにつながるでしょう。
スポーツインストラクターも業務に必要な知識は入社後に習得できることが一般的といえます。レッスンを行う対象に寄り添ってアドバイスを行う必要があるので、コミュニケーションをとることが得意な方に向いているでしょう。
フリーターから就職を目指す際におすすめの職業は、「フリーターからなれる職業16選!未経験から就職を目指せるおすすめの仕事」のコラムでほかにも紹介しているので、自分に合う仕事を探す際の参考にしてみてください。
フリーターから正社員就職を成功させる方法
フリーターから正社員就職を目指す際は、これまでの経験を深掘りして理想の働き方を明らかにし、自身に合った応募先を選ぶことが重要です。応募先へ効果的なアピールをするために資格取得をしたり、就職支援サービスを活用したりすることも効果的といえます。
以下で、フリーターから正社員就職を成功させる方法を解説するので、「正社員の仕事で自分に合う働き方があるのか」「フリーターは内定をもらうのが難しいのでは」のようにお悩みの方は、参考にしてみてください。
1.フリーターだった理由を明確にする
フリーターだった理由を明確にして、企業から問われてもスムーズに答えられるようにしておきましょう。「正社員の働き方が合わなそうだったから」といった理由である場合は、そのまま企業へ伝えると入社後の早期離職を懸念されかねません。
企業側は、採用や教育に掛かるコストを無駄にしないためにも、長く働いてくれる人材を求めることが一般的です。嘘をつく必要はありませんが、正社員で働く意欲があることを伝えられるように前向きな言い換えをするよう心がけましょう。
たとえば、「正社員の働き方が合うか自信がなかったこと」が理由であれば、「フリーターでの多様な経験を通し、自分に合う働き方を模索していた」といった言い換えをして、志望動機につなげるのも手です。
フリーターだった理由や空白期間を企業へ説明するコツは、「職歴の空白期間はどう説明する?病気や介護の場合の履歴書の書き方も解説」のコラムで解説しているので、あわせてチェックしてみてください。
2.自己分析を通して理想の働き方を明確にする
自己分析を通して理想の働き方を明確にしておくことも大切です。自己分析をして自身への理解を深められれば、自分の強みや弱み、仕事の適性なども把握できます。自分に合う仕事内容や職場環境をイメージしやすくなるため、入社後のミスマッチを防げる可能性があるでしょう。
自身の強みを理解できていれば、応募先へのアピールもしやすくなります。
まずは、これまでの経験を振り返り、自身の性格や価値観を深掘りしてみましょう。自己分析のやり方は、「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」のコラムで説明しているので、参考にしてみてください。
「思うように自己分析を進められない」のようにお悩みの方は、周囲に自身に対する印象を聞いてみたり、就職エージェントといったプロのキャリアアドバイザーに相談してみたりすることをおすすめします。
やりたい仕事が見つからないときは
「やりたい仕事が見つからない」と感じるときは、反対に苦手と感じることを考えてみましょう。自分に合わない働き方の特徴を確認しておくことで、自身とミスマッチの仕事を見極めやすくなります。また、実現できるかどうかに関係なく、「やらなければ後悔すること」を考えてみるのもおすすめです。失敗を避けるために無意識的に考えるのを避けていて思い浮かばない場合もあるからです。
やりたい仕事を見つけるための考え方は、「やりたいことが見つからない原因は?見つけるための思考や行動を解説」のコラムでも紹介しているので、チェックしてみてください。
自分一人で理想の働き方が見つからないときは、就職・転職エージェントのハタラクティブがあなたに合う仕事を探すサポートをします。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
3.求人サイトでより多くの仕事をチェックする
特定の分野にこだわらず、求人サイトでより多くの仕事をチェックするのも就職成功のカギです。希望する職業に絞って応募先を探すことに問題はありませんが、自身では思いつかない選択肢のなかからマッチする仕事を見つけられる可能性もあります。
求人サイトでは、特定の分野に縛られずに数多くの求人を取り扱っている傾向があるため、広い視野をもって応募先の候補を探してみましょう。
4.企業研究を通して応募先とのマッチ度を見極める
企業研究をして応募先の特徴への理解を深められると、「自分に合っているかどうか」を見極めやすくなります。
たとえば、以下のポイントをチェックできると、入社後の働き方をイメージしやすくなるでしょう。
- ・社風
- ・業務内容や1日のスケジュール
- ・社内の教育体制
- ・勤務時間や平均残業時間
- ・休日の数や頻度
- ・離職率や働く人の平均年齢
- ・企業で活躍している人材の特徴
- ・業務に対する評価基準
- ・競合他社と異なる企業の強み
上記の情報は、企業の公式Webサイトや求人票、就職四季報などに記載されている場合があります。
ほかにも、企業研究での情報源は、「企業研究のやり方とは?情報収集の方法や得られるメリットなどを解説!」のコラムでも解説しているので、ご一読ください。
面接時に自分に合う職場かどうかを確認するのも手
面接時に自分に合う職場かどうかを確認する方法もあります。事前の企業研究では分からなかった応募先の特徴を面接で知る場合もあるかもしれません。面接では、直接社員に質問できる貴重なチャンスです。最後に、面接官から「何か質問はありますか」といった逆質問を求められることもあります。
企業研究をするなかで生じた疑問や確認しておきたいことをリストアップして、質問できるように準備しておきましょう。
逆質問で聞く内容の例は、「面接で「質問はありますか」と聞かれた際の答え方を解説!回答の例文も紹介」のコラムで紹介しているので、チェックしてみてください。5.資格取得により就職に役立つスキルを身につける
資格取得をして応募先に役立つスキルを習得しておくことで、選考に有利にはたらく場合もあります。
フリーターから正社員就職を目指すうえで、「社会人経験がない」「応募先へアピールできることが思いつかない」のように悩む場合もあるでしょう。資格取得をすれば、習得した知識やスキルを証明できます。さらに、応募先の業務に役立つ資格であれば、企業へ「自社で働くことに対する熱意がある」と好印象を与えられるでしょう。
フリーターでの就職活動におすすめの資格は、広範囲の職業に役に立つ「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)資格試験」「秘書検定」「日商簿記検定試験」などです。応募先の業務に役立つ知識を得られるかを確認したうえで、資格取得するか検討してみましょう。
フリーターでの就職活動に役立つ資格は、「フリーターにおすすめの資格を職種別に解説!取得時の注意点や勉強法も紹介」のコラムをチェックしてみてください。
6.ハローワークを利用する
ハローワークとは、厚生労働省が運営する公共職業安定所のことです。窓口では、求人内容や就職活動に関する相談ができます。
全国に500ヶ所以上設置されており、近隣地域の企業を中心に求人を紹介していることが特徴です。
基本的に開庁時間は、平日の8時30分~17時15分ですが、場所によっては、土曜日や平日の夜間にも利用できる場合もあります。
さらに、「ハローワークインターネットサービス」であれば、時間や場所に関係なく求人をチェックできるため、自身のペースに合わせて応募先を選べるでしょう。
職業訓練校を活用する
ハローワークでは、就職先に役立つスキルを習得できる職業訓練校の「ハロートレーニング」も利用可能です。事務系やIT系、建築系、介護系などの職業の仕事に役立つ知識やスキルを習得できるコースがあります。
基本的には無料で受講できますが、テキスト代といった費用が掛かる場合があるため、気になるコースがあればハローワークの窓口で確認してみましょう。
就職活動に役立つセミナーを受講する
ハローワークでは、就職活動に役立つセミナーも受講できます。応募書類の作成や面接対策などに関する知識を習得できるため、就職活動の進め方に不安を感じている方にもおすすめです。
オンラインセミナーも実施しており、場所や時間に関係なく受講できます。
ほかにも、ハローワークで利用できるサービスは、「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」のコラムでも詳しく解説しているので、利用を検討する際はご活用ください。
参照元
厚生労働省
雇用
7.就職エージェントへ相談する
就職エージェントでは、専任のキャリアアドバイザーが求職者の経歴や希望の働き方をヒアリングしたうえで、条件にマッチする求人を紹介してもらうことが可能です。
就職エージェントは、取り扱っている求人の企業に関する詳しい情報を把握している傾向があるため、「求人情報だけでは、入社後の働き方をイメージしにくい」といった場合にも相談できます。
また、エージェントによっては、フリーターの就職支援に特化したサービスを提供している場合もあります。自身の状況に合うサポートを受けるためにも、エージェントの特徴やサービスの強みを確認したうえで利用しましょう。
エージェントを利用して正社員になった人の体験談
以下は、エージェントを利用して就職をした27歳のIさんの体験談です。
その際に就職エージェントを検索したところ、ハタラクティブを見つけて、キャリアアドバイザーが自分の要望を聞いてから求人を紹介してくれると知りました。
ハタラクティブでキャリアアドバイザーにアドバイスを受けながら就職活動を進めたところ、1社目で内定を獲得。就職活動中では、自分の考えを整理できる自己分析のシートを利用できたり、面接対策に関するサポートをしてもらえたりしたことが印象に残っているそうです。」Iさんの就職成功までの体験談は、「警備アルバイトからエンジニアに就職。留年、内定辞退から就職を成功させた方法とは?」のコラムで詳しく紹介しているので、ご一読ください。
「フリーターから就職を目指すのは難しいのでは」「自分に合う正社員の仕事を見つけられるか自信がない」と仕事探しにお悩みの場合には、就職・転職エージェントのハタラクティブの利用がおすすめです。
ハタラクティブは、20代のフリーターや既卒、第二新卒に特化した就職支援を行っています。キャリアアドバイザーがマンツーマンであなたの経歴や理想の働き方をヒアリングし、強みや希望にマッチした求人を厳選してご紹介。「未経験者歓迎」の求人も多数取り扱っているため、経歴に関係なく挑戦できます。
「希望している職業が自身とマッチしているのか」といった不安がある場合は、約1分で適性を知れる適職診断を利用するのも方法の一つです。
また、応募書類の作成や面接対策に関するサポートも受けられるので、就職活動に不慣れな場合も不安を解消しながら効率的に準備を進められます。就職活動に関するサービスはすべて無料で利用できるので、「フリーターからの就職で自分に合った働き方を実現できるか」とお悩みの方は、ぜひハタラクティブへお気軽にご相談ください。
フリーターと正社員の職業に関するFAQ
ここでは、フリーターと正社員の職業に関連した疑問やお悩みに対してQ&A方式で回答していきます。
フリーターで現在の職業を聞かれたらどのように答えるべき?
フリーターは職業名ではないため、アルバイトやパートタイマーなど、現在携わっている仕事の雇用形態を答えましょう。就職活動で履歴書を作成する際、フリーターの経歴は含めないことが基本です。しかし、正社員や応募先の業務に関連する経験がある場合は記載することで効果的なアピールにつながる可能性があります。
フリーターでの就職活動で応募書類を準備する際のポイントは、「25歳でフリーターを続けるのはあり?就職すべき理由とおすすめの職種!」のコラムで解説しているので、参考にしてみてください。
フリーターの職業訓練校の利用は役に立つ?
職業訓練校は、正社員を目指すフリーターにとっておすすめの選択肢です。職業訓練校では、就職に役立つスキルや資格取得を目指せるコースが多く、実際に多くのフリーターが訓練を通じて就職を実現しています。
職業訓練校で受けられるコースは、「職業訓練とは?ハローワークで受けられるコース一覧と受講のメリットを紹介」のコラムで紹介しているので、ご参照ください。
フリーターからなれる職業はないのではと不安です…
フリーターから就職を目指す際は、未経験者を歓迎している職業に挑戦することで、内定獲得の可能性が高まるでしょう。未経験者を積極的に採用している企業は、経歴よりもポテンシャルを評価する傾向があります。選考時に応募先で働く熱意をアピールすることで評価につながりやすいでしょう。
「自分に合う職業を選べるか不安」といったようにお悩みの場合は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。自分に合った働き方を見つけるための自己分析や求人探し、選考対策をキャリアアドバイザーがサポートします。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。