フリーターから事務職になれますか?

フリーターから未経験職種にチャレンジ。事務職になれる?

現在、フリーターから正社員を目指して就職活動をしています。 接客しか仕事の経験がないため、自分にもできそうな事務職で探していますが、なかなか内定をもらえません。 自分には何が足りないのでしょうか?

事務職は、データ入力や書類作成など簡単なパソコン操作による業務内容が挙げられるため、自分にもできそう、簡単に受かりそう、と思う方が多いようです。 でも実は、事務職なら受かりやすい、フリーターから事務職になれそう、は正社員では間違いなのです。

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フリーターから事務職になれますか?

フリーターの方の中には「正社員として就職するなら事務職が良い」「事務なら未経験からでも挑戦できそう」と考えている方も多いでしょう。事務職は目指しやすい職種と捉えられがちですが、実際の求人量を見ると厳しいのが実情です。このコラムでは事務職の倍率や未経験から応募しやすい職種の特徴などを詳しく解説。事務職にこだわり過ぎずに、幅広く仕事を探しましょう。

未経験のフリーターが応募しやすい職種って?

正社員経験のないフリーターの場合、事務に限らずほとんどの職種に未経験から応募することになります。まずは未経験OKの求人の特徴についてチェックしましょう。

未経験OKの求人はどんな傾向があるのか確認しましょう

未経験で応募できる求人は、「業績が伸びている=業務拡大のために人材を確保したい企業」や、「本人の頑張り次第で実績が出せる仕事」といった傾向があります。具体的には、IT業界、建築業界の技術職、接客や営業職など。これらの職種は、募集求人も増加傾向にあります。

未経験可の求人は、研修制度が充実しています

未経験を歓迎している求人の場合、全くの未経験でも研修を用意してくれている企業がほとんどです。フリーターや既卒、未経験からでもチャレンジしやすいでしょう。

社会人未経験のフリーターにとって事務は難関職種

フリーターでも目指しやすく感じる事務職ですが、人気が高く求人数も少ないこともあり、未経験からチャレンジする正社員の職種においては難関といえます。現状を詳しく追っていきましょう。

事務職の現状

事務職の正社員募集は年々減少しています。最近では、事務処理のシステム化が進み、これまでやっていた事務スタッフの業務をロボットやコンピューターが処理できるようになったためです。
また、有効求人倍率を見ても事務職の求人の少なさが分かります。有効求人倍率とは、企業が出している“求人数”に対して、“求職者が何人いるか”を示すもの。例えば、求人倍率0.4倍の場合、「25人の求職者に対して10件しか求人票がない」状態。1人あたり0.4件分の求人しかないことになります。

 

求人倍率2倍の場合、「5人の求職者に対して、10件の求人票がある」ということ。1人あたり2件分の求人が臨めることになるため、競争率が低く、就職しやすい環境といえるでしょう。
つまり、求人倍率が 1.0倍より高ければ、「仕事を探している人」の数よりも「企業が求人を出している」数が多いということです。

事務職の有効求人倍率は0.08倍!

事務職は、この有効求人倍率が、0.08倍であると発表されました。(2016年10月当社調べ)
100人の求職者に対して、8件しか求人がないということになります。
また、以下は東京ハローワークが発表している2021年9月の「職種別有効求人・求職状況(一般常用)」をまとめたものです。

職業求人倍率
管理的職業1.05
専門的・技術的職業1.72
事務的職業0.34
販売の職業1.72
サービスの職業2.58
保安の職業9.13
農林漁業の職業0.60
生産工程の職業1.52
輸送・機械運転の職業1.96
建設・採掘の職業4.59
運搬・清掃等の職業0.65
分類不能の職業
IT関連の職業1.58
福祉関連の職業4.07

引用元:東京ハローワーク「職種別有効求人・求職状況(一般常用)」(2021年9月)

上記のとおり、事務的職業はすべての職種の中でもっとも求人倍率が低いと分かります。さらに事務の中でも種類別の結果を見ていきましょう。

種類求人倍率
一般事務員0.26
会計事務員0.49
生産関連事務員1.12
営業・販売関連事務員0.79
外勤事務員1.30
運輸・郵便事務1.32
事務用機器操作の職業0.26

引用元:東京ハローワーク「職種別有効求人・求職状況(一般常用)」(2021年9月)

生産関連事務員、外勤事務員、運輸・郵便事務など、事務職の中でも専門性の高い職種は求人倍率が高め。一方、一般事務員や事務用機器操作の職業といった難易度の高いスキルを必要としない事務職は求人倍率が低くなっており、競争率が高さがうかがえます。

参照元
東京労働局
東京ハローワーク

フリーターで未経験からの事務職への就職は難関

上記を踏まえると、「受かりやすいかも」と思って受けている事務職は、実は難関職種であることが分かるのではないでしょうか。
経験者であっても、競争率の高さからキャリアや事務処理能力など、高いスキルと経験を求められる傾向にあります。特に正社員経験のないフリーターや既卒の方、事務職未経験の方の事務職への就職は厳しいというのが現実かもしれません。

本当にフリーターから事務職を目指したいのか?

事務だけに目を向けず、フリーターとして働いてきた経験を活かせる職種も検討してみましょう。
事務職を目指す理由が「接客経験しかないから、自分でもできそうな事務職を選んでいる」という方は、もう一度、自分のやりたいこと・できることを考えてみてください。

これまでの経験を活かせる職種も検討してみましょう

例えば接客経験があるという方は、販売職や営業職で活かせるコミュニケーションスキルが付いているのではないでしょうか。これから新しいスキルを身につけることも自分を成長させることができますが、自分がすでに持っている強みを活かした働き方もまた、自身の長所を伸ばせるというメリットがあります

事務職に近い職業を転職エージェントで探してみるのもおすすめ

事務職以外の求人でも、実際の仕事内容や職場環境を確認すると、“自分の思い描いていた事務職に近い”職種も意外とあるもの。
例えば、受付や営業をメインとする事務職を目指していた方は、接客業などコミュニケーションスキルを活かせる職種、データ入力では、コールセンターのオペレーターなどがあるでしょう。
フリーターや既卒の方など、まだ正社員として働いたことがない方は、事務職というイメージにとらわれず、得意なこと、目指したい将来像で仕事を探すことをおすすめします

具体的な仕事内容を知るために、転職エージェントやハローワークなどでプロの意見を聞いてみるというのも良いでしょう。
「やっぱり事務職を目指したい」という方も、まずはどんなステップを踏んでいけば良いのか相談してはいかがでしょうか。

フリーターから事務職になるためのお悩みQ&A

就職を目指す際は、まず職種ごとの仕事内容を深く知ることが大切です。ここでは、事務職への就職を検討しているフリーターが抱きやすい疑問を取り上げました。

事務職の種類を知りたいです。

一口に事務職といっても、営業職をサポートする営業事務、伝票や帳簿を扱う経理事務、オフィスの備品管理や防災対策などを行う総務事務、貿易関係の書類を作成したり輸送先倉庫を手配したりする貿易事務など、さまざまな種類があります。「未経験から事務職を目指して大丈夫?業務内容と求められるスキルをチェック」でも事務職の種類を紹介しているので、参考にしてみてください。

事務職になるのに必要なスキルは?

未経験可の求人でもパソコンをまったく触ったことがない場合、事務職に就くのは難しい可能性があります。パソコンでメールやインターネットを日常的に利用していることに加え、「Word」「Excel」「PowerPoint」のようなソフトが使えるのが望ましいでしょう。パソコンスキルについては、「PCスキルをアップさせる方法とは?おすすめの資格もあわせて紹介!」もご覧ください。

事務職におすすめの資格はありますか?

資格は必須ではありませんが、自身のスキルを客観的に証明するのに役立ちます。「MOS(Microsoft Office Specialist)」は、先述したソフトのスキルを測る資格です。それ以外では、「秘書検定」「日商簿記検定」などが事務職関連の資格として挙げられるでしょう。なお、「「事務の資格」未経験に有利なものとは?仕事別のおすすめをご紹介」でも、事務系の資格を紹介しています。

事務職に向くのはどのような人ですか?

事務職に向くのは、「縁の下の力持ち」として他職種をサポートするのが好きな人です。基礎的なパソコンスキルがあり、社内の多様な要望に対し臨機応変に対応できる人も、事務職向きであるといえます。「事務員ってどんな仕事?事務職のメリット・デメリットを解説」にも事務職に向くタイプの解説があるため、そちらも併せてチェックしてみてください。自分に向いている仕事が分からない場合は、就職支援サービス「ハタラクティブ」に相談するのも手。プロのアドバイザーがあなたと一緒にキャリアプランを考えます。

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