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事務系資格のおすすめ16選!選考で有利に働く検定や未経者向けも紹介
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この記事のまとめ
- 事務の資格があると未経験者もスキルをアピールでき、採用に有利になる可能性がある
- 一般事務には「MOS」、経理事務には「日商簿記検定2級」などの資格がおすすめ
- 経理事務には簿記検定のほかに「FASS検定」「給与計算実務能力検定」の資格も有効
- 医療事務は「医療事務管理士」「調剤事務実務士」などの資格があると選考で役立つ
- 介護事務は「ケアクラーク技能認定試験」、貿易事務は「貿易事務検定」の資格に注目
事務職への就職・転職を目指すにあたり「事務職は資格なしでも良い?」と悩む方も多いでしょう。資格があると事務の仕事が未経験でも選考で有利になる可能性があるため、自分に必要な資格を見極めて取得することが大事です。このコラムでは、一般事務・経理事務・貿易事務などの種類別におすすめの事務系資格を紹介。医療事務・調剤薬局・介護事務といった医療・福祉分野で役立つ資格や、事務系の国家資格についても解説します。
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事務職に就くには資格が必要?
事務職は、必ずしも資格を要する職種ではありません。事務職が担当する仕事には専門的なスキルを必要としない業務もあるので、無資格でも就業は可能です。ただし、選考でのアピールポイントとして、事務の仕事に役立つ資格取得を目指すのはおすすめといえます。
資料作成やデータ入力といった事務的な業務の大半はパソコンで行うため、PCスキルに関する資格があれば、優遇される可能性はあるでしょう。パソコンの入力作業や簿記の知識があると、経理事務などの採用で有利に働く場合もあります。
事務の仕事が未経験なら、まず幅広い業務で役立つPCスキルや文書作成に関する資格の取得を検討しましょう。他業種から事務職への転職を目指す場合は、現職での経験やスキルに関連性がある資格を取得するのがおすすめです。未経験から事務員を目指す方は「事務員は未経験から目指せる?業務内容と求められるスキルをチェックしよう」のコラムにも目を通しておきましょう。
事務の主な種類と仕事内容
事務職は、基本的に「社員をサポートする仕事」です。書類の作成からファイリング、メール対応やデータ入力まで幅広い仕事を担当し、電話や来客の対応を行うことも。事務職は、一般事務や営業事務、経理事務などに細分化されており、種類によって業務内容も異なります。代表的な事務職と業務内容について解説するので、それぞれの違いを確認しておきましょう。
一般事務
一般的に「事務職」というと、一般事務のことを指します。企業の規模によっては総務や人事といった仕事を請け負うこともありますが、基本的には事務作業が中心です。パソコンによる書類作成やデータ入力などを行うことが多いので「OA事務」とも呼ばれます。
「庶務」も、基本的に一般事務と業務内容は同じです。詳しくは「庶務とはどんな仕事?事務・総務との違いややりがいを解説!」のコラムも参考にしてください。
営業事務
営業部の事務職として、営業職のサポートを行うのが営業事務です。営業職が使用する資料の作成サポートや書類の整理、顧客管理、商品管理、受発注の管理などを担当します。
一般事務は社内業務がほとんどなのに対し、営業事務は社外業務も担当することが多いのが違いです。営業職の代わりに顧客と電話でやり取りしたり、対面で接客をしたりすることもあるので、コミュニケーション能力が求められるでしょう。
経理事務
お金に関する処理業務を担当する事務職です。主に、伝票整理や領収書の発行、売上管理などを行います。企業によっては、経理に代わって経費の精算や給与計算を担当することもあるでしょう。
経理は決算報告や売掛金・買掛金の管理といった会社全体のお金の出入りを記録・管理するのに対し、経理事務は事務処理的な業務を請け負います。規模の小さい会社では、いわゆる一般事務の業務と経理事務をまとめて担当することも少なくありません。
医療事務
病院などの医療機関で業務をこなす事務職のこと。一般企業とは異なり、病院の受付やカルテの管理、医療報酬明細(レセプト)の作成など専門的な業務を担当します。医療機関で使用する備品や資材の管理、購入などの事務手続きを請け負う場合もあるでしょう。
規模の大きな医療機関では専門分野ごとに分業されることが多いですが、小規模なクリニックでは幅広い業務を担当するのが一般的です。電話の対応など、医療機関の窓口としての役割を担うこともあります。医療事務の詳しい仕事内容は「医療事務は既卒から目指せる?仕事内容や給料事情も解説」のコラムで確認してください。
調剤薬局事務
調剤薬局での事務業務を担当し、薬剤師のサポートを行う事務職です。処方箋の受付や患者情報の入力・管理、レセプト作成、保険請求の処理などの業務を行います。特に、レセプトの作成は正確さが求められるため、医療保険制度に関する知識が求められるでしょう。
規模の小さい薬局では幅広い事務作業を担当し、来客対応や電話対応、在庫管理などの業務も兼ねることがあります。薬剤師が調剤業務に専念できるよう、円滑な業務運営をサポートする役割を担う重要な仕事です。
介護事務
介護施設や在宅介護サービスを提供する事業所で、事務業務を担当する事務職です。主な業務には、介護保険に基づくレセプト作成や請求業務、利用者の情報管理、介護サービスの記録管理など。介護保険制度や法規に関する知識が必要で、正確な書類作成や請求処理が求められる仕事です。
介護施設や事業所によっては、経理や総務的な業務を担当する場合もあるでしょう。利用者のご家族への対応や、施設に関する問い合わせへの対応、見学の受付など、現場が円滑に運営できるようサポートする役割を担うこともあります。
貿易事務
貿易事務は、国際取引に関連する書類作成や手続きを担当します。商社やメーカーが扱う商品の輸出入に関する書類の作成・管理、通関手続きのサポート、物流の手配、納期の調整などが主な業務です。貿易取引の流れがスムーズに進むよう、各関係機関と連携しながら業務を行います。
輸送手段や保険、関税に関する知識が必要となり、英語やその他の外国語を使用することも少なくありません。正確な事務処理能力と国際取引に関する知識が求められる職種です。貿易事務の仕事について詳しく知りたい方は「貿易事務に未経験から挑戦するのは難しい?正社員を目指すコツを解説!」のコラムをご確認ください。
事務職はただのデスクワークではない!
事務職はデスクワークとはいえど、社内外のパイプ役を担ったり、職員の業務サポートに回ったりと人との関わりが不可欠な仕事です。事務職は事務処理能力だけでなく、多様なスキルや役割が求められる仕事といえるでしょう。自分が事務職に向いているか気になる方は「事務員の仕事内容とは?事務職との違いや向いている人の特徴をご紹介」のコラムにも目を通してみてください。
一般事務におすすめの5つの資格
事務職を目指して資格をとりたい場合は、まず一般事務で役立つ資格の中から検討するのがおすすめです。基本的な事務業務で役立つ資格を取得してから、より専門性の高い資格へとステップアップするのも良いでしょう。
1.MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
MOSとは、WordやExcel、PowerPointといったパソコンを使う業務に必要なツールの操作に長けていることを証明する資格です。就職や転職の際にも評価されやすいので、取得しておいて損はない資格といえるでしょう。なお、MOSではOfficeのバージョンによって試験範囲が異なります。学習を進める前に、自身や勤務先のパソコンを確認してから取り組みましょう。
2.日商PC検定
日商PC検定とは、日本商工会議所が実施しているパソコンの検定試験です。Word・Excel・PowerPointを使用した文書・プレゼン資料の作成、データ管理などのスキルを証明できます。MOSやITパスポートなどに比べると知名度は低いものの、日商PC検定は国が認める公的資格です。検定は1〜3級、Basicの4つのレベルに分かれています。自身のレベルに合わせて受けてみてください。
3.ビジネス文書検定
ビジネス文書検定は、ビジネスシーンでは常識とされる文書表現や文章マナーを身に付けられる資格です。ビジネス文書の基本的な書き方や重要表現・語句、定型文などの知識が身に付きます。社会人経験が浅い人の転職活動や既卒者の就活でアピールしやすい資格といえるでしょう。
4.文書情報管理士2級
文書情報管理におけるエキスパートの資格です。紙の文書類をデジタル化したり、マイクロフィルムとして長期保存したりするための技術・能力があることを証明できます。文書の情報管理に関連する法律・規格といった知識も習得可能です。
事務職は機密情報を扱うことも多く、個人情報を守る観点からも適切に文書情報を管理できる人材が求められています。2級・1級・上級に分かれていますが、2級は文書情報管理の基礎が身につき、誰でも受験できるのでおすすめです。
5.秘書検定準1級
秘書検定は、ビジネスに必要なマナーや立ち居振る舞い、気遣いなどが身に付いているかを測る検定試験です。秘書検定準1級の試験内容には、実際のビジネスで起こりうる多様な状況の対応方法が含まれているため、一般事務の業務にも役立ちます。さらなるキャリアアップを目指している人にとっても、有効な資格といえるでしょう。
経理事務におすすめの3つの資格
次に、経理事務を目指す方におすすめの資格を3つ紹介します。
1.日商簿記検定2級
日商簿記検定は、事務系資格の経理・財務部門の中で知名度の高い資格です。実務に役立つ高度な簿記の知識・スキルがあることを証明できます。簿記検定3級は会計事務に必要な基礎知識やスキルが求められる初級レベル、1級は企業会計に必要とされる専門性の高い知識やスキルを要する上級レベルです。
未経験で経理事務を目指す場合、2級を取得しておくと選考で優遇される可能性が高いでしょう。将来の経理職としてキャリアアップしたければ、取得しておいたほうが良い資格といえます。
2.FASS検定
FASS検定は、経理・財務人材育成事業の一環として、日本CFO協会が運営する検定試験です。実務における経理・財務のスキル測定や、人材育成を目的に行われています。税務・決算・資金・資産の4つの分野におけるスキルを5段階で評価されるため、自身の能力を客観視できるでしょう。
およそ60社以上におよぶ経理・財務幹部の協力により作成された検定試験なので、経理事務の実務に役立つ資格の一つといえます。現在、経理・財務関連の仕事に就いているなら、スキルの証明に役立つでしょう。
3.給与計算実務能力検定2級
給与計算実務能力検定は、給与計算に関する知識・能力を測る試験です。2級は給与計算の基礎的な知識や計算能力がメインで、毎月の給与計算や明細作成のスキルを測れます。経理事務の実務経験がない人も2級から受験することが多いので、プラスアルファとして取得しておくのがおすすめです。
未経験から経理事務を目指す方は「経理未経験から正社員になるのは難しい?役立つスキルや転職のコツを解説」のコラムも確認してください。未経験から経理へ転職する際に役立つ資格を紹介しています。
医療事務におすすめの3つの資格
医療事務を目指す方におすすめの資格を4つ紹介します。医療事務は資格が必須の仕事ではありません。しかし、専門的な知識を要し、一般事務とは異なる業務を行うため、医療事務系の資格を保有していると採用時に有利に働く可能性があります。
1.診療報酬請求事務能力認定試験
診療報酬明細書(レセプト)の作成業務に関する能力を判定する試験です。医療事務の資格試験の中でも非常に難易度が高いとされ、知名度もあります。医療事務はレセプトの作成業務が必須のため、取得しておくと就活の際に評価されやすいでしょう。就職先によっては資格手当が出るので、取得すると収入アップも期待できます。
2.医療事務技能審査試験
医療事務技能審査試験は、医療事務の基礎的知識や技術があることを証明できる資格試験です。試験では診療報酬請求業務や受付対応などの能力を測り、合格すると「メディカルクラーク」の称号がもらえます。スキル保有の証明になるため、医療事務の未経験者は検討すると良いでしょう。
3.医療事務管理士
医療事務管理士は、レセプト作業やカルテの管理、受付、会計といった医療事務に必要な業務能力を示す資格です。医療事務系では日本初の資格で知名度もあります。IBT試験(=インターネットを利用しオンライン受験ができる試験)を取り入れているので、ネット環境さえ整っていれば場所を問わず受験可能なのが魅力です。
医療事務の仕事に役立つ資格は「医療事務は高卒からなれる!求人選びのコツや役立つ資格をご紹介」のコラムでも紹介しています。今回のコラムで紹介していない資格にも触れているので、目を通しておきましょう。
調剤薬局事務におすすめの3つの資格
調剤薬局の事務職に就きたい人が、選考で有利になりやすい資格を4つ紹介します。
1.調剤事務管理士
調剤薬局での事務作業に必要な知識と技術を評価する資格です。主に処方箋の受付やレセプトの作成、保険請求業務のスキルが問われます。全国医療福祉教育協会が認定しており、調剤薬局での就職を目指す人が多く受験する人気資格の一つです。実務に直結している内容なので、就職や転職時に有利になる可能性もあるでしょう。
2.調剤事務実務士(調剤情報実務能力認定試験)
調剤薬局での実務能力を証明できる資格で、日本医療事務協会が運営しています。調剤報酬や保険制度の知識を活用したレセプト作成や、薬局事務全般のスキルを確認するための資格試験です。実務に沿った試験内容で、医薬品に関する知識や受付業務の接遇マナーも試験範囲に含まれています。
3.調剤報酬請求事務専門士
調剤報酬の請求業務に特化した資格です。薬局でのレセプト作成や保険請求の正確な処理能力が求められるため、調剤報酬に関する専門知識があることを証明できます。専門士検定協会が設けた民間資格で、調剤事務における業務の中でも、特に報酬請求業務に強みを持ちたい人におすすめの資格です。資格取得後も2年に1度の更新制度を導入しています。
そのほかの事務職におすすめの資格
一般事務や経理事務、医療事務などに続き、人気の高い介護事務や貿易事務におすすめの資格を紹介します。
介護事務におすすめの資格:ケアクラーク技能認定試験
介護事務関連の資格の中では、知名度の高い認定試験です。介護保険や介護報酬請求に関する事務手続きのほか、医学や福祉に関する理念などについての知識が求められます。試験に合格すると、介護事務に必要なスキルがあることを証明できるでしょう。合格者には「ケアクラーク」の称号が付与され、未経験でも介護事務に関する一定の知識があることをアピールできます。
貿易事務におすすめの資格:貿易事務検定
貿易事務検定は、貿易事務に必要な能力を証明するための資格です。インボイスをはじめとする貿易書類の作成、通関・マーケティングの知識のほか、実務英語などが問われます。A~C級の3つのレベルに分かれており、A級は実務レベル3年以上相当で最も難関です。
A級取得が難しいならC級もしくはB級にチャレンジし、就活の際は「就職後に最難関のA級に合格する」という意気込みをアピールするのも良いでしょう。貿易事務検定に関する詳細は「貿易事務の仕事に役立つ資格とは?求められる能力などとあわせて紹介!」のコラムで確認してください。
貿易事務にはある程度の英語力が求められる
貿易事務は英語を使って手続きしたり、書類を作成したりする仕事に携わります。TOEIC600点〜700点程度の英語力が必要となるでしょう。TOEICで高得点を保有していると就活でのアピールポイントにもなるため、受験しておくのがおすすめです。「TOEICは就職に有利?目指す点数やアピール方法も解説」のコラムでは就活でのアピールの仕方や、TOEICの学習方法も紹介しています。
事務の資格を取得する3つのメリット
事務の資格を取得するメリットも押さえておきましょう。主な3つのメリットを紹介します。
1.意欲やスキルをアピールしやすい
希望する業務に関連する資格を取得しておくと、採用担当者に意欲やスキルをアピールしやすくなります。志望する事務職の求人票に「△△取得者歓迎」「▢▢の資格があればなお可」と記載がある場合、資格の取得が必須ではなくても選考で有利になる可能性があるでしょう。志望する事務職の求人票をリサーチし、どのような資格やスキルが求められているのか確認することをおすすめします。
2.資格手当が支給される場合がある
事務業務に活かせる資格保持者を対象に、資格手当を支給している会社もあります。ただし、資格手当が支給されるタイミングや金額などは、企業によってさまざまです。たとえば、簿記1級の資格手当の相場は、1,000〜10,000円程度と幅があります。事前に求人票の内容を確認しておきましょう。
3.キャリアアップにつながる可能性がある
事務の資格を取得しておくと、キャリアアップの可能性が高まることもメリットです。資格を持っていると業務の幅が広がり、必然的に任される仕事も増えることが予測されます。資格を活かした仕事の経験を積めるため、将来的に実績としてアピールできるでしょう。志望先の会社に入社後、キャリアを伸ばしていきたいなら、資格の取得を視野に入れてみてください。
資格取得を目指すために、まずは事務職の仕事内容を詳しく知りたいという方は「就活アドバイザーが教える!一般事務・アシスタント・貿易事務のお仕事」で、業務内容を把握しましょう。
事務の資格取得を目指す際の3つの注意点
事務職への就職を叶えるために資格を取得を目指す場合、いくつか注意しておきたいことがあります。資格の学習を始める前によく確認しておきましょう。
1,目指す事務職に合った資格を取得する
今回紹介した事務の資格一覧も参考にして、志望する事務職で活かせる資格を取得しましょう。一口に事務職といっても細分化されており、それぞれで業務内容が違います。自分が目指す事務職を明確にし、職種研究を行って必要なスキルや資格を取得しましょう。
事務職の種類やおすすめの資格については「高卒で事務職に就くには?種類ごとの仕事内容やおすすめの資格を紹介」のコラムでも紹介しています。ぜひあわせて参考にしてください。
2.資格取得に時間をかけ過ぎない
資格を取得を目指して、必要以上に時間をかけ過ぎないよう注意しましょう。選考で有利になるように資格取得を目指すのは問題ありません。しかし、資格の種類やとり方によっては、数カ月〜1年以上の時間を要する場合があります。転職したいタイミングから逆算し、期限を決めて取り掛かりましょう。
特にフリーターからの就職など職歴に間が空いている場合、資格より年齢や空白期間の短さを重視される傾向があります。しっかりスケジュールを決めて取り組むことが大事です。
3.資格をとることを目的にしない
資格をとることが最終的なゴールにならないよう気をつけましょう。資格取得に躍起になるあまり、事務職への就職・転職という本来の目的を見失い、資格をとることが目的化してしまうケースが少なくありません。
せっかく資格を取っても、目指している事務職の業務にどう繋げられるかをしっかりアピールできなければ、採用担当者に評価されにくくなります。自分のキャリアビジョンをしっかりと描いたうえで資格をとり、実務でどのように活用したいのか具体的に示すことが重要です。転職に向けて資格を取得しようか迷っている方は「転職で資格はいらない?それとも持っていると有利?取得のメリットとは」もあわせてご覧ください。
事務の仕事が未経験でも就職に有利に働く能力・スキル
未経験から事務職を目指す場合は、求められる能力も知っておきましょう。事務職に求められる能力と資格を組み合わせれば、事務職の未経験者でも志望する会社にスキルをアピールできます。ほかの未経験者より選考を有利に進められる可能性も高まるでしょう。事務職が選考で有利になりやすい4つの能力・スキルについて説明します。
1.コミュニケーション能力
事務職は来客対応や電話対応をする機会が多く、社内職員に向けた業務連絡もしなければならないため、コミュニケーション能力が必要です。社内外の人たちとの信頼関係を築ける力があると重宝されるでしょう。事務職が未経験でも、今までの経験から培ったコミュニケーション能力をアピールすることが大切です。
2.基本的なビジネスマナー
事務職にとって、あいさつや言葉遣い、人との接し方といったビジネスマナーの習得は必須です。来客対応や電話対応といった人と接する業務では、特にビジネスマナーを守る必要があります。文書作成やメール対応などのマナーも覚え、しっかり実践できるようにしておきましょう。秘書検定などの資格があれば、ビジネスマナーが身に付いていることを示せます。
ビジネスシーンにおける立ち居振る舞いのマナーは「仕事での立ち振る舞いのマナーとは?就活に活かせるコツをご紹介」でも紹介しています。ぜひ参考にしてください。
3.柔軟な対応力
事務の仕事はマニュアルどおりに仕事をこなすだけでなく、突然の事態にも柔軟に対応できる能力が必要です。会議資料の作成中に取引先から問い合わせの電話があったり、書類の整理をしているときに突然来客があったりと、複数の作業が重なる状況も少なくありません。時と場合に応じて優先度を考えつつ、的確に業務をこなしていく臨機応変さが問われるでしょう。
事務の資格を取得して業務に役立つスキルを鍛えれば、就活でプラスに働く可能性があります。「事務の仕事に就きたい」「事務職だけどよりキャリアアップや年収アップしたい」と思う方は、資格の取得を検討しましょう。
就職・転職を叶えるには、書類や面接で取得した資格を自分の強みとして適切にアピールすることが大切です。自分をうまくアピールする自信がない方は、就活エージェントのハタラクティブの利用を検討してみてください。ハタラクティブでは、就活のノウハウを持つプロのアドバイザーが、マンツーマンで応募書類の書き方や面接対策のサポートを行います。個人の要望や強みに合った求人をご紹介しますので、ぜひお気軽にご相談ください。
事務系の資格に関するFAQ
事務系の仕事を希望し、資格取得について悩んでいる方に向けてQ&A方式で疑問に答えます。
一般事務系の資格の中でおすすめの国家資格は?
IT企業の一般事務として働きたい方には、ITパスポートを取得するのがおすすめです。
ITパスポートは経済産業省が認定する国家資格で、情報技術に関する基礎知識を習得できます。一般事務は資格なしでも仕事に就けますが、取得しておけば選考でアピールでき、実務でも役立つでしょう。
一般事務で役立つ資格のとり方は?
事務の仕事が未経験の方は、パソコンスキルを証明する資格をとるのが良いでしょう。
代表的な資格としては、MOS・ITパスポート・日商PC検定などが挙げられます。ビジネス文書検定をはじめとする事務処理関連の資格を取得するのもおすすめです。将来的にキャリアアップも目指すなら、経理や貿易に関する資格も取得しておくと選択肢が広がるでしょう。
資格を取得して他業種から事務職への転職を検討中の方は「転職を成功させたい!20代女性が事務職にキャリアチェンジする方法とコツ」のコラムも参考にしてください。
事務系の資格は他職種の選考にも有利?
事務系の資格は、ほかの職種の選考でも有利になる可能性があります。
たとえば、パソコンスキルは幅広い職種の業務で必要とされるため、MOS・ITパスポートといった資格を取得していると選考時にアピールできるでしょう。
就業経験がない場合は、ビジネス実務マナー検定や秘書検定の資格を取得しておくと、社会人としての基本的なマナーがあることを証明できます。就活で有利な資格を知りたい方は「就職に有利な資格とは?種類やアピール方法を紹介」のコラムも確認しましょう。
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。