高卒で事務職に就くには?種類ごとの仕事内容やおすすめの資格を紹介

高卒から事務職への正社員就職を考えているものの、「大卒でなければ難しいのでは」「特別なスキルが問われるのではないか」といった不安を抱いている人もいるでしょう。しかし、事務職は学歴・経験不問の求人も多く、職種未経験の高卒者も十分挑戦できる仕事です。このコラムでは、事務職の仕事内容や給料事情、選考で有利になる資格などを解説。また、多くの事務職志望者が悩みやすい志望動機の書き方も例文を交えて紹介します。

この記事のまとめ

  • 高卒かつ未経験から事務職に就職することは十分可能
  • 事務職は種類が豊富で未経験歓迎の求人も多いため、高卒者には就職しやすい職種
  • 高卒から事務職に就いた場合、大卒者よりも初任給や平均年収が低い可能性がある
  • 高卒者が事務職を目指すならパソコンスキルや簿記の資格をアピールするのが有効
  • 高卒から目指せる事務職を探すには、求人サイトや就職エージェントを利用する
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高卒・未経験から事務職に就くことは可能

事務職は未経験者歓迎・学歴不問の求人も多く、特別なスキルがなくても働けるため、高卒からの就職も十分可能な職種です。高卒・未経験から事務職を目指すには、以下のような方法があります。

高卒向けの求人サイトを確認する

高校卒業後すぐに事務職を目指すのであれば、高卒者向けの求人サイトをチェックしましょう。しかし、すべての求人が正社員採用とは限らないので注意が必要です。給料や勤務時間帯、休日などの働くうえでの条件は勤務先によって異なるため、事前によく確認しておきましょう。

ハローワークから応募する

高卒から事務職を目指すには、ハローワークを利用する方法もあります。高卒向けの求人も取り扱っているので、未経験でも事務職への応募が可能な場合も。また、「わかものハローワーク」という45歳以下の若年層を対象とした就職支援サービスもあります。ハローワークに登録されている求人は、地元に特化した企業が多いこともあり、地元で事務職として働きたいと考えている高卒の人にもおすすめの方法です。
お近くのわかものハローワークは「わかものハローワーク・わかもの支援コーナー一覧」でチェックしてみてください。

別の職種から転職する

事務職は未経験歓迎の求人が多く、別の職種から転職して事務職に就くことも可能です。事務職の求人においては、学歴や経験が重視されない傾向があります。そのため、事務職未経験であっても採用してもらえる可能性は十分にある職種といえるでしょう。

そもそも事務職とは?

一口に事務職といってもその種類は豊富で、業務内容は多岐にわたります。勤務する会社や業務によって求められる適性や資格も大きく異なるでしょう。そのため、高卒から事務職を目指す場合は、どの種類の事務職に就きたいのかをよく検討し、アピールすべき長所やスキルをきちんと整理しておく必要があります。
以下に事務職に共通する主な業務内容を解説するので、確認していきましょう。

データ入力

規定のフォーマットに顧客情報や売上個数などを入力する仕事です。手書きの原稿や音声データを書き起こす場合もあります。

書類の作成

契約書や見積書、発注書、請求書などの作成を行います。また、作成した書類をデータとして残して、ファイリングしたり管理したりするのも事務の仕事です。

電話応対や来客対応

電話応対や来客対応も事務職の仕事の一つ。担当者の代わりに要件を聞いたり、応接室へ案内したりします。取引先と顔を合わせることもあるので、高卒で正社員経験がなくても応対マナーは身につけておかなければなりません。

高卒から挑戦できる事務職の種類と仕事内容

高卒から挑戦できる事務職には、一般事務や営業事務など種類が豊富にあります。ここでは、主な事務職の種類と仕事内容を紹介するので、自分はどのような業務に携わりたいのかイメージしてみましょう。

一般事務

多くの会社で募集されている、一般的な事務職です。仕事内容はデータ入力や書類作成、電話・来客対応など多岐にわたります。専門的なスキル・知識よりもコミュニケーション力や気配りなどが求められるため、学歴に不安のある高卒者や未経験者も挑戦しやすい事務職といえるでしょう。ただし、勤める会社によっては、外国語のスキルや業界ならではの知識が必要な場合もあるので、募集要項はよく確認してください。

営業事務

営業事務は、営業職のサポートを行う事務職です。一般事務と同様の業務のほか、見積書やプレゼン資料の作成、売り上げの管理などを行い、オフィスから営業担当者を支えます。プレゼン資料の作成にはPower Pointが使用されることが多いため、WordやExcelに加えてスキルを身につけておくと採用で有利に働くことも。また、営業担当に代わって顧客と連絡を取り合う可能性もあるので、コミュニケーション力やビジネスマナーも求められるでしょう。専門性よりも、営業担当者が求めるものを先回りして汲み取る心遣いが重視されるため、未経験・高卒でも採用される可能性は十分にあるようです。

経理事務

経理事務は会社の出入金管理や帳簿作成、社員の経費精算などの業務を行います。お金に関する業務を行うため、専門知識や経験を求められる場合もあるでしょう。高卒・未経験から挑戦できる場合でも、数字への抵抗がない人、正確な作業に自信のある人が歓迎されやすいといえます。事務職のなかでも専門性が高いため、一度経験を積めば転職の際にアピールしやすく、さらに知識を深めれば経営に関する仕事へのキャリアアップも図れるでしょう。

医療事務

医療事務は、事務職のなかで特に専門性の高い仕事です。主に、医療機関の受付業務やレセプト作成、医療費計算などを担当します。ほかの事務職とは異なり、就職先は開業医や医療法人であることが多いでしょう。医療機関の数だけ需要があるため、求人数は比較的豊富な傾向にあります。なかには高卒・未経験者歓迎の求人も見られますが、医療事務に関する知識・資格を持っていたほうが就職に有利でしょう。

貿易事務

貿易事務は、商社やメーカーなどで活躍する事務職です。貿易書類の作成や、品物の出荷・輸送に関する手配など、専門性の高い業務が多い傾向にあります。海外とのやり取りはほぼ確実に発生するため、英語や中国語などの語学スキルが求められるでしょう。「世界を相手に仕事をしてみたい」「海外の人とコミュニケーションを取りたい」という高卒者に向いていますが、大卒以上が条件になっている求人や経験者向けの求人もあるので、応募の際には注意が必要です。

学校事務

学校事務は教員の給与や施設・物品の管理、生徒手帳の発行など、学校の運営に関する業務を行う事務職です。職場によっては広報を担当する場合もあるため、仕事内容の範囲はきちんと確認しておきましょう。直接生徒と関わる機会は少ないものの、「事務の先生」と認識されることもあり、規律を守ることが求められます。比較的残業が発生しにくく、授業のない土日や長期休暇は休みがとりやすいため、プライベートを充実させたい高卒者に向いているでしょう。

総務事務

総務事務は社員が働きやすい環境を整えるのが仕事。会社で行われるイベントの企画・準備、オフィスの管理、社内規定の更新、コンプライアンスプログラムの策定などを行う事務職です。イベント時には運営も行うので、細やかな気配りやスケジュール管理能力が必要になります。中小企業のような人手が少ない会社では、総務事務が人事や労務に関する仕事を行うこともあるようです。社員と関わる機会も多いので、コミュニケーション能力に自信がある高卒者に向いているでしょう。

秘書

秘書は会社の役員や医師、弁護士、議員などの補佐を行う事務職です。スケジュール管理や電話・メール対応など、上司の仕事がスムーズに進むようにサポートします。上司の仕事内容や裁量によって秘書の業務内容も異なるため、臨機応変に物事に対応できる人が向いているでしょう。高卒・未経験からでも就職はできますが、人気職種でありながら求人数がそれほど多くないため、競争率が高い傾向にあります。特に、大企業の役員秘書は大卒以上が条件になっていたり、応募者が集中したりする可能性が高いようです。どうしても秘書になりたい高卒者の方は、中小規模の会社や事務所の求人をチェックするのが得策でしょう。

医療事務に興味がある高卒の未経験者には「医療事務は高卒でもなれる?求人選びのコツや役立つ資格をご紹介」のコラム、秘書に興味がある高卒者には「高卒から秘書として正社員になるには」のコラムもおすすめです。参考にしてみてください。

高卒から事務職に就いた場合の給料は?

ここでは、高卒から事務職に就いた場合の給料について解説します。高卒から事務職に就いた場合の初任給や月給、年収が気になる方も多いでしょう。事務職の平均給与はやや低めいわれることもあり、高卒から就職して十分な収入が得られるのか、不安に感じる人も少なくないようです。事務職の給料に関して、以下で詳しく確認していきましょう。

高卒から事務職に就いた場合の初任給

事務職に限ったデータではありませんが、日本経済団体連合会と東京経営者協会が発表した、「2020年3月卒『新規学卒者決定初任給調査結果』の概要(3p」によると、「事務系職種」の高卒者の初任給は17万1,955円でした。それに対して、大卒者の事務系職種の初任給は21万8,472円。高卒者の初任給水準は年々上昇している傾向があるものの、大卒者と比較するとやや低額なのがうかがえます。

参照元
一般社団法人日本経済団体連合会
2020年3月卒「新規学卒者決定初任給調査結果」を公表

高卒女性の初任給

厚生労働省が発表した「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1学歴別にみた初任給」によると、高卒女性の初任給は16万4,600円でした。それに対し、大卒女性の初任給は20万6,900円で、約4万円の差があることがわかります。
学歴別に給料を設定している企業だと、高卒女性が大卒女性以上に昇給するのは難しいため、「頑張り次第で稼ぎたい」と考える方は実力主義の会社を選ぶのがおすすめです。

参照元
厚生労働省
令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1学歴別にみた初任給

高卒から事務職に就いた場合の平均年収

事務職のなかでも、一般事務の平均年収はおよそ250~400万円ほどといわれています。なお、一般的にどの業界・職種でも女性より男性の方が年収が高い傾向にありますが、事務職においては男女差はさほど見られないようです。

前項で解説したとおり、事務系職種の高卒者の初任給が約17万円であることを考慮すると、事務職の高卒者の初年度の年収は、250万円を下回る場合も考えられるでしょう。高卒者が事務職として年収アップを目指すのであれば、学歴以上に個々のスキルを重視している会社を選ぶことが重要です。また、医療事務や経理事務、貿易事務などは専門性が高く、給与が高めに設定される傾向があります。働きながら専門知識を身につけたり経験を積んだりして、キャリアアップや異業種へのキャリアチェンジを図ることで年収アップが狙えるでしょう。

高卒者の平均年収については「高卒20代の平均年収は?前半と後半で変わる?学歴による収入差も解説」でも詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。

給料水準が高い業種を選ぶのもおすすめ

金融やIT系などの平均給料が高い業種に就職すれば、収入が低い傾向にある事務職でも高収入を狙える可能性があります。
たとえば、厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、男性で平均給料が高いのは金融業・保険業(46万1,700円)や情報通信業(39万7,000円)という結果が出ています。また、同調査によると女性の場合は教育・学習支援業(31万7,100円)や学術研究、専門・技術サービス業(30万3,700円)が平均給料の高い業種のようです。

事務職で高収入を目指したい高卒者は、上記のような平均給料が高めの業種への就職を検討すると良いでしょう。

参照元
厚生労働省
令和元年賃金構造基本統計調査 結果の概況

高卒者が事務職を目指す際に歓迎される3つのスキル

高卒者が事務職を目指す際に歓迎されるスキルは、「コミュニケーション能力」や「パソコンスキル」などです。
高卒から事務職を目指すには、仕事に役立つスキルを十分にアピールする必要があります。ここでは、一般的に事務職で歓迎されやすい3つのスキルを解説するので、応募書類の作成や面接の参考にしてください。

1.コミュニケーション能力

事務職は、コミュニケーション能力を持つ人が歓迎される傾向にあります。事務職に黙々とパソコンに向かうイメージを持つ人もいるでしょう。しかし、実際には周囲の人から仕事を引き受けたり、社内外の人とやり取りをしたりする機会が多く、円滑なコミュニケーションが求められます。「チームワークが重要な部活動をしていた」「前職で接客業を経験していた」といった高卒者は、コミュニケーション能力を存分にアピールしましょう。お互いが気持ち良く仕事できるよう、明るく柔軟な対応ができる高卒の方が事務職の仕事に向いているといえます。

2.正確にコツコツと作業する力

事務職は複数の業務を同時に進行することが多く、正確にコツコツと作業を進められる力は非常に重要といえるでしょう。また、顧客情報を扱う場合もあるため正確性も重要です。すべてのタスクが期限内に終わるよう、優先順位をつけながら作業を進めるほか、急な差し込み業務や電話対応に応じられる柔軟性も求められます。コツコツと物事に取り組める集中力やマルチタスクに自信のある高卒者は、率先してアピールしましょう。

3.パソコンスキル

一般的に、事務職ではパソコンを使用するため、未経験者歓迎の求人であっても、基本的なパソコンスキルは持っていたほうが就職に有利でしょう。特に使用頻度の高いWordやExcel、Power Pointが使える高卒者は積極的にアピールするのがおすすめです。また、次項の「高卒者におすすめ!事務職への就職が有利になる資格」で紹介しているMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)を取得しているのはもちろん、勉強していることも武器になるでしょう。

高卒者におすすめ!事務職への就職が有利になる資格

事務職に就くために必須の資格はありませんが、取得していることで就職が有利になる資格はあります。以下で詳しく紹介するので、強みを増やしたい高卒者は勉強してみると良いでしょう。

日商簿記検定試験2級

簿記とは、会社のお金の出入りを記録するものです。簿記を学ぶことで経営のノウハウやお金に関する知識が身につくため、簿記資格はどの業界でも歓迎される資格といえます。事務職の場合も、経理事務をはじめ、お金を扱う場面で役立てられるでしょう。

簿記資格のなかでも特に認知度が高く、受験者も多いのが日商簿記です。日商簿記2級以上を取得していれば就職が有利になるといわれています。ただし、決して難易度が低いわけではないので、初めて受験する高卒者は3級から目指すのが良いでしょう。「事務職に役立つよう勉強している」とアピールするだけでも向上心や学習意欲を評価される可能性もあります。

日商PC検定試験2級

日商PC検定は、パソコンの実践的なスキル・知識を証明する資格です。パソコン作業が多い事務職には大変役立つ資格なので、挑戦して損はないでしょう。なお、日商PC検定は、以下の3分野に分かれています。

・日商PC検定試験(文書作成)
・日商PC検定試験(データ活用)
・日商PC検定試験(プレゼン資料作成)

「文書作成」はWordを用いたビジネス文書の作成や取り扱いに関する知識、「データ活用」はExcelを用いた業務データの活用や取り扱いに関する知識、「プレゼン資料作成」はPower Pointを用いた分かりやすいプレゼン資料の作成能力をそれぞれ問われます。一般的には2級以上を取得しているとベターですが、パソコンが苦手な高卒者はベーシックや3級から勉強して、知識を深めるのもおすすめです。

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)はWordやExcelなどのMicrosoft Office製品の利用スキルを証明する資格です。Microsoft Officeは多くの職場で利用されているため、MOSを取得すれば会社にパソコンスキルをアピールできるでしょう。

一般レベルの合格率は80%といわれており、比較的取得しやすい資格といえます。事務職を目指す高卒者は、ぜひ挑戦してみましょう。さらに上を目指したい方は上級レベル(エキスパート)に挑戦するのもおすすめ。上級レベルの合格率は60%ほどで一般レベルに比べると低いですが、きちんと学習すれば十分手が届くでしょう。

文書情報管理士検定試験

文書情報管理士は、電子化された書類の保存方法や個人情報保護の知識を証明する資格です。事務職は従業員やクライアント、顧客の情報を扱う機会が多いため、文書情報管理士の取得は大きな強みになるでしょう。個人情報漏えいが会社に大きな影響を及ぼす昨今、需要がより高まることも期待されます。試験は年2回実施され、40日の試験期間中に自分の好きな日程・会場で受験できるのが特徴です。取得を目指す高卒者は、自分で試験日程を決め、スケジュールを立てて勉強しましょう。

事務職に有利な資格は「『事務の資格』未経験に有利なものとは?仕事別のおすすめをご紹介」でも紹介しています。事務の種類ごとに有効な資格を解説しているので、スキルアップを目指す高卒者はぜひご覧ください。

高卒から目指せる事務職の探し方

高卒者が事務職を探すには、「ハローワークで探す」「就職・転職エージェントに紹介してもらう」などの方法があります。
高卒から事務職に就職するには、まず自分に合った求人を見つけることが重要です。ここでは、高卒から目指せる事務職の探し方を紹介するので、参考にしてください。

高校在学中なら学校に送られてくる求人票から探す

現在高校に通っており、卒業と同時に事務職への就職を目指す方は、学校に送られてくる求人票をチェックしましょう。確実に高卒者向けの求人であるため、学歴を気にする必要はありません。ただし、学校での成績は開示されるため、日ごろの努力は怠らないようにしましょう。高卒者の就職活動はスケジュールが決まっており、一般的に求人情報が解禁されるのは3年生の7~8月です。事務職は人気が高いため早めに確認するよう心掛けつつ、選考が始まる9月に向けて面接や筆記試験の練習をしておくのが良いでしょう。

ハローワークで探す

ハローワークで高卒者向けの事務職の求人を探すのもおすすめです。ハローワークは全国にある公的な就職支援機関。無料で利用でき、職員から求人紹介や選考のアドバイスを受けることも可能です。地域によっては35歳未満の若年層を中心にサポートする「わかものハローワーク」が併設されている場合もあるため、よりきめ細やかな支援が受けられるでしょう。ハローワークには地域の会社の求人が集まるため、地元で働きたい高卒者におすすめの求職方法といえます。
ハローワークの利用を考えている人は、「全国ハローワークの所在案内」でお近くのハローワークを確認してみてください。

求人サイトから探す

より多くの求人案件に目を向けたい高卒者は、求人サイトを利用するのも良いでしょう。多くのサイトは無料で会員登録できるため、複数のサイトを活用するのがおすすめです。学歴不問(高卒以上歓迎)や未経験者歓迎の求人を検索すると、効率良く高卒者向けの事務職が見つけられます。ただし、すべての求人案件が正社員採用とは限りません。なかには契約社員やパート採用の求人もあるので、よく確認しましょう。また、給与や勤務時間などの労働条件も自分で細かくチェックする必要があります。気になる会社があればブックマーク機能を利用して慎重に検討したうえで応募しましょう。

就職・転職エージェントに紹介してもらう

自分に合った事務職の仕事を見つける自信がない、一人での就職活動が不安という高卒者は、就職・転職エージェントにサポートしてもらうのも有効です。
就職・転職エージェントは、民間の就業支援機関。多くの場合は無料で利用でき、求人紹介のほか選考サポートも受けられます。ハローワークとサービス内容は似ていますが、エージェントの方が取り扱う求人の質が高いのが特徴です。サービス向上のため、いわゆるブラック企業が排除されており、職場の実際の様子も詳しく教えてもらえる可能性があります。エージェントによって得意な分野が異なるので、高卒者は未経験者向けの求人を多く取り扱う、若年層向けの就職・転職エージェントを選ぶと良いでしょう。

仕事探しをはじめとした、高卒者の就活のコツは「高卒の求人事情を解説!Webサイトで探す方法や正社員就職のコツも紹介」でも詳しく紹介しています。

高卒から事務職を目指す場合の志望動機

高卒から事務職を目指す場合、会社が求める人物像と自分の強みを把握すれば、採用担当者の印象に残る志望動機が書けるでしょう。
ここでは、高卒者が志望動機を書く際のポイントと、事務職の志望動機の例文を紹介します。

志望動機を作成する際のポイント

高卒者が志望動機を書く際のポイントは、以下の3つです。志望動機が書きにくいといわれる事務職だからこそ、しっかりアピールポイントを盛り込み、ほかの応募者と差をつけましょう。

自分のアピールポイントを明確にする

志望動機を書く前に、自分のアピールポイントを明確にしましょう。高卒・未経験者であれば学生時代の出来事、転職者であれば前職での経験などを振り返り、自分の強みやそれを裏付けるエピソードを書き出すとアピールポイントが整理しやすくなります。

事務職でアピールできるスキルは、このコラムの「高卒者におすすめ!事務職への就職が有利になる資格」を参考にしてください。

会社が求める人物像を把握する

高卒者が採用担当者の印象に残る志望動機を書くには、応募する会社について知ることが大切です。採用選考においては、「会社が求める人物像といかにマッチしているか」というポイントが重視されます。そのため、志望動機を書く際も、自分の強みが業務に役立つことや、自分の人柄が会社の風土に合っていることなどをアピールしましょう。たとえば、事務職にコミュニケーション力を求めている会社に対し、「黙々と作業に集中するのが得意」と述べてしまっては逆効果。自分のアピールポイントとともに、会社が求める人物像もきちんと把握しておく必要があるのです。

ネガティブな理由はNG

ネガティブな志望理由を書くのは望ましくありません。高卒者のなかには「事務職なら簡単だと思った」「デスクワーク希望なので事務職を選んだ」といった志望動機を提出する人もいるようです。しかしこれでは、消去法で仕方なく事務職を志望したようなマイナスイメージを会社側に与えてしまうでしょう。高卒者に対し「進学する意欲がなかったのでは」と懸念を抱く採用担当者も少なくないなか、ネガティブな志望動機を提出しては、内定は遠のく一方です。嘘をつくことは望ましくありませんが、ポジティブな理由を述べられるように、言い回しや表現を工夫しましょう。

事務職の志望動機の例文

ここでは、高卒者向けに経理事務と営業事務の志望動機の例文を紹介します。あくまでも例文は参考に、オリジナリティのある志望動機を書いてみてください。

学習意欲をアピールする例文

私は学習意欲に自信があります。この意欲は御社の経理事務の仕事に活かせると思い、今回志望いたしました。私は学生時代、カフェでアルバイトをしており、レジの清算業務や商品の発注業務を行う際にいつも勉強不足を感じていました。そこで、日商簿記3級に挑戦し、お金や商品の動きに興味を持つようになりました。資格取得後は、季節の限定商品の売り上げ目標の管理も任せてもらえるようになり、大変貴重な経験が積めました。現在は日商簿記2級の勉強中です。事務職は初めてですが、持ち前の学習意欲を発揮して、すぐに御社の戦力になる所存です。

サポート力をアピールする例文

私は相手のニーズを読み取り、積極的に行動することが得意です。御社の営業事務として、このスキルを活かせると思い、志望いたしました。私は高校時代の部活動でバレー部に所属していましたが、足の故障でサポート役に回ることになりました。初めのうちは、選手としてチームに貢献できないことが悔しかったのですが、徐々に自分の声かけやサポート次第で選手のモチベーションを高められることに気付きました。それからは、積極的に備品を用意したり、体のケア方法を学んだりし、裏方としてチームの地区大会優勝を支えました。御社はチームワークを重視する社風だと伺いました。入社後は、事務職としてオフィスから営業の方々を支え、チーム貢献を目指します。

事務職の志望動機の書き方とは?未経験でも転職できる!例文あり」では、志望動機の作成ポイントや例文を紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。

高卒から事務職の正社員を目指そうと考えても、何からすれば良いかお悩みの方は多いでしょう。事務職で正社員として働きたい高卒者は、就職・転職エージェントのハタラクティブの利用がおすすめです。

ハタラクティブでは、プロのアドバイザーがカウンセリングを行い、事務職で活用できる適性やスキルをお伝えします。また、応募書類の添削や面接対策なども丁寧にサポート。高卒者や未経験者を歓迎している求人も多数ご用意しています。サービスの利用は無料なので、まずはお気軽にご相談ください。

事務職に関するお悩みQ&A

内勤やルーティーン業務といったイメージを抱きやすい事務職。しかし、イメージだけで就職するとミスマッチになりかねません。ここでは、解説しきれなかった事務職に関する疑問についてをQ&A方式でまとめました。

事務職にコミュニケーション力は必要ない?

事務職こそコミュニケーション力が必要です。 黙々と業務を行う印象が強い事務職ですが、実際は多くの部署・社員とやり取りが発生します。「事務員ってどんな仕事?事務職のメリット・デメリットを解説」のコラムでも触れていますが、社員の業務が円滑に進むようサポートするのが事務の役割なので、コミュニケーションは欠かせません。

事務職に必要なスキルについて詳しく知りたい

パソコンスキルやマルチタスク能力、コツコツと業務を進めるスキルが挙げられます。事務職は細分化されており、営業事務ならビジネス文書の作成スキル、医療事務なら医療に関する知識といったように、求められるスキルは仕事内容によって異なるもの。しかし、パソコンスキルやマルチタスク能力はどのような事務職でも役立ちます。自分のスキルを事務職で活かしたいと考えているなら、ハタラクティブへご相談ください。あなたに合った事務職の求人をご紹介します。

事務職の志望動機を書くコツは?

事務職に適性があることや、事務職として働きたい理由を述べましょう。 「なんとなく楽そうだから」という理由では、採用につながることはありません。自分のどんな面が事務職に向いているのか、なぜその会社の事務職になりたいのかを明確に伝えましょう。企業研究を行い、「その会社ならではの理由」を述べることも重要です。「志望動機の考え方と作り方が知りたい!面接での効果的な答え方も紹介します」のコラムでも志望動機の作り方を解説していますので、参考にしてください。

未経験から事務職を目指せる?

事務職は未経験を歓迎する傾向があり、挑戦しやすい職種といわれています。特に、未経験から挑戦しやすいのは一般事務で、主な業務内容はパソコンでの書類作成や電話、メール対応など。正社員雇用の場合も多く、未経験から正社員を目指すことも可能です。「未経験から事務職を目指して大丈夫?業務内容と求められるスキルをチェック」では、未経験から事務職を目指す方に向けて業務内容と求められるスキルをご紹介しています。

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