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高卒女子の就職事情!高収入を得るには?おすすめ職種や就活のコツを解説
更新日
この記事のまとめ
- 高卒女子の就職内定率は97.2%と高め
- 高卒女子の就職先には営業職や介護職、ITエンジニア職などの職種がおすすめ
- 高卒女子の初任給は低めだが、専門スキルの習得や転職により収入アップが可能
- フリーターやニートの高卒女子は、キャリア構築のためにも早めに就活を始めよう
- 高卒女子の就職には、簿記やMOSなどの資格が役に立つ
「高卒女子の就職は難しそう…」と、就活を不安に思っている方もいるでしょう。実際のところ、高卒者の就職内定率は男女ともに高く、選考で採用されるハードルはそれほど高くありません。
このコラムでは、高卒女子向けに就職を成功させるポイントやおすすめの職種、役立つ資格などをまとめています。これから就職活動をしようと考えている高卒女子の方は、ぜひ参考にしてください。
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高卒女子は正社員として就職できる!
高卒女子の正社員就職は十分可能です。
文部科学省の「令和6年3月高等学校卒業者の就職状況(令和6年3月末現在)に関する調査について」によると、令和6年3月における高校卒業予定者全体の就職内定率は98.0%。高卒女子に関しては97.2%でした。多くの高卒者が、安定して就職先を獲得している状況がうかがえます。
高卒と大学新卒の就職内定率
高卒の就職率が大卒と比べてどのくらい差があるのか、気になる方もいるでしょう。
文部科学省の「令和6年3月高等学校卒業者の就職状況(令和6年3月末現在)に関する調査について」と厚生労働省の「令和6年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します」で統計されているデータを下記の表にまとめているので、参考にしてみてください。
高卒 | 大卒 | |
---|---|---|
男性 | 98.4% | 97.9% |
女性 | 97.2% | 98.3% |
男女計 | 98.0% | 98.1% |
引用:文部科学省「令和6年3月新規高等学校卒業者の就職状況(令和6年3月末現在)に関する調査について」
厚生労働省「令和6年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します」
学歴・性別の割合で見ても、高卒と大卒の就職内定率に大きな差はなく、多くの人が内定を獲得していることが分かります。
ただし、高卒で就職に成功しているのは、高校在学中に就活している人が多数です。卒業後、ニートやフリーターとして就活する場合は、就職のハードルはやや高くなると考えられるでしょう。
参照元
文部科学省
令和6年3月高等学校卒業者の就職状況(令和6年3月末現在)に関する調査について
厚生労働省
令和6年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します
高卒女子に限らず既卒になると就職ハードルは高くなりやすい
高卒や大卒、男性女性といった学歴や性別に限らず、既卒として就活する場合は、新卒と比べて就職のハードルは高くなりやすい傾向にあります。
また、年齢を重ねるごとにスキルや経験が求められるようになるため、「いつか正社員になろう」と就職を先延ばしにしてしまうと、未経験から応募できる求人が限られてしまうことも。少しでも若いほうが採用のハードルは低いため、早めに就職活動をすれば比較的スムーズに就職できる可能性があります。
高卒の就職活動については、「高卒の就職先におすすめの業界・職種一覧!向いている人の特徴も紹介」も参考にしてみてください。
フリーターやニートの高卒女子が早めの就職をすべき理由
現在フリーターやニートの高卒女子の方は、できるだけ早く就職活動をスタートしましょう。
正社員経験のないなかでの就職活動は、年齢が上がるほど採用ハードルも上がります。正社員を目指すなら、今すぐにでも行動に移すことが大切です。
年齢が若いうちに就職活動を行うことで、「ポテンシャル採用の可能性がある」「若いうちに正社員経験を積んでキャリア形成できる」「安定した収入を得られる」といったメリットがあります。
将来「あのとき就職しておけば…」と後悔しないためには、できるだけ早く行動を起こすことが重要です。
資格なしの高卒女子は就職できない?
無資格の高卒女子から就職することは可能です。とはいえ、資格を取得しておくと採用選考でアピールする強みが増えたり、勤勉な印象を与えられたりするため、有利になることがあるでしょう。
詳しくは、「高卒でも取れる資格はある?高収入・キャリアアップを目指そう」のコラムをご覧ください。
高卒の求職者数・求人倍率は?
厚生労働省の「令和5年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(3月末現在)」によると、令和5年3月に卒業した高校新卒者の求人数は約48万2,270人、求職者数は12万1,123人、求人倍率は3.98倍となっています(令和6年3月末現在)。3.98倍の倍率は、働きたい高卒者一人につき3件以上の求人があるということなので、高卒女子が新卒として正社員就職することは十分可能といえるでしょう。
「高卒の就職率はどのくらい?大卒との違いや都道府県別の内定率も紹介」のコラムでは、高卒の就職率について解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
参照元
厚生労働省
令和5年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(令和6年3月末現在)
ハタラクティブでは、学歴不問の求人を多数掲載しています。「高卒だと就職のハードルが高いのでは?」と不安に感じている方は、ぜひご相談ください。
高卒女子が知っておくべき女性の就職状況の変化
ここでは、高卒を含む女性の就職状況の変化を解説します。女性が活躍しやすい社会へと進んでいることを知り、前向きに就活を始めましょう。
女性の正社員採用に力を入れる会社が増えている
最近は、女性の雇用に力を入れる会社が増えてきています。厚生労働省の「働く女性の状況」によると、2022年度時点の労働力人口に占める女性の労働者数は3,096万人で、割合は44.9%。前年よりおよそ16万人増加しており、社会で活躍する女性が増えていることが分かります。
また、同調査によると、2022年度時点の女性の正規雇用者数は1,250万人。前年より28万人増えており、8年連続で増加傾向という結果でした。
女性の社会進出が進んだ背景として、企業が女性の正社員雇用に力を入れていることが挙げられます。「無期雇用で長く働きたい」「キャリアアップを叶えたい」などの希望が叶えやすくなっているといえるでしょう。
参照元
厚生労働省
令和4年版働く女性の実情
女性の働きやすい環境が整ってきている
出産後も仕事へ復帰する女性が増えてきたことから、女性が働きやすい環境を整える会社も増加傾向に。男性・女性に関わらず、育児休暇を取得しやすい環境を整えることで、子育てと仕事の両立を支援し、長く働ける職場へと改善されています。
女性活躍推進に力を入れる企業の見分け方
女性活躍推進に対する取り組みを実施し、優良と認められた企業は、厚生労働大臣が定める女性活躍推進法認定マーク「えるぼし認定、プラチナえるぼし認定」を受けられます。高卒女子は、女性が活躍しやすい就職先を見極める一つの目安として、えるぼしに認定された企業を探してみるのも良いでしょう。
また、「女性活躍中」と求人で記載のある企業を中心に検討してみるのもおすすめ。女性活躍推進に力を入れている企業の可能性があるためです。
参照元
厚生労働省
女性活躍推進法特集ページ(えるぼし認定・プラチナえるぼし認定)
高卒女子が就職すると給料はどれくらい貰える?
ここでは、初任給と平均給料を学歴・男女別で比較していきます。高卒として就職するか、大学へ進学するか悩んでいる女性の方は、ぜひ参考にしてください。
学歴・男女別の新規学卒者の賃金
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計(9)新規学卒者の学歴別にみた賃金」によると、学歴別の新規学卒者の高卒の賃金は、全体が18万6,800円、女性が18万3,200円です。下記では、新規学卒者の賃金を表にまとめているので、高卒の初任給が気になる方は参考にしてみてください。
高卒 | 大卒 | |
---|---|---|
男女計 | 18万6,800円 | 23万7,300円 |
男性 | 18万9,000円 | 24万300円 |
女性 | 18万3,200円 | 23万4,300円 |
参考:厚生労働省「第9表 新規学卒者の性、学歴別賃金及び対前年増減率」
高卒女子の賃金は18万3,200円、高卒男子の賃金は18万9,000円となっています。大学新卒の場合は、女性が23万4,300円、男性は24万300円です。
このことから、高卒の初任給は男女ともに大学新卒よりも4〜5万円程度低いことが予想できます。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
学歴・男女別の平均給料
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況(3)学歴別にみた賃金」によると、学歴・男女別の平均賃金は以下のとおりです。
高卒 | 大卒 | |
---|---|---|
男女計 | 28万1,900円 | 36万9,400円 |
男性 | 30万6,100円 | 39万9,900円 |
女性 | 23万500円 | 29万9,200円 |
参考:厚生労働省「第3表 学歴、性、年齢階級別賃金及び対前年増減率」
このデータでは、高卒女子の給料がほかよりも低い傾向にあることが分かります。ただし、あくまで平均であり、仕事や企業の待遇によってはさらに高い収入を得られる可能性もあるでしょう。
参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
高卒の給料は男女差よりも学歴による差が大きい
前述のとおり、高卒の給料は性別だけでなく、「高卒」「大卒」の学歴による差もあるようです。ただし、就職後は学歴や性別よりも実績やスキルによって昇給する会社が多いといわれています。
若いうちに就職すれば、働くなかで資格を取得したりスキルアップしたりすることで収入アップが叶うことも。次の項では学歴を問わず挑戦しやすく、努力によってキャリアアップを目指せる仕事をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【給料の基本用語】求人の月給・月収とは?
月給とは、基本給に各種固定手当(資格手当や住宅手当など)を加えたもの。月収とは月給に変動手当(残業手当や休日出勤手当など)を加えた1ヶ月の給与の総支給額を指します。
「高収入を得たい」と考えている方は、求人募集の内容をきちんと読み取れるように、「月給」「月収」の違いを理解しておきましょう。
詳しく知りたい方は、「月給と月収の違いとは?手取りや基本給といった給与の基本用語を解説」のコラムをご参照ください。
高卒女子の就職におすすめの職種6選
ここでは、学歴を問わず挑戦できる仕事をご紹介します。事務力や介護職のほか、実力主義の職場で自分の力を試したい方には営業職やITエンジニア職もおすすめです。自分の性格やスキルに合いそうな仕事を探してみましょう。
高卒女子の就職におすすめの職種
- 介護職
- 営業職
- 販売職
- ITエンジニア職
- 工場の作業スタッフ
- 公務員
1.介護職
介護職は日本の高齢化にともない需要が高まっている仕事。学歴を問われにくいほか、未経験や無資格から始められるため、高卒女子の方も挑戦しやすい仕事といえます。
介護職は、介護施設や各家庭で高齢者の生活をサポートするのが仕事です。食事・入浴・排泄の身体介助やレクリエーションの実施など、仕事が多岐にわたるのでやりがいを感じられます。
介護職は、利用者に寄り添う必要があるため、「コミュニケーションが得意」「誰かの役に立ちたい」という方におすすめ。
未経験・無資格から就職を目指す場合は、研修制度や資格取得を支援してくれる施設を選びましょう。働きながら資格を取得すれば、資格手当で収入アップにつながる可能性もあります。
正社員
サービススタッフ(介護職)
-
年収 277万円 ~ 327万円
-
大手企業,未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
2.営業職
営業職は学歴・経験不問の求人が多いので、高卒・大卒や男性・女性といった学歴や性別に関わらず挑戦しやすいのが特徴の仕事です。
特におすすめなのは、化粧品業界や保険業界の営業職。女性が多く活躍する業種のため、育児休暇や時短勤務の制度が充実している企業が多く、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に働けます。
また、営業職には給料を歩合制にしている企業もあるので、努力次第で収入アップを目指せるのも魅力です。営業職で身につけたコミュニケーションスキルは、転職の場でも役立つでしょう。
3.販売職
販売職も学歴・経験不問の求人が多い職業です。販売職の活躍場所は、アパレルショップやインテリアショップといった店舗。大型のショッピングモールや百貨店、路面店など、就職先によって多彩な選択肢があります。
販売職に求められるのはコミュニケーション能力や顧客に寄り添う気遣いなどのスキルのため、学歴や性別を問わず適性があれば挑戦できるのがポイント。ただし、土日祝日も含むシフト制の場合が多いため、「家族と休みを合わせたい」「土日に休みたい」という方は注意が必要です。
就職先によっては、福利厚生の一環として会社の商品を社員割引で購入できるので、好みの店舗から就職先を考えてみましょう。
4.ITエンジニア職
人材不足の傾向があるITエンジニアは、採用の間口を広げている会社が多く、高卒女子も挑戦できる可能性がある仕事の一つ。
ITエンジニアには、プログラマーやシステムエンジニア、Webデザイナーなど、さまざまな仕事の種類があります。IT業界は実力主義のため、あまり学歴を重要視しません。そのため、経験を積みスキルを磨けば、高卒女子もキャリアアップや収入アップが叶いやすいといえます。在宅でできる仕事もあるため、出産や子育てなどのライフスタイルの変化に対応しやすいでしょう。
5.工場の作業スタッフ
仕事とプライベートを両立させたい高卒女子の方は、残業の少ない工場の作業スタッフとして就職するのもおすすめです。
工場の作業スタッフは、機械の部品や食品といった製造ラインを担当します。ルーティンワークが多く、多くの場合特別な経験や資格は必要ありません。黙々と作業することが好きな方に向いている職種です。
また、工場が24時間稼働していれば、自分の都合に合わせて日中・深夜問わずにシフトを組めます。「平日も含めて休みが欲しい」「夜勤が向いている」といった、働き方の希望を叶えやすいでしょう。
6.公務員
公務員は、社会的信用を得て安定したい方におすすめです。
高卒から公務員に就職するには、高卒者向けの試験に合格する必要があります。国家公務員を目指す場合、一般職なら「高卒者試験」、専門職なら「高卒程度試験」を受験し、地方公務員を目指すなら「地方初級公務員試験」を受験するのが一般的です。
ただし、公務員試験のなかには、年齢制限や受験条件があります。受験を希望する職種の年齢制限やその他の条件を満たしているか、事前に確認する必要があるでしょう。
公務員は福利厚生が充実しており、女性に働きやすい職場環境が整えられているのが魅力です。公務員を目指している方は、「高卒で公務員に就職できる?大卒との給与の違いや試験の種類を紹介」のコラムも参考にしてみてください。
高卒女子に人気の仕事ランキングは?
ハタラクティブの調査では、女性正社員は事務職や医療・介護関連に就業している人が多いという結果が出ています。最も多いのは事務(38.2%)、次点で医療・介護・福祉(18.0%)。また、接客(10.6%)や営業(8.2%)なども人気のようです。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
高卒女子の就職先には事務職も人気
「事務職に就きたい」と考えている高卒女子の方もいるでしょう。
ここでは、事務職の仕事内容や種類、年収について解説します。事務職に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
事務職の仕事内容と種類
事務職は、電話対応や書類作成、資料の管理などのルーティンワークが基本であり、学歴不問や未経験者歓迎の求人もあります。
事務職の詳しい種類は、以下のとおりです。
- ・一般事務
・総務事務
・経理事務
・医療事務
・学校事務
・営業事務
事務職の種類によって、顧客対応やパソコン作業など、中心となる業務が異なります。事務職の仕事は、オフィスでのデスクワークがメインで、残業も少ない傾向にあるので、肉体的な負担が軽めといえるでしょう。出産後の職場復帰や再就職などもしやすく、女性に人気が高い職種です。
事務職の給料
人事院の「民間給与の実態(表9職種別、学歴別、年齢階層別平均支給額)」によると、高卒の事務職の給料は、20歳以上24歳未満が平均で22万5,439円、24歳以上28歳未満が平均で25万3,477円でした。
44歳以上48歳未満は平均で33万4,753円で、徐々に金額は上がっており、安定した収入が得られると考えて良いでしょう。
参照元
人事院
職種別民間給与実態調査結果
高卒女子が就職して高収入を得る4つの方法
高卒女子の方が高収入を得るには、専門的なスキルを習得したり、年収の高い業種に就職したりする方法があります。すぐに高収入を得られなくても、今の自分にできそうなことからチャレンジすれば、将来的に収入は増えていくでしょう。
高卒女子が就職して高収入を得る方法
- 専門的なスキルを身につける
- 高収入を得られる業界を目指す
- 就職先で着実に成果を出す
- 業務経験を積んだうえで転職する
1.専門的なスキルを身につける
高卒女子の方が専門職や技術職などに就職して収入アップを目指すなら、専門的なスキルが必要です。
会社によっては、業務に必要な資格を取得すれば、資格手当が付与されることもあります。得意分野や興味のあるものから、仕事に役立つスキルを習得するのがおすすめです。
2.高収入を得られる業界を目指す
高卒女子の収入アップには、高収入を得やすい傾向がある業界へ就職する方法もあるでしょう。高年収が期待できる業界には、IT業界や金融業界、不動産業界、建設業界などが挙げられます。
高収入を得られる業界について詳しくは、「高収入の仕事とは?無資格・未経験者も挑戦できる?年収アップを目指すには」のコラムもチェックしてみてください。
3.就職先で着実に成果を出す
就職先の仕事で着実に成果を出すのも、収入アップにつながります。
実力主義の風土がある職場やインセンティブ制度を導入する企業では、評価次第で収入アップを図れるでしょう。
「インセンティブ制度って何?」という方は、「インセンティブの意味とは?制度の仕組みや手当との違いを簡単に解説」をご覧ください。
4.業務経験を積んだうえで転職する
一定期間業務に従事したうえで、身につけたスキルを役立てられる業種・職種に転職するのも高卒女子の方が高収入を得る方法の一つです。即戦力となるスキルや実績があれば、転職採用の場で評価されやすくなります。
高卒で高収入の仕事への転職を成功させる方法は、「高卒の平均年収は?大卒と変わらない?給与の高い仕事と収入アップのコツ」でも紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
高収入の仕事に就きたい方には、「女性が活躍中の給料が高い仕事とは?ランキング形式でご紹介」のコラムもおすすめです。
就職で「資格なし」が不安な高卒女子におすすめのスキル
高卒女子の方が持っていると就職に役立つおすすめの資格を7つご紹介します。高卒から目指しやすい職種のなかで活かせる資格を中心にまとめたので、ぜひご参考にしてください。
1.普通自動車免許
普通自動車免許は、営業職や運送ドライバーなどの仕事に役立ちます。会社によっては免許の取得が応募条件に含まれている場合もあるので、就職先の幅を広げたい高卒女子の方におすすめです。
自動車免許を取るには、教習所に通う方法と、合宿で取得する方法の2種類があります。合宿は最短2週間で取得することが可能です。ただし、満18歳以上であることや、両眼0.7以上の視力があること(矯正視力可)の条件を満たす必要があります。
取得後は、仕事に活かせるよう運転に慣れておくことも大切です。
2.日商簿記検定2級
日商簿記検定は、経理事務として就職したい高卒女子の方におすすめの資格です。企業の財務諸表を作成するための知識や技術を証明でき、会計事務所や一部上場企業、中小企業などで役立てられます。
簿記の資格は、日商簿記・全経簿記・全商簿記の3種類。一般的なのは「日商簿記」です。日商簿記は1級、2級などと階級が分かれており、実務で求められるのは2級以上といわれています。簿記について勉強する高卒女子の方は、3級から目指すと良いでしょう。
3.MOS
パソコンを使用する仕事に就きたいと考えている高卒女子の方は、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)がおすすめ。MOSは、WordやExcel、PowerPointなど、マイクロソフト社のソフトの操作スキルを証明する資格です。複数のソフトを使えるようになるため、作業効率や生産性の向上につながるでしょう。
パソコンを使用する仕事は、IT職や事務職、営業職など幅広くあります。使いこなせるソフトが多ければできることも増え、仕事で成果を得やすくなるでしょう。
4.調理師免許
調理師免許は、調理師法によって定められた国家資格です。適切な調理方法や栄養、衛生管理など、食のプロとしての知識や技術を証明できます。調理関係の仕事に就職したい高卒女子の方は、取得を検討すると良いでしょう。
調理師免許は調理の仕事に必須ではないものの、採用担当者から高評価を得やすかったり、資格手当が支給されたりと、取得するメリットは多数あります。
調理師免許を取得する方法は主に2つ。1つは、養成学校や調理師学校に1年以上通う方法です。この場合、国家試験は免除され、卒業と同時に調理師免許を取得できます。もう1つは、飲食店で調理経験を2年以上積み、調理師試験を受ける方法です。どちらの方法も取得には時間が掛かることを念頭に入れておきましょう。
5.日本化粧品検定(コスメ検定)
美容に関する仕事に就職したい高卒女子の方には、日本化粧品検定(コスメ検定)もおすすめの資格です。日本化粧品検定を取得することで、化粧品やメイク、サプリメントなど、美容についての科学的な知識を身につけられます。
日本化粧品検定は、化粧品業界への就職に有利になりやすいだけでなく、メイクアップアーティストやネイリスト、エステティシャンなど、美容関連の仕事のキャリアアップに役立つこともあるでしょう。
日本化粧品検定は3級ならオンラインでの受検も可能です。また、1級と2級の試験は年2回ですが、併願で受検することもできます。
6.介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、介護に関する基礎的な知識やスキルを証明する資格です。
介護の入門資格ともいわれている資格なので、介護業界に興味がある高卒女子の方は取得して損はありません。基礎的な知識やスキルがあれば、実務にも冷静に対応できるでしょう。
介護施設によっては、資格の保有を応募条件として定めている場合もあります。また、介護職員初任者研修課程を修了していれば資格手当が支給されることもあるので、給与アップを目指したい方にもおすすめです。
7.販売士
販売士は、販売職としての基礎があることを証明する資格です。資格を取得すれば、就職後に即戦力として活躍できます。販売職のプロフェッショナルとして顧客のニーズに合わせた商品を提供できるようになるでしょう。
販売士には1級・2級・3級の段階があり、3級では現場の販売職における基礎を身につけられます。資格取得後は、小売業や卸売業、サービス業、商社などの幅広い業種で活用できるでしょう。
高卒女子が就職を成功させる6つのポイント
高卒女子が就職を成功させるには、「学歴を気にしない」「できるだけ早く就活を始める」「自己分析や企業研究を徹底して行う」などが大切です。
高卒女子が就職を成功させる6つのポイント
- 高卒の学歴は気にしない
- できるだけ早く就職活動を始める
- 自己分析で自分のアピールポイントを知る
- 企業研究で応募したい会社を詳しく知る
- 「就職活動の軸」を明確にする
- 就職・転職エージェントを活用する
1.高卒の学歴は気にしない
就職活動では、「高卒は応募できる求人が限られるのでは」といったネガティブな考えを抱かないようにするのがポイントです。「大卒以上」を条件に求人を出す会社もありますが、学歴や資格、経験を問わない会社も多数あります。
社会人になれば、学歴ではなくキャリアやスキルが重視されるもの。学歴に関わらず活躍することは可能なため、ポジティブに行動するのがポイントです。
2.できるだけ早く就職活動を始める
就職を目指している高卒女子の方は、就職活動をできるだけ早く始めましょう。先述したとおり、若いうちならポテンシャル採用が狙えます。
高校を卒業してしばらく経っている場合は、空白期間に注意が必要です。採用の場において、就業していない「空白期間」はマイナス評価になりやすいもの。
療養や勉強など明確な目的があった場合は、採用担当者に納得してもらいやすいでしょう。そうでない場合は、採用担当者が納得できる説明を考えておく必要があります。空白期間の説明方法については、「空白期間を面接で聞かれたら?「何もしてない」はOK?答え方や例文を紹介」のコラムをご覧ください。
3.自己分析で自分のアピールポイントを知る
自分のアピールポイントが分からない場合は、就職活動を始める前に自己分析を徹底しましょう。自分の強みや能力、価値観などを理解していなければ、面接で的確なアピールができません。
自分の好きなことや得意なこと、苦手な分野などを書き出し、適性や能力を把握しましょう。得手不得手を知れば、自分に向いている業種や職種が見つけられます。
自己分析の方法は「自己分析の方法をご紹介!就活や転職に役立てよう」で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。また、アピールポイントの伝え方は「長所を一覧で確認!思いつかないときの対処法や就活での例文もご紹介」にまとめています。
自己分析がうまくいかないときは?
自己分析が難しいと感じる高卒女子の方は、家族や友人などの第三者に自分の長所を聞いてみる「他己分析」をあわせて行うのも効果的です。自分では気づかなかった魅力や得意分野について掴める可能性もあります。
4.企業研究で応募したい会社を詳しく知る
自分に向いている就職先を探したい高卒女子の方は、企業研究に取り組みましょう。応募先の企業が求める能力や人物像を知っておけば、自分がそこで活躍できるかどうかを判断できます。
企業のWebサイトや口コミサイト、SNSなどをチェックして、社風や福利厚生、従業員の男女比率などを調べることが大切です。企業研究の詳しい方法は、「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」をご覧ください。
就職先探しは広い視野が必要
高卒女子が応募する求人を探すときは、業界・職種を絞り過ぎず、視野を広げて探しましょう。志望業界や職種を決めることは大切ですが、「自分にはこの会社しかない」「この業界・職種じゃないとダメ」と条件を固め過ぎると、選択肢を狭めてしまいます。
また、自分の好きなこと、やりたいことだけを見るのもおすすめできません。こだわり過ぎるとほかの可能性を潰してしまうことがあるため、幅広く探しましょう。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
5.「就職活動の軸」を明確にする
自分に合った企業に就職するためには、就職活動の軸を定める必要があります。「年収○○○万円以上」「特技を活かした仕事をしたい」「働きやすい職場が良い」など、就職先に求める条件を洗い出し、入社後も長く働ける会社を見つけましょう。
ただし、すべての希望を満たす職場を見つけるのは難しいため、優先順位をつけて絞り込むのが賢明です。
就職活動の軸を決めるメリットとは?
就職活動の軸を決めると、希望する業界や職種の傾向が定まりやすくなるメリットがあります。
手当たり次第に応募してしまうと、面接官から「志望度が低い」「熱意がない」と思われる可能性もあるでしょう。就活の軸に沿って求人に応募できれば、会社から「行動や思考に一貫性がある」と信頼を得られ、好印象を与えられます。
6.就職・転職エージェントを活用する
一人の就活が不安な高卒女子の方は、就職・転職エージェントを活用しましょう。
就職・転職エージェントとは、アドバイザーから個別のサポートを受けられる民間サービスです。求職者一人ひとりの希望に合わせた求人紹介や、就活に関するアドバイスなどのサポートがあります。
「学歴に不安がある」「初めての就職活動で自信がない」という方は、利用を検討してみてください。
就職・転職エージェントのハタラクティブは、学歴に不安がある方に向けて、就職支援サービスを実施しています。
専任のキャリアアドバイザーがヒアリングを行い、適性や希望に沿った仕事をご紹介。マンツーマンで就職活動をバックアップいたします。また、履歴書の添削や面接対策など、基本的な就職活動のサポートも実施。学歴不問や未経験者歓迎の求人を豊富に取り揃えているので、安心してご利用いただけます。すべてのサービスは無料なので、まずはお気軽にお問い合わせください。
高卒女子の就職に関するお悩みQ&A
就職活動に取り組む際、何に注意すれば良いか気になる方もいるでしょう。ここでは、高卒女子の就職に関するお悩みをQ&A方式で解決していきます。
採用側がチェックしているポイントを知りたい
採用側は、企業の志望度や求める人物像とのマッチ度のほかに、フリーターやニート期間の長さや理由から正社員就職への意欲をチェックしています。ブランクが長い高卒女子の方は、空白期間に何をしていたのかを前向きに伝えましょう。
高卒女子が就職を成功させるヒントについては、「高卒女子が就職を成功させる6つのポイント」をご一読ください。
高卒から事務職になるにはどんなスキルが必要ですか?
高卒者が事務職を目指すには、コミュニケーション能力や基本的なパソコンスキルが求められます。社内外とのやり取りが多いので、周囲と円滑に交流できる人に向いているでしょう。また、事務の仕事は複数の作業を同時進行するため、コツコツと物事に取り組める能力も大切です。
詳しくは「高卒で事務職に就くには?種類ごとの仕事内容やおすすめの資格を紹介」を参考にしてください。
高卒者が面接を受けるときのコツはありますか?
高卒者が採用面接を受ける際は、志望理由やよくある質問への回答をしっかりと用意しましょう。就職に対して前向きな姿勢を示せると、採用担当者へ意欲をアピールできます。また、就活マナーに沿って身だしなみを整えることも重要です。
採用面接における服装やマナーは、「高卒から正社員へ!既卒・フリーターの面接対策についても解説」をご確認ください。
高卒女子は優良企業へ就職できますか?
大企業以外にも、福利厚生やスキルアップ体制が整備されている企業はあります。会社名や企業規模にこだわらずに中小企業まで視野を広げれば、高卒から目指せる優良企業が見つかるでしょう。
高卒者が優良企業を探す方法は、「高卒で入れる優良企業はある?おすすめの就職先や探し方のポイントを紹介!」で詳しくまとめています。就職のプロに希望条件に合った仕事を紹介してもらいたいという方は、ハタラクティブへご相談ください。
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※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。