高校生の就職面接で長所と短所はどう書く?書き方の例一覧をご紹介

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この記事のまとめ

  • 高校生からの就活で長所や短所を見つけるには自己分析が大切
  • 高校生への面接で長所や短所から見られているのは、スキルよりも人柄や価値観
  • 長所と短所は表裏一体なので、一貫性のあるエピソードでアピールをしよう
  • 長所と短所を伝える際は、高校生活での実体験を交えると話に説得力が出る
  • 長所は仕事への活かし方、短所は改善策を添えて説明する

「卒業後は就職を考えているけれど、面接で長所と短所をどう答えれば良いか分からない…」とお悩みの高校生もいるのではないでしょうか。面接で長所と短所を聞かれることは多いようですが、選考で好印象を与えるには、伝え方を工夫して企業に合った長所と短所をアピールすることが必要です。このコラムでは、長所や短所の見つけ方や好印象を与える答え方をご紹介します。

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高校生が就活で長所・短所を聞かれる理由

採用担当者は、長所と短所は何かという質問を通して応募者の人柄や価値観、会社に適した人材かどうかなどをさまざまな観点から判断しています。ここでは、高校生が就活で長所や短所を聞かれる理由について解説しているので、参考にしてください。

1.応募者の人柄や価値観などを判断するため

応募者の人柄を知るために長所や短所を聞く場合があります。自分自身の長所や短所に対する向き合い方から、どのような価値観を持っているのか判断していることが多いようです。アルバイトや学校生活でどのような経験をし、どのような長所や短所を自覚したのかを見たいという採用担当者もいるでしょう。仕事に関する価値観を見つめなおしたいという方は、「「仕事観」とは?自分と向き合って価値観を見つめ直そう」を参考にしてみてください。

2.一般的な常識が備わっているか確認するため

アルバイト以外の社会経験がない場合がほとんどである高校生に対して、レベルの高いスキルが求められることは滅多にありません。そのため、長所や短所を聞かれた際も、一般的な常識が備わっていることが分かる伝え方ができれば十分でしょう。ただし、応募書類に記入した長所と短所を掘り下げる質問をされた際に、履歴書と実際の発言に差があると不信感につながってしまう恐れがあります。しっかり自己分析ができているかどうかも見られているため、注意が必要でしょう。

3.短所を改善しようとしているかを見るため

自分を客観視して短所を見つけたうえで、それを改善しようとする姿勢がみられるかどうかという点も評価の対象となります。短所があることをマイナスなことと捉え過ぎていても良い評価を得るのは難しいですし、短所は無いと答えてしまうと自分の問題点を把握できないと判断されてしまうことも。自分の短所を克服するために、どのような改善策を考えているのかを説明できるようにしましょう

4.その企業の社風に合う人材かどうかを判断するため

応募先企業の求める長所や短所を持っている人材かどうかを確認している採用担当者もいるようです。たとえば、スピードが求められる仕事において長所を「慎重なところ」と答えた場合、企業の求める人物像とのミスマッチが起きてしまう可能性があるでしょう。

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高校生の長所の伝え方

採用担当者は、応募者がしっかりと自己分析をし、自分の長所の活かし方を考えられているかどうかを確認します。効果的な長所の書き方に難しさを感じている場合、以下の方法を用いると良いでしょう。

長所を見つける方法

「自分の長所が何か分からない」と、すぐに長所を書けないという場合もあるでしょう。たとえば、今までに学校やアルバイト先などで褒められたり評価されたりした経験は、自分の長所といえます。もし思い出すのが難しい場合は、友達や親に聞いてみるのも一つの手です。自分ではピンとこない意外な長所だったとしても、第三者から見たうえでの意見は客観性や説得力がある意見である可能性があります。

好印象を与えるコツ

長所が見つかったら、次は面接時に採用担当者へ良い印象を持ってもらえる伝え方を考える必要があります。面接で深掘りされそうな内容や、その回答の仕方を工夫しましょう。しっかりと準備して自信を持って答えられれば、採用担当者に好印象を与えることが可能です。内定を得るためにも、以下の好印象を与えるコツを参考にしてみてください。

応募先で活かせる長所を選ぶ

選考で伝える長所は、応募先の仕事に活かせそうなものを選ぶようにしましょう。たとえば、営業や接客であれば「緊張せずに誰とでも分け隔てなくコミュニケ―ションがとれること」、事務や製造であれば「集中力があり、効率化を考えながら作業できる」といったスキルが長所となります。反対に、応募した仕事内容と結びつきのない印象が強い長所だと、採用担当者に響きにくいでしょう。長所は、応募先の方針や業務内容につなげられるものをおすすめします。

実体験とあわせて伝える

長所は、実体験を絡めると話に説得力が出て、好印象を与えるアピールにつながるため、自分の今までの人生で経験してきたエピソードを交えて話すと良いでしょう。高校受験時に意識していたことやアルバイト先での仕事を行うなかで努力してきたエピソードなど、小さいことから成果につながったことまで、できるだけ書き出してみてください。なお、中学生時代よりも高校生活での実体験を伝えたほうが、直近の経験であるためすぐに活躍できそうな印象を与えられます。ほかにも、長い期間継続してきたことがあれば、さらにエピソードとして説得力が出るでしょう。また、長所をより効果的にアピールするには、最初に結論を伝えてから理由となるエピソードを話すことで、簡潔に分かりやすく伝えることが可能です。

面接時の受け答えの仕方についてさらに詳しく知りたいという方は、「面接でよく聞かれる「自分の性格」の答え方」もあわせてご覧ください。

好印象を与える長所の伝え方の例文

具体的に、営業職の面接時に使えそうな好印象を与えられる伝え方を例文で紹介します。
例文
「私の長所は、親身になって人の話を聞けることです。同じバレー部で悩んでいる同級生や友人の話を聞き、全員の気持ちを一致団結させて大会に臨めました。この経験は、顧客のニーズを汲み取って商品開発することにも活かせると考えております。」
結論ファースト→実体験→応募先の業務との関連付けができているため、具体性がありながらも説得力のある伝え方になっています。この文法は、志望動機やガクチカなどを伝えるときにも使えるので、面接や履歴書を書く際には意識してみましょう。

高校生の短所の伝え方

短所は長所に比べて認識しやすく「すぐに思い浮かぶ」という場合もありますが、そのまま伝えると採用担当者にマイナスイメージを与えてしまうことも。ここでは、採用担当者にネガティブな印象を与えずに短所を伝えるコツをご紹介します。

短所を見つける方法

短所は、「自分の苦手なこと」「過去にした失敗の経験」ではなく「改善の余地がある箇所」という認識で探しましょう。長所と同様、友達や親に聞いてみるのも方法の一つですが、遠慮して教えてもらえないこともあります。友達や親に聞いても自分の短所が明らかにならないときは、自分の過去を振り返って探してみましょう。

好印象を与えるコツ

短所を伝える際に好印象を与えるには、短所のみでなく改善策もあわせて挙げることで、今後自分が働くうえで活躍できるイメージが明確になります。苦手なことを苦手なままにせず、成長しようとする意欲があることをアピールできれば、好印象を与えられるでしょう。

応募先で不利になる短所は選ばない

応募先の仕事内容に活かせず不利になるような短所は、選ばないのが無難です。たとえば、顧客の情報管理をする仕事の選考で「大雑把なところが短所です」と伝えてしまうと、採用担当者に「うちで働いてもらうのは難しいかも」と思われるでしょう。

ネガティブな表現は避けて明るく言い換える

ネガティブな表現は避けて明るい言い回しをすることで、採用担当者からの印象を下げることなく短所を伝えることが可能です。「一長一短」という言葉があるように、短所も裏を返せば長所になることも。たとえば、「優柔不断」という短所は「慎重な性格」と表現でき、「頑固」という短所は「意志が強い」と表現できます。

改善の努力をしていることを伝える

短所を伝えるだけでなく、改善のために努力していることを一言添えると印象は大きく変わります。自分の短所をしっかり把握して改善しようと行動する姿勢は、「自己分析ができている」という証明にもなるので、面接官から好感を持たれるでしょう。

面接で短所を聞かれたら?回答例を一覧にしてご紹介」でも短所について詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

高校生の長所と短所の例文一覧!面接でのアピール方法

先述したとおり、長所と短所は裏返せばどちらにもなり得ます。一貫性のないアピールにならないようにするためにも、「長所⇔短所」の関係性を意識すると良いでしょう。ここでは、長所と短所の見つけ方や伝え方のコツを踏まえ、採用担当者へ上手に伝える方法をまとめました。パターン別にどのような伝え方があるのか例文をご紹介します。

好奇心旺盛⇔落ち着きがない

「私の長所は、好奇心旺盛でなんでもチャレンジするところです。昔から、勉強でも趣味でも、まずはやってみることから始める物怖じしない姿勢を先生に褒めていただいていました。一方で、落ち着きがないところは短所だと思っています。そのため、近頃は興味を持った物事にもすぐに挑戦するのではなく、まずは腰を据えて考え、下調べをするように心掛けています。」
好奇心旺盛なところを面接でアピールしたい方は、「「好奇心旺盛」を自己PRに活かそう!伝える方法とOK・NG例文を紹介」をご参照ください。

気配りができる⇔繊細

「私の短所は、人の発言や態度を気にし過ぎて悩んでしまう繊細な部分です。しかし、その分周囲のことをよく見ているので、困っている方の手助けや備品の補充は率先して行います。そういった気配りができるのは長所だと考えているので、自分に自信を持つことで、繊細な部分を克服したいと思っています。」
繊細な人に向いている仕事については、「繊細な人とは?意味や性格をわかりやすく解説!向いている仕事もご紹介」のコラムをご一読ください。

行動が早い⇔せっかち

「私の長所は行動が早いところです。計画から実行まで素早く行い、限られた時間を効率良く使うことで、万が一イレギュラーがあっても対応できるように心掛けています。しかし、せっかちな性格で、周囲の人にも同じ早さを求めてしまうため、短所でもあると考えています。無理のない範囲で余裕を持った行動ができるように、協調性を養っていきたいです。」

協調性がある⇔自発的ではない

「私は自分から積極的に行動したり、発言したりするのが得意ではありません。しかし、チームで課題に取り組むときには率先してみんなの意見をまとめたり、資料を用意して円滑に話し合いを進めたりと努力してきました。この経験から、自分に求められる役割を把握し、チーム全体を支える協調性の高さが強みだと感じています。」
協調性の高さを自己PRに使いたいという方は、「協調性とは?どんな人が当てはまる?自己PRで効果的に伝えるコツ」もあわせてご覧ください。

几帳面⇔完璧主義

「私は完璧主義なところが短所だと考えています。何事も一番良い結果を出せないと納得できず、ぎりぎりまで努力を重ねてきました。結果を残せたことも多いですが、上手くいかずに自己嫌悪に陥ったこともあります。今後は適度に妥協することを学びながらも、自分の強みである几帳面さは活かしてきっちりと仕事に励みたいと考えています。」

慎重⇔優柔不断

「私の短所は優柔不断なところです。選択肢が多いと迷ってしまうことが多く、時間をかけて悩んでしまうことがあります。しかし、その分慎重に比較して考えることで、後悔のない選択ができます。これからは、慎重に考えて結論を出せる部分は大切にしながらも、物事を早く決められる決断力のある人材になりたいです。」

ここで紹介したのはあくまで一例なので、自分の長所と短所に沿ったものを履歴書や面接で伝えましょう。学校生活やアルバイト先での具体的な経験を絡めてアピールすると、相手にも分かりやすく伝わります。最後に「貴社(御社)でもこの長所を活かして、貢献したいと考えています」「貴社の〇〇の仕事で、長所を活かせると思っています」と、具体的に応募先で長所を活かせる部分を付け加えるのも良いアピール方法です

長所と短所がわからないならエージェントを利用しよう

「自己分析のやり方が分からなくて、長所や短所もうまく見つけられない…」という方もいるでしょう。そのようなときは、就職・転職エージェントへの登録がおすすめです。就職・転職エージェントでは、自己分析のサポートだけでなく、求人の紹介や履歴書の添削、面接対策なども受けられます。高校生向けのエージェントもあるので、「アルバイトの経験しかないけれど、初めての就活を成功させたい」などと考えている場合は、登録してみるのが良いでしょう。

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高校生の就活で聞かれる長所と短所についてのFAQ

高校生の就活で聞かれやすい長所と短所に関する疑問をQ&A方式でまとめました。高校卒業後に就職を考えている方は、ぜひご一読ください。

高校生も就活で長所と短所を聞かれますか?

高校生も就活の面接では長所と短所を質問されることが多いでしょう。「実体験とあわせて伝える」でも述べたように、アルバイトのような社会人経験がない場合は、今までの学生生活のエピソードを交えて話すようにしましょう。

長所が自己PRと同じ内容になります

長所も自己PRの一つではありますが、自己PRでは、企業ニーズに合う人材であるとアピールできる内容と入社意欲をあわせて伝えられると良いでしょう。自分が入社した場合の企業側のメリットを自己PRとするように心掛けてみてください。自己PRと調書の違いについて詳しく知りたい方は、「自己PRと長所をどっちも聞かれるのはなぜ?2つの違いや企業の意図を解説」もご参照ください。

長所をガクチカに絡めてアピールできますか?

ガクチカで長所をアピールすることは可能です。「学生時代に力を入れたこと」の略称である「ガクチカ」には、長所を伝えるための具体的なエピソードが踏まえられます。たとえば、部活動でのエピソードで、「粘り強さ」や「努力家な部分」を長所としてアピールしたり、アルバイト先での失敗から短所を見つけたりすれば、より具体的なガクチカになるでしょう。ガクチカの伝え方については、「「ガクチカ」の面接での話し方!印象付けるコツやタイプ別の例文も紹介」で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

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