高卒の転職は厳しい?おすすめの仕事は?内定のコツや求人の探し方も紹介!

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この記事のまとめ

  • 幅広い視野で自分に合った条件のある仕事を探せば、高卒の転職も難しくない
  • 高卒で転職するならITや土木建設、介護福祉などの業界がおすすめ
  • 高卒の転職で収入アップを目指すなら、明確な目標を立てるのがおすすめ
  • 自己分析や面接対策では、新卒時と異なる強みをアピールしよう
  • 高卒者におすすめの転職活動は、学歴不問や若手の採用に積極的な企業を選ぶこと

高卒者の転職は決して難しいものではありません。しかし、「学歴で落とされるかも」「職種の選択肢が少なそう」といった悩みから、なかなか転職に踏み出せない人も多いのではないでしょうか。
高卒者が転職で内定を得るためには、条件に合った仕事探しが重要です。このコラムでは、転職を成功させたい高卒社会人に向けて、就活のポイントを解説。また、高卒者におすすめの業界や転職に役立つ資格も紹介しています。

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高卒で転職するのは難しい?

適切な対策を行えば、高卒者の転職は決して難しくありません。
高卒者は、学歴やスキルの不足などが原因で不採用になる場合が多いようです。しかし、「高卒だから…」と最初から転職を諦めるのではなく、条件に合った仕事や企業を選ぶことがポイント。スキルの有無や学歴不問などを転職の軸にすれば、高卒でも十分に内定獲得が狙えるでしょう。
昨今の人材不足の波を受け、応募条件の門戸を広げて正社員の募集を行う企業は多いようです。学歴を問わないものや未経験者を歓迎する求人が展開されているため、新しい業種や職種にチャレンジしたい人にも大いにチャンスがあります。
まずは将来の目標を明確にし、広い視野をもって情報を集めてみることが重要です。

高卒者は意欲や熱意をアピールする

転職活動で確実に内定を勝ち取るためには、自身の強みを知ることが大切です。たとえば、「社会人経験の長さ」は、高卒者ならではの強みといえます。高卒者は大卒者よりも4年早く就業経験を積んでいるので、社会人としてのマナーや知識、専門スキルが身についているでしょう。
また、20代の比較的若いうちから転職する場合、大卒者よりも長い職歴を持つ高卒者にアドバンテージがあります。仕事に対する意欲や熱意を自分の言葉でアピールできれば、内定獲得を目指せるでしょう

高卒では応募できない求人があることも事実

求人のなかには、応募条件として「大卒以上」「専門卒以上」と学歴を限定しており、高卒では応募できない求人があるのも事実です。特に大手企業や有名企業は、応募者が多かったり優秀な人材を求めていたりするため、学歴で制限をかける傾向が見られます。
学歴に左右されない仕事ってどんな仕事?自分に合った仕事を見つけよう」のコラムでは、学歴を問わない仕事を紹介しています。高卒でも応募できる求人はありますが、より選択肢の幅を広げるなら資格取得なども検討してみるといいでしょう。

高卒の離職状況

厚生労働省の「新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況」によると、令和2年3月時点で1年以内に離職した高卒者は15.0%。1年以内に離職した大卒者は10.6%となっています。
平成30年3月時点で3年目までに離職した高卒者は36.9%、大卒者は32.8%となっており、離職率に大きな差はありません。高卒者のうち3年目までに離職している人は、平成10年3月では46.8%。平成20年3月には37.6%、平成30年3月には36.9%と年々少なくなっていることも分かります。

高卒者における3年目までの離職率
  1年目 2年目 3年目
平成30年3⽉ 16.9% 11.9% 8.1%
平成31年3⽉ 16.3% 10.0%
令和2年3⽉ 15.0%
大卒者における3年目までの離職率
  1年目 2年目 3年目
平成30年3⽉ 11.6% 11.3% 8.3%
平成31年3⽉ 11.8% 9.7%
令和2年3⽉ 10.6%

引用:厚生労働省「新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況

1年目の離職率が高いのは、企業研究や業界分析が不足していることが考えられます。職種やネームバリューにこだわりすぎず、視野を広げて転職活動をすれば優良企業に出会えるでしょう。

参照元
厚生労働省
新規学校卒業就職者の在職期間別離職状況

高卒の転職におすすめの業界・職種5選

高卒者が転職を目指しやすく、条件も良いとされる業界5つとおすすめのポイントをご紹介します。転職したいけどやりたい仕事がないとお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

IT業界

IT技術はスマートフォンや生活家電、企業内の管理システムなど、さまざまな場面で欠かせないものです。技術の進化に伴い、IT企業の事業領域も拡大を続けています。IT業界には、エンジニアやプログラマー、Webデザイナーなど、特定のスキルを身につける専門職が多いようです。ここで、IT業界の特徴をチェックしましょう。

オフィスワークができる

IT業界はオフィスワークが基本です。企業によっては、レンタルオフィスやカフェ、自宅など、職場以外の環境でも仕事ができます。季節を問わず冷暖房完備の環境下で快適な作業が可能ですし、座り仕事のため、体力面に不安のある方も安心して働けるでしょう。

ライフワークバランスを大切にできる

規模の大きい企業の場合は、働き方改革を積極的に取り組んでいるので残業や休日出勤が比較的少ない傾向にあります。勤務スタイルも柔軟なところが多く、フレックスタイム制を取り入れている企業も多くあるようです。自分のライフスタイルに合わせて出勤・退社時間を選べるので、オフタイムを大切にしながら働けるでしょう。プライベートの時間が確保できず、転職を考えている高卒者におすすめです。

学歴よりも実力を評価する風土

近年はIT業界の人材不足が深刻化しており、未経験者を歓迎している企業が多く見られます。また、学歴よりも実力を評価されるため、異業種・異職種から転職して活躍している人の多い業界です。高卒者の転職のハードルが低い業界といえるでしょう。

将来的にフリーランスも目指せる

SEやWebデザイナーなど、IT関連の職種の多くがフリーランスとして活躍できます。転職後に経験を重ねて専門的なスキルを身につければ、仕事の単価アップも見込めるでしょう。

土木・建設業界

土木・建設は、住宅やビルなどの建築、道路・ダムなどの建設を担う業界です。業界全体で高齢化が進み、団塊世代の定年退職などで就業者が減っている状況が続いています。そのため、若い働き手を求める傾向にあり、学歴関係なく人材の確保を積極的に行っているようです。土木・建設業界には以下のような特徴があります。

土日休みで働ける

カレンダーどおりに休めることが土木・建設業界のメリットです。家族と同じリズムで生活しやすく、子どもの学校行事への参加や友人との約束など、プライベートの予定を組みやすいでしょう。オンとオフの切り替えがしやすく、メリハリのある働き方が可能です。

地域を問わず需要がある

住宅や道路の建設、災害時の復旧作業など、その仕事内容は地域を問いません。日本全国どこでも活躍できるので、引っ越しを伴う転職の場合でも安心です。需要の高さから人手不足の業界としても知られており、一定数の求人があります。高卒者が内定を獲得するチャンスも多数あるといえるでしょう。

キャリアアップを目指しやすい

土木・建設業界では、2019年4月から「建設キャリアアップシステム」が運用されています。このシステムは、現場で働く人の資格や経験、現場歴などをデータベース化し、ICカードで情報を蓄積するものです。具体的な数字やレベルでキャリアアップが設定され、どうステップアップすればいいのかが明確に分かるようになっています。
技術の習熟度によってキャリアアップを目指しやすいので、ある程度のキャリアを築いてから自分の好きな土地で働くこともできるでしょう。中でも施工管理は資格取得によってキャリアアップしやすく、一級施工管理技士や一級建築士などの道に進みやすいので人気が高まっています。

給与水準が高い

建設業と一口にいっても、建築士や測量士、土木作業員など職種はさまざまです。職種によって収入に違いがあるため一概にはいえませんが、勤続年数で昇給を見込めるため、転職後に4~5年働けば年収500万円以上を目指せることも。30代40代と年齢を重ねてキャリアを積み、中には900万円以上の年収を得る人もいるようです。大卒者よりも早めに働き始められる高卒者におすすめの業界といえます。

介護・福祉業界

介護業界では、高齢者や障がい者など、生活のサポートが必要な人に対して多様なサービスを提供します。業界全体で採用枠を広げているため、未経験者を歓迎している求人が多いようです。高卒で異職種・異業種からの転職を考えている方にもチャレンジしやすい業界といえます。介護・福祉業界の特徴は以下のとおりです。

未経験者歓迎の求人が多い

超高齢社会の影響で介護職へのニーズが高い今、人員確保に苦しむ施設は多いようです。「経験がなくてもやる気のある人は欲しい」と、ほとんどの施設で未経験者の採用を積極的に行っています。サポート体制を整えている職場が多いので、特別な資格や経験がない高卒者も業務に取り組みやすいでしょう。

キャリアパスを描きやすい

未経験・無資格からはじめたとしても、入職後にスキルやキャリアの向上が可能です。介護職員初任者研修や実務者研修、介護福祉士、介護支援専門員など、専門性を高めることで介護職員としてステップアップできます。また、有する資格に応じて給与アップも見込めるでしょう。

業務形態が幅広く職種の選択肢が多い

訪問介護やデイサービス、特別養護老人ホーム、住宅型有料老人ホームなど、高齢者向けのサービスは目的や入居条件に違いがあります。施設形態や仕事内容など、自身の関心がある分野に合わせて職場を選べるでしょう。

サービス業全般

宿泊や飲食サービス、医療、情報通信など、サービス業にはさまざまな種類があります。「旅先で宿泊したい」「ご飯が食べたい」「情報が欲しい」など、利用者の欲求を満たすことを主な仕事とする業界です。人々のニーズが増えれば、それだけサービス業の種類も多様化するといえるでしょう。
それぞれの分野によって多少の違いはあるものの、市場は拡大を続けています。また、学歴問わず人材獲得に積極的な企業が多いようです。サービス業界には以下のような特徴があります。

職種の選択肢が多い

若い人にも馴染みのある業態が多く、仕事のイメージがしやすいので未経験の高卒者も比較的抵抗なく働けるのが魅力です。業務の種類が多いため、自身の興味のある職種へチャレンジしやすいでしょう。転職の際は、業種や職種を具体的に絞って企業研究を行うことをおすすめします。

若い人が多い

20~30代の若年層が多く、楽しくエネルギッシュに働けるのもサービス業ならではの魅力です。着実に経験を積めるので、若いうちからマネジメントや管理業務などに携われる場合も。若い人が多い現場は、時代のニーズに沿ったサービスを提供していけるでしょう。

公務員

条件を満たせば高卒の場合でも公務員を目指せます。ただし、職種によっては就けないものもあるので注意が必要です。高校卒業程度の公務員試験には、地方公務員の一般事務職や国家専門職の皇宮護衛官、国家特別職の裁判所事務官などがあります。
安定した仕事で国や地域に貢献したいと考えている高卒者の方は、公務員試験に挑戦するのも良いでしょう。
公務員への転職については、「公務員に転職したい!応募条件や成功のポイントを解説」の記事でも詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

高卒の初任給と平均年収はどのくらい?

高卒者と大卒者とで給与面を比較したとき、生涯年収に大きく差が出るのもまた事実です。
厚生労働省が発表した「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)」をみると、令和元年度の学歴別の初任給は、高卒者が16万7400円なのに対し、大卒者は21万200円。初任給の時点でおよそ4万円もの差があることが分かります。

    平成27年 平成28年 平成29年 平成30年 令和元年
男女計 大卒 202,000 203,400 206,100 206,700 210,200
高卒 160,900 161,300 162,100 165,100 167,400
男性 大卒 204,500 205,900 207,800 210,100 212,800
高卒 163,400 163,500 164,200 166,600 168,900
女性 大卒 198,800 200,000 204,100 202,600 206,900
高卒 156,200 157,200 158,400 162,300 164,600

引用:厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1 学歴別にみた初任給

転職した場合、大卒者が今までの給与の維持もしくはアップを図れるのに対し、高卒者は大幅な給与アップを見込めないことも珍しくありません。

高卒が大卒よりも給与が低い理由

求人への応募を大卒以上に設定している大手企業が多数あるのが現状です。大手企業は応募者数が多く倍率も高くなるため、学歴で条件を絞り込んでいる場合があります。そのため、優良条件を提示している企業に大卒者が入社し、平均給与額が高くなるようです。
また、高卒者向けの求人を出している企業は、平均給与の設定自体を低めにしている傾向があります。

参照元
厚生労働省
令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)(学歴別にみた初任給)

高卒でも転職すれば給与は上がる?

学歴を問わずに、転職だけで給与を大きく上げることは難しいでしょう。「転職をすると給料は下がる?収入アップを目指すための交渉術」のコラムでも解説しているように、キャリアチェンジや短期間での転職の場合は下るのが一般的です。

収入アップを目指すなら明確な目標を立てよう

前述した学歴別の初任給はあくまでも平均の数値です。キャリアを積み重ねて大卒よりも稼いでいる高卒者も多くいます。高卒の転職で収入アップを目指すなら、キャリアプランを明確にすることが大切です。将来はどのような業界でどのような仕事をしたいかなど、目標を具体的に設定すれば、それを叶えるための原動力になるでしょう。

学歴以外の評価ポイントがあれば給与アップが期待できる

高卒者が転職する場合、学歴以外の評価ポイントを作ることで給与アップにつながる可能性が高くなります。これまでの仕事で身につけてきた経験やスキルが転職先で活用できれば、高い評価を得ることもできるでしょう。

高卒で転職する際にやっておくべき7つのポイント

高卒で転職する際には、自分の目的を明確にしたり幅広い視点で情報を集めたりすることが重要です。ここでは、7つのポイントについて解説します。

1.毎日続けられることを見つける

毎日続けられることを仕事にすれば、無理なく業務を進められるはずです。現在、仕事内容に苦を感じている人でも、転職で飽きのこない業務に就ければ悩みを解消できる可能性も。毎日続けられることに注目すれば、仕事探しのヒントになります。

2.好きなこと・嫌いなことを書き出す

自分の好きなことや嫌いなことを仕事に限らず書き出してみましょう。好きなものと嫌いなものの共通点がわかれば、転職してやりたい仕事が見えてくる可能性があります。たとえば他者と関わることが好きな人なら、コミュニケーションを重視した仕事に向いているでしょう。

3.将来やってみたいことを明確にする

将来的に実現したいことを具体的に考えます。「一軒家を建てたい」「家庭をもちたい」など仕事以外のことで構いません。やりたいことやできるようになりたいことがあれば、それらを実現するための転職先を探し出せるでしょう。

4.自然にできることを探す

自分にとって当たり前に行っていることが、実は仕事に向いている場合もあります。努力や苦労をしていない分野で自然に取り組めることがあれば、転職後も苦しい思いをせずに成果を出せる可能性が考えられるでしょう。

5.やりたくない仕事は何かを考える

転職活動の際は消去法を活用するのもおすすめです。やりたくない仕事は職場での長期活躍を見込めません。「やりたい仕事がわからない」という人でも、やりたくない仕事を避ければ仕事探しが楽になります。

6.条件をしぼりすぎない

希望条件のすべてを満たす求人を見つけるのは難しいもの。「これだけは譲れない」という条件を一つ決めましょう。求人の条件をしぼりすぎると、転職の視野を狭めてしまいます。優先順位の高い希望を外さないように仕事を探せば、理想の働き方に近いものを見つけられるでしょう。

7.視野を広げて情報収集する

「どのような業界があるのか」「どのような仕事があるのか」など、視野を広げて情報を集めましょう。自分の中にある情報だけで仕事探しをすると、あるはずだった可能性を見失ってしまう場合も。積極的に情報収集をして、転職後の自分の可能性を広げることが大切です。
仕事選びに迷ったら、「高卒の仕事選び!自分に合った仕事を見付けるポイント」の記事も役立ちます。ぜひ合わせてご覧ください。

高卒の転職で内定に近づくための5つのコツ

高卒者には高卒者にしかない魅力があります。自分に合ったアピール方法を見つけられれば、内定獲得に近づくことは十分に可能です。
下記では転職で気をつけておきたいポイントのほか、応募書類や面接でどのようなことを意識するべきなのかを分かりやすく解説。ぜひ選考対策にお役立てください。

1.在職中の転職活動がおすすめ

転職活動は在職中から始めましょう。退職後に転職活動を始めてしまうと、万が一仕事が見つからなかった場合に焦りから志望していない企業に就職してしまったり、貯金が減って生活が苦しくなったりと、リスクが発生する可能性も。しかし、在職中であれば仕事との両立に苦労するものの、さきほど挙げたようなリスクは回避できます。自分に合う仕事を見つけるためにも、時間をかけてじっくりと転職活動を行いましょう。

2.職務経歴書はしっかり作る

職務経歴書は、転職先の採用担当者に「このスキルは弊社でも活かせそうだ」と思ってもらうことを意識して作成しましょう。職務経歴書とは、これまで在籍していた会社でどのような仕事をしてきたのかを記載するもの。志望企業で活躍できる素質を持つ人物かどうかをアピールするための材料ともいえます。
職務経歴書にフォーマットの決まりはありませんが、「経歴の要約」「会社概要」「仕事内容」「実績」「アピールポイント」の5点を分かりやすく構成するのが一般的です。職務経歴書はA4用紙1~2枚程度にまとめ、見出しやレイアウトなどに配慮しながら読みやすくなるように作成しましょう。

3.面接では自分の経歴をシンプルに説明する

職務経歴書で内容を簡潔に記載するのはもちろんですが、面接で回答する際にも相手が理解しやすいような説明を準備しておきましょう。転職活動では、自分の経歴をいかに分かりやすく説明できるかが大切です。
また、高卒で未経験の業種や職種に応募する際は特に注意。よくあるミスは、その職に就いていた人にしか分からないような専門用語を交えて話すことです。たとえば、自動車工場からIT企業へ転職するとき、自分の経歴について面接官に伝えますが、相手はIT関連の知識はあっても、自動車に関する専門的な知識はほとんどありません。
自分にとっては当たり前のように分かる言葉でも、相手には伝わりづらい可能性があります。アバウトすぎる説明や専門用語では伝わらない場合があるので、聞き手のことを考えて、話す内容の範囲や丁寧さのバランスに注意しましょう。
また、相手の質問意図を汲み取れていない回答にも注意が必要です。何について聞かれていて、相手がどんな答えを求めているのかを判断し、質問にマッチした回答をすることが重要。スムーズな質疑応答のためにも、本番前に模擬面接を何度も繰り返し行うことをおすすめします。

4.アピール内容は具体的なエピソードとセットにする

アピール内容を伝える際は、具体的なエピソードを添えると説得力が生まれます。自身をアピールする際に入れておきたい要素は、「成長意欲」「改善する努力」「継続してやってきたこと」の3つです。3つのうちいずれかを発揮したエピソードを語ることができれば、より内定に近づけるでしょう。
それぞれのアピール方法と例を交えてご紹介いたします。

成長意欲

仕事では、自分自身を成長させられるか、その意欲があるかが重要視されます。「悔しさをバネにして自ら動いた」「失敗を糧にできた」「こんなことにチャレンジした」といった経験は、アピール内容に活かしやすいでしょう。「失敗した」「うまくいかなかった」という経験をしたうえで、それをどのようにして克服したか、次につなげたかを語ることが重要です。

<例>
「営業を始めてからしばらくの間、なかなか成約に結びつかずに下位の成績が続いていました。このままではだめだと思い、上長や同期に相談したりやり方を見て学ぶ時間を作ったりする努力を重ねたところ、自分が話し過ぎていて聞き下手だという問題点が明確になりました。相手の話にしっかり耳を傾けるよう意識することで、徐々に成約数が増えていきました。」

改善する努力

問題意識を持ち、それを改善するために動いてきたという経験は、業種や職種に関係なく喜ばれる資質です。結果として改善にまでは至らなかったとしても、その姿勢を評価する企業は多いでしょう。業務上の問題点を、主体的に動いて改善したエピソードがあればベターです。
何かを提案したエピソードや、同じ職場の人にノウハウや気づきを共有したエピソードがあれば、ポジティブな評価を得られるでしょう。

<例>
「販売職で商品の発注を行った際、注文数を間違えてしまいお店に損害を与えてしまいました。同じ失敗を繰り返さないようダブルチェックの仕組みを提案することで、発注ミスの大幅な軽減に成功しました。」

継続してやってきたこと

1つのことを投げ出さずに取り組めるかは、仕事をするうえで求められる資質の一つです。「◯◯を◯年やってきました」と単純に継続してきたことだけを伝えるような表現ではなく、「なぜ継続できたのか」「継続するために行った工夫」「継続したことで学んだ点」という要素を入れると伝わりやすくなります。

<例>
「私はブログを投稿するのが趣味で、高校1年生から続けています。始めたばかりの頃は、アクセス数がなかなか伸びないことに悩んでいました。
辞めてしまうことも頭をよぎりましたが、せっかく始めたのだから高校3年生の卒業までは続けてみようと思い、読み手の気持ちになって、目を引くようなタイトルはどんな内容か、読まれやすい記事はどんな表現のものか研究し取り組んできました。
いろいろな記事を投稿していく中で、とにかくやってみて学ぶというクセが身につきました。アクセス数が上がることで自分の心が満たされるので、今でもトライアンドエラーを繰り返しながら続けています。」

5.面接官の意図を理解したうえで受け答えをする

面接では、「この面接官はどんな人を求めているか」を意識すると、通過率の向上を目指せるでしょう。たとえば、あなたが未経験の業界に転職する場合、面接官はあなたにどれだけ伸びしろがあるかを見ています。この場合、「素直な姿勢」「協調性」「自ら学ぶ意欲」など、成長につながる要素が感じられるような回答をすると評価されやすいでしょう。

高卒での転職ではスキルや経験も大切ですが、人柄などのポテンシャルも重要な要素。

また、これまでの業務で努力してきたことや、それを次の職場でも活かしたいということをアピールします。自分の経験の中で、志望する仕事に活かせるような内容は優先して伝えると良いでしょう。

高卒の転職活動に役立つ資格

高卒者が転職を成功させるためには、資格を取得することも効果的です。資格は一つの分野に特化したスキルを証明するもの。企業側が求めるスキルに沿った資格があれば、内定獲得の可能性はぐっと高くなるでしょう。ここでは、高卒でも挑戦しやすい資格についてまとめました。

MOS

ExcelやWord、PowerPointといったマイクロソフト社製のソフトを扱える証明となる国家資格です。マイクロソフトオフィスは多くの企業で導入されているため、業務上パソコンを使用する機会があるなら、MOSの取得は必須といえます。また、未経験から事務職へ転職したい場合は、MOSを取得しておくと有利に働く可能性もあるでしょう。

簿記検定

企業の営業取引を記録するための知識を証明する資格です。
高卒の転職で取得するなら、初心者が取り組みやすい3級がおすすめ。社会人の受験者も多いのが特徴です。企業の売上や利益、資産などを整理する経理職への転職を目指すには必須の資格といえるでしょう。

TOEIC

日常生活やビジネスシーンにおいて活かせる英語スキルを証明するテストです。昨今、海外へ事業展開の幅を広げている企業も多いことから、英語スキルがある人材を求める企業も少なくありません。そのため、高いTOEICスコアは転職で非常に有利になる可能性があります。
ただし、グローバル事業を行っている企業は採用時に学歴を重視する傾向もみられるため、必ずしも高卒者の転職活動に必要な資格ではないともいえるでしょう。とはいえ、入社後の昇進・昇給にTOEICスコアを用いる企業も存在するため、将来英語に関する仕事に関わりたいなら一度受けておくのもおすすめです。

宅地建物取引士

「宅建」「宅建士」とも呼ばれている宅地建物取引士は、不動産取引に関する知識を証明する資格です。毎年20万人以上の人が受験する国家資格で、非常に人気があります。宅地建物取引士の資格は学歴問わず誰でも受験できるので、高卒で不動産業界を目指したい方は取得しておきたい資格といえるでしょう。
宅地建物取引士になるメリットは、入社後に経験を積むことでキャリアアップや給与アップが期待できること。やりがいをもって仕事をするためにもおすすめの資格です。

ITパスポート資格

ITに関する基礎知識が証明できる資格です。企業によってはITパスポート資格の取得を推奨しているところもあるので、IT企業へ転職の際は有利に働く可能性があります。
昨今、人々の生活においてIT技術は必要不可欠なもの。パソコンを活用する場面はIT企業だけでなく、ほとんどの業界や職種で活用されています。そのため、どの仕事においても非常にメリットのある資格といえるでしょう。

普通自動車運転免許

転職に限らず、一般的に取得している人も多い普通自動車運転免許ですが、介護職や営業職、運送業などは、仕事内容によって運転免許の所持が必要になる場合があります。運転免許を取得するには教習所へ通う必要があるため、転職活動前に始めておくと良いでしょう。
また、仕事のために運転免許を取得するなら「マニュアル免許」がおすすめ。入社後に会社が所持する車を使用する場合、「オートマチック限定免許」だと対応できない可能性があるので注意しましょう。

高卒者が転職前に準備すべきことは?

転職活動には事前の準備が必要です。転職は高校卒業後の就職活動と異なるので、ポイントを一つずつ確認しましょう。

自己分析

自分の魅力や強みを伝えるためにも、自己分析をする必要があります。自分の特性について理解していなければ、転職先とミスマッチになる可能性も。自己分析をすれば自分のやりたいことが判断でき、志望動機や自己PRにもつなげられます。

業界・企業研究

業界研究と企業研究は求人へ申し込む前に行うべき作業です。転職活動をする前には気にしていなかった分野が、実は自分に合っていた…という場合もあります。気になる業界や企業だけにとどまらず、広い視野をもって転職に取り組むことが大切です。

応募書類の作成

履歴書や職務経歴書の作成は転職活動において重要な要素です。書類に不備があったり適切な内容を書かなかったりすると、選考に進めません。応募書類でも自分自身をうまくアピールしましょう。

ビジネスマナーの確認

面接前にはビジネスマナーを再確認しましょう。ビジネスマナーをおそろかにすると、面接での評価が下がってしまう恐れも。マナーに関しては若さや転職時期などを言い訳にできないので、自身のビジネスマナーに間違いがないか、しっかりチェックすることが大切です。

面接対策

面接でよくある質問には、事前に回答を用意しておきましょう。ある程度の準備をしていれば、本番での回答もスムーズにできます。また、スムーズな回答は入社意欲の高さをアピールできることもポイントです。

持ち物を揃える

転職活動で必要な持ち物を揃えましょう。スーツやかばん、靴などは落ち着いた色を選び、綺麗な状態に整えておきます。自分のサイズに合っていないものは、だらしない印象を与えてしまうので避けましょう。女性はストッキングの予備を用意しておくと、万が一破れた際に安心です。

かばんは底鋲のついたものがおすすめ。床に置くときに自立するので、中身が取り出しやすいメリットがあります。サイズはA4サイズの書類がすっぽりと収納できるものを選びましょう。
転職活動の流れを把握するなら、「転職の流れを整理!転職成功までの道のり」の記事もあわせて参考にしてみてください。

高卒者におすすめ!転職先の探し方

転職活動における軸が定まれば、効率的に仕事探しを行えるでしょう。下記では高卒の方が仕事探しをする際のポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

学歴不問・高卒以上の求人を探す

求人の募集要項に「学歴不問」や「高卒以上」と書かれていれば、応募条件を満たせます。求職活動で良い求人を見つけたとしても、募集要項に合わなければ申し込めないので注意が必要です。

実力主義の会社を選ぶ

高卒者は、年功序列ではなく実力主義の会社を探せば、自身のスキルをきちんと評価してもらえます。若いうちから責任感のある仕事を任されたり、給与がアップしたりと、実力主義ならではのメリットを受けられるでしょう。

若い人材の採用に積極的な会社を選ぶ

若い人材を積極的に採用しているところであれば、高卒者の人も近い年代と共に活躍することが可能です。気になる企業があれば、在職している人の年齢比率もチェックしてみましょう。

ハローワークを利用する

自分に合った仕事を探すなら、ハローワークを活用するのも一つの手です。ハローワークは地元の求人を特に多く有しているため、住んでいる地域で活躍したい方に向いています。最近では若者に特化したサービスも展開されているので、転職を考えている高卒者は積極的に利用してみましょう。

転職エージェントを利用する

確実に応募できる求人を探すなら、転職エージェントの利用がおすすめです。転職エージェントなら求人の紹介だけでなく、応募書類の書き方のアドバイスや本番を意識した面接対策を受けられます。

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入社後のアフターフォローにも対応しているので、初めての転職活動の方でも安心です。まずはお気軽に問い合わせください。

高卒での転職に関するよくあるQ&A

最後に、高卒での転職をする場合によくある質問に回答をしていきます。

高卒で転職するのは厳しいですか?

難しいことはありません。しかし、求人のなかには「大卒以降」など学歴条件を設けているものもあるので、大卒者に比べるとチャンスは少ない可能性があります。また、未経験の別業種に転職を希望するという場合は、スキルや経験を活かすことが難しいです。そのため学歴不問など高卒で問題のない仕事を探すようにしましょう。

高卒の転職は資格があったほうが良いですか?

資格を持っていたほうが、スキルの証明になるので評価に繋がりやすいでしょう。希望する仕事に活かすことができる資格は取得するのがおすすめ。「高卒から手に職をつけられる求人はある?就職に有利な資格もご紹介」のコラムも参考にして、自分に合った資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

同じ高卒でも30代と20代で転職難易度は変わる?

状況によって異なります。 たとえば、全くの未経験の仕事に転職するなら、柔軟性が高く吸収が早い20代のほうが有利になるでしょう。しかし、経験やスキルを活用した転職なら、30代が有利になる可能性が高まります。転職と年齢の関係性については、「業界未経験からの転職は何歳が壁?企業がそれぞれの年齢に求めているものは」のコラムでも解説しています

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