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高卒フリーターは就職できる?不利といわれる理由と正社員になる方法を解説
更新日
.高卒フリーターでも就職できますか?
年齢が若ければ学歴・経歴に関わらず就職することは可能です。早めに就活を始めましょう。
就活アドバイザーに詳しく聞いてみました!
高卒フリーターのなかには、「正社員として就職できるのだろうか?」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。ここでは、そのようなお悩みに就活エージェントのアドバイザーがお答えします。採用市場における高卒フリーターの現状を知り、これからの就職活動に役立てましょう。就職を考えている高卒フリーターの方は、ぜひご一読ください。
高卒フリーターでも正社員就職できます!
結論から述べると、高卒フリーターは正社員に就職できます。
とはいえ、高卒という学歴を理由に「自分に正社員就職は難しい」と考えるフリーターの方は少なくありません。大手企業に注目すると大卒を歓迎している求人が目立ちますが、中小企業をチェックすれば学歴を気にしない会社も多くあります。「自分は高卒だから…」と諦めず、就職・転職サイトやエージェントを活用して前向きに就職活動しましょう!
大学を中退した高卒フリーターは就職できる?
大学中退後に高卒フリーターになった方も、事前の対策をすれば就職のチャンスがあります。大卒に比べると応募できる企業は限られますが、大学を中退したからといって就職できないわけではありません。採用面接では大学を中退した理由やフリーターになった理由を聞かれる可能性が高いため、しっかりと回答を準備しましょう。
19歳は高卒フリーターのなかでも就職チャンスが多い
10代・20代の高卒フリーターは、ポテンシャル採用で歓迎されやすいので、就職がそれほど難しくありません。しかし、30代・40代と年齢を重ねるごとに就業経験や能力が求められるようになり、未経験からの就職は厳しくなる傾向にあります。年齢を重ねると就職できないわけではありませんが、企業の採用ハードルが上がることを覚えておきましょう。
ポテンシャル採用とは
ポテンシャル採用とは、若い人材の採用で候補者の人柄や可能性を評価するものです。転職希望者の多い中途採用では経験や能力が重視されます。しかし、それらが不十分な若い人材の採用では、入社後に成長していける素直さや柔軟性といったポテンシャルが評価されるでしょう。
就職を目指すなら意欲的な姿勢を見せよう
高卒フリーターが正社員就職を成功させるには、「必ず就職したい」「就職して○○を成し遂げたい」といった意欲が大切です。企業側は、「採用したら長く働いてほしい」「熱意のある人材を採用したい」と考えています。高卒フリーターでも「働きたい」という強い気持ちが伝われば、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。
反対に、「何となく就職したい」「将来が不安だから就職したい」という気持ちだと、採用担当者にマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。就職を目指すときは、「フリーターから正社員になる」という強い意志を持ちましょう。
「高卒フリーターが正社員になるには?就活のコツやおすすめの仕事を解説!」では、高卒フリーターが正社員就職を目指すときのコツをご紹介しています。履歴書の書き方や質疑応答のポイント、正社員就職に失敗する人の特徴も解説しているので、ぜひご一読ください。
なぜ高卒フリーターは就職に不利といわれるの?
高卒フリーターが就職に不利といわれているのには、早期退職やブランク期間を懸念されたり大卒向けの求人に応募できなかったりする理由があります。以下では、高卒フリーターが就職に不利といわれている理由をまとめました。
1.すぐに辞めてしまうのではないかと思われやすい
採用担当者は、高卒フリーターが「なぜ進学(就職)しなかったのか」をチェックしています。大学を中退した高卒フリーターに対しても、「なぜ大学を辞めてしまったのか」「大学を辞めたらすぐに就職する道は考えなかったのか」といった疑問を抱かれるでしょう。
高卒からフリーターを選択する背景は、家庭の事情ややりたい仕事がなかったというように、人によってさまざまです。しかし、採用担当者のなかには「勉強したくなかったのでは」「気楽に働きたいのでは」と、高卒フリーターの採用に難色を示す場合があります。
高卒フリーターが就職を目指す際は、「入社してもすぐに辞めてしまうのではないか」という企業側の不信感を払拭しなければなりません。
2.ブランクが長いと採用ハードルは高くなる
高卒フリーターの期間が長くなると、採用ハードルが高まる可能性があります。独立行政法人労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書 No.199」によると、フリーターから正社員になれた割合は、フリーター継続期間6か月以内の場合が約60%、5年以上の場合が約20%でした。
ブランク期間が長い高卒フリーターは、企業側から「扱いづらそう」「働く意欲がないのでは」と不安に思われる場合があります。高校卒業後に就職した人と比較すると、年齢を重ねていることやビジネスマナーを備えていないことが懸念されるからです。
3.新卒枠・大卒向けの求人に応募できない
高卒フリーターの場合、新卒枠や大卒向けの求人の対象外になるため、応募できる求人の範囲が狭まります。高卒フリーターが応募できるのは、企業が出している求人の中途採用枠が一般的です。
中途採用枠の求人は転職サイトやエージェントで見つけられますが、新卒採用よりも人材募集数が少ない傾向にあります。経験やスキルを備えた転職希望者も申し込むため、「自分には厳しいかも」と不安になる高卒フリーターもいるでしょう。
高卒フリーターは新卒に該当しない?
企業によっては、学校を卒業後3年以内なら新卒として歓迎している場合があります。ただし、新卒扱いを受けられるのは、基本的に大卒者のみであるのが現状です。高卒者の場合は、新卒枠の求人に申し込むのが難しいでしょう。就職活動に取り組む際は、企業側がどのような人材を歓迎しているかしっかりチェックすることが大切です。
「高卒は本当に大卒より就職に不利なのか?項目別の比較で徹底検証!」では、企業側が高卒者に求めている能力や、大卒者との待遇の違いを記載しています。自身の学歴に不安がある方はぜひご一読ください。また、「高卒から正社員へ 体験談」では、高卒で正社員になった方の体験談もご覧いただけます。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書 No.199 大都市の若者の就業行動と意識の分化
高卒フリーターの割合と就職率
総務省統計局の「労働力調査(詳細集計)2021年(令和3年)平均結果(p.14)」によると、2021年時点のフリーター数は約137万人でした。
ここでは、学歴別・年齢別のフリーター数と就職割合を詳しく解説します。
学歴別のフリーター数
ここでは、独立行政法人労働政策研究・研修機構の「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状」を参考に、高卒フリーターはどれくらいの人数がいるのか、学歴別のデータを確認しましょう。
学歴 | フリーター総数 | 男性 | 女性 |
---|---|---|---|
中学卒 | 14万7,300人 | 7万5,400人 | 7万1,900人 |
高校卒 | 68万100人 | 32万2,100人 | 35万7,900人 |
専門・短大・高専卒 | 34万2,400人 | 11万2,400人 | 23万人 |
大学・大学院卒 | 27万2,200人 | 14万4,800人 | 12万7,400人 |
引用元:独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状(P.266)」
フリーター総数を学歴別にみると、高卒フリーターは全体の約47%の割合で存在していることが分かります。高卒フリーターの割合はほかの学歴と比較すると、男女問わず高いのが現状です。
年齢別のフリーター数
同資料によると、年齢別のフリーター数は以下のとおりです。
年齢 | フリーター総数 | 男性 | 女性 |
---|---|---|---|
15~19歳 | 9万8,300人 | 5万100人 | 4万8,300人 |
20~24歳 | 48万6,100人 | 21万5,000人 | 27万1,100人 |
25~29歳 | 50万700人 | 22万500人 | 28万200人 |
30~34歳 | 37万6,300人 | 17万7,900人 | 19万8,500人 |
引用元:独立行政法人労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状(P.263)」
年齢別のデータでは、25~29歳がフリーター人口のピークとなっています。30~34歳で数値が急激に減少している点を見ると、30代を前に正社員へ移行するフリーターが多いと考えられるでしょう。
【年齢別】フリーターの就職率
厚生労働省が分析した「正規雇用へ転換した方の特徴と影響」によると、年齢別の正規雇用転換者比率は以下のようになりました。
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
15~24歳 | 14.9% | 6.4% |
25~34歳 | 14.6% | 8.0% |
35~44歳 | 12.7% | 4.5% |
45~54歳 | 9.3% | 2.2% |
引用:厚生労働省「正規雇用へ転換した方の特徴と影響(p.2)」
フリーターを含む非正規雇用労働者が正社員に転換した割合は、男女ともに34歳以下が高いことがわかります。正社員就職を希望する場合は、早めに取り組むことの重要性が判断できるでしょう。
【最終学歴別】正社員の割合
厚生労働省の「平成30年若年者雇用実態調査の概況」によると、高卒者の正社員割合は56.3%でした。
最終学歴 | 正社員の割合 |
---|---|
中学卒 | 35.4% |
高校卒 | 56.3% |
専門学校修了 | 66.6% |
高専・短大卒 | 66.2% |
大学卒 | 80.9% |
引用:厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査の概況 1 現在の就業状況」
大学卒の80.9%が正社員であることを考えると、高卒フリーターの場合は学歴をカバーしながら求職活動を進める必要があるでしょう。
日本におけるフリーターの現状は、「フリーターの割合は全人口でどれくらい?正社員になるためのコツも紹介」でも詳しく解説しています。フリーターのままでいるデメリットを理解し、現状を打破するきっかけを掴みましょう。
参照元
総務省統計局
労働力調査(詳細集計)2021年(令和3年)平均結果
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状3
厚生労働省
労働経済分析レポート
平成30年若年者雇用実態調査の概況
高卒フリーターと正社員の月給の違い
厚生労働省による「令和3年賃金構造基本統計調査」の結果をもとに、フリーターと正社員の月給を比較します。高卒フリーターの月給は正社員と比較すると、どのような状態にあるのかを理解しましょう。
高卒フリーターの月給は正社員の6~7割程度
厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況 雇用形態別」によると、正社員の平均賃金は32万3,400円。フリーターを含む非正規雇用労働者の平均賃金は21万6,700円でした。詳しい結果は以下をご覧ください。
性別 | 正社員・正職員の賃金 | 正社員・正職員以外の賃金 |
---|---|---|
男女計 | 32万3,400円 | 21万6,700円 |
男性 | 34万8,800円 | 24万1,300円 |
女性 | 27万600円 | 19万5,400円 |
引用元:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況 雇用形態別(第6ー1表)」
正社員の平均賃金は、男女別で見てもフリーターを含む正社員以外の平均賃金を上回ることが分かります。高卒フリーターの月給は、正社員の6〜7割程度に留まっているのが実態です。
年齢を重ねるにつれ正社員とフリーターの差は広がる
高卒フリーターのまま就職せず年齢を重ねると、正社員と月給の差が広がってしまいます。前出した同資料で、正社員とフリーターの平均賃金を年齢別に見ていきましょう。
年齢 | 正社員・正職員の賃金 | 正社員・正職員以外の賃金 |
---|---|---|
~19歳 | 18万3,900円 | 16万7,900円 |
20~24歳 | 21万6,600円 | 18万3,000円 |
25~29歳 | 25万900円 | 20万4,900円 |
30~34歳 | 28万3,700円 | 20万7,600円 |
35~39歳 | 31万5,900円 | 20万8,300円 |
引用元:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況 雇用形態別(第6ー1表)」
正社員の月給は年齢とともに上がっていくのに対し、高卒フリーターを含む非正規雇用者の賃金にはほとんど変化がありません。20代では正社員とフリーターの月給差が比較的小さいですが、30代後半にもなると10万円以上の差が開いていきます。将来的に受け取る月給を考えると、高卒フリーターはできるだけ年齢の若いうちに正社員を目指したほうが良いでしょう。
高卒フリーターの月給で一人暮らしは可能?
高卒フリーターでも一人暮らしは実現できます。しかし、都心部で暮らしたり貯金をしながら生活したりするのは厳しいでしょう。一人暮らしには、家賃・水道光熱費・食費・通信費・娯楽費などの費用が必要になります。貯蓄をしながら余裕のある一人暮らしを実現するなら、正社員就職がおすすめです。
参照元
厚生労働省
令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況
高卒フリーターが正社員就職しなかった場合の末路
正社員へ就職せずに高卒フリーターを続けていると、月給やスキルに満足できなくなる場合があります。ここでは、就職をしないで高卒フリーターのままでいるリスクをまとめました。
1.給与が上がらない
高卒フリーターを含む非正規雇用労働者の月給は、年齢を重ねてもあまり変化せず、ほぼ横ばいであるのが特徴です。正社員のように勤続年数やスキルアップ、昇進にともなう給与アップは難しいでしょう。フリーターのままでいると、同年代の正社員との収入差が大きくなるのがデメリットといえます。
2.スキルアップやキャリアアップができない
正社員とは異なり、高卒フリーターは責任のある仕事を任される機会が少ない傾向にあります。そのため、比較的取り組みやすい仕事の担当が多くなるでしょう。長期間フリーターでいると、将来的に役立つスキルが磨かれないことも考えられます。
また、正社員は経験を積んで役職や管理職を目指せますが、フリーターにはキャリアアップの道が用意されていません。着手できる業務範囲を広げたり、昇給を目指したりする場合は、正社員のほうがメリットがあります。
3.年齢を重ねるごとに求人が減る
高卒フリーターでも、年齢の若いうちは体力があるため、企業側の需要も高いといえます。年齢を重ねると体力が衰えたり、若い同期と馴染めなかったりするので、採用側は「扱いづらそう」とマイナスイメージを抱くことも。そのような背景から、高齢フリーター(35歳以上のフリーター)になると、応募できる求人が減少傾向になります。フリーターを続けたくても続けにくい現状があるでしょう。
4.病気やケガで働けないと生活が苦しくなる
病気やケガで働けなくなった場合、正社員には休暇制度や傷病手当といった仕組みがあるので、働けない期間も生活に困ることはありません。しかし、フリーターには正社員と同じような保障がないため、働けなければ収入がゼロになる可能性もあります。病気やケガが原因で長期にわたり治療費を支払うことになれば、生活が苦しくなってしまうでしょう。
5.結婚や子育てが難しくなる
結婚や子育てといったライフイベントにおいて、フリーターという働き方は懸念材料になりやすい場合があります。親から反対されたり、住居購入時にローンを組みたくても審査が通らなかったりと、フリーターの社会的信用の低さを障害に感じる可能性は否めません。また、収入が少ないと結婚生活や子育てに関する費用の確保が難しくなります。結婚して家庭を持ちたいと考えている高卒フリーターは、社会的信用が高い正社員に就職するのがおすすめです。
現在フリーターで結婚を検討している方は、「フリーター男女は結婚できないって本当?その理由と対処法」も参考にしてください。
6.将来的にもらえる年金に差が出る
高卒フリーターを続けたまま年齢を重ねると、将来的にもらえる年金に差が生じます。正社員の場合は厚生年金に加入しているので、定年後に国民年金と厚生年金の両方を受け取ることが可能です。フリーターの場合は厚生年金に加入できない場合もあるため、国民年金のみの受給になってしまう恐れもあるでしょう。
日本年金機構の「令和4年4月分からの年金額等について」によると、国民年金の月額は2022年4月時点で約6万5,000円でした。この額だけでは生活を維持するのが難しい可能性もあります。
生活苦を理由に生活保護は受けられない
生活保護は簡単に受給できるものではありません。厚生労働省の「生活保護制度」によると、生活保護とは、困窮の程度によって必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障する制度と定められています。生活保護の対象は、下記のように本当に生活で困っている人に限られるので注意が必要です。
・貯金や土地といった資産がない
・働けない
・年金や手当の給付が受けられない
・親族からの援助を受けられない
生活が圧迫されている状態でなければ、生活保護を受けられません。現段階で働くことが可能な高卒フリーターは、自身の能力を生かして正社員就職を目指しましょう。
7.自信喪失や自己評価の低下といった影響が出る
高卒フリーターのままでは、社会的信用や給与の低さを実感する場面に直面しやすく、選考にも通りにくくなります。フリーターを続けることで自信の喪失や自己評価の低下につながると、精神面に影響が出る可能性も。そのような状態では就活にも支障が出てしまい、ますます正社員就職が遠のくことも考えられます。
フリーターを続けることのリスクについて詳しく知りたい方は、「フリーターにはデメリットが多い!社会保険や税金について正社員と比較」や「フリーターを続けることで生じる問題点」もあわせてご一読ください。コラムの内容を通じて高卒フリーターのままでいることで生じる課題を理解し、どうすれば解消できるかを考えてみましょう。
参照元
日本年金機構
令和4年4月分からの年金額等について
厚生労働省
生活保護制度
高卒フリーターが正社員になる4つのメリット
高卒フリーターから正社員になれば、雇用の安定や高い月給を得られるメリットがあります。現在フリーターとして不満に感じていることと、正社員になるメリットを照らし合わせ、自分が納得するキャリアを築きましょう。
1.雇用が安定する
雇用が安定することは、高卒フリーターから正社員になる大きな強みです。大きなトラブルがない限り、正社員は解雇されることがありません。安定した雇用が提供されれば、精神的にも不安を抱えることなく業務に専念できます。
2.社会的信用を得られる
社会的信用を得られれば、クレジットカードやローンの審査に通りやすくなります。正社員は安定した収入を確保できるため、きちんと返済ができると判断されるからです。将来的に住宅や車を手に入れたいと考えている高卒フリーターは、正社員を目指したほうがスムーズに手続きできるでしょう。
3.フリーターより月給が高くなる
高卒フリーターから正社員になれば月給が高くなり、一人暮らしや貯蓄もしやすくなります。「年齢を重ねるにつれ正社員とフリーターの差は広がる」でご紹介したデータを見て分かるように、正社員として活躍を続ければ昇給を見込めるでしょう。企業によってはボーナスも支給されるので、フリーター時代よりも年収が高くなるはずです。
4.責任のある仕事に携われる
フリーターと比較すると自由な時間が減りますが、正社員なら責任のある業務を任されます。携われる業務範囲が広がると、スキルアップやキャリアアップにつながるでしょう。担当する仕事にやりがいを見出だせれば、モチベーションを維持して活躍できるはずです。
正社員になるメリットについて詳しく知りたい方は、「正社員のメリット・デメリットとは?派遣や契約社員についても解説!」のコラムもあわせてご覧ください。正社員になると仕事の責任が重くなりますが、充実した教育制度によってスキルに磨きをかけられます。
高卒フリーターが就職する4つの方法
高卒フリーターが正社員になるには、就職・転職サイトやエージェントの利用がおすすめです。ここでは、高卒フリーターに向けた就活方法を詳しくご紹介します。
1.正社員登用制度
アルバイト先に正社員登用制度がある場合は、それを利用して就職する方法があります。「アルバイト先の正社員になってより多くの業務に携わりたい」と考えている高卒フリーターは、職場の上司に制度の有無や条件を聞いてみましょう。ただし、会社によっては正社員登用の基準が厳しく、試験実施や実績条件が設けられている場合もあるので、対策が必須です。
2.就職・転職サイト
高卒フリーターが利用できる就職・転職サイトを活用するのも一つの方法です。就職・転職サイトでは、探したい仕事の条件を入力すると、求人をある程度絞り込める機能があります。高卒フリーターなら、「未経験者歓迎」「学歴不問」といったワードを就職・転職サイトの検索条件に入れて探すと効率的です。
3.ハローワーク
地元での就職を考えている高卒フリーターは、ハローワークの利用がおすすめです。ハローワークは全国に500カ所以上点在しており、地域の情勢に応じた雇用対策をしています。「就職したい」と希望するすべての人が利用対象で、フリーターへの支援にも力を入れているようです。しかしハローワークの求人は、会社の詳細な情報がやや少なめとなっています。入社してから「イメージと違った」とならないよう、事前に社風や職場の雰囲気をよく確認しましょう。
最寄りのハローワークがどこにあるかは、厚生労働省の「全国ハローワークの所在案内」を参考にしてください。
4.就職・転職エージェント
就職活動が初めての高卒フリーターは、就職・転職エージェントを利用するのも一つの手です。就職・転職エージェントには就活のプロにアドバイスをもらいながら、仕事探しや応募書類の作成、面接対策などを進められるメリットがあります。就職・転職エージェントのサポートを受ければ、就職活動を効率良く進められるうえ、就職後のミスマッチを防げるでしょう。
就職・転職に関するサービスは無料で利用できる!
就職・転職サイトやハローワーク、就職・転職エージェントは基本的に無料で利用可能です。就活に関するマナーや応募書類の書き方、志望動機のまとめ方など、項目ごとに開催されるセミナーも無料で参加できます。特に就職・転職エージェントでは、アドバイザーが親身に相談にのってくれるので、不安や悩みを解消しながら活動を進められるでしょう。
高卒から正社員を目指すときは有名な会社に限定せず、働く条件に合った求人を探すことが大切です。高卒で正社員になるコツは、「正社員になるにはどうすれば良い?高卒フリーターでも就職できる?」と「高卒の求人事情を解説!Webサイトで探す方法や正社員就職のコツも紹介」でもご紹介しています。
参照元
厚生労働省
全国ハローワークの所在案内
高卒フリーターにおすすめの5種の業界
高卒フリーターの就職では、未経験から始められる仕事や人材不足の業界が狙い目です。ここでは、高卒フリーターにおすすめの業界を5種類ピックアップしました。
1.サービス業界
飲食店や小売店、宿泊施設などを展開するサービス業界では、高卒フリーターをはじめとした未経験者を歓迎する求人が多数展開されています。その理由は、販売・接客に当たる人員の確保が求められるからです。サービス業界の仕事は、基本的に大学・専門学校で学ぶような知識やスキルを必要としないため、学歴不問の求人も多めといえます。
2.IT業界
人手不足の傾向があるIT業界では学歴不問の募集が多いため、高卒フリーターも就職しやすいでしょう。IT業界に必要な専門知識や技術は、入社後の研修で習得できる企業も多いようです。また、独学でプログラムやWeb開発の知識を身につけた高卒フリーターであれば、即戦力として歓迎される可能性があります。
3.介護業界
介護業界は学歴不問や未経験者歓迎の求人が多く、高卒フリーターが就職先を探しやすい分野の一つです。超高齢化社会が進む日本では、介護業界における人手不足が深刻になっています。介護職は無資格から携わったとしても、働きながら資格を取得できるのがメリットです。就職先によっては、資格取得支援制度や研修制度が整備されている場合もあります。スキルを身につけたい高卒フリーターは、制度の整った就職先を探すのがおすすめです。
高卒から介護業界を目指す場合は、「高卒から介護職になれる?資格は?給料や年収面も詳しく解説」のコラムもぜひチェックしてください。介護職に向いている人や、月給に関する情報をまとめています。
4.運送業界
Web通販の普及により、運送業界のニーズも上昇しています。運送・配送・引っ越しドライバーの求人は、学歴不問や未経験者歓迎が多く、高卒フリーターもチャレンジしやすいでしょう。ただし、ドライバー業務には運転免許が必要です。「普通自動車第一種運転免許」を持っていることが最低限の条件になる場合もあるため、募集要項をよく確認してから応募しましょう。
5.建設業界
建設業界も人手不足に悩まされている業界のため、高卒フリーターにおすすめです。近年は少子高齢化の影響で特に若手の人材が不足しているので、若さとやる気のある人は歓迎されるでしょう。ただし、建設業界は基本的に重労働であり、働きながら技術を身につけていく必要があります。建設関連の仕事に興味がある、専門的な技術を身につけたい、体力に自信があるという方に向いているでしょう。
女性のニーズが高い業界とは?
女性の手を必要としている業界には以下のような業界があります。
・美容やアパレル業界
・医療や介護業界
・不動産業界
・女性向けの商品を開発しているメーカー
女性のユーザーが多い企業では、精度の高いマーケティングを行うために女性の従業員を多く採用している場合があります。また、自分自身がその業界のユーザーであれば、就業意欲も伝えやすいでしょう。
「高卒フリーター女性は正社員で就職できる!注意点とおすすめ職種をご紹介!」でも、高卒フリーターの女性におすすめの仕事を紹介しています。女性のニーズが高い業界についての詳細をまとめているので、ぜひご確認ください。
高卒のフリーターにおすすめの仕事4選
この項では、高卒のフリーターにおすすめの職業をご紹介します。以下で挙げる4つの職業を参考にし、自分に合った仕事や職場を見つけましょう。
1.事務職
人をサポートすることにやりがいを感じる方には、事務職がおすすめです。事務職の業務には、書類作成に加えて、ファイリングや来客対応、電話対応などがあります。事務の仕事は学歴や経験を問わない場合が多く、高卒のフリーターも正社員としての就職を目指しやすい傾向です。気配りができる方や、物事を同時に進めることが得意な方に向いている仕事といえます。
2.接客業
接客業は、お客さまへの案内やもてなし、販売などの仕事を全般的に指します。該当する職種は、ホテルのフロントや飲食店のホールスタッフ、ショップの販売員などです。高卒のフリーターのなかでも、人と接することが好きな方や、臨機応変に対応できる方に向いているでしょう。
「高卒フリーターから目指す販売・接客業」のコラムでは、接客業を目指す方を対象に、おすすめの資格や向いているタイプについてご紹介しています。
3.営業職
営業職は、お客さまに自社の商品やサービスについてプレゼンテーションし、購入や契約につなげる仕事です。営業職には、顧客へのヒアリングを基本として継続的な取引を行う「ルート営業」と、新しいお客さまを獲得して商品やサービスを広める「新規開拓」の2種類があります。営業に興味がある方は、どちらが自分に合っているか比較検討しましょう。営業は学歴や経験よりも実力を重視される傾向があるため、高卒のフリーターにとってもやりがいを感じられる仕事です。
4.公務員
「安定した仕事に就きたい」と考えている高卒フリーターは、公務員を検討してみるのも良いでしょう。公務員になるには、公務員試験への合格が必要です。試験は「高卒程度」「大卒程度」というように区分されています。区分はあくまで難易度の目安であるため、学歴による制限はありません。公務員は賃金も雇用も安定しており、社会的に貢献できる仕事であるため、人の役に立ちたい人に向いているでしょう。
公務員試験を受ける際の注意点
公務員試験には年齢制限が設けられているため、自分が該当するかどうかをよく確認しましょう。試験は難易度が高く、出題傾向を理解したうえできちんと勉強する必要があります。2021年度の国家公務員一般職試験を例に上げると、高卒程度の合格率は約24%、大卒程度の合格率は約28%でした。
参照元
人事院
国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)
国家公務員採用一般職試験(高卒者試験)
就職がうまくいかない高卒フリーターの4つの特徴
ここでは、就職がうまくいかない高卒フリーターの特徴を4つご紹介します。「就職活動がなかなか進まない」「不採用通知が続いている」という方は、以下の内容に当てはまっていないかチェックしましょう。
1.主体的ではなく周りに促されて就活をしている
「親から就職しなさいと言われた」「周りの友人が就職したから就活を始めた」というように、就職に主体的でない高卒フリーターは、なかなか採用に至らない可能性があるでしょう。就活に対する主体性のなさは、企業の採用担当者に見抜かれてしまいます。自ら積極的に行動しないと、志望動機で自分の意欲をはっきりと伝えられません。心当たりのある高卒フリーターは、「何のために就活するのか」を今一度考えてみましょう。
2.失敗を恐れて自信がなさそうに見える
「書類選考で落ちてしまった」「面接で緊張してミスしてしまった」といった失敗が続くと、面接で消極的になる高卒フリーターもいます。採用面接で応募者が自信なさそうにしていると、採用担当者の目に魅力的な人材として映りません。就職活動中は「失敗した会社とは縁がなかっただけ!」と割り切り、気持ちを切り替えることが大切です。
3.対策不足のまま選考を受けている
「志望動機が上手く答えられなかった」「質問に対する回答を用意していなかった」というように、失敗を反省していない高卒フリーターは、次の選考でも同じようなミスを繰り返す可能性があります。準備不足のまま選考を受けると、企業側に熱意や働く意欲を伝えられません。就職活動中の失敗や気づきはメモを取り、「自己分析をしていなかったな」「ビジネスマナーをもう一度チェックしてみよう」と、改善点を見つけられるように努めましょう。
4.応募する求人を選び過ぎている
「給料は高いほうが良い」「年間休日は120日以上」「残業はしたくない」など、多くの条件を求めて求人を選び過ぎてしまうのも、高卒フリーターの就職がうまくいかない原因の一つです。就職先にある程度の条件を設定するのは大切ですが、一度に詰め込み過ぎると応募できる範囲が狭まってしまいます。自分が求める条件に優先順位をつけ、絞り込んだうえで応募したい求人を探しましょう。
就活では希望条件に優先順位をつけよう
業務のやりがいや月給、福利厚生、アクセス面など、仕事に対する希望条件は人それぞれです。自分が仕事をするうえで大事にしたい要素は何かを書き出し、譲れない条件に順位をつけましょう。就職活動における軸を定めておけば、求人の取捨選択がしやすくなるはずです。
就職がうまくいかないときの対策については、「就活がうまくいかない!内定が決まらないときに見直したいポイント」にて解説しています。書類選考と面接のシチュエーション別にポイントをお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。
高卒フリーターが求人を見る3つのコツ
高卒フリーターが就職活動をするときは、求人情報を隅々までチェックする必要があります。この項では、求人情報を見るときのコツを3つまとめました。
1.「未経験者歓迎」「学歴不問」の記載があるか
高卒フリーターが注目すべきは、「未経験者歓迎」「未経験者OK」「学歴不問」の求人です。これらの求人は、経験や学歴を重視しない傾向にあるため、フリーターが採用される可能性は高いといえます。なお、「新卒歓迎」の求人は大学を卒業した人が対象で、高卒を含めないのが一般的です。高卒フリーターが就職活動する際は、学歴を問わない「学歴不問」の求人を選びましょう。
2.休日はどれくらいあるのか
「長く働きたい」と考えている高卒フリーターは、入社後のミスマッチを防ぐため、休日制度がどのようになっているかを確認することが重要です。たとえば完全週休2日制の場合は、毎週2日の休みがあります。週休2日制の場合は月に1回、週2日の休みが取得可能です。メリハリをつけて働きたいと考えている人は、完全週休2日制の求人を探しましょう。
3.正社員雇用の求人なのか
高卒フリーターが応募できる求人を見つけたら、正社員雇用かどうかをチェックします。就職・転職サイトには契約社員や業務委託の求人も多く展開されているのが現状です。あらかじめ「正社員のみ」や「正社員登用制度あり」の条件に絞り込めば、正社員として雇用される求人を集中して探せます。
求人選びのポイントは「仕事探しで迷わない!自分に合った求人の選び方や失敗しないポイントを解説」でも記載しているので、ぜひご覧ください。応募条件や雇用形態以外にも、勤務地や勤務時間を確認するのがおすすめです。
高卒フリーターが履歴書でアピールできる4つの項目
高卒フリーターは、バイタリティやアルバイト経験、志望度の高さなどを履歴書でアピールできます。以下のアピールポイントを意識して選考突破を目指しましょう。
1.若年層ならではのバイタリティ
採用の場において10代から20代前半の若さは、大きなアピールポイントになります。高卒フリーターの場合は高校を卒業してから(大学中退者の場合は大学を辞めてから)数年経っていても、19歳~20代前半くらいの年代になっているでしょう。企業側は若い年代のポテンシャルに期待している傾向にあります。履歴書では、若い人材の魅力である柔軟性や素直さ、やる気を明確に伝えましょう。
2.応募先で活かせるアルバイト経験
高卒フリーターは「職歴がないからアピールすることがない」と思いがちですが、選考ではアルバイト経験も立派な強みになります。接客業の経験があればコミュニケーション能力をアピールできますし、リーダーの経験があるならマネジメント能力が強みになるでしょう。目立った実績がなくても、業務中の心がけやこだわりを伝えることで、あなたの人柄や仕事への意欲をアピールできます。
アルバイト経験は具体的に伝えよう
就活でアルバイト経験を伝える際は、携わった業務や身につけたスキルを具体的に記入しましょう。企業側は、応募者がアルバイトを経て身につけた能力を、就職後も活用できるかどうかを見ています。具体性を帯びたアピールをすれば、入社後に活躍するイメージを相手に伝えられるでしょう。たとえば、トラブルが生じたときの対処法やルーティンワークで工夫したことがあれば、進んで物事に取り組む姿勢をアピールできます。
3.長期的に活躍できる粘り強さ
長期のアルバイト経験があれば、その勤続年数を伝えると粘り強さを証明できるでしょう。高卒フリーターは定職に就いていないため、「正社員になってもすぐに辞めてしまうのでは」と思われる可能性があります。採用担当者が注目しているのは「入社後に貢献してくれそうか」という点。フリーター期間が短い場合でも、長期的に活躍したいという意欲を示せれば、好印象を与えられます。
4.応募先企業に対する志望度の高さ
企業側が採用活動を行うときは、応募者の志望動機に注目しています。志望動機は、「なぜその会社でなければならないのか」「どのようなポイントに惹かれたのか」という理由をまとめましょう。どの会社にも当てはまるような志望動機だと、「うちじゃなくても良いのでは」「フリーターのままでもできるのでは」と思われてしまう恐れがあります。応募先でしか成し遂げられないという強い気持ちを志望動機に盛り込めば、採用担当者に志望度の高さを伝えられるでしょう。
「履歴書の志望動機はどう書く?効果的な書き方やポイントを例文つきで解説」では、志望動機の書き方をアドバイスしています。シチュエーション別の例文にも触れているので、内容を参考に自分の言葉で熱意の伝わる志望動機を作成しましょう。
高卒フリーターが面接で好印象を与えるには
採用面接で好印象を与えるには、嘘を避けたり回答をしっかりと用意したりすることが大切です。ここでは、高卒フリーターが面接で注意すべきポイントを解説します。
面接で嘘をつかない
高卒フリーターのなかには学歴や職歴に自信が持てず、面接で嘘をついてしまいたくなることもあるでしょう。しかし、虚偽の経歴を告げるのは経歴詐称に当たります。採用後に嘘が発覚すれば、最悪の場合解雇されてしまう恐れもある危険な行為です。面接官は多くの応募者と接しているため、嘘は簡単に見破られます。経歴をごまかしたくても、正直にいった方が誠意が伝わるでしょう。
よくある質問への回答や逆質問を用意する
高卒フリーターが就活を成功させるには、面接対策が重要です。企業の採用面接では、志望動機や応募者の長所・短所、入社後にしたいことなど、「よくある質問」をされます。本番でスムーズに答えるためにも、ある程度の質問を想定し、熱意の伝わる回答を考えましょう。
また、面接の最後に逆質問すれば、志望度の高さをアピール可能です。逆質問は調べてすぐに解決できるものを避け、企業研究をするうえで疑問に感じたことを軸に用意しましょう。
逆質問とは
逆質問とは、応募者が企業側に質問することを指します。採用担当者から「何か質問はありますか」と聞かれる理由は、応募者と企業の相性やコミュニケーション能力の有無をチェックしているからです。逆質問は比較的自由度が高いので、自分の考えを交えながら企業に知りたいことを質問できます。「入社前に身につけるべきスキルはありますか」「現在活躍している人に共通する点はありますか」というように、仕事に対して前向きな内容にしましょう。
身だしなみや言葉遣いのマナーを守る
企業の採用面接に挑む前に、身だしなみや言葉遣いのマナーを身につけましょう。身だしなみのだらしなさや間違った敬語は、仕事でも雑な対応をするのではないかと思われる恐れがあります。マナーが備わっていないことで不採用にならないためにも、服装や相手を不快にさせない言葉遣いに注意を払いましょう。面接にふさわしい格好とふるまいをすれば、高卒フリーターでも好印象を残せます。
男性の身だしなみ
男性の場合は、下記のようなポイントが重要です。
・スーツにシワや汚れがない
・ネクタイが曲がらないようにする
・ベルトはスーツの色と合わせる
・靴下は落ち着いた色にする
・ひげは剃る
男性の身だしなみは、ワンポイントとなるアイテムの派手なデザインを避けます。また、ひげが伸びたままでは好印象につながらないため、清潔感を心がけましょう。
女性の身だしなみ
女性の場合は、以下のポイントに注意が必要です。
・スーツにシワや汚れがない
・ナチュラルメイクを心がかる
・アクセサリー類はつけない
・マニキュアやネイルは基本的に避ける
・髪が長い場合は束ねる
就職活動の場では、おしゃれを優先するのを避けましょう。面接ではメイクをおとなしめにし、華美な小物は身に着けないようにします。
「高卒就職の面接を成功へ!よくある質問や自己PRの対策をしよう」では、高卒者が行うべき面接対策について解説していますので、ぜひ参考にしてください。面接の流れやよくある質問の具体例も詳しくご紹介しています。
高卒フリーターが就職を成功させる6つのポイント
高卒フリーターが就職するには、早めの行動やエージェントの活用がおすすめです。以下では、高卒フリーターが就職を成功させるコツについてまとめました。
1.できるだけ早く行動を開始する
先述のとおり、高卒フリーターは年齢の若いうちに就職活動を始めるのがおすすめです。「もう少しあとでも…」「気が向いたときにやろう」と思っていると、いつのまにか就職の難しい年齢になってしまう可能性もあります。行動するのが苦手な人は、「○月まで」と期間を決めて就活に挑んだり、「まずは1社応募してみる」と目に見える目標を立てたりしましょう。
2.就職に対する目的意識を持つ
「何となく就活した」という理由だと、採用担当者は合格の通知を出しません。「就職して◯◯の業務に携わってみたい」「就職して自分のキャリアを積みたい」というように、働くことに対して明確な目的意識を持ちましょう。面接では、携わってみたい具体的な業務や将来のビジョンを伝えられると好印象です。就職そのものをゴールにするのではなく、「就職してどうしたいのか」をしっかりと考えましょう。
3.自己分析・企業研究をしっかり行う
高卒フリーターの就職活動には、自己分析や企業研究が欠かせません。自己分析は、過去の出来事を洗い出し、自分の強みや価値観を知る作業です。また、企業研究は、会社や仕事について知る作業を指します。会社の特徴を理解すれば「企業が求める人材」が分かり、その内容に合ったアピール方法を掴めるでしょう。
詳しくは「自己分析とは?就活や転職活動での必要性を解説!方法やメリットもご紹介」や「企業研究ってどうやるの?基本的なやり方と目的を解説」のコラムをチェックしてください。
4.就職しなかった理由は前向きな内容にする
面接で就職しなかった理由を質問されたときは、前向きな内容を伝えてください。「高校卒業や大学中退後に就職せずフリーターをしていたのはやる気がないからなのでは」「入社してもすぐに辞めてしまうのではないか」という面接官の懸念を払拭するためです。
理由を答えるときは、「自分に合った仕事が何かアルバイトをしながら考えていた」というように、面接官が納得できる回答を用意しましょう。理由が思い浮かばない人は、将来のビジョンを考えなかったことについて反省の意を示し、今後の目標を伝えてください。
5.希望の仕事に役立つ資格を取る
自分には強みがない…と不安なら、業務に役立つ資格の取得がおすすめです。資格があれば必ず就職できるわけではありませんが、取得までの過程や努力を評価してもらえる可能性があります。
高卒フリーターにおすすめの資格には、営業職やドライバーの求人に役立つ「普通自動車免許」、一定のパソコンスキルを証明する「MOS」、事務や経理の仕事で役立つ「日商簿記3級」などがあります。また、英語スキルを強みにしたいなら「TOEIC600点以上」を目指すと良いでしょう。
6.就職・転職エージェントを活用する
就職活動が思うように進まないときは、就職・転職エージェントのサポートを受けるのも一つの手です。高卒フリーターには、新卒ほど就職支援が整っていない場合もあるため、プロの手を借りて効率よく求職活動を進めましょう。就職・転職エージェントでは、求職者の希望や条件に合わせた求人を紹介し、履歴書作成や面接対策のフォローを行っています。就職・転職サイトの場合は一人で活動しなければなりませんが、エージェントならサービスを活用しながら効率的に進めることが可能です。フリーター向けのエージェントでは、未経験歓迎や学歴不問の求人も豊富に扱っているでしょう。
「面接対策のやり方を教えてほしい」「自分に合った仕事を探したい」という方は、若年層向けの就職支援に特化したハタラクティブにご相談ください。就職・転職エージェントのハタラクティブでは、就活アドバイザーによる丁寧なカウンセリングを行い、あなたの希望や適性を洗い出したうえで求人を提案。また、履歴書の添削や模擬面接、面接の日程調整なども行い、就職活動を全面的にバックアップいたします。
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高卒フリーターの就職に関するQ&A
高卒フリーターから就職を考えると、疑問や不安を感じる人もいるでしょう。ここでは、高卒フリーターの就職に関するお悩みをQ&A形式で解消していきます。
フリーターと正社員は何が違うの?
フリーターは、15~34歳で有期雇用のパートやアルバイト労働者として生計を立てる人を指します。正社員は、企業と雇用期間の定めのない無期雇用契約を結ぶ人です。フリーターは雇用や収入が不安定なのに対し、正社員は安定した雇用で高い月収を確保しながら働けるという違いがあります。フリーターと正社員の違いについては、「フリーターから正社員になるには?就職成功のコツやおすすめの職種を紹介!」をご覧ください。
フリーターが就職できるのは何歳までですか?
正社員になるのに明確な基準はありませんが、34代前半までが目安といわれています。年齢が上がるにつれて就職が難しくなってしまうので、正社員になりたい場合は20代のうちに行動した方が良いでしょう。フリーターから正社員を目指すときの年齢に関しては、「正社員になれるのは何歳まで?フリーターの最終期限やメリット・デメリット」を参考にしてください。
19歳フリーターは早めに就職した方が良い?
19歳は採用市場において若く、企業側からポテンシャルを評価してもらえる可能性が高いです。年齢が若いうちは特別な経験やスキルは重視されないので、就業意欲を見せれば歓迎される傾向にあります。19歳でフリーターを続けるリスクや就職するメリットは、「19歳フリーターは就職したほうが良い?将来のために今できること」でまとめているので、ぜひご一読ください。
ずっとフリーターのままでいたいです…
計画的な貯蓄や、アルバイト以外の収入源が得られる場合は、フリーターのまま生活できる場合があります。しかし、正社員になれば高い月給や充実した福利厚生、社会的信用を得られるのが強みです。「ずっとフリーターでいたいけど…女性も就職した方が良いって本当?」では、フリーターのままで覚悟すべきことを解説しています。正社員として安定して働くなら、就職支援サービスの「ハタラクティブ」を活用してみませんか?
フリーター歓迎求人紹介
インフラエンジニア
仕事内容
社員全員が自立したエンジニアになってもらうため、まずはエンジニアとしての基盤づくりからしっかり行います。入社前に 「CCNA」 という国際IT資格取得のための宿泊研修( 約1ヶ月 )を行います。同期と一緒に研修を受けるため、わからないところは教え合い、支え合いながら学生時代にタイムスリップしたかのように成長できる環境です。研修費用、宿泊費用 ( 水道光熱費含む ) は会社が全額負担!食事も会社が (一部) 提供します。専任の講師陣が全力であなたのエンジニアデビューをサポートします!
求める人物
★学歴不問!!エンジニアとして⼿に職をつけていきたい⽅歓迎★ ・まじめにコツコツと前向きに取り組める方! ・ワンマンではなくチームで仕事に取り組みたい方! ・周りと明るくコミュニケーションが取れる方!
給与
月給:193,000円 〜
勤務地
東京都
勤務時間
8:30~17:30
休暇・福利厚生
通勤手当・扶養手当・資格手当・健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険・年末年始休暇・慶弔休暇
営業
仕事内容
注文住宅や新築マンション購入を検討しているカスタマーへ、予算や希望に合う建築会社やマンションを無料でご紹介します。カスタマーの不安や要望を引き出し、中立的な立場で最適なご提案をすることで、人生の大きな選択である「家づくり」をサポートします。
求める人物
・自ら積極的に業務改善を行う姿勢のある方・チーム目標に対し、チームみんなで取り組む姿勢のある方 ※住宅業界に関する知識が無くても大丈夫です。研修・業務を通じて学んで頂きます。大切なのは知識よりも、カスタマーの要望を聞き取る力です。(メンバーの8割が就業時業界未経験です)
給与
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勤務地
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勤務時間
9:00~17:30
休暇・福利厚生
時間外手当・通勤手当・超勤手当・健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険・有給休暇・年末年始休暇・慶弔休暇・夏季休暇
就活アドバイザーとして数々の就職のお悩み相談をしてきました。言葉にならないモヤモヤやお悩みを何でもご相談下さい!
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