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高卒でも取れる資格はある?高収入を目指す方法やおすすめの仕事も紹介!
更新日
この記事のまとめ
- 資格をアピールすることで、高卒者も高収入を目指せる
- 高卒で取れる国家資格のなかでは、宅地建物取引士やFPなどが高収入を得やすい
- 高卒で取れる民間資格のなかでは、簿記やTOEICなどで高収入を目指せる
- 高収入を得たい高卒者におすすめの業界は、サービス業界や運送業界など
- 高収入を目指す高卒者には、営業職やIT系の職業などがおすすめ
「高収入の仕事に就きたいけど、高卒で取れる資格はある?」と疑問に感じている方もいるでしょう。高卒で取れる資格を用いて、高収入を目指すことは可能です。会社選びのコツや資格のアピール方法を心掛ければ、高卒者も高収入の仕事に就けます。このコラムでは、高卒者が高収入を得る方法やおすすめの資格、職業などをご紹介。高収入を目指す高卒者は、ぜひ参考にしてみてください。
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高卒でも取れる資格で高収入を目指すメリット
一般的に、資格保有者は平均年収が高い傾向にあるといわれており、企業によっては資格手当が支給される場合もあります。高収入を目指す高卒者は、資格を取って仕事に活かすと良いでしょう。また、資格をアピールすることで、就活を有利に進められるというメリットも考えられます。
高卒者におすすめ!高収入を目指せる資格
学歴が受験資格に含まれない試験であれば、高卒者も高収入を目指せる資格を取得することが可能です。この項では、高卒者におすすめの高収入を目指せる資格を紹介します。
高卒でも取れる国家資格
ここでは、高収入を目指す高卒者におすすめな国家資格を紹介します。
1.宅地建物取引士
宅地建物取引士は、「宅建」という略称で呼ばれる国家資格で、主に不動産に関する知識や売買経験が少ないお客さまの不動産取引をサポートする役割を担います。また、「重要事項の説明」や「説明書への記名・押印」などは宅建の独占業務です。不動産業界には、宅地建物取引士の設置義務があり、事業所に専任の宅地建物取引士を在籍させなくてはならないため、宅建資格は不動産業界の選考で有利に働く可能性が高いといえます。宅建について詳しく知りたい方は、「宅建の仕事内容とは?事務でも働ける?資格の取得法も解説」をご覧ください。
2.通関士
通関士は、貿易に関する業務を行う国家資格です。資格を活かせる仕事として、通関業者、運送会社、倉庫会社、貿易会社などが挙げられます。商品の輸入・輸出に必要な通関書類の作成や、通関手続きの代行などが主な業務内容です。通関士の平均年収は会社ごとに大きく異なりますが、人によっては年収1,000万円以上稼げる場合もあるようです。
3.ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)
ファイナンシャル・プランナー(FP)の資格は、FP技能検定という試験に合格することで取得可能です。税金や投資、住宅ローンなど、生活に関するお金の専門的な知識があることを証明できます。保険会社や保険代理店、銀行員などの金融業界や、不動産業界での活躍が期待できる資格です。FP技能検定は3級、2級、1級と難易度が分かれています。2級以上の試験では顧客の相談に対応できる程度の知識が必要になるため、キャリア市場での評価も高いようです。
4.行政書士
行政書士とは、法律の専門家であることを証明する資格です。主に、官公署に提出する書類や事実証明などに関する書類の作成、および提出手続きなどを行います。業務の内容が幅広いのが特徴で、高収入を望める資格の一つです。法律事務所や弁護士事務所はもちろん、建設業や不動産業、一般企業の総務部や法務部などでも資格を活かせるでしょう。
5.中小企業診断士
中小企業診断士は、中小企業の経営をうまく行うために、現状分析や課題への取り組み方をアドバイスする資格です。主に、企業内診断士や一般企業の人事・総務・労務部で力を発揮しますが、金融業界や情報技術業界など幅広い業界で需要があるといえるでしょう。管理職に必要な知識を身につけられるため、管理職への昇進を目指す人にもおすすめです。
6.弁護士
弁護士も、高卒者が取得するのにおすすめな資格の一つです。弁護士は、裁判官、検察官と並んで「法曹三者」と呼ばれており、法律に関する仕事のなかでも、司法試験や司法修習生考試に合格しなければ取得できません。「法科大学院を修了する」「予備試験に合格する」のどちらかを満たすことが司法試験の受験資格なので、高卒の方は、まず予備試験に合格することを目標にしましょう。
7.介護福祉士
介護福祉士の仕事には免許がなくても就けますが、介護福祉士の資格を持っていることで、就活が有利になり待遇も良くなる傾向があります。介護業界の需要は高く将来性も期待できるため、高卒者におすすめな資格の一つです。また、2023年3月発表の介護福祉士の合格率は84.3%と高めで、比較的取得しやすい資格といえるでしょう。
参照元
厚生労働省
第35回介護福祉士国家試験合格発表
高卒でも取れる民間資格
ここでは、高収入を目指す高卒者が取れる資格としておすすめの民間資格を紹介します。
1.AFP
AFP(アフェリエイテッド・ファイナンシャルプランナー)は、日本FP協会が認める民間資格です。一度取得すれば資格が維持できる国家資格のFP技能士とは異なり、2年ごとに資格を更新しなければいけません。AFPの難易度は、FP2級と同程度といわれています。しかし、継続的な研修や資格を更新する際の単位取得のために、常に最新の金融情勢を勉強しておく必要があるため、FP資格保持者のなかではより高い信頼を得ているようです。
2.CFP
CFP(サーティファイド・ファイナンシャルプランナー)もAFP同様、日本FP協会が認める民間資格の一つです。CFPも更新制の資格であるため、2年ごとに単位を取得し、資格を更新する必要があります。難易度は、FP1級と同程度であるといわれているようです。
3.簿記
簿記とは、経済に関する一般常識があり、企業の経営状況やお金の流れを把握する力が身についていることを証明する資格です。企業が行う金銭のやり取りなどの記録を行い、「財務諸表」を作成することを目的としています。業種や職種に限らず、どの企業でも活かせるスキルであるため、幅広い業界で活躍できるでしょう。資格のなかでも知名度が高く、保有している人も多いことから、人気がある資格の一つといえます。「簿記ってどんな資格?保持するメリットと活用できる仕事」では簿記について詳しく解説しているので、こちらもあわせてご参照ください。
4.TOEIC
TOEICとは、日本を含め世界150か国以上で実施されている民間試験のこと。英語力がどの程度あるかを図る英語資格試験の一つで、10~990点のスコアによって評価される仕組みが特徴です。TOEICのスコアを履歴書に書くことで英語力を示せますが、就職・転職では600点以上が望ましいとされています。なお、スコアが500点に届かない場合、英語が苦手と判断される可能性があるので注意しましょう。就活でアピールする方法が知りたい方は、「就活でアピールできる!TOEICのスコアについて」もご覧ください。
高卒でも取れる資格は独学でも大丈夫?
高卒者が資格を取る際、独学で取得するという方法も少なくありません。しかし、独学は不安だと感じる人もいるでしょう。そのような方は、時間や金銭面に余裕があれば予備校に通うのも一つの手です。予備校では、資格取得のために必要な知識を分かりやすく教えてくれるため、効率良く勉強できます。
高卒だと高収入は難しい?大卒との差を比較
高卒者も高収入を目指せますが、大卒者のほうが高収入を得やすいのが実情です。ここでは、厚生労働省のデータをもとに、高卒者と大卒者の初任給や平均賃金を比較しました。高収入を目指す高卒者は、参考にしてみてください。
高卒と大卒の違い
高卒と大卒の違いとして、最終学歴が挙げられます。最終学歴とは、「その人が卒業した学校のなかで最も高い教育機関」のこと。高校を卒業したあと大学に入学していても、卒業をしなければ最終学歴は高卒になります。
高卒者と大卒者の初任給
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況(9) 新規学卒者の学歴別にみた賃金」による高卒と大卒の初任給の差は、以下のとおりです。
性別 | 学歴 | 初任給 |
---|---|---|
男女計 | 高卒 | 18万1,200円 |
男女計 | 大卒 | 22万8,500円 |
男性 | 高卒 | 18万3,400円 |
男性 | 大卒 | 22万9,700円 |
女性 | 高卒 | 17万7,600円 |
女性 | 大卒 | 22万7,200円 |
引用:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況(9) 新規学卒者の学歴別にみた賃金
」
初任給(男女計)は、高卒者が約18万円、大卒者が約23万円でした。高卒者と大卒者の初任給には約5万円の差があり、大卒者のほうが高収入だと分かります。また、大卒・高卒者ともに、女性よりも男性のほうが初任給が高い傾向にあるようです。
参照元
厚生労働省
令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況
高卒者と大卒者の平均賃金
ここでは、厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況(3) 学歴別にみた賃金」をもとに、高卒者と大卒者の平均賃金を男女・年代別に紹介します。
高卒男性の平均賃金
高卒男性と大卒男性の年代別賃金は以下のとおりです。
年齢 | 高卒男性の平均賃金 | 大卒男性の平均賃金 | 高卒と大卒の賃金差 |
---|---|---|---|
20~24歳 | 21万1,400円 | 23万5,100円 | 2万3,700円 |
25~29歳 | 23万9,200円 | 27万2,800円 | 3万3,600円 |
30~34歳 | 26万3,800円 | 31万9,300円 | 5万5,500円 |
35~39歳 | 28万7,200円 | 37万5,500円 | 8万8,300円 |
引用:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況(3) 学歴別にみた賃金」
全年齢をとおして、大卒男性のほうが高卒男性よりも高収入の傾向があります。年齢が若いうちは高卒者と大卒者の平均賃金に大きな差はありません。しかし、年齢が上がるにつれて賃金差が広がっていくのが分かります。
高卒女性の平均賃金
高卒女性と大卒女性の年代別賃金は以下のとおりです。
年齢 | 高卒女性の平均賃金 | 大卒女性の平均賃金 | 高卒と大卒の賃金差 |
---|---|---|---|
20~24歳 | 19万3,500円 | 23万2,100円 | 3万8,600円 |
25~29歳 | 20万5,300円 | 25万5,900円 | 5万600円 |
30~34歳 | 21万4,400円 | 27万9,200円 | 6万4,800円 |
35~39歳 | 22万200円 | 30万7,200円 | 8万7,000円 |
引用:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況(3) 学歴別にみた賃金」
女性の場合も、全年齢をとおして高卒者よりも大卒者のほうが高収入の傾向にあります。また、高卒女性の賃金が年齢を重ねてもほとんど変化しないのに対し、大卒女性の賃金は年齢に比例して上昇していることが分かるでしょう。30代後半になると、高卒者と大卒者で9万円近く賃金差が生じています。
月給アップを目指す高卒者は、「高卒の初任給はどれくらい?収入アップの方法や職種も紹介!」もご一読ください。
参照元
厚生労働省
令和4年賃金構造基本統計調査
学歴が問われる理由
一般的に、高卒者と大卒者では「身についている一般教養」と「論理的思考力」に差があるといわれています。大学は高校に比べて、より専門的な学問を深掘りするため、一般教養に差が出るようです。また、物事を順序立てて考え、理解する「論理的思考力」は仕事をするうえで重要なスキルといえます。大学を卒業している人の多くが、一般教養と論理的思考力を身につけている傾向にあるため、就職において学歴を問う企業が多いようです。
高卒者が高収入を目指せる仕事の特徴
高卒者が高収入を得やすいのは、学歴を問われない仕事や実力主義の仕事です。以下で詳しく解説します。
学歴を問われない仕事
学歴ではなく、本人の人柄や仕事に対する考え方などを重視する企業も多くあります。学歴を問われない場合、高卒者もやる気や適性をアピールできれば高収入を目指せるでしょう。
実力主義の仕事
実力主義の仕事も、高卒者が高収入を得やすい傾向があります。実力主義とは、仕事での成果に応じて昇給・減給、昇進・降格といった処遇が決まる制度のことです。学歴は評価基準に入らないため、高卒者が努力次第で高収入を得られる可能性も。実力主義の仕事が多い業界として、アパレル業界や不動産業界などが挙げられます。
実力主義の仕事に興味がある高卒者は、「実力主義のメリット・デメリットは?向いている人を知って働き方を考えよう」もチェックしてみてください。
高卒者が高収入を目指しやすい業界
高卒者が高収入を目指しやすい業界には、サービス業や運送業、建設業などがあります。以下で、それぞれの業界について紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1.サービス業界
サービス業界は、高卒者が高収入を目指しやすい業界の一つです。お客さまの案内や商品・サービスの販売を行うため、学歴よりもコミュニケーション能力や気配りが重視されます。アルバイトで接客の経験があれば、そのまま正社員として採用される可能性もあるでしょう。サービス業界には宿泊系や飲食系、金融系など、さまざまな分野があります。企業によっては、リピーターを獲得すると高収入を得られることも。自分にはどの分野のサービスが合っているのか吟味したうえで、求人に応募してみると良いでしょう。
2.運送業界
運送業界も、指定の免許を持っていることを条件に、学歴不問・未経験者歓迎の求人を出している会社が多くあります。運転が好きで体力に自信がある高卒者におすすめの業界です。一般的に、小型トラックよりも大型トラックのドライバーのほうが高収入の傾向にあります。また、長距離ドライバーは拘束時間が長いため、そのぶん高収入を期待できるでしょう。ただし、数日かけて夜通し運転する場合もあるため、生活は不規則になりがちです。
3.建設業界
建設業界は労働者の高齢化が進んでおり、若い人材のニーズが高まっています。「学歴不問」や「未経験者歓迎」の求人も多いため、高卒者にもおすすめです。建設業界は、一般住宅やマンションの建築、インフラ工事のほか、災害があった地域の復興事業など、幅広く安定した需要が見込めます。現場によっては危険を伴うこともありますが、そのぶん高収入を得られる仕事です。体力に自信がある方や、ものづくりに関心がある方は選択肢の一つとして考えてみても良いでしょう。
4.不動産業界
不動産業界では学歴が問われない傾向にあるため、高卒者も目指しやすいといえます。不動産業界で高収入を得るなら、不動産営業の仕事がおすすめです。不動産営業は一つの契約を結ぶのに多くの時間や労力を要するため、インセンティブが高く設定されている場合があります。ただし、住宅や土地の販売を担当するので、専門的な知識が必要となるでしょう。不動産業界で高収入を目指す高卒者は、宅地建物取引士や不動産鑑定士の資格を取得するのがベターです。
「高卒の平均年収は?産業別ランキングや1000万円を目指す方法を紹介」では、年収が高い産業ランキングや高卒者が年収1000万円を目指す方法を紹介しているので、あわせてご覧ください。
高卒者が就ける高収入の職業
ここでは、高卒者が高収入を目指しやすい職業をご紹介します。営業職やITエンジニア、アパレル販売員などさまざまな職業があるので、自分に合った仕事を探すヒントにしてください。
1.営業職
営業職は、高収入を得たい高卒者におすすめな職業の一つです。「学歴不問」や「未経験者歓迎」の求人が多いため、高卒者も応募しやすい傾向にあります。成果を挙げれば給与に反映される「歩合制」を導入する会社なら、売上に貢献したぶんだけ収入アップを目指せるでしょう。ただし、人と接する職業なので、コミュニケーション能力が必要であったり、企業によってはノルマ達成を求められたりします。そのため、人と話すのが好きな方や、目標を設定されるとモチベーションが上がる方に向いている職業といえるでしょう。
2.ITエンジニア
IT系の職業に興味がある高卒者には、ITエンジニアがおすすめです。IT業界は人手不足の傾向にあるため、高卒者や未経験者を歓迎している企業が多くあります。実務経験がなくてもIT系の知識がある程度身についている方や、趣味でアプリやゲームを制作した経験がある方は応募を検討してみても良いでしょう。十分な実力をつければ昇進や月給アップを狙えるだけでなく、独立して高収入を目指すことも可能です。なお、ITエンジニアは年齢を重ねるほど即戦力を求められる傾向にあるため、未経験からのスタートを考えている高卒者は、なるべく早いうちに行動しましょう。
正社員
インフラエンジニア(東京本社)
年収 330万円 ~ 510万円
-
大手企業,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
3.工場作業員
工場勤務の作業員も、学歴不問や未経験者歓迎の求人が多くあります。学歴によって給料に差をつけない工場が多く、高卒者でも高収入を見込めるのが特徴です。黙々と取り組むルーティンワークが基本なので、人とのコミュニケーションが苦手な高卒者も働きやすいでしょう。また、残業が少なく、正社員の福利厚生が手厚いのもメリット。プライベートを大切にしたい方や、黙々と仕事をこなせる方に向いています。工場作業員に興味がある高卒者は、「高卒で工場勤務は出世できる?年収は?メリットや転職方法もご紹介」のコラムも必読です。
4.アパレル販売員
「人とコミュニケーションを取るのが好き」「好きなアパレルブランドがある」という高卒者は、アパレル販売員を目指すのも選択肢の一つです。アパレル業界の多くの企業では店舗予算や個人予算が設定されており、予算を達成するとインセンティブをもらえる場合があります。自身の頑張りが給料アップにつながるので、モチベーションを維持しながら高収入を目指したい高卒者におすすめです。
5.介護職
介護業界は慢性的な人手不足状態にあり、学歴不問や未経験者歓迎の求人が数多くあります。福利厚生や諸手当が充実していたり、新入社員に対する教育体制が整っていたりする企業が多いのも特徴です。経験を積んで介護福祉士やケアマネージャー、管理職などにステップアップすれば、高卒者も高収入を目指せます。介護職は、高齢者やハンディキャップを抱えている方をサポートする仕事なので、世話好きな方や細かな気配りが得意な方に適しているでしょう。
正社員
訪問入浴ヘルパー
年収 308万円 ~ 364万円
-
大手企業,未経験OK,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
6.保険外交員
保険の営業は基本的に実力重視なので、顧客を獲得して多数の契約を取ることで収入アップを目指せます。自分の頑張り次第で高収入が望めるため、やりがいも大きいでしょう。生命保険の営業をするには「生命保険募集人」、損害保険の営業をするには「損保一般試験」の資格が必要です。しかし、基本的には入社後に研修を受けて取得するため、保険業界が未経験の高卒者も挑戦しやすい職種といえます。
7.公務員
公務員試験は学歴不問なので、試験や面接を通過すれば公務員になれます。職種によっては、高卒者も高収入を目指すことが可能です。国家公務員になりたい方は国家公務員試験を、地方公務員になりたい方は地方公務員試験を受ける必要があります。試験は、最終学歴を目安に「大学卒業程度」「高校卒業程度」などに分類されますが、学歴要件ではないためどちらを受験しても構いません。しかし、大卒程度のほうが難易度が高いため、まずは高卒程度の試験を受けるのがおすすめです。
公務員試験には年齢制限があるので注意しよう
公務員試験には年齢制限があるので注意しましょう。高卒程度の試験は20代前半、大卒程度の試験は30歳までと定めている自治体が多いようです。公務員を目指したい方は「フリーターから公務員になれる?勉強方法や注意点もあわせて紹介」もご一読ください。
8.運送ドライバー
運送ドライバーは、インターネットショッピングの拡大で需要が高まっている仕事です。軽貨物で荷物を届ける宅配便ドライバーも稼げますが、大型トラックの資格を取得し長距離ドライバーとして活躍すれば、さらに高収入を期待できるでしょう。
9.建設業界の現場監督
建設業界の現場監督も、高収入を得たい高卒者におすすめの仕事です。特に、建設業界は人手不足に悩まされているので、体力があり現場を指揮できる現場監督であれば重宝されるでしょう。ただし、未経験の状態から現場監督になるのは難しいので、まずは現場での経験が求められます。そこで結果を残していけば、現場監督として活躍でき、政府からの大型案件を受けられるようになるでしょう。
この項で紹介した職種以外にも、高卒者が高収入を目指せる職種は数多くあります。正社員として高収入を得たい高卒者は、「高収入を目指せる正社員求人とは?給料が高い職種ランキングも紹介」のコラムも必読です。
高卒者が高収入を目指す6つの方法
高卒者が高収入を目指すには、年齢が若いうちに正社員就職して経験を積んだり、需要の高いスキルを身につけたりするのが効果的。また、キャリアアップを目指して転職するのも一つの方法です。ここでは、高卒者が高収入を目指す方法を6つご紹介します。
1.年齢が若いうちに就職して経験を積む
高校卒業後すぐに正社員就職すれば、大卒者よりも早くキャリアを積めます。経験を積んでスキルを磨くことで、学歴に関係なく活躍できる可能性が高いでしょう。そのため、高収入を目指す高卒者は、年齢が若いうちに正社員として就職し、大卒者に引けを取らないスキルと経験値を身につけるのがおすすめです。
2.高収入の企業に非正規雇用で入社して正社員を目指す
高収入を得たい高卒者は、月給が高い大企業にアルバイトや契約社員などといった非正規雇用で入社し、正社員を目指すのも一つの手です。非正規採用は正社員採用に比べて就職しやすい傾向があるため、高卒者も高収入を得られる大企業に入社できる可能性があります。ただし、必ずしも正社員に登用してもらえるとは限らないので、正社員登用の実績や条件を事前に調べておきましょう。
高収入の仕事は都市部に集まる
月給は都道府県によって差があります。
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況(10) 都道府県別にみた賃金」によると、都道府県別賃金の全国計は31万1,800円。全国平均よりも賃金が高い地域の詳細な数値は、以下のとおりです。
地域 | 賃金 |
---|---|
東京 | 37万5,500円 |
神奈川 | 33万5,600円 |
愛知 | 31万2,600円 |
大阪 | 33万900円 |
兵庫 | 31万2,300円 |
引用:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況(10) 都道府県別にみた賃金」
全国で最も賃金が高いのは東京都で、全国平均より6万円以上高いという結果に。都市部は人も仕事も集まりやすいため、地方に比べて賃金水準が高くなりやすい傾向があります。高収入を得たい高卒者は、上表を参考に、賃金が高い地域での就職を検討してみるのも良いでしょう。
参照元
厚生労働省
令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況
3.需要の高いスキルを身につける
志望業界で役立つ知識や希少性の高いスキルを身につけておくとキャリアアップにつながるので、高卒者も高収入が期待できます。たとえば、ITやWeb、通信系の仕事で役立つプログラミングスキルやマーケティングのスキルは、今後さらに需要が高まるといわれているのでおすすめです。資格手当を支給している会社であれば、対象のスキルを身につけることで月給が上がる可能性もあります。
4.キャリアアップを目指して転職をする
現在、正社員就職をしている高卒者が高収入を得るには、キャリアアップを目指して転職するのがおすすめです。転職先が同業他社であれば、即戦力となる知識やスキルがすでに身についているため、前職よりも高い月給で転職できる可能性があります。
評価制度や教育体制が整っている会社を選ぶ
評価制度や教育体制の整っている会社では、スキルアップやキャリアアップによって昇給が見込めます。評価制度の整っていない会社に入社した場合、努力を重ねて実績を出しても評価されず、給料がなかなか上がらない恐れも。実力主義の会社なら、高卒者も自身の頑張り次第で高収入を得ることが可能です。
東証一部上場企業は評価制度が整っている?
東証一部上場企業は、ほかの会社より多くの投資家が資金を投資するため、月給が高かったり福利厚生が充実していたりする傾向があります。そのため、高収入を目指す高卒者は、東証一部上場企業に就職するのも良いでしょう。ただし、東証一部上場企業は人気が高いので、高卒者は選考で不利になる可能性も認識しておいてください。「そもそも東証一部上場企業って何?」と疑問に思っている方は、「東証一部上場とは?正しい意味や企業メリットにも言及」をチェックしましょう。
5.フリーランスや起業に挑戦する
高収入を得たい高卒者は、フリーランスや起業に挑戦し、特定の組織に属さないのも一つの方法です。フリーランスや事業主になれば、自分の裁量次第で収入を増やせます。ただし、「収入が安定しない」「社会的信用を得にくい」といったリスクも伴うため、本当に自分に向いているかどうかよく検討したうえで挑戦しましょう。「自営業とは?新卒でもなれる?個人事業主との違いや年収をチェックしよう」では、自営業のメリット・デメリットを解説しているので、ぜひご参照ください。
6.高収入を得やすい業界に就職する
高卒者が高収入を得るには、高収入を得やすい業界に就職するのも効果的。たとえば、人手が足りていない業界は、人材を集めるために賃金を高めに設定していることがあるようです。高収入を得やすい業界は、このコラムの「高卒者が高収入を目指しやすい業界」で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
履歴書の作成や面接対策をしっかり行うことも大切
初めて就職活動をする高卒者は、応募書類の作成や面接対策をしっかりと行うことが重要です。「正社員になりたい」という気持ちが強くても、履歴書や面接でのアピールが不十分だったり、マナーが悪かったりすると、採用が遠のいてしまう可能性があります。選考対策に自信がない方は、「高卒でも就職のチャンスはある!おすすめの就職先や就活成功のコツを紹介」で、就活のポイントをチェックしましょう。
高卒でも取れる資格を取り高収入を目指す際の心掛け
高卒者が高収入の職業に就くためには、自分の希望を明確にして、希望条件に優先順位をつけるのが大切です。ここでは、高卒者が高収入を目指して就職する際のポイントを4つ紹介します。
1.自分のビジョンを明確にする
高収入の仕事を探す高卒者は、「どのような仕事に就きたいか」「どのような環境や待遇を求めているか」など、自分のビジョンを明確にしましょう。たとえば、一口に営業といっても、「モノ」を売る営業や、「サービス」といった形がないものを売る営業など、種類はさまざまです。また、ルート営業か新規開拓か、お客さまは法人か個人か、などの違いもあります。細かい部分まで希望条件を整理することで、自分の適職を見つけられるでしょう。「高収入ならどの会社でも良い」という考えでは、志望動機に説得力が出ず、採用を見送られる可能性があるので注意してください。
2.希望条件に優先順位をつける
就職先に求める希望条件には優先順位をつけましょう。希望条件が多いほど、すべてを満たす仕事を見つけるのが難しくなるからです。高収入を目指して就活する高卒者は、「高収入」という条件を含めて3つ程度に絞り込み、そのなかで優先順位をつけると良いでしょう。希望条件を絞り込む際は、どうしても譲れない条件だけでなく、妥協できる条件も洗い出しておいてください。そうすることで、自分が仕事をするうえで大事にしていることが明確になり、ミスマッチの防止につながります。
3.仕事に活かせる経験・スキル・意欲をアピールする
高収入の仕事に就きたい高卒者は、応募書類や面接の場で、仕事に活かせる経験やスキル、就業意欲をしっかりとアピールしましょう。アピール内容と会社が求める人物像がマッチしていれば、採用される可能性はぐっと高まります。経験者の場合は、「これまでどのような経験を積んできたか」「経験から得たものを入社後どう活かすか」などをアピールし、企業側に採用のメリットを感じさせるのがポイントです。未経験者の場合は、「なぜこの仕事をしたいと思ったか」「なぜこの会社に入りたいと思ったか」「入社後は具体的にどうなりたいか」などといったことを伝えると、就業意欲を重点的にアピールできるため、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。
4.積極的にスキルアップを図る
資格を取ったりセミナーを受講したりしてスキルアップを図るのも、高収入を目指す高卒者に有効な方法です。スキルアップには一定の時間が掛かるというデメリットもありますが、学歴を補う強力な武器になります。
「高収入の仕事に転職するには?高収入業界・職種の傾向」では高収入が期待できる人の特徴や業界についてまとめているので、高収入を狙う高卒者はぜひご参照ください。
高卒者が高収入を得るには向上心も大切
高卒者が高収入を得るには、就職後も向上心を保ち続けることが重要です。会社で働き始めると、学歴よりも、向上心やそれに伴う実績が評価されるようになります。「どうすればサービスの質が上がるか」「顧客が求めているものは何か」というように、常により良いサービスの提供を考えて行動し、実績につなげましょう。
高卒者がチェックするべき「高収入」以外のポイント
高卒者が仕事を探すときは、月給以外のポイントにも着目しましょう。たとえ高収入を得られても、条件や仕事内容が自分に合っていないと長続きしない恐れがあるからです。
高卒者が月給以外でチェックしておきたいポイントは、「自分が好きなこと・やりたいことかどうか」です。自分が好きなことや、やりたいことに関連する仕事に就けば、モチベーションを維持したまま働けます。好きなことがなかなか思いつかない高卒者は、自分が得意な分野を洗い出してみるのもおすすめです。得意なことに関連する仕事に就けば、業務でスキルを活かすことができ、結果的に高収入を得られることも。
労働条件や社風が自分に合っているかどうかも、仕事選びにおいて重要なポイントです。冒頭で述べたとおり、収入以外の条件が自分に合わなければ仕事が長続きしない場合があるため、しっかりとチェックしておきましょう。転職を繰り返すと、次第に採用されにくくなる可能性もあるので注意してください。
仕事の選び方をより詳しく知りたい高卒者は、「高卒の就職先におすすめの業界・職種一覧!探し方の手段ランキングも紹介」もぜひご一読ください。
「高収入を目指したいけど自分には無理」「高い月給は大卒以上でなければもらえない」と考えている高卒者は、ぜひハタラクティブへご相談ください。ハタラクティブは、フリーターや既卒、第二新卒など、若年層の就職・転職支援に特化したエージェントです。専任のアドバイザーがマンツーマンでカウンセリングを実施しながら、一人ひとりに合ったサポートをします。プロのアドバイスを受けながら効率良く自分に合った会社を見つけられるので、初めて就職する高卒者も安心です。サービスはすべて無料なので、ぜひお気軽にご相談ください。
高卒でも取れる資格で高収入を目指す人向けのQ&A
ここでは、高収入を目指す高卒者が抱えるお悩みを、Q&A形式で解説します。高収入を目指すことに不安や悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
高卒者が高収入を目指せる仕事はありますか?
高卒者が高収入を得やすいのは、実力主義である場合が多い営業職やITエンジニアといった仕事です。実力主義の仕事は学歴よりもスキルや実績が評価されるため、努力次第で高収入を目指せるでしょう。詳しくは、このコラムの「高卒者が就ける高収入の職業」を参考にしてみてください。
高卒でも取れる資格で高収入を目指すコツは?
「今後のキャリアに役立つかどうか」を考えるのがポイント。ほかにも、「就活に有利に働くかどうか」「多方面の分野で活かせるかどうか」などを意識し、資格取得を目指しましょう。「高卒から手に職をつけられる求人はある?就職に有利な資格もご紹介」では、高卒者におすすめの資格を紹介しているので、ぜひご一読ください。
高卒者も大手企業で働けますか?
書類選考や面接対策をしっかりと行えば、高卒者も大手企業に就職することは可能です。営業職や販売職、ITエンジニアなどの未経験者が歓迎されやすい職種なら、大手企業の求人を見つけやすい傾向にあります。大手企業に就職して高収入を目指したい高卒者は、「高卒が大手企業に就職しやすい業種とは?ポイントや注意点もご紹介」もあわせてご確認ください。
高卒でも取れる食いっぱぐれない資格とは?
食いっぱぐれない資格の特徴には、「将来性や需要がある」「広く認知されている」「専門的な知識をアピールできる」などがあります。「高卒で取れる国家資格や民間資格を紹介!高収入・キャリアアップを目指そう」では、高卒者が取りやすい資格についてまとめているので、ぜひご覧ください。
高収入を目指す高卒者が仕事を選ぶポイントは?
平均賃金が高い地域の仕事を選んだり、教育体制・評価制度が整っている仕事を選んだりするのがポイントです。また、成果に応じて評価される仕事を選べば、努力次第で高収入を得られるでしょう。「高卒で稼げる職業は?高収入を得る方法やホワイトな企業の見つけ方」では、高卒者が稼げる仕事を紹介しています。自分に合った環境で高収入を得たい方は、就職・転職エージェントのハタラクティブへご相談ください。
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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