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ニートからの就職のコツを紹介!支援機関を使って就活を有利に進めよう
更新日
この記事のまとめ
- 就職できるか不安なニートの方は、未経験者を歓迎している会社に応募しよう
- 正社員を目指すニートの方は、少しでも若いうちに就職活動を開始するのがおすすめ
- 介護職や警備員などは未経験者歓迎の求人が多く、ニートから挑戦しやすい
- ニートの経歴は隠さず、就業意欲をアピールして就職活動を成功させよう
- ニートの方は、ハローワークやエージェントといった就職支援サービスを活用しよう
「就職せずにニートを続けると、将来どのようなリスクがある?」と悩んでいる方もいるでしょう。
ニート生活を長く続けると、ニート向けの公的な就職支援サービスが年齢制限によって利用できなくなったり、企業から採用を避けられたりするので、早めに行動を起こすのが大切です。
このコラムでは、ニートの方が就職活動を成功させるポイントやおすすめの職種をご紹介しているので、ぜひお役立てください。
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ニートとは
ニート(NEET)とは、「就業、就学、職業訓練のいずれもしていない」という意味を持つ、「Not in Employment、Education or Training」の略称です。
総務省統計局の「統計データFAQ『16A-Q10 ニートの人数』」では、「年齢15歳~34歳の非労働力人口のうち、家事も通学もしていない者」が、ニートに近い概念として定義されています。
ニートとフリーターの違い
ニートとフリーターの大きな違いは、「働く意思があるか・ないか」にあります。働く意思がある人がフリーター、働く意思がない人がニートです。
そのため、先ほどご紹介したニートの定義に当てはまっても、アルバイトやパートをする意思がある人は、フリーターに含まれます。
ニートとフリーターの違いは「ニートとフリーターの違いとは?就職に向けてできることと行動を起こすコツ」で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
参照元
総務省統計局
統計データFAQ
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ニートが就職に対して抱える主な5つの不安と解決策
ここでは、ニートの方が抱えがちな就職への不安と、その解決策をご紹介します。
「就職したほうが良い」と頭で分かっていても動き出せないのは、就職に対する不安や恐怖心が原因の可能性も。
就職に抵抗がある方は、以下を参考にしながら原因を分析し、対処法を考えましょう。
1.ニートも採用してもらえるか
採用してもらえないことを不安に思い、就職に踏み出せないニートの方もいます。
「せっかく勇気を出して応募しても、書類選考で落ちてしまいそう」というイメージで就職をためらっている方は、以下の解決策を試してみてください。
解決策1:ニート人口の変化を確認して市場の採用ニーズを知る
採用してもらえるか不安なニートの方は、ここ数年のニート人口がどのように変化しているのか確認してみましょう。
総務省統計局の「労働力調査(基本集計)2022年(令和4年)平均結果の概要」によると、2019年〜2022年のニート人口は以下のとおりです。
年 | ニート人口 |
---|---|
2019年 | 56万人 |
2020年 | 69万人 |
2021年 | 58万人 |
2022年 | 57万人 |
引用:総務省統計局「表 15 若年無業者及び 35~44 歳無業者の数及び人口に占める割合の推移(17p)」
ニート人口は、2013年から2018年にかけては減少傾向でした。その後、2020年にかけて増加し、2021年には再び減少しています。
2020年ごろにニート人口が大幅に増加した原因として考えられるのは、新型コロナウイルス感染症の影響で、アルバイト先が営業時間短縮・休業・閉店といった対応を取ったことによる失業です。
上記のように、ニート人口は社会情勢によって変動する場合があります。
その一方で、人手不足によって採用の間口を広げている企業が多くあるのも事実なので、あまり心配し過ぎずに就職活動を進めましょう。
人手不足の業界を知って就職のチャンスを広げたい方は、「深刻な人手不足の業界について考える」のコラムをご覧ください。
参照元
総務省統計局
労働力調査(基本集計) 2022年(令和4年)平均結果
解決策2:未経験者歓迎の会社に応募する
正社員経験がなくて採用してもらえるか不安なニートの方は、未経験者歓迎の求人に応募しましょう。
未経験者を歓迎している会社は、ニートの採用にも積極的な傾向にあるようです。また、入社後の教育制度が充実していることも多く、就職後に無理のないペースで仕事を覚えられます。
就職サイトを使う場合は検索の仕方を工夫しよう
ニートの方が就職サイトを使って求人を検索する際は、検索ワードを工夫しましょう。初めから「残業なし」「土日祝休み」といった希望条件で探すのではなく、「ニート歓迎」「未経験者歓迎」「経歴不問」など、職歴に依存しない求人のなかから、希望条件に合った就職先を探すのがおすすめです。
就職サイトでの詳しい検索方法は「ニート向け求人はどう探す?仕事探しのポイントと活用すべき支援サービス」でチェックしてみてください。
2.仕事についていけるか
「就職しても自分の能力で仕事についていけるか不安」「周囲に迷惑を掛けるのではないか」と心配しているニートの方は、ミスや退職に対する考え方を変えることで不安を解消していきましょう。
解決策1:最初は失敗して当たり前と考える
就職したばかりの人は、仕事が思うように進められないことも考えられます。仕事を覚える早さや成長するスピードは人によって異なるので、自分のペースで徐々に慣れていけば問題ありません。
どうしても失敗が怖いニートの方は、ミスが発生しにくい単純作業の仕事から始めてみるのも手です。
解決策2:万が一合わなかったら辞める選択肢もあると考える
正社員であっても、きちんと手順を踏めば仕事は辞められます。
仕事についていけるか不安なニートの方は、「どうしても職場環境や仕事内容が合わない場合は、次の仕事を探せば良い」と捉えるようにしましょう。
ただし、早期退職があまりにも多いと、次第に採用されづらくなる可能性があるので注意が必要です。
ニートの方が仕事をすぐ辞めるメリットやリスクは、「仕事をすぐ辞めるのは甘え?主な理由や転職のための改善策を紹介!」で詳しく解説しています。
3.ブラック企業に就職してしまわないか
以前ブラック企業で働いていたニートの方や、就職経験がなく会社に対して漠然としたイメージを持っているニートの方は、「ブラック企業に就職してしまわないか」という不安を抱いている場合が多いようです。
解決策1:求人をよく見て就職先を決める
ブラック企業を避けたいニートの方は、求人内容をよく確認しましょう。
たとえば、「夢」「感動」といった言葉が並ぶだけで具体的な業務の説明がない求人や、給料が高過ぎる求人には要注意。
前者は、具体的な業務内容や職種を説明すると応募者が集まらないため、明るい言葉でごまかしているパターンです。後者は、残業代を基本給に含んでいるか、入社後に昇給がない可能性が考えられます。
解決策2:不自然な大量採用をしている求人に注意する
ブラック企業は労働環境が悪く離職率が高い傾向にあるので、大量採用を行う場合があります。そのため、従業員数に対して募集人数が多過ぎると感じたら注意しましょう。
ただし、事業拡大のために人員を増やそうとする企業もあるので、「採用人数が多い=ブラック企業」と決めつけないことも大切です。
企業選びに不安を感じるニートの方は、「ブラック企業の見極め方は?求人から分かることや面接で注意すべきポイント」で、ブラック企業によくある特徴をご確認ください。
4.ニートであることを面接で責められないか
面接で採用担当者に責められるのが不安なニートの方は、以下の解決策を参考にしてみてください。
解決策1:事前に回答を用意しておく
「なぜニートをしていたのか」は高確率で採用担当者から聞かれるので、事前に回答を用意しておきましょう。
病気やケガといったやむを得ない事情でニートになってしまった場合は、その旨を伝えれば理解してもらえます。
特に事情がない方は、「過去の反省」や「なぜ就職しようと思ったのか」「これからどのように仕事へ取り組みたいのか」を順に述べましょう。反省点を述べたうえで入社後の目標やキャリアプランを具体的に説明すれば、就業意欲が伝わりやすくなります。
「空白期間を面接で聞かれたら?「何もしてない」はOK?答え方や例文を紹介」では、面接で空白期間について聞かれたときの回答方法をまとめているので、あわせてご参照ください。
解決策2:威圧的な面接官は少数だと考える
企業は応募者との相性を確かめるために面接を行うので、無闇に責めることは基本的にありません。
ニート期間について聞かれるのは、応募者の考え方やポテンシャルを知りたいからであって、責めているわけではないと認識しましょう。実際には威圧的な面接官のほうが少ないので、過度に心配する必要はありません。
5.人と上手にコミュニケーションを取れるか
人とコミュニケーションを取るのが苦手なニートの方は、「人と話すのが苦手だから」と就職を諦めず、自分に合った職場を探すことが大切です。職場の探し方は以下をご覧ください。
解決策1:人と接することが少ない仕事を選ぶ
人と接するのが苦手で就職するか迷っているニートの方は、接客を伴わず、できるだけ自分のペースでできる仕事を選ぶのがおすすめです。
たとえば、事務職や工場作業員といった職種は、コミュニケーションを取る頻度が少なく、接客する必要もありません。工場作業員は梱包や検品といったルーティン作業が多いので、簡単な仕事から徐々に慣れていきたいニートの方にも向いています。
解決策2:コミュニケーションを難しく考え過ぎない
人と関わることに不安があるニートの方は、「笑顔で挨拶ができれば大丈夫」と考えましょう。
コミュニケーションが苦手な人ほど、「何か気の効いたことを話さなければ…」と自分を追い込む傾向にあります。しかし、「上手にコミュニケーションを取らなければ」と思うほど緊張感は大きくなってしまうもの。無理に話を振る必要はないので、相手の話に笑顔で耳を傾けてみてください。
沈黙を怖がらないことが大切!
会話が途切れるのを心配するニートの方もいますが、気にする必要はありません。親しい人同士だとしても、会話中に沈黙が生じることはあります。沈黙を無理に埋めようとせず、「聞きたいことが見つかったら話せば良い」と気楽に考えれば、コミュニケーションを取ることへの抵抗が薄れるでしょう。
就職前にコミュニケーション能力を高めておきたい方は、「コミュニケーション能力を鍛えるには?具体的な方法をご紹介」のコラムをチェックしてみてください。
ニートが早く就職活動を始めるべき3つの理由
正社員になるか迷っているニートの方は、早めに就職の決意を固めましょう。早めに行動すべき理由は以下にまとめています。
1.ニート期間が長いと企業から不安に思われる
ニート期間が長い人に対して、企業側は「本当に働く意欲があるだろうか?」「長く働いてくれるだろうか?」といった不安を抱きます。
ニート期間が長ければ長いほど企業側の不安は強くなるため、就職を検討しているニートの方は早めに行動を起こしましょう。
2.ニート向けの公的な就職支援サービスには年齢制限がある
ニート向けの公的な就職支援サービスの利用に年齢制限があるのも、早めに就職活動を始めるべき理由です。
ニート向けの就職支援には20〜30代を対象としているサービスが多いので、1人で就職活動を進める自信がない方は、できるだけ早く行動に移しましょう。
ニートの就職支援を行っている公的サービスの種類
ニートの就職支援を行っている公的機関は、「地域若者サポートステーション(通称:サポステ)」や「若年者のためのワンストップサービスセンター(通称:ジョブカフェ)」といったものが該当します。対象年齢は地域によって異なりますが、基本的にはサポステが15〜39歳、ジョブカフェが15〜34歳です。どちらのサービスも厚生労働省が主体の事業で、仕事を探す方への職業紹介をメインに行っています。
3.ニート期間が長引くほど就職したくなくなる
ニート期間が長引くほど、就職への抵抗感は増していきます。ニート生活に慣れてしまうと、人と接するのが億劫になったり、外に出て働く自信がなくなったりするからです。
しかし、「実際に働いてみたら大したことなかった」と感じる場合もあるので、就職への抵抗感が募る前に行動を起こしてみましょう。
何から始めたら良いか分からない方は、このコラムの「ニートが就職活動を始める前にすべき4つのこと」を参考にしてみてください。
ニートを続けることで生じるリスク
ニートを続けることで生じるリスクには、結婚の検討や親の高齢化に伴う経済的な不安、「自分だけが働いていない」という負い目で社会や周囲から孤立しやすくなることなどが挙げられます。「いきなり正社員として働ける気がしない」と不安な方は、短時間のアルバイトから始め、働くこと自体に慣れるのがおすすめです。
「ニートやひきこもりのままだとどうなる?末路や脱出方法をご紹介」では、ニートを続けるリスクをより詳しく解説しています。就職するメリットにも触れているので、ぜひご一読ください。
まずは会社選びの参考に
性格でわかる適職診断
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未経験でも受かりやすい職種がわかる!
ニートが就職を決意する4つのきっかけ
この項では、ニートが就職を決意するきっかけを4つご紹介します。ニートを抜け出すきっかけがない方は、以下を参考にしてみてください。
1.経済的な危機を感じた
ニートの就職の動機に多いのは、経済的な理由です。
今は親に頼って生活できていても、親はいずれ高齢になって退職するときが来ます。将来的に介護が必要になる可能性もあるでしょう。
一定の年齢までは親の年金や遺産で生活できたとしても、残りの人生をすべてそれで賄えるとは限りません。最近では「高齢ニート」と呼ばれる人も増えていますが、40〜50代で実績やスキルがない場合、仕事を探す難易度が高くなります。
上記を踏まえたうえで、「取り返しがつかなくなる前に就職しよう」と考えるニートの方は多いようです。
2.罪悪感に耐えられなくなった
罪悪感に耐えられず、働くことを決意するニートの方もいます。
周りの人は働いているのに、自分だけ働いていないことへの不甲斐なさが、就職のきっかけになるようです。養ってくれている親への申し訳なさから就職を決意する方もいます。
3.自由に使えるお金が欲しかった
「自由に使えるお金が欲しい」というのも、ニートの方が就職するきっかけの一つです。
収入がない、もしくは少ないニートの方は、自分の趣味に使える金額が限られてしまいます。充実した趣味や生活を送りたい気持ちが、就職のモチベーションにつながるようです。
4.社会的な地位や信頼が欲しくなった
同年代との収入差や社会的な地位、生活の差などに焦りを感じて就活を始めるニートの方もいます。また、「結婚して家庭を持ちたい」という願望から脱ニートを目指す場合もあるようです。
ニートの方が就職するきっかけは、「理由や目的は?ニートが働くきっかけとおすすめの職業」のコラムにも載せているので、気になる方はチェックしてみましょう。
ニートが就職活動を始める前にすべき4つのこと
ニートの方が就職するには、生活リズムを整え、社会人としてふさわしい身だしなみにすることが大切です。以下を参考に、就職に向けて準備を進めましょう。
1.規則正しく健康的な生活を送る
社会人として働くうえでは、規則正しい生活を送り、体調管理をすることが基本です。ニート期間に夜型になってしまった方は、就職活動を始める前に朝型の生活に切り替えましょう。いきなり早起きするのが難しい場合は、毎日1時間ずつ起床時間を早くしていき、次第に朝型に切り替える方法がおすすめです。
食事や運動にも気を配ろう
就職を考えているニートの方は、食事や運動にも気を配りましょう。食事は毎日同じ時間に摂るのがポイントです。ジャンクフードやお菓子ではなく、栄養バランスのとれた食事を意識してください。
運動は、ウォーキングや軽いジョギングから始めるのがおすすめです。普段外出をしない方は、散歩や近くのコンビニに行くというように、外出習慣をつけることから挑戦してみてください。外の空気を吸うのは気分転換にもなるので、短い時間であっても毎日出掛けるようにすると良いでしょう。
2.インターネットに依存し過ぎない
就職したいニートの方は、インターネットに依存し過ぎないようにしましょう。
ネットサーフィンやオンラインゲームをしていると1日があっという間に過ぎてしまいます。「インターネットは1日○時間だけ」「パソコン(スマートフォン)を触らない日をつくる」といったルールを設け、空いた時間で就活の準備をしましょう。
3.自分に合ったスーツを購入する
就職活動をするニートの方は、自分の体に合った就活用のスーツを買いましょう。サイズが合わないスーツはだらしない印象になってしまうので、お店で試着してみてください。お店の方にフィッティングしてもらいながら、就活にふさわしいスーツを選びましょう。
4.身だしなみを整える
ニートの方が就職活動をする際は、身だしなみを清潔に整えることも大切。面接では、第一印象が採用に影響する可能性も十分にあるからです。
前髪は目にかからない長さにカットし、髪は落ち着いた色にします。生活の乱れで肌が荒れている場合は、生活習慣を見直したり、食事に気を配ったりして、健康的な肌へと整えておきましょう。
男性の場合は髭を剃る、女性の場合は長い髪を束ねるなど、それぞれのポイントも押さえておいてください。
面接における身だしなみのポイントは、「就活の髪型も選考対象!男女別おすすめのヘアスタイルや印象アップのコツ」で詳しく解説しています。
まずは会社選びの参考に
性格でわかる適職診断
自分に合った長く働ける職種、
未経験でも受かりやすい職種がわかる!
ニートが就職しやすいおすすめの6つの職種
ニートがチャレンジしやすい職種の具体例は、「介護職」「警備員」「工場作業員」「プログラマー」「営業職」「接客スタッフ」の6つが挙げられます。以下でそれぞれの特徴を解説するので、就職先を考える際の参考にしてみてください。
1.介護職
介護業界は、高齢化の進行により慢性的な人手不足の状態なので、未経験者の採用に積極的な傾向にあります。
食事・入浴・排泄介助がメインの仕事なので、体力がある方や面倒見の良い方におすすめ。人生の先輩である利用者さんから直接話を聞けることや、感謝の言葉をかけてもらえることが介護職のやりがいです。
介護の仕事は、利用者さまの自宅を訪ねる「訪問介護」と、施設に入所している方をサポートする「施設介護」の2種類に大きく分かれます。「就活アドバイザーが教える!社会福祉士・介護士・ホームヘルパーのお仕事」も参考にしながら、自分に合った働き方を選んでみてください。
正社員
介護職
-
年収 242万円 ~ 285万円
-
未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり
2.警備員
警備員は未経験OKの求人が多いため、ニートの方がチャレンジしやすい職種といえます。
警備の仕事の種類は、ビルや商業施設などで働く「施設警備(1号警備)」、交通整理を行う「交通誘導警備、雑踏警備(2号警備)」、現金輸送車の警備を行う「輸送警備(3号警備)」、ボディーガードとして依頼主を警護する「身辺警備(4号警備)」などです。
具体的な働き方は「警備員の仕事内容を解説!きついって本当?やりがいは?」で解説しています。仕事内容や勤務時間、収入などは警備の種類によって異なるので、求人票をよく確認しましょう。
3.工場作業員
工場作業員は学歴不問の求人が多いため、ニート歴があっても問題ありません。また、「5.人と上手にコミュニケーションを取れるか@」で記載したとおり、工場作業員は人と関わる機会が比較的少ないので、人間関係を築くのが苦手な方もチャレンジしやすいでしょう。
メインの業務は製品の組み立てを行うライン作業や検品、梱包作業などです。フォークリフトや生産管理士といった資格を取ればキャリアアップも目指せます。
工場作業員についてより詳しく知りたい方は、「工場に就職するメリットを紹介!仕事内容と向いている人の特徴も解説」のコラムをご覧ください。
正社員
製造・物流(作業員)
-
年収 277万円 ~ 353万円
-
大手企業,未経験OK,残業少なめ,賞与あり,学歴不問,安定的な仕事,昇給あり,諸手当あり
4.プログラマー
急速に成長が進むIT業界も、若手の人材が足りないといわれています。その中でもプログラマーは需要の高い職種です。特別な資格は必要なく、「新しい知識を学び続ける」という意欲が選考で重視されやすいので、ニートの方にも就職のチャンスがあります。パソコンが好きな方やプログラミング経験がある方は、ぜひ検討してみてください。
プログラマーに興味がある方には、「未経験からプログラマーを目指せる?主な仕事内容とは」のコラムが役立ちます。
5.営業職
営業職は選考でポテンシャルや人柄を重視されやすいので、職歴がないニートの方におすすめの職種です。
営業には「個人営業」と「法人営業」の2つがあります。営業方法は、飛び込み営業や店舗での営業、電話営業とさまざまです。
飛び込み営業が嫌な方は、すでに契約している顧客に新しい提案をしたり、取引がある顧客に商品やサービスを届けたりしている会社を選びましょう。イメージで判断せず、求人内容をよく確認し、自分に合った働き方を見つけるのが大切です。
営業職として就職したい方は、「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」も参考にしてみてください。
6.接客スタッフ
人と話すのが好きなニートの方には、接客スタッフをおすすめします。接客スタッフも未経験者歓迎の求人が多く、ニートの方が就職しやすい職種です。
就職先としては、アパレルショップや飲食店、ホテルなどが挙げられます。美術館やテーマパークのチケット売り場、案内所といった勤務先もあるので、自分が興味のある分野から仕事を探してみましょう。
「接客業とは?どんな職種がある?必要なスキルや志望動機の書き方も解説」では接客スタッフに必要なスキルもご紹介しています。
正社員
若手総合職
-
年収 337万円 ~ 472万円
-
残業少なめ,賞与あり,プライベート重視,昇給あり,産休/育休,諸手当あり
上記のほか、清掃スタッフやドライバー、事務職なども未経験者が採用されやすく、ニートの就職におすすめです。詳細は「ニートにおすすめの職業11選!就職するための方法も紹介」でチェックしてみてください。
ニートが就職活動を成功させる5つのポイント
ニートの方が就職活動を成功させるポイントは、「自分のことをよく知る」「経歴や職歴に関する嘘をつかない」「面接で就業意欲をアピールする」などがあります。
そのほか、就職・転職エージェントやハローワークといった第三者のサポートを受けるのも効果的です。
正社員を目指すニートの方は、以下のポイントを参考にしながら就活をスムーズに進めましょう。
1.自分のことをよく知る
就職を目指すニートの方は、入念に自己分析をして自分について知ることから始めましょう。自己への理解を深めることは、自分の特性に合った仕事や企業を見つけるのに必要な作業です。具体的には、これまでの人生を振り返りながら自分の性格や得意分野、好きなこと、苦手なことなどを考えます。挫折経験を振り返るのも自分を知るヒントになるでしょう。
自分自身のことをより詳しく知りたい方は、「自己分析のやり方が知りたい!ノートを使った簡単でおすすめの方法をご紹介」のコラムも要チェックです。
適職診断や自己分析ツールも活用しよう
ニートからの就職のために自分のことをきちんと知りたい方は、適職診断や自己分析ツールなどの気軽にできるツールもあわせて活用しましょう。スマホでできるWeb上のツールであれば、隙間時間も有効活用できます。
ハタラクティブでも無料でできる適職診断を設置しているので、ぜひ登録して気軽にお試しください。所要時間は1分程度で簡単にでき、自分に適した仕事を見つけるきっかけになります。
2.経歴・職歴に関する嘘をつかない
面接で、高卒なのに大卒と言ったり、「社会人経験がある」と偽ったりするのは厳禁です。
職歴や経歴に関する嘘をつくと、事情を詳しく聞かれたときに答えられなかったり、矛盾が生じたりしてマイナスイメージを持たれてしまいます。また、経歴詐称が明らかになれば、内定取り消しや解雇のリスクも考えられるでしょう。
経歴を受け入れたうえで採用してくれる会社はあるので、ニートの経歴に自信がなくても素直に話し、反省点や就業意欲を伝えることが大切です。
3.働く意欲をアピールする
ニート期間のハンデを挽回するには、働く意欲を強くアピールすることが大切です。
応募企業の事業内容や社風をよく調べ、その企業だからこそ入社したい理由を説明すれば、採用確率は高まるでしょう。具体的に企業のどの業務に興味を持ったのか、自分の強みをどう活かすかを答えられるようにしておくのがポイントです。
4.アルバイトから始めてみる
いきなり正社員として就職するのに抵抗があるニートの方は、アルバイトから始めてみるのがおすすめです。
長期のアルバイトが難しく感じる場合は、1日や1週間の短期バイトにチャレンジするのが良いでしょう。
アルバイトで働くことに慣れれば、正社員として就職する自信につながります。また、アルバイトを通じて、自分が何に向いているのかを考えられるのもメリットです。
自分のペースで行動するのも大事
ニートの方は、就活に向けて、自分のペースで行動するのが大切です。「正社員になれるならどこでも良い」という焦りで就職してしまうと、入社後のミスマッチや早期退職につながる恐れがあります。
できることから少しずつ始め、自分に合った就職先を見つけましょう。
5.第三者の支援を受ける
ニートの方は、ハローワークや就職・転職エージェントというように、第三者の支援を受けながら就職活動を進めるのがおすすめです。
「自分のやりたいことが分からない」「仕事探しの基準が定まらない」というニートの方は、就職に詳しいプロにアドバイスをもらうと、就活がスムーズに進みます。
ハローワーク
ハローワークでは、仕事の探し方や求人の疑問点を相談でき、就職先を効率良く探せます。1人で就職活動を進めるのが不安なニートの方は、活用してみるのも手です。
開庁時間は地域によって異なるので、利用前に確認しましょう。
サービス利用の流れは「ハローワークの利用方法|初めての方向けに利用条件や登録のやり方をご紹介」でご紹介しています。
就職・転職エージェント
就職・転職エージェントとは、仕事を探す人と、人材を求める企業を結びつけるサービスのこと。信頼できる企業の求人が多いことや、専任の担当者がつくのがメリットです。応募企業に特化した書類作成や面接対策の指導も受けられます。
就職・転職エージェントは求人を扱う企業の内情を把握しているため、企業に直接聞きにくい質問にも答えてくれます。また、一般公開されていない「非公開求人」を紹介してくれる場合があるのも利用のメリットです。
ニートの就職に特化したエージェントを選ぼう
ニートの方が就職・転職エージェントを選ぶときは、ニートの就職に特化したサービスを選びましょう。エージェントと一口に言っても、「ハイクラス向け」「既卒・第二新卒向け」「職種特化型」「フリーター向け」などさまざまな種類があります。ニートの方は、実績や経歴に自信がない方のサポートに特化していたり、未経験者歓迎の求人を多数取り扱っていたりするエージェントを選ぶのがおすすめです。
就職・転職エージェントを使おうと考えているニートの方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。
ハタラクティブは、フリーター・ニート・既卒・高卒・中退者など、経歴に自信がない若年層の就職に特化したサービスです。未経験者歓迎の求人を多数取りそろえています。経験豊富なアドバイザーがマンツーマンでカウンセリングを行い、求人紹介や書類添削、面接対策を実施するので、就職活動が初めての方も安心です。サービスはすべて無料で利用できるので、まずはお気軽にご登録ください。
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ニートからの就職に関するQ&A
ここでは、ニートの方が抱える就職に対する不安や悩みを、Q&A方式で解決します。
就職活動をはじめる前に資格を取得したほうが有利になりますか?
応募するために必須の資格でなければ、資格保有の有無で選考に影響が出ることは少ないようです。
とはいえ、「○○資格保有者優遇(歓迎)」とある場合は有利になることも。資格は持っていても不利にはならないので、業務に関連する内容なら取得を目指してみるのも良いでしょう。
詳しい内容は「ニートは資格を取れば就職できる?おすすめの勉強法もご紹介!」にありますので、ぜひ参考にしてください。
ハローワークや就職支援サービスを利用するのに必要なものはありますか?
特別必要なものはありませんが、筆記用具は持っていくのがおすすめです。スタッフやエージェントからアドバイスをもらった場合に、記録しておけます。
服装も基本的には普段着で問題ないものの、就職支援サービスによっては面接シミュレーションのためスーツの指定がされることもあるようです。
「ハローワークが初めてのニートも仕事を探せる!利用方法や支援内容を解説」で持ち物や服装についても触れていますので、ぜひご一読ください。
ニートから脱出できた人とできない人の違いは何ですか?
ニートから脱出できる人は目的意識を持って行動しています。自己分析や企業研究を入念に行い、選考に落ちた場合も原因を分析する努力を怠りません。
脱出できない人は視野が狭くなりがちで、就活対策も万全ではない傾向にあります。大手や有名企業ばかりに応募するのも原因の一つです。
ニートからなかなか脱出できない方や、就職活動をスムーズに進めたい方は、就職・転職エージェントのハタラクティブの利用をご検討ください。
面接時にスーツ以外で揃えるべきものはありますか?
男性なら革靴とベルト、ネクタイを。女性はパンプスとストッキングを身につけて面接に臨みます。
鞄はA4サイズの書類が入る大きさで、自立するタイプがおすすめです。手鏡やくしなど身だしなみを整えられるものも用意しておきましょう。
そのほか、提出書類や筆記用具、印鑑など指定の持ち物も忘れずに。「知っておきたい!面接時に必須の持ち物について」でも面接時の持ち物についてご紹介しています。
のサービスについて
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
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ハタラクティブは、主にフリーター、大学中退、既卒、そして第二新卒の方を対象にした就職・転職サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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※2014年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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