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【このページのまとめ】
就職活動や転職活動を始めるとき、志望する業界や就きたい仕事が決まっていないという人は多いでしょう。なんとなくで選んでしまった、周囲やインターネットの評判だけで決めてしまったという場合、入社後にミスマッチが起きてしまう場合も。そこで、このコラムでは仕事の決め方に関するポイントをいくつか紹介していきます。
現代にはさまざまな仕事があり、医療や飲食、金融、出版、物流など職種は多岐に渡ります。企業も数多く存在しているので、その中からやりたい仕事や自分に合った仕事を探し出すのはなかなか難しいでしょう。ここでは仕事選びに悩んでいる方に向けて、仕事を決めるためのコツをご紹介していきます。
まずは、自分の好きなことやできることを洗い出してみましょう。その仕事が好きかどうかは、仕事の選び方の大きな基準です。好きなことや得意なことを活かせれば、仕事に対するモチベーションも上がり、高い満足度で働けるでしょう。
嫌なこと、やりたくないことからも考えてみましょう。やりたいと思う仕事がすぐにわからなくても、嫌いなことややりたくないことはすぐに思いつくはずです。条件や待遇のみで判断して自分がやりたくない仕事に就いてしまえば、無理に続けたところでストレスが溜まる一方でしょう。どうしてもやりたいことがわからないときは、嫌いなことや苦手なことに関する仕事は省いて考えてみるのも一つの方法です。
「誰かのために何かしたい」「人の役に立ちたい」という気持ちがあるのなら、それを活かせる仕事を探しましょう。誰かに必要とされたり感謝されたりすることで、嫌な気持ちになる人はいないはずです。自分の仕事を通じて人に喜ばれ感謝されていると実感できれば自然と業務に打ち込むことができ、長く働き続けられるでしょう。
就職や転職をしたときに、好きなことを仕事にしたのにうまくいかなかったという人もいるでしょう。そういったケースでは、その仕事で「好き」や「やりたい」といった希望が叶った時点で満足した、あるいは飽きてしまったという意見が見受けられます。こういったタイプの人は「やりたい」より「なりたい」を基準に考えることでうまくいきやすいです。内容にもよりますが、「○○をやりたい」よりも「○○になりたい」の方が成し遂げるまでに時間がかかります。そのため、仕事に飽きを覚えてしまうタイプの人は、「なりたい」を優先することでやりがいを持って仕事に取り組めるでしょう。
就職したいのに仕事の決め方がわからないという人には、いくつかの特徴があります。自分が当てはまらないか、確認してみましょう。
自己分析や企業研究をせず、「なんとなく」や「とりあえず」で就職・転職先を選ぼうとしている人はなかなか仕事を決められません。自分の性格や得意不得意、企業や業界を志望する理由・魅力などをはっきりさせないままでは、志望動機や自己PRの軸もブレてしまいます。求人に応募したとしても、内定を勝ち取るのは難しいでしょう。
やりたいことがわからない、見つからないという理由で、就職・転職活動が行き詰まっているという人も多いようです。やりたいことがわからなくなってしまう理由は、大きく2つのパターンに分けられます。
前述した自己分析が足りないと、自分の強みを理解することは難しいです。仕事の決め方において、自分が持っている強みを活かせる企業かどうかは重要なポイント。よって、自分の強みがわからないからやりたい仕事もわからないという考えになってしまう人が多いのです。
「今の仕事は合っていないから辞めたいけど、転職したい企業や業界もない」と考えている場合です。ある程度の期間を働いて現在の仕事が合わないと感じても、そこから先のビジョンが無ければ転職に踏み出すことは難しいでしょう。
なかなか就職ができない人は、仕事の決め方の段階で企業に高望みをしてしまっている場合があります。業務内容や勤務地、給与、休日数などの条にこだわり過ぎたり、納得のいく企業を見つけるまで時間をかけたりすることが多いようです。また、一流企業や大手企業にのみ応募を絞って視野を狭めてしまい、本当に自分に合った企業選びができずにいるという場合も。理想の仕事を追い求めるのは悪いことではありませんが、現実的に自分の能力や適性を考え、ある程度の折り合いをつけるのが大切だといえます。
学歴やスキルがない人も、仕事の決め方に悩んでいる場合が多いです。自信のなさから、「こんな自分が採用されるはずがない、応募するだけ無駄だ」と諦めてしまっていることも…。反対に、採用してくれるならどこでもいいとやみくもに応募しても、内定をもらえる可能性は低いでしょう。もし採用されたとしても、企業とのミスマッチが生まれてしまう可能性が高いです。その結果、「今の仕事は向いていない。別の仕事ならもっとできることがあるかもしれない」と考えるようになり、転職回数だけが増え続けるという悪循環に陥ってしまいます。
仕事選びで失敗を恐れるあまり、行動が起こせないタイプです。まだ社会に出て間もない20代の若者や、就職・転職をしたことのない人に多い傾向があります。「応募した企業がブラックだったら…」「今の会社より悪い環境になってしまったら…」といった不安ばかりが先行してしまい、一歩を踏み出せなくなってしまうのです。
これから仕事を決める、あるいは転職先を考えるといった方は、求人に応募する前に以下の質問を自分自身にしてみましょう。
選んだ企業が自分の「好き」に関係しているかは、仕事の決め方にも関わる大切な要素です。企業自体や業務内容が自分の好きなことに直接、あるいは間接的に繋がっているのであれば、モチベーションやパフォーマンスを高く保って仕事を続けられるでしょう。
「接客業は嫌だ」「事務はしたくない」など、やりたくないことがわかっているはずなのに、条件や待遇の良さで仕事を選んでいないかという問いかけです。給与の高さのほか、通勤が楽・残業がなく休日が多いなどの条件を優先して嫌いな職業に就いても、仕事は長続きしないでしょう。むしろストレスが溜まってしまい、心身に不調をきたしてしまう恐れもあります。
働く中でやりがいや満足感を見つけられそうかを考えることも大切です。満足感があればさらに質の良い仕事をしようと努力でき、目標を持って働けるでしょう。
自分に向いていると思える=得意分野である可能性は高いです。得意なことであれば、やりがいや楽しみを見つけやすくなるでしょう。人にはそれぞれ得意不得意があるので、自分に向いていない仕事に就いて無理して働く必要はありません。
生涯この仕事を続けられるかということも大切です。もし定年を迎えるまで働くとしたら、続けられる自信のある仕事かを考えてみましょう。実際には終身雇用制度のない会社もありますが、資格が必要な専門性の高い仕事は長期間働ける可能性が高く、経験を積めば知識や技術が磨かれていくでしょう。
考えれば考えるほど、仕事の決め方がわからなくなる…そういった方は、難しく考え過ぎている可能性があります。以下のポイントを意識して、少し気持ちを楽にしてみましょう。
仕事の決め方に絶対ということはありません。自分の中で譲れないものや軸となるものがある場合は、それを優先するべきです。最終的に自分が納得できる形で仕事を決めるようにしましょう。
将来については、仕事を決める段階で強く意識しすぎなくて大丈夫です。就職してから何年後までに新しい資格をとって役職に就いて…と、キャリアプランを立てるのは決して悪いことではありません。しかし、将来を意識しすぎると具体的なプランが固まるまで行動できなくなってしまうこともあります。
就職した会社で長く勤めるに越したことはありませんが、そこで一生働き続ける必要はありません。新しい職場で働き始めてみて、もし合わないと感じれば転職することもできます。応募した企業で定年まで働かないといけないと、深刻に考え過ぎないようにしましょう。
自分の性格や能力で活躍できる業務内容かを考えることも大切です。たとえば、内向的で口下手な性格の場合、営業職就いてもうまくいく可能性は低いでしょう。このように、働きたいと思った企業の仕事が自分の性格や能力に合っているかどうかも、応募する前に見直してみてください。
就職や転職に失敗している方は、過去の経験から仕事を決めることに臆病になってしまうかもしれません。しかし、自分に合った仕事というのはどのような人にも存在します。そもそも自分に合った仕事というのは「好き」や「得意」を活かせることだけでなく、無理せず自分らしく働けることも条件の一つです。無理をして働いても、充実感や達成感を得られない仕事はすぐに合わないと感じるようになるでしょう。また、働き方を正社員にこだわる必要もありません。アルバイトやパートから正社員登用されることもあるため、やりたい仕事があれば積極的にチャレンジすると良いでしょう。
仕事の決め方に明確な正解はありません。自分の好きなことを仕事にしたいと考える人もいれば、勤務時間や休日日数などプライベートを重視した仕事を選ぶ人もいます。何が正しくて何が間違っているということはないので、自分が納得できる仕事の決め方をしましょう。
自分に向いている仕事がわからないときは、第三者の意見を聞いてみるのも一つの手です。ハタラクティブの就職・転職アドバイザーは、得意分野や適性を見極めた上で条件に合った求人を紹介します。もちろん、サービスはすべて無料です。仕事の決め方に迷っているのであれば、ぜひハタラクティブをご利用ください。
ご利用者の口コミ
真那
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2021/02/26
Kaede Komatsuzaki
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2021/02/01
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