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仕事の種類を知って適職を探そう!系統別に職業一覧をご紹介
更新日
この記事のまとめ
- 仕事の種類はIT系や医療系、教育系や出版系など数多く存在している
- 女性の就業率が高い仕事の種類は医療、福祉系や小売業
- 多くの種類がある仕事のなかから興味のある職業を見つけたら、業界研究を深めよう
- 適職診断を参考にしても良いが、自分に合う仕事の種類を見極めるには自己分析が大切
- 求人サイトだけで適職を探すのが不安な場合は、転職エージェントに相談しよう
仕事の種類には何があるのか、詳細がよく分からず就職先に迷う方もいるでしょう。このコラムでは、世の中の仕事を職業一覧で紹介します。また、男性・女性それぞれに就業率の高い仕事についてもまとめました。業界・職種の種類を幅広く知ると、選択肢が広がり自分に合った職業を探しやすくなります。業界研究のやり方や適職探しに役立つ自己分析の方法もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
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目次
- 世の中の仕事の種類一覧
- 小売業界の仕事の種類
- IT/エンジニア系の仕事の種類
- 医療・介護福祉系の仕事の種類
- 教育・保育系の仕事の種類
- 出版・報道・広告メディア系の仕事の種類
- Web系クリエイティブな仕事の種類
- デザイン・アート系の仕事の種類
- 美容・ファッション系の仕事の種類
- 旅行/レジャー系の仕事の種類
- 商社の仕事の種類
- 飲食サービス系の仕事の種類
- メーカーの仕事の種類
- 運輸・輸送系の仕事の種類
- 工場・軽作業(清掃など)の仕事の種類
- 事務・営業・バックオフィス系の仕事の種類
- 人材サービス・アシスタントの仕事の種類
- 法律・士業など専門的な仕事の種類
- 金融・コンサル系の仕事の種類
- 不動産・土木建築系の仕事の種類
- エネルギー・通信・インフラ系の仕事の種類
- 保安・警備関係の仕事の種類
- 公務員の仕事の種類
- 世の中の仕事の一覧から適職を見つける方法
- 世の中の仕事から就職先を探すためのQ&A
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世の中の仕事の種類一覧
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「職業名索引」によると、厚生労働省編職業分類で定められている仕事は2022年時点で18,725種類あります。
「事務的職業」「販売・営業の職業」といった大分類は15種類あり、このうち最も職種が多いのは「製造・修理・塗装・製図等の職業」です。
男性に人気の仕事の種類一覧
同法人の「産業別就業者数」によれば、男性の就業率が高い仕事は以下のとおりです。
産業 | 就業者数(2023年平均、男性) |
---|---|
製造業 | 738万人(20.0%) |
卸売業、小売業 | 493万人(13.3%) |
建設業 | 395万人(10.7%) |
運輸業、郵便業 | 272万人(7.4%) |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 269万人(7.3%) |
医療、福祉 | 230万人(6.2%) |
情報通信業 | 196万人(5.3%) |
引用:独立行政法人労働政策研究・研修機構「産業別就業者数(男性、就業者数計=3,696万人、2023年平均)」
厚生労働省編職業分類で最も職種が多い「製造業」が、就業者数も多いという結果でした。また、最も就業者数が少ないのは「電気・ガス・熱供給・水道業」で25万人(0.7%)です。
女性に人気の仕事の種類一覧
女性の就業者数が多い仕事の種類では、「医療、福祉」が1位です。
産業 | 就業者数(2023年平均、女性) |
---|---|
医療、福祉 | 681万人(22.3%) |
卸売業、小売業 | 548万人(18.0%) |
製造業 | 317万人(10.4%) |
宿泊業、飲食サービス業 | 247万人(8.1%) |
教育、学習支援業 | 203万人(6.7%) |
サービス業(ほかに分類されないもの) | 189万人(6.2%) |
生活関連サービス業、娯楽業 | 138万人(4.5%) |
引用:独立行政法人労働政策研究・研修機構「産業別就業者数(女性、就業者数計=3,051万人、2023年平均)」
男性のランキングには入っていない「教育、学習支援業」には、幼稚園や保育所、音楽教室の仕事などが含まれるため、女性の割合が高くなっていると考えられるでしょう。また、「生活関連サービス業」には美容院やエステが含まれており、こちらも女性の就業者が多い要因と考えられます。
男性で最も就業者数が多かった「製造業」は女性にも人気が高く、「ものづくりに関わりたい」「手に職をつけたい」という人が増えていると考えられるでしょう。なお、女性で就業者数が少なかったのは「建設・採掘従事者」で8万人(0.3%)でした。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
第5回改定厚生労働省編職業分類
早わかり グラフでみる労働の今
- 自分でも丁寧に話を聞いてもらえるかな
- 無理な勧誘されないかな
- 最後までお金はかからないのかな
小売業界の仕事の種類
小売業界はコンビニやスーパー、アパレルショップといった店舗経営に携わる仕事です。仕事の種類は直接お客さまと接する店舗スタッフのほか、複数の店舗を管理するエリアマネージャーなどがあります。
職種の例 | 仕事内容 |
---|---|
店舗スタッフ | 接客・商品販売・品出しなど店舗運営 |
エリアマネージャー | 担当店舗を巡回し現状把握と利益の向上を図る |
バイヤー | 店舗に置く商品を検討し仕入れる |
販売企画 | 商品の売上を最大化できるよう企画を考案する |
商品企画 | 顧客ニーズを把握し、売れる商品を考案する |
仕事内容は職種や店舗によって異なるものの、顧客のニーズにこたえられるよう具体的な戦略を練り、利益率アップを目指すという点は共通しているでしょう。
店舗スタッフとして経験を積んでから、バイヤーや企画職へキャリアアップするのが一般的です。小売業界未経験から企画職を目指したい方は、「未経験から企画の仕事をするには?向いてる人や身につけたいスキルを紹介」で必要なスキルを確認してみてください。
小売業界の仕事に向いている人の特徴
小売業界の仕事に向いている人の特徴は以下のとおりです。
- ・コミュニケーション能力が高い人
- ・おもてなし精神がある人
- ・顧客のニーズや新しい情報にアンテナを張れる人
小売業界の仕事は、基本的には接客を通じ多様な種類の業務を経験します。そのため、「人と関わることが好き」「喜んでいる顔を見るとやりがいを感じる」「経験をもとに小売業界でキャリアアップを図りたい」といった方に向いているでしょう。
一方で、クレーム対応をしたり、仕入れた商品の売れ行きが思わしくなかったりしたときは、ストレスを感じることも。小売業界の仕事でプレッシャーやストレスを感じた際、いかに頭を切り替えて前向きな打開策を考えられるかも求められるでしょう。
「ストレス耐性を強化するにはどうすれば良い?鍛える方法を解説!」のコラムでは、ストレス耐性の身につけ方をご紹介しています。あわせてチェックしてみてください。
IT/エンジニア系の仕事の種類
IT/エンジニア系の仕事内容は、インターネットやWebに関わる業務のほか、ソフトウェアやハードウェアに関係するものがあります。近年、IT技術はあらゆる業界で導入されるようになり、IT業界のニーズは高い傾向です。技術者不足は業界の課題ですが、IT業界への就職・転職を目指す未経験者にはチャンスといえるでしょう。
職種の例 | 仕事内容 |
---|---|
システムエンジニア(SE) | 顧客の要望に合わせたシステムの設計・開発 |
プログラマー | SEの設計に従いプログラムを書く |
Webデザイナー | Webサイトのデザインを提案・作成する |
システムアナリスト | システムの分析・評価と改善策の提案 |
ITコンサルタント | クライアント企業のIT戦略の提案 |
ものづくり系エンジニア | 製品企画や機械の設計、品質管理 |
素材/化学/食品系エンジニア | 原材料の研究開発・分析・生産・品質管理 |
未経験でIT系の仕事を目指す場合、プログラマーやWebデザイナーが挑戦しやすいといわれています。システムエンジニアは、プログラマーとして知識を身につけてから目指すのが一般的です。
システムアナリストやITコンサルタントはITやシステムに関する総合的な専門知識が求められるため、未経験からの挑戦は難易度が高めです。
また、ものづくりに携わりたい人には機械設計エンジニア、専門分野で研究・分析を行いたいといった人には素材/化学/食品系エンジニアなどの仕事の種類もあります。
IT関連の仕事については、「ITとは何か?簡単に解説!仕事の特徴や関連用語も具体的にご紹介します!」もあわせてご覧ください。
IT/エンジニア系の仕事に向いている人の特徴
IT/エンジニア系の仕事に向いている人には、以下のような特徴があります。
- ・勉強熱心な人
- ・コツコツと作業するのが好きな人
- ・コミュニケーション能力が高い人
IT/エンジニア系の仕事は、就職後も新しい技術の習得をし続けなければなりません。そのため、勉強熱心で向上心のある人に向いています。また、プログラミングやシステム制作はコツコツと地道な作業が多い一方、クライアントと密なやり取りも求められるため、コミュニケーション能力も必要なのが特徴です。
医療・介護福祉系の仕事の種類
医療・介護福祉系の仕事の種類は、看護師や医師、歯科助手や介護職員などがあります。患者のケアに携わったり、高齢者の生活をサポートしたりするのが主な仕事内容です。医療・介護福祉系では資格を必要とする仕事がある一方で、社内のサポート制度を活用して資格取得を目指せる企業もあります。
職種の例 | 仕事内容 |
---|---|
准看護師 | 医師や看護師の指示のもと医療行為を行う |
救急救命士 | 救急車でケガや病気の人を治療する |
歯科助手 | 治療器具や薬の用意など歯科医師の補助 |
助産師 | 妊婦への出産前後のケア、出産の介助、新生児へのケア(資格を取得できるのは女性のみ) |
介護福祉士 | 高齢者や障がい者に対し、身体介護や生活援助を行う |
ケアマネージャー | 要介護者や家族に相談に応じ、ケアプランの作成などを行う |
上記の職種には、学校の養成課程を修了したり、国家試験に合格したりして資格を取得しなければならないものもあります。また、比較的難易度の高い試験が多く、数年に渡る実務経験が求められる場合もあるので注意が必要です。
しかし、働きながら学校に通い取得を目指せる資格もあるので、まずは医療事務や助手・補助といった仕事から挑戦するのも良いでしょう。
「高卒から介護職になれる?資格は?給料や年収面も詳しく解説」でも述べているように、介護業界は少子高齢化によって需要が高まっており、未経験者を歓迎する施設が多くあります。無資格の方も、働きながらスキルを磨けるのが介護福祉系の仕事の魅力です。
医療・介護福祉系の仕事に向いている人の特徴
医療・介護福祉系の仕事には多様な職種や職場がありますが、共通して求められる適性には以下があります。
- ・冷静に判断できる人
- ・責任感が強い人
- ・相手の気持ちに寄り添える人
医療および介護福祉の現場では、何が起きても冷静に判断できる能力が必要です。命に関わる仕事なので、責任を持って丁寧に対応することが求められます。
また、患者や要介護者の不安に寄り添い、思いやりのある対応ができることも重要です。
教育・保育系の仕事の種類
教育・保育系の仕事には、教員や塾講師のほか、保育士や幼稚園教諭などが含まれます。対象は子どもから大人まで幅広く、勉強を教えたり、身の回りの世話をしたりするのが仕事内容です。職種によっては教員免許や保育士といった資格が必要になります。
職種の例 | 仕事内容 |
---|---|
保育士 | 乳幼児を預かり、身の回りの世話や遊び、活動によって成長をサポートする |
幼稚園教諭 | 3歳以上の幼児を対象として、遊びや活動を通して教育する。園によっては保育を兼ねる。 |
教員 | 学校で授業や生活指導、進路指導などを行う |
司書 | 図書館に置く本の選定や発注、貸出業務などを行う |
学校事務 | 教育機関で教材や施設の管理、事務作業などバックオフィス系の仕事を担当する |
スクールカウンセラー | 学校で生徒のカウンセリングを行い、保護者や教員にアドバイスをする |
教員や保育士以外にも、司書やスクールカウンセラーなど、さまざまな立場から子どもたちに関わる職種があります。「教育業界の仕事」のコラムでも教育関連の仕事についてまとめていますので、ぜひご覧ください。
教育・保育系の仕事に向いている人の特徴
教育・保育系の仕事は就職後も知識の充実が求められるため、自らも勉強するのが好きな人に向いています。そのほか、仕事に必要な適性は以下のとおりです。
- ・教えることが好きな人
- ・面倒見が良い人
- ・ポジティブ思考な人
教えるのが好きな人は、どうすれば理解しやすくなるか、テキスト以外に良い教材はないかと積極的に考えるので教育系の仕事に向いているでしょう。また、職場によっては多くの子ども・生徒を受け持ちますが、一人ひとりに目を向けようとする面倒見の良さも必要です。
そのほか、成績が伸びなかったり、トラブルが起きたりしても、前向きな姿勢で問題解決に取り組む姿勢も求められます。
出版・報道・広告メディア系の仕事の種類
出版・報道・広告メディア系は、テレビや新聞、雑誌、広告といった媒体を通して、人々に情報を発信する仕事です。近年はネット配信やアプリ、電子書籍などの新たなメディアが現れ、時代の変化に対応することが求められています。
職種の例 | 仕事内容 |
---|---|
ジャーナリスト | 正しい情報を伝えるため、取材や調査を行い、事実に基づいた記事を書く。新聞や雑誌のほか、テレビで情報を発信する人も含まれる |
編集者 | 書籍や雑誌の内容を企画し、制作・出版を行う |
校正者 | 新聞や書籍などの原稿をチェックし、誤字脱字や整合性などを指摘する |
コピーライター | 商品やサービス、広告などのキャッチコピーを考える |
ライター | 雑誌やWebコンテンツなどの記事を書く |
コラムニスト | メディア側から指定されたテーマで、自分の意見を交えた記事を書く |
カメラマン | 事件・事故の現場や取材先に行き、写真や動画を撮影する |
出版・報道・広告メディア系の仕事には多くの職種があり、たとえば同じテレビ局のなかでも、記者やディレクター、カメラマン、技術職、アナウンサーなど、さまざまな職種の人が協力し仕事をこなしています。
出版系の仕事については、「本に関わる仕事16選を紹介!未経験者が転職するときのポイントも解説」を参考にしてみてください。
出版・報道・広告メディア系の仕事に向いている人の特徴
出版・報道・広告メディア系の仕事はマスコミ(mass communication)と呼ばれ、広く大衆に伝える役割を担っています。そのため、根気強く取材を行い、事実関係をしっかりと確認するのが苦にならない人に向いているでしょう。
- ・探求心がある人
- ・根気強い人
- ・クリエイティブな人
探求心がある人は、「何が事実か知りたい」と主体的に考えるため、出版・報道・広告メディア系の仕事に適しています。また、記事の見せ方や雑誌のデザインなどではクリエイティビティも必要です。
Web系クリエイティブな仕事の種類
Webデザイナーやイラストレーターなど、多様な種類のクリエイターが共同でアニメやゲームの製作を行う仕事です。工程数が多く専門性も高いため、それぞれの制作過程で専門的な知識やセンスが必要となります。
職種の例 | 仕事内容 |
---|---|
イラストレーター | Webサイトやアニメ、ゲームなどのイラストやデジタル画像を描く |
アニメーター | アニメーションの絵コンテを元にキャラクターや背景などを描く |
CGデザイナー | 専用ソフトで2Dや3Dのグラフィックを描く |
美術監督 | アニメやゲームの世界観を作るため、背景や衣装などのイメージを決める |
アニメ脚本家 | 構成やキャラクターの設定、ストーリー展開などを考え、監督や構成作家とともに脚本を完成させる |
声優 | アニメやゲームでキャラクターに声を吹き込む |
ゲームクリエイター | ゲームを制作する人の総称。プロデューサーやシナリオライター、デザイナーなどが含まれる。 |
Webクリエーターは専門スキルが必要な仕事であるため、専門学校卒または同等の知識や技術のある応募者が多い傾向にあります。未経験でWebクリエーターを目指す場合は、プログラミングなどの知識を学んでから挑戦するのがおすすめです。
一方、仕事の種類や業務内容によっては、クリエイティブな才能を求めて未経験者を受け入れている企業も。「未経験からゲーム業界に挑戦するのは難しい?内定を勝ち取るコツを解説」のコラムでは、未経験から応募する際に必要なスキルについて解説していますのでご覧ください。
Web系クリエイティブな仕事に向いている人の特徴
Web系のクリエイティブな仕事は、アニメ・ゲームが好きな人やモノ作りが好きな人に向いています。また、さまざまな種類の専門家が連携して制作を進めるため、チームで仕事をしたい人にもおすすめです。
- ・チームワーク力
- ・アイデア力
- ・論理的思考力
新しい作品を生み出すためにはアイデア力・発想力も求められます。また、CGデザイナーやゲームプログラマーには論理的思考力も大事な要素。キャラクターの自然な動きは、数学の知識と論理性をもとにプログラムを組む必要があります。
ゲーム業界の仕事については「ゲーム業界の仕事」もあわせて参考にしてみてください。
デザイン・アート系の仕事の種類
デザイン・アート系の仕事は、技術や知識以外に、センスや感性が求められる仕事です。日常生活で利用する雑貨から、ファッション、デジタルデザインの分野まで活躍の場が広がっています。
職種の例 | 仕事内容 |
---|---|
グラフィックデザイナー | 広告やパッケージ、雑誌の表紙などのデザインを考え制作する |
アートディレクター | 制作物におけるビジュアル面の監督者。デザインの方向性を決め、制作の指示・管理を行う |
DTPデザイナー | 紙媒体のレイアウトを構成する |
Webデザイナー | Webサイトのデザインを考え制作する |
UI/UXデザイナー | Webサイトをユーザー目線で制作し、顧客体験をデザインする |
ファッションデザイナー | 衣服のコンセプトを考え、色や素材の選定やデザイン画の制作などを行う |
インテリアデザイナー | 施主の要望に沿って、家具やカーテン、照明などを選び空間を作り上げる |
デザイン・アート系の仕事には、上記のほか陶芸家や画家、書道家や彫刻家といった種類も含まれます。特別な資格は必要ありませんが、専門的な基礎知識や技術に加え、センスや個性を生かした創作活動が求められる仕事です。
デザイナーに興味がある人は「デザイナー未経験での就職は厳しい?グラフィックやWebに関わる仕事とは」を参考にしてみてください。
デザイン・アート系の仕事に向いている人の特徴
デザイン・アート系の仕事は知識や技術も必要ですが、同等に感性や発想力も求められます。そのほか、以下のような特徴を持つ人が向いているでしょう。
- ・流行に敏感な人
- ・発想が豊かな人
- ・細かい作業が好きな人
感性を磨くには、流行に敏感でインプットを欠かさないことが大切です。また、制作においては細部へのこだわりが完成度に影響するので、細かい作業が好きな人に向いています。
美容・ファッション系の仕事の種類
美容・ファッション系では人を綺麗にしたり、美しくなるためのアドバイスをしたりするのが仕事です。トレンドを意識することも仕事に含まれるので、流行に敏感な人や変化に気づける人に向いています。
職種の例 | 仕事内容 |
---|---|
アパレル店員 | 店舗で接客、販売、商品管理などを行う |
ネイリスト | 爪の手入れやネイルのデザインを行う |
エステシャン | ボディやフェイシャル、痩身や脱毛などの施術を行う |
美容部員 | 百貨店などの化粧品売り場で接客・販売を行う |
化粧品会社社員 | 化粧品メーカーの社員として商品開発や営業、プロモーションなどを行う |
美容師、理容師 | 髪の毛のカットやパーマ、シャンプーやシェービングなどを行う |
メイクアップアーティスト | シチュエーションに合わせてメイクとヘアセットを行う |
美容・ファッション系の仕事は、お客さまと接する機会が多いのが特徴です。アパレル店員は未経験からも目指しやすく、経験を積んだら店長になり、ゆくゆくはバイヤーやマーチャンダイザーとして活躍できる可能性もあります。
美容師やネイリスト、エステティシャンといった仕事については、「美容業界の仕事」のコラムで詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。
美容・ファッション系の仕事に向いている人の特徴
美容・ファッション系の仕事は、オシャレや化粧、肌の手入れなどに意識が高い人が向いています。また、接客が多い仕事なので、おもてなしの心も大切です。
- ・美意識が高い人
- ・おもてなしが得意な人
- ・トレンドに詳しい人
衣料品や化粧品は次々に新商品が発表され、お客さまから「今年の流行は?」などと聞かれることも少なくありません。そのため、トレンドに敏感で一早く情報を得るのが楽しいと思える人に向いているでしょう。
旅行/レジャー系の仕事の種類
旅行/レジャー系の仕事には、旅行会社での仕事や、空港での仕事、観光地で案内を行う仕事があります。最近は外国人観光客が増加しているため、外国人に対応するサービスが増えているのが特徴です。
職種の例 | 仕事内容 |
---|---|
ツアーコンダクター(添乗員) | ツアー客に同行し、スケジュールに沿って観光地や宿泊施設へ案内する |
ツアープランナー | 旅行代理店で販売するツアーの内容を考え企画する |
バスガイド | 観光バスに乗務し、乗車中や現地での観光案内を行う |
観光局のスタッフ | 国内の外国政府の観光局に勤務し、その国の観光情報などを日本の旅行代理店などにアピールする |
通訳案内士 | 訪日外国人を観光案内するほか、スケジュール管理や宿泊施設への案内、トラブル対応なども行う |
客室乗務員 | 主に飛行機内で乗客へのサービスを提供する |
空港のグランドスタッフ | 搭乗手続きや預入荷物の対応、到着客の対応などを行う |
上記のほかに、旅行先での体験を伝える旅行作家・ライターやタクシードライバーといった種類もあり、旅行に関わる仕事は多様です。「旅行業界の仕事」のコラムでは、旅行業界の動向についても解説していますのでご一読ください。
旅行/レジャー系の仕事に向いている人の特徴
旅行に関わる仕事は、人を喜ばせるのが好きな人や、ホスピタリティ精神がある人に向いているでしょう。
- ・楽しませるのが好きな人
- ・旅好きな人
- ・臨機応変な対応ができる人
自分も旅が好きな人は、「どうすれば楽しい旅になるか」「思い出に残るか」といったことを理解できるため旅行業界で活躍できます。また、旅行中はトラブルも起きやすいので、臨機応変に対応できる能力も大切です。
商社の仕事の種類
商社の仕事は大別すると、総合商社と専門商社の2種類があります。どちらも仕事内容は商品や素材、あるいはサービスなどを「売りたい企業」と「求めている企業」の橋渡し役です。総合商社は幅広い種類の商品を扱う一方で、専門商社は取り扱う商品を限定している点が異なります。
職種の例 | 仕事内容 |
---|---|
営業事務 | 書類作成や商品発注といった営業職のサポート |
営業 | 国内外の企業と交渉を行い契約獲得を目指す |
事業企画 | 会社の業績アップにつながる企画を考案 |
商社の営業は、いわゆる「商社マン」と呼ばれている仕事です。取り扱う商品や、交渉相手である国についての知識が求められるでしょう。
総合商社と専門商社の違いは、「専門商社とは?就職のメリット・デメリットや総合商社との違いを解説!」で触れています。仕事の種類もご紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
商社の仕事に向いている人の特徴
商社の仕事では海外企業と貿易を行い、輸入・輸出商品を決定したり値段の交渉を行ったりするため、コミュニケーション能力が高い人に向いているでしょう。そのほか、商社の仕事に向いている人の特徴は以下のとおりです。
- ・年収の高い仕事をしたい人
- ・国内だけでなく海外でも活躍したい人
- ・主体性をもって仕事に取り組める人
従事する仕事の種類によっては、海外企業とやり取りをする機会が多いのが商社の特徴。そのため、ビジネスにおける外国語が堪能であれば、選考の際に評価してもらえる可能性があるでしょう。
飲食サービス系の仕事の種類
飲食サービス系の仕事には、料理を作る調理スタッフや、料理を運ぶホールスタッフなどの職種があります。また、健康的な献立を考える栄養士といった仕事も有名です。
職種の例 | 仕事内容 |
---|---|
飲食店スタッフ(調理スタッフ/ホールスタッフ/店長) | 飲食店で調理や配膳、レジ対応などを行う |
寿司職人 | 材料の仕入れやシャリの準備を行い、注文に応じて寿司を作る |
パン職人 | パン作りや新商品の試作、店頭への陳列などを行う |
ソムリエ | 飲食店でワインを中心とした飲料を提供し、商品の紹介などを行う |
バリスタ | コーヒー豆や焙煎などの専門知識を持ち、エスプレッソコーヒーを作り提供する |
栄養士 | 学校や病院、福祉施設などで提供する食事のメニュー考案や調理を行う |
フードコーディネーター | メディアで紹介する料理のレシピを考え、調理する |
直接料理を作ったり提供したりする仕事以外に、食品・飲料メーカーで新しい商品を企画・開発する仕事もあります。また、飲食店のオーナーとして働いている人もいるでしょう。飲食業界の将来性や必要な要素については、「飲食の仕事」でご確認いただけます。
飲食サービス系の仕事に向いている人の特徴
飲食サービス系の仕事には調理や接客などさまざまな種類がありますが、いずれもコミュニケーション能力が求められます。飲食系の仕事に向いている人の特徴は以下のとおりです。
- ・コミュニケーション能力が高い人
- ・食べることが好きな人
- ・気配り上手な人
厨房で働くうえでも、ほかのスタッフと連携して効率的に仕事をする必要があり、人と関わらないことはありません。また、栄養士やフードコーディネーターも人の反応に関心を持ち、ニーズを把握しようとする姿勢が大切です。飲食系の仕事は食べることが好きなのはもちろん、どうすれば相手が喜んでくれるかを考える気配りも求められます。
メーカーの仕事の種類
メーカーは、食品・アパレル・自動車部品・化粧品・医療機器など多種多様です。メーカーで勤務する場合、仕事の種類は営業や広報といった人と関わる職種だけでなく、資材調達や工場で製品の製造を行う仕事まで幅広くあります。
職種の例 | 仕事内容 |
---|---|
営業 | 店舗や企業へ自社製品を売り込む |
広報 | 自社製品の宣伝活動 |
商品企画 | 既存商品の見直し/新商品を考案 |
資材調達 | 製品製造に必要な資材の買い付け |
商品製造 | 工場で商品を製造・組み立て・加工 |
上記の仕事内容を1社ですべて行うメーカー、特定の分野のみを担っているメーカーに分かれます。
また、従事する仕事の種類によって、未経験者を受け入れている企業もあれば、専門的な資格や技術をもっていることを応募条件としている求人も。メーカーへの転職を目指している方は、「メーカーとは?どんな業種がある?主な仕事内容や転職を成功させるコツを紹介!」のコラムをご参照ください。
メーカーの仕事に向いている人の特徴
メーカーと一口に言っても仕事の種類は多様にあるため、どのような人に向いているかは職種によって異なります。以下は一例として参考にしてみてください。
- ・特定メーカーの製品が好きでそれを扱う職場で働きたい人
- ・ものづくりが好きな人
- ・規模が大きいプロジェクトに携わりたい人
- ・大手企業で仕事をしたい人
メーカーで働く場合、自社製品に対する理解だけでなく、製品を手に取り使用する人をイメージすることも重要です。
運輸・輸送系の仕事の種類
運輸・輸送系は、車両や航空機を使って人や荷物を運ぶ仕事。乗り物には、タクシーやトラック、飛行機、鉄道などがあり、それぞれ専門資格と技術が必要です。
職種の例 | 仕事内容 |
---|---|
タクシードライバー | タクシーの運転、接客対応、管理などを行う |
トラックドライバー | 荷物の積み下ろしや配送を行う |
パイロット | 飛行機の操縦や乗客の安全管理を行う |
車掌 | 電車の安全確認や乗客対応、社内アナウンスなどを行う |
航海士 | 船長のサポート役として、船の操縦や現場の指揮を行う |
通関士 | 税関に提出する書類の作成、関税の計算、検査の立ち会いなどを行い輸出入を円滑に進める |
整備士 | 自動車や飛行機などの点検、整備、塗装を行う |
運輸・輸送系の仕事の種類には、乗り物を運転する職種のほかに、安全を支える整備士や航空管制官などの仕事もあります。「運輸業界の仕事」を参考に、仕事内容や業界の課題について理解を深めましょう。
運輸・輸送系の仕事に向いている人の特徴
運輸・輸送系の仕事は深夜や早朝に働く場合もあるため、体力に自信がある人に向いています。
- ・体力に自信がある人
- ・責任感が強く予定を守れる人
- ・忍耐力がある人
ドライバーやパイロットはもちろん、整備士の仕事も人の命に関わるため責任感を持って仕事をすることが重要です。また、飛行機や電車は社会的な影響力も大きく、時間を守るのも大事な任務とされます。仕事が長時間に及ぶこともありますが、最後まで気を抜かずにやり抜く忍耐力も大切な要素でしょう。
工場・軽作業(清掃など)の仕事の種類
工場・軽作業の仕事には、商品組み立てや倉庫内作業、梱包・検品などさまざまな種類があります。学歴や職歴を問われず、未経験から応募できる求人が多いのも特徴です。
職種の例 | 仕事内容 |
---|---|
梱包・検品・仕分け | 出荷前の製品の品質チェック・梱包・仕分け |
品出し・ピッキング | 店舗で商品補充、倉庫で品物を集める |
製品組み立て・加工 | 工場で製品の組み立てや加工を行う |
清掃・ハウスクリーニング | オフィスや一般家庭の清掃作業 |
フォークリフトオペレーター | 専用の機械を操作し荷物を運ぶ |
倉庫内で商品の入庫や出庫、製品管理を行う仕事もあります。軽作業の仕事の種類や給与については、「軽作業の仕事」で解説していますので、あわせてご覧ください。
工場・軽作業の仕事に向いている人の特徴
工場・軽作業の仕事は、担当業務が細かく分けられていることが多いので、「一つの作業に集中して取り組みたい」と考える人に向いているでしょう。
- ・マニュアルに沿って仕事をしたい人
- ・コツコツと作業に取り組みたい人
- ・正確性を重視できる人
- ・コミュニケーション能力がある人
工場や軽作業の仕事に、「コミュニケーション能力は必要ないのでは」と感じる人もいるでしょう。たしかに、仕事中は一人で黙々と取り組むことが多いかもしれませんが、作業を行う人同士での連携やチームワークも大切です。
事務・営業・バックオフィス系の仕事の種類
事務・営業・バックオフィス系の仕事には企業のなかで働く受付や事務といった種類があります。
職種の例 | 仕事内容 |
---|---|
一般事務 | 電話対応やデータ入力など社内のさまざまなサポートを行う |
営業事務 | 伝票や請求書の作成・管理などで営業職をバックアップする |
経理 | 請求書の処理や毎月の締め作業、年末調整や決算処理などを行う |
人事 | 採用や配属、育成や環境整備など人に関する業務を担当する |
マーケティング | 市場の調査・分析を行い、商品やサービスの販促を図る |
経営企画(社長/役員など) | 会社の方針に沿って、予算や目標を決め、達成に向けたプロセスを策定する |
オフィス系の仕事の種類は幅広く、上記のほか営業職や企画職、財務職、労務職なども含まれるでしょう。未経験から挑戦できる仕事もあるので、就職自体がはじめてという人にもおすすめです。
事務・営業・バックオフィス系の仕事に向いている人の特徴
オフィス系の仕事でも事務と営業では向いている人の特徴が異なるので、ここではバックオフィス系の仕事に向いている人の特徴をまとめました。
- ・ルーティンワークが好きな人
- ・人をサポートするのが得意な人
- ・几帳面な人
一般事務や営業事務、経理などはルーティンワークも多いため、それを苦に思わない人が良いでしょう。また、バックオフィス系の仕事は、会社にとって縁の下の力持ち的な立場です。そのため、人をサポートするのが得意な人にも向いています。また、書類作成やお金の管理といった業務では、几帳面でミスなく物事を進められる能力も必要です。
人材サービス・アシスタントの仕事の種類
人材サービス・アシスタントは、人材を求める企業と求職者の仲介を行う仕事です。求人広告の営業や人材コンサルティング、求職者の就職活動をサポートするアドバイザーといった仕事の種類があります。
職種の例 | 仕事内容 |
---|---|
人材派遣 | 企業に合う人材を派遣し人手不足を補う |
人材紹介 | 依頼を受けた企業へ人材を紹介する |
求人広告の営業 | 求人サイトや求人誌に掲載する企業への営業活動 |
企画・人材コンサルティング | 企業に必要な人材を分析し採用に向けた戦略を練る |
アドバイザー | 求職者が就職できるよう求人紹介やアドバイスを行う |
人材サービスのアシスタントは、主に営業職や企画職のサポート役として事務作業を行います。
人材業界についてさらに詳しく知りたい方は、「人材業界の仕事」のコラムをご一読ください。人材派遣と人材紹介の違いについても触れています。
人材サービス・アシスタントの仕事に向いている人の特徴
人材サービスは、企業の人事担当者や就職を目指す求職者とやり取りを行うのが主な仕事となるため、コミュニケーション能力は必須です。
- ・人と関わることが好きな人
- ・傾聴力および提案力のある人
- ・相手がどう感じるか想像する能力に長けている人
- ・幅広い業界や職種の知識を身につけたい人
企業のニーズを正確に把握したり、求職者にマッチする求人を紹介したりするためには、傾聴力と提案力が欠かせません。また、人材サービスの仕事では、最新の業界の動向や職種ごとの傾向を敏感にキャッチし、企業と求職者双方へ情報を伝える姿勢も大切です。
法律・士業など専門的な仕事の種類
法律・士業など専門的な仕事は難関資格を必要とする仕事が多く、未経験・無資格で挑戦するのはハードルが高いでしょう。ただし、社会的な需要は高く、頑張って資格を取得すれば収入も雇用も安定します。法律は国や社会にとって必要不可欠であるため、人や社会のためになる仕事をしたいと思う人に向いているでしょう。
職種の例 | 仕事内容 |
---|---|
弁護士 | 法律の専門家として、人々の権利を守る活動を行う |
パラリーガル | 弁護士の指示にしたがい、サポート役として法律事務の業務を行う |
司法書士 | 法律関連の書類作成や手続きを代行する |
行政書士 | 官公署に提出する書類の作成、申請業務の代行などを行う |
社会保険労務士 | 労務に関する書類作成、手続きの代行、コンサルティングなどを行う |
裁判所事務官 | 資料収集や訴状の受理など、裁判の手続きや当事者の出頭確認などを行う |
海事代理士 | 船の持ち主に代わり、登録手続きや検査の申請などを行う |
法律系の仕事は資格を得るまでに時間が掛かるので、粘り強く勉強を続ける資質が求められます。ただし、弁護士の業務をサポートする「パラリーガル」には必須の資格や学位はなく、未経験で弁護士事務所に就職できることもあるようです。
法律・士業など専門的な仕事に向いている人の特徴
法律・士業など専門的な仕事では、公正な判断が求められます。人の人生に影響する仕事なので、感情に左右されず冷静に物事を見られる人に向いているでしょう。
- ・冷静な判断ができる人
- ・公正な考え方を持つ人
- ・しっかりとルールを守れる人
法律関連の仕事は細かいルールが多いものの、しっかりと守らなければ手続きが滞ってしまう場合もあります。細かいことを「まあ、いいか」で済ませず、丁寧に確認するのが苦でない人に向いている仕事です。
金融・コンサル系の仕事の種類
金融・コンサル系職種は銀行員や税理士など、お金に関わる仕事が中心です。株や証券に関係するファンドマネージャーや、トレーダーといった仕事もあります。
職種の例 | 仕事内容 |
---|---|
銀行員 | 口座開設や振込、帳簿の作成や融資先の決定、ローンの審査などを行う |
税理士 | 企業や個人に代わって税務署類の作成や手続きの代行のほか、相続や経営に関するコンサルティングなどを行う |
ファンドマネージャー | 金融市場を分析し、投資家から預かったお金を運用する |
トレーダー | 投資家とディーラーの間に入り、債権や株式といった証券の売買を仲介する |
アナリスト | 国の経済状況や企業の経営動向などを分析し、株価の動きや市場の将来性を予測する |
ファイナンシャルプランナー | 個人の資産運用について、貯蓄や家族構成などを踏まえたアドバイスを行い、保険や投資商品を提案する |
経営コンサルタント | 企業の経営状況を鑑みて、課題解決に向けたアドバイスを行う |
金融系の仕事には、上記のほか国税専門官や税務署職員など、公務員としての働き方もあります。また、コンサルタントは人事領域に特化した人事コンサルタントや、システム開発上の課題を解消するシステムコンサルタントなど、専門分野に特化した仕事も。「コンサルタントの仕事」で詳しく解説しているので、あわせてご確認ください。
なお、経営コンサルタントは無資格で目指せる職種ですが、国家資格の「中小企業診断士」を取得する人が多いようです。
金融・コンサル系の仕事に向いている人の特徴
金融・コンサル系の仕事では、いずれの職種でも情報収集と分析が得意な人に向いています。そのほか、数字をもとに分析・検証を行い、状況を判断できる能力も必要です。
- ・情報を分析するのが好きな人
- ・数字に強い人
- ・人当たりが良い人
銀行員や税理士、ファイナンシャルプランナーや経営コンサルタントは接客の仕事も多いため、人当たりの良さは重宝されます。また、信頼感や正確性、几帳面な人柄なども求められるでしょう。
不動産・土木建築系の仕事の種類
不動産・土木建築系の就職先はゼネコンやデベロッパー、不動産会社などがあり、仕事の種類は豊富です。資格を必要とする専門職もあれば、一般事務や営業といった未経験から挑戦しやすい職種もあります。
職種の例 | 仕事内容 |
---|---|
設計 | 依頼主の要望に沿って、デザインや骨組み、設備などの設計を考え図面や模型を作成する |
施工管理 | 工程・品質・予算・安全における管理を行う |
用地取得 | 土地の調査や地権者との交渉を行い、建築に必要な土地を取得する |
企画・開発 | 施設や都市開発のコンセプトを決め、計画を策定する |
営業 | 集合住宅の入居者や商業施設のテナントを獲得する |
大手ゼネコンやデベロッパーでは大規模なプロジェクトに携わる仕事が多く、完成した建物を目の当たりにして達成感を得られる人もいるようです。「ゼネコンとは何の略称?意味や仕事内容をわかりやすく解説!」のコラムでは、ゼネコンと建設会社の違いについても解説していますので、参考にしてみてください。
不動産・土木建築系の仕事に向いている人の特徴
不動産・土木建築系の仕事における適性は就職先や職種によって異なるものの、以下の3点はいずれにしても求められる要素といえるでしょう。
- ・成果主義を楽しめる人
- ・問題解決が得意な人
- ・協調性がある人
不動産会社の営業では歩合制も多いため、成果主義がモチベーションになる人に向いています。また、物件探しでは顧客の要望を叶えるのが難しかったり、用地取得がうまく進まなかったりする場合に問題解決能力が必要となるでしょう。
そのほか、企画・開発や施工管理は社内外の多くの人と関わる仕事なので、協調性やチームワークを大事にできる人におすすめです。
エネルギー・通信・インフラ系の仕事の種類
エネルギー・通信・インフラ系は、人々の生活に不可欠な仕事です。ここでは、エネルギー・通信・インフラ業界のなかでも、電気・ガス・水道に関する仕事の種類を紹介します。
職種の例 | 仕事内容 |
---|---|
調達 | 海外企業と価格の交渉などを行い原料を輸入する |
製造・運転 | 設備を運転し、安定したインフラの供給を行う |
管理・保守 | 定期的に点検や修理を行い、事故を未然に防ぐ |
営業 | 自社エネルギーの使用を促すための営業活動 |
技術開発 | エネルギーの生産に関わる技術を開発する |
エネルギー・インフラ系の営業は、企業や個人に向けて自社のサービスを提案・販売するのが仕事です。「インフラ業界の職種や将来性とは?向いている人や志望動機の書き方も解説」のコラムで、インフラ業界の全体像について詳しく解説していますのでご覧ください。
インフラ系の仕事に向いている人の特徴
インフラ系の仕事は、普段人々の目に触れる機会が少ない「縁の下の力持ち」として活躍する存在。そのような働き方にやりがいを感じる人におすすめです。
- ・社会貢献意欲が高い人
- ・安定を望む人
- ・責任感の強い人
職種によってはルーティンワークが多い場合もありますが、「社会の役に立っている」「いつもと変わらないのは無事故の証拠」と前向きに思える人には良いでしょう。台風や災害でトラブル対応に追われても、力を尽くして問題を解消しようとする責任感の強い人に向いています。
保安・警備関係の仕事の種類
保安・警備関係の職種は国の防衛、社会・個人・財産の保護、法と秩序の維持が主な仕事です。仕事の種類は幅広く、民間企業のみならず公務員の仕事も含まれます。
職種の例 | 仕事内容 |
---|---|
自衛官 | 有事に備えた訓練や災害時の救助などを行い、日本の安全と平和を守る |
警察官 | パトロールや交通安全指導、防犯指導のほか、犯罪捜査などで人々の生活を守る |
消防士 | 火災の消火活動、病気やケガの救急搬送、災害時の救助活動などを行う |
刑務官 | 刑務所・拘置所の巡回業務や、受刑者の指導を行う |
麻薬取締官 | 薬物に関する情報収集や操作を行い取り締まる |
警備員 | 商業施設やイベント会場などで来場者の誘導や防犯活動を行う |
交通誘導員 | 道路工事の際、歩行者や車が安全に通れるように案内をする |
国民の生活や安全を守り、より良い国にすることが求められる保安系の仕事は、伴う責任も大きくなるもの。ときには危険な仕事もありますが、大きなやりがいを得られるでしょう。国家公務員としての仕事も多いので、保安系の仕事に就きたいと考えている人は公務員試験の勉強を検討することをおすすめします。
保安・警備関係の仕事に向いている人の特徴
保安・警備関係の仕事は人命救助や災害支援など、過酷な状況で任務に当たることも珍しくありません。その点を踏まえて、保安関係の仕事に向いている人の特徴は以下のとおりです。
- ・正義感の強い人
- ・自己管理能力の高い人
- ・チームワークを大事にする人
人の命や安全を守る仕事なので、正義感・責任感の強い人に向いています。また、日ごろの訓練がいざというときに役立つため、常に自己管理ができる能力も必要です。緊急時には指揮命令を守り、チームワークを乱さずに仕事を行うことが成果につながります。
公務員の仕事の種類
この項では、上記で紹介した保安系以外の公務員を紹介します。仕事の種類は幅広く、市や都道府県の自治体職員や教員、労働基準官などが代表的な公務員です。いずれも公務員試験に合格する必要があります。さらに、配属される施設・部署によっては、専門資格の取得を求められる場合もあるでしょう。
職種の例 | 仕事内容 |
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自治体職員(地方公務員) | 住民の戸籍登録や各種証明書の発行、ごみ処理や公民館の運営など、地域の行政サービスを行う |
各省庁職員(国家公務員) | 各省庁や裁判所、国会などに所属し、税金や労働、社会福祉や教育に関する業務を行う |
公務員は学歴や経験を問わず、試験に合格すれば仕事に就けます。ただし、職種によって年齢制限があるため事前の確認が必要です。「公務員になるのに学歴は必要?試験や給料は異なる?」のコラムで、公務員試験の種類や難易度を解説していますので、あわせてご覧ください。
公務員の仕事に向いている人の特徴
公務員の仕事には数多くの職種がありますが、いずれも市区町村や国のために奉仕するものです。地方公務員や国家公務員の仕事に向いている人の特徴は以下のとおりです。
- ・地域や社会の役に立ちたい人
- ・調整力のある人
- ・行動力のある人
地域や社会のために尽力するのがやりがいと感じられる人は公務員に向いています。仕事によっては、意見の対立や管轄の壁を乗り越えなければならないケースも出てきますが、うまく調整して物事を進められる能力が必要です。また、現場に出向いたり、住民の話を聞いたりするうえで、フットワークの軽さも求められます。
世の中の仕事の一覧から適職を見つける方法
世の中には多種多様な仕事の種類があるため、段階的に業界研究を行うのが有効です。まずは幅広く仕事の種類を知り、興味のある業界について掘り下げていきましょう。
世の中の仕事の一覧から適職を見つける方法
- 最初は広く業界を知る
- 興味のある業界を深く調べる
- 自己分析で自分を知る
- 転職エージェントを利用する
最初は広く業界を知る
業界研究の初期段階では、世の中にどのような業界があるかを広く調べましょう。自分の知らなかった業界で適職が見つかる可能性もあります。興味のある・なしにかかわらず、求人サイトやハローワークインターネットサービスの「日本標準産業分類(令和5年改定)」などで、可能な限り幅広く調査してみてください。
参照元
ハローワークインターネットサービス
トップページ
興味のある業界を深く調べる
世の中にある業界がある程度分かったら、そのなかで自分が関心のある業界について詳しく調べましょう。
【業界研究で調べる項目の例】
- ・業界の特徴や魅力
- ・業界内の代表的な企業
- ・業界の市場規模
- ・業務内容
- ・活躍している職種
- ・平均年収
- ・業界の将来性
- ・業界の課題
業界の課題や将来性についてリサーチすると、自分がその業界で正社員として長く働けるかどうかイメージできます。また、仕事としてやりがいを持ち続けていくには、平均年収などの現実的な側面にも目を向けましょう。
企業情報を収集する方法
世の中にどのような業界があるのかを知るには、経済関連の新聞社や出版社が発行している「業界地図」が便利です。「業界地図」を読めば、各業界の基礎知識や最新情報が手に入ります。また、企業ごとの情報が掲載された「四季報」も各種出版されているので、業界を詳しく調べるときに参照しましょう。
さらに、新聞やニュースでも業界の動向を知ることができます。業界内の企業が加盟する業界団体のWebサイトでも、業界の最新情報がチェックできるでしょう。
自己分析で自分を知る
適職を知るには、世の中の仕事の種類を知ると同時に、自分自身について知ることも必要です。自己分析を通じて、自分の価値観や考え方、仕事に活かせる強みや弱みとなる部分を明らかにしましょう。
Web上で無料公開されている適職診断を利用する方法もあります。ただし、適職診断の結果は参考程度に留め、自己分析をしっかりと行うようにしてみてください。
適職診断の活用法は、「自分に合ってる職業とは?適職診断でわかることや就活・転職のコツを紹介」のコラムで触れています。
自己分析のやり方
自己分析を行う際は自分の過去を振り返り、印象に残った経験を書き出していきます。エピソードが思いつかないときは、「高校生/大学生/社会人」というように、時代ごとに分けて考えると良いでしょう。
エピソードがいくつか集まったら、それぞれの経験を深堀りします。何かを頑張った経験があったら、「なぜそれを頑張ろうとしたのか?」「課題に対してどう対処したか?」「乗り越えたときにどんな成長があったのか?」など、さまざまな視点から自分の行動や感じたことを分析してみてください。
業界研究で知った仕事の種類と、自己分析で分かった自分の価値観や性格、強み・弱みを照らし合わせて、適職を考えましょう。自己分析のコツは、「自己分析のやり方が知りたい!ノートやツールを使って実践しよう」でご紹介しています。就活・転職活動の際にお役立てください。
転職エージェントを利用する
自分に合った仕事を見つけるためには、転職エージェントも利用してみましょう。転職エージェントには、就職・転職に関する知識を持つアドバイザーがいます。また、転職に関する悩みや疑問を相談できるため、安心して転職活動に集中できるでしょう。
転職エージェントで受けられるサービスとしては、応募書類の添削や面接対策、求人紹介、面接同行などがあります。自分に合った転職エージェントを見極めるために、特徴の異なる複数のエージェントに登録するのもおすすめです。
転職エージェントの利用の流れは、「転職エージェントの賢い使い方を解説!基本の流れと使い倒すコツ」のコラムでご紹介しています。利用するエージェントを選ぶ際のポイントにも触れているので、ご参照ください。
【アンケート調査】よく利用する企業探しの手段・利用サービスは?
転職や就職で企業を探す際に利用する手段やサービスは多岐にわたり、人それぞれ異なります。ハタラクティブの「若者しごと白書2024」によると、就職活動・転職活動における企業探しの手段・利用サービスは、「求人・転職サイト」が53.2%で最多です。2位は「就職・転職エージェント(18.3%)」、「ハローワーク(13.1%)」が3位となっています。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2024 3-6. 企業探しの手段・利用サービス(p33)」
自分に合った企業を探すためには、求人サイトと転職エージェントを併用するのも良いでしょう。志望企業がある程度絞られている場合は、企業のWebサイトから直接応募するのもおすすめです。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
「世の中にどんな仕事の種類があるか分からない」「自分に合う職業を知りたい」という方は、就職・転職サービスのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブでは、これまでの就業経験や仕事に対する希望をヒアリングしたうえで、適性に合った仕事をご提案します。
既卒や第二新卒、フリーターといった若年層のサポートに特化しているため、未経験者歓迎求人を多く扱っており、就職がはじめての方も内定獲得を目指せるでしょう。経験豊富なプロのキャリアアドバイザーが一対一でサポートしますので、「志望業界が定まっていない」「何から始めれば良いか分からない」というご相談もOKです。就活・転職活動で悩んでいる方は、ぜひ一度お問い合わせください。
世の中の仕事から就職先を探すためのQ&A
世の中の仕事の種類に関する疑問について、Q&A形式で解決します。
女性に人気の職業にはどんな仕事がある?
女性が未経験からキャリアを築きやすい仕事には、コールセンターや介護職、販売職、営業職などがあります。20代~30代の女性は、結婚や出産・育児などでライフスタイルに変化が起きやすい年代でもあるため、将来のキャリアプランを考えて仕事を選ぶのがおすすめです。
「20代女性に人気の職業とは?おすすめのアピール方法や転職のコツを解説!」のコラムでは、女性に人気のある仕事を紹介していますので、参考にしてみてください。
仕事内容を詳しく調べるには?
OB・OG訪問や職場見学、インターンシップへの参加などがおすすめです。Webサイトや広報誌では具体的な仕事内容を知るのは難しいので、実際に話を聞いたり、職場を見たりするのが有効な手段といえます。
「一般職とは?総合職との仕事内容の違いや向いている人の特徴を解説」のコラムでは、一般職と総合職の仕事内容について詳しく紹介していますので、参考までにご覧ください。
企業研究のやり方が分かりません
まずは企業理念や事業内容などの基本情報を確認し、そのうえで競合他社や顧客情報などを調べてみましょう。応募先企業だけでなく、業界の動向を知ることも将来性を考えるうえで役立ちます。企業研究は、企業の採用ページや業界誌、転職フェアなどを活用してみてください。
「企業研究は転職でも必ず行おう!情報の集め方と活用のポイント」のコラムで、詳しいやり方を解説していますので、参考にしながら実際に企業研究を行ってみましょう。
フリーターから正社員の仕事に就ける?
フリーターから正社員になれる可能性は十分にあります。
未経験者歓迎の求人や、社員としてのポテンシャル採用を行う企業を探すと良いでしょう。選考では、アルバイトを通した自分の成長や仕事をするときの心掛けをアピールしてみてください。また、なぜ正社員になりたいと思ったのか、理由を伝えることも大切です。ハタラクティブは、未経験者が正社員として採用されやすい求人の紹介や、フリーターの就職支援も行っているので、ぜひご相談ください。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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