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世の中の仕事の種類一覧!自分に合った職業が見つかる!
更新日

この記事のまとめ
- 仕事の種類は大きく15種類に分けられ、2022年時点で18,725種類ある
- 自分に合う仕事を見つけるには、業界・企業研究をすることが大切
- 適職を判断するためには、自己分析で自身に対する理解を深めておくのが有効
- 求人サイトだけで適職を探すのが不安な場合は、転職エージェントに相談しよう
仕事の種類にはどのようなものがあるのか、詳細が分からず就職先に迷う方もいるでしょう。また、就職したものの「自分に仕事が合っていない」と感じて転職を検討する方もいるはずです。
世の中には、IT系や医療系・運輸系・法律系など多くの仕事があり、求められる素質や適性もさまざま。仕事の種類を知るとともに、求められるスキルや適性を把握することで、より「自分に合う仕事」を見つけやすくなるはずです。
このコラムでは、世の中にある仕事を厚生労働省の職業一覧に基づいて解説。それぞれの業務内容や向いている人の特徴も紹介しているので、仕事探しにお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
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目次
- 世の中にある仕事の種類一覧
- 管理的職業の仕事の種類
- 管理的職業の仕事に向いている人の特徴
- 研究・技術の仕事
- 研究・技術の仕事に向いている人の特徴
- 法務・経営・文化芸術等の専門的仕事
- 法務・経営・文化芸術等の専門的仕事に向いている人の特徴
- 医療・看護・保健の仕事
- 医療・看護・保健の仕事に向いている人の特徴
- 保育・教育の仕事
- 保育・教育の仕事に向いている人の特徴
- 事務的仕事
- 事務的仕事に向いている人の特徴
- 販売・営業の仕事
- 販売・営業の仕事に向いている人の特徴
- 福祉・介護の仕事
- 福祉・介護の仕事に向いている人の特徴
- サービスの仕事
- サービスの仕事に向いている人の特徴
- 警備・保安の仕事
- 警備・保安の仕事に向いている人の特徴
- 農林漁業の仕事
- 農林漁業の仕事に向いている人の特徴
- 製造・修理・塗装・製図等の仕事
- 製造・修理・塗装・製図等の仕事に向いている人の特徴
- 配送・輸送・機械運転の仕事
- 配送・輸送・機械運転の仕事に向いている人の特徴
- 建設・土木・電気工事の仕事
- 建設・土木・電気工事の仕事に向いている人の特徴
- 運搬・清掃・包装・選別等の仕事
- 運搬・清掃・包装・選別等の仕事に向いている人の特徴
- 世の中にある仕事の種類から適職を見つける方法
- 男性・女性におすすめの仕事の種類
- 在宅でできる仕事の種類
- 仕事の種類が多くて自分に合う職業が見つからないときは?
- 世の中にある仕事の種類から就職先を探すときのQ&A
世の中にある仕事の種類一覧
厚生労働省編職業分類で定められている仕事は、2022年時点で18,725種類あります。これらの種類を大きく15種類に分けた分類は以下の通りです。
・管理的職業
・研究・技術の職業
・法務・経営・文化芸術等の専門的職業
・医療・看護・保健の職業
・保育・教育の職業
・事務的職業
・販売・営業の職業
・福祉・介護の職業
・サービスの職業
・警備・保安の職業
・農林漁業の職業
・製造・修理・塗装・製図等の職業
・配送・輸送・機械運転の職業
・建設・土木・電気工事の職業
・運搬・清掃・包装・選別等の職業
なお、15種類のうち最も職種が多いのは「製造・修理・塗装・製図等の職業」でした。
上記の職種の数の合計は、2011年時点の数に比べると1,516種類も増えています。今後も時代の変化に合わせて職業の数が増える可能性が考えられるでしょう。新しく生まれた仕事や知名度の低い仕事を、「珍しい仕事58選!自分に合った仕事を見つけるコツを紹介します」のコラムにまとめています。
参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
第5回改定厚生労働省編職業分類 職業名索引
初めての正社員就職を考えています。世の中に仕事の種類はたくさんあると思いますが、有名な職業しか知りません。自分に合う仕事はどのように見つけるのがいいでしょうか。
まずは自己分析を!その後、業界分析や情報収集を並行して進めましょう
仕事選びで最も重要なのは、自己理解を深めることです。以下の3つのステップで始めましょう。
【1】自己分析
自己分析は、自分自身の興味・関心、得意分野、価値観などを整理する作業です。学生時代の経験やアルバイトの経験を振り返り、どんな作業や環境で充実感を得られたか書き出してみましょう。
【2】業界研究
興味のある企業のホームページや求人情報を閲覧し、具体的な仕事内容や必要なスキルを調べましょう。就職情報サイトには職種別の特集もあり、参考になる可能性があります。
【3】具体性の高い情報の収集
可能ならば、インターンシップや企業説明会への参加もおすすめします。実際の職場の雰囲気や仕事内容を体感することで、より明確にイメージできます。
キャリアセンターやハローワーク、民間の就職支援機関などの専門家に相談することも効果的です。客観的な視点からアドバイスを得られ、新たな職業の選択肢が見つかるかもしれません。
焦らず、じっくりと自分と向き合いながら仕事を探していくことが、長期的なキャリア形成につながります。
管理的職業の仕事の種類
管理的職業は「事業経営方針の決定など、組織の経営・管理に従事する」と捉えることができ、会社役員・管理職のほかに内閣総理大臣、知事、議員や地方公共団体の管理職といった管理的公務員も含まれます。
管理職には、係長・課長・部長などの種類があります。管理職に配置された人は部門ごとの決裁権をもち、チームの取りまとめ役を担うのが特徴です。管理職は、人材をマネジメントする力や現場を指揮する広い視野が必要となるポジションといえるでしょう。
管理職は求められるスキルや視野の広さ、業界やビジネスに関する知識、リーダーシップなど多岐にわたる能力が求められるため、希望して管理職になれるとは限りません。また、年齢が若かったり経験が少なかったりするうちは管理的職業に就くことも難しいでしょう。管理職の詳細は「中間管理職とは?企業内での役割や求められるスキルについて解説」のコラムをご参照ください。
管理職になりやすい業界はある?
管理職になりやすい業界として考えられるのが、IT業界。IT業界には創立から間もない企業も多く人材も枯渇傾向にあるため、成果や努力次第では若いうちから管理職に抜擢される可能性があります。同じく、建設業界や介護福祉業界も、人材不足や従事者の高齢化によって若い人材を求めています。「この業界だから管理職になりやすい」「この仕事なら管理職になれる」というわけではありませんが、一つの目安として考えてみてもいいでしょう。
管理的職業の仕事に向いている人の特徴
管理職は企業や組織の経営方針を決め、監督する立場です。そのため決断力、問題解決能力などが求められるでしょう。前提として自社や自組織が所属する業界・業種に関する深い知識や経営に関わる法律や働き方に関する知識、世界を含めた経済の流れに目を向ける力などが必要です。
また、組織を代表する存在としてリーダーシップを発揮できる人、周囲から信頼される人、教養のある人などが向いているでしょう。
研究・技術の仕事
研究・技術の仕事は、いわゆる研究者から自動車製造、施工管理、IT関連まで幅広いのが特徴です。
研究者
厚生労働省の職業分類の小分類では、研究者をさらに理系の「自然科学系研究者」と文系の「人文・社会科学系等研究者」に分けています。研究者になるには大学院を修了して修士号または博士号を取得するのが条件。研究所や大学などで専門分野の研究に取り組んでいます。
研究職については、「研究職ってどんな仕事?種類や向いている人の特徴を紹介!」のコラムをご覧ください。
開発技術者
開発技術者は、専門的なスキルと知識を活用して新しい製品・サービスの開発を行ったり、既存の改良を行ったりする仕事です。分野は食品から自動車、化学製品まで幅広く、主にメーカーで活躍しています。
建築・土木・測量技術者
建築・土木・測量技術の仕事で代表的なのは施工管理です。施工管理とは、建設工事が滞りなく進むようスケジュールや予算、安全など全体を管理する仕事。「施工管理の仕事」のコラムで詳細を解説しています。
IT関連
IT系の職種は、インターネットやWeb、ソフトウェアなどに関する仕事を行います。代表的なIT関連の仕事として、以下が挙げられます。
システムエンジニア(SE):顧客の要望に合わせたシステムの設計・開発を行う
プログラマー:Eの設計に従いプログラムを書く
Webデザイナー Webサイトのデザインを提案・作成する
システムアナリスト:システムの分析・評価と改善策の提案をする
ITコンサルタント:クライアント企業のIT戦略の提案をする
近年、IT技術はあらゆる業界で導入されるようになり、社会でのニーズは高い傾向です。IT系の仕事の種類は「IT企業とは?仕事内容や代表的な職業を分かりやすく解説」のコラムで詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
研究・技術の仕事に向いている人の特徴
研究・技術の仕事は対象が幅広いため、それぞれの専門分野に関する知識やスキルが求められるでしょう。例えば、研究職や開発職は課題発見力や忍耐力、発想力のある人に向いています。建築技術者は現場に出ることが多いため体力やマルチタスク能力、IT関連の仕事は論理的思考力や意欲的に取り組むスキルがある人におすすめ。
また、どの仕事も他者と協働する機会が多いため、コミュニケーション能力は必須といえるでしょう。
研究や技術職に欠かせない思考力を活用する仕事は、「考える仕事がしたい人向けの仕事は?活かせる要素や適職の選び方もご紹介!」のコラムにもまとめています。
法務・経営・文化芸術等の専門的仕事
法律・士業の職種は、弁護士や司法書士、行政書士など難関資格を必要とするため、未経験・無資格で挑戦するのはハードルが高いでしょう。文化芸術に関する仕事は、写真家やデザイナーから編集者や司書などまで幅広いのが特徴です。
裁判官・検察官・弁護士
裁判官・検察官・弁護士は「法曹」「法曹三者」などと呼ばれる、法律を扱う専門家です。いずれの職業も司法試験に合格した後に司法研修所で1年間実務を学び、司法修習試験に合格しなければいけません。難易度は非常に高いものの社会的な需要も高く、収入や雇用の安定が期待できる仕事です。
なお、弁護士の業務をサポートする「パラリーガル」には必須の資格や学位はありません。未経験で弁護士事務所に就職できることもあるようです。
公認会計士・税理士・社会保険労務士
法曹が法律の専門家なのに対し、公認会計士と税理士は財務や税務、社会保険労務士は労務の専門家です。いずれも国家資格のため就職難易度は高め。なお、弁護士と公認会計士の資格を持つ人は、登録を行うことで試験を受けなくても税理士として働けます。
記者・編集者
取材をもとに新聞や雑誌の執筆を行うのが記者、刊行物の内容を仕上げるのが編集者です。このほかにも社説を担当する論説委員やニュース解説者が含まれます。
出版系の仕事の詳細は「本に関わる仕事を紹介!未経験者が就職や転職をするときのポイントも解説」のコラムで触れているのでご覧ください。
写真家・映像撮影者・美術家
写真家は、フォトグラファーのほかに写真館主や写真記者、写真技師などが含まれます。映画やテレビを撮影する撮影技師とともに、撮影に関する仕事が該当します。
また、美術家のなかには画家をはじめ、書道家や挿絵画家、漫画家、イラストレーターといった美術関連の創作が該当します。
デザイナー
デザイン・アート系の仕事は、技術や知識以外に、センスや感性が求められます。日常生活で利用する雑貨から、ファッション、デジタルデザインの分野まで活躍の場が広がっていることが特徴です。
グラフィックデザイナー:広告やパッケージ、雑誌の表紙などのデザインを考え制作する
アートディレクター:デザインの方向性を決め、制作の指示・管理を行うビジュアル面の監督者
DTPデザイナー:紙媒体のレイアウトを構成する
Webデザイナー:Webサイトのデザインを考え制作する
ファッションデザイナー:衣服のコンセプトを考え、色や素材の選定やデザイン画の制作などを行う
インテリアデザイナー:施主の要望に沿って、家具やカーテン、照明などを選び空間を作り上げる
デザイン・アート系の仕事はIT系からファッション系まで幅広いのが特徴。ただし、活躍の場が異なっていても「何かをデザインする」という目的は変わりません。
未経験からグラフィックデザイナーを目指したい方は「グラフィックデザイナー未経験での就職は厳しい?正社員を目指すコツとは」のコラムで就活のコツを解説しているので参考にしてみてください。
音楽家・俳優
いわゆるミュージシャンやテレビ・舞台俳優など、「芸術作品の創作、演奏、上演」に従事する仕事。プロデューサーや演出家なども該当します。
図書館司書・学芸員
図書館司書は、図書館で利用者のレファレンスや相談に乗ったり、資料管理を行ったりする仕事です。学校司書は司書教諭として「教員」に分類され、司書資格がなくカウンター業務だけを担当する人も司書には含みません。
学芸員は、博物館や美術館で資料の保管や展示、収集、調査を行う専門職。国家資格が必要です。
法務・経営・文化芸術等の専門的仕事に向いている人の特徴
国や社会にとって必要不可欠な法律・士業などの仕事は、以下のような特徴があると適性があるといえるでしょう。
- ・冷静な判断ができる
- ・公正な考え方を持てる
- ・しっかりとルールを守れる
法律・士業などの職種は、人の人生に影響する仕事なので、感情に左右されず冷静に物事を見られる人に向いています。また、法律関連の仕事は細かいルールが多く、ミスのないように確認をしっかりと行うといった丁寧さも必要です。
また、デザイン・アート系の仕事では、人々を惹きつけるための感性や発想力が適性として挙げられるでしょう。
- ・流行に敏感
- ・発想が豊か
- ・細かい作業が好き
感性を磨くには、流行に敏感でインプットを欠かさないことが大切です。また、制作においては細部へのこだわりが完成度に影響するので、細かい作業が好きな方も向いているでしょう。
医療・看護・保健の仕事
人命に大きくかかわるのが、医療・看護・保険の仕事の特徴です。高い専門性と知識が求められる特性から多くの仕事で国家資格が設けられており、資格取得者のみが業務を行える「業務独占資格」や、資格取得者のみが名乗れる「名称独占資格」が多いのも特徴でしょう。
医師・歯科医師・薬剤師・獣医師
医師免許を取得し、心身の診断や治療・手術・研究、保健指導、健康管理を行うのが医師。専門とする診療科によって多くの分類がありますが、資格自体は「医師免許」で統一されています。ただし、歯科医師のみ学生の段階から歯科大学もしくは歯学部に進み、歯科医師国家試験を取得しなければいけません。
薬剤師は、医師の指示のもと調剤や服薬の指導を行う仕事。獣医師は動物専門の医師。どちらも専門大学を履修後に国家資格に合格する必要があります。
保健師・助産師
保健師は、保健所や保健センター、学校などで地域住民の健康維持を目的に活動を行います。看護師免許を取得したうえで保健師養成課程を修了し、国家試験に合格する必要のある仕事です。助産師は妊婦への出産前後のケア、出産の介助、新生児へのケアを行う仕事。看護師免許を持ったうえで助産師国家資格に合格する必要があり、女性しか資格を得ることができません。
看護師・准看護師
看護師は、医師の指示のもと医療行為や診療・治療のサポート、看護を行います。医師よりも患者やその家族と接する機会が多く、心理的なサポートを担う仕事でもあるでしょう。
なお、基本的な仕事内容に大きな差はないものの、看護師は国家資格、准看護師は都道府県知事が認定する免許です。また、看護師は自己判断で看護業務を行えるのに対し、准看護師は自己判断は行えず、必ず医師又は看護師の指示のもとで業務を行う点が異なります。
参照元
e-Gov法令検索
健師助産師看護師法
医療技術者
医療技術者のなかには、医療現場で医師・歯科医師の指示に基づいて放射線を使った検査・治療などに携わる「診療放射線技師」、血液検査や心電図検査を行う「臨床検査技師」、リハビリのサポートをを行う「理学療法士・作業療法士」、口腔の保健指導や予防処置を行う「歯科衛生士」などが含まれます。
栄養士・管理栄養士
栄養学に基づいて食事の管理や指導を行う仕事。小中学校の給食の献立作成が代表的ですが、病院や介護施設、企業、研究機関など活躍の場は幅広く、スポーツチームや個人のスポーツ選手のもとで働くことも。
専門学校や大学など栄養士養成施設を卒業すると「栄養士免許」を取得できますが、「管理栄養士」は国家資格のため、管理栄養士養成施設で学んだのち試験を受けて合格するか、栄養士免許を取得後に規定の年数の実務経験を積んだのち試験を受けて合格する必要があります。
医療・看護・保健の仕事に向いている人の特徴
医療系の仕事は多様な職種や職場がありますが、共通して求められやすい適性は以下のとおりです。
- ・責任感が強い
- ・相手の気持ちに寄り添える
- ・コミュニケーションをとるのが得意
医療系の職種は命に関わる業務に携わるため、仕事に対する責任感をもつことが重要といえます。患者や要支援・要介護者などを支える役割であるため、相手の気持ちに寄り添える力も求められるでしょう。また、多職種との連携が必要であるため、コミュニケーションスキルも役立ちます。
保育・教育の仕事
教育・保育系の職種には、教員・塾講師のほか、保育士・幼稚園教諭などが含まれます。対象は子どもから大人まで幅広く、勉強を教えたり、身の回りの世話をしたりするのが仕事内容です。
保育士・幼稚園教員
保育士は乳幼児を預かり、身の回りの世話や遊び、活動によって成長をサポートする仕事、幼稚園教諭は3歳以上の幼児を対象として、遊びや活動を通して教育・保育を行う仕事。似ているものの、保育士は厚生労働省が管轄する「福祉」、幼稚園教諭は文部科学省が管轄する「教育」の観点が異なります。必要となる免許・資格も、保育士は国家資格の「保育士資格」に対し、幼稚園教諭は教員免許の一種です。
学校等教員
学校教員は、前述した幼稚園教諭から大学教員まで学校区分ごとに存在し、公立学校で働く場合は公務員です。ただし、大学教員は異なり、国立大学教員は国立大学法人の職員として公務員に近い待遇の「みなし公務員」、都道府県立大学の教員は非公務員。
教員として働くには「教員免許」が必要ですが、学校の種類によって免許が異なるうえ、中学校・高校は専門の教科ごとの取得が求められます。詳しくは「教員免許の正式名称を解説!小学校や中高までの一覧と履歴書への書き方」のコラムでご確認ください。
学童保育士動員や習い事の先生も含まれる
「保育・教育の職業」の分類のなかには、中分類032として「習い事指導等教育関連の職業」として塾や英会話の先生が該当する「学習・語学指導教師」、スポーツインストラクターやスポーツ教室の先生が該当する「スポーツ・舞踊指導員」、ピアノの生成などが該当する「趣味・習い事指導教師」が含まれます。
さらに、中分類030には「学童保育指導員」「児童館指導員」が該当するなど、教員や保育士以外にもさまざまな立場から子どもたちに関わっていることが分かります。教育業界の仕事の種類は「教育業界の仕事」のコラムでも解説しているので、ぜひご覧ください。
保育・教育の仕事に向いている人の特徴
- ・教えることが好き
- ・面倒見が良い
- ・ポジティブ思考をもてる
教育・保育系の仕事では、「どうすれば理解しやすくなるか」といった前向きな考え方をもって積極的にサポートすることがポイントとなります。職場によっては多くの子ども・生徒を受け持ちますが、一人ひとりに目を向けようとする面倒見の良さも役立つでしょう。
事務的仕事
事務・営業系の仕事には企業のなかで働く受付や事務といった種類があります。バックオフィスの仕事に必須の資格はなく、未経験から挑戦することも可能です。
総務・人事・企画事務
総務は、企業の所有物・備品の管理や株主総会・取締役会の運営といった、組織を支える仕事を担当しています。人事は、採用から退職まで従業員の人事管理を担当。配属先の決定や教育・能力開発も行います。企画事務は、企画やマーケティング関連の部署で事務を担当する仕事です。
バックオフィスと呼ばれることもあり、顧客の前に出ることは少ないものの、組織全体に大きな影響を与える業務を行っています。また、一般事務に比べて専門性が高いのが特徴です。
一般事務・秘書・受付
一般事務は、企業によって業務範囲は異なるものの、文書作成やメール対応、伝票管理、データ入力といった定型的な事務作業を担当します。秘書は経営者や役員の補佐役で、スケジュール管理や社内外との連絡、取次、文書作成、各種手配など多岐にわたる業務を担当。受付は来客対応が中心で、目的に合わせて担当への連絡や案内を実施します。
総務や人事に比べると顧客や来客とのやり取りが発生するのが特徴。企業の顔としての一面もあるため、ビジネスマナーやコミュニケーション能力が求められるでしょう。
事務にも種類がある
一口に「事務」といっても、前述した総務事務や人事事務、企画事務以外に「学校事務」「医療事務」「営業事務」「貿易事務」などがあります。いずれも一般事務に比べて専門性が高く、資格があると有利になるものも。事務職については「事務職とは?種類や仕事内容を解説!平均年収とおすすめの資格も紹介」のコラムで詳細を説明しているので、参考にしてください。
パソコンや簿記検定などのスキルを身につけながら、応募書類でアピールしよう
フリーターから事務職を目指すには、まず基本的なパソコンスキルの習得が重要です。たとえば、タイピングやMicrosoft Officeをはじめとするソフトの操作方法など、オンライン講座や書籍で学んでみましょう。
また、日商簿記や秘書検定、MOSなどオフィスワークに役立つ資格を取得すると、履歴書でアピールできます。実務経験がない場合は、派遣社員やアルバイトなどで事務関連の業務を経験するとともに、職場でのコミュニケーションスキルを磨くことを意識してみてください。
履歴書や職務経歴書による自己PRも重要です。フリーターとして働くなかで培ったスキルや強みを整理し、事務職にどのように活かせるかを具体的に説明しましょう。たとえば、接客業で培ったコミュニケーション能力や、複数の業務を同時にこなすマルチタスク能力などは、事務職でも存分に活かせるスキルといえます。
また、転職エージェントの利用もおすすめです。プロのアドバイザーからサポートを受けることで、より効果的に就職活動を進められます。
上記のポイントを押さえつつ、計画的に行動して事務職への転職を目指しましょう。
事務的仕事に向いている人の特徴
- ・人の役に立つことにやりがいを感じる
- ・几帳面
- ・ルーティンワークが苦でない
バックオフィス系の仕事は、ほかの職種をサポートする役割を担っています。誰かの役に立てることにやりがいを感じる人は適性があるといえるでしょう。書類作成やお金の管理といった業務も多く、几帳面でミスなく物事を進められる能力も必要です。
また、一般事務や営業事務、経理などはルーティンワークも多いため、それを苦に思わない人に向いているでしょう。
販売・営業の仕事
販売・営業は、顧客に商品を紹介して購入してもらう仕事です。
小売業
小売業界はコンビニやスーパー・アパレルショップといった店舗経営に携わる仕事です。職種の種類は直接お客さまと接する店舗スタッフのほか、複数の店舗を管理するエリアマネージャーなどがあります。
店舗スタッフ:接客・商品販売・品出しなど店舗運営を行う
エリアマネージャー:担当店舗を巡回し現状把握と利益の向上を図る
バイヤー:店舗に置く商品を検討し仕入れる
販売企画:商品の売上を最大化できるよう企画を考案する
商品企画:顧客ニーズを把握し、売れる商品を考案する
仕事内容は職種や店舗によって異なるものの、顧客のニーズにこたえられるよう具体的な戦略を練り、利益率アップを目指すという点は共通しているでしょう。
小売業界で働く場合、店舗スタッフとして経験を積んでから、バイヤーや企画職へキャリアアップするのが一般的です。必須の資格や学歴がないため、未経験から挑戦しやすい仕事といえるでしょう。
未経験から小売業界の仕事を目指す場合に必要となるスキルは「未経験から企画の仕事をするには?向いてる人や身につけたいスキルを紹介」のコラムで紹介しているので参考にしてみてください。
営業
営業は、自社の商品やサービスを使うことで顧客の持つ課題や要望を解決できるとアピールし、購入や契約をしてもらう仕事です。小売業との違いは、相手の購入意思。小売業は客が来店するため、購入意欲は高いと考えられます。一方、営業職はその商品やサービスを全く知らない状態の人も対象になるうえ、課題解決の提案が求められることも。営業職については「営業職とは何をする仕事?業務の内容やメリット・デメリットを解説!」のコラムもご覧ください。
販売・営業の仕事に向いている人の特徴
- ・コミュニケーションをとるのが苦でない
- ・人に感謝されることにやりがいを感じる
- ・顧客のニーズや新しい情報にアンテナを張れる
販売や営業の仕事は、「人と関わることが好き」「喜んでいる顔を見るとやりがいを感じる」「経験をもとに小売業界でキャリアアップを図りたい」といった方に向いているでしょう。
また、小売業界ではクレーム対応といった精神的な負担が掛かりやすい仕事も担当します。ネガティブな気持ちを引きずらずに前向きな考え方に切り替える力も求められるでしょう。
福祉・介護の仕事
福祉・介護福祉系の仕事は、要支援・要介護者などのケアや生活のサポートを行います。専門的な知識が求められるため、資格が求められる職種も少なくありません。企業によっては、資格取得をサポートする制度が整備されていることもあるようです。
ケアマネジャー
ケアマネジャー(介護支援専門員)は、介護を必要とする人それぞれのニーズに合わせてケアプラン(介護サービス計画書)を作成する仕事です。直接的な介護業務は行わないものの、利用者に必要な介護サービスや利用頻度を判断する必要があるため、ケアマネジャーとして働くには「介護支援専門員実務研修受講試験」の合格が必要。
受験には「福祉、保健、医療に関する指定された法定資格を持ち、対人援助業務の経験が5年以上かつ従事した日数が900日以上」「特定の福祉施設、介護施設、障害者支援での相談援助業務の経験が5年以上かつ従事した日数が900日以上」など厳しい条件が設けられています。
施設介護
施設介護の仕事は、特別養護老人ホームやグループホーム、有料老人ホームといった施設で働く介護職員のこと。生活拠点は自宅で、定期的に通ってリハビリや生活支援を行う「デイサービス」の仕事も、施設介護に含まれます。
訪問介護
訪問介護は、自宅で生活する利用者を訪問して身体介護・生活支援を行います。施設介護が複数名のチームで業務に当たるのに対し、訪問介護は基本的に一人で業務を担当。そのため「介護職員初任者研修」以上の資格が求められます。また、利用者は自宅で生活を送っているため、業務内容は掃除や洗濯、買い物といった生活支援が中心になるケースも多いようです。
福祉・介護の仕事に向いている人の特徴
福祉・介護福祉系の仕事には多様な職種や職場がありますが、共通して求められやすい適性は以下のとおりです。
- ・責任感が強い
- ・相手の気持ちに寄り添える
- ・コミュニケーションをとるのが得意
福祉・介護福祉系の職種は命に関わる業務に携わることもあるため、仕事に対する責任感が重要といえます。患者や要支援・要介護者などを支える役割であるため、相手の気持ちに寄り添える力も求められるでしょう。また、多職種との連携が必要であるため、コミュニケーションスキルも役立ちます。
サービスの仕事
サービスの仕事は美容・ファッションから飲食、建物管理まで幅広いのが特徴。いずれも利用者のニーズや要望に応えて対価を得る仕事です。
理容師・美容師・ネイリスト
美容・ファッション系の仕事は、お客さまと接する機会が多いことが特徴として挙げられます。理容師・美容師ともに利用者の容姿を整える・美しくする仕事ですが、免許が異なるため業務内容にも差があり、理容師は「剃刀を使用したひげ・顔そり」ができるのに対し、美容師は行えません。
また、女性に人気が高いネイリストは資格不要で就業できますが、スキルや知識の証明として民間資格を取得している人が多いようです。
料理人
顧客や利用者のために料理を作る仕事で、職業分類では「日本料理調理人」「西洋料理調理人」「中華料理調理人」のほか、「飲食チェーン店等調理員」「学校給食調理員」「バーテンダー」などが含まれます。料理人としての資格はないものの、多くの人が栄養士や調理師免許を取得しているでしょう。
飲食・ホテル
飲食サービス系の仕事の種類には、料理を作る調理スタッフや、料理を運ぶホールスタッフなどの職種があります。ホテルでは、フロントや接客が該当。なお、客室清掃の仕事は利用者とのかかわりが少ないことから「運搬・清掃・包装・選別等の仕事」に分類されています。
マンション・ビル管理人
マンションやビルの点検・清掃を中心に、住民や利用者が安心できるよう相談を受けたり設備点検の立ち合いを行ったりします。詳しい仕事内容については、「マンション管理人の仕事内容とは?実態や求人傾向について詳しく解説」のコラムもご確認ください。
旅行系の仕事には英語を活用できる種類が多い
サービスの仕事は幅広く、飲食店やホテル・旅館をはじめ客室乗務員や添乗員、観光案内といった業種も含まれます。国内だけでなく海外からの利用者と交流する機会も多いため、英語を活用するチャンスは多くあるでしょう。「英語を使う仕事一覧15選!求人の探し方や未経験での挑戦方法も解説」のコラムでも英語を使う仕事に言及しているので、参考にしてください。
サービスの仕事に向いている人の特徴
- ・コミュニケーションをとるのが得意
- ・気配り上手
サービス系の仕事には調理や接客などさまざまな種類がありますが、いずれもコミュニケーション能力が求められます。どんな仕事でも顧客の要望をくみ取ったり、ほかのスタッフと連携して効率的に仕事をしたりする必要があるでしょう。
また、人の反応に関心を持ち、ニーズを把握しようとする姿勢が大切です。サービス系の仕事は、どうすれば相手が喜んでくれるかを考える気配りも必要といえます。
警備・保安の仕事
保安・警備関係の職種は国の防衛・社会・個人・財産の保護や法と秩序の維持を行うのが仕事です。職種の種類は幅広く、民間企業のみならず公務員の仕事も含まれます。
警備員
警備員は「施設警備員」「道路交通誘導員、雑踏警備員」「その他の警備員」に分けられ、施設警備員は駅や空港、倉庫、ビル、施設の守衛といった施設内を担当します。常駐又は巡回を行ってトラブルや事故を未然に防いだり、対応を行ったりする仕事。道路交通誘導員、雑踏警備員はイベントやお祭り、道路工事などの誘導業務・交通整理を担当します。基本的には、警備会社に雇用された警備員が派遣されています。
自衛官
自衛官は、有事に備えた訓練や災害時の救助などを行い、日本の安全と平和を守る仕事。陸上・海上航空に分かれており、災害派遣や国際平和協力活動なども行います。
警察・消防
警察官は、パトロールや交通安全指導、防犯指導のほか、犯罪捜査などで人々の生活を守る仕事。消防士は、火災の消火活動、病気やケガの救急搬送、災害時の救助活動などを行います。国民の生活や安全を守り、より良い国にすることが求められる保安系の仕事は、伴う責任も大きくなるものです。ときには危険な仕事もありますが、大きなやりがいを得られるでしょう。
警察官・消防士は国家公務員または地方公務員のため、保安系の仕事に就きたいと考えている人は公務員試験の勉強を検討することをおすすめします。
警備・保安の仕事に向いている人の特徴
保安・警備関係の仕事は人命救助や災害支援など、過酷な状況で任務に当たることも珍しくありません。その点を踏まえて、保安関係の仕事に向いている人の特徴は以下のとおりです。
- ・正義感が強い
- ・自己管理能力がある
- ・チームワークを大事にできる
人の命や安全を守る仕事なので、正義感・責任感の強い人に向いています。また、日ごろの訓練がいざというときに役立つため、常に自己管理ができる能力も必要です。
緊急時には指揮命令を守り、チームワークを乱さずに仕事を行うことが成果につながるでしょう。
農林漁業の仕事
農林・水産系の仕事は、自然から採れる家畜や農作物・水産物などを扱うのが特徴です。職種の種類により業務内容が大きく異なるでしょう。農林・水産系の仕事は、働く人々の高齢化に伴い人手不足の傾向にあるため、未経験から参入する人も。ただし、天候の影響により収入が左右されるリスクがあることも理解しておく必要があります。
農業
稲作や農作物のほか、造園や畜産、家畜以外の動物飼育と幅広い仕事が含まれます。
林業
林業というと「森の木を伐採し、加工して販売」という印象を持つ方も多いようですが、森や山に木を植えて「森・林」を育てて環境を守ることも仕事に含まれます(育林)。
漁業
漁業は「漁船」に乗って海産物を取るだけでなく、水産養殖や漁船の機関士・航海士なども含まれます。
動物に関わる仕事の種類は?
動物に関わる仕事として、農業に含まれる「動物飼育員」があります。ブリーダーや動物園・水族館の飼育員が当てはまるでしょう。なお、獣医は前述したように「医療・看護・保健の仕事」に分類されています。
農林漁業の仕事に向いている人の特徴
- ・自然に触れるのが好き
- ・継続力がある
- ・体力に自信がある
自然に触れることが好きな人は、農林・水産系の仕事に前向きな姿勢で取り組めるでしょう。
また、農林・水産系の仕事は成果が出るまでに時間がかかるため、コツコツと継続して業務に取り組む姿勢が必要です。気候が労働環境にも影響しやすいため、体力に自信がある人に向いています。
農業の仕事の特徴は「農家へ転職するのは難しい?農業の現実や就農を目指す際のポイントを解説」のコラムで紹介しているので、ご参照ください。
製造・修理・塗装・製図等の仕事
製造・修理・塗装・製図等の仕事のなかでも、製造は食品や電気機器など幅広い分野があるのが特徴です。
製品製造
製品製造の仕事で製造する製品は金属から食品、衣類、製本まで幅広いのが特徴です。製作するモノによって必要となるスキルや知識は異なるものの、いずれも生活に欠かせないといえるでしょう。
機械整備
機械整備の仕事には、自動車整備や鉄道整備なども該当します。
製造・修理・塗装・製図等の仕事に向いている人の特徴
- ・正確性
- ・細かい作業が得意
- ・丁寧な作業ができる
製造や修理の仕事は正確性が重要なため、作業に集中できる人におすすめ。また、製品によっては細かい作業が求められることも。ほかの仕事については「コツコツできる仕事とは?タイプ別の職種や正社員を目指すポイントを紹介!」のコラムで紹介しているので、ご覧ください。
配送・輸送・機械運転の仕事
運輸・輸送系は、車両や航空機を使って人や荷物を運ぶのが仕事。運転する乗り物には、タクシーやトラック・飛行機・鉄道などがあり、それぞれ専門資格と技術が必要です。なお、安全を支える整備士の仕事は「製造・修理・塗装・製図等の職業」に含まれます。
運輸・輸送系の業界や仕事内容の特徴は「運輸業界の仕事」のコラムで解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
配送・集荷
主に配送業者に所属し、荷物の配送や集荷、それに伴う荷積みや荷降ろし、梱包、伝票作成などにも対応します。自動車を利用するので、運転する区分に合わせた免許が必要です。
バス・タクシー運転
路線バスをはじめ、送迎バスやスクールバス、タクシー、ハイヤーなど旅客運送を目的に自動車運転を行う仕事。普通免許ではなく「二種免許」が必要です。
鉄道・船舶・航空機運転
鉄道運転士は、国家資格の「動力車操縦者運転免許」が必要です。また、船舶の船長になるには「海技士」、パイロットは国土交通大臣の航空従事者技能証明を受けたうえで国家資格の「定期運送用操縦士資格」を取得します。
配送・輸送・機械運転の仕事に向いている人の特徴
- ・責任感が強く予定を守れる
- ・体力に自信がある
- ・忍耐力がある
ドライバーやパイロットは命に関わる仕事であり、責任感をもって働けることが重要といえます。また、飛行機や電車、物流配送は社会的な影響力も大きく、時間を守るのも大事な任務です。
運輸・輸送系の仕事は深夜や早朝に働く場合があり、仕事が長時間に及ぶことも。最後まで気を抜かずにやり抜く体力や忍耐力も大切な要素です。
建設・土木・電気工事の仕事
建設や電気工事の仕事は、生活に欠かせないインフラ整備を担います。
大工・とび
大工は、一般的に木造住宅の工事にかかわる職人を指します。建物の構造や下地になる部分を担当し、柱や床、天井といった家の基礎を作る仕事です。とびは、建設現場の高所で作業を行う技術職のこと。大工が建物を「作る」のに対し、とびは建物の足場を作るなど「支える」役割を担っています。
建設作業員
建設作業員は、建設現場で作業に当たる人材を指します。建設・土木工事をはじめ、舗装や鉄道路線、ダムやトンネルと対象が幅広いのが特徴。特別なスキルや経験を求められないことが多いため未経験採用が活発な一方で、天候に左右されやすく体力が必要な仕事です。
電気・通信工事
電気・通信工事は送電や配電といった電力に関するものからテレビやインターネットといった通信設備まで含まれます。生活を支えるインフラに関連する重要な仕事といえるでしょう。
インフラ業界の分野ごとの職種は「インフラ業界とは?主な職種一覧や向いている人の特徴、将来性などを解説」のコラムをご覧ください。
建設・土木・電気工事の仕事に向いている人の特徴
建設・土木建築系の仕事の適性は就職先や職種によって異なるものの、以下の3点はいずれにしても求められる要素といえるでしょう。
- ・体力がある
- ・危機管理能力が高い
- ・協調性がある
前述したとおり、建設・土木系の仕事は屋外の作業が基本。業務内容だけでなく気温や天候によっては過酷な作業になることもあるので、体力があるのは強みになります。また、危険な作業も多いため、注意深く危機管理能力が高い人にも向いています。
建設・土木建築系の仕事は社内外の多くの人と関わるため、協調性やチームワーク力も適性といえます。
運搬・清掃・包装・選別等の仕事
運搬や清掃の仕事は、目立つことは少ないものの生活を支える重要な仕事です。
倉庫内作業
工場・軽作業の仕事には梱包・検品などの種類があります。学歴や職歴を問われず、未経験から応募できる求人が多いのも特徴です。
梱包・検品・仕分けスタッフ:出荷前の製品の品質チェック・梱包・仕分けを行う
品出し・ピッキング作業スタッフ:店舗で商品補充、倉庫で品物を集める
工場・軽作業系の仕事には、倉庫内で商品の入庫や出庫、製品管理などもあります。担当する分野によって業務内容も大きく異なるでしょう。
清掃
ビルやホテル、施設の清掃を担う仕事。基本的には無資格でOKですが、清掃する場所によっては資格が必要なこともあります。詳しくは「清掃の仕事とは?仕事内容・やりがい・年収・将来性を解説!」のコラムをご覧ください。
運搬・清掃・包装・選別等の仕事に向いている人の特徴
運搬や清掃、包装といった仕事はコツコツと進める作業が多いため、「ルーティンワークが得意」「一つのことを突き詰めたい」という方に向いているでしょう。また、効率よく作業を進めることも求められるので、工夫して仕事に取り組める人にも向いています。
世の中にある仕事の種類から適職を見つける方法
多種多様な仕事から適職を見つけるためには、業界や企業、自分自身に対する理解を深めたうえで、自分にマッチしているかどうかを見極めることが大切です。ここでは、世の中にある仕事の種類から適職を見つける方法を紹介するので、仕事探しでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
適職発見のために抑えておきたい3つの視点
適職を見つけるためには、「自己理解」「価値観の明確化」「市場調査」の3点が
重要です。
まずは「自己理解」。自分の強み・弱みや興味のある分野を把握します。
次に「価値観の明確化」。仕事において譲れないものやあなたの人生で叶えたいことなどを明確にすることで、長く続けられる職種が選びやすくなるでしょう。
最後に「市場調査」です。興味がある職種や業界の将来性や、求められるスキルを確認することは、適職を見つける大きなヒントになります。
これら3つの要素を組み合わせて考えることで、理想のキャリアへと近づけるでしょう。
1.最初は広く業界を知る
業界研究の初期段階では、世の中にどのような業界があるかを広く調べましょう。自分の知らなかった業界で適職が見つかる可能性もあります。興味のある・なしにかかわらず、求人サイトやハローワークインターネットサービスの「日本標準産業分類(令和5年改定)」などで、可能な限り幅広く調査してみてください。
2.興味のある業界・企業研究を丁寧に行う
自分にとって関心のある業界が見つかったら、「その業界がどのような状況にあるのか」「属する企業にはどのようなところがあるのか」を研究してみましょう。業界・企業研究を丁寧に行えば、自分がその分野で正社員として長く働けるかどうかをイメージしやすくなるでしょう。
業界研究と企業研究の違いや具体的な進め方は「業界研究のやり方は?就活に役立つノートの作り方とポイントを紹介」のコラムで解説しているのでご参照ください。
3.自己分析で自分に対する理解を深める
適職を見つけるためには、自己分析で自分自身に対する理解を深めておくことも重要です。自身の価値観や考え方、仕事に活かせる強みや弱みを知ることで、「自分がどのような環境なら働きやすいか」を明らかにできます。
自己分析のやり方
自己分析を行う際は自分の過去を振り返り、印象に残った経験を書き出していきます。エピソードが思いつかないときは、「高校生/大学生/社会人」というように、時代ごとに分けて考えてみましょう。
エピソードがいくつか集まったら、それぞれの経験を深堀りします。何かを頑張った経験があったら、「なぜそれを頑張ろうとしたのか?」「課題に対してどう対処したか?」「乗り越えたときにどんな成長があったのか?」など、さまざまな視点から自分の行動や感じたことを分析してみてください。
自己分析のコツは、「自己分析とは?実施のメリットと就活や転職活動での必要性を解説」でも詳しく紹介しているので、あわせてチェックしてみましょう。
職種を探す際は、あなた自身の「価値観」「強み」が何なのかを振り返ってみてください。適材適所という言葉どおり、あなたにフィットする職種は、自分をよく知ることで見つかります。
そうやって見つけた仕事は、あなたが輝ける舞台と充実したキャリアをもたらしてくれるでしょう。
4.希望の働き方にマッチしているか確認する
適職を選ぶうえでは、希望の働き方を叶えられるかどうかを確認することも重要です。ハタラクティブ「若者しごと白書2025」のアンケート結果によると、フリーター・正社員の方が「仕事選びで最も重視していること」は以下のような結果になりました。
フリーター | 正社員 | |
---|---|---|
1位 | 希望する仕事内容かどうか (31.6%) | 希望する仕事内容かどうか (31.9%) |
2位 | 理想的な勤務時間や休日数か (12.7%) | 希望する収入が得られるか (20.0%) |
3位 | 希望の労働時間で働けるか (12.3%) | 理想的な勤務時間や休日数か (7.7%) |
参照:ハタラクティブ「若者しごと白書2025/2-6. 仕事選びで最も重視していること(p.24)」
このデータから、仕事探しにおいて「やりたい仕事を実現できるか」「無理なく働けるか」「仕事に見合った給料を受け取れるか」などのニーズが汲み取れるでしょう。仕事探しの時点で「希望の働き方に合っているか」を見極められていると、入社後のミスマッチが起こりにくくなります。
仕事の種類によっては夜勤が発生する
働き方が自分にマッチしているか考える際に、働く時間帯も考えてみましょう。
たとえば、オフィスワークは9時~18時が一般的ですが、飲食店やサービス業は営業時間が長いため「9時~23時の間でシフト制」なども珍しくありません。また、医療や介護、宿泊といった24時間体制で対応が求められる仕事、ドライバーや鉄道など早朝・深夜の業務がある仕事は夜勤や泊まり勤務が発生します。仕事内容だけでなく働く時間帯や働き方も考慮して仕事探しをすると、ミスマッチを防げるでしょう。
男性・女性におすすめの仕事の種類
「男性だから」「女性だから」という枠組みでおすすめできる仕事はありません。性別ではなく、個人として適性や希望に合うかを重視することが大切だからです。
ただし、仕事の中には性別によって働きやすいものがあるのも事実。たとえば、助産師は女性しか就業することはできません。また、女性は出産を経験すると働けない期間がどうしても発生するため、キャリアを築きやすかったり柔軟な働き方に寛容的だったりする仕事を選ぶ人が多いようです。
女性が未経験からキャリアを築きやすい仕事には、コールセンターや介護職、販売職、営業職などがあります。20代~30代の女性は、結婚や出産・育児などでライフスタイルに変化が起きやすい年代でもあるため、将来のキャリアプランを考えて仕事を選ぶのがおすすめ。女性に人気のある仕事は「20代女性の転職で人気の職業とは?おすすめのアピール方法やコツを解説!」のコラムで紹介しているので、チェックしてみてください。
公務員になるか、企業に勤めるか迷っています。どのような基準で比較、判断したらいいでしょうか。
公務員か企業か?キャリア選択のための比較ポイント
公務員と企業への就職では、それぞれ特徴やメリットが異なります。
公務員は一般的に安定性や社会的信頼が高く、職務の公共性もありますが、昇進や業務内容が一定で、成果を強く求められることは少ない傾向です。
一方、企業は成果主義の色が強く、業績やスキルに応じて昇進や給与が変動します。キャリアの自由度が高く、新しいチャレンジも可能です。
公務員か企業家を選ぶ際には、「安定性」「成長機会」「働き方の柔軟性」「自己実現」などを軸に、ご自身の価値観や人生観と照らし合わせて検討してみてください。
在宅でできる仕事の種類
在宅でできる仕事の具体例としては、データ入力やインターネットショップ経営・ハンドメイド作家などが挙げられるでしょう。近年では柔軟な働き方が浸透しているため、事務職や営業職、エンジニアなども在宅で働けることも。在宅でできる仕事は「自宅でできる仕事とは?雇用形態や職種のご紹介」で紹介しているので参考にしてみてください。
フリーランスの仕事の種類は?
フリーランスとは、会社に属せず一人で働くこと。「働き方」を指す言葉で、個人で仕事を請け負う人が該当します。そのため仕事の種類も人によって異なり、エンジニアやクリエイティブから運営・接客まで幅広いのが特徴。美容師や営業職、編集者のフリーランスも存在します。
仕事の種類が多くて自分に合う職業が見つからないときは?
紹介したように、世の中には膨大な種類の仕事が存在します。仕事の種類が多すぎて自分に合うものが分からないときは、「条件の優先度を考える」「条件を満たす仕事を比較する」「キャリアプランと照らし合わせる」の3つを行いましょう。
希望条件を書き出して優先順位を考える
まずは、仕事に求める希望条件を書き出します。「シフト制」「残業が少なめ」といった働くうえでの条件だけでなく、「若いうちから活躍できる」「未経験で挑戦しやすい」など、キャリアや社風も書き出してOK。ただし、条件は「休みが多くて給料も高い」「すぐに管理職になれる」といった現実的ではないものは避けましょう。
条件を出したらその中で優先順位をつけていきます。すべての条件を満たす求人は見つからない可能性が高いため、譲れないものを決めるのが目的。自分にとって絶対の条件があることで、求人も選びやすくなるはずです。
優先度の高い条件を満たす仕事を比較する
自分にとっての「仕事に譲れない条件」が分かったら、それを満たす求人を探します。このとき、特定の職種や業界に限らず視野を広げるのがポイント。思わぬ発見があったり、より条件に合う仕事を見つけやすくなったりします。「条件に合うけど働きたい仕事ではない」と思っても、優先度の高い条件に当てはまるなら除外せずに残しておき、改めて比較する→残ったものを再度比較する、を繰り返していきます。
キャリアプランと合っているか考える
優先度の高い条件を満たす仕事や求人をピックアップしたら、キャリアプランと合っているか確認しましょう。キャリアプランとは、仕事における理想像を実現するための計画のこと。例えば、「10年後にはチームを率いる立場として活躍したいので、△△の資格を取得したりスキルアップの機会を積極的に求めていきたい」というキャリアプランがあれば、若いうちから仕事を任せられる傾向がある仕事や業界、資格やスキルがキャリアアップの明確な指針になっている仕事などが当てはまるでしょう。
「仕事の決め方が分からない!どんな働き方をしたいのか自分の基準で考えよう」のコラムでも、条件の考え方や仕事の決め方についてまとめているので参考にしてください。
適職診断で自分に合う仕事の種類を探してみるのも手
適職診断の結果を活用し、自分に合う仕事の種類を探してみるのもおすすめです。適職診断は、Web上で無料公開されており、質問に答えるだけで自分に向いている職種を判断できます。
ただし、適職診断で判明した職種が必ずしも自分にとって働きやすいとは限らないため、あくまで参考程度に留めるようにしましょう。適職診断の活用法は、「自分に合った仕事の見つけ方とは?適職が分からないときの探し方を解説」のコラムで解説しています。
就職・転職エージェントを利用する
自分に合った仕事を見つけるためには、就職・転職エージェントも利用してみましょう。
就職・転職エージェントでは、プロのキャリアアドバイザーによる応募書類の添削や、面接対策・求人紹介・面接同行などのサポートを受けられます。就職・転職に関する悩みや疑問を相談できるため、安心して転職活動に集中できるでしょう。
自分に合った就職・転職エージェントを見極めるために、特徴の異なる複数のエージェントに登録するのもおすすめです。エージェントのサービスは、「転職エージェントの使い方を解説!利用時の基本の流れと賢く活用するコツ」のコラムでも紹介しているので、利用をするかお悩みの方は参考にしてみてください。
【アンケート調査】よく利用する企業探しの手段・利用サービスは?
就職・転職で企業を探す際に利用する手段やサービスは多岐にわたり、人それぞれ異なります。ハタラクティブ「若者しごと白書2025」によると、就職活動・転職活動で最も利用されているは、フリーター・正社員ともに「求人サイトや就職・転職情報サイト」でした。
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2025/3-6. 就職先探しの手段・利用サービス(p.31)」
また、次点で「就職・転職エージェント」を活用している方が多いことも分かります。求人サイトや就職情報サイトは自身の判断で求人を選ぶ必要がありますが、就職・転職エージェントのサービスではプロのキャリアアドバイザーによるサポートを受けることが可能です。
より自分に合った企業を探すためには、求人サイトと転職エージェントを併用するのが望ましいでしょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2025
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世の中にある仕事の種類から就職先を探すときのQ&A
世の中の仕事の種類に関する疑問について、Q&A形式で解決します。
一人で取り組める仕事の種類を教えてください。
一人での作業が中心となりやすい仕事には、清掃員・警備員・ドライバーなどの職種が挙げられます。ただし、いずれの仕事もほかの社員との情報共有をするためのコミュニケーションをとる必要はあるでしょう。
一人で取り組みやすい仕事の特徴は「一人でできる仕事25選!在宅勤務OKなどタイプ別におすすめの職種を紹介」のコラムで解説しているのでご一読ください。
仕事内容を詳しく調べるには?
仕事内容を調べる方法としては、OB・OG訪問や職場見学、インターンシップへの参加などがあります。Webサイトや広報誌では具体的な仕事内容を知るのは難しいので、実際に話を聞いたり、職場を見たりするのが有効な手段といえるでしょう。
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※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。