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マンション管理人の求人状況は?年収やトラブルなどの実態も紹介!

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【このページのまとめ】

  • ・マンション管理人は、多種多様な住民が快適に暮らせるようにするのが仕事
  • ・マンション管理人の仕事は清掃や設備点検のほか、住民からの相談対応もあるのが実態
  • ・住み込みのマンション管理人は、家賃や光熱費を管理会社が負担してくれるのがメリット
  • ・年収は低めだが、マンション管理士などの有資格者には手当が出ることもある
  • ・マンション管理人の求人は非正規雇用が多いが、求人数は東京などの都市部で比較的多い

監修者:佐藤真也

キャリアコンサルタント

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マンション管理人に興味があっても、就職方法や業務内容などのイメージがしにくい方もいるのではないでしょうか。単身者や高齢者など、さまざまな住民の生活を快適に保つため、マンション管理人の仕事は多岐に渡ります。求人の応募者は中高年が多く、正社員は少ないのが現実です。しかし、都市部では求人数が多かったり、資格を取ると採用に有利になったりすることも。このコラムを読んで、マンション管理人の就活に役立てましょう。

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マンション管理人とは

マンション管理人とは、清掃や設備点検など、さまざまな管理をする仕事です。マンションには単身者やファミリー世帯、高齢者など、数十~数百世帯の多様な人々が暮らしています。
マンション管理人には、建物を安全かつ清潔に管理するだけでなく、住民の困りごとを解決する役割もあります。管理と一口にいっても、実際の仕事内容は多種多様です。

 

住民が快適に暮らせるようにする仕事

マンション管理人の仕事は「住民が快適に暮らせるようにする」のが目的です。設備に異常がないかの確認や、不審者が入らないための目配りも、住民の暮らしを守るため。また、マナー違反の指摘や管理費の督促など、住民間のトラブルを未然に防ぐのも、すべての住民が快適に暮らすための大切な役割です。
 

マンション管理人の主な仕事

マンション管理人の主な仕事は清掃や点検、事務処理といったものです。この項では、具体的な仕事内容について紹介します。

 

【受付】
・窓口、電話対応
・入退去届の受理
・入居者からの相談の対応
・留守宅の荷物の預かり
・駐車場、駐輪場の使用申込み受付
・共用スペースの利用申込み受付
・通知事項の掲示(掲示板、回覧板など)

 

宅配業者や訪問介護のヘルパーなど、外部からの訪問者の受付をします。また、サービスルームや駐車場などの申込みを管理し、空き状況を住民に知らせるなど、受付から管理、周知までを一貫して請け負うのも仕事です。
受付に管理人がいることで、不審者の侵入を防ぐという防犯効果もあります。

 

【清掃】
・エントランスや廊下、ゴミ集積場など共用部分の清掃
・駐車場の清掃
・除雪作業
・庭木の水やり

 

マンションの共用スペースを清掃するのも管理人の仕事です。マンションによっては、清掃は清掃業者に、庭木の手入れは専門業者に委託している場合もあります。

 

【点検】
・照明の点検
・電球交換
・エレベーターや自動ドアの点検
・消防設備の点検
・分電盤の点検
・修繕箇所の修理の発注

 

マンションの設備点検を行ったり、業者に依頼したりするのも管理人の仕事。エントランスや廊下の電球が切れていれば交換し、エレベーターに不具合があれば業者に修理を依頼します。特に、消防設備や分電盤が故障すると住民の生活に支障をきたすため、定期点検は重要な業務です。

 

【立会い】
・入居、退去時の立ち会い
・共用部の修理の立ち会い
・ゴミ収集の立ち会い

 

マンション管理では、住民の入退去やゴミ収集など、さまざまな立会いもあります。入居者の立会いでは、設備の使い方やルール説明、退去者の立会いではセキュリティの解除や共用設備の鍵の受け渡しが主な内容です。
ゴミ収集日には集積場に立会い、間違って出したゴミがないか、不法投棄はないか、といったチェックもあるでしょう。共用部の修理のに立会い、最終確認をするのもマンション管理人の仕事です。

 

【管理補助】
・防火管理業務の補助
・未収金の督促業務

 

防火管理業務の補助とは、火気の使用に関する注意の促しや、各家庭に置いている消火器の交換です。大規模なマンションでは、消防署に依頼して防災訓練を行うこともあります。
そのほか、管理費や修繕積立金の未払いがあれば、督促をするのも管理補助の一つです。

 

【事務処理】
・日報や記録の作成
・管理会社(管理組合)への報告

 

日報を記録し、緊急時には管理会社や管理組合に通知する業務もあります。また、住民への通知文書を作成し、掲示板に貼るのもマンション管理人の役割です。

 

マンション管理人の勤務形態

マンション管理人は、土日祝日や早朝・深夜にも業務が発生する可能性もあるでしょう。この項では、一般的にどのような勤務形態で働いているのかを解説します。

 

住み込み

担当するマンションに住み込みで働く勤務形態です。マンション内に管理人用の居室があり、そこで生活をしながら勤務します。求人は夫婦での募集が多いのが特徴です。勤務時間は決まっていますが、トラブル発生時など、早朝や深夜に対応せざるを得ないこともあるのがデメリット。家賃や光熱費は管理会社が負担してくれることが多いようです。

 

常駐

毎日同じマンションに通い、朝9時から夜6時など一定の勤務時間で働く形態です。パートやアルバイトだけではなく、正社員の募集も見られます。

 

巡回

週に何度か一定の曜日・時間に出勤する働き方です。規模の小さいマンションでは、管理人の人件費を抑えるためにこのような巡回管理が採用されています。
巡回管理では正社員求人は少なく、パートやアルバイトでの募集が多いでしょう。
マンション管理人を経験してみたい人は、巡回管理のアルバイトから始めてみるのも良い方法です。

マンション管理人の仕事に就くには

マンション管理人の仕事に就くには、主に3つのやり方があります。それぞれ、マンションの規模やオーナーの意向によって違うようです。

 

管理会社から配属される

マンションを管理している管理会社の従業員として雇用されるやり方です。管理会社が管轄するマンションに配属されます。
正社員での雇用は少なく、契約社員や嘱託、パートタイムであることが多いようです。人材派遣会社から派遣されることもあります。
管理会社には出社せず、マンションに直行直帰するのが一般的です。

 

管理組合から直接雇用される

管理組合とは、分譲マンションの所有者(購入者)が、建物・敷地・附属施設の管理のために構成する組合のこと。マンションの管理業務を円滑に進めるため、組合員の中から役員を選び、定期的に集会を実施するなどが主な活動です。
分譲マンションを購入すると、購入した部屋に対して“専有部分の所有権”を持つことになります。つまり、分譲マンションを購入した人全員が「区分所有者」となり、全員が管理組合員となる仕組みです。
マンション管理人を選ぶ際には、組合で定められた管理会社へ依頼するか、直接雇用になります。

 

住民やオーナーが管理人になることもある

管理組合員の中からマンション管理者を選抜したり、マンションのオーナー自身がマンション管理人を担う、「完全自主管理」で運営したりすることもあります。
また、オーナーが直接、マンション管理人希望者と契約を結ぶ場合もあるようです。

マンション管理人に向いている人は

多種多様な仕事を担うマンション管理には、コミュニケーション力のある人や世話好きな人などが向いているでしょう。この項では、マンション管理人に向いている人の特徴を解説します。

 

コミュニケーション能力が高い人

マンション管理人は住民や外部の業者など、さまざまな人と関わることが多い仕事です。人と笑顔で接するのはもちろん、時にはマナー違反を注意する必要もあります。トラブルを起こさないように、言いにくいことを上手に伝える能力も必要でしょう。
高齢者が多いマンションでは、管理人がお年寄りの話し相手になることもあります。一人で黙々と仕事をしたい人よりも、人と話すのが好きな人に向いている仕事です。

 

世話好きな人

マンション管理人は、住人から困りごとを相談されます。相談内容には大小ありますが、何に対しても丁寧に対応するのが管理人の役目です。
「困っている人がいたら助けたくなる」「人の面倒を見るのが苦にならない」といった人は、マンション管理人に向いているでしょう。

 

きれい好きな人

管理人は頻繁にゴミ置き場や共用部の掃除をするので、きれい好きで細かなところまで目が行き届く人に向いています。ハチの巣などの害虫に気づいたり、冬場に給水管が凍結していないかチェックしたりなど、細やかな心配りが求められる仕事です。

マンション管理人になるのに有利な資格もある

マンション管理人になるのに特別な資格は必要ありません。ただし、マンション管理に関わる資格を持っていると幅広い管理業務ができるため、採用や待遇面で有利になる可能性があります。

 

管理業務主任者

管理業務主任者とは、管理会社に所属し、マンション管理のマネジメントをする人です。専門知識を活かして管理組合をサポートしたり、管理人を束ねたりする役割を持ちます。管理委託契約に関する重要事項の説明や管理事務報告を行う際に必要な国家資格です。受験資格はなく、合格率は約20%といわれています。

 

マンション管理士

マンション管理士はいわばマンション管理のエキスパート。マンションの管理規約や大規模修繕の計画を策定するなど、管理組合の立場に立ってマンション管理をサポートする役割です。マンション管理に関する法令・法律の知識も必要になるので、難易度は高め。合格率は7~9%といわれている国家資格です。

 

上記2つの資格は、学習内容が重なる部分も多いため、合わせて取得するのがおすすめ。管理業務主任者の試験では、マンション管理員の資格があれば一部試験が免除されるという制度もあります。

マンション管理の実態は

マンション管理の仕事は人と関わることが多い分、トラブルも発生します。実際には、どのような要望やクレームがあるのでしょうか。この項では、マンション管理の実態を解説します。

 

住民からの要望は多種多様

前述のとおり、マンションには単身者やファミリー世帯、若い世代から高齢者まで、さまざまな住民がいます。「逃げたペットを探してほしい」「ここをもっと掃除してほしい」など、住民からの要望はさまざま。常識を逸脱している要望の場合には、どう対処するのか頭を悩ませることもあるようです。

 

住民同士のトラブルやクレームの対応もある

「共用スペースに私物を置いている人がいる」「上の階の足音がうるさい」など、住民同士のトラブルやクレームもあります。本来、このようなトラブルやクレームは管理組合で解決するものですが、管理人を「なんでも屋」のように思って報告する住民もいるようです。
このような場合は管理組合に報告し、仲裁をお願いするのがマンション管理人の役割になります。

 

残業は少なく、私生活と両立しやすい

マンション管理人の勤務時間は9時~17時などの日中が多く、緊急事態が発生しない限り、残業もないのが一般的です。複数の管理人が交代で勤務する場合も多く、土日休みも可能。私生活と両立しやすいのがメリットです。

マンション管理人の求人状況

マンション管理人は正社員での求人が少ないといわれています。また、未経験でも応募できる求人が多いものの、中高年のほうが採用されやすいのが特徴です。
20代~30代でマンション管理に興味のある人は、高級マンションやタワーマンションのコンシェルジュを目指すのがおすすめ。コンシェルジュは分業制が多いので、受付専門に特化するのも良いでしょう。また、語学力を活かして外国人向けのマンション管理人になるという方法もあります。

 

中高年の人からの応募が多い

マンション管理人は定年退職後の中高年からの応募が多いといわれています。特別な資格が必要なく、体力がそれほどなくてもできるので人気は高め。中高年の人は人生経験が豊富で、幅広い年代の住民に対応できることから、若い世代の人よりも採用されやすいようです。

 

マンションが多い都市部で求人数が多い

高齢者や共働き世帯が増えた影響で、マンションの需要は伸びているといわれています。マンションが多い都市部では、管理人の求人も多いでしょう。また、都市部で増えている女性向けマンションでは、女性管理人の求人が増えているようです。

 

正社員の求人は少なく、年収は低め

マンション管理人の求人は契約社員やアルバイトなど、非正規雇用がほとんど。給与が低くても、中高年からの応募が多く採用に困らないため、高い年収は望めないでしょう。
月収の場合は約15万円~16万円、時給の場合は1,000円前後といわれていますが、大規模マンションで複数の管理人をマネジメントする立場になると昇給の可能性もあります。また、有資格者には資格手当を支給する管理会社もあるようです。

 

マンション管理人は多くの人と関わるためトラブルもありますが、「管理人さんがいてくれて良かった」と感謝されることも多い仕事です。一方で、正社員募集が少ないため、若い世代の人には就職するのが難しい側面もあります。マンション管理人になりたい理由が「人の世話をするのが好き」「住まいに関する仕事がしたい」といったものなら、管理人以外の仕事を検討してみるのも良いでしょう。
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