教習指導員とは?必要な資格や向いている人の特徴を解説します

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この記事のまとめ

  • 教習指導員を目指すなら、まずは自動車教習所に就職しよう
  • 教習指導員になるには、「指定自動車教習所指導員」の国家資格が必要
  • 教習指導員の資格の審査内容は地域によって異なる
  • 教習指導員は感謝の言葉を直接聞ける機会が多く、やりがいを感じやすい

「教習指導員になるにはどうしたらいいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。教習指導員になるには、まず自動車教習所に就職する必要があります。その後、審査に備えて勉強しながら働くのが一般的です。このコラムでは、教習指導員の仕事に関心がある人へ、資格取得までの流れや仕事内容、向いている人の特徴について解説します。審査の基準となる得点の割合もご紹介するので、教習指導員になりたい方はぜひ参考にしてください。
※ハタラクティブでは教習指導員の仕事を紹介できるとは限りませんので、ご了承ください。

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教習指導員とは?

教習指導員とは、自動車教習所で安全運転に必要な技能と知識を教える職業です。技能教習に加え、学科教習や応急救護処置の実技教習も行います。技能教習は、助手席に座って1対1で指導するのが基本です。教習内容によっては、運転の手本を見せてポイントを教えることも。学科教習では、運転者の心得や道路交通法、安全運転に必要な知識を教本やビデオを使って教えます。

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教習指導員になるには何の資格が必要?

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教習指導員になるには、「指定自動車教習所指導員」の国家資格が必要です。指定自動車教習指導員の試験を受けるには、「指導する車種の運転免許を取得している21歳以上」の条件を満たさなければなりません。学歴の基準はないため、条件さえ満たせば誰でも受験できますが、高卒者や大卒者に限定して採用する教習所もあります。
指導員の資格取得後は、技能検定員の資格を目指すのが一般的です。技能検定員は、より高い知識や経験が必要なため、受験できる年齢は「25歳以上」とされています。「取りやすい国家資格9選!取得のメリットや選ぶときのポイントを解説」では国家資格を取得するメリットに触れているので、あわせて参考にしてみてください。

※本文中でご紹介する職種はすべてハタラクティブでご案内できるとは限りませんが、現在取り扱いのある求人は下記からご覧いただけます。また、求人からお仕事を探すこともできますが、ご自身の希望や適性などを踏まえて相談をしてみたい方はエージェントへ相談してみましょう。

教習指導員になるまでの4つの段階

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教習指導員になるためには、教習所で一定期間、道路交通法や運転技術などを学んでから、審査合格を目指します。具体的な段階について、以下にまとめました。

1.自動車教習所に入社する

教習指導員を目指すなら、まずは指定自動車教習所に就職しましょう。なかには資格取得支援制度を設けている教習所もあるため、就職先を探す際は制度にも注目してみてください。「普通自動車免許を取得していること」だけでなく、「無事故無違反」を応募条件としている教習所もあるので、応募の前に確認しましょう。教習指導員の資格は、普通一種・普通二種・大型二輪・牽引車などの車種ごとに取得する必要があります。

2.審査に備えて働きながら勉強する

入社後3〜6ヶ月は「事前教養(90時限以上)」の期間です。一般的には、指導員見習いとして教習所の業務を行いながら、審査に必要な勉強をします。見習いの間は、教習生の案内や事務作業を担当することが多いようです。教習指導員の審査を受けるためには、公安委員会が行う「教育研修(56時限の講習会)」の受講も必須とされています。

3.審査に合格する

教習所で「事前教養」と「教育研修」が終了したあとは、審査期間です。教習指導員の受験料は車種によって異なりますが、約1〜2万円ほどかかり、受験のチャンスは年に2~3回。審査は2~3日かけて行われ、道路交通法の知識や運転技能などが問われます。途中で体調を崩すことのないように気を引き締め、審査に臨みましょう。

4.事後教養を受ける

審査に合格したあとは「事後教養(24時限以上)」の期間となり、教習原簿の扱い方や実習など、指導員の実務について学びます。事後教養期間が終了すると、教習指導員として働けるようになるでしょう。

※本文中でご紹介する職種はすべてハタラクティブでご案内できるお仕事とは限りませんが、ご自身の希望や適性などを踏まえてエージェントに相談ができます。

教習指導員資格の審査内容

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都道府県ごとに審査内容は異なりますが、以下のような内容が一般的とされています。

審査項目:技能
審査細目 審査方法など
運転技能 合格基準85%以上
技能教習 合格基準85%以上
学科教習 合格基準85%以上
審査項目:教習
審査細目 審査方法など
運転に関する知識 ・論文式:合格基準85%以上、
・択一式、補完式または正誤式の筆記試験
:合格基準95%以上
法令についての知識 ・論文式:合格基準85%以上、
・択一式、補完式または正誤式の筆記試験
:合格基準95%以上
教育についての知識 面接試験または論文式の筆記試験
:合格基準それぞれ80%以上

引用:e-Gov 法令検索「第十二条(教習指導員審査の審査方法等)

筆記試験では、以下6つの科目が出題されるようです。

道路交通法
教習所関係法令
教育知識
交通の教則
安全運転の知識
自動車の構造

知識を確実に習得しているかどうか厳しい基準でチェックされるため、集中して勉強する必要があります。なお、教習指導員審査の合格率は公開されていません。

参照元
e-Gov 法令検索
技能検定員審査等に関する規則

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教習指導員の平均年収

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厚生労働省の「(5)産業別にみた賃金」によると、教習指導員が含まれる「教育・学習支援業」の月収は、以下のとおりです。

年齢階級 教育・学習支援業
20~24歳 21万5,200円
25~29歳 25万2,600円
30~34歳 30万1,900円
35~39歳 34万7,700円
40~44歳 38万3,900円

引用:厚生労働省「第5表 産業、性、年齢階級別賃金及び対前年増減率

この結果をもとに20〜24歳の年収を計算すると、21万5,200円(月収)×12=258万2,400円になります。ただし、実際には残業代やボーナスが加算されたり保険料が引かれたりするため差が生じるでしょう。また、この結果は教習指導員以外の職種も含んでいるので、あくまでも参考程度にしてください。
なお、厚生労働省の職業情報提供サイトによると、教習指導員の平均年収は488万円です。ほかの職種の給料と比較してみたい方は、「平均年収を年齢別にご紹介!気になる収入アップの方法とは」のコラムがおすすめです。

参照元
厚生労働省
令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況
職業情報提供サイト(日本版O-NET)

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教習指導員に向いている人の5つの特徴

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教習指導員に向いている人の特徴として、「運転が好きな人」「コミュニケーションをとるのが好きな人」「咄嗟の判断力がある人」などが挙げられます。教習指導員になりたいと考えている人は、自分に当てはまる特徴がないか確認してみてください。

1.車を運転するのが好きな人

教習指導員は技能教習で車に乗るため、運転が好きな人に向いています。また、教習指導員は働きながらほかの車種の資格も取るので、運転自体が好きだとモチベーションを保ちやすいでしょう。

2.コミュニケーションをとるのが好きな人

教習指導員は、コミュニケーションをとるのが好きな人にも向いています。技能教習では、基本的に1対1で指導するため、何気ない会話をすることで場が和む場合もあるでしょう。また、1時間ごとに違う教習生に教えるので、指導員同士の情報共有も大切です。

3.教えることが好きな人

教習指導員は、教えることが好きな人にも向いているでしょう。教えるなかで、「どのように教えたら理解してもらいやすいか」「楽しく学んでもらうためにはどうしたら良いか」といったことを考えられる人にも向いています。

4.咄嗟の判断力がある人

教習指導員は、咄嗟の判断力がある人に向いているといえます。運転免許を持っていない人に教えるため、技能教習では予測できない危険に遭遇することもあるでしょう。事故を防ぐために補助ブレーキを踏んだり、的確な指示を出したりする必要があるので、咄嗟の判断力は必要です。

5.交通ルールに対する意識が高い人

交通ルールに対する意識の高さも、教習指導員を目指すうえでの重要な要素です。教習生に安全運転の知識を教えるためには、自分自身の意識の高さも必要でしょう。教習指導員を目指す人は、プライベートで車に乗るときも交通ルールを強く意識してみてください。

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教習指導員のメリット

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自動車教習指導員のメリットとして、以下のようなことが挙げられます。

・運転に関する知識や技術を深く追求できる
・繁忙期以外であれば、定時で退社できることが多い
・全国で通用する国家資格のため、引っ越しをしても求人を見つけやすい
・教習生から直接感謝されることが多く、やりがいを感じやすい
・車種ごと(計11種類)に資格が必要なため、好きな車種に関するスキルアップができる
・運転経歴が問われないため、該当車種の免許を取得していれば教習指導員の試験を受験できる

教習生の免許取得のサポートをすることには、大きな責任が伴います。一方で、教習生が成長し卒業していくことに対し、やりがいを感じられる職業だといえるでしょう。

教習指導員のデメリット

次に、自動車教習指導員のデメリットを見てみましょう。

・春休みや夏休みなどの繁忙期は休みが取りにくく、ストレスを感じる可能性がある
・資格取得のための勉強量が多く、働きながら両立するのが難しい
・教習指導員は21歳以上、技能検定員は25歳以上でないと受験できない
・受験したい教習指導員の車種の運転免許が必要

教習指導員は、時間外労働の有無や担当する授業数によって忙しさが変わるため、一概に「きつい職業」とは言い切れません。人によっては、繁忙期がありつつも「やりがいを持って働ける職業」だと感じられるでしょう。「仕事がきついと感じたときの対処法」では、仕事のつらさを軽減する方法を紹介しているので、目を通してみてください。

自分にどのような仕事が向いているか知りたい方には、就職・転職エージェントのハタラクティブがおすすめです。ハタラクティブでは、第二新卒・既卒・フリーターといった若年層向けに、求人の紹介、給与・待遇面の交渉、面接対策などの支援を行っています。就職・転職の悩みを相談しながら内定をもらいたいと考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

教習指導員に関するお悩みQ&A

教習所への就職や転職を検討している方もいるでしょう。ここでは、教習指導員を目指す方にありがちなお悩みをQ&A方式で解決します。

教習所の仕事って楽ですか?

自動車教習所の指導員の仕事は、ノルマがなく数字に追われることがないため、人によっては楽と感じる可能性もあります。とはいえ、運転免許を取得する人に正しい運転技術を教えたり安全に指導したりする必要があるため、責任感の強さは必要でしょう。

教習所の指導員になる方法を教えてください

教習指導員になるには、教習所に就職したうえで道路交通法や運転技術などを一定期間学んでから、審査に合格する必要があります。詳しくは、このコラムの「教習指導員になるまでの4つの段階」をご覧ください。なお、ハタラクティブで教習指導員の求人をご紹介できるとは限りません。

教習指導員に向いている人の特徴は?

「人とコミュニケーションをとるのが好き」「咄嗟の判断力がある」といった方に向いているでしょう。教習所では、10代から高齢者まで幅広い年齢層の教習生と関わります。また、1時間ごとに違う教習生に教えるため、指導員同士での情報共有も大切です。教習指導員に向いている人の特徴をほかにも知りたい方は、このコラムの「教習指導員に向いている人の5つの特徴」を読んでみてください。

教習指導員の仕事のやりがいは?

資格を取るたびに運転できる車種が増えることは、教習指導員の仕事のやりがいといえるでしょう。また、教習生に運転技術を教えるなかで成長が感じられたり、アドバイスどおりに運転してくれたりすることも、やりがいを感じられる理由の一つといえます。なかには、卒業後に感謝の手紙を書いてくれたり、免許を取得したことを報告しに来てくれたりする教習生もいるようです。

教習指導員の求人はどうやって探せばいい?

求人サイトや就職・転職情報誌、ハローワークなどで探す方法があります。求人サイトの場合、フリーワードに「教習指導員」と入れて検索すると、スムーズに探せるでしょう。仕事探しでお悩みの方は、就職・転職サポートサービスのハタラクティブにご相談ください。プロのアドバイザーが希望に沿った求人をご紹介し、その後の求職活動もマンツーマンでフォローします。
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