教習指導員になるのはきつい?資格の難易度や向いている人を解説!

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この記事のまとめ

  • 教習指導員になるなら、自動車教習所に就職する必要がある
  • 教習所指導員は国家資のため難易度は高いが、教習所で働きながら挑戦できる
  • 教習指導員の仕事はきついといわれるが、教習生の成長がみられるやりがいがある
  • 学生の夏休みや春休みなどの繁忙期には、残業する教習指導員も多い

教習指導員は「きつい」というイメージを持っている人もいるでしょう。しかし、教習指導員は、感謝されることも多く、やりがいのある仕事です。このコラムでは、教習指導員の仕事に関心がある人へ、資格取得までの流れと仕事内容、向いてる人のタイプについて詳しく解説します。審査の基準となる得点の割合もご紹介するので、教習指導員に関心のある方はぜひ参考にしてください。

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教習指導員に必要な国家資格はどういうもの?

教習指導員になるには、国家資格である「指定自動車教習所指導員」を取得する必要があります。この資格は、運転技能・筆記・面接の試験を受けなければなりません。試験内容の詳細は以下のとおりです。

・運転技能:教習指導員として必要な運転技能が試される(合格基準は所内と路上それぞれ成績85%以上)
・筆記試験:運転の知識や教習所の法令に関する知識が求められる(合格基準は論文式で85%、択一式で95%以上)
・面接または実技試験:教習に関する技能の確認(合格基準は技能と教習それぞれ80%以上)

なお、筆記試験では、以下6つの科目が出題されます。

・道路交通法
・教習所関係法令
・教育知識
・交通の教則
・安全運転の知識
・自動車の構造

安全に関する確実な知識を習得しているかどうか、厳しい基準で求められるため、集中して勉強する必要があるでしょう。

合格率は非公開

審査の合格率や受験者数については公表されていません。しかし、審査では80%以上といった厳しい合格基準が設けられています。働きながら必要な勉強量を確保するのは容易ではない、難易度が高めの資格といえるでしょう。

教習指導員になるまでの流れ

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教習指導員とは、動車運転免許を取得するために通う「自動車教習所」で働き、正しい交通ルールや運転技術を人に教える仕事です。教習指導員になるには、教習所で一定期間道路交通法や運転技術などを学んでから、審査に合格する必要があります。詳しい流れは、以下のとおりです。

1.自動車教習所に入社する

教習指導員の資格取得を目指す際は、指定自動車教習所に就職します。なかには資格取得支援制度を設けている自動車教習所もあるため、就職先を探す際は制度にも注目しましょう。「普通自動車免許を取得していること」だけでなく、「無事故無違反」も応募条件としている自動車教習所もあるので、応募の前に確認が必要です。

2.審査に備えて勉強する

指定自動車教習所の入社後3~6ヶ月間は、「事前教養(90時限以上)」の期間です。指導員見習いとして自動車教習所の業務を行いながら、審査に必要な勉強をします。見習いの間は、教習生の案内や事務作業を担当することが一般的です。教習指導員の審査を受けるためには、公安委員会が行う「教育研修(56時限の講習会)」の受講も必須とされています。

指導員審査の受験条件

指導員審査の受験条件は以下のとおりです。

・21歳以上であること
・受験する車種の免許を取得していること

運転の経歴がなくても、免許さえ所持していれば受験が可能です。基本的に学歴不問で受験できますが、一部の教習場では、高卒や大卒など学歴を指定して応募をしているところもあります。求人に応募する際は、各教習所の応募条件をよく確認しましょう。

3.審査を受けて合格する

自動車教習所で「事前教養」と「教育研修」が終了したあとは、教習指導員審査に入ります。教習指導員の受験料は車種などによって異なりますが、約1~2万円ほどかかり、受験のチャンスは年に2~3回。審査は2~3日かけて行われ、道路交通法などの知識と運転技能が問われます。途中で体調を崩すことのないよう注意し、審査に臨みましょう。

4.事後教養を受ける

教習指導員審査に合格したあとは「事後教養(24時限以上)」の期間となり、教習原簿の扱い方や実習など、指導員の実務についての学習が必要です。事後教養期間が終了すると、正式に教習指導員として働くことになります。

教習指導員はきつい?メリットとデメリット

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教習指導員はきついといわれることもありますが、やりがいのある仕事です。ここでは、教習指導員になるメリットとデメリットをご紹介します。

教習指導員のメリット

教習指導員になるメリットは以下のとおりです。

・運転に関する知識や技術を深く追求できる
・繁忙期以外であれば、定時で退社できることが多い
・全国で通用する国家資格のため、どこでも求人を見つけるのが比較的容易
・社会貢献度の高い仕事のため、感謝されることも多くやりがいを感じやすい
・車種ごとに資格が必要なため、好きな車種に関するスキルアップができる
・運転経歴が問われないため、該当車種の免許を取得していれば教習指導員の試験を受験できる
・教習生の年齢層は幅が広いため、刺激を受けられる

教習指導員は「人に教えること」がメインの仕事で、教習生の成長を見られたり感謝されたりするメリットがあります。

教習指導員のデメリット

教習指導員になるデメリットは以下のとおりです。

・教習生の多い春休みや夏休みは合宿免許も実施され、残業が増える傾向にある
・資格取得のための勉強量が多く、社会人として働きながら勉強を両立させることが難しい
・教習所によっては、土日祝日の休みも一定ではなくシフト制になる
・教習指導員は21歳以上、技能検定員は25歳以上でないと受験できない
・受験したい教習指導員の車種の運転免許が必要

春休みや夏休みなどの長期休暇は教習生が多く、残業が増えることに不満を感じる教習指導員もいます。

教習指導員をはじめ、変わった仕事に興味のある場合は「変わった仕事がしたい!正社員の求人はある?珍しい職業の一覧をご紹介」のコラムをご一読ください。

教習指導員に向いている人とは?

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教習指導員は車に乗っている時間が長かったり、教習生と一対一で接したりすることもあるので、自分に向いているか不安な人もいるでしょう。以下では、教習指導員に向いている人の特徴をまとめました。

・車が好きな人
・何かを教えることが好きな人
・教習生の成長を気長に見守れる人
・さまざまな車種の資格を取得するような、向上心がある人
・ブレーキや車線変更などの指示を的確にできる判断力がある人
・人とコミュニケーションを取ることが好きな人

上記の特徴を網羅する必要はありません。何か一つでも当てはまれば、やりがいを持って仕事に取り組めるでしょう。

教習指導員に向いていない人とは?

「人となるべく関わりたくない」「夏季休暇をしっかり取りたい」という方は、教習指導員に向いていないでしょう。教習指導員の仕事は、教習生と一対一で関わることもあるため、人とのコミュニケーションに苦痛を感じる人は、教習指導員の仕事がきついと感じる場合もあります。また、夏季休暇は教習生が増えたり合宿免許を実施したりするため、まとまった休みが取れません。夏季休暇をしっかり取りたい方は、教習指導員への就職は避けたほうが良いでしょう。

教習指導員に関するお悩みQ&A

ここでは、教習指導員を目指すにあたって、よくあるお悩みをQ&A方式で解決します。

教習指導員の仕事ってきつい?

一日中車で過ごすことに向いていないと、「きつい」と感じる可能性があります。ただし、車が好きだったり、人とコミュニケーションを取ることが好きだったりすると、きつくてもやりがいを感じながら仕事ができるでしょう。教習指導員のやりがいやきつさは、このコラムの「教習指導員はきつい?メリットとデメリット」でご紹介しています。

教習指導員には資格がある?

教習指導員になるには、「指定自動車教習所指導員」の資格が必要です。資格取得の試験には、運転技能・筆記・面接があります。筆記試験は「道路交通法」「教習所関係法令」「教育知識」「交通の教則」「安全運転の知識」「自動車の構造」の6つの科目があり、幅広い範囲での勉強が必要です。教習指導員の資格については、このコラムの「教習指導員に必要な国家資格はどういうもの?」をご覧ください。

教習指導員のキャリアパスは?

「技能検定員」が挙げられます。技能検定員は、教習指導員の上位資格です。教習に関する技能はもちろん、技能検定や法令に関する知識が求められます。なお、技能検定員の受験資格は「25歳以上」です。教習指導員の経験がなくても技能検定員は目指せますが、教習指導員として十分な経験を積んだうえで挑戦することをおすすめします。

教習指導員の仕事はどうやって探す?

求人サイトや就職・転職情報誌、ハローワークなどで探す方法があります。求人サイトの場合、フリーワードに「教習指導員」と入れて検索すると、スムーズに探せるでしょう。求人サイトや情報誌を見てもどの求人が良いのか分からないという人は、就職・転職サポートサービスのハタラクティブにご相談ください。プロのアドバイザーが、あなたにぴったりの求人をご紹介し、その後の求職活動もマンツーマンでフォローいたします。

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