中卒でも正社員になれる就職活動の方法

まとめ

  • 中卒の方が就職を目指す場合、「学歴不問」や「未経験OK」の求人が狙い目
  • 中卒から目指せる職種には、営業職や販売職、倉庫作業員、エステティシャンなどがある
  • 面接ではハキハキと話し、就職意欲をアピールすることが大切
  • 資格があっても採用につながるとは限らないので、まずは必要性や難易度を確認しよう
  • 志望動機や自己PRの内容は、家族や友人などの第三者に見てもらうのがおすすめ

「就職したいけど、中卒だから厳しそう…」と思っている方もいるでしょう。企業や職種によって応募条件は異なりますが、求人の中には学歴や経験を問わないものがあるのをご存知でしょうか。
ここでは、中卒からの就職におすすめの職種や役立つ資格、面接でよく聞かれる質問などをご紹介。当コラムを読んで就活のポイントを押さえ、就職成功を目指しましょう!

中卒の就職について

中卒から就職を目指す際、「大卒や高卒に比べると不利になりそう」「履歴書や面接では何をアピールしたら良いかわからない…」と悩む人は多いかもしれません。

中卒からの就職は可能ですが、どうしてもハードルは高くなってしまうのが現実。高卒や大卒以上を応募条件とする企業があり、その分仕事の選択肢が減ってしまうからです。

中卒の方が就職を目指す場合、「学歴不問」や「未経験OK」の求人が狙い目
学歴不問であれば中卒、高卒、大卒といった学歴が問われないことになるので、中卒の方も採用されるチャンスがあります。

ただし、学歴不問であったとしても、業界・職種によっては経験が重視されることがある点に注意。求人に学歴不問と記載されていても、履歴書には学歴を書く必要があるということも覚えておきましょう。

未経験OKの求人の場合、企業によっては入社後の研修制度で知識・スキルが得られるように支援するところも。スキルアップが可能な環境であれば、新しい業務への不安を減らすことができ、やりがいや成長を実感しながら仕事に携われるでしょう。

学歴不問や未経験OKの求人では、企業側は入社後の成長に期待し、ポテンシャル(可能性)に注目して採用活動を行っていると考えられます。事前に仕事内容や労働環境などをしっかり確認し、興味があるときは積極的に応募すると良いでしょう。

中卒で就職する際におすすめの職種

中卒からの就職を考える際、比較的チャレンジしやすい仕事には体を動かすものが多いといわれていますが、体力だけでなくコミュニケーション力が必須となる職種が多くあります。
また、中卒の就活では人柄が重視される傾向があるので、仕事への意欲や学ぶ姿勢、コミュニケーションスキルなどをアピールすることが大切になるでしょう。

中卒から就職を目指す際におすすめの職種として、下記の例が挙げられます。

【エンジニア】

エンジニアには、以下のような職種があります。

    • プログラマー:仕様書(どのようなシステムを作るかまとめたもの)を基にプログラミング
    • システムエンジニア:クライアントの要望を基にした要件定義(開発の目的や内容などを決めること)、設計、テストなどを担当
    • ネットワークエンジニア:ネットワークの要件定義や構築(組み立て)、保守(修理)、運用(監視)などを担当

※それぞれの職種に明確な定義はないため、同じ名称でも企業によって具体的な仕事内容が異なるようです。

IT化が進むにつれて、エンジニアの需要は増加傾向に。人材不足に悩む企業は多く、中卒であっても積極的に採用する会社は増えているようです。
ただし、システムエンジニアなどは、情報工学系の学部を卒業していることや、独学で技術を身につけていることが応募条件となることも。
そのほか、コミュニケーションスキルや課題解決力なども求められるので、企業の募集要項を事前にしっかり確認することが大切です。

【営業職】

営業職は、下記の2種類に分けられます。

    • 個人営業:自社のサービスや商品を個人に対して提案
    • 法人営業:企業などの団体に対して商品やサービスを提案

営業職は、電話でアポイントをとることもあれば、飛び込みで訪問することもあります。個人営業と法人営業のどちらも、相手のニーズを的確に把握する力やプレゼンテーション能力、目標達成のためにコツコツ努力する姿勢が大切です。
営業職には未経験OKの求人が多くあるので、中卒の方もチャレンジしやすいでしょう。

【接客】

接客業は、ホテルや飲食店などにおいて下記のような業務を担当します。

    • ・お客様からの問い合わせへの対応
    • ・フロントでの受付、案内
    • ・レジ打ち
    • ・商品の品出し
    • ・清掃

接客業では、臨機応変に対応する力やお客様の話にしっかり耳を傾ける姿勢などが大切になるでしょう。これまで飲食店などでアルバイトをしてきた人は、学んだことや身につけたスキルを伝えることで採用の可能性が高まると考えられます。

【販売職】

販売職の活躍の場や仕事内容として、下記の例が挙げられます。

    • ・携帯ショップ:契約プランの提案や機器の使い方の説明
    • ・書店:本棚の整理、在庫管理
    • ・アパレルショップ:コーディネートのアドバイスや検品作業
    • ・家電量販店:家電の説明、品出し、レジ業務

販売職として働く際は、商品・サービスについてわかりやすく説明する力や提案力などが求められるでしょう。未経験からチャレンジできる求人もあるので、選択肢の1つとして考えてみてはいかがでしょうか。

【運送ドライバー】

運送ドライバーは、下記のような業務を担当します。

    • ・荷物の積み込み
    • ・荷物を指定の場所に配送
    • ・荷下ろし(トラックに積んだ荷物を下ろす作業)
    • ・(免許を取得できる年齢に達していない場合)ドライバーのアシスタント

運転免許をとれるのは18歳からですが、18歳になっていなくてもアシスタントとして働き始められます。担当業務によっては勤務時間が不規則になったり長時間運転したりすることもあるため、体力や集中力が求められる職種といえるでしょう。

【施工管理】

施工管理は、土木工事や電気工事などの工事現場において全体を指揮・管理するのが仕事です。具体的には、下記のような業務を担当します。

    • ・品質管理
    • ・安全管理
    • ・工程管理(工事の進め方を決めたりスケジュールを管理したりすること)
    • ・原価管理(人件費や材料費の計算など)
    • ・業者との打ち合わせ

リーダーシップだけでなく、全体を見てスケジュールを調整する力や、現場のスタッフと良好な関係を築くためのコミュニケーション能力が必要となる職種です。学歴不問の求人もあるので、興味のある方は検討してみてください。

【倉庫作業員】

倉庫作業員の求人には未経験OKのものが多くあるため、中卒からもチャレンジしやすい職種。仕事内容の例は、下記のとおりです。

    • ・ピッキング(指定された商品を倉庫からとる作業)
    • ・仕分け
    • ・梱包(商品や部品をひもでまとめたりダンボールに詰めたりする作業)
    • ・出荷準備

取り扱うものは食品や衣服、日用品など職場によって異なります。ミスなく仕事をこなすための集中力が求められるほか、立ち作業が続く業務の場合は体力も必要。

【エステティシャン】

近年、学歴不問の求人としてエステティシャンの募集も増えています。エステティシャンの業務内容は、下記のとおりです。

    • ・カウンセリング
    • ・フェイシャル(顔への施術)
    • ・ボディケア(体への施術)
    • ・脱毛

カウンセリングではお客様の悩みを聞き、サービス内容の説明、提案を行います。エステティシャンに必須となる資格はありませんが、お客様のニーズを把握する力や提案力などが必要です。エステティシャンの求人の中には学歴不問のものもあるため、選択肢の1つにしてみてはいかがでしょうか。

雇用形態について

中卒の方の中には、アルバイトで生活している人もいるでしょう。アルバイトで働く際はシフト制が基本となるため、プライベートの時間も大切にできる働き方に魅力を感じ、「現状に満足しているので、就活はせずにアルバイトを続けている」という人がいるかもしれません。

また、「正社員は残業が多そう」「正社員だとより責任のある仕事を任されてプレッシャーを感じそう」という考えから、正社員として働くことに抵抗がある人も多いでしょう。

しかし、現時点でアルバイト生活に満足していたとしても、将来を考えたときに正社員の方がメリットが大きいのをご存知でしょうか。企業によって状況は異なりますが、アルバイトと比べた際の正社員のメリットには下記のようなものがあります。

    • ・収入が安定している
    • ・社会的信用度が高い
    • ・雇用期間に定めがない
    • ・福利厚生が適用される
    • ・昇給や昇格のチャンスが多い
    • ・ボーナスが支給される場合がある

アルバイトと正社員の大きな違いとして挙げられるのが、収入面です。アルバイトは時給制が基本のため、働く日数や時間によって収入が変わります。一方、正社員であれば安定的に収入を得られるため、住宅ローンなどの将来設計がしやすいでしょう。

また、資格手当といった各種手当や研修制度は正社員のみが対象の企業もあるので、向上心を大切にしてやりがいを感じながら働けると考えられます。ただし、企業によっては長期の休みをとることが難しかったり、転勤の可能性があったりするという場合もあるので、応募を考える際は労働条件をしっかり確認することが大切です。

「いきなり正社員として働くのは不安…」という人は、有期の労働契約である契約社員を目指すのもおすすめ。契約社員は、企業と有期(一定の期限がある)の労働契約を結んで働く雇用形態を指します。

会社によって状況は異なりますが、アルバイトに比べると正社員に近い収入を得られるほか、より専門性の高い仕事にチャレンジできるというのがメリットです。契約社員は携わる業務が限定されるので、スキルアップしたい分野があるときやチャレンジしたい仕事があるときは検討すると良いでしょう。

また、契約社員として働く際は雇用期間に定めがあるため、「思っていた仕事内容と違った…」というミスマッチがあったとしても、契約期間が終わったタイミングで職場を変えることができます。この特徴から、契約社員は正社員よりも気軽にチャレンジできるといえるでしょう。

ただし、契約社員は昇給・賞与のチャンスが少なかったり、福利厚生の対象にならなかったりするというデメリットも。そのほかローンを組むときなどは職業を示すことになりますが、社会的信用度は正社員の方が高いでしょう。

どの雇用形態にもメリット・デメリットがあるので、それぞれしっかり把握した上で働き方を考えてください。

中卒からの就職を実現させるために

中卒からの就職を成功させるには、どのような点に注意したら良いのでしょうか。ここではポイントを2つご紹介します。

■履歴書に嘘の内容を書かない

「中卒だと印象が悪くなりそうだから…」という考えから嘘の内容を書いてしまうケースがあるようですが、絶対にやめましょう。実際とは異なる学歴を書くことは学歴詐称にあたり、発覚した際は内定が取り消しになると考えられます。

また、嘘がバレずに採用されたとしても、履歴書に記載した内容と同様のレベルと求められるので、入社後に苦労することになるでしょう。
上司や同僚に迷惑をかけてしまったり、後々嘘を書いたことが発覚して問題になったりする恐れがあるため、正直に書くことが大切です。

■学歴不問の求人でも就活が思い通りにいかない場合は…

「学歴不問の求人に応募しているのに、なかなか選考に通らない…」「せっかく就職を決意したのに、選考に通らないので挫折しそう」と悩むこともあるでしょう。努力しているにも関わらず選考に落ち続けてしまうと、自信を無くしてしまうのも無理はありません。

注意したいのが、学歴不問の求人であったとしても、経験者を前提としているケースがあるということ。この場合、未経験の人よりも経験者が積極的に採用される傾向があります。

そのほか、学歴不問と書かれていない求人の場合、会社のWebサイトなどから自分で応募したときは、企業の学歴フィルターにかかってしまうこともあるようです。
このような状況の場合、就職エージェントを利用すると、就活アドバイザー経由で企業への連絡が行われるため、学歴フィルターの影響を受けづらくなります。また、志望先が学歴を重視しているのか、経験者を重視しているのかもどうか合わせてアドバイスすることも可能です。
応募の際には就活アドバイザーが応募者の人柄や強みなどを企業に伝えてくれるので、より効果的に自分の魅力をアピールすることができ、内定のチャンスを増やすことができます。

面接で意識した方が良いこと

ここでは、面接で意識すべきことをご紹介します。

■話し方や姿勢について

面接で採用担当者に好印象を与えるためには、明るくハキハキと受け答えをすることが大切です。

「周りから表情が暗いと言われる」「マイナス思考でネガティブに伝えがち…」という人は、特に注意が必要。面接に緊張はつきものですが、入社意欲を効果的に示すためには、なるべく笑顔を心がけて前向きな表現で話すことがポイントとなります。

そのほか、面接中の無意識の行動にも注意しなければなりません。貧乏ゆすりをしたり、目が泳いだりすると「落ち着きがない」と悪印象を与えてしまうので、普段の生活においても改善を図る必要があります。

面接中の自分のふるまいを客観的な視点で見たいときは、面接練習の様子を動画に撮って確認するのがおすすめ。「意識せずに髪を何度も触っていた…」といった改善点を発見できるので、練習の際はぜひ実践してください。

■就職する意欲をアピールする

中卒の方の場合、「これまでやってきたことに自信がない…」という人が多い傾向があります。しかし、面接で自信のなさを出すと、「入社しても前向きに仕事に取り組めないのでは」と不安要素を与えてしまうでしょう。

まずは、これまで自分が頑張ってきたことを書き出し、自分の強みを把握することが大事。頑張ってきたことの内容は、アルバイト、ボランティア、部活動、習いごとなどが例として挙げられます。

それらの活動をする中で、楽しいと思うときもあれば、人間関係などの悩みに直面した場面もあるでしょう。具体的にどのような問題が生じたのか、その課題をどう乗り越えたのか、そこで何を学んだのかといったことが分かれば、自分の強みを見出すことができます。

もし自分の強みを見つけるのが難しいなら、先述した就職エージェントの就活アドバイザーに相談するのも1つの方法。多くの求職者と面談をしてきたアドバイザーにこれまでの経験を伝えることで、アピール材料となる自分の強みを一緒に考えることができます。

そのほか、働く意欲を示すためには、面接時に「現在〇〇を勉強しています」と伝えるのも1つの手段です。業務に活かせる知識・スキルがあれば入社後スムーズに仕事を進められるため、面接までの短い期間であったとしても何かを始める価値はあるといえます。

ただし、仕事に関わる内容を独学することよりも、実際にはアルバイトなどの職務経験を重視される傾向があるという点に注意。
企業側は、実際のところ即戦力となる(すぐに活躍できる)人材が欲しいので、アルバイト経験があるなら応募職種の仕事内容との共通点を見つけ、経験を活かしてどのように貢献できるか伝えるのがおすすめです。
具体的な経験と活かせるスキルを伝えれば、入社後に活躍する姿をイメージしてもらえると考えられます。

面接でよく聞かれること

中卒の方が面接の際によく聞かれる質問として、下記の5つの例が挙げられます。

1.「中卒あるいは高校中退から就職を目指す理由」

    • 〈答え方のポイント〉
    • ・理由を簡潔に伝える
    • ・理由とともに、入社後の前向きな目標を話す

中卒でフリーターを続けていたのであれば、なぜ正社員ではなくアルバイトを選んだのか、現在はどうして正社員を目指そうと思ったのかなどを短くまとめて伝え、反省点や今後のビジョンを述べて前向きな姿勢を示しましょう。

2.「なぜ自社に応募したのか」

    • 〈答え方のポイント〉
    • ・企業研究で得た情報をもとに、説得力のある志望動機を伝える
    • ・志望動機は丸暗記するのではなく、要旨(必ず伝えたい内容)を頭に入れて話す

企業研究の際は企業理念や事業内容、社風などをしっかりチェックし、同業他社(同じ業種の会社)と比較してどのような点に魅力を感じたのか、応募先企業で実現できることは何かを伝えてください。
志望動機は、丸暗記すると棒読みになって熱意が伝わりづらくなるほか、文章を忘れてしまった際に焦りから言葉が出なくなってしまう恐れがあります。
もちろん要旨を基にわかりやすく伝えるためには練習が必要なので、家族や友人などに面接官役をお願いして対策しましょう。

3.「将来のビジョン」

    • 〈答え方のポイント〉
    • ・小さな目標でも良いので具体的に伝える

「まずは就職することが目標なので、何を伝えたら良いか迷う…」という方もいると考えられますが、無理やり大きな目標を設定する必要はなく、「チームを引っ張る存在になりたい」などの小さな目標でも問題ありません。
目標の設定は仕事へのモチベーションを維持する上でも大切になるので、就活の段階でしっかり考えておきましょう。

4.「自分の強み」

    • 〈答え方のポイント〉
    • ・応募先企業の求める人材像に合う内容にする
    • ・仕事への意気込みを伝える

強み・弱みの質問では、自己分析を客観的にできているか、会社に貢献できる人材か、弱みを克服するための努力をしているかといったことが確認されています。
強みは応募先企業に活かせる内容にすることが大切なので、個人の成果を重視している企業で「チームワークを大切にしている」と伝えても高評価は得られないでしょう。入社後のミスマッチにもつながるため、会社の求める人物像はホームページなどで事前にしっかりチェックすることが大切です。

また、高校を中退した方やアルバイトを転々としていた方は「自社に入社してもすぐに辞めてしまわないか」と思われる可能性があるため、強みを述べる際に「会社に貢献できるよう、学ぶ姿勢を大切にして努力する」という意気込みを伝えるのがポイントです。

5.「自分の弱み」

    • 〈答え方のポイント〉
    • ・弱みとともに、改善のために努力している点も述べる
    • ・仕事に悪影響を与える内容は言わない

弱みに関しては、たとえば「優柔不断」であることを伝えるなら「何事も慎重になりすぎてしまいますが、すぐに結論を出すべきこととそうでないことはしっかり区別するよう心がけています」のように改善のために努力している点も述べましょう。

そのほか、「いつも約束の時間に遅刻してしまう」といった仕事に悪影響を与える内容は不採用の原因になるので注意してください。

中卒の就職をサポートする資格・試験

志望する業種や仕事内容に適した資格を持っていると、就職活動時に有利になるといわれています
業界や職種によって資格の必要性は異なりますが、もし具体的に取り組みたいことやチャレンジしたい職種が決まっているなら、その仕事はどのような資格が求められるか、資格を持っていることがどの程度評価に影響するか、といったことを確認してみると良いでしょう。ここでは、中卒からの就職をサポートする資格と活かせる職種の例をご紹介します。

<普通自動車免許→営業職や運送ドライバー>

普通自動車免許は、営業職や運送ドライバーとして働く際に必要な資格。普通自動車免許を取得するまでの大まかな流れは、下記のとおりです。

    • 入校手続き・適性検査・学科教程
    • 教習(第1段階)
    • 修了検定(技能)・仮免許学科試験
    • 教習(第2段階)
    • 卒業前学科効果測定・卒業検定(技能)
    • 学科試験
    • 免許交付

[普通自動車免許の取得を目指す方法]

    • ・教習所に通う
    • ・合宿に参加する(試験が順調に進めばおよそ2~3週間での取得が可能)

まとまった期間が必要になるため、スケジュール管理に注意が必要です。これから取得を目指すのであれば、費用もかかることを踏まえて準備を進めましょう。

ちなみに普通自動車免許を取得した場合、履歴書の資格欄には「普通自動車第一種運転免許」と書きます。どの資格も履歴書に記載する際は正式名称での記入がマナーとなるので、「普通免許」のように略称で書かないように注意しましょう。

<基本情報技術者→ITエンジニア>

基本情報技術者試験は、ITエンジニアの登竜門といわれる資格です。ITエンジニアとしてキャリアをスタートさせたいのであれば、基礎知識を身につけるために取得を検討すると良いでしょう。

    • ・試験時間:午前と午後のどちらも150分(※午前と午後の二部形式)
    • ・出題範囲(午前):テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系
    • ・出題範囲(午後):コンピュータシステムや情報セキュリティ、ソフトウェア設計・開発、マネジメント、ストラテジ
    • ・試験の合格点:午前、午後のどちらも60点(100点満点中)

基本情報技術者試験は午前と午後の部のどちらも100点満点の試験(選択式の問題)となっており、合格するには両方とも60点以上正答する必要があります。

<介護職員初任者研修→介護職>

介護職員初任者研修は、介護職として働くための基礎知識・技術を身につける資格です。

    • ・資格の取得条件:約130時間の講義・演習の受講と、修了試験の合格
    • ・修了試験の試験時間:約1時間

修了試験では、講義や演習で学んだ内容が出題されます。合格点は公表されていないので、まずは講義・演習で学んだことをしっかり復習し、落ち着いて試験に臨めるよう対策しましょう。

ちなみに、介護職員初任者研修よりも上級の資格に介護福祉士があります。

    • ・受験資格:3年以上の実務経験と実務者研修の受講
    • ・合格の条件:受験資格を満たした上で筆記試験と実技試験に合格

介護福祉士は、経験を積み、キャリアアップを目指す際に取得を検討すると良いでしょう。

日本では高齢化が進んでおり、介護業界における人材不足が問題になっています。このような背景から人手を確保するために、資格なし・未経験OKで社員を募集し、入社後に研修制度で資格取得の支援を行う会社も中にはあるようです。

ただし、未経験から介護職にチャレンジするなら、事前に資格を取得しておくと知識・スキルがあることをアピールできて採用のチャンスが高まると考えられます。また、資格の勉強をする中で介護職がどのようなものであるかイメージできるので、実際に働いた際のミスマッチを防ぐことにもつながるでしょう。

<TOEIC→貿易事務やエンジニア、ホテルスタッフなど>

TOEICは英語能力を測る試験で、結果は合格・不合格ではなくスコアで表示されます。

    • ・試験の形式:リスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)
    • ・試験の最高スコア(満点):990点
    • ・就活時のアピールに役立つ試験(※):「TOEIC Listening & Reading Test」

※TOEICには「TOEIC Listening & Reading Test」や「TOEIC Speaking & Writing Tests」などの試験があります。

「英語の勉強に興味はあるけれど、難しそう…」と不安に思う人がいるかもしれませんが、高いスコアを得るために大切なのは、地道な努力です。

目標スコアごとの対策本は多くあるので、自分の状況に合わせて取り組んでみてはいかがでしょうか。先述のとおり、勉強中であることは履歴書に書いたり面接で伝えたりできるので、将来的に必要になると考えるなら早めに勉強を始めるのがおすすめです。

ここまで中卒の方の就職をサポートする資格・試験をご紹介しましたが、資格に関して知っておくべき注意点もあります。

■高卒認定試験に合格しても、大幅に仕事の幅が広がるわけではない

中卒の方の場合、少しでも就活を有利に進めるために高卒認定試験の受験を考える人がいるかもしれません。実際のところ、高卒認定試験に合格したとしても大幅に職の幅が広がるわけではないため注意が必要です。
就活はなるべく早く始めることがポイントとなるので、高卒認定試験の受験のために就活の時期を遅らせようと考えているのであれば、就職活動を優先して行う方がよいといえます。

■資格の有無が採用に直結するとは限らない

資格の取得に際して時間や費用がかかるので、必要性や難易度を確認した上で行動に移すことが大切です。もし志望する企業や職種において資格の重要度が低いと思うなら、まずは就職活動を始めることをおすすめします
空白期間が長くなればなるほど「本当に就職意欲があるのか」「長く働き続けることができるのか」といった不安要素を企業側に与えてしまうからです。

■入社後は実力次第で状況が変わる

「入社できたとしても、中卒で資格なしだと悪いレッテルを貼られるのでは」と心配する方がいるかもしれませんが、「就職したらあとは実力次第」と考えて良いでしょう。中卒から入社した場合、高卒や大卒の人に比べると初任給は低い傾向がありますが、業績向上に貢献できれば、ほかの社員と同様に昇格・昇給のチャンスがあります。
そのため就職後は学ぶ姿勢や向上心を大切にし、成果を出すために努力し続けることがポイント。日々の努力次第で評価は変わると考え、前向きな姿勢で仕事に取り組みましょう。

卒業時、就職できていなかった場合

一般的に、学校を卒業した後の空白期間(学校に通ったり働いたりしていない期間)が長いほど、就職率は低くなるといわれています。というのも、ブランク期間が長いと「働く意欲が低いのでは」「ずっと選考に落ちているのではないか」と思われてしまうからです。
そのため、空白期間が長引かないように一刻も早く就活を始めることが就職成功のポイントとなります。

就活の際は、自己分析、企業研究、履歴書の作成、面接対策などやるべきことが多くあるので、アルバイトと両立して進めるのであれば、体調管理やスケジュール管理に注意しましょう。
また、選考の際、入社意欲や熱意を効果的にアピールするためにも、自己PRの内容や志望動機、面接の受け答えなどは家族や友人などの第三者に見てもらうことをおすすめします。客観的な視点からアドバイスをもらうことで、自分では気づかなかった改善点が見つかり、その後の就活をスムーズに進められるかもしれないからです。

「就活について相談できる人が周りにいない」「履歴書の書き方がわからないので教えてもらいたい…」という方は、就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。

ハタラクティブは、既卒や第二新卒などの若年層を対象に就職・転職支援を行っています。経験豊富なアドバイザーがカウンセリングで適性を把握し、あなたに合うお仕事をご紹介。アドバイザーとはメールやチャットツールを用いて連絡をとれるので、「電話は緊張する…」という方も気軽に相談することが可能です。

そのほか当サービスでは、応募書類の添削や面接対策といったサポートをマンツーマン体制で実施。実際に取材した企業の求人を取り扱っているので、仕事内容の詳細や社風などを事前に知ることができ、入社後のミスマッチを防げます。

サービスのご利用は、すべて無料。就職成功のために、ぜひご相談ください。

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