正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!

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この記事のまとめ

  • 正社員登用制度とは、非正規雇用の労働者を正社員雇用に切り替える制度を指す
  • 「正社員登用制度はあるけど登用実績はない」という企業も存在するため注意が必要
  • 正社員登用制度の基準は企業によるため、選考段階での確認が大切
  • 正社員登用に不安がある場合は、正社員就職も検討しよう

「正社員登用制度って何?」「制度を使えば正社員になれる?」と疑問を抱える方もいるでしょう。正社員登用制度とは、非正規雇用から正規雇用に転換する制度です。しかし、制度の有無だけで正社員雇用の可能性を測るのは難しい面もあります。このコラムでは、正社員登用制度の概要や実情などをご紹介。「正社員登用あり」の求人に応募する際の注意点にも触れているので、ぜひご一読ください。

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正社員登用制度とは

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正社員登用制度とは、アルバイト・パート・契約社員といった非正規雇用の労働者を正社員雇用に切り替える制度を指します。「登用」の読み方は、「とよう」ではなく「とうよう」です。正社員になるメリットには、雇用や収入が安定する・昇給や賞与の機会を得やすい・福利厚生が充実するなどがあります。
正社員登用の基本的な流れは「社員登用制度を利用するメリット・デメリットは?基本的な流れも紹介!」でご確認ください。

正社員登用制度の実情

厚生労働省の「労働経済動向調査(令和4年2月)の概況」によると、正社員登用制度の有無や登用実績は以下のとおりです。

  登用制度:○
登用実績:○
登用制度:○
登用実績:✕
登用制度:✕
登用実績:○
登用制度:✕
登用実績:✕
調査産業計 37% 38% 7% 16%

参照:厚生労働省「表12産業、正社員以外の労働者から正社員への登用制度の有無、過去1年間(令和3年2月から令和4年1月まで)の登用実績の有無別事業所割合(13p)

上記の調査結果を見て分かるように、正社員登用制度があっても登用実績がない企業は存在します。正社員登用を目指す方は、制度の有無だけで判断せず、登用実績に注目しましょう。

参照元
厚生労働省
労働経済動向調査(令和4年2月)の概況

無期転換ルールとの違い

正社員登用制度と無期転換ルールの違いは、「雇用形態が変わるかどうか」です。正社員登用制度は非正規雇用から正規雇用に雇用が切り替わります。一方で、無期転換ルールは、雇用形態が非正規雇用のまま、無期労働契約に転換するのが特徴です。無期転換ルールについては「無期雇用とは?メリット・デメリットや有期雇用との違いも解説!」で取り上げているので、あわせてご参照ください。

正社員と契約社員は何が違うの?

正社員と契約社員の違いは「雇用期間の定め」の有無です。正社員は雇用期間の定めがない人を指すのに対して、契約社員は契約期間が定められている人を指します。なお、無期転換ルールを使用して無期労働契約に切り替わった契約社員は、「無期契約社員」と呼ばれるようです。

正社員登用を目指す際に確認すべき3つのこと

「正社員になるつもりで勤務しているが登用されない」「入社前に詳細を確認しておくべきだった」という事態を防ぐには、正社員登用制度について入念に確認することが重要です。下記で、選考段階で質問すべきことをチェックしておきましょう。

1.正社員登用されるための要件や基準

正社員登用制度を利用したい方は、登用の要件や基準を聞いておきましょう。求人票に正社員登用制度の説明が記されていたとしても、記載されていない追加事項や細かい条件がある可能性も踏まえて、選考段階で確認しておくと安心です。

一般的な正社員登用の基準

一定期間を過ぎると全員が正社員になれる場合もあれば、仕事への功績を厳しく評価された結果、正社員になれる場合もあります。また、正社員登用制度を公表していない企業が、その人の働きぶりを評価して非正規社員から正社員に登用する場合もあるようです。

2.正社員登用の実績

正社員登用の実績も確認しておくのがおすすめです。前述したように、正社員登用制度があっても、登用にいたった実績がない企業は存在します。正社員登用制度の要件を尋ねる際に、「今までの例ですと、どういった方が正社員に登用されたでしょうか?」と質問してみると良いでしょう。

3.正社員登用後の給与形態や待遇

正社員登用後に、給与形態や待遇がどう変わるかを確認しておくことも大切です。社会保険や勤務時間、休日など、非正規雇用時の労働条件との違いをクリアにしておけば、正社員登用されたあとに「こんなはずじゃなかった…」と後悔するリスクを軽減できます。

正社員登用の際に行われる主な試験

正社員登用の際に行われる主な試験の画像

正社員登用にあたって、面接や筆記試験を実施する企業もあります。以下で、正社員登用の際に実施されやすい選考の概要を把握しておきましょう。

面接

正社員登用するかどうかの判断基準の一つは、面接です。正社員登用の面接では、志望動機や自己PRなどを問われることが多くあります。回答のポイントは、他社の選考でも通用するようなありふれた内容ではなく、「なぜ勤め先の企業で正社員になりたいと思ったのか」を具体的に述べることです。効果的な自己PRが行えるよう、面接前に自己分析を行い、仕事で活かせる自分の強みを整理しておきましょう。「正社員の目指し方とは?履歴書や志望動機の書き方と登用制度を解説」では志望動機の例文を紹介しているので、参考にしてみてください。

筆記試験

正社員登用の際に筆記試験が行われることもあります。筆記試験では、小論文や適性検査の「SPI」が実施されるのが一般的です。参考書や問題集を繰り返し解いたり、テスト内容を事前に想定しておいたりするなど、できる限りの対策をしましょう。小論文のテーマは企業によって異なりますが、仕事に関することや自己PRを求める課題が多いようです。

正社員登用は辞退できる?

企業側の掲示する雇用の条件や環境が自身の希望と合わない場合は、正社員登用を辞退することもできます。辞退する旨はできるだけ早期に伝え、企業側が対応に困らないよう配慮するのが基本的なマナーです。ただし、企業側も正社員登用に向けて時間や労力、人員を割いています。企業側と揉めないためにも、正社員登用の申し入れに合意したあとの辞退は、できるだけ控えたほうが良いでしょう。

正社員登用を目指す際のコツや注意点は、「アルバイトから正社員として登用される可能性は?採用される人の特徴とは」でも解説しているので、ぜひご参照ください。

正社員登用されるために必要な3つのポイント

この項では、正社員に登用されるために必要なポイントを紹介しています。下記3つのポイントを押さえ、正社員登用を目指しましょう。

1.応募書類や面接で経験やスキルをアピールする

正社員登用を目指す方は、応募書類や面接で、正社員として活躍できる経験やスキルがあることをアピールしましょう。応募する企業の業務内容に関連する経験・スキルであれば、入社後の活躍次第で正社員に登用してもらえる可能性があります。

志望動機では長期的に働き続ける意思を見せよう

正社員登用を望んでいる場合は、志望動機を伝える際に「長期的に働き続ける意思」を見せるのがポイント。企業は、「自分の仕事に責任を持ち、事業へ長期的に貢献してくれる人材を正社員に登用したい」と考える場合が多いからです。たとえば、「いずれは本社で働きたい」「将来的に○○の業務にも携わりたい」など、将来のビジョンをアピールすると、正社員登用を視野に入れてもらえる可能性があります。

2.仕事に貢献する

ほかの人と同じ業務をこなしているだけでは正社員登用にいたらない可能性が高いので、入社後は自分の得意分野を活かして業務に貢献しましょう。時間内にノルマ以上の仕事をやり遂げる・新しいプロジェクトに進んで参加する・自分の考えを積極的に発信するなど、正社員の目に留まるような働きを見せれば、正社員登用を検討してもらえる場合があります。

3.人間関係を良好にする

正社員登用されるには、同僚や上司との人間関係を良好に築いておくことも大切といえます。正社員として働くうえでは、単に仕事の能力が高いだけでなく、同僚や上司と上手く調和がとれるかどうかも重視されることが多いからです。また、正社員登用は上司からの推薦で行われるのが一般的なので、日ごろから関係を良好に保っておくと良いでしょう。

正社員登用に不安があるなら就活も検討しよう

確実に正社員になりたいなら、正社員登用制度を利用することだけでなく、就職活動をすることも選択肢に入れておくのがおすすめです。正社員求人に応募してはじめから正社員として採用してもらえば、以下のようなメリットを得られます。

・雇用期間に定めがなく定年まで働ける可能性が高い
・昇給や賞与、昇進の機会があり収入アップを見込める
・利用できる福利厚生が充実している 
・企業によっては退職金がある
・社会的な信用度が高い
・研修や資格取得支援などが多くスキルアップしやすい 
・職域が広く仕事のやりがいが大きい

正社員登用制度があっても必ず正社員になれるわけではないので、「絶対にこの会社で正社員になりたい」という強い思いがない場合は、ぜひほかの会社の正社員求人にも目を向けてみてください。

「自分の経歴やスキルに自信がない」「就職活動の進め方が分からない」「面接の受け答えが苦手」などの理由から正社員就職に踏み切れない方には、就職エージェントの活用をおすすめします。就職エージェントのハタラクティブは、既卒・フリーター・第二新卒などの若年層を対象とした就職・転職支援サービスです。経験豊富な就職アドバイザーが、マンツーマン体制であなたの適性や長所を見出すためのカウンセリングを行います。そのほか、応募書類の作成や面接対策などを丁寧にサポート。ご利用はすべて無料のため、ぜひ一度ご相談ください!

正社員登用制度に関するQ&A

派遣社員やアルバイト、パートから正社員になる方法の一つが正社員登用です。ここでは、正社員登用制度に関連した疑問をQ&A方式で解消します。

正社員登用制度がある会社なら必ず正社員になれる?

正社員登用制度があるからといって必ず正社員になれるわけではありません。むしろ、派遣社員やフリーターから正社員登用制度を利用して正社員になるのは、ハードルが高いといえます。正社員登用を目指すにも就職活動をするにも、まずは自身の市場価値を高められるように経験と実績を積み重ねることが重要です。詳しくは、「契約社員は正社員になれないって本当なの?」でも解説しています。

正社員登用試験は受かりにくい?

正社員登用試験があるかどうかは企業によって異なり、その難易度にも違いがあります。希望者が多い大手の企業では倍率も上がるため、受かりにくいといえるでしょう。反対に、人材を求めている中小企業で実績を積んでいれば、直接正社員登用の声がかかる可能性もあります。ただし、何年勤めても社員になれないこともあるので、長く働いているからといって正社員登用に受かりやすいとは言い切れません。

契約社員は5年続ければ正社員になれますか?

契約社員として通算5年を超えると無期契約社員に転換されるものの、「正社員」になれるというわけではありません。労働条件の中の労働期間だけが転換されるため、給与や勤務時間、福利厚生などは今までと同様となります。詳しくは「契約社員は雇用期間に定めがある!無期雇用のルールや正社員との違いを解説」で解説していますのでご覧ください。

アルバイトや派遣社員のままではいけませんか?

自分のライフスタイルや好きな仕事をしているのであれば、雇用形態は関係ありません。しかし、働き方にはそれぞれのメリット・デメリットがあるので、その点を知っておくと良いでしょう。「フリーターとは?一人暮らしは実現できる?正社員就職のポイントも解説」のコラムでもご紹介しています。

アルバイトや派遣社員から正社員になるには?

できる限り早く正社員になりたいという人は、正社員登用を目指すより、正社員求人へ応募して転職したほうが確実でしょう。もし、就職・転職を考えるなら就職エージェントの活用がおすすめ。ハタラクティブでは経験豊富なプロのアドバイザーが無料でサポートいたします。

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