パートから正社員になるには?メリットや就職しやすい職種を解説

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【このページのまとめ】

  • ・パートとは、正社員に比べて1週間あたりの所定労働時間が短い労働者のこと
  • ・パートから正社員になることで、安定した収入やキャリアアップなどのメリットがある
  • ・パートから正社員になるデメリットは、時間の融通が利きにくくなること
  • ・パートから正社員になりやすい業界や職種を知ることも大切
  • ・パートから正社員になる方法は、正社員登用制度の活用や経験を活かした就活などがある

パートとして働く方のなかには、「正社員を目指すべき?」と悩む方もいるでしょう。将来性や安定性を望むなら正社員として働くのがおすすめですが、生活のなかで優先するものによって最善の働き方は変わります。
このコラムでは、パートと正社員の違いやメリット・デメリットを解説。また、パートから正社員に採用されやすい業界や職種のほか、正社員を目指す方法も紹介します。参考にして自分に合った働き方を考えましょう。

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パートから正社員になれる?

パートから正社員を目指すことは可能です。その方法を知る前に、まずはパートの定義やアルバイトとの違いについて理解しておきましょう。
また、無期転換ルールについても解説します。パートから正社員を目指すうえで役立つ可能性もあるので、把握しておくことをおすすめします。

そもそもパートとは

パートとは、「1週間の所定労働時間が、同一の事業所に雇用される通常の労働者(=正社員)の1週間の所定労働時間に比べて短い労働者」のことです。「パート=主婦」といったイメージを持つ方も多いようですが、パートは主婦に限った雇用形態ではありません。
企業によっては「アルバイト」「嘱託」「契約社員」「臨時社員」「準社員」など、さまざまな呼ばれ方をされますが、前述した条件に当てはまる方であれば基本的にパートと考えて良いでしょう。

パートとアルバイトの違い

パートとアルバイトは、法律上の差はありません。語源をたどると、アルバイトは明治時代に旧制高等学校の生徒が「学業の傍らで行う仕事」という意味で使用したのが始まりのようです。一方パートは、先に述べたように「通常より短い時間で勤務する労働者」のこと。
以上のことから、学生やフリーターが行うものをアルバイト、主婦が行うものをパートと呼ぶのが一般的です。また、臨時的な雇用をアルバイト、長期的な雇用をパートと呼ぶ事例も多く見受けられます。
パートとアルバイトの違いについては、「フリーターとパートの違いは何?アルバイトやほかの雇用形態も解説!」でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

無期転換ルールとは?

無期転換ルール」とは、契約期間に定めがある「有期労働契約」が同一の会社で通算5年を超えた場合、労働者の申し出により、期間の定めのない「無期労働契約」に転換できるルールのことです。無期労働契約に転換することにより、雇い止めを回避できるため、安定して仕事を続けることができるでしょう。5年間のパート勤務が評価されれば、労働契約転換を機に正社員になれる可能性もあります。
ただし、無期労働契約はあくまで「労働契約が無期限になる」ということ。必ずしもパートから正社員になれるわけではないことを理解しておく必要があります。

参照元
厚生労働省
有期労働者の無期転換ポータルサイト~無期転換を円滑にサポートします~

パートと正社員の6つの違い

パートと正社員で大きく違うのは、主に「労働時間」「業務内容」「給与形態」「福利厚生や賞与」「有給休暇」「配置転換」です。それぞれ詳しく確認していきましょう。

1.労働時間

正社員は会社が定める所定労働時間に沿って働きますが、パートは決められた時間内のうち短時間勤務を行います。
また、休日も同様。正社員は会社の規定に沿って休日を取得しますが、パートはその限りではなく、会社と相談のうえ自分で休日数を決めることもできます。

2.業務内容

正社員とパートとでは、任せられる業務内容や責任の重さに違いがあります。
正社員は雇用期間の定めのない契約なので、長期勤務が前提。会社の中核となる業務や責任を伴う業務を積極的に行います。
一方、パートは雇用期間の定めがある有期契約。いずれ退職することを想定されているので、単純作業など責任を伴わない業務や、会社の中核を担う仕事は行わないのが基本です。

3.給与形態

給与形態も、正社員とパートで大きな違いがあります。
正社員の給与は月給制が一般的。会社によっては年俸制の場合もあります。いずれも、毎月の最低限の収入は保証されているのが特徴です。
一方、パートは働いた時間に応じて給与が支給される時給制がほとんどで、毎月の収入は勤務時間によって変動します。

給与形態だけでなく給与額も異なる

パートと正社員では給与形態だけでなく、給与額も大きく異なります。職種や能力、企業にもよるため一概にはいえないものの、たとえば、パートで週5日×1日8時間の勤務を5年間続けた場合と、正社員で5年間勤務した場合とで比較すると、正社員のほうが倍近くの収入を得られることも。正社員の給与には、企業が設けたルールや本人の能力に伴って、賞与や時間外労働手当(残業代)、資格手当、住宅手当などがつくためです。

4.福利厚生や賞与

多くの会社では、福利厚生や賞与の面でも正社員とパートとでは差があります。
正社員は、社会保険をはじめ、会社によって住宅手当や資格手当、保養施設の利用といった手厚い福利厚生を受けられますが、パートは一定の条件を満たさなければ社会保険に加入することができません。また、福利厚生も利用できないことが多いようです。
業績に応じて支給される賞与は、その対象を正社員に限定する会社がほとんど。パートにも支給する会社もありますが、正社員とは金額が大きく異なるでしょう。

5.有給休暇

パートは一定の要件を満たさない場合、勤務日数に応じて付与される有給休暇の日数が変わります。
有給休暇は、正社員やパートといった雇用形態を問わず、長期にわたり働くすべての人に付与される休暇のこと。パートでも下記の要件を満たして働いていれば、基本的に正社員と同様の有給休暇を取得できます。

1.6ヶ月以上継続して働いている
2.契約した所定労働日数の8割以上出勤している
3.週30時間以上または5日以上勤務している

上記、1、2の要件を満たしていても、週30時間以下かつ4日以下の勤務で3の要件を満たさない場合は、契約した勤務日数に応じた有給日数が付与されます。
なお、同じ会社でパートから正社員になった場合は、保持している有給休暇を引き継ぐことが可能です。

6.転勤や配置転換

正社員の場合は転勤や配置転換されることがありますが、パートは決まった勤務地での勤務が基本です。
正社員は支店や拠点ではなく、「会社」に雇用されるもの。必要に応じて会社が保有する支店や系列企業に転勤や配置転換がされることは珍しくありません。転勤を伴わなくても、同じ部署・支店内で異動が行われます。
一方、パートの場合は、基本的に応募先の支店や職場が勤務地になります。そのため、本社や支店、系列店などに異動することはありません。

パートから正社員になる5つのメリット

パートから正社員になるメリットとして、「収入の安定」「キャリアアップが叶う」「退職金がもらえる」などが挙げられます。下記で、パートから正社員になる5つのメリットを見ていきましょう。

1.収入が安定する

パートから正社員になることで、これまでより安定した収入を得やすくなるのは大きなメリットでしょう。パートの場合、時給や日給であることが多く、稼働日数が少なければそれだけ収入は下がっていきます。一方正社員は、多くの場合、月給や年俸制の給与体系。毎月安定した額の収入を得やすくなります。

2.仕事の幅が広がりキャリアアップできる

パートから正社員になることで、任せられる業務の裁量が増え、できる仕事の幅が広がります。成果や業績によってはキャリアアップすることも可能なので、モチベーションを維持し、やりがいを持って仕事に取り組んでいけるでしょう。

3.退職金がもらえる可能性がある

パートから正社員になり長期間勤務した場合、退職金を受け取れる可能性もあります。ただし、退職金の支払いは義務ではありません。退職金制度を設けていない会社もあり、必ず受け取れるわけではない点は理解しておきましょう。また、就業規則によってはパートの方も正社員と同様に退職金を受け取れることがあります。

4.年金を多く受け取れる

パートから正社員になると厚生年金保険に加入でき、老後に多くの年金を受け取れる可能性があります。厚生年金保険は会社から支払われる料金が足されるので、自分のみ支払う国民年金に比べて多く保険料を納めていることになり、それだけ年金額も増えることに。なお、パートであっても条件を満たせば厚生年金保険に加入することができます。厚生年金保険について、詳しくは「フリーターが厚生年金に加入する条件とは?メリット・デメリットも解説」も参考にしてみてください。

5.努力が評価されやすい

パートから正社員になることで、努力が評価されやすくなることが期待できます。
正社員は会社の一員としてパートよりも責任の思い仕事を任され、多くの期待を掛けられます。そのため、パートよりも努力や成果を評価されやすい傾向があるようです。パートとして、正社員同等、またはそれ以上の活躍をしているのにも関わらず十分な評価を受けていない方は、正社員になることで飛躍的に活躍できる可能性も増えるでしょう。

パートから正社員になる3つのデメリット

パートから正社員になるデメリットとして、「時間の融通が効きにくい」「異動や転勤がある」「責任が重くなる」などが考えられます。デメリットも理解したうえで、自分に合った働き方を考えると良いでしょう

1.時間の融通が利きにくくなる

パートから正社員になる大きなデメリットは、勤務時間が増え、時間の融通が利きにくくなることでしょう。正社員の場合、繁忙期や決算期などは、有給はあるものの自由に休みをとれないことも多いようです。そのため、「子育てや家事がありフルタイムで働くのは厳しい」「将来の目標のために勉強する時間を確保したい」といった事情がある方は、パートから正社員になることで働きにくくなってしまう可能性もあります。

2.異動や転勤があることも

先述しましたが、正社員は異動や転勤になることも珍しくありません。特に全国に多くの拠点がある会社の場合、その傾向は強まります。子供がいる方や、介護が必要な家族と同居している方など、なんらかの事情で今住んでいる場所から移住するのが難しい方にとっては、パートから正社員になることがプラスに働かない可能性もあるでしょう。

3.業務範囲が広がり責任も重くなる

パートから正社員になれば、任せられる仕事の裁量が増えてやりがいが増す分、業務に対する責任も重くなります。パートにはなかったノルマや目標が課せられることもあるでしょう。そのため、パートとして重い責任を感じず気楽に働きたい人や、ノルマや目標に精神的な負担を覚えてしまう方にとって、正社員はデメリットの多い働き方になってしまう恐れもあります。

パートから正社員になりやすい業界と職種

ここでは、パートから正社員になりやすい業界と職種を紹介します。パートから正社員になりたいと考えているものの、未経験で挑戦をためらっている方はぜひ参考にしてください。

業界

「介護・福祉業」や「運輸業」「生活関連サービス業」などは、ほかの業界に比べてパートから正社員になりやすいといわれています。各業界については以下のとおりです。

介護、福祉業

介護・福祉業はパートから正社員になりやすい業界の一つ。高齢化によって利用者が増える一方、少子化により仕事のなり手が減っているため、未経験者や非正規から正社員の積極採用を行っている会社も多いようです。

運輸業

運輸業もパートから正社員を目指しやすい業界でしょう。近年のネットショッピングの急速な普及などで、人手が足りていないことが要因として考えられます。

生活関連サービス業

パートから正社員になりやすい業界として、生活関連サービス業も挙げられます。クリーニングや理美容、冠婚葬祭など生活に欠かせない仕事は需要が安定しており、パートから正社員への登用制度がある会社自体も比較的多いようです。

職種

経験やポテンシャルを重視する傾向が強い「販売・接客職」「営業職」「事務職」は、ほかの職種と比べてパートから正社員を目指しやすいようです。それぞれについて以下で見ていきましょう。

販売、接客

販売や接客の仕事は学歴を問わないことが多く、経験が重視されます。また、近年は人手不足が目立つことから、経験者を積極的に正社員採用する企業もあるようです。

営業

会社の数だけ営業職がある、ともいわれるように、あらゆる企業に存在する営業職。需要が高いため、やる気やポテンシャルを評価されればパートから就職することができるでしょう。

事務

事務職も、学歴よりも経験が重視される仕事。事務職をパートに任せる企業は多く、実力やスキルを評価されれば正社員になりやすいといえます。

パートから正社員になるには

パートから正社員を目指す方法は「勤務先の制度を活用する」「経験を活かしてで就活をする」「転職エージェントに相談する」などさまざま。この項目ではパートから正社員になる方法やポイントを解説します。

正社員登用制度を活用する

社員登用制度を設けている会社であれば、制度を活用してパートから正社員を目指すのがおすすめです。正社員登用制度とは、非正規社員を正社員として登用する制度のこと。パートとして働いた経験や功績を評価してもらい、正社員を目指すことができます。
ただし、正社員登用制度は、すべての会社で設けられているわけではありません。また、制度の概要は、「勤続年数に重点を置いている」「仕事の成果や功績を重視している」「社員の推薦が必要」「独自の試験を設けている」など会社により異なります。さらに、制度はあっても登用実績がない、条件が厳しすぎて該当する人がいないといった例もあるようです。現在のパート先で正社員を目指すなら、社内規定を確認したり、過去の登用実績を調べたりしてみると良いでしょう。

経験を活かして就活する

正社員登用制度がなかったり、あっても登用実績がなく期待できなかったりする場合は、経験を活かしてパートから正社員になるための就活を行う必要があります。
就活市場では、パートやアルバイトといった非正規の経験は「職歴」にできないため不利に感じることもあるでしょう。しかし、パートで培ったスキルや経験、周囲からの評価は就活で立派な武器になります。特に好評価に繋がりやすいスキル・特性は以下のとおりです。

<好評価に繋がりやすいアピールポイント>
1.パートやバイトの中でもリーダー的な働き方をしている
2.高いコミュニケーション能力を持っている
3.業務で活用できる資格を有している
4.人望がある、信頼できる
5.働くことに対して意欲的

パートから正社員を目指すなら、自己PRや志望動機、面接の受け答え内容にも注意が必要です。パートやアルバイトの採用面接では、志望動機よりも勤務時間や勤務期間に重点を置かれがちですが、正社員採用の場合は、仕事に対する熱意やポテンシャルが重要。以下で具体策や面接での回答のポイントを紹介します。

<具体策>
1.非正規として働いていた理由を明確にする
2.正社員を目指す理由を述べる
3.なぜ、志望企業で正社員になりたいのかを述べる
4.将来のキャリアプランを明確にする

<面接でのポイント>
1.やりたいことが非正規では叶わないなど、正社員として働く意欲を伝える
2.パート経験から裏付けできる自分の強みを伝える
3.専門的なスキルや資格があればアピールする

上記以外にも「正社員になりたい人は知っておこう!志望動機や理由を伝えるコツを紹介」で、パートから正社員を目指す就活でためになる情報を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

転職エージェントを利用する

パートから正社員になるために転職エージェントを利用するのもおすすめの方法です。就職エージェントとは、利用者の希望に応じた正社員求人を紹介する支援サービスのこと。
正社員として働きたいけれどハードルが高いと感じ、なかなか行動を起こせずにいる方や、学校を卒業してからずっと非正規で、正社員になるための就活を経験したことがない方もいるでしょう。正社員向けの就活対策が分からないと1人で悩まずに、転職エージェントを利用すればプロにアドバイスをもらいながら就活を進めることができるので安心です。

エージェントの中でも、未経験や若年層に強いのが「ハタラクティブ」。サービスを利用している方の多くがフリーターや第二新卒、既卒で、正社員就職の成功(内定)率は80.4%(2020年3月時点)と高いのが特徴です。専任のアドバイザーが、これまでの経験やスキルを活かせる求人をご紹介。書類作成や面接の受け答えといった実践面もしっかりとサポートいたします。就職に関して疑問や悩みをお持ちの方は、ぜひお問い合わせください。

パートから正社員を目指す方のお悩みQ&A

ここでは、パートから正社員を目指す方のお悩みにQ&A方式でお答えしていきます。

パートから正社員になるのに年齢の壁はある?

パートから正社員になれる年齢に明確な基準はありません。しかし、正社員の就職は年齢が上がるにつれて採用確率が下がるもの。そのため、正社員を目指そうと思った場合は、できるだけ早い段階で就活を始めるのがおすすめです。年齢の壁については、「正社員になれるのは何歳まで?フリーターの最終期限やメリット・デメリット」でも詳しく解説しているのでご参照ください。
 

大きく生活を変えずにパートから正社員になりたい

短時間正社員という働き方もあります。短時間正社員とは、フルタイムの正社員よりも1週間の労働時間が短い正社員のこと。仕事も生活も大切にしながら正社員として働きたいという方は、短時間正社員という働き方を選ぶのも一つの手でしょう。「短時間正社員とは?適用条件やメリットは?社会保険制度やパートとの違いも」も参考にして、自分に合う働き方を検討してみてください。
 

パートから正社員になるための志望動機に悩む…

志望動機では、「なぜその会社で正社員として働きたいのか」を明確にすることが大切。「パートではなく正社員で働きたい理由」や「正社員になったら実現したいこと」などをしっかりと伝えましょう。パートから正社員を目指す方の志望動機の書き方について、詳しくは「正社員の目指し方とは?履歴書や志望動機の書き方と登用制度を解説」もご参照ください。
 

パートから正社員になるタイミングに悩んでいます。

パートから正社員を目指そうと思ったときが就活を始めるタイミングです。「○月は求人数が多いから就職しやすい」といった話を耳にすることもあるでしょう。しかし、求人数が多い月には求職者も活発に動くので、就職しやすいとは言い切れません。パートと正社員、それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、自分には正社員の働き方が最適と考えたならば、すぐに就活を開始するのがおすすめです。自分ひとりで就活を進めるのは不安、何から始めれば良いか分からないという方は、就職支援サービスの「ハタラクティブ」へお気軽にご相談ください。

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