アルバイトから正社員になる方法やメリットとデメリットを紹介!

アルバイトから正社員になるメリットとデメリットは?

現在アルバイトで働いていますが、正社員になるか悩んでいます。正社員の友人から話を聞いても、給料もそれほど変わらないし正社員になるメリットがよく分かりません。

正社員は雇用や給与が安定するのがメリットです。スキルアップの機会も多いため、昇給や転職も叶いやすいでしょう。一方、働く時間や日数が決まっている場合が多く、アルバイトのように自由な働き方が叶いにくいのはデメリットといえます。

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アルバイトから正社員になる方法やメリットとデメリットを紹介!

現在フリーターとして働いている方のなかには、正社員として就職すべきか悩む方も多いのではないでしょうか。年齢が若いとアルバイトと正社員の給与額に大きな差がないため、自由度の高いフリーターを選択しがち。しかし、長期的に考えると正社員として働くほうが大きなメリットが期待できるでしょう。

アルバイトと正社員の違いとは

ここではアルバイトと正社員の違いについて解説していきます。具体的には、責任感の違いや教育制度、福利厚生の違いなどが挙げられるでしょう。

責任感

正社員の場合、アルバイトと比べ責任を感じることが増えるでしょう。正社員になると、雇用契約がないため長期的に働くことを前提とし、仕事が割り振られます。そのため、ある程度責任のある仕事を任せられたり、人材教育をしたりと幅広い業務を任されることが増えるでしょう。

一方アルバイトは、雇用期間が定められているため任される仕事が限定されやすくなります。また、期間が定められているため、スキルアップやキャリアアップをしようとしても時間が足りず、契約が終了してしまう可能性も考えられるでしょう。

教育制度や福利厚生など

正社員は、長期的に働くことを見越し教育制度にも力を入れている会社も多いでしょう。研修やジョブローテーションなど社員のスキルアップや知識を深めるサポートが行われていることも。正社員は長期的に働けるため、アルバイトに比べキャリアアップやスキルアップの機会が多いといえます。前述にもあったように正社員は教育制度なども整っていることからスキルアップがしやすい環境にあるといえるでしょう。反対にアルバイトは短期雇用のため、スキルアップの機会をもらえない場合もあります。

また、正社員は福利厚生も充実しやすく、より働きやすくなるでしょう。福利厚生には保険や年金以外にも、通勤や住宅、子育てに関する福利厚生などもあり、従業員だけでなく、その家族も福利厚生を受けられる場合もあります。

契約期間

正社員とアルバイトの大きな違いは契約期間といえるでしょう。契約期間があるアルバイトに対し、正社員には契約期間がありません。アルバイトは、会社の業績や雇用調整のため解雇される可能性があったり、契約更新をしてもらえない可能性もあります。しかし正社員は、無期雇用契約なので正当な理由がない限り解雇されることはないといえるでしょう。

昇給制度

正社員には昇給制度というものがあります。昇給制度とは、職務上の昇格や働いた年数によって給与が上がることです。昇給制度にもさまざまな種類がありますが、日本の企業は毎年決まった時期に昇給が行われる「定期昇給」が多い傾向にあります。
正社員は昇給制度があることで、スキルアップや昇格をしなくても年々給与が上がる傾向にありますが、アルバイトはスキルアップやバイトリーダーなどにならないと給与が上がる可能性は少ないでしょう。

アルバイトから正社員になる3つのメリット

雇用と給与が安定するのが、アルバイトから正社員になる最大のメリット。また、フリーターに比べて社会的信用も高まるため、将来を考えるなら正社員として働くことを検討してみましょう。

1.給料や雇用が安定する

正規雇用の場合は雇用期間の定めがないため、基本的には希望する限り働き続けられます。また、給料も固定給になることが多いので、働いた時間や日数を問わず毎月一定の収入を得られるのはメリットでしょう。

2.社会的信用が得られる

正規雇用されており、毎月一定の収入を得ているため、社会的信用が得られるのも正社員のメリット。アルバイトの場合は「いつ仕事が無くなるか分からない」「収入はあっても不安定」という印象が強く、特にローンやクレジットカードの審査に影響が出るでしょう。

3.キャリアアップが望める

一時的な労働者であるアルバイトは、誰でもできる仕事を任されるのが一般的。しかし、正社員であれば経験やスキルに応じてキャリアアップが期待できます。分かりやすいのが昇進です。一般社員から「課長」「マネージャー」などの役職が付くことで、キャリアアップだけでなく昇給も望めます。また、身につけたスキルや経験を生かした転職も、正社員なら叶いやすいでしょう。キャリアアップについては「キャリアアップとは?目指す方法や活用できる制度を紹介」のコラムも参考にしてください。

アルバイトから正社員になる4つのデメリット

アルバイトから正社員就職を考えているものの行動に移せない原因は、正社員という働き方にデメリットを感じているからでしょう。確かに、正社員になるとアルバイトのように自由に働くことはできなくなります。また、業務に対して責任を持ったり、異動や転勤を伴ったりする点をデメリットと捉える方もいるでしょう。下記に正社員のデメリットをまとめました。

1.勤務時間や日数が固定されていることが多い

正社員はフルタイム勤務が一般的。会社によるものの、多くが労働基準法第四章 労働時間、休憩、休日及び年次有給休暇で定められた「1日8時間・週40時間」で勤務します。また、休日も会社が定めていることが多く、アルバイトのように自分の都合に合わせた勤務は基本的には難しいといえるでしょう。

参照元
e‐GOV法令検索
労働基準法

2.責任が重くなる

アルバイトは一時雇用かつ有期契約労働者であるため、基本的には誰でもできる、責任の少ない仕事を任されます。しかし、正社員は無期雇用であり給与も固定なので、仕事に対して責任を持たなければいけません。さらに、ある程度の成果や結果も求められるでしょう。

3.転職や副業をするのが難しくなる

正社員になると、別の会社への転職や副業を行うのが難しくなるでしょう。転職をするとなると、今受け持っている仕事を終わらせ、次の人へ引き継ぐ必要があるため、仕事があわないからといってすぐに辞めることはできません。

副業も、制限がない会社もありますが、会社の情報漏洩を防ぐため、副業を禁止している会社も少なくありません。また、基本的に日中は本業があるため、帰宅後の時間や休日で行うことになるでしょう。そのため、あまり時間が取れず副業を行うことが難しくなるといえます。

正社員の副業については「正社員でも副業してOK?会社にバレる理由や働く際の注意点について解説」で詳細をご確認ください。

4.転勤や異動の可能性がある

正社員として働いていると、人材育成や経営の活性化を目的に異動を命じられることもあるでしょう。また、全国に拠点を持つ企業であれば転居を伴う転勤があることも。勤務地や業務を限定する「限定正社員」制度を設ける企業もありますが、通常の正社員に比べてキャリアの選択肢や給与が少ない傾向にあるようです。「限定正社員とは?正社員との働き方の違いやメリット・デメリットを解説」も参考にして、正社員としての働き方を考えてみてください。

アルバイトから正社員になる方法

アルバイトから正社員になるには、就活をする必要があります。そのほか、アルバイトの勤務先で正社員登用制度を活用する方法も。いずれの場合も、アルバイトで培ったスキルや経験を活かせる仕事だと採用されやすいでしょう。

アルバイト先で正社員登用制度を活用する

正社員登用制度とは、非正規雇用の労働者を正社員として雇用する制度のこと。しかし、法律で定められた制度ではなく、すべての会社で導入されているわけではありません。そのため、正社員登用制度を行っていない会社もあります。
また、ホームページや求人情報に正社員登用制度を行っていると記載があっても、社員登用の実績がない企業もあるので注意しておきましょう。
アルバイト先での正社員就職を希望する場合は、正社員登用制度の有無を調べておくことをおすすめします。詳しくは、「アルバイトから正社員になるには?採用されやすい人の特徴と履歴書のポイント」のコラムをご覧ください。

正社員登用制度で必要な人材か見極める企業はある

フリーターや高卒、既卒からの正社員就職に留まらず、第二新卒からの転職であっても「自分に合わない」「やりたいことと違う」という理由で1年も経たないうちに辞めてしまう方が多くいます。企業からすると、人材育成にかけた時間と労力、コストなどすべてが無駄になる、避けたい事例といえるでしょう。損失を出さないよう「会社に合っているか」「正社員になったらどんな活躍をしてくれるのか」などを、アルバイト期間のうちに見極める企業は存在します。

業種や職種によっては、アルバイトを中心に運営している企業もあり、サービスや販売、飲食系などは、アルバイトとして現場職の経験を積んでから正社員に配置していることも。現場で業務内容や来店する顧客の傾向、知識などを学ぶことが、正社員の業務につながると考える企業は多い傾向にあります。

正社員登用の注意点

正社員登用を目指すうえで、まずはアルバイト先に社員登用制度があるかどうかを確認しましょう。また、社員登用制度があったとしても正社員になれるとは限りません。
社員登用制度のなかには契約社員や準社員も含まれています。そのため、社員登用制度を利用して正社員を目指したいと思っている方は、事前に正社員になれるかを確認しておくことが重要です。

アルバイト経験のある職種から求人を選ぶ

正社員登用制度を活用しない場合は、通常どおりの就活を行います。正社員求人を扱うサイトなどで希望条件から検索したり、ハローワークやエージェントを活用したりしてみましょう。
特に仕事に対して希望がなければ、アルバイトで培った経験やスキルを活用できる求人を探すのがおすすめ。一般的にアルバイト経験は職歴には該当しませんが、担当業務やスキルをアピールしたかったり、正社員経験がなかったりする場合は記載しても良しとされています。なお、正社員応募の際は職務経歴書の提出を求められることも。アルバイトの職務経歴書の書き方は「職務経歴書にアルバイト経験は書かない?例文付きで書き方を徹底解説!」でご確認ください。

アルバイトから正社員になるには中途採用枠

正社員登用制度を使用しなかったり、アルバイト先になかったりする場合は就職活動を行うことになるでしょう。アルバイトから正社員を目指すときの採用枠は、過去の正社員経験の有無に関わらず「中途採用」になるので注意してください。

アルバイト経験もない全く初めての仕事を選ぶ

正社員になる方法として、アルバイト経験もない初めての仕事に就くこともできるでしょう。未経験の仕事に正社員として就職するとなると、経験している仕事に比べ比較的難しい傾向ではありますが、今までのアルバイトで培った経験やスキルをアピールすることも可能です。
また、「未経験歓迎」の求人も豊富なので、アルバイトでの経験がなくても正社員を目指すことはできるでしょう。

未経験者を積極採用する仕事

未経験者を積極的に採用する仕事は主に、IT業界や介護・福祉業界、運送・物流業界、飲食業界などが挙げられます。特に人手不足や成長を遂げている業界などは積極的に未経験者を採用している傾向にあるといえるでしょう。
また、未経験者を積極採用している会社は、入社後の教育研修が整っているところもあり、アルバイト経験がなくても安心して働けるのでおすすめです。

未経験の仕事に挑戦したい方は「未経験でもできる仕事は?正社員として就職しやすいおすすめの業界・職種」のコラムもあわせてご覧ください。

アルバイトの経験をどのような仕事で活用できるか分からない場合は、就職エージェントのハタラクティブにご相談ください。
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アルバイトから正社員を目指す人が抱きやすい疑問

ここでは、アルバイトから正社員を目指す人が抱きやすい疑問についてQ&A方式で回答していきます。

アルバイトから正社員採用を受けるときの履歴書の書き方は?

アルバイトから正社員採用を受けるときは、自分の「学歴」「経歴」「スキル・資格」を正直に書きましょう。アルバイトの経歴は一般的に書きませんが、正社員経験のない方やアルバイト採用に応募する場合は記載しておいたほうが良い場合もあります。

アルバイト経験しかなくても職務経歴書は必要?

職務経歴書にアルバイト経験は基本書きませんが、正社員経験がない方やフリーターの方はアルバイト経験を記載しても問題ありません。 アルバイト経験を職務経歴書に書くか迷う人は「職務経歴書にアルバイト経験は書かない?例文付きで書き方を徹底解説!」のコラムを参考にしてください。

アルバイトから正社員になるのは難しい?

アルバイトから正社員になることは可能です。正社員になるには社員登用制度の利用や、アルバイト経験を活かせる仕事に転職をすることをおすすめします。

同じ会社でバイトから正社員になったら有給はどうなる?

同じ会社で正社員になった場合は、「入社から起算して6ヶ月間継続的に働いている」「その期間に全労働日の8割以上出勤している」の2つの条件に当てはまったら有給の継続又は、10日間の有給を付与されます。有給について詳しく知りたい方は「労働者が取得できる有給休暇とは?日数や消化期限について解説」をご覧ください。

アルバイトから正社員になるのは転職枠?

アルバイトから正社員になる場合は「中途採用」に該当します。中途採用は、社員登用の人以外にもスキルや社会人経験のある転職者もいると考えられるでしょう。内定をもらうためには、選考対策をしっかり行っておくことをおすすめします。 中途採用の選考対策に不安がある方は、ハタラクティブへお気軽にご相談ください。

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