専門卒フリーターの就職は厳しい?注意点や就活のポイントを解説

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この記事のまとめ

  • 専門卒のフリーターであっても就職できる
  • フリーター期間が長く、年齢を重ねるほど就職の難易度は上がる
  • 企業は専門卒のフリーターに対して、熱意やポテンシャルなどを期待している
  • 専門卒のフリーターは、未経験歓迎の求人をメインに探すと良い
  • おすすめの就職先は、プログラマーやエンジニアといったどの業界でも求められる仕事

専門学校を卒業後就職せず、フリーターとして生活している方もいるでしょう。「いつか正社員にならないと…」と考える反面、「専門卒のフリーターでも就職できるのか?」となかなか行動を起こせない方もいます。
このコラムでは、専門卒のフリーターが就職するためのコツをご紹介。効率的に就職活動を行い、正社員として活躍したい方に向けて、情報をまとめています。フリーターから脱出したい専門卒の方は、ぜひご覧ください。

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専門卒のフリーターは就職できる?

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専門卒のフリーターであっても、就職は可能です。フリーターというと、一般的に就職しづらいイメージを持つ方もいるでしょう。しかし、専門卒のフリーターはもちろん、既卒のニートから正社員として就職する方もいます。総務省統計局の「労働力調査」によると、国内の就業者数6,659万人に対して、非正規雇用者数は2,097万人という結果。そこから専門卒のフリーターを絞るとさらに人数は減りますが、フリーターであること自体は珍しいことではありません。
フリーターから正社員になることは可能ですが、就職活動は若い方が有利になりやすいのも事実です。20代のうちに早く就職活動を始めればポテンシャル採用のチャンスがあるため、希望する条件の会社から内定を貰える可能性が高まります。応募先によっては、専門学校で学んだ知識を活かせることもあるでしょう。
「フリーターから正社員になりたい」と思ったらなるべく早く行動を起こし、専門学校で学んだ知識が役立つ会社や、興味を持って仕事ができるような企業を探すことが、内定獲得への近道といえます。
専門卒のフリーターの中には、「今までフリーターだった自分でも、内定を貰えるのかな?」と不安になっている方もいるでしょう。「既卒者が内定を勝ち取るには?」では、専門卒をはじめとする既卒者向けに内定獲得の方法をご紹介しているので、ぜひ参考にご覧ください。

参照元
総務省統計局
労働力調査(基本集計) 2021年(令和3年)12月分結果

専門卒のフリーターが気をつけるべき点

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専門卒のフリーターが正社員を目指す場合、「時間が経つにつれて難しくなる」と心得ておくことが重要です。現在フリーターのままである程度の生活を送れている方は、「そこまで急ぐ必要はない」と感じることもあるでしょう。しかし、フリーターのまま長く過ごすことは、就職に関してマイナス要素になってしまいます。以下では、専門卒のフリーターが就職活動で気をつける点について詳しくまとめました。

フリーターの期間が長いほど就職は難しくなる

専門卒のフリーターは就職できる?でも述べたように、正社員経験がない既卒の方でも就職は可能ですが、フリーターの期間が長いほど難しくなります。労働政策研究・研修機構の「労働政策研究報告書」によると、フリーター継続期間と正社員になれた割合は以下のとおりでした。

「フリーター継続期間と正社員になれた割合(128p)」の画像

引用:労働政策研究報告書No.199「フリーター継続期間と正社員になれた割合(128p)

フリーター継続期間が長くなればなるほど、正社員になれた割合も下がっていることが分かります。フリーター期間は1年未満であればおよそ7割の人が就職できているものの、1〜2年が経過すると急激に5割程度まで数字が落ち込んでいるのが現状です。
また、文部科学省の「令和3年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査」によると、大学の就職内定率が83%であるのに対して、一般的な専門学校を指す専修学校(専門課程)は70.2%という結果。以下に、学校区分ごとの就職希望者に対する就職内定率をまとめました。

区分 就職希望率 就職内定率
大学(国公立・私立含む) 77.7% 83.0%
短期大学 83.7% 62.8%
高等専門学校 54.0% 91.2%
専修学校(専門課程) 90.4% 70.2%

引用:文部科学省「令和3年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査令和3年12月1日現在

専門学校の就職内定率は、大学や高等専門学校よりも低いことが分かります。このような差がある現実もふまえ、正社員を目指している専門卒のフリーターの方は、早々に就職活動を開始した方が良いでしょう。

参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
労働政策研究報告書No.199
文部科学省
令和3年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(12月1日現在)

年齢を重ねるにつれ就職は厳しいのが現実

フリーターは、年齢を重ねるにつれて就職が難しくなるというデータもあります。以下の表は、労働政策研究・研修機構による「過去1年間に非典型雇用から離職した者の性・年齢階層別正社員移行率(2017年調査)」の結果です。

  非正規職離職者(人) 構成比 正社員移行率
非典型雇用離職者計
(男女計)
15,705 100.0 20.9
15-19歳 348 2.2 29.9
20-24歳 2,364 15.1 32.7
25-29歳 3,081 19.6 25.5
30-34歳 3,198 20.4 18.1
35-39歳 3,197 20.4 15.5
40-44歳 3,517 22.4 15.6

引用:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状3過去1年間に非典型雇用から離職した者の性・年齢階層別正社員移行率(72p)

このデータを参考にすると、男女ともに正社員への移行率は20代がピークであり、30代以降は数字が下がり続けています。正社員を目指すためには、年齢が若いほど有利であるといえるでしょう。
フリーターが正社員になれる割合については「フリーターの現状とは?企業から見た立ち位置や正社員との違いを解説!」のコラムでもご紹介しています。こちらも参考にご覧ください。

参照元
独立行政法人労働政策研究・研修機構
資料シリーズ No.217若年者の就業状況・キャリア・職業能力開発の現状3

専門卒のフリーターに対する企業の期待と不安

企業が専門卒のフリーターに期待している点は、「仕事ヘのやる気」「ポテンシャル」などでしょう。一方、「なぜ正社員にならずフリーターのままなのか」といった面が不安視されやすいようです。ここでは、専門卒のフリーターに対して企業が期待していることと、不安に思っていることについて解説します。

企業が期待すること

専門卒のフリーターに対して、多くの企業は以下のことを期待しています。

・熱意
・ポテンシャル(将来性)
・人間性の良さ

企業はフリーターに対して、スキルや経験よりもやる気やポテンシャル、人間性といった要素に期待することが多いようです
正社員経験のない既卒のフリーターだからこそ、企業は本人の持つ可能性に期待しています。また、企業側は応募者の「就職したい!」という熱意をチェックしており、面接では就職後のキャリアプランや、今後取り組みたいことを述べると評価されやすいでしょう。「どうせ専門卒のフリーターだし…」と考えず、前向きな姿勢で就職活動を進めることが大切です。

企業が不安に思うこと

専門卒のフリーターは、企業から以下のようなことを不安視されていると頭に入れて就職活動をしましょう。

・なぜフリーターだったのか
・専門学校で学んだことを就職して活かせなかったのか
・今まで正社員じゃなかったのは何か問題があるからではないか

企業側が不安に思うことには、「なぜ今までフリーターだったのか」や「専門学校で得た知識やスキルは就職して活かさなかったのか」などが挙げられます。面接で問われた際は正直に答え、反省点をしっかりと伝えることが大切です。資格の取得や特定分野の勉強というように、前向きな理由があれば具体的に説明しましょう。
卒業後すぐに就職しなかった理由をきちんと説明できれば、「今まで正社員じゃなかったのは問題のある人だからではないか?」という懸念も払拭できます。フリーター生活の中での反省、就職活動を始めたきっかけ、今後どうしていきたいのかなどを具体的に伝え、熱意や前向きさが伝わるようにしましょう。

専門卒のフリーターが就職するための準備

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正社員になるにはできるだけ早く行動を起こすのが賢明ですが、無計画に就職活動をするのは得策ではありません。以下の準備を万全にすることで、内定獲得の可能性が高くなるでしょう。

就職活動の費用を貯金をする

専門卒のフリーターが正社員就職を目指すのに、ある程度の貯金がないと就職活動が難航する恐れがあります。就職活動に必要な期間は、目安として3ヶ月程度。その間に何の心配もなく就職活動に集中するためには、約3ヶ月間無収入でも生活できるほどの貯金をしておくことが重要です
アルバイトと就職活動を並行する場合でも、面接や選考対策、企業研究などにかかる時間を考慮すれば、週5日のフルタイム勤務は難しくなるでしょう。また、選考を受けるにも面接会場までの交通費がかかり、スーツを持っていない方はスーツ代も必要になります。就職活動中は何かと出費がかさむため、現段階でギリギリの生活をしているという方は、まず貯金をすることから始めましょう。

企業のインターンシップへ参加する

遠回りに感じるかもしれませんが、実績を作るためにインターンシップへ参加するのも就職準備の一つです。希望の求人に応募しても応募者が多かった場合、専門卒のフリーターと、スキル・実績のある転職者では後者が優先的に採用されるでしょう。
希望する職種・業界のインターンシップに参加すれば、自身の頑張りで実績を残せます。また、長期インターンシップであれば、給与が支給されることも多いでしょう。就職したい企業に関わる職種・業界で経験を積んだのちに就職活動を行えば、ライバルに差をつけられます。多少の期間を要しても、インターンシップは専門卒のフリーターが効率的に経験を積むのにピッタリです。
インターンシップに参加するメリットについては「インターンシップとは何?意味や目的を把握しておこう」でも解説しているので、こちらも併せてご覧ください

準備期間に時間をかけ過ぎない

フリーター期間が長引くと就職しにくいため、正社員を目指しているなら、準備期間を必要以上に長引かせないこともポイントです。「希望する業界を知りたい」という目的のためにその業界でアルバイトを何年間もしたり、「なんとなく」という気持ちで資格取得に時間を費やしたりするのは避けた方が良いでしょう。年単位の準備期間を設けてしまうと、正社員就職が遠のくリスクも考えられます。

専門卒のフリーターが就職活動を成功させる6つのコツ

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専門卒のフリーターが就職活動を成功させるには、やみくもに応募するのではなく「自己分析をする」「応用の利く職種を探す」といったことを意識すると有効です。現在就職活動が難航しているという方は、以下のポイントを押さえられているかチェックしてみましょう。

1.未経験歓迎の求人を探す

専門卒のフリーターの方は、未経験者歓迎の求人をメインに探すのがおすすめです。専門卒・大卒を問わず既卒のフリーターは「職歴なし」になるため、経験が問われる企業への応募は難しい傾向にあります。研修制度や資格取得支援制度で未経験者をサポートする企業もあるため、積極的に探してみてください。実務経験が求められる企業に応募したい場合は、専門卒のフリーターが就職するための準備でも述べたように、関連する職種や業界のインターンシップに参加して実績を作るのが良いでしょう。

2.自己分析を行う

専門卒のフリーターが就職をするには、自己分析を行い、自分の強みや特徴を洗い出すことも大切です。専門学校やアルバイト経験で学んだことや得たスキル、日常生活の中で得意なことなどから、自分の「強み」といえるポイントを見つけ、企業にアピールしましょう。自己分析のやり方が分からない方は、「効果的な自己分析のやり方とは?」のコラムを参考にしてみてください。

3.多くの業界で応用の利く仕事を選ぶ

専門卒のフリーターが正社員就職するためのコツは、「多くの業界でも応用の利く仕事を選ぶこと」です。限られた業界でしか活躍できなかったり専門性が高過ぎたりする職種は、未経験のフリーターには難易度が高いといえます。また、将来転職したいと考えた際に前職での経験が活かしにくく、転職活動やキャリア形成がうまくいかなくなる恐れもあるでしょう。
応用の利く職種の代表例は、プログラマーやエンジニアです。これらの職種が求められるのは、IT業界だけではありません。食品メーカーやサービス業全般、不動産会社など、一見ITと関係ないようにも見える多くの場で活躍できます。
就職先を決めるときは、やりたい仕事や待遇だけで選ぶのではなく、応用が利いて将来の選択肢にも活かせるかも考えるようにしましょう

4.フリーターの仕事で得た実績をアピールする

面接の場で過去のフリーター経験での実績を説明することも、既卒から正社員として採用されるための大切なコツの一つです。就職活動における採用の可否は、企業に対して自分をどれだけ売り込めるかが重要といえます。仕事に役立つ資格やアルバイトの経験・実績は、結果が出るまでの過程を細かく書き出し、面接でスムーズに説明できるよう日常的に練習しましょう。経験や実績を説明するときの要素は、以下のとおりです。

・経験や実績を身につけた具体的な仕事内容
・実績が伴うまでの過程
・前職での経験や実績をどのように活かせるか

ただ自身の経験について話すだけではなく、「経験を活かして企業にどう貢献できるか」まで説明することが重要です。自分の経験や実績を説明できるようになれば、多くの面接で役に立つでしょう。

5.なかなか内定が出なくても粘り強く続ける

何社もの面接を受けても内定を貰えず悩むこともあるかもしれませんが、正社員になるには粘り強く就職活動を続けることが重要です。先述したように、専門卒の既卒フリーターは職歴がないため就職活動では不利になることも。すぐに結果が出なかったとしても、諦めずに就職活動を続けていく気持ちが大切です。

6.就職エージェントを利用する

就職エージェントを活用するのも、正社員を目指す方法の一つです。フリーターが就職活動を行う方法として、無料で利用できる求人サイトやハローワークを活用する方も多いでしょう。しかし、求人サイトやハローワークは転職を目的とする方も多く利用しているため、フリーター向けの情報が少ない場合もあります。就職エージェントに相談すれば、専任スタッフが希望に合う求人を紹介してくれるため、ミスマッチが少なく効率的に就職活動を進めることが可能です。

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専門卒フリーターの方に向けたお悩みQ&A

ここでは、正社員を目指す専門卒フリーターの方が抱きやすい疑問をQ&A形式でまとめました。

専門学校で学んだことを仕事にするべき?

特定の知識や資格は就職において武器になり得ます。専門学校の特色として、大学などに比べて特定の分野を専門的に学べる点が挙げられるでしょう。即戦力になるので、就職が有利になると考えられます。しかし、専門学校で学んだこと以外の分野でももちろん就職は可能です。若さや熱意をしっかりアピールしてください。専門卒者の就活については、「専門学校生の就職活動はいつから?スケジュールや成功のポイントを解説」でも解説しています。

フリーター期間があっても就職できる?

できます。不安なら専門学校で学んだ分野やフリーターが就職しやすい仕事を選びましょう。
専門分野以外でフリーターから就職しやすいのは、経験や学歴を問わない仕事。介護や営業、運送、販売などが該当します。就職先を探す際は「未経験でも就職できる仕事の特徴は?求人の見極め方やおすすめ業種を紹介」のコラムもぜひご覧ください。

専門卒の最終学歴は?

高校卒業後に専門学校に進学していれば、最終学歴は専門学校卒業となります。
最終学歴とは、最後に卒業した学校ではなく「最高学歴」を示すもの。もし大学卒業後に専門学校に進学していれば、最終学歴は大卒になるので注意しましょう。「履歴書の学歴欄。専門学校を卒業した場合の書き方は?」では、学歴の書き方についてまとめています。

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