専門学校生は就職に有利?通うメリット・デメリットや卒業後の進路を紹介!

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この記事のまとめ

  • 専門学校生は特定分野への就職が有利になりやすい
  • 専門学校に進学してから就職するメリットは、業界とのコネクションを得やすいこと
  • 専門学校に通ってから就職するデメリットは、就職先の選択肢が狭まりやすいこと
  • 就きたい仕事が明確に決まっている人は、専門学校への進学がおすすめ
  • 専門学校卒業後の進路には、就職のほかに「大学進学」「起業」などがある

「専門学校生は就職に有利なの?」と疑問に思っている人もいるでしょう。専門学校生は、学んだ専門分野への就職に強い傾向があります。このコラムでは、大卒と比較して専門卒は就職に有利なのかどうかについて、専門大学へ進学するメリットやデメリットを踏まえて解説。専門学校への進学が向いている人の特徴や、就職以外の進路についても紹介しているので、専門学校への進学を検討している方はぜひご参考ください。

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専門学校生は就職に有利って本当?

専門的かつ実践的なスキルを身につけた専門学校生は「入社後の早い段階で戦力になる」と評価されやすく、特定の専門分野への就職は有利になるといえます。一方、特定の専門分野以外への就職は、一般教養を身につける大学生と比較して不利に働きやすいでしょう。

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専門学校に通ってから就職するメリット

専門学校に通ってから就職するメリットには、「即戦力につながる知識や経験が得られる」「業界とのコネクションを得やすい」「充実した就職指導を受けられる」の3つが挙げられます。

1.即戦力につながる知識や経験が得られる

専門学校は、特定の分野に特化し、働くうえで必要な知識や技術を学べるのが特徴です。学校では、知識の習得だけでなく、インターンや実習が設けられていることもあり、より実践的な技術が身につきます。企業は、専門的知識や実践的スキルがない新入社員を一から教育するのは負担が大きいと感じやすいため、専門学生は即戦力として働ける魅力的な人材となりやすいでしょう。

学校によっては資格が取れることも

専門学校のなかには、卒業と同時に国家資格を取得できたり、試験の受験資格を得られたりする学校もあります。業界や職種によっては、資格がないと職業に就けない場合もあるため、在学中に取得した資格や専門知識は就活で強い武器となるでしょう。企業のなかには、資格の保持を募集要項に記載しているところもあります。

2.業界とのコネクションを得やすい

専門学校は、卒業生が企業で活躍し実績を残していることも多く、業界とのつながりが深い傾向にあります。企業と専門学校の信頼関係によって在校生の就職が有利になることもあるようです。また、業界で活躍している講師が在籍していることが多く、講師の人脈により就職が決まることも少なくありません。専門学校の実習先やインターン先でそのまま就職できるケースもあります。

3.充実した就職指導を受けられる

多くの専門学校は、入学直後から就職ガイダンスが始まり、定期的に就職セミナーや相談会などを実施しています。就職の専任スタッフを置いて、学生の就職相談やサポートを行っている学校もあるようです。このように、専門学校生は就職の情報を得やすい環境に置かれており、就職へのモチベーションが維持されやすくなっています。学生が就職しやすい環境が整えられているのもメリットの1つといえるでしょう。
専門学校生の具体的な就職スケジュールについて知りたい方は「専門学校生の一般的な就職活動スケジュール」をご参考ください。

サポート内容や充実度は学校によって異なるので注意

専門学校生のなかには、就職サポートが手厚いと聞いて入学したものの、実際には「就職に関する有益な情報が得られにくい」とギャップを感じている人もいるようです。専門学校を検討している方は、入学後に後悔することのないよう「就職率のチェック」のほか、「説明会に参加する」「先輩に実情を聞いてみる」などして就職のサポート内容や充実度をきちんと調べましょう。

専門学校に通ってから就職する3つのデメリット

専門学校に通ってから就職するデメリットには、「就職先の選択肢が狭まる」「大卒よりも給与が低い傾向にある」「年齢で不利になる場合がある」の3つが挙げられます。

1.就職先の選択肢が狭まる

専門学校への進学を選択すると、特定の分野への専門性が高まるゆえに「途中で別の進路へ進みたい」と思っても、進路変更が難しい傾向にあります。また、大学卒業を募集条件にしている職業や企業もあります。この場合、専門学校生は応募資格が得られません。進路が明確でない場合は、専門学校に通うことにリスクが生じるでしょう。

2.大卒よりも給与が低い傾向にある

就職先によっては、大学卒や専門学校卒で給料の金額が異なり、同じ業務をこなすのに受け取れる給料に差がつくこともあります。ただし、頑張りや成果が認められ昇給・昇進をすることで、給料の差を埋められる場合もあるようです。大学卒と専門学校卒の給与の違いについて知りたい方は、「専門卒の初任給平均はいくら?大卒との差は大きいの?学歴別に給与を比較!」のコラムを参考にしてみてください。

3.年齢で不利になる場合がある

既卒やフリーターから専門学校へ通おうと考えている方は、就職時の年齢が上がってしまうと就職で不利になる可能性があります。就職できる年齢に制限はある?早めに行動するべき理由や職探しのコツを解説」のコラムで解説しているとおり、就職において年齢制限はありませんが、就業経験がない場合は27歳を超えてしまうと、未経験から採用される可能性が低くなってしまうのが現状です。就職を目的に専門学校への進学を考えている方は、就職時の年齢も考慮する必要があるでしょう。

専門学校へ進学後に就職するのが向いている人の特徴

「就きたい仕事が明確に決まっている」「勉強や課題に真剣に取り組める」という方は、専門学校へ進学後に就職するのが向いているといえます。

就きたい仕事が明確に決まっている

「グラフィックデザイナーになりたい」「ゲーム制作を仕事にしたい」など明確に就きたい仕事が決まっている人は、専門学校へ進学して就職するのがおすすめです。前述したとおり、専門学校は特定の分野の仕事に必要なスキルを習得できるため、将来就きたい仕事が明確な人にとっては就職の近道になるでしょう。

勉強や課題に真剣に取り組める

専門学校は、授業のレポートや政策課題に加えて、インターン実習や現場実習、資格試験と学校生活がハードになりがちです。知識やスキルが身につく環境が整っているとはいえ、ただ在籍しているだけではあまり意味がありません。学びの場を活かし真剣に取り組める人は、専門学校へ進学後に就職するのが向いているといえるでしょう。

大学生と専門学校生の就職活動の違い

大学生の場合は、企業のWebサイトや求人サイト、企業説明会などを通じて自力で就職活動をするのが主流です。一方、専門学校生は、学校に集められた求人から応募して就職するのが一般的。学校が主体になって就職活動をするスタイルが合っている人も、専門学校向きといえるでしょう。

専門学校卒業後に就職しない場合の進路

専門学校卒業後の進路には、就職のほかにも「大学進学」「起業」といった選択肢があります。

大学進学

専門学校卒業後大学へ編入する道もあります。文部科学省の「大学への編入学について」によると、以下の専門学校生は編入が認められているようです。

専修学校の専門課程(修業年限が2年以上、総授業時数が1,700時間以上又は62単位以上であるものに限る)を修了した者(法第132条)

「大学で学びたいことがある」「就職の幅を広げたい」といった場合は、大学へ編入するのも一つの選択肢でしょう。

参照元
文部科学省
大学への編入学について

起業

「組織に所属するより自分で事業を起こしたい」といった人は、専門学校で学んだスキルを活かして起業する道もあります。在学中に身につけてきた技術に自信がある場合は、企業に勤めるより高い報酬を得られることもあるでしょう。

就職しないリスクも知っておこう

フリーランスや起業を成功させるには、仕事に必要なスキルだけでなく、「営業力」や「マーケティング力」も必要となります。基本的には、社会人未経験となるため人脈も自分で開拓しなくてはなりません。また、「手に職をつけるなら専門学校?専門職種のメリットやスキルの身につけ方」のコラムでも紹介しているとおり、技術の進歩や時代の変化で稼げなくなってしまう可能性も考えられます。専門学校卒業後に就職しないでフリーランスや起業をしたいと考えている人は、リスクを知ったうえで慎重に選択しましょう。

専門学校生が利用すべき学校外の就職支援サービス

専門学校生は、就職先の間口を広げるために、ほかの就職支援サービスも併用して学校外からの情報も集めるのがおすすめです。ここでは「ハローワーク」と「就職エージェント」の2つを紹介します。

ハローワーク

ハローワークは厚生労働省が運営している就職サポート機関です。各地域に点在しており、地元の求人が中心であるのが特徴です。場合によっては履歴書の添削や模擬面接を実施してくれることもあります。「ハローワークの利用方法とは?初めて使うときはどうすれば良い?」のコラムでは、利用方法について詳しく紹介しているので、合わせてご参考ください。

就職エージェント

就職エージェントは、求人紹介・面接の日程調整・履歴書や面接対策・就職後のフォローといった就職全般をサポートしてくれる支援機関です。専任のアドバイザーがつき、就職に関する悩みを相談できます。就職エージェントを利用するメリットについては、「就職エージェントとは?活用するメリットやデメリットを知ろう」のコラムもぜひ参考にしてみてください。

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専門学校生の就職に関するQ&A

ここでは、専門学校生の就職でよくある質問にお答えします。

専門学校の就職率は?

厚生労働省の「令和4年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します(p2)」によると、専門学校の就職率は、94.7%と高い傾向にあります。「専門学校生の就職率はどれくらい?」では大学の就職率との差について解説しているので、興味のある方はこちらもご覧ください。

参照元
厚生労働省
令和4年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します

専門学校生の就職は厳しい?

専門学校生は、専門分野以外の就職を目指そうとすると就職が厳しくなることがあります。また、専門卒や大卒を問わず募集している企業の場合、一般教養を身につけた大卒を優先的に採用することも少なくありません。一方で、専門分野への就職は強い傾向にあります。「専門卒の就職事情を解説!就活が厳しいと感じる方へおすすめの仕事もご紹介」のコラムでは、専門学校生の就職事情を詳しく解説しているのでご参考ください。

専門卒と大卒の違いは?

専門卒と大卒では、初任給や生涯賃金に差が出やすいようです。就職においては、専門卒と比較して大卒のほうが採用試験を受けられる企業の幅が広い傾向にあります。「専門卒と大卒の初任給を比較」のコラムでは、具体的な数値を示して、業界や企業規模別で給与の違いを解説しているので、こちらもチェックしてみてください。

専門学校生が就活を成功させるには?

専門学校生は、学校の就職支援機関だけでなく、ハローワークや就職エージェントなど外部の支援機関も併用して効率よく情報を集めながら就職活動をするのがおすすめです。若年層に特化した就職・転職エージェントのハタラクティブは、求人紹介だけでなく、履歴書や面接対策など、就活が初めての方も安心できるようなサポートが充実しています。就職活動でお困りの方はぜひお気軽にご相談ください。

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