大学中退者の就職を成功させる方法!厳しいといわれる理由とおすすめの仕事

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この記事のまとめ

  • 2022年度の大学中退率は学生全体の約2割程度となっている
  • 大学中退からの就職活動では、大卒向けの求人への応募が難しい場合がある
  • 大学中退からの就職は、年齢が若いうちはそれほどハードルが高くない
  • 大学を中退した場合、将来に対する不安から就職を決める人が多い
  • 大学中退後の就職先としておすすめの仕事には、営業職やプログラマーなどがある

「大学中退後の就職は厳しいって本当?」「大学を中退すると就職できないかも…」と、不安を感じる方もいるでしょう。就職市場では若い人材の柔軟性やポテンシャルが評価されやすいため、大学中退の経歴を気にしない企業が多くあります。このコラムでは、大学中退からの就職事情や仕事探しのポイントを解説。また、おすすめの職業や大学中退後に活用できる就職支援サービスも紹介しているので、参考にしてみてください。

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大学中退者の就職は厳しいの?

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大学中退から就職を目指す場合、「中途退学」の経歴に不安を感じる方も少なくありません。
「大学を中退してしまったから不利になりそう…」と思うかもしれませんが、大学中退者の就職は経歴を気にせず前向きに進めれば上手くいく可能性が高いので、安心してください

大学中退だからといって諦める必要なし!

大学を中退した方のなかには、「中退=正社員になるのは厳しい」と自信をなくし、就職を諦めてしまう方も。たしかに、応募する企業によっては学歴を採用の判断材料にする場合もありますが、多くはその人の持つポテンシャルを評価してくれます。中途退学の経歴を過度に気にする必要はないので、諦めずに挑戦しましょう。

新卒扱いしてくれる会社もある

厚生労働省の「卒業後3年以内の既卒者は「新卒枠」での応募受付を!」によると、国は企業に向けて、「卒業後3年以内の既卒者を新卒として採用する努力をするように」といった指針を出しています。そのため、大学を中退した高卒者を新卒として採用してくれる会社は多いはずです。
ただし、大学中退者を新卒扱いするかどうかは企業によって異なるため、応募したい企業がある場合は大学中退者の採用方針について直接問い合わせてみましょう。

参照元
厚生労働省
青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)について

大学中退者の就職のハードルはそれほど高くない

大学中退後の就職活動を成功させるには、年齢が一つのカギになります。採用の場では、年齢を重ねるほど一定のスキルや実績が求められますが、年齢が若いうちはポテンシャルが評価される傾向にあるため、就職のハードルはそれほど高くありません。

大学を中退して数年以内の20代であれば、「物事を柔軟に捉えられる」「成長スピードが早い」「長期的な活躍が見込める」といった点を評価してもらえますよ。「学歴不問」や「未経験者歓迎」の求人に注目しながら、年齢が若いうちに就職活動をスタートさせましょう。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス

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大学中退者の就職事情

大学中退から就職活動を始める前に、まずは自身が置かれている状況を知っておきましょう。
ここでは、大学中退者の割合と就職内定率、大卒との違いについて解説するので参考にしてみてください。

大学中退者の割合は全体の1.94%

文部科学省の「令和4年度 学生の修学状況(中退者・休学者)等に関する調査結果」によると、2022年度における大学中退者数は52,459人でした。学生数に占める大学中退者数の割合は1.94%です。
このことから、およそ100人に2人程度の人が大学を中途退学していることが分かります。

参照元
文部科学省
学生支援

大卒者・高卒者の就職内定率は90%程度

文部科学省の「統計情報」によると、2023年度の高等学校・大学卒業予定者の就職内定率は、大卒・高卒ともに90%程度となっています。
下記は、高卒新卒者と大卒新卒者の就職内定率のデータです。それぞれ、データの算出時期が異なるので等しく比べられるものではありませんが、参考までにご覧ください。

学歴就職内定率(全体)就職内定率(男性)就職内定率(女性)
高等学校90.9%91.7%89.5%
大学等90.9%90.1%91.8%

参考:文部科学省「統計情報

年度によって多少変動するものの、大卒者と高卒者の間に就職内定率の大きな差はありません。
大学中退者は新卒ではないため、一概に高卒新卒者と同じ就職内定率を得られるとはいえませんが、「学歴問わず内定は得られる」という可能性はありそうです。

参照元
文部科学省
令和4年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(2月1日現在)
令和5年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(令和4年12月末現在)に関する調査について

大学中退者と大卒者の違いは「学歴」

大学中退者の最終学歴は「高卒」です。中途退学をしている場合は大学を卒業していないため、大卒として就職活動をすることはできません。
学歴が違うことで異なるのは、「求人数」と「給与」が挙げられます。

大学中退者と大卒者の求人数の違い

多くの企業が新卒一括採用を行っている日本では、大学新卒者や大卒者のほうが応募できる求人が豊富といえます。最終学歴が高卒の場合、「大学新卒」や「大卒以上」を対象とした求人に応募することは想定されていません。学歴不問の求人は多く存在しているものの、高卒者向けの求人は大卒者よりも少ないといえるでしょう。

大学中退者と大卒者の給与の違い

大学中退者と大卒者では、大卒者のほうが給与が高い傾向にあります。
以下は、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査速報」を参考に作成した学歴・年齢別の平均賃金です。

年齢全体高卒大卒
~19歳19万円19万1,500円データなし
20~24歳22万4,500円21万6,100円23万9,600円
25~29歳25万8,200円24万600円31万円
30~34歳28万6,400円25万8,400円35万4,100円
35~39歳31万4,600円27万6,600円39万4,600円

参照:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査速報

20~24歳の年齢帯を見ると、大学中退者を含む高卒者の給与は約21.6万円、大卒者の給与は約24万円となっており、その差は2.4万円とそれほど大きな差ではありません。しかし、35~39歳の年齢帯を見ると、その差は約11.8万円と広がっています。

高卒と大卒で賃金に差が生じる理由は、学歴によって基本給が異なることや、大学で身につけたスキルが仕事に活かしやすいことなどが挙げられるでしょう。詳しくは「大学中退から就職活動をするデメリット」で後述しますが、平均的な初任給は大卒と高卒で4万円以上の差があるというデータもあります。

とはいえ、入社後の努力次第で大学中退者を含む高卒から給与アップを狙うことは十分に可能です。「大学を中退しているから…」と諦める必要はありません。平均給与はあくまで平均であることを覚えておきましょう。

参照元
厚生労働省
令和5年賃金構造基本統計調査 速報

大学中退者は新卒と比べて応募が不利になる?

学歴は就職活動にも少なからず影響します。大学を卒業見込みである新卒は、大学新卒向けの求人に応募できますが、大学を中退した場合の学歴は高卒になるため、応募を受け付けてもらえない場合があるからです。
応募する求人を選択する時点で新卒よりも選択肢が減るのは、不利だと感じる可能性があるので、きちんと理解したうえで就職活動を進める必要があります。ただ、年齢が若いうちであれば内定をもらえるチャンスは多いので、対策を万全にして積極的に応募しましょう。

大学中退者の主な中退理由

前述のとおり、大学を中退する人は100人に2人程度存在します。文部科学省の「令和4年度 学生の修学状況(中退者・休学者)等に関する調査結果」によると、2022年度の4~3月における大学中退者の中退理由は「転学等」が最も多く、次いで「学生生活不適応・修学意欲低下」「就職・起業等」という結果でした。

大学中退の理由割合
転学等17.8%
学生生活不適応・修学意欲低下16.8%
就職・起業等14.2%
経済的困窮13.1%
学力不振8.0%

参照:文部科学省「令和4年度 学生の修学状況(中退者・休学者)等に関する調査結果

このほか、割合は少ないですが、「心神耗弱・疾患(6.1%)」「病気・けが・死亡(3.8%)」「海外留学(0.7%)」などが大学中退の理由として挙げられます。
以下で、調査結果で上位の中退理由について、詳しく見ていきましょう。

転学等(17.8%)

大学で学んでいる内容とミスマッチを感じ、転学のために中退する人は2割弱いるようです。「希望する大学に合格できなかったので再挑戦したい」「在学中に学びたいことが変わった」など、目的があって大学中退の道を選んでいます。

学生生活不適応・修学意欲低下(16.8%)

大学での学生生活とのミスマッチや学ぶ意欲の低下など、大学に通う意義を見いだせなくなったために中途退学を選ぶ人も一定数いるようです。このパターンは、大学中退後の進路が決まっていない場合が多いでしょう。

就職・起業等(14.2%)

就職や起業のために大学中退の道を選ぶ人も少なくありません。大学で4年間学びきるよりも、すぐに就職してビジネス経験を積みたい場合や、起業してビジネスチャンスを掴みたい場合は、卒業よりも就職や起業を優先させることもあるようです。

経済的困窮(13.1%)

大学へ通い続けるには、それなりの学費がかかります。文部科学省の調査によると、2023年度の初年度学生納付金は、私立大学などで約148万円でした。国公立大学の場合はこれよりも金額は低いかもしれませんが、1人暮らしの生活費や交際費などを含めて考えれば、学費にかかる負担は小さくありません。納入が難しくなれば、やむを得ず中退を選択する人もいるでしょう。

参照元
文部科学省
私立大学等の令和5年度入学者に係る学生納付金等調査結果について

学力不振(8.0%)

「大学のカリキュラムについていけない」といったパターンも、ありがちな中退理由の一つです。大学のレベルとミスマッチを感じている場合、無理をして学業を続ければストレスが溜まることも。努力次第で慣れることもあるかもしれませんが、どうしてもつらい場合は中退を選択する人もいるでしょう。

参照元
文部科学省
学生支援

大学中退から何する?辞めたあとの選択肢

大学中退から何する?辞めたあとの選択肢の画像

大学を辞めたあとの選択肢には、下記のような内容が考えられるでしょう。

  • 正社員になる
  • 派遣社員になる
  • 契約社員になる
  • フリーターになる
  • 公務員になる
  • 起業する
  • ニートになる
  • 留学する
  • ほかの学校で学業を続ける

大学中退者の進路は、正社員のほか派遣社員や契約社員、アルバイトといった非正規雇用社員もあり、雇用形態だけで見ても非常に幅広いことが分かります。
就職だけでなく、起業や留学、転学、一時的な休息など、さまざまな選択肢があるので、自分のキャリアビジョンにあった選択をしましょう。

フリーターが就職活動・転職活動を始めるきっかけ

大学中退からの選択肢の一つとして、正社員として就職することを迷っている方もいるでしょう。
若年層向けに就職支援サービスを提供するハタラクティブがまとめた「若者しごと白書2023」によると、フリーターが就職活動・転職活動を始めるきっかけの1位は、「金銭的な不自由、不安(55.2%)」でした。

実際の結果を、正社員のランキングと合わせてご覧ください。

引用:ハタラクティブ「3-4.就職活動・転職活動を始めたきっかけ(p.23)

アンケート結果を見ると、収入や雇用の安定性を求めて就職を目指す方が多いことが分かります。「安定した収入を得たい」「将来に対する不安を減らしたい」といった、ちょっとしたきっかけが正社員になる動機になる人もいるので、就職に興味が出た段階で就活を進めてみるのも良いでしょう。

参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2023

「周りの目が気になる」と後悔する人もいるのでよく考えて行動しよう

「なんとなく辞めたい」「辞めてから考えればいい」というように、あいまいな気持ちで大学中退すると後悔する恐れも。特に、辞めたあとの進路が決まっていない場合、周囲からマイナスのイメージを与える可能性もあり、「家族や友人の目が気になる」と感じることもあるようです。
大学を中退する際は、自分の将来を見つめてよく考え、後悔のない選択をしましょう。

大学中退から就職活動をするメリット

現在、大学中退からの進路に迷っている方は、大学を中退するメリットを考えてみましょう。
ここでは、大学中退から就職活動をするメリットをまとめたので、参考にしてみてください。

大学中退から就職活動をするメリット

  • 卒業を待たずにやりたいことを始められる
  • 同級生よりも早く社会人経験を積める
  • 新しい環境で心機一転スタートできる

卒業を待たずにやりたいことを始められる

大学を中退してすぐに就職活動を行う場合、卒業を待たずにやりたい仕事を始められます。在学中に、「学んでいることと実際にやりたいことが違う」と違和感を覚えれば、卒業まで学び続ける意義を見いだせなくなることも。大学で関連性の低いことを学ぶより、やりたいことに専念したいという方にとっては、中退することがメリットになる場合もあるでしょう。

同級生よりも早く社会人経験を積める

大学を中退して就職すれば、新卒で入社予定の同級生よりも早く社会人経験を積めるのもメリットの一つです。特に、学歴に関係なくキャリアを積める業界の場合は、中途退学をして挑戦すればより多くのスキルを身につけられる可能性があります。
ただし、大学新卒として早くに内定を獲得すれば、内定者インターンとして早くに業務経験を積める場合もあるので、覚えておくと良いでしょう。

新しい環境で心機一転スタートできる

合わない環境に身を置き続けるのは精神的につらいこともあります。「大学の人間関係がつらい…」「思っていた学校と違い、雰囲気に馴染めない」といった理由で大学中退を考えている場合、就職して環境を変えれば、心機一転スタートできるでしょう。

大学中退から就職活動をするデメリット

大学を中退するのなら、デメリットについて確認しておくことも大事です。自分の状況に当てはめてみて、メリットよりデメリットが上回るようであれば、大学中退を検討し直してみることをおすすめします。

大学中退から就職活動をするデメリット

  • 応募条件が「大卒以上」の求人に応募するのが難しくなる
  • 大卒と比べて初任給が低いと感じる可能性がある
  • 面接で大学中退理由を説明しづらくなる
  • 「学生」ではなくなり社会人として扱われる

応募条件が「大卒以上」の求人に応募するのが難しくなる

大学を中退すると、「大卒以上」と記載がある求人へ応募しづらいと感じる場合があります。企業が求人を出す際にあえて「大卒以上」と募集するのは、採用活動を効率良く進めるためや、一定水準の能力をもった人材を採用するためです。

大学中退者を含む高卒者が大卒向けの求人に応募しても、「企業が求める人材と合わない」として不採用になることも。こうした背景から、大学を中退すると、大卒者向けの求人に応募し内定を勝ち取るのはハードルが高いと感じるでしょう。

大卒向けの求人に応募できないわけではない

中途退学の学歴を気にしない企業もあります。大卒向けの求人に全く応募できないわけではないので、諦めずに応募してみることが大切です。大学中退の経歴よりも、働く意欲やポテンシャルに期待し採用してくれる企業も多くあります。求人を見るときは、応募先の企業が何を重視しているかに注目してアピール内容を考えましょう。

就職・転職エージェントのハタラクティブでは大学中退からのサポート実績があり、経歴や学歴関係なく応募可能な求人を取り扱っています。興味のある方は、下記のリンクから実際の求人をチェックしてみてください。

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大卒と比べて初任給が低いと感じる可能性がある

このコラムの「大学中退者と大卒者の違いは「学歴」」でお伝えしたように、大卒と高卒では収入面で違いがあります。
厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1 学歴別にみた初任給」によれば、大卒の初任給は男女合わせて21万200円、高卒の場合は16万7,400円でした。賃金は、経験年数を重ねたりキャリアアップしたりすることで上昇するものの、初任給が4万2,800円違えば、この差を埋めるのは一定の努力が必要だといえるでしょう。

参照元
厚生労働省
令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1 学歴別にみた初任給

面接で大学中退理由を説明しづらくなる

大学中退後に就職を目指す方のなかには、「面接で中退理由を上手く説明できず、理解を得られなかった」という方もいます。特に、「勉強が嫌になった」「通うのが面倒になった」などネガティブな理由で大学を中退した場合、事実のみを伝えて採用につなげるのは難しいでしょう。

ネガティブな理由で中退した場合、ポジティブな理由に言い換えて伝えるのがコツです。詳しい伝え方のポイントは、「大学中退理由は嘘でもいい?面接で「経済的理由」のように伝えるべき理由」でもご紹介しているのでチェックしてみてください。

「学生」ではなくなり社会人として扱われる

大学を中退すると、学生ではなくなります。奨学金制度や学生割引など、これまで学生として利用できていたことがある場合は、それが受けられなくなるでしょう。奨学金を利用していた場合は、中退した時点で返済がスタートすることも。卒業するよりも早く社会人となれば、その分、社会的な責任が生じる時期も早まることは覚えておく必要があります。

大学中退者が就職活動を成功させるコツ

大学中退後の就職活動では、就職の動機を明確にしたり中退理由を前向きに伝えたりすると採用担当者から高評価を得られる可能性があります。
ここでは、大学中退者が就職活動を成功させるヒントをご紹介するので、ポイントをしっかり押さえましょう。

大学中退者が就職活動を成功させるコツ

  • 大学中退後の空白期間はできるだけ短くする
  • 自己分析で「なぜ正社員になるのか」をはっきりさせる
  • 企業研究を徹底してミスマッチのリスクを減らす
  • 面接で大学中退理由を前向きに伝えられるようにする

1.大学中退後の空白期間はできるだけ短くする

大学中退後、ニートやフリーターをしている場合は、その期間をできるだけ短くすることをおすすめします。大学中退後の空白期間が長いと、面接の際に「就職せず何をしていたのか」「将来をしっかり考えていないのでは」と、ネガティブな印象を与える可能性もあるからです。

大学中退の理由は人それぞれなので、一概に「○○年以内に就職しなければならない」とは言い切れません。しかし、すぐに就職先が決まらなかった場合、空白期間が長期化する恐れも。就職時期の目安を決め、計画的に就活を進めることが大切です。空白期間が就職活動に与える影響については、「既卒で空白期間があっても就活に影響はないの?面接対応の仕方も解説!」のコラムで詳しく触れています。

求人が多い時期を狙うのも手

大学中退から中途採用枠に応募する場合は、求人募集が活発に行われる1〜3月ごろを狙うのがおすすめです。この時期は、3月の決算時期を経て、年度初めの4月から働ける人材を求める企業が多く、求人数が増えると考えられます。「転職する時期は何月が良い?おすすめや避けるべきタイミングを解説」でも、求人が増える時期を紹介しているので参考にしてください。

2.自己分析で「なぜ正社員になるのか」をはっきりさせる

大学中退後に就職活動を行う際は、「なぜ正社員になるのか」を明確にすることから始めましょう。「安定した収入を得るため」や「10年後のキャリアを見据えて」というように、就職を目指す動機はさまざまです。正社員になる目的や入社後に成し遂げたいことを一つずつ整理し、それを採用担当者にきちんと伝えられれば、「採用してもすぐ辞めてしまうかも…」という懸念を払拭しやすくなります
また、正社員になる目的を持つことで、就職活動のモチベーションを維持しやすくなるでしょう。

3.企業研究を徹底してミスマッチのリスクを減らす

「自分について知る自己分析」と同時に、「応募先について知る企業研究」を行っておくことも大事です。
企業研究とは、応募先の業界の立ち位置や事業内容、企業理念、社員数、職種などについて、詳しく調べること。イメージだけで求人を選んでしまうと、入社後に「思っていた仕事と違った」とミスマッチを感じるリスクがあります。企業研究を徹底しておけば、自ずと業界や競合他社についても詳しくなるので、面接で採用担当者に意見を求められたときにも咄嗟の対応ができるでしょう。

企業研究のやり方については、「企業研究とは?その必要性とスムーズに行うコツを知っておこう!」のコラムで解説しています。

4.面接で大学中退理由を前向きに伝えられるようにする

面接で大学を中退した理由を聞かれたときは、できるだけネガティブな言葉は避け、大学生活および中退によって得たものや、大学中退後に取り組んだことなどをアピールするのが効果的です。

中退理由の回答例

「学びたい方向性が変化して中退しましたが、現在○○の資格取得に向けて勉強中です。今後は○○のスキルを活かして御社の○○事業に貢献したいです」

このように、中退理由だけを伝えるのではなく、前向きさや就業意欲が伝わる内容にするのがコツです。このほか、中退理由の解答例が知りたい方は、「大学中退の理由ランキング!面接や履歴書での伝え方・書き方も紹介」でまとめているので、参考にしてみてください。

ハタラクティブ在籍アドバイザーから大学中退者への就活アドバイス!

大学中退の経歴を面接で説明するときは、事実を正直に伝えたうえで、反省点や入社意欲などを付け加えるのがポイントです。中退理由や今後の意欲を示すことができれば、大学中退は大きなハンディキャップにはならないですよ。

ポジティブな印象を与える中退理由の伝え方が知りたい、あるいは大学中退からの就活の進め方に不安がある場合は、就職エージェントに相談してみるのがおすすめです。エージェントでは求人紹介だけでなく、面接対策や履歴書の添削などを一貫してサポート。「どんな求人に応募したらいいか分からない」と迷っている場合も、就職エージェントがどのような仕事が自分に合うか一緒に探すので、お気軽にご相談くださいね。
ハタラクティブアドバイザー後藤祐介からのアドバイス

大学中退者の就職先におすすめの仕事9選

ここでは、大学を中退した方におすすめの仕事を9種類ご紹介します。大学中退後に何をするか迷っている方は、仕事探しにお役立てください。

1.公務員

公務員とは、国や地方自治体に属して、公的な職務に携わる職員のことです。公務員として勤務するには、希望する分野の公務員試験を受験し合格する必要があります。受験資格には、「大卒程度」または「高卒程度」といった目安がありますが、これは実際の学歴ではなく「大卒/高卒相応の学力」を示しているため、大学中退者も条件を満たしていれば受験可能です

ただし、国家公務員は基本的に「30歳まで」、地方公務員は「29~30歳まで」のように、年齢制限が設定されていることもあるので、受験する時期には十分注意しましょう。

参照元
人事院
試験情報

2.営業職

営業職は顧客となる企業や個人に対し、自社の商品やサービスを提案し契約につなげるのが仕事です。学歴よりもコミュニケーション能力や提案力が重視されやすいため、人と会話することが好きな方におすすめ。就職先によっては売上ノルマが設定されている場合もあるので、忍耐力があり計画性をもって業務に取り組みたい方に向いているでしょう。

接客のアルバイト経験があれば、営業職の仕事で活かせます。詳しくは、「大学中退者の営業職への道!仕事内容や必要なスキルを紹介」のコラムもご参照ください。

正社員

営業/カスタマーサクセス

  • 年収 408万円 ~ 653万円

  • 未経験OK,賞与あり,学歴不問,諸手当あり,残業少なめ,プライベート重視,産休/育休

3.事務職

事務職の主な仕事は、書類管理・電話対応・受付などです。学歴不問で応募できる企業も多いので、大学中退後も挑戦しやすいでしょう。基本的なパソコンスキルや「MOS」「秘書検定」といった実用的な資格、事務のアルバイト経験などがあると選考で評価してもらえる可能性があります。

事務職で役立つ能力を選考前に身につけたい方は、「大学中退後に事務職の正社員を目指す!向いている人や就職成功のコツを解説」もあわせてご一読ください。

正社員

事務

  • 年収 315万円 ~ 360万円

  • 賞与あり,昇給あり,諸手当あり,残業少なめ,プライベート重視,未経験OK,学歴不問

4.プログラマー

プログラマーは、システムエンジニアが作成した仕様書をもとに、プログラミングを行う職種です。システム開発の場では下流工程を担当します。プログラミングを行うには、必要なプログラミング言語の習得が必須。扱える言語によって、担当できる案件が異なります。大学中退から未経験でプログラマーになることは可能ですが、仕事を通して学ぶ姿勢が求められるでしょう

未経験からプログラマーを目指す方法については、「未経験からプログラマーを目指せる?主な仕事内容とは」を参考にしてください。

参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
プログラマー

5.システムエンジニア

システムエンジニアとは、システム開発の上流工程を担当し、「要件定義」「設計」「開発」「テスト」「運用・保守」などに携わる職種です。IT業界の進歩にともない技術者不足が課題となっており、経験・学歴不問で求人を出している会社もあります

システムエンジニアが活躍できる就職先や具体的な業務内容は、「高卒からSEを目指せる!仕事内容や正社員になるためのコツを解説」のコラムをチェックしてみましょう。

参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
ITの仕事

6.建設作業スタッフ

建設作業スタッフは、建設現場で働く土木作業員や大工、左官、鳶職などを指します。関わる事業によって仕事内容は異なるのが特徴です。戸建てやマンションといった住宅の建設をはじめ、オフィスビル、商業施設などに関わる場合もあるでしょう。

建設作業スタッフは、業界の高齢化にともない大学中退者のような若い人材の需要は高め。管理系の職種に興味があれば、施工管理職を目指すのもおすすめです。詳しくは、「建設作業員の仕事内容とは?平均年収や求人の特徴も解説」のコラムをご覧ください。

正社員

施⼯管理補助業務

  • 年収 317万円 ~ 490万円

  • 未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり,残業少なめ,諸手当あり,プライベート重視

7.介護職

日本の高齢化にともない、介護職員やホームヘルパーの需要が非常に高まっています。そのため、学歴を問わず、若い人材は積極的に採用してくれるでしょう。大学中退から介護職になる場合、経験を積みながら介護資格を取得すれば、最短5年で国家資格である介護福祉士を目指すことが可能。その先も経験を積めば、介護支援専門員(ケアマネ)を目指せるなど、キャリアパスが整っているのが特徴です。

介護職に興味のある方は、「未経験から介護職に転職したい!無資格も大丈夫?仕事内容も紹介」のコラムもご参照ください。

正社員

訪問入浴ヘルパー

  • 年収 315万円 ~ 372万円

  • 大手企業,安定的な仕事,未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり

8.販売・接客スタッフ

販売・接客スタッフは、来店したお客さまに声をかけたり、商品を販売したりする仕事を指します。学歴よりも人柄やコミュニケーション力が重視されやすいのが特徴。また、特別な資格を必要としない求人が多いので、販売・接客の経験がない人もスタートしやすいでしょう。

接客業とは?どんな職種がある?必要なスキルや志望動機の書き方も解説」のコラムでは、接客の仕事に向いている人の特徴をまとめているので、ぜひご覧ください。

正社員

【総合職】家電アドバイザー

  • 年収 300万円 ~ 420万円

  • 残業少なめ,プライベート重視,大手企業,安定的な仕事,未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり,諸手当あり

9.物流ドライバー

物流ドライバーとは、依頼された荷物をトラックなどで目的地まで運ぶのが仕事です。トラックドライバーや軽貨物ドライバー、ルート配送ドライバーなど、さまざまな働き方があります。

物流ドライバーになるためには運転免許が必須。運転するトラックの大きさによって、中型免許や大型免許が必要になる場合もあるものの、学歴は問われない傾向にあるため大学中退から目指すことも可能です。詳しくは、「正社員ドライバーになるには?転職成功のポイントや求人の探し方を解説!」で解説しているので、参考にしてみましょう。

正社員

配送ドライバー

  • 年収 358万円 ~ 456万円

  • 未経験OK,賞与あり,学歴不問,昇給あり

「大学中退から就職して何をするか分からない…」そんなときは?

大学を中退してすぐは、就職に対するイメージを持つのは難しいかもしれません。そのようなときは、自分がやりたい仕事を中心に探したり、大学中退者が採用されやすい業界に絞ったりしながら求人を探してみるのもおすすめです。

たとえば、「介護業界」「IT業界」「建設業界」などは、日本の少子高齢化の影響によって慢性的な人手不足の状態にあり求人が豊富。学歴を問わない会社が比較的多いため、大学中退後に挑戦しやすいでしょう。

やりたいことが分からない場合は、「「自分のしたいことがわからない」から抜け出すための方法」のコラムを参考に、自己分析をしてみるのも方法の一つです。

大学中退後の就職活動で求人を選ぶ際のポイント

大学中退後の就職活動で求人を選ぶ際のポイントの画像

大学中退後に仕事探しをするときは、「未経験者歓迎や学歴不問の求人に注目する」「大手や有名企業以外にも目を向ける」「大学時代の得意分野が活かせる就職先を探す」の3つを意識してみましょう。以下で、それぞれのポイントについて詳しく解説します。

1.未経験者歓迎・学歴不問の求人に注目する

未経験者歓迎・学歴不問の求人は、経験・スキル・学歴よりも人柄やポテンシャルで採用されやすい傾向があります。また、研修や資格取得支援制度を整えている企業もあるので、就職後のスキルアップが期待できるでしょう。
大学中退から就職!未経験歓迎の仕事とは?」のコラムでは、未経験者を受け入れている求人にはどのような特徴があるか紹介しています。

2.大手や有名企業以外にも目を向ける

大手や有名企業に絞らず、視野を広げて就職活動を行うのがおすすめです。人気が高い企業は選考基準を厳しく設定している場合があるので、ライバルも多くなかなか採用につながらない可能性も。どうしても大会社や有名企業で仕事をしたい方は、ほかの会社へ就職し経験やスキルを身につけてから再度挑戦するのも一つの手です。
大学中退者が求人を選ぶポイントは?仕事探しのコツや役立つ資格を紹介!」のコラムでも、大学中退後の求人の選び方について解説しているのでご覧ください。

3.大学時代の得意分野が活かせる就職先を探す

大学を中退した場合、在学中に学んでいた分野に関連する就職先を選ぶと、その知識やスキルが歓迎されるでしょう。企業は、「学んだことを活かして業務に貢献してくれそう」「即戦力としての活躍が期待できる」と採用のメリットを感じるからです。
大学でどのような分野に取り組んだか、何をするのが得意だったかを整理し、応募企業を探してみてください。

応募企業で役立つ資格を取得するのも効果的

大学中退後に仕事で活かせる資格を取得しておくと、就活時の選考で評価してもらえる可能性があります。たとえば、経理職を目指す方は簿記資格、金融系であればFP(ファイナンシャル・プランナー)のように、自分の志望職種に合う資格を選ぶと良いでしょう。

ただし、「資格取得すれば就職できる」ということではありません。資格はあくまでもアピールポイントの一つと捉え、取得を目的としないように注意しましょう。資格取得を検討している方は、「大学中退者におすすめの仕事に活かせる資格」も参考にしましょう。

大学中退者は就職支援を活用するのがおすすめ!

大学中退後の就職活動を効率的に進めるには、就職サイトやハローワーク、就職・転職エージェントを併用するのがおすすめです。それぞれの特徴を踏まえて、活用してみてください。

就職サイト

就職サイトとは、数多くの求人情報を掲載した求人ページのことで、「求人サイト」や「転職サイト」とも呼ばれます。求人情報を網羅できるので、どのような企業がどのような職種の求人を出しているのかを知るには、非常に役立つサイトです。

就職サイトを利用するメリットは、検索窓に条件を入力することで求人を絞り込めたり、サイトを通じて求人に応募できたりすること。仕事探しやスケジュール管理は自身で行う必要がありますが、自分のペースで就職活動を進めたい大学中退者の方に向いています

ハローワーク

ハローワークは国が運営する就職支援機関です。地域の求人を多く取り扱っているため、大学中退後は地元で働きたい方は利用してみると良いでしょう。ハローワークでは、求人検索をはじめ、窓口での職業相談や応募書類の添削、模擬面接といった就職支援を無料で受けられます。

大学中退からあまり年月が経過していない20代の方には、35歳までの若年層を対象とした「わかものハローワーク」もおすすめ。わかものハローワークについては「わかものハローワークとはどんなサービス?利用内容や注意点を解説」、ハローワークの利用方法については「大学中退からの就職にハローワークは使える?正社員になるための活用法」で詳細をまとめています。

就職・転職エージェント

就職・転職エージェントは、企業と求職者を結びつける民間の就職支援サービスです。希望や適性に沿った求人紹介をはじめ、応募企業に合わせた選考対策を行えるので、就活を効率良く進められます。

大学を中退すると、新卒のように大学から就職サポートを受けるのは難しいことも。1人での就活が不安な場合は、就職・転職エージェントを利用すると、専任のキャリアアドバイザーとマンツーマンで就職活動を進められるので心強いでしょう。

就職エージェントの体験談

大学中退後に飲食店でアルバイトをしながら就活をスタートし、IT業界への就職を成功させたYさんは、「エンジニアとして就職!社会人未経験から内定までの道のりとは」で「大学中退から未経験業界へ挑戦することに不安を感じていたとき、就職エージェントを利用しマンツーマンでサポートしてもらえて心強かった」という体験談を語っています。

ほかにも大手保険会社へ就職した人や、営業職に就いた人などの体験談を「大学中退から正社員へ」でまとめて紹介しているので、ご一読のうえモチベーションアップにつなげてください。

大学中退から就職を目指している方は、就職・転職エージェントのハタラクティブが就活を全面的にお手伝いいたします。ハタラクティブは高卒の方やフリーター、第二新卒といった若年層に特化した就職・転職支援サービスです。専任のアドバイザーが就職相談から内定までをマンツーマンでサポートします。

未経験者歓迎や学歴不問の求人が豊富なほか、非公開求人も取り扱っているので、「大学を中退し経歴に自信がもてない」という場合も安心です。サービスはすべて無料なので、大学中退後の就活を成功させたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

大学中退者の就職に関するQ&A

大学中退後に就職活動をする場合、学歴に対する不安や就活のやり方に関する疑問を抱く方もいるでしょう。ここでは、大学中退からの就職活動に関する悩みや疑問をQ&A方式で解決します。

大学中退者の就職は不利ですか?

大学中退が就職に不利になるとは言い切れません。近年では、学歴よりも若さや就業意欲といったポテンシャルを評価してもらえる企業も多くあるからです。ただし、なかには中退の経歴を理由に採用を見送る企業もあるので、応募の前に確認することをおすすめします。詳しくは、このコラムの「大学中退者の就職事情」をご参照ください。

大学中退から公務員になれますか?

大学を中退した場合も、受験要件を満たしたうえで採用試験に合格すれば、公務員になることが可能です。公務員試験には、筆記試験と面接試験があります。筆記試験対策は、公務員試験に特化した予備校への通学や参考書による独学が一般的です。公務員試験の面接では、「公務員になりたい理由」や「公務員になってどのような仕事がしたいか」を明確に伝えましょう。大学中退後、公務員を目指したい方は「大学中退者が公務員試験を合格するには」のコラムもお役立てください。

大学を中退すると後悔しますか?

大学を中退する理由は人それぞれ異なるため、「中退=後悔」とは限りません。「学習意識の変化」「人間関係に対する悩み」「家庭の経済状況」など、やむを得ない事情で大学を中退する場合もあります。大学中退が就職にどう影響するのか心配な方は、「大学中退は後悔する?ポジティブな捉え方や就職への影響を紹介」のコラムを参考にしてみてください。

大学中退で資格なしでも就職できますか?

資格がなくても就職は可能です。とはいえ、業務に活かせるスキルや資格があれば、選考で有利になることも十分考えられます。「大学中退者は資格なしで就職できる?おすすめの資格や取得メリットをご紹介」を参考に、どのような資格を取得すれば就職時に評価されやすいかをチェックしてみましょう。就職エージェントのハタラクティブでも、就職に関するご相談を受け付けています。ぜひご活用ください。

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