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資格がなくてもできる仕事はある?おすすめの職種を12種ご紹介!
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この記事のまとめ
- 資格がなくてもできる仕事には、「営業職」「事務職」「販売職」などがある
- 柔軟な対応力やコミュニケーション能力は、資格がなくてもできる仕事で活かせる
- 仕事を探す前に、就活の軸を定めたり自己分析を行ったりしよう
- 資格がなくてもできる仕事を探すときは、業界や職種を絞り過ぎないことがポイント
「資格がなくてもできる仕事はある?」と気になる方もいるでしょう。資格不要で未経験から挑戦できる仕事は存在します。スキルや経歴よりも人柄や意欲を重視する企業もあるので、選考では資格以外の強みをアピールすることが大切です。
このコラムでは、資格がなくてもできる仕事の例や、就活でのポイントをまとめました。資格なしから目指せる仕事にどのようなものがあるか知り、就職活動を成功させましょう。
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資格がなくてもできる仕事はある?
資格がなくてもできる仕事には、営業職や販売職、事務職などが挙げられます。一部の職種では資格があることで有利になる場合もありますが、希望の業界や職種を絞り過ぎなければ、無資格だからといって就職で不利になることはないでしょう。
資格の有無より人柄や意欲を重視する仕事がある
就職・転職市場には、資格の有無より人柄や入社意欲、将来性を重視する企業も存在します。特に、人手不足の業界や企業では職種・業界未経験の人材を歓迎する傾向にあるので、無資格の方も内定を得られる可能性が高いといえるでしょう。
「選考で武器になる資格がない…」と不安になるかもしれませんが、就活や転職活動では志望動機や熱意をしっかりアピールすることが大切なので、前向きに取り組みましょう。「資格不要の仕事には何がある?」と気になる方は、「無資格・未経験でできる仕事とは?高収入の目指し方や求人を探す方法も紹介」のコラムも参考にしてみてください。
資格がないとできない仕事もある
世の中にある幅広い仕事のなかには、資格がないとできない仕事もあるので注意しましょう。特定の仕事を行うのに必須な資格のことを「業務独占資格」といいます。業務独占資格が必要な職種の例は、以下のとおりです。
- ・美容師
- ・医師
- ・看護師
- ・弁護士
- ・薬剤師
資格がなくてもできるおすすめの仕事一覧
ここでは、資格がなくてもできる仕事を一覧で紹介します。以下の仕事は、年齢や経歴、学歴不問の求人が多いのが特徴です。「資格不要の仕事を探したい」と考えている方は、参考にしてみてください。
1.営業職
資格がなくてもできる仕事の一つに、営業職があります。お客さまと接する営業職は、資格の有無よりも人柄や意欲、コミュニケーション力などが重視される傾向です。
営業職と聞くと、飛び込み営業やテレアポをイメージして「自分には向いていない」「ハードなのでは」と思う方もいるでしょう。しかし、営業職には電話・メールを通して営業するインサイドセールスや、既存の顧客を担当するルート営業など、さまざまな営業スタイルがあります。営業の方法によっては自分に合う仕事が見つかるかもしれません。
たとえば、営業職の営業手法には、以下のような種類があります。
- ・訪問営業
- ・テレアポ(電話)営業
- ・メール営業
- ・反響営業
「営業職が気になるけど、難しくないかな…」とお悩みの方は、まず営業職にはどのような働き方があるのか調べることから始めてみましょう。「営業の仕事の種類はどんなものがある?魅力や事務との違いを解説」のコラムでは、営業職の種類を顧客別や形態別などでご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
2.販売職
販売職も、資格なしから挑戦できる仕事の一つです。接客が好きな気持ちやコミュニケーション能力があれば、未経験からの就職を目指せるでしょう。販売職に該当する職種の一例は、以下のとおりです。
- ・スーパーマーケット店員
- ・アパレルショップ店員
- ・ドラッグストア店員
販売職では、顧客のニーズに応じて商品の説明や提案を行うスキルが求められます。また、お客さまと信頼関係を築くことも重要で、そのためには誠実さや柔軟な対応力も必要でしょう。
3.飲食店店員
飲食店の店員は、販売職と同じく接客業務がメインのため、資格の有無よりも対応力やコミュニケーション能力が重視される仕事です。業務内容は、お客さまの注文を聞いたり料理を提供したりするホールスタッフと、調理を担当するキッチンスタッフに分けられます。
働く場所として挙げられるのは、レストランや居酒屋、カフェなど。経験を積むことで、将来的に店長やエリアマネージャーといった役職に就ける可能性もあります。
4.事務職
事務職も資格がなくてもできる仕事の一つです。基本的な仕事内容は、データ入力や資料作成、電話対応など。基本的なパソコンスキルがあれば、資格なしの未経験から就職を目指すことが可能でしょう。事務職の種類には、以下のようなものがあります。
- ・一般事務
- ・医療事務
- ・経理事務
- ・営業事務
- ・貿易事務
事務職の種類によっては、銀行での入金作業や営業職との打ち合わせといった仕事を任されることも。入社後に「思っていた仕事と違った」と後悔しないように、求人ページに記載された仕事内容をしっかり確認しましょう。
各事務職の仕事内容は、「事務の仕事内容とは?求められるスキルや働くメリット・デメリットを解説!」で解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
5.歯科助手
歯科助手も、資格がなくてもできる仕事の一つです。歯科医師のアシスタントとして、患者さまの誘導や器具の準備、予約の受付などの業務を担当します。職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「歯科助手」によると、「入職前の実務経験は特に必要ない」と答えた人は88.7%と非常に高い割合です。
なお、抜歯や口腔内の治療といった行為は、国家資格である歯科医師免許をもつ歯科医師しか行えません。また、歯科助手と混同しやすい仕事に歯科衛生士がありますが、両者は違う職種なので間違えないようにしましょう。歯科衛生士の業務にも国家資格が必要で、主な仕事内容は歯石の除去や口腔内の検査、歯磨き方法の指導などです。
6.コールセンタースタッフ
コールセンタースタッフの求人のなかにも、無資格・未経験歓迎のものがあります。電話応対のスキルが必要とされるものの、マニュアルや入社後の研修が整っている企業も多いため、未経験の方も安心して仕事に取り組めるでしょう。
コールセンターのスタッフの主な仕事は、商品・サービスに対する問い合わせや注文に電話で対応すること。デスクワークが中心なので、体力仕事や立ち仕事に自信がない場合にも挑戦しやすい仕事です。コールセンタースタッフの仕事に関して詳しく知りたい方は、「コールセンターの仕事内容とは?キャリアアップの方法も紹介」のコラムもご一読ください。
7.郵便局員
郵便の配達員の仕事には運転免許が必要となるものの、郵便局の窓口業務は資格なしの状態から挑戦しやすい職種です。窓口業務は、主に郵便・貯金・保険の3つに分かれています。郵便でははがきや切手の販売、貯金では口座の管理、保険では商品の案内というように役割が異なるのが特徴です。
郵便局の窓口業務を担当する場合、コミュニケーション力や提案力を活かせるでしょう。「会話するのが好き」「人の役に立ちたい」という方は、就職・転職先の選択肢に入れてみてください。
8.美容系職種
美容系職種のなかにも、資格なしから始められる仕事があります。美容系職種には、以下のような仕事が挙げられるでしょう。
- ・ネイリスト
- ・エステティシャン
- ・美容部員
これらの職種は、人を美しくすることが仕事です。たとえば、ネイリストは、爪を磨いたりネイルアートをしたりすることで、お客さまの手元を美しく見せます。エステティシャンは、リラクゼーションマッサージやフェイシャルケアなどで、全身を美しく整える施術を行う仕事です。「美容に関する知識を深めたい」「人を美しくすることにやりがいを感じる」といった方に向いているでしょう。
なお、美容系職種のなかでも美容師や理容師になるには、国家試験に合格したうえで登録申請を行い、免許を取得する必要があります。
9.整体師
整体師も、資格なしからできる仕事の一つです。整体師とは、患者の体の不調を和らげるための施術を行う仕事のこと。患者の悩みを汲み取る力や独学でスキルや知識を学ぶ姿勢があれば、資格がなくても整体師として働くことは可能でしょう。
ただし、整体院や接骨院においては、無資格では行えない施術がある点には注意が必要です。施術の幅を広げて活躍するには、働きながら整体師の民間資格や、国家資格の「柔道整復師」「あん摩マッサージ指圧師」「鍼灸師」などの取得を目指すのが望ましいといえます。
10.保育補助
子どもが好きな方には、保育補助の仕事もおすすめです。通常、保育士として働くためには国家資格の取得が必要ですが、保育補助に必須の資格はありません。園内の清掃や園児の昼寝の見守りといった保育士のサポートが、保育補助の主な仕事です。
子どもを預かり見守ることへの責任感や体力・健康面の自己管理能力が求められますが、保育士の人手不足が進む昨今において今後も需要が見込まれる仕事といえるでしょう。「保育士の仕事に興味があるけど自分に適性があるか分からない」という方は、保育士資格を取得する前に保育補助として働いてみるのも有効な方法です。
11.とび職
とび職は建設現場での作業を担当する職種で、足場の設置や解体、鉄骨の組み立てなどを行います。意外に思うかもしれませんが、とび職は資格がなくてもできる仕事です。職業情報提供サイト(日本版O-NET)の「とび」によると、「入職前の実務経験は特に必要ない」と答えた人の割合は、66.7%でした。
無資格から就職した後に厚生労働省が定める技能検定の「とび1・2級技能士」の資格を取得してキャリアアップすることも可能です。「今は資格はないけど、とび職をやってみたい」という方は、アルバイトなどから挑戦して適性を見極めてみましょう。仕事では体力やバランス感覚が求められるため、体を動かすことが好きな方にも向いているといえます。
12.ライター・記者
ライターは、依頼された企画内容やテーマに沿って、記事を執筆する仕事です。ライターとして働くのに資格は不要で、自分の興味や知識を活かして執筆活動を行えます。ブログやSNSなどが普及している現代では、個人の発信力が重視されていることもあり、活躍の場は増加傾向にあるでしょう。
記者は取材を通じて事実を取材し、得た情報を執筆する仕事です。記者としての活動も、特定の資格よりも、取材能力や文章力が重視される傾向にあります。地域のニュースや特定の分野に特化した情報を取材し、読者の興味を引くコンテンツを提供するスキルが求められるでしょう。
13.IT系の技術職
IT系の技術職も、資格なしから挑戦しやすい仕事といえます。IT業界では、急速な需要の高まりに比例して人手不足も深刻化しており、「自社で一から教育すれば問題ない」と考えて無資格の未経験者を積極的に採用する企業もあるためです。「パソコン操作が得意」「ITスキルを身に付けたい」という方は、視野に入れてみてください。
資格不要で未経験者歓迎の仕事については、「未経験でもできる仕事は?正社員として就職しやすいおすすめの業界・職種」のコラムでも紹介しています。「自分に合った仕事を探している」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
参照元
職業情報提供サイト(日本版O-NET)
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資格がなくてもできる仕事で活かせる3つのスキル
仕事に活かせるものは資格だけではありません。身につけたスキルやこれまでの経験も、仕事によっては活かすことができるでしょう。ここでは、資格がなくても仕事で活かせるスキルをご紹介します。
資格がなくてもできる仕事で活かせるスキル
- 柔軟な対応力
- 基本的なパソコンスキル
- コミュニケーション能力
1.柔軟な対応力
柔軟な対応力とは、状況や環境の変化に対して、臨機応変に反応できる能力を指します。柔軟性があれば、顧客から急な仕事を頼まれたときや、チーム内での役割が変わったときなども、スムーズに対応できるでしょう。また、予期せぬトラブルが発生した際にも冷静に対処し、解決策を見つけられるはずです。さまざまな業界や職種で役立つスキルなので、「対応力に自信がある」という方は自己PRのなかでアピールしてみましょう。
2.基本的なパソコンスキル
仕事で活かせるスキルの一つには、基本的なパソコンスキルも挙げられます。具体的には、パソコン操作が問題なくできる力のほか、文書作成ソフトや表計算ソフトを使用できる能力のことです。
事務職やカスタマーサポートなど、さまざまな職種で事務的な業務を任せられることがあるため、身につけておいて損はないでしょう。
3.コミュニケーション能力
コミュニケーション能力も、資格に代わる強みとして仕事に活かしやすいでしょう。コミュニケーション能力は、チーム内での円滑な連携や顧客との良好な関係構築に役立ちます。特に、顧客のニーズを把握し提案を行う営業職や販売職においては、重要視されるスキルといえるでしょう。
コミュニケーション能力を高める方法を知りたい方は、「コミュニケーション能力とは?スキルを鍛える具体的な方法をご紹介!」のコラムをご一読ください。
資格がなくてもできる仕事に就くメリット
ここでは、資格がなくてもできる仕事に就くメリットについてご紹介します。「資格を取得してから就職・転職するべき?」とお悩みの方は、参考にしてみてください。
研修制度によって入社後にスキルが身につけられる
資格がなくてもできる仕事では研修制度が整っている傾向があり、入社後にスキルを身につけやすい点がメリットです。入社後の業務に必要なスキルを短期間で効率的に学べれば、その会社や担当業務に合った形で成長していけるでしょう。
また、資格取得支援制度がある会社なら、働きながらスキルを身に付けられるほか、収入に関する心配をせずに資格の勉強ができる点も魅力といえます。
面接ではスキルより熱意を評価されやすい
資格がなくてもできる仕事の面接では、スキルより熱意を評価されやすい特徴があります。ポテンシャルや成長意欲を重視されることが多いため、仕事に熱心な姿勢を示すことで、内定獲得のチャンスが広がるでしょう。
社会人経験のない方や異業種へ転職する方は、志望動機や自己PRを工夫するのがポイント。「志望企業に入りたい理由」「入社後の目標」などを盛り込んで、熱意を伝えましょう。
資格の有無より入社後の実力で評価される傾向がある
入社後の成果や実力で評価される傾向があるのも、資格がなくてもできる仕事に就くメリットの一つです。
「未経験・無資格OK」の人材を募集している会社では、資格の有無や学歴、これまでの経験といった要素よりも、入社後どれだけ自社に貢献してくれるかで評価する姿勢が見られます。資格をもっていなくても、入社後の研修や実務を通じて得たスキルで実力を発揮できれば、昇給やキャリアアップに期待できるでしょう。
資格がなくてもできる仕事を探す前の準備
ここでは、資格がなくてもできる仕事を探す前の準備について解説します。資格なしの状態から就職や転職を成功させるには、入念に準備をしてから臨むことが大切です。効率的に求職活動を行うためにも、ぜひ参考にしてみてください。
資格がなくてもできる仕事を探す前の準備
- 就活の軸を決める
- 自己分析で資格以外にアピールできることを探す
- 企業研究でポテンシャルを重視する企業を探す
- キャリアプランを考える
1.就活の軸を決める
まずは、就活の軸を決めましょう。就活の軸とは、会社や職種を選ぶときの基準や、絶対に譲れない条件のことです。就活の軸が決まっていると、応募する仕事を選びやすくなったり、自分の適性とのマッチ度を確認しやすくなったりするでしょう。
自分が希望する仕事内容や働く条件、職場環境などを細かく分けて考えることで、働きたい会社や仕事がイメージしやすくなります。就活の軸の決め方について、詳しくは「就活の軸の決め方とは?必要性や面接での回答例も紹介!」のコラムを参考にしてみてください。
2.自己分析で資格以外にアピールできることを探す
自己分析とは、過去や経験を振り返って自分への理解を深める作業のこと。自己分析をしっかり行えば、自分の特徴や強みが理解でき、資格以外のアピールポイントを見つけられます。
将来の目標のために取り組んでいることや、短所を改善するために努力したことなど、過去のエピソードを洗い出して「自分」という人間を客観的に分析しましょう。特徴や強みを把握すれば、それらを活かして応募先企業にどのように貢献できるかを明確化できます。
自己分析の詳細や進め方については、「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」のコラムをご参照ください。
3.企業研究でポテンシャルを重視する企業を探す
資格なしから就職・転職を目指す際は、企業分析でポテンシャルを重視する企業を探すのもカギです。応募する企業の事業内容はもちろん、「どのような人材を求めているか」「活躍しているのはどのような人物か」を知り、自分の資質に合った企業を見極めましょう。入社への熱意を伝える手段にもなるので、設立年度や企業ポリシー、競合についても調べるなど、企業分析には時間を掛けるのが賢明です。
企業分析の方法が分からない方は、「企業研究は転職でも必ず行おう!情報の集め方と活用のポイント」で基本的なやり方をチェックしてみてください。
企業が中途採用者に求めている人物像とは?
独立行政法人労働政策研修・研修機構の「調査シリーズNo.179 企業の多様な採用に関する調査 図表 16 正社員の中途採用で求める人物像・イメージ(p.17)」によると、「専門分野の一定度の知識・スキルがある人」を求める企業が53.9%でした。ただし、「ポテンシャルがある人」が34.9%、「若年層の人」が31.7%と、将来性のある人材を求めている企業も一定数存在することが分かります。
「未経験歓迎」「若手を積極採用中」といった求人を出している業界や企業に的を絞ることで、無資格の方も内定を得られる可能性が高まるでしょう。参照元
独立行政法人労働政策研修・研修機構
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4.キャリアプランを考える
資格がなくてもできる仕事を探す前の準備として、キャリアプランをしっかりと考えることも重要です。キャリアプランを考えないまま就活を始めると、入社後に目標を見失ったり、現実と理想のミスマッチに悩んだりしてしまう可能性があります。「○年以内に主任になる」「実務経験を積んで△△の資格を取得する」のように具体的なキャリアプランを立てることで、モチベーションを保ちながら仕事に取り組めるでしょう。
前述した自己分析の結果を参考に、自身のやりたいことやその仕事で得られる経験などを調べながら、キャリアプランを考えてみてください。キャリアプランの立て方は、「キャリアプラン例や立て方を解説!面接で質問される理由や回答方法も紹介」のコラムで紹介しています。
資格がなくてもできる仕事を探して応募するときのポイント
ここでは、資格がなくてもできる仕事を探すときのポイントを解説します。やりたい仕事を見つけられても、ポイントを押さえておかなければ内定を逃す恐れも。以下でポイントを確認して、効率の良い就職・転職活動につなげましょう。
業界・職種を絞り過ぎない
資格なしから挑戦できる仕事を探すときは、業界・職種を絞り過ぎないようにするのがおすすめ。業界・職種を絞り過ぎると選べる求人が減り、選考を受けられる機会も少なくなるためです。広い視野で仕事を探すことで、自分に合う仕事が見つかりやすくなるでしょう。
経験を積んでスキルアップすれば、将来的に高収入や待遇の良い職場に転職できる可能性もあります。条件を絞り過ぎず、資格がなくてもできる仕事を幅広い選択肢から探してみましょう。
給与だけで仕事を選ばない
資格がなくてもできる仕事を探す際、給与だけを見て仕事を選ぶのは避けましょう。「高額な給与に惹かれて入社したものの、実際は労働時間が長過ぎて心身を休める時間が取れない」というようにミスマッチを感じるリスクを回避するためです。
就職や転職において経済的な安定性は大きな魅力ですが、仕事内容や職場環境、将来のキャリアパスなども重要な要素。給与額のほかに「ワーク・ライフ・バランスが整っている職場環境か」や「業務内容にやりがいを感じられるか」などを基準に仕事を選ぶことで、長期的に満足感を得ながら働き続けられる職場に出会える可能性が高まります。
入社後に資格取得を求められても苦にならない仕事を選ぶ
資格がなくてもできる仕事に応募するなら、入社後に資格取得を求められても苦にならない仕事を選ぶのがおすすめです。
資格不要の仕事であっても、入社後にスキルアップのための資格取得を社員に求める会社はゼロではありません。本心では「やりたくない」と思いながら取り組む勉強は集中力が続きにくく、モチベーションが保てなくなる恐れもあります。そのため、将来的に業務に関連する資格を取得することになったとき、勉強が苦にならない分野の仕事を探すのが無難でしょう。
応募先に合った志望動機を考える
志望動機は使い回すのではなく、応募先に合った内容にしましょう。どの企業にも当てはまるような内容だと、採用担当者に入社意欲を伝えることは難しいためです。
企業側は、志望動機を通して会社への理解度や一緒に働きたいと思える人材かを判断します。そのため、その企業にしかない魅力を理解していることを伝えたうえで、自身の熱意をアピールするのがポイントです。応募先企業でなくてはならない理由が明確なほど入社後の活躍をイメージしてもらいやすく、評価につながるでしょう。
採用担当者に「他社でも構わないのではないか?」と思われない志望動機の作成方法は、「志望動機の作り方を解説!好印象な回答をするポイントとは」のコラムを参考にしてみてください。
意欲や熱意が伝わるよう面接対策をしっかり行う
資格なしから就職を目指す場合は、面接で意欲や熱意が伝わるようしっかり対策することが重要です。よく聞かれる質問に対する回答をあらかじめ用意し、本番までに繰り返し声に出して練習しておけば、回答が口に馴染みスムーズに答えられるようになります。入退室や服装など基本的な面接マナーも入念におさらいしておきましょう。
面接に苦手意識がある方は、家族や友人などに協力を仰ぎ、本番さながらの環境で模擬面接をするのもおすすめです。面接でよく聞かれる質問については、「面接の質問と回答例を例文つきで紹介!答え方のポイントと注意点とは」のコラムにまとめているので、あわせてご確認ください。
【状況別】資格なしから仕事に応募する際の履歴書の書き方
履歴書はすべての欄を埋めて提出するのがマナーなので、資格なしだからといって資格欄を空欄にするのは避けましょう。この項では、「もっている資格がない」「もっている資格はないが勉強中」の2つのパターン別に履歴書の書き方を解説します。
もっている資格がない場合
資格なしで就活を行う際は、履歴書の免許・資格欄に「特になし」と記載しましょう。履歴書に空欄があると、採用担当者から「記載漏れではないか」と誤解される恐れがあるためです。
また、内定をもらいたいからといって嘘の内容を書くのもおすすめできません。取得していない資格を履歴書に書くと、面接で詳細を質問された際に答えられなかったり、入社後にスキルが足りなかったりして嘘が発覚してトラブルにつながることもあるので、事実を書きましょう。
資格はないが取得を目指して勉強中の場合
現在免許や資格をもっていなくても、取得に向けて勉強している場合は、「△△資格取得に向け勉強中」と記載できます。すでに試験を受け結果待ちの場合は、「□□検定 取得予定」と記載しましょう。試験日や資格の取得予定日が分かっているのであれば、カッコ書きで記載します。資格取得のために勉強している姿勢はやる気や向上心を示せるので、積極的にアピールするのがおすすめです。
資格勉強中の旨を記載すると、面接で「なぜ取得を目指すのか」といった質問をされやすい傾向にあります。取得を目指した経緯や勉強方法、その資格を就職後どのように活かすかなど、面接官が納得のいく回答をあらかじめ準備しておきましょう。
資格がなくてもできる仕事への就職を叶えるコツ
資格がなくてもできる仕事を探している方のなかには、「このままでは内定が出ないのでは…」と不安を感じる方もいるでしょう。ここでは、不安な状況を抜け出し、早期に就職するための4つのコツを紹介します。
1.調べる業種や職種の範囲を広げる
就職・転職先を探す際は、調べる業種や職種の範囲を広げてみましょう。希望する業種や職種を限定し過ぎると選択肢が狭まり、そのぶん内定獲得のチャンスを逃しやすくなってしまいます。
「自分には合わなさそう」「あまり興味がない」と思っていた業界や職種でも、調べてみるうちに興味が湧き、将来的に「天職」と呼べる仕事に出会える可能性も。やりたいことや希望条件、適性などを考慮しながら、視野を広くもって探すよう心掛けましょう。
2.経験不問・未経験者歓迎の求人を探す
資格がなくてもできる仕事を探す場合、経験不問・未経験者歓迎の求人に着目するのがおすすめです。経験不問・未経験者歓迎の求人は、業界や職種を問わず数多くあります。たとえば、「資格がなくてもできるおすすめの仕事一覧」で紹介した営業職や販売職などは、スキルや経験よりもポテンシャルや人柄重視の求人が豊富な傾向があるようです。
「未経験から就職できる仕事の特徴は?求人の見極め方やおすすめ業種を紹介」のコラムでは、未経験から挑戦しやすい業種を解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
3.就職に役立ちそうな知識を身につける
資格不要の仕事に応募する際は、入社後に求められるスキルをあらかじめ身につけておくのもおすすめです。「独学でプログラミングを学んでいる」のように、資格なしの状態からスキルを習得しようと自発的に努力する姿勢は企業側から評価してもらえるでしょう。就職に役立つ知識・スキルを身につける方法には、以下のようなものがあります。
- ・独学で学ぶ
- ・専門学校に通う
- ・通信講座を利用する
参考書や学習アプリ、インターネットなどを活用して独学で知識を得る方法は、コストを抑えつつ自分のペースで学習を進められるのがメリットです。一方で、専門学校は独学と違って講師がいるため、短い時間で効率良く必要な知識や技術を学べるでしょう。通信講座では、教材を購入して好きな場所・時間に知識やスキルの習得に取り組めます。専門学校に比べて、費用や期間を抑えられるのもメリットの一つです。
4.就職支援サービスを活用する
資格なしから早期就職を叶えたい方は、求人サイトやハローワーク、就職・転職エージェントなどを活用するのも一つの方法です。以下でそれぞれの特徴を解説するので、自分に合うサービスを見つけるのにお役立てください。
求人サイト
求人サイトとは、幅広い企業の求人を閲覧できるWebサイトのこと。スマートフォンやパソコンなどから手軽にアクセスでき、自分のペースで仕事探しできるのがメリットです。「未経験者歓迎」「経歴不問」といったキーワードで検索すれば、資格なしから挑戦しやすい仕事を見つけやすくなるでしょう。
ハローワーク
ハローワークは、国が運営する公共職業安定所です。求人検索だけでなく、窓口での求職相談や応募書類作成のサポート、面接対策といったサービスを受けられます。
第三者からのサポートを望める点や誰でも無料で利用できること、地元企業の求人を多く揃えている傾向があることがハローワークの特徴です。「資格不要の仕事に就きたいけど探し方が分からない」という方は、利用を検討してみてください。
ハローワークのサービス内容や利用方法は「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」で詳しく紹介しています。
就職・転職エージェント
就職・転職エージェントとは、人材を欲している企業と仕事を探している求職者を結びつける仲介サービスのこと。専任のキャリアアドバイザーが一人ひとりの希望やスキルに基づいて適切な求人を提案してくれるため、効率的に就職・転職活動を進められます。
エージェントでは、選考対策のサポートや企業とのやり取りの代行といったきめ細かなサービスを提供しているのも特徴です。「一人で就職・転職活動を進めるのが不安」という方は、エージェントに頼ってみるのも一つの手でしょう。
「資格なしから就職を成功させたい」という方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、フリーターや第二新卒、既卒などの若年層向けの支援を行っています。専任のキャリアアドバイザーが、一人ひとりの適性や希望に合った求人情報を厳選してご紹介。資格や経歴不問の求人も豊富に扱っているため、「資格なしで不安」という方もご安心ください。
また、履歴書の添削や面接対策、企業とのやり取り代行などのサービスを行い、就職活動をトータルサポートします。サービスはすべて無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
資格がなくてもできる仕事に関するQ&A
ここでは、資格なしから就ける仕事に関するよくある疑問をQ&A方式でまとめました。資格なしから目指せる高収入の仕事についても解説しているので、ぜひご一読ください。
無資格でできる仕事なら無理に資格を取得しなくても大丈夫?
「無資格OK」と記載がある場合は、無理に資格を取得する必要はありません。とはいえ、資格がない場合はほかの強みを明確にし、企業に「自分を採用することのメリット」を伝えられるようにしておきましょう。
「自分の強みの見つけ方!面接時の例文やアピールできる書き方を紹介」のコラムを参考に、自分の強みを探してみてください。
アルバイトをしながら資格の勉強をするのはありですか?
アルバイトで就労経験を積みつつ専門的な知識を勉強するのは、選択肢の一つとして「あり」といえます。ただし、難易度の高い資格を取得するために就活までの期間が長くなり過ぎないように注意しましょう。
「フリーターにおすすめの資格を職種別に解説!取得時の注意点や勉強法も紹介」のコラムではおすすめの資格をご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
資格がなくても高収入が狙える仕事に就職したいです
インセンティブのある営業職や販売職の場合、無資格から高収入を目指せる可能性があります。ただし、資格なしの場合、いきなり高い収入を得られる求人は見つかりにくいでしょう。そのため、高収入を得ることを長期的な目標にするのも一つの手です。「スキルを身につけて将来的に収入アップを目指す」という目標をもって働くことでモチベーションが高まり、仕事で成果を挙げてスキルアップやキャリアアップを目指せる可能性があります。
資格がなくてもできる仕事は男性と女性で異なりますか?
資格がなくてもできる仕事自体は、性別に関係なく就くことができます。しかし、そのなかで男性が多い仕事や女性が多い仕事は存在しているでしょう。
男女別におすすめの仕事を知りたい方は、「就いてよかった仕事を選ぶには?男性・女性別にランキングで職種を解説!」で男女別にやりがいや充実感を得やすい仕事をご紹介しているので、参考にしてみてください。
高卒フリーターから資格なしで正社員就職はできますか?
高校卒業後にフリーターをしていた方も、資格なしから挑戦しやすい仕事を選んでしっかりと対策をすれば就職できるでしょう。このコラムの「資格がなくてもできる仕事を探す前の準備」を参考に、就活の準備を進めてみてください。
資格なしから就職を成功させたい方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。キャリアアドバイザーがヒアリングを行い、適性に合った求人をご紹介いたします。
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2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職・転職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
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※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。