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大学中退者の将来はどうなる?その後の進路をご紹介
更新日
この記事のまとめ
- 大学中退の経歴がある場合も、就職することは可能
- 大学中退後の将来に不安がある場合は、目標から逆算して今できることを考えよう
- 大学中退のメリットは、大卒者より早く社会に出て経験を積めること
- 大学中退のデメリットは、就職で不利になる可能性があること
- 大学中退後の進路は、「転学」「就職」「再入学」など
「大学中退者は将来就職できる?」と不安に思っている方もいるでしょう。大学中退の経歴がある場合も、就業意欲を前向きに伝えられれば、就職のチャンスは十分にあります。このコラムでは、大学中退のメリット・デメリットや就活成功のコツなどを紹介。また、大学中退者におすすめの仕事も載せているので、ぜひお役立てください。
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大学中退後の将来は暗い?就職できる?
大学中退者の最終学歴は高卒になるため、大卒以上が対象の求人に応募できなかったり、選考で「採用しても途中でやめてしまうのでは…?」と思われてしまったりする可能性があります。
しかし、大学中退の経歴がある場合も、就職することは可能です。独立行政法人労働政策研究・研修機構の「大学等中退者の就労と意識に関する研究(28p)」によると、大学・大学院中退者の26.4%が正社員として働いていることが分かります。就職のチャンスを広げるには、「中退後に何をするか」が大切なので、将来の目標から逆算して今できることを考えてみましょう。
大学中退が就職に与える影響については、「大学中退は後悔する?ポジティブな捉え方や就職への影響を紹介」のコラムも参考にしてみてください。
参照元
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
調査シリーズNo.138 大学等中退者の就労と意識に関する研究
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大学中退者の割合と主な5つの中退理由
文部科学省の「学生の修学状況(中退者・休学者)等に関する調査(令和3年度末時点)」によると、令和3年度の大学中退者数は5万7,875人で、全体の学生数に占める割合は1.95%です。もっとも多い中退理由は「転学等」によるもので16.3%、次に多いのが「学生生活不適応・修学意欲低下」で15.7%、次いで「就職・起業等」、「経済的困窮」と続きます。以下では、代表的な5つの中退理由について詳しく解説するので、参考にご覧ください。
1.転学
入学したものの、自分の学びたい学問ではなかったり、想定していた資格が取れなかったりした場合に、転学目的で大学中退を選ぶ人は多いようです。転学するには、「他大学の編入試験を受ける」「専門学校に入りなおす」などの方法があります。
2.学生生活不適応・修学意欲低下
大学中退の理由として次に多いのは、学生生活への不適応や修学意欲の低下です。「入学後、気の合う友人ができなかった」「思っていた授業内容と違った」などの理由で大学に通うのが苦痛になり、中退に至る場合があります。
3.就職・起業
「大学生として学ぶより働きたい・起業したい」と感じて、大学中退を選ぶ人もいます。就職活動の際に、「大学を中退してまでその会社で働きたい」という強い熱意が伝えられれば、高評価につながる場合もあるようです。
4.経済的困窮
経済的困窮による大学中退は、実家の収入状況の悪化が主な原因となるようです。詳しくは「6.再入学」で後述しますが、経済的理由で辞めざるを得なかった学生のための、再入学制度を設けている大学もあります。
5.学力不振
学力不振も、大学中退理由の一つとして挙げられます。「授業内容が合わず、やる気がなくなってしまった」「どうしても苦手な科目の単位が取れずに中退を余儀なくされた」など、学力不振の背景はさまざまです。
参照元
文部科学省
学校に関する状況調査、取組事例等
大学中退のメリットとデメリット
大学中退には、大卒者より早く社会に出て経験を積めるメリットがある一方で、将来就職で不利になる可能性があるといったデメリットもあります。以下で詳しく見ていきましょう。
大学中退のメリット
大卒者より早く社会に出られるのが大学中退のメリットといえます。安定した収入も得られるので、一足先に社会人として経験を積みながら、自立した生活を送ることが可能です。また、大学によっては学費が返還される場合もあるため、経済的な負担も減らせます。
大学中退のデメリット
大学中退による主なデメリットは、選考で不利になる可能性があること。大学中退の経歴に対して、物事を途中で投げ出す印象を持たれ、採用を避けられる場合があるようです。また、学費の返還がない大学の場合は、受けていない授業の学費も支払わなければならないため、その点もデメリットといえるでしょう。
大学中退者後の主な6つの進路
大学中退後の主な進路は、以下のとおりです。
1.転学
大学中退後の進路の一つは「転学」です。転学とは、通っている大学をやめて別の大学や専門学校に入学することを指します。たとえば、ほかにやりたいことが見つかって大学を中退する場合は、その分野を専門的に学べる学校への転学を検討するのがおすすめです。卒業までに年数や費用はかかりますが、自分に必要なスキルや知識を堅実に身につけられるため、将来を見据えた選択といえるでしょう。
2.就職
大学中退者のなかには、就職活動をする人もいます。大学に行く意味が見出せず働きながら生きがいを見つけることにした人、大学を卒業しなくてもやりたいことはできると考えた人、経済的理由から早く就職に踏み切った人など、就職を選択する理由はさまざまです。
3.公務員
大学中退後は、公務員になる道もあります。公務員試験は学歴不問なので、試験や面接に通過すれば公務員として働くことが可能です。ただし、ほとんどの自治体で年齢制限が設けられているので、受験時によく確認するようにしましょう。
4.フリーター
フリーターも、大学中退後の進路として挙げられます。正社員として働く自信がなかったり、自由にシフトを組んでプライベートの時間を充実させたかったりする場合は、フリーターの働き方を検討してみてください。
5.資格取得
就きたい職種がある場合は、すぐに就職せず、業務に役立つ資格を取るのもおすすめです。しかし、資格の有無よりも実務経験を重視する会社は多いので、必須の資格でない場合は先に就職を目指すのが無難でしょう。就職先によっては資格取得支援制度を導入していることもあるので、資格を取りたい方は応募の際に募集要項をチェックしてみてください。
6.再入学
どうしても大学を卒業したい場合は、再入学を検討するのも良いでしょう。経済的理由や体調不良など、やむを得ない事情で中退した人に向け、大学側は再入学制度を設けていることがあります。再入学制度とは、中退後数年以内に申請すると大学に籍を置けるようになる制度で、中退時に取得していた単位を持ち越しできるのが特徴です。復学を希望する方は、所属していた大学に再入学制度がないか調べてみることをおすすめします。
大学中退後の就職を成功させる3つのポイント
大学中退後の就職を成功させるには、なるべく早く就活に取り掛かったり、学歴不問の仕事を選んだりすると良いでしょう。以下では、大学中退者が心掛けるべき3つのポイントを紹介します。
1.なるべく早く就活を始める
大学中退後はなるべく早く就活を始めましょう。なぜなら、採用市場では、若い人材のほうが将来性を期待されやすく、採用のチャンスが大きいからです。一人で就活を進めるのが不安な場合は、就職エージェントやハローワークといった就職支援サービスを利用するのも良いでしょう。大学中退後の就職を考えている方は、「正社員になれるのは何歳まで?フリーターの最終期限やメリット・デメリット」もご確認ください。
2.学歴不問の求人を選ぶ
大学中退後の就職活動では、「学歴不問」の記載がある求人を選ぶと良いでしょう。学歴不問の求人を出す企業は、人間性やポテンシャルなど、応募者の素質を重視して採用活動を行っている場合が多いからです。ただし、なかには即戦力を求めている企業もあるので、募集要項をよく確認しましょう。「大学中退から希望職種の正社員になるには?就職成功のポイントをご紹介」では、大学中退者におすすめの仕事を紹介しているので、あわせてご覧ください。
3.大学中退の理由を明らかにする
大学中退者が就職活動を成功させるには、大学中退の理由を明確にしておくことも重要です。大学を中退した理由は、面接で必ずといって良いほど聞かれます。その際に、「なぜ大学中退に至ったのか」「反省点がある場合は、それを今後どう活かすのか」を明確に伝えられれば、採用担当者の不安を払拭しやすいでしょう。中退理由の伝え方は、「大学中退理由はどう伝える?嘘はNG?履歴書や面接での説明方法を紹介」で詳しく解説しています。
大学中退の理由は前向きに伝えよう
選考では、大学中退の理由をできるだけ前向きな表現で伝えるようにしましょう。「途中で学ぶ意欲がなくなった」「大学に通うのが億劫になった」など、後ろ向きな中退理由をそのまま伝えてしまうと、ネガティブな印象を与える恐れがあります。採用担当者が確認したいのは、中退した事実よりも「社会人として働く覚悟があるかどうか」だといえるので、今後の目標を交えながら、社会人として働く準備ができていることをアピールしましょう。
大学中退者が取り組むべき4つの選考対策
大学中退者が取り組むべき選考対策は、以下の4つです。
1.自己分析
就職を目指している方は、自己分析で自分の好き嫌いや得意不得意を見つけましょう。大学中退までに取り組んできたことを振り返って箇条書きにし、それらが活かせる仕事を考えてみてください。自分の知っている職種だけでなく、できるだけ多くの仕事を視野に入れるのがおすすめです。自己分析の方法は、「自己分析のやり方が知りたい!ノートを使った簡単でおすすめの方法をご紹介」でも詳しく解説しています。
2.業界・企業研究
大学中退後に働きたい業界や応募したい企業が決まったら、情報を収集しましょう。受けたい企業の業界での立ち位置や事業内容の特徴などを調べてみてください。また、業界の現状や今後の課題、求められていることなども分析しておくと志望動機の作成や面接に役立ちます。
3.履歴書の作成
履歴書を作成する際は、体裁を整える・黒インクのボールペンで記入する・間違えたら新しい用紙に書き直すなど、基本的なマナーをひととおり押さえておきましょう。なお、大学を中退した場合は学校名のあとに「中途退学」と書きます。やむを得ない事情や前向きな理由であれば、簡潔な理由を添えておくと、中退理由を理解してもらいやすいのでおすすめです。
4.面接対策
面接対策では、大学中退の理由やその経験を踏まえたうえで、反省点や今後の目標などを明確に答えられるようにしておきましょう。面接練習をするときは、本番を意識して声量や話すスピードを調整してみてください。一人で練習するだけでなく、家族や友人に協力してもらったり、就職支援サービスの模擬面接を活用したりして、フィードバックをもらうのがおすすめです。
大学中退者の就職活動の進め方
大学中退者の就職活動には、以下3つの進め方があります。自分に合った方法を選び、正社員就職へ一歩を踏み出しましょう。
1.就職サイトを利用する
就職サイトは、スマートフォンやタブレットなどを利用して、自分の好きなタイミングで求人を探せるのがメリットです。検索窓に「学歴不問」「未経験歓迎」などの好きなワードを入れて、求人を絞り込むこともできます。求人応募から選考対策まで、すべて自分で行う必要があるので、自分のペースで就職活動を進めたい方に向いているといえるでしょう。
2.ハローワークを活用する
ハローワークは扱う求人数が多く、管轄地域の求人に強い傾向があるため、働きたい地域が決まっている方に向いています。また、無料の就職セミナーや職員による就職相談を受けられるのも魅力です。ただし、ハローワークには無料で求人を掲載できるので、ブラック企業が紛れ込む可能性もある点が欠点といえます。
3.就職エージェントを活用する
就職エージェントは民間企業が運営する就職支援サービスです。専任の就活アドバイザーが求人紹介や企業とのやり取り、選考対策などを全面的にサポートしてくれます。運営企業によって扱う業界や支援対象が異なるので、自分に合ったサービスを選ぶのがポイントです。
大学中退後の将来が不安な方は、就職エージェントのハタラクティブをご利用ください。ハタラクティブは既卒・第二新卒・フリーターなど、若年層の就職支援に特化しています。就活アドバイザーがカウンセリングを通じてお悩みやご希望をヒアリングし、それをもとに就職活動のアドバイスを実施。求人紹介から企業とのやり取り、選考対策まで全面的にサポートするので就活に不安がある方も安心です。ハタラクティブのご登録、ご利用はすべて無料なので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
大学中退者の就職に関するQ&A
大学中退者の就職に関して、よくある質問と回答をまとめました。「大学中退後の進路には何がある?」「大学中退者は正社員になれないって本当?」「大学中退者におすすめの仕事はある?」といった疑問を持っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
大学中退後の主な進路は?
大学中退後の進路には一般企業への就職のほか、転学や公務員試験の受験、資格取得のための勉強などがあります。大学中退を後悔しないよう、自分の目標が達成できる進路を選びましょう。大学中退後の進路でお悩みの方には「大学中退後の人生…後悔しないために考えること」のコラムをご参照ください。
大学中退者は正社員になれない?
大学を中退したあとに正社員になることは可能です。応募する際には、学歴不問やポテンシャル重視といった特徴を持つ求人を選ぶのがポイントといえるでしょう。また、未経験者を歓迎する傾向がある人手不足の業界を選ぶのも手です。大学中退と就職時の評価の関連性については「大学中退の学年で就職時の評価は変わる?」のコラムも参考にしてください。
大学中退者におすすめの仕事は?
大学中退者におすすめなのは、IT業界や介護業界といった未経験を歓迎する企業の多い業界や、営業職など実力主義の職業です。どちらも比較的学歴を重視しないので、大学中退の経歴をネガティブに捉えられにくいといえます。高収入の仕事について知りたい方は「大学中退後に稼げる仕事とは?高収入を狙える職種をご紹介」のコラムもあわせてご覧ください。
大学中退後、就活に踏み出せません…
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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