大学中退から希望職種の正社員になるには?就職成功のポイントをご紹介

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この記事のまとめ

  • 大学中退者には事務職や営業職、介護職などの職種がおすすめ
  • 大学中退者の就職率は、大学全体と比較しても大きな違いがない
  • 大学中退から希望職種に就職するなら、前向きな姿勢を示そう
  • フリーターとして働いた時間は、空白期間と判断されるため注意する
  • 大学中退から希望職種に就くためには、エージェントを活用しよう

大学中退者はどのような職種に就けるのか知りたい方もいるでしょう。人手不足の業界や未経験者を歓迎している職種なら、大学中退者でも正社員就職を実現できます。このコラムでは、大学中退者におすすめの職種や実際の就職率、正社員になるためのポイントなどをご紹介。大学中退者が活用できる就職・転職サービスを利用すれば、希望職種に就く道が効率的に開けるでしょう。

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大学中退者におすすめの6つの職種

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ここでは、大学中退者におすすめの職種を6つご紹介します。どのような仕事を就職先にしたいかを考えながらチェックしてみましょう。

1.事務職

事務職は学歴が問われにくいため、大学中退者でも応募が可能です。ただし、実務経験が必要になる場合もあるので注意しましょう。また、身体的負担が少なくオフィス内で働けるという点から、事務職の求人倍率は高い傾向にあります。年齢を問わず活躍できるため、企業における事務職の枠が空きにくいことも倍率が高い原因として挙げられるでしょう。

2.営業職

営業職は、学歴や経歴よりも実力を重視されます。努力次第で成果を上げられるので、未経験の大学中退者でも顧客のニーズに沿った提案ができれば高収入を得られるでしょう。営業職は、商品やサービスを魅力的に伝え、新規顧客を獲得したり既存顧客の契約を継続させたりすることが必要です。そのため、コミュニケーション能力の高い人に向いています。

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3.介護職

介護職は人手不足の傾向にあるため、大学中退者をはじめとした未経験者の応募を歓迎しています。専門資格を有している方が携われる範囲を広げられますが、無資格でも問題ありません。職場によっては働きながら資格取得ができるので、着実にスキルアップやキャリアアップを実現できます。介護業界は職員の年齢層も高くなっているため、大学中退の若年層は重宝されるでしょう。

4.建設職

建設に関する仕事は、学歴や経験を問われないため、大学中退者でも正社員就職がしやすいといわれています。具体的な職種として挙げられるのは、建築・土木作業員やとび工、解体工など。立ったりかがんだりする作業が多く、ルーティンワークが基本となるので、体力に自信のある人に向いているでしょう。危険を未然に防ぐため、集中力や注意力をもって働くことが重要です。

5.エンジニア職

IT化が進む現代では、エンジニア職も人手不足となっています。資格や経験不問の求人が多く展開されているため、大学中退者でもエンジニア職を目指しやすいといえるでしょう。職場によっては研修体制が充実しているため、未経験でもITに関する専門知識を身につけながら働くことが可能です。
また、プログラミングスクールに通学してプログラミング言語を学習しておけば、仕事に対する熱意や姿勢が評価される可能性もあります。

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6.公務員

公務員も、大学中退から目指せる職種の一つです。公務員試験の受験に学歴は関係しないため、合格すれば公務員として就職ができます。公務員になれば、経済面や転勤の少なさといった観点から安定した働き方を実現できるでしょう。ただし、試験によっては年齢制限や大卒以上を条件としているものもあるので注意が必要です。

大学中退者が働くなら大手企業と中小企業どちらが良い?

大手企業と中小企業どちらにもメリットとデメリットがあります。就職先の安定性を求めるなら大手企業、さまざまな業務経験を積みたいと考えるなら中小企業がおすすめです。詳しくは「大企業と中小企業の違いは?両者に就職するメリット・デメリットもご紹介」のコラムをご一読ください。
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大学中退者は希望職種に就ける?就職率の実態

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職種によってはある程度の実務経験を問われたり、資格取得者が優先されたりすることもありますが、大学中退者でも希望職種の就職先を見つけられます。
文部科学省の「令和4年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(令和4年3月末現在)に関する調査について」によると、2022年3月に高校を卒業した人の就職率は97.9%でした。同省の「令和3年度大学等卒業予定者の就職状況調査(4月1日現在)」によると、大学全体の就職率は96.1%となっています。
就職率の数値はあくまでも新卒の場合ですが、高卒と大卒では大きな違いがないとわかるでしょう。自身の特性と企業の求める人物像がマッチすれば、大学中退者でも希望の就職先で正社員として活躍できるといえます。

新卒枠での就職が厳しい場合もある

大学中退者が求職活動で申し込めるのは、中途採用枠が基本です。企業が設けている新卒枠は、大学卒業者を対象としているのが一般的のため、大学中退者の応募を受けつけていない場合もあります。なお、中途採用の求人は社会人経験を積んだ人向けに展開されていることが多いので、注意しましょう。大学中退者と新卒の違いは、「大学中退者の就職は厳しい?就活の進め方とおすすめの相談先をご紹介」のコラムを参考にしてください。

参照元
文部科学省
高等学校卒業(予定)者の就職(内定)状況調査-結果の概要
大学,短期大学,高等専門学校及び専修学校卒業予定者の就職内定状況等調査-結果の概要

大学中退から希望職種の正社員になるためのポイント

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大学中退から希望職種の正社員になるには、就職先に求める条件を明確にしたり書類や面接対策を行ったりするのが大切です。この項では、正社員就職を成功させるポイントを7つまとめました。

仕事探しの基準を明確にする

大学中退者に限らず、すべての希望条件を満たす企業を見つけるのは困難に等しいです。「残業の少ないところが良い」「人間関係が良好なところで働きたい」というように、就職先に求める条件を書き出し、優先順位を定めましょう。あらかじめ譲れない条件を決めておくことで、入社後のミスマッチを防げます。

大学中退の理由は前向きに伝える

就職活動の面接では、採用担当者から大学中退の理由を聞かれます。大学中退の理由を伝えるときは、前向きな内容でまとめましょう。ネガティブな中退理由であっても、将来のビジョンと合わせて回答すれば好印象を与えられます。大学中退の理由ランキング!面接や履歴書での伝え方・書き方も紹介」では、大学中退の伝え方をご紹介しています。

履歴書の内容を充実させる

自己PRや志望動機というように、履歴書には重要な項目があります。履歴書を作成するときは、企業の求める人物像に沿った内容でアピールしましょう。文章量が多ければ良いというわけではなく、必要な情報が丁寧に書かれているかがチェックされています。履歴書の書き方にお困りの大学中退者は、「大学中退を履歴書に書かないとバレる?好印象を与える理由や書き方を解説」のコラムを参考にしてください。

面接対策に取り組む

大学中退者が就職活動を成功させるには、事前の面接対策が必須です。面接でよくある質問を調べ、あらかじめ回答を考えておきましょう。面接で聞かれることって何?場面別想定質問集」のコラムでは、面接で聞かれる質問を場面別にご紹介しています。フリーター期間がある場合は空白期間についても聞かれるため、対策が欠かせません。

人柄や熱意をアピールする

職歴がない大学中退者の場合は、人柄や就職先に対する熱意を重視されます。20代ならポテンシャルを評価される傾向にあるため、面接では「自分の強みを活かして会社に貢献したい」という姿勢をアピールしましょう。また、「30歳までに〇〇のスキルを身につけ、リーダーとして人をまとめたい」と入社後の目標を示すことでも、長期的に働きたい気持ちを伝えられます。

空白期間は長引かせない

大学を中退したその後、フリーターとしてアルバイトに従事する人もいるでしょう。フリーターの勤務期間は、職歴に当てはまらないのが現状です。空白期間が長引いてしまうと、就職活動でマイナス印象を与える可能性があります。大学中退後にフリーターとして働く期間が発生する場合は、就職活動のプランをしっかりと立てて行動しましょう。

希望職種に活かせる資格を取得する

大学中退から正社員就職を目指すなら、希望職種で役立つ資格を取得するのがおすすめです。介護職なら介護職員初任者研修、建設に関する仕事なら宅地建物取引士というように、直接業務に活かせる資格を取得しましょう。専門的な資格があれば仕事に対する理解度が高くなり、活躍できる業務の幅も広がります。また、就職活動では資格取得に取り組んだ姿勢や努力が評価されることもあるでしょう。

資格なしでも正社員就職は可能

専門的な資格を有していなくても、大学中退から正社員に就職することは可能です。資格によっては取得に時間がかかるため、就職活動のプランに影響が出る場合もあります。資格の勉強時間と自身が設定した就職活動のスケジュールを照らし合わせ、無理なく行動することが重要です。資格なしの就職先探しが不安な方は、「資格なしでも就職できる!企業が重視するポイントを解説」のコラムもチェックしてください。

大学中退者が希望職種に就くための方法

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大学中退者が希望職種で正社員になるには、「就職・転職サイトを利用する」「ハローワークに相談する」「就職・転職エージェントを活用する」の3つの方法があります。以下でそれぞれの詳細を確認しましょう。

就職・転職サイトを利用する

就職・転職サイトには、全国各地の求人が多数掲載されています。非正規雇用の求人も含まれている場合があるので、希望条件とマッチした就職先を探すのが困難な場合も。大学中退者が仕事を探す際は、中途採用枠で「未経験歓迎」「未経験OK」といった記載がされているタグで求人を絞り込むのがおすすめです。

ハローワークに相談する

ハローワークでは、求人の閲覧や応募、就職・転職の相談などができます。「わかものハローワーク」や「わかもの支援コーナー」を利用すれば、若年層向けのサポートを受けられるでしょう。ハローワークの利用を検討している方は、「大学中退からの就職にハローワークは使える?正社員になるための活用法」のコラムもご覧ください。

就職・転職エージェントを活用する

就職・転職エージェントでは、プロのアドバイザーが大学中退者の求職活動を支援します。企業情報の詳細を教えてもらえたり、自己分析の取り組み方をサポートしてもらえたりするサービスです。登録したエージェントにしかない非公開求人を紹介してもらえる場合もあります。「大学中退者向けの就職支援とは?おすすめのサービスをご紹介!」のコラムでは、就職・転職エージェントの活用ポイントをまとめているので、ぜひご一読ください。

「大学中退の学歴に自信がない」「フリーター期間のアピール方法が分からない」
このような悩みをお持ちの方は、若年層の就職支援に特化したハタラクティブにご相談ください。
ハタラクティブには経験豊富なアドバイザーが在籍しており、就職活動の取り組み方や応募書類の書き方、面接対策などをサポートします。あなたの希望や適性に合った求人をご提案するため、ミスマッチを防ぐことが可能です。企業とのやり取りはすべて担当のアドバイザーが代行するので、就職活動が初めての方もご安心ください。

大学中退でも働ける職種は?大学中退者の就活に関するQ&A

ここでは、大学中退者から働ける職種や就職活動に関する質問をまとめました。Q&A方式で回答しているので、ぜひご参考にしてください。

大学中退者におすすめの職種はありますか?

学歴を重視しない職種がおすすめです。具体的には、エンジニア職や介護職、営業職などが該当します。大学中退者の最終学歴は高卒となるため、未経験者を歓迎している業界が向いているでしょう。大学中退者におすすめの職種は、「大学中退の方におすすめの業界と求人」のコラムでもご紹介しています。

大学中退でも稼ぎたいです。

実力重視の職種なら、学歴を問わず活躍できるため、収入を確保できるでしょう。たとえば、営業職は営業手当や歩合制によって高収入が期待できます。大学中退者が稼げる職種については、「大学中退後に稼げる仕事とは?高収入を狙える職種をご紹介」に掲載しています。

大学を中退した学年で何か違いはありますか?

大学中退者の扱いは企業によって異なります。企業の方針によっては「大学を2年以上通ったうえで中退した場合は短大卒と同等」とみなしてくれるところも。 在学中の単位取得数を基準としている企業もあるようです。「大学中退の学年で就職時の評価は変わる?」では、大学の在籍期間によって変化する扱いについてまとめています。

大学中退だと就職は不利ですか?

大学中退は不利な要素ではありますが、就職ができないわけではありません。やる気や人柄を重視する職種も存在するので、学歴不問・未経験者歓迎の求人を探すのがおすすめです。「大学中退者は新卒扱いになる?就活が厳しいといわれる理由と成功のポイント」では、大学中退者に向けて、仕事探しのコツや就職活動をするうえでの注意点を解説しているので、ぜひご覧ください。

就職に失敗したくないのですが…

就職を成功させるなら、専門機関に相談しましょう。ハタラクティブでは、アドバイザーがあなたに合った仕事をご紹介。大学中退や未経験でも働ける求人を多数ご用意しています。無料でサービスを利用できるので、就職活動に不安を感じている方はぜひご活用ください。

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