【見本つき】「大学中退」の履歴書の書き方!ケース別の例文や注意点も紹介【見本つき】「大学中退」の履歴書の書き方!ケース別の例文や注意点も紹介
更新日
公開日
大学中退は履歴書に「中途退学」と書くこと。大学中退の事実は履歴書に必ず記載しよう
「大学中退を履歴書にどう書くべき?」「書かないと学歴詐称になる?」と不安を感じている方は少なくありません。結論からいうと、大学中退の事実は、履歴書に必ず記載する必要があります。まずは「○○大学 ▲▲学部 □□学科 中途退学」と正しく記載し、事実を誠実に伝えることが重要です。
「中退=マイナス」と心配になる方もいるでしょう。そんなときは、履歴書内の「備考欄」「自己PR」を活用して、納得感のある中退理由やその後の前向きな行動を補足すれば、採用担当者の懸念を解消でき、選考で不利になることはありません。
このコラムでは、大学を中退した方向けに、履歴書の書き方や、やむを得ない事情や進路変更などケース別の中退理由の書き方を詳しく解説します。また、面接で大学中退の理由を前向きに伝える方法もご紹介。これから就職・転職活動を始める大学中退者は、参考にしてみてください。
あなたの強みをかんたんに
発見してみましょう!
あなたの隠れた
強み診断
「大学中退」は必ず履歴書に記載する
履歴書の学歴欄には、「○○大学 ▲▲学部 □□学科 中途退学」と正確に記載しましょう。その理由は、履歴書はこれまでの歩みを正確に伝える雇用契約に関わる重要な書類であり、高校卒業で学歴欄を締めくくると「経歴詐称」に該当するからです。
また、中退の事実を記載しないと、高校卒業から現在までの期間に不自然な空白が生じてしまい、採用担当者に不審な印象を与えかねません。もし隠したまま内定を得ても、入社手続きで卒業証明書や成績証明書の提出を求められた際に発覚する可能性が高く、その場合は信用を失うだけでなく内定取り消しや懲戒解雇といったトラブルにつながることもあります。
中退は決して隠すべきマイナスな出来事ではなく、その後の行動次第で十分に挽回が可能です。自身のキャリア形成や生活を守るためにも、履歴書には嘘をつかず、中退の経歴をありのまま正直に記載しましょう。
大学中退を履歴書に書かないとどうなる?
履歴書に「大学中退」の事実を書かずに学歴を隠したり、「大学卒業」と偽って応募したりした場合、経歴詐称とみなされ、内定取り消しや懲戒解雇になる恐れがあります。
参照:文部科学省「
」
こんな人におすすめ
- 経歴に不安はあるものの、希望条件も妥協したくない方
- 自分に合った仕事がわからず、どんな会社を選べばいいか迷っている方
- 自分で応募しても、書類選考や面接がうまくいかない方
ハタラクティブは、スキルや経歴に自信がないけれど、就職活動を始めたいという方に特化した就職支援サービスです。
2012年の設立以来、18万人以上(※)の就職をご支援してまいりました。経歴や学歴が重視されがちな仕事探しのなかで、ハタラクティブは未経験者向けの仕事探しを専門にサポートしています。
経歴不問・未経験歓迎の求人を豊富に取り揃え、企業ごとに面接対策を実施しているため、選考過程も安心です。
※2023年12月~2024年1月時点のカウンセリング実施数
監修者:後藤祐介キャリアコンサルタント
一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
特に、中退した負い目から「大卒」という条件を満たそうとして卒業証明書などを偽造してしまうケースがありますが、これは危険な行為です。単なる経歴のサバ読みにとどまらず、「刑法第159条」の「私文書偽造罪」に該当する可能性があります。
中退歴を履歴書に記載しないことで法律違反を招くリスクがあるため、将来の影響を考え、慎重に対応する必要があることを理解しておきましょう。
まずはあなたのモヤモヤを相談してみましょう
「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。
こんなお悩みありませんか?
- 向いている仕事あるのかな?
- 自分と同じような人はどうしてる?
- 資格は取るべき?
実際に行動を起こすことは、自分に合った働き方へ近づくための大切な一歩です。しかし、何から始めればよいのか分からなかったり、一人ですべて進めることに不安を感じたりする方も多いのではないでしょうか。
そんなときこそ、プロと一緒に、自分にぴったりの企業や職種を見つけてみませんか?
履歴書への「大学中退」の書き方
履歴書は、経歴を公的に証明する重要な書類です。大学中退という事実に不安を感じるあまり、書き方を曖昧にしてしまうと、かえって詰めの甘さや不誠実さといったマイナス印象を与えかねません。ここでは、履歴書に中退理由を書くときの注意点を具体的に解説するので、参考にしてみてください。
履歴書への「大学中退」の書き方
- 中退した経歴は正直に書く
- 「中退」と略さず「中途退学」と正式名称で書く
- 入学・退学の年月は「西暦」か「和暦」で統一する
- 学校・学部名や中退した年月日は正確に書く
- 空白期間がある場合は補足を入れる
1.中退した経歴は正直に書く
先述したように、大学中退の経歴を隠したり、在学期間を偽ったりすることは、「学歴詐称」にあたります。入社後に発覚した場合、就業規則に基づいた解雇や処分の対象となるリスクがあるため、必ず事実に沿って記載するようにしましょう。
2.「中退」と略さず「中途退学」と正式名称で書く
大学中退について学歴欄に記載する際は、「中退」と略さず「中途退学」と正式名称で記載します。履歴書は正式なビジネス文書であるため、略称の使用は避けましょう。
正式名称の書き方例
- NG例:○○大学△△学部 中退
- OK例:○○大学△△学部 ■■学科 中途退学
学部だけでなく「学科」まで省略せずに書くことで、書類作成の丁寧さが伝わります。
3.入学・退学の年月は「西暦」か「和暦」で統一する
履歴書全体を通して、年号の表記(西暦・和暦)が混在しないよう統一しましょう。たとえば、高校卒業が「令和」で、大学中退が「202×年」とバラバラになっていると、「情報の整理能力が低い」と判断される恐れがあります。どちらを使っても問題ありませんが、職務経歴書や資格欄も含めてすべて同じ表記で揃えるのが基本です。
4.学校・学部名や中退した年月日は正確に書く
学校・学部名や中退した年月日は記憶のみに頼らず、卒業証書や大学から発行される退学証明書、または在学期間証明書を確認し、正確に記載しましょう。
特に、大学を辞めた日が「3月31日(年度末)」なのか「9月30日(前期末)」なのかによって、在学期間の計算が変わるので注意が必要です。
5.空白期間がある場合は補足を入れる
大学中退から次の就職や入学までに半年以上の期間(空白期間)がある場合は、補足を入れておきましょう。大学中退後の空白期間が長いと、採用担当者は、「この時期は何をしていたのか?」と疑問を抱きます。履歴書の備考欄や職務経歴書の自己PR欄などを活用し、「資格取得のための学習」「語学留学」「家業の手伝い」など、その期間の活動を補足しましょう。
何も記載がないと、「働く意欲がない」と誤解される可能性があるため、小さな活動でも前向きな言葉で添えることが大切です。
履歴書に書く際の「退学」と「中退」の違いは?
厳密な違いはありませんが、「中退」は主に自分の意思で学校を辞める場合に使われることが多い言葉です。一方、「退学」は学校側の判断によって在籍を終了させられる場合を指すのが一般的。しかし、履歴書に記載する際には、どちらの場合でも「中途退学」や「中退」と表記することが多いといえます。
履歴書の書き方に迷うときは、プロの添削が受けられるハタラクティブをご活用ください。基本的な書き方から、一人ひとりの状況に沿った書き方まで丁寧にお伝えします。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
あなたの強みをかんたんに発見してみましょう
「ハタラクティブ」は、20代に特化した就職支援サービスです。専任のキャリアアドバイザーが、あなたの希望や適性を踏まえた求人提案や選考対策を行い、自己分析だけでなく就活準備までを丁寧にサポートします。
こんなお悩みありませんか?
- 自分に合った仕事を探す方法がわからない
- 無理なく続けられる仕事を探したい
- 何から始めれば良いかわからない
自分に合った仕事ってなんだろうと不安になりますよね。強みや適性に合わない 仕事を選ぶと早期退職のリスクもあります。そこで活用したいのが、「隠れたあなたの強み診断」です。
まずは所要時間30秒でできる診断に取り組んでみませんか?強みを客観的に把握できれば、進む道も自然と見えてきます。
「大学中退」の場合の履歴書の見本
ここでは、「大学中退」の場合の履歴書の見本をご紹介します。
大学中退が最終学歴の場合
大学中退後にそのまま就職する場合は、以下のように「中退した年月」「学校名・学部・学科」「中途退学」「中退理由」を書きます。
理由を書かなくても特に問題はありませんが、履歴書の時点で中退の理由を書いておくと、面接前の時点で自分の事情を伝えられます。ただし、文字にするとネガティブな印象を与えてしまう場合や、書面だけでは事情を伝えきれない場合は「一身上の都合により」とだけ記載し、面接の場で直接補足するのも一つの方法です。「中退理由」の書き方については後述しているので、そちらもあわせてご確認ください。
大学中退の最終学歴は「高卒」
大学を中退した場合の最終学歴は「高卒」になります。大卒と大学中退で大きく異なるのは、就職活動における「求人の選択肢」と、入社後の「待遇面」です。
大学中退者は最終学歴が高卒になるため、「大卒以上」を必須条件としている企業や職種には、原則として応募することができません。また、学歴を応募条件に取り入れていない企業でも、昇進試験の受験資格に学歴要件を設けている場合もあるため、大卒者と比べて就職・転職後の昇給・昇格スピードが緩やかになる可能性も、あらかじめ理解しておく必要があります。
中退後に別の大学に再入学した場合
大学中退後、別の大学に再入学した場合は、以下のように「中退した年月」「学校名・学部・学科」「中途退学」「中退理由」「入学」と書きます。
別の大学や学校に新入生として進学した場合は「入学」、編入生として進学した場合は「編入学」と記載しましょう。
高卒認定試験を経て大学中退した場合
高卒認定試験を経て大学中退した場合は、以下のように「中退した年月」「学校名」「中途退学」「中退理由」「高等学校卒業程度認定試験合格」「(大学)入学」「(大学)中途退学」と書きます。
高校も大学も中退している場合も、経歴詐称にならないよう事実を正確に書きましょう。高卒認定を履歴書に書く際は、「高等学校卒業程度認定試験」と正式名称で記載するように注意してください。
大学を中退した日付は正確に記載する
学歴を正しく記載するのと同じように、中退した日付も正確に記入しましょう。たとえ意図的ではなくても、誤った日付を記載すると、内定後に退学証明書を提出する際に訂正を求められることがあります。
記憶があいまいな場合は、年号早見表や学歴計算ツールを活用すると便利です。入学年と卒業年が分かれば中退した日付を正しく計算できます。
【ケース別】「大学中退理由」は履歴書にどう書く?
履歴書に大学中退の理由を書くときは、「経済的な理由により退学」「病気を療養するため退学(現在は完治)」といった形で簡潔に書きます。ここでは、ケース別の書き方を紹介していますので、履歴書を作るときの参考にしてみてください。
大学中退がやむを得ない理由の場合
やむを得ない理由で大学中退した場合の履歴書の書き方は以下のとおりです。
大学中退がやむを得ない理由
- 経済的理由のため
- 祖父の介護のため(現在は施設に入所したため家庭での介護は不要)
- 病気療養のため(現在は完治)
また、上記で分かるように、やむを得ない理由といえる「経済的困窮」は13.2%、「病気・けが・死亡」は4.1%です。採用担当者もこのようなやむを得ない理由で中退する人が一定数いることを把握しているため、理解されやすいでしょう。
ただし、家族の介護や自分の健康問題など、就業への影響を懸念する理由の場合は、問題が解決していると示すことが必要です。
大学中退が意欲的な理由の場合
先述した同様のデータによると、「転学・進路変更」での中退は22.3%、「海外留学」を理由に中退をした人は全体の0.6%でした。意欲的な理由による大学中退の場合、履歴書へ以下のように記入しましょう。
海外留学や進路変更など、大学中退の理由が意欲的な内容である場合は、「行動力がある」「将来に向けて取り組んでいる」と評価される可能性があります。転学した際は「志望進路の変更のため」と表記するほか、転学先の情報も学歴として書いておきましょう。転学先の情報を書き添えることで、「中退して学びを止めた」のではなく「より適した環境で専門性を深めるため主体的に動いた」と一貫性があることを採用担当者に示すことができます。
大学中退がネガティブな理由の場合
先述した同様のデータによると、ネガティブな理由に該当する「学生生活不適応・修学意欲低下」は全体の16.3%と「転学・進路変更」に続いて多いのが実情。多くの学生がネガティブな理由で中退していると分かります。
「学校に行くのが面倒臭くなった」「単位を落とした」「大学の雰囲気に馴染めなかった」などで中退した場合、履歴書に理由を書く必要はありません。履歴書や職務経歴書では、中退の理由を詳細に記入する義務はなく、「一身上の都合により」で問題ないからです。
ただし、面接では大学中退の理由を聞かれる可能性はあるので、マイナスイメージを抱かれないような説明方法を考えておくことが大切です。中退理由について嘘をつく必要はありませんが、最終的にポジティブな印象を与えられるよう、大学中退の経験を通して学んだことや就職への意欲を含めましょう。
大学中退理由をポジティブに伝えるポイントと例文
まずは中退した事実を認めて、「現在はどう考えが変わったか」「その反省を入社後にどう活かしたいか」で締めくくる構成にすると、面接官に納得感を与えられます。
たとえば、人間関係や環境への不適応が理由の場合は、以下のような回答にしてみましょう。
以前は環境への甘えから中退を選びましたが、その経験を経て『自ら環境に働きかける姿勢』の大切さを学びました。入社後は与えられた役割を全うし、地道な成果を通じて一歩ずつ信頼を築いていきたいです。
履歴書や職務経歴書に「大学中退」と書くと就活に不利?
大学中退の経歴を履歴書に記入するだけで就活に不利になるとは限りません。大学中退に至った背景が人によって異なることは、採用担当者も理解しているからです。多くの会社は経歴だけでなく、スキルやポテンシャル、会社とのマッチ度も重視しているので安心して就職活動を進めましょう。
なお、職務経歴書には学歴を記入する必要はないので、就活に不利になることはありません。職務経歴書は、これまでの職務経験を記入する書類だからです。職務経歴書に学歴を記入してしまうと、常識や転職意欲を疑われてマイナスな印象をもたれる恐れがあるので注意しましょう
大学中退は珍しくない
| 学校種 | 中退者数 | 学生数に占める中退者数の割合 |
|---|
| 大学 | 50,516人 | 2.00% |
|---|
| 短期大学 | 2,702人 | 3.95% |
|---|
| 大学院 | 7,057人 | 2.67% |
|---|
| 高等専門学校 | 1,166人 | 2.08% |
|---|
上記の結果から、中退する人は一定数いることが分かります。比率で見ると少なくても人数で見ると多いため、大学中退は決して珍しいことではないといえるでしょう。
大学中退のマイナスイメージを払拭できれば問題ない
一般的に、大学中退に対して「最後までやり遂げられない」「嫌なことがあると逃げる」と捉える人もいるでしょう。採用担当者にそのような印象を与えないよう、しっかりと中退に至った理由や経緯、中退後について説明する必要があります。
この課題を解決するには、「なぜ大学を中退したのか」「中退後は何をしていたか」を誠実かつ客観的に説明することがポイントです。中退に至った理由や経緯を自分の中で整理し、納得感のある言葉で伝えられれば、マイナスイメージを払拭できる可能性が高くなります。
さらに、大学中退の理由や中退後の活動が志望動機につながれば、企業から「熱意がある」と思ってもらえることも。「しっかり説明して、自分の良い面を知ってもらおう」という気持ちをもって、前向きに就活を進めましょう。
浪人や留年は履歴書に書かなくてもOK浪人や留年は履歴書に書かなくても問題ありません。ただし、面接でその期間に何をしていたのか深掘りされる可能性があるので、回答は考えておいたほうが良いでしょう。
もし事前に回答を準備していないと、質問された際に言葉に詰まってしまい、「計画性がない」「不誠実である」といったネガティブな印象をもたれてしまう恐れがあります。
介護や病気などのやむを得ない理由で浪人・留年が長引いた場合は、あらかじめ履歴書に理由を記入しておくのがおすすめです。事前に事情を伝えておくことで、採用担当者の懸念を払拭し、面接でよりアピールに時間を割けるようになります。
面接で大学中退の理由を前向きに伝える方法
ここでは、面接で大学中退の理由を伝えるときのポイントを紹介します。履歴書では理由を簡単にしか書けないため、採用担当者が抱く中退への懸念を払拭できていない場合も。面接で好印象を残せるよう、中退理由の前向きな回答方法をチェックしておきましょう。
面接で大学中退の理由を前向きに伝える方法
- 中退理由ははっきりと簡潔に伝える
- ポジティブな理由に変換して伝える
- 大学中退後の空白期間の経験をアピールする
1.中退理由ははっきりと簡潔に伝える
大学中退の理由は、はっきりと簡潔に結論を伝えることが大切です。「誤解されたくない」「弁明したい」という思いから長々と説明してしまうと、言い訳に聞こえてマイナスな印象を与えてしまうこともあります。
また、端的に説明しないことで、面接官から「何か隠そうとしていないか」「受け答えが上手くない」と懸念される恐れもあるでしょう。大学中退の事実を認めたうえで、反省点や改善点、今後の展望を伝えるのがおすすめです。
2.ポジティブな理由に変換して伝える
ネガティブな理由で大学中退をした場合でも、できるだけポジティブな内容に言い換えて伝えるのが重要です。たとえば、単位を落としたのなら、単位を落とした理由を説明したうえで「目標が曖昧で勉強時間が足りなかった」「その反省を活かし、決めたことは最後までやり抜けるよう今は余裕をもって計画を立てている」といったかたちで、「失敗から学んで今は真面目に取り組んでいる姿勢」を具体的に伝えるようにしましょう。
以下に、中退理由ごとの回答例を紹介するので、答え方に不安がある方は参考にしてみてください。
回答例文1.進路変更が理由で大学を中退した場合
履歴書に記載のとおり、デザインの仕事がしたかったことが大学を中退した理由です。高校生のころからイラストやデザインに興味があり独学で制作をしていましたが、親の意向もあり□□学部に進学しました。大学進学時に進路を定められなかったことは、深く反省しております。 しかし、やはりデザインを仕事にしたく、今からでも実践的な経験を積みたいと思い、大学を辞めて就職することにしました。
進路を変更して大学中退した場合、「ほかに勉強したいことができた」「新たな目標を見つけた」といった内容を伝えるよう心掛けましょう。このとき、現在勉強している内容と就職先の仕事が一致していると説得力が増します。
反対に、一致していないと「なぜ志望したの?」「やりたいことが定まっていないのでは?」と疑問に思われてしまうので注意が必要です。
回答例文2.単位を落としたことが大学中退の理由の場合
大学の勉強よりもアルバイトのほうが自分にとっての学びが多いと感じたため、退学に至りました。進路を考えるときに、就職について深く考えず進学したことは、深く反省しております。 アルバイトで学んだプログラミングのスキルや経験を活かし、将来はITスペシャリストを目指したいと考えております。
学業不振や学校生活不適応といった理由の場合は、事実をそのまま伝えるとマイナスな印象を抱かれる可能性があります。マイナスイメージを抱かれないようにするためには、反省の意を伝えることが大切です。そうすれば、面接官から「反省したうえで失敗を活かせる人」とポジティブに捉えてもらえる可能性があります。
やむを得ない理由はそのまま正直に伝えてOK
やむを得ない大学中退理由については、ポジティブな表現にする必要はありません。たとえば、以下のような自分ではどうにもならない理由なら、そのまま伝えるのが無難です。
「父が入院することになり、学費の支払いが難しくなったため中退しました。現在は退院し快方に向かっていますが、経済的に家庭を支えたく就職を考えました。」
ただし、「仕方なく就職する」と捉えられてしまうと、逆境に弱いと判断される恐れも。新たに勉強したことや就職への強い意志を付け加えて、前向きな姿勢を示しましょう。また、「現在は完治していて業務に支障はない」「現在は施設に入所しているので介護の必要はなくなった」など、働く支障がないことも伝える必要があります。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
3.大学中退後の空白期間の経験をアピールする
大学中退の理由を説明する際、「中退してから今日まで何をしていたか」という空白期間の過ごし方をセットで伝えるのが効果的です。たとえば、「業務に活かせる資格を取った」「アルバイトで○○のスキルを磨いた」など具体的な大学中退後のエピソードを交えて、仕事に直結する強みをアピールしましょう。
大学中退後の経験で得たものが応募先の会社でどのように活かせるかを具体的に説明すれば、「自社に貢献してくれそう」と好印象を与えられます。取得した資格は履歴書や職務経歴書に記入したうえで、面接でもアピールするのがおすすめです。
大学中退の履歴書への書き方のまとめ
大学中退を履歴書に書く際は、学歴欄に「○○大学 ▲▲学部 □□学科 中途退学」と記載するのが正解です。事実と異なる記載をすると経歴詐称を疑われたり、入社後であれば懲戒解雇の対象になったりする恐れがあります。
まずは正しい情報を記載し、丁寧な印象を与えることから始めましょう。誠実さや仕事への意欲が伝われば、大学中退者も採用されやすくなります。
大学中退後の履歴書の書き方に悩む場合は、就職エージェントに相談するのも一つの手です。プロのキャリアアドバイザーが求人を紹介してくれるほか、履歴書作成や面接対策のアドバイスも受けられます。
「大学中退後の就活を一人で進める自信がない…」という方は、ハタラクティブにご相談ください。若年層の支援に特化した就職エージェントのハタラクティブでは、プロのキャリアアドバイザーがカウンセリングし、一人ひとりにあった求人をご紹介します。履歴書の作成や面接対策をはじめ、自己分析・企業研究サポートや企業とのやり取りの代行、内定後のフォローなども充実。サービスはすべて無料のため、ぜひお気軽にご登録ください。
大学中退の履歴書に関するQ&A
ここでは、大学中退の履歴書に関するお悩みや疑問をQ&A方式で解決します。ぜひ参考にしてみてください。
履歴書には「△年△月 ●●大学○○学部××学科 中途退学」と簡潔に書きましょう。理由は書かなくても問題ありません。もし書く場合は、「一身上の都合により退学」「経済的な理由により退学」と端的に書きましょう。また、職務経歴書には学歴について記入する必要はありません。
就職や転職の際に大学中退を履歴書に書かなくてもバレない?
年金手帳の加入履歴や雇用保険被保険者証、源泉徴収票などから、履歴書に記載した卒業後の職歴や年齢との整合性が取れずにバレることもあります。意図的に大学中退の経歴を書かないのは「学歴詐称」です。学歴詐称がバレた場合、内定取り消しや社内での信用を失うなどのリスクがあるので注意しましょう。
経歴詐称について詳しくは、以下のコラムをご覧ください。
事前に「よく聞かれる質問」を想定し、回答を準備しておけば大丈夫です。「大学中退」という経歴だけで不採用になる可能性は低いので心配いりません。面接では「なぜ大学を中退したのか」「中退後は何をしていたのか」といったことがよく聞かれます。事実を偽らずに答えるのが基本ですが、その際「中退したからこそ、早く社会に出て経験を積みたいと考えた」など、働く意欲や今後の目標へ繋げて前向きに伝えるのがポイントです。あらかじめこうした対策をしておけば、面接に対しての不安を軽減できます。
高等学校卒業程度認定試験に合格した場合「大学中退」は履歴書にどう書く?
高等学校卒業程度認定試験に合格してから大学に入学し中退した場合は、認定試験の合格年度と大学の入学年度、退学年度を履歴書に記入しましょう。また、高卒認定は資格欄に記入することもできます。「高等学校卒業程度認定試験」と正式名称で書くことも忘れないようにしましょう。
大学中退でも面接で中退理由を明瞭かつポジティブに説明すれば、就職・転職成功の可能性を高められます。やむを得ない理由以外で中退した場合は、できるだけ好印象を与えるような回答を用意するのがポイントです。経歴に自信がなく、不安そうな姿勢を面接官に見せてしまうと、採用のチャンスを逃してしまうこともあるので注意しましょう。
面接に不安がある方は、若年層の就職や転職支援をサポートしているハタラクティブにご相談ください。