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最終学歴が中退の場合は履歴書にどう書く?学校別に書き方を紹介します!
更新日
この記事のまとめ
- 大学を中退した場合の最終学歴は「高卒」になる
- 最終学歴が中退の場合は、履歴書の学歴欄に「中途退学」と記載する
- 中退したことを隠したり最終学歴を偽ったりすると、学歴詐称にあたる
- やむを得ない事情や前向きな理由で中退した場合は、履歴書に記載するのがおすすめ
- 中退して最終学歴に不安がある場合は、就職エージェントの力を借りるのも一つの手
「大学を中退した場合の最終学歴はどうなる?」と疑問に思う方もいるでしょう。大学入学後、卒業せずに中退した場合、大学入学前に高校を卒業していれば最終学歴は「高卒」となります。
このコラムでは、中退者の最終学歴や中退理由の書き方をご紹介。また、大学中退者が就職時に求められる可能性がある証明書に関する情報も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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大学中退者の最終学歴とは
高校を卒業後、大学へ入学して中退した場合の最終学歴は「高卒」です。
政府統計の総合窓口e-Statの「定義単位項目情報」によると、最終学歴は「最終の学歴。中途退学した者については、その前の学歴である。また、在職中に上位の学歴を取得した場合には、その学歴が最終学歴となる」と定義されています。大学の中退時期が入学後数ヶ月や卒業間近であっても、在学期間に関係なく中退後の最終学歴は「高卒」です。
教育水準の高い教育機関の序列については、「履歴書における最終学歴とは」をご参照ください。専門学校や高専など、履歴書における最終学歴の記載の順序を詳しく解説しています。
参照元
政府統計の総合窓口(e-Stat)
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履歴書に最終学歴を書かないと就職活動に影響はある?
履歴書に最終学歴を明記しないと、就職活動に影響が生じる恐れがあります。採用活動を行う企業は、学歴別で給与を設定していたり、最終学歴を指定して募集をかけていたりするからです。最終学歴が書かれていないと、学歴が応募条件に合っているか判断できないため、書類選考を通過できないリスクがあります。また、学歴が正確に書かれていないことで、採用担当者に「後ろめたいことがあるのか」「書類の不備ではないか」とマイナスイメージを抱かれてしまう恐れも。就職活動をスムーズに進めるためにも、履歴書に最終学歴はしっかりと記載しましょう。
【学歴別】中退者の最終学歴の書き方
下記は、中退した教育機関ごとの履歴書への記入例をまとめたものです。学歴はできる限り1行で記載するのが望ましいですが、難しい場合は必要に応じて2行にしても問題ありません。
最終学歴 | 記入例 |
---|---|
大学中退 | ×年×月 ○○大学○○学部○○学科 中途退学 |
大学院中退 | ×年×月 ○○大学大学院○○学研究科○○学修士課程 中途退学 |
専門学校中退 | ×年×月 学校法人○○学園○○専門学校○○専門学部○○科 中途退学 |
学校に入学してから中退した場合、「中途退学」という表記になります。また、履歴書の学歴欄には中退以前の経歴も記入する必要があります。基本的には、中学校の卒業年から記すようにしてください。
最終学歴が中退であることを隠すとどうなる?
学校を中退した経歴を隠すことは、「学歴詐称」にあたります。学歴詐称が発覚すると、内定が取り消されたり罪に問われたりする場合があるので、履歴書には必ず事実を記載しましょう。「履歴書の嘘がばれるとどうなる?経歴に自信がないときの対処法」のコラムでは、経歴を偽るリスクを詳しく解説しています。最終学歴が高卒の場合の中退理由の書き方
学校を中退した場合は、最終学歴が高卒になった理由を履歴書で説明すると、面接官の理解を得やすくなるでしょう。ここでは、理由の書き方を例文付きで解説するので、参考にしてみてください。
やむを得ない事情で中退した場合
病気や怪我、経済的な事情など、やむを得ない理由で大学を中退した場合、次のように理由を記載しましょう。
「令和□年□月△△大学△△学部△△学科 家庭の経済的な事情により中途退学」
「令和□年□月△△大学△△学部△△学科 家族の介護が必要となったため中途退学」
現在は仕事に支障がない場合は、その旨も明記します。中退理由と現在の状況を簡潔に伝えることで、企業側の不安を払拭できるでしょう。
前向きな理由で中退した場合
進路変更や留学などの前向きな理由で大学を中退した場合は、以下を参考に中退理由を書いてみてください。
「令和□年□月△△大学△△学部△△学科 進路変更のため中途退学」
理由を示すことで、面接担当者も「前向きに人生の決断をしたのだろう」「やりたいことがあったのだろう」とイメージしやすくなります。面接では、在学中や中退後の活動、アルバイト経験などを通して学んだことや成長したことを伝えると、効果的なアピールにつながるでしょう。
履歴書の年号は和暦と西暦どちらが適切?
履歴書に学歴や職歴を記載する際の年号は、和暦と西暦どちらでも構いません。ただし、応募書類全体で表記をそろえるようにしましょう。また、年号を間違えないよう、事前に確認しておくことが大切です。詳しくは、「履歴書の年号は和暦と西暦どちらが良い?正しい書き方を解説」を参考にしてみてください。中退して最終学歴が高卒に…就職の際は証明書が必要?
大学中退後の就職で「退学証明書」や「在学証明書」といった証明書が必要かどうかは、就職先によって異なります。最終学歴を確認する目的で、「高校卒業証明書」を求められることもあるようです。
企業が大学の退学証明書を求める場合は、基本的に最終面接後や内定通知後に提出の指示を出されます。また、退学手続きが完了していないタイミングでは、在学証明書を求められるのが一般的です。退学証明書や在学証明書は発行に時間がかかる場合があるので、提出が必要だと分かったら早めに申請しましょう。
証明書に関しては「大学中退者は証明書が必要?就職活動時に提出する書類や発行する方法を解説」のコラムでも解説しているので、あわせてご参照ください。
中退して最終学歴が高卒になった場合の就活のコツ
中退して最終学歴が高卒になった場合は、就職活動で中退後の取り組みを伝えることが大切です。以下で中退後の就職活動のコツを詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
中退後に力を入れたことを伝える
面接では、中退後に力を入れた取り組みや中退したことで得た経験、気づきなどを前向きに伝えることが重要です。「興味のある分野のアルバイトに挑戦し、△△のスキルを身につけたうえでやりたい仕事も見つけられた」「中退して、××に時間を存分に使えた」というように、具体的に伝えましょう。
「中退したことがメリットにつながった」という姿勢を見せることで、採用担当者に前向きな人柄や中退後の努力を評価してもらえる可能性があります。結果として、魅力的な人材だと判断してもらいやすくなるでしょう。
大学を中退して自己PRに何を書けばいいか悩んでいる方は、「大学中退者の自己PRの書き方を例文付きで紹介!面接での伝え方も解説」のコラムを参考にしてみてください。
就職エージェントを利用する
大学中退後の就職活動では、就職エージェントを活用するのがおすすめです。就職エージェントを利用すると、ヒアリングをもとに自分に適性がある求人を紹介してもらえます。
また、応募企業に合わせた選考対策や企業とのやり取りなどもサポートしてもらえるので、就職活動が初めての方も安心です。就職先の選択肢をさらに増やしたい方は、就職・転職サイトとの併用も検討してみましょう。
エージェントについては、「就職エージェントとは?利用できるサービスやおすすめの活用方法を解説!」のコラムでも詳しく解説しています。また、「大学中退者の就職を成功させる方法!厳しいといわれる理由とおすすめの仕事」のコラムでは、大学中退後の就活のコツや就職・転職しやすい職種をご紹介しているので、あわせてご覧ください。
「最終学歴が就職活動に影響しないか不安…」「中退理由をどう伝えれば良いか分からない」という方は、就職エージェントのハタラクティブを活用するのがおすすめです。 若年層に特化した就職支援を行うハタラクティブでは、専任のキャリアアドバイザーが一人ひとりの就活状況や希望をヒアリングし、その方に合った求人紹介を行います。学歴や経歴を問わない求人を中心に扱っているので、中退歴があり不安のある方や正社員経験のない方も安心して仕事を探せるでしょう。
そのほか、履歴書の添削や面接対策、1分程度でできる適職診断などの支援も実施。サービスはすべて無料のため、一人での就職・転職に不安がある場合は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
最終学歴と中退にまつわるQ&A
ここでは、大学を中退した場合の最終学歴や履歴書の書き方について、よくある疑問をQ&Aでまとめました。履歴書の書き方や面接対策についても触れているので、ぜひ参考にしてみてください。
大学中退した場合の最終学歴はどうなりますか?
大学中退した場合の最終学歴は「高卒」になります。中退の場合は大学を卒業していないので、「大卒」にはなりません。
ただし、履歴書の学歴欄には、大学中退の履歴も含めて記入するのが一般的です。履歴書への詳しい書き方は、「中退を履歴書に書かないリスクとは?学歴別の記入例や面接のコツも紹介」のコラムを参考にしてみてください。
中退理由は履歴書に記載するべきですか?
中退理由については、記載しなくても問題ありません。ただし、病気や経済的な理由などのやむをえない事情があった場合は、その旨を記載することで企業側の理解を得やすくなる効果が期待できます。
また、進路の変更希望や留学といった前向きな理由で中退している場合も、事情を明記することで採用担当者にプラスの印象をもってもらいやすくなるでしょう。中退理由を履歴書に記載する場合は「高校中退理由の例文をご紹介!履歴書に書く際の記載例や注意点も確認しよう」の例文を参考にしてみてください。
中退すると就職が難しくなりますか?
卒業せずに中退すると最終学歴が「高卒」になるため、「大卒」を対象とする求人への応募は難しくなります。ただし、高卒から就職できる企業も数多くあるので、就職を諦める必要はありません。中退によるネガティブな印象を払拭するには、中退後に力を入れた活動をアピールするのが効果的です。
中退後の就職活動の進め方は、「大学中退後の進路とは?メリットとデメリットや就活成功のコツを解説」のコラムを参考にしてみてください。
面接で中退理由を聞かれたらどうしたら良いですか?
学業不振や人間関係などの理由で中退している場合は、素直に反省を述べたうえで、これからどのように行動していきたいかを説明しましょう。「中退したように仕事もすぐに辞めてしまうのでは?」といった企業の懸念を払拭するため、応募企業や仕事への熱意を伝えることも大切です。
中退後の就職活動に不安のある方は、ハタラクティブにご相談ください。学歴や経歴を問わない求人を中心に扱っているほか、中退理由の説明方法や自己PRの伝え方といったアドバイスも行っています。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。