高卒に人気の就職先と仕事内容

このページのまとめ

  • 高卒者の就職率は大卒と比べてもほとんど差はない
  • 高卒者に人気の高い就職先は、「公務員」「営業」「販売・接客」「施工管理」「事務」「プログラマー」など
  • 高卒者は、業務経験や特別なスキルが評価される中途採用と違い、ポテンシャルが見られる傾向がある

「高卒」から目指せる仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。
高卒者に人気の高い就職先には、「公務員」「営業」「販売・接客」「施工管理」「事務」「プログラマー」など幅広いバリエーションがあります。
高卒ならではの若さや柔軟性を活かして、活躍できる職場・仕事を探しましょう!

高卒は就職が大変って本当?

大学や専門学校へ進学せず、高卒で正社員就職を目指す人の中には、「仕事がなかなか決まらない」と焦っている人もいるのではないでしょうか。
しかしながら、平成30年に発表された文部科学省のデータによると、高卒者の就職率は98.1%(平成30年3月末時点)とかなりの高水準。高校卒業後、就職を希望する人のほとんどが、何らかの職業に就いているということがわかります。
平成30年3月の卒業者を対象としたデータは以下のとおり。年度によって多少の違いはありますが、目安として参考にしてみてはいかがでしょうか。

高卒者の就職状況

・高等学校卒業者数…1,061,494人
・就職希望者数…187,715人
・就職希望者のうち就職者数…184,094人
・就職希望者のうち未就職者数…3,621人

高卒者の就職率 ※就職希望者に対する就職者の割合

・全体の就職率…98.1%
・男性の就職率…98.5%
・女性の就職率…97.4%

参照元:文部科学省「平成30年3月高等学校卒業者の就職状況(平成30年3月末現在)に関する調査について」
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kousotsu/kekka/k_detail/1404976.htm

上記のデータから男女別に高卒者の就職率を見ても、それほど大きな差はありません。
ともに97%を超える高い就職率であるため、「高卒は仕事探しで苦労する」というのは「仕事がないから」という訳ではないと言っても良いでしょう。

就職率は大卒と比べてもほとんど差はない!

前項で、高卒者の就職率は98.1%とかなり高めだということがわかりましたが、大卒者の就職率はどれくらいなのでしょうか。
大学や短期大学を平成30年3月に卒業する人を対象に文部科学省がまとめたデータを見てみましょう。

大卒者の就職率

・大学(学部)は98.0%
・短期大学は99.1%

参照元:文部科学省「平成29年度大学等卒業者の就職状況調査(4月1日現在)」
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/05/1404971.htm

上記のデータから、大学または短期大学卒業者と高卒者の就職率はほぼ同じくらいであることがわかります。
大卒者と比較してもほとんど変わらないため、「就職率」だけでは「なぜ高卒者が仕事探しで苦労すると言われているのか」を判断することはできないでしょう。

次項では、「高卒の就職は大変」「高卒は仕事がない」と言われる理由や原因について探っていきます。

なぜ「高卒は就職に苦労する」と言われるの?

これまでお伝えしてきたように、「高卒は仕事がない」という訳ではありません。
それでも「就職に苦労する」と言われる主な要因として考えられるのは、「高卒は就職が難しそう」というイメージの先行と、「学歴フィルター」による選別の影響2点。それぞれの要因について、詳しく解説します。

「高卒は就職が難しそう」というイメージの先行

「就職氷河期」と呼ばれる1990年代から2000年代前半頃は、バブル崩壊により企業が新規雇用を抑制。就職は極めて厳しい状況と言われる中、高卒者の就職はそう簡単なものではありませんでした。
また、就職氷河期が去ってもしばらくの間は、不景気の影響から即戦力となる人材を求める傾向があったため、社会人未経験の高卒者にとって、「高卒は就職に不利」というマイナスイメージを持つのに十分な理由があったと言えます。

しかし、近年の高卒者の就職率はかなり高め。多くの高卒者が就活を成功させています。
はじめから「高卒は就職に不利」という先入観で仕事探しをすると、不安をつのらせたり焦ってしまったりするだけでなく、視野が狭くなり、応募先企業の選択肢が狭まる恐れも。
就職活動をするときは、「高卒でも就職は成功できる!」という、前向きなイメージで選考に望むことが大切です。

「学歴フィルター」による選別の影響

学歴フィルターとは、応募者を難関大学や有名大学といった特定の大学出身者のみに絞る、日本ならではの選考方法のひとつです。
応募者数が多くなりがちな大手企業で選考に費やす労力を抑えたい場合や、一定レベルの知識が必要な職種のためはじめから特定の学歴を持つ人に限定して選考を進めたい場合などに用いられる方法です。
この「学歴フィルター」の存在を知らずに採用ハードルの高い企業へ応募していたり、募集要項にある「大卒以上」などの応募条件を見逃していたりする場合は、書類選考の段階で落とされてしまうことも。
不採用通知が続くと、「やっぱり高卒はできる仕事がない」と感じる人も出てくるのではないでしょうか。
すべての企業で学歴フィルターを取り入れている訳ではありませんが、応募先企業の募集要項や採用ニーズは応募前にしっかり確認することで、効率よく就職活動を進めることができるでしょう。

仕事を探すときのポイント!

求人一覧をただ闇雲に探しては、時間がかかってしまうだけで就活を効率よく進めることはできません。
高卒から正社員を目指す場合は、以下のポイントを踏まえて応募先企業を探してみると良いでしょう。

興味のあること、やりたいことは何かを考える

今までの人生を振り返り、自分の興味のあること、好きなことなどを書き出してみましょう。
日常生活や学校生活、趣味や特技などからできるだけ多くリストアップするのがポイント。
やりたいことが分かったら、関連する業界や職業を考えましょう。

やりたいことがない場合はできることを探す

やりたいことが特にない場合は、「今の自分にできること」を探してみると良いでしょう。
自分の得意なことから、どんな仕事ができそうか考えてみるのがコツです。
得意なものがわからないときは、「できないこと」から探しすのも手。消去法でできそうな仕事を探してみましょう。

情報を集める

上記2つの方法で考えた仕事について、できるだけ多く情報収集します。
業界、職種、企業名だけでなく、事業内容や仕事内容、組織風土、従業員数、勤務地、福利厚生、将来性など、さまざまな点を調べておくようにしましょう。

未経験者歓迎求人に注目する

高卒者の中には、アルバイト経験があるという人がいても、社会人経験はない人がほとんど。
そのため、「未経験者歓迎」や「未経験者OK」と書かれた、未経験者歓迎求人に注目するのがおすすめです。
他にも、「高卒向け」「高卒者歓迎」「学歴不問」という記載がある求人も多いので、調べてみると良いでしょう。

仕事の条件は「譲れないもの」だけに絞る

仕事探しをする上で、ある程度「条件」を定めておくことも大切。
とはいえ、条件が多ければ多いほど、それらをすべて満たす企業を探すのは難しくなると言えます。
条件を挙げ過ぎて求人の選択肢を狭めてしまうことのないよう、条件は「絶対に譲れない」1~3つ程度にとどめておきましょう。

続けられる仕事を選ぶ

高卒者は、大卒者と比べて企業選びや就職活動の時間が短いことから、じっくり考慮せずに就職先を決めてしまうケースもあるようです。
そのため、入社してみてから「思っていた仕事と違う」とギャップを感じてしまう人も。
高卒で正社員になった人の離職率は大卒者に比べ高い傾向があるため、自分の適正と企業ニーズがマッチした「続けやすい仕事」を選ぶことが重要です。

高卒からはじめやすい仕事の特徴

高卒からはじめやすい仕事の特徴には、以下のようなものがあります。

学歴を問わず募集している仕事

高卒者でも大卒者でも、ほぼ同じスタートラインに立って仕事ができるのが、学歴不問の仕事です。
例えば、販売職といった接客中心の職種で重視されるのは、学歴よりもコミュニケーションスキルや接客スキル。
自分の努力次第で実力を身につけられるほか、経験や実績次第では店長職を目指したり活躍の場を広げたりすることができます。

働きながら知識や技術を身につけられる仕事

「教育制度」が整った職場では、研修や勉強会などが充実しているため、就職してから必要な知識や技術を身につけることができます。
また、資格取得支援制度がある場合は、働きながら資格を取得することも可能。制度をうまく利用すれば、特別なスキルがない人も着実にスキルアップを目指せるでしょう。

若い人材を積極的に採用している仕事

急成長している業界や、高齢化が進んでいる業界、体力が必要な仕事などでは、若い人材を積極的に採用し「一から人材を育てたい」という意識が高い傾向があるようです。また、採用ハードルを低めに設定したり、採用枠を広げたりしていることも。入社後は、知識や技術の習得など一定の努力は必要ですが、挑戦しがいのある仕事と言えるでしょう。

上記に挙げた特徴以外にも、福利厚生が充実し職場環境が整っていることや、シフト制、週休二日制など、自分のライフスタイルに合っていることなど、「仕事をはじめやすい」と感じる要因は人によってさまざま。
ご紹介した内容はあくまでも参考程度にとどめ、視野を広く持って仕事を探しましょう。

採用担当者の視点を理解しよう!

応募する企業が決まったら、応募書類を提出し、書類選考、一次面接、二次面接、最終面接へと進むのが一般的。
就職活動に慣れていないときは、いきなり履歴書を書いたり面接の練習をしたりするのではなく、まずは面接官(採用担当者)の視点を理解し、高卒者のどんなところをチェックしているのかを確認することからはじめましょう。

採用担当者の視点

・応募書類は見やすく分かりやすい内容になっているか
応募書類とは、エントリーシートや履歴書のこと。書類選考ではこれらの応募書類を元に、次の選考に進むべき人材か否かを判断します。
そのため、字が汚い、誤字脱字が多い、不備がある、読みにくい書類は、マイナスイメージ。採用担当者が受ける印象が悪いと、不採用のリスクも高くなるでしょう。
また、何を書けばよいかわからないからといって「空欄」にしてしまうのは避けたほうが無難。その企業へ入社したいという意欲を見せるためにも、欄はきちんと埋めるようにしましょう。

・面接中の姿勢や話し方、マナーに問題はないか
面接中は、質疑応答の内容だけでなく、身だしなみのマナーをはじめ、入退室の仕方、立ち居振る舞い、話し方など、さまざまな点が評価の対象になります。
少しでも間違えると即不採用になるということはほぼありませんが、これから社会人を目指す者として、ふさわしい振る舞いができるかどうかは重要なチェックポイント。面接の場に合った服装や言葉遣い、マナーに注意して、面接官に「職場で問題なく働くことができそうだ」というイメージを持ってもらうことを心がけると良いでしょう。

・職場に馴染みそうな人材か
一次面接や二次面接では、人事担当者だけでなく、実際に職場で働く若手社員や責任者などが面接官を務める場合があります。
そのため、「一緒に働きたい人材か」「職場に馴染みそうか」なども、採用の判断材料になることも。
社風や職場の雰囲気、業務内容から企業のニーズをしっかり理解しておくことで、対策をすることが大切です。

・進学ではなく就職を選んだ明確な理由はあるか
面接時の質疑応答では、「なぜ高卒で就職を希望しているのか」という内容の質問をされる場合があります。
質問に対し、「ただ何となく…」「働かなきゃいけなくて…」というような積極性のない答え方は「意欲が低い」と捉えられてしまいがち。
回答するときは、「すこしでも早く社会人経験を積むため」「この会社で〇〇の仕事がしたいと思った」など、明確で前向きな理由を答えると効果的でしょう。

採用担当者が社会人未経験の高卒者に求めるものは、レベルの高い知識やすぐれた実績ではありません。
人柄や柔軟性を含めた人間性や、文字の書き方や話し方などのマナー、仕事に対する意欲といった基本的なことが、重要視される傾向があります。
難しく考えず、「自分が採用する立場ならどんな人を採用したいか」という面接官の視点になって、対策を練るとと良いでしょう。

面接では何をアピールするべき?

高卒の人の中には、高学歴の人や社会人経験のある人と比べて、「自分にはアピールできるところがない…」と感じる人もいるようです。
しかし、高学歴であっても、社会人経験があっても、企業のニーズに合っていなければ「効果的なアピール」になるとは限りません。
大切なのは、適性に合った企業へ、今の自分の魅力を最大限伝えること。
高卒者は高卒者ならではの魅力があるということを、自信を持って企業へアピールしましょう。

高卒者が面接でアピールすべきこと

・若い人材としての魅力
若い人材の魅力は、「体力面に余裕があること」「仕事を覚える柔軟性があること」「職場に馴染む適応力があること」など。
営業職や建築関係の仕事では、体力に自身があることをアピールしたり、販売職や事務職などでは環境に適応するコミュニケーションスキルを強みにしたりすると、効果的なアピールに繋がるでしょう。

・今まで努力してきたこと
高卒者は、業務経験や特別なスキルが評価される中途採用と違い、ポテンシャルが見られる傾向があります。
学校生活やアルバイト経験などで、今まで取り組んできたこと、頑張ってきたこと、努力した点などをまとめ、自分の強みとしてアピールしましょう。

・仕事に対する意欲
高卒者の場合、まだまだ仕事のイメージが湧かないと感じる人も多いかもしれませんが、採用で「意欲の有無」は重要な評価ポイントになります。
意欲をアピールするときは、面接官に自分の働く姿をイメージしてもらえるよう、できるだけ具体的に説明するのがポイント。
「入社後に活躍しそうだ」と面接官に印象づけるためには、「〇〇の仕事で〇〇をやってみたい」というような明確な意思表示が効果的です。

「自分は高卒だからこの職種は難しそう…」「高卒ではこの企業に入れないだろう…」という気持ちでいると、消極的になり、選考を担当する面接官にも伝わってしまうことも。
コラムで何度もお伝えしてきたように、高卒の就職率はかなり高め。ネガティブな先入観は捨て、チャンスを逃さないようにしましょう。

面接前に身だしなみを整えよう!

「採用担当者の視点」についてお話したときにも触れましたが、面接に挑む際は、マナーを守ることが重要です。
「社会人経験がないからビジネスマナーがわからない」という人も、正社員就職を目指すなら「採用面接=ビジネスの場」という意識を持ち、自分の服装や髪型などを見直しましょう。

・リクルートスーツが基本
就職活動はリクルートスーツが基本。ただし、スーツを着ていればOKという訳ではありません。
よれよれのスーツやオーバーサイズのスーツは悪印象を与えてしまうことも。
スーツにシワや汚れ、ほつれがないか、着丈やサイズは調度よいかなどに注意するほか、清潔感のある身だしなみを心がけましょう。

・小物はシンプルなものを選ぶ
靴や鞄、ベルトなどの小物は、黒や茶が無難。スニーカーやリュックなどのカジュアル感の強いアイテムや、派手なバックルがついたベルトなどはTPOに合わないため、面接時のマイナス評価に繋がります。全体的に、シンプルで清潔感のある印象を目指しましょう。

・髪型、ひげ、メイクにも注意
髪型は表情がしっかり見えるよう、男性なら短くカットする、女性なら1つに束ねるなど、工夫しましょう。
男性はヒゲや整髪料の匂いに注意。女性はナチュラルメイクを心がけ、香水や過度なアクセサリーはしないように気をつけましょう。

就職活動のコツ!

高卒で正社員就職を目指す場合、就職活動の基本的な流れや方法が分からず不安になる人は少なくないでしょう。
就職活動の方法はいくつかありますが、代表的なものを3つご紹介します。

・高校の就職サポートを受ける
在学中に就職活動を行う場合、基本的には学校を通して企業へ応募します。
学校に寄せられた求人票から仕事を探したり、学校推薦やリファラル採用など、採用の確率が高い企業を受けたりすることが可能です。
学校によっては就職サポートに力を入れているところもあるので、早い段階で先生に相談してみると良いでしょう。

・ハローワークを利用する
ハローワークは、在学中、卒業後に関わらず利用することが可能です。
ただし、在学中の場合は、応募したい求人を見つけたら高校を通して応募するのがマナーなので、自分で勝手に応募しないよう注意しましょう。
卒業後は、自分で求人検索端末で求人票を探したり、ハローワークの相談窓口で就職相談したりすることができます。

・民間の就職エージェントを活用する
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