ハローワークに必要な持ち物とは?初めての来所や失業保険申請の場合を解説

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この記事のまとめ

  • ハローワークの持ち物は目的によって異なるが、初回は筆記用具と履歴書があると便利
  • ハローワークで求職活動をする場合は、ハローワークカードが必須
  • 失業保険(雇用保険)を受給するときは、離職票や証明写真などの持ち物が必要
  • ハローワークに行くときは持ち物のほか、身だしなみにも気をつけよう
  • 幅広く仕事を探すなら、就職エージェントを併用するのがおすすめ

ハローワークに行くときの持ち物について、「何が必要なの?」と困っている方もいるでしょう。ハローワークを利用する際に必要な持ち物は、目的に応じて異なります。たとえば、求人検索ではハローワークカード、失業保険申請の場合は離職票や証明写真などが必要です。このコラムでは、ハローワークの利用目的別の持ち物や手続きの流れをご紹介します。ハローワークを利用する予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。

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ハローワーク(職安)とは?

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ハローワーク(職安)とは、厚生労働省が運営する「公共職業安定所」を指します。ハローワークでは、就職支援を受けたり、雇用保険制度の手続きをしたりすることが可能です。求人紹介をはじめ、職業相談や履歴書の添削、面接対策などさまざまなサービスを提供しています。仕事を探している人であれば、誰でも無料で利用できるのが特徴です。

ハローワークでできること

ハローワークでできることは、以下のとおりです。

・求人の検索や申し込み
・職業相談
・職業訓練の相談や申し込み
・失業保険の手続き
・応募書類の添削や面接対策
・就職セミナーへの参加

ハローワークは求職活動だけでなく、雇用保険制度の手続きやセミナーの受講もできます。「ハローワークとはどんなところ?サービス内容と利用の流れを解説!」では各サービスについて詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

ハローワークの開庁時間

ハローワークの開庁時間は、平日午前8時30分〜午後5時15分ごろが一般的です。ただし、施設によって開庁時間が異なるため、利用前に調べておくと良いでしょう。場所によっては、平日夜間や土日に開庁しているハローワークもあります。厚生労働省の「全国ハローワークの所在案内」では全国のハローワークの所在地や開庁時間がまとめられているので、あわせて確認してみてください。

参照元
厚生労働省
全国ハローワークの所在案内

初めてなら登録だけでも大丈夫

ハローワークを初めて利用する際は、登録(求職申込み)だけでも問題ありません。初回で登録をしておけば、2回目の利用時にスムーズに求人を探せます。また、ハローワークの施設内を見て回ったり職員へ質問したりして、サービスの種類や必要な持ち物を確認しておくと、次回安心して来所できるでしょう。失業保険の手続きや登録は、無理に1日で行う必要はありません。「いきなりハローワークでいろいろやるのは大変かも」「ハローワークに行ったことがなくて怖い」という方は、まずは雰囲気に慣れてみてください。

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ハローワークに初めて行くときの持ち物

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初めてハローワークへ行くときは、筆記用具とメモを持参しましょう。ただし、失業保険の手続きをする場合は別途持ち物が必要です。利用するサービスや手続きによって、持ち物や事前の予約が必要かどうかが変わるので、ハローワークに行く前に確認しておきましょう。失業保険の手続きのためにハローワークを利用する方は、このコラムの「ハローワークでの失業保険申請に必要な持ち物」を参考にしてください。

目的別!ハローワークに行くときの持ち物

ここでは、目的に合わせてハローワークが提供するサービス別の持ち物についてご紹介します。受けるサービス内容に関わらず、筆記用具とメモ帳は毎回持参するのがおすすめです。

1.窓口での職業相談

窓口での職業相談では、基本的に筆記用具とメモ帳があれば問題ありません。
失業保険の手続きをしている方で、雇用保険受給資格者証がある場合は持ち物に加えましょう。職業相談は失業保険の受給に必要な「求職活動実績」として認められ、雇用保険受給資格者証にハンコを押してもらえるからです。
職業相談では、自己分析や職務経歴をチェックしてもらえるほか、仕事の探し方や就活の進め方なども相談できます。気になる求人が見つかったら窓口に行き、「残業時間は?」「転勤はある?」といった細かい点を質問しましょう。

ハローワークでは求職活動以外の相談も可能

ハローワークでは、「フリーターから正社員になりたい」「育児が落ち着いたので再就職したい」など、求職活動以外の相談も可能です。相談員が的確な対応をしてくれるため、自分の現状を率直に話してみましょう。ハローワークに相談できる内容については、「ハローワークで相談する内容は?窓口の利用方法や失業保険の受給方法を紹介」でも詳しくご紹介しているので、参考にしてください。
2.求人検索

求人検索の際に必要な持ち物は、筆記用具とメモ帳です。ハローワークでは、求人情報検索端末(パソコン)で求人情報が検索できるので、興味のある求人はメモしましょう。窓口で応募したい求人を職員に伝えると、紹介状を発行してもらえます。

3.紹介状の受け取り

ハローワークで紹介状をもらうときに必要な持ち物は、印刷した求人票とハローワークカードです。ハローワークの職員と求人情報を再度確認し、問題がなければ企業へ連絡してもらいます。企業から許可が出れば、ハローワークの職員に紹介状を発行してもらえる仕組みです。ハローワークの紹介状には、求職者の名前や選考方法、企業の所在地などの情報が記載されています。紹介状に関しては、「ハローワークの紹介状のもらい方は?ネットや郵送は可能?」で詳しくご紹介しているので、気になる方は読んでみてください。

4.相談員による就職支援

相談員による就職支援を受ける際に必要な持ち物は、履歴書や職務経歴書といった応募書類です。ハローワークの窓口では、履歴書や職務経歴書の添削も行ってもらえます。自分で作成したものを相談員に添削してもらえば、より良い応募書類を完成させられるでしょう。面接対策では、質問へ回答するコツやマナーを指導してもらえます。

5.職業訓練の案内

職業訓練の案内を受ける際に必要な持ち物は特にありませんが、不安な方は筆記用具とメモ帳を持っていきましょう。職業訓練の受講の申込みに必要な持ち物に関しては、ハローワークの窓口で教えてもらえます。ハローワークの職業訓練では、就職に必要なスキルを身につけることが可能です。希望職種が決まっている方は、就職に役立つ分野を窓口で紹介してもらうと良いでしょう。

6.講習・セミナー

ハローワークの講習やセミナーといったイベントに必要な持ち物は、筆記用具とメモ帳です。ハローワークで開催している講習やセミナーには、面接対策セミナーや書類選考突破セミナー、ビジネスマナー講習などさまざまな種類があります。セミナーや講習の内容次第で必要な持ち物が変わる可能性があるので、ハローワークの窓口で事前に確認しておきましょう。

7.再就職の報告

再就職が決まったら、就職先の会社の採用証明書と失業認定申告書、雇用保険受給資格者証、印鑑を持っていきましょう。採用証明書は、ハローワークから受け取る書類に同封されているほか、労働局のホームページからもダウンロードできます。

ハローワークに行くときの服装

ハローワークに行くときの服装の画像

ハローワークに行くときは、清潔感のある私服を心掛けましょう。なお、セミナーや面接練習を受ける際はスーツを着用するのがおすすめです。以下で詳しく解説します。

私服が一般的

ハローワークに行くときは、普段どおりの服装で問題ありません。ハローワークは選考の場ではないので、ジーンズやスニーカーで行っても就職に不利になることはないからです。持ち物を入れるかばんも、普段使っているショルダーバッグやリュックサックなどで構いません。ただし、ハローワークは公共機関なので、露出度が高い格好や清潔感がない服装は避けましょう。

セミナーや面接練習はスーツがおすすめ

面接対策セミナーや個別の面接練習を受ける場合は、スーツを着るのがおすすめです。就活の面接と同じようにスーツを着用することで、身だしなみをチェックしてもらえます。また、服装だけでなく、靴やバッグなどの持ち物も含めてアドバイスしてもらうと良いでしょう。

ハローワークで求職活動をする際の流れ

ハローワークで求職活動をする際に必要なものは、筆記用具とメモ帳、ハローワークカードです。ハローワークカードは求職登録を終えると交付されるので、2回目以降の来所から持参しましょう。以下で求職活動をする際の流れを解説するので、確認してみてください。

1.求職登録をする

求職登録は、ハローワークに設置された求職申込書に氏名や住所、職務経歴、希望する職種などを記入して行います。職務経歴や学歴を記入する際に、職務経歴書や履歴書があると便利でしょう。なお、ハローワークインターネットサービスから求職者マイページアカウントを作成しておくことも可能です。登録を先に済ませたい方は、「求職者マイページアカウント登録」から行えます。

参照元
ハローワークインターネットサービス
求職申込み手続きのご案内

ハローワークは在職中の人も利用できる

「良い仕事があったら転職したい」「退職前から仕事探しがしたい」という方は、在職中に登録をしておくのがおすすめです。時間があるときに求人検索を行い、希望に合った仕事が見つかったらすぐに応募できるように準備しておきましょう。

2.ハローワークカードを受け取る

求職登録が完了すると、ハローワークカードが交付されます。ハローワークカードは、ハローワークを利用する際に必要な持ち物です。求職相談や求人検索のほか、セミナーの受講などでも使うので、毎回忘れずに持参しましょう。なお、ハローワークカードがあれば、全国どこのハローワークでもサービスを受けられます。「ハローワークカードってなに?作成手順や紛失した場合の対処法を解説」では、ハローワークカードの作成手順や失くした場合の対処法を解説しているので、気になる方は目を通してみてください。

3.求人検索端末や窓口で仕事を探す

ハローワークで仕事を探すときは、求人検索端末(パソコン)を使ったり窓口の職員に相談したりして、応募する求人をピックアップしましょう。窓口で「求人検索をしたい」と伝えれば、指定されたパソコンで求人検索ができます。求人について分からないことがあれば、職員に質問しましょう。その場で企業に電話して確認してもらうことも可能です。

求人検索はパソコンやスマホでもできる

ハローワークに掲載されている求人は、自宅のパソコンやスマートフォンからも検索・閲覧ができます。空いた時間に仕事を探しておけば、ハローワークで職業相談する場合もスムーズになるでしょう。「ハローワークの用事は窓口相談だけで済ませたい」と思う方は、あらかじめ気になる求人を見つけておくのがおすすめです。

4.応募したい求人が決まったら紹介状を発行してもらう

応募したい求人が決まったら、窓口で紹介状を発行してもらいましょう。ハローワークで取り扱う求人は、紹介状がなければ選考を受けられません。企業によっては、紹介状を事前に郵送する場合もあります。

5.面接を受ける

ハローワークでは職員が企業との面接の日程調整をしてくれるので、指定された日時・場所で面接を受けましょう。面接時の持ち物は、紹介状や履歴書、職務経歴書などです。そのほか、詳しい持ち物は面接が決定した時点でハローワークの職員が教えてくれます。一般的な転職期間について知りたい方は、「転職はどれくらいかかる?準備期間の目安や早めに終わらせるコツを解説」で解説しているので、参考にしてみてください。

ハローワークでの失業保険申請に必要な持ち物

ハローワークで失業保険(雇用保険)の受給申請をするときに必要な持ち物は、以下のとおりです。

・雇用保険被保険者離職票(1・2)
・個人番号確認書類
・身元確認書類
・証明写真2枚
・印鑑
・本人名義の預金通帳またはキャッシュカード

失業給付金は、転職活動中の生活に困らないように支給されるもので、受給するにはハローワークでの手続きが必要です。それぞれの持ち物について、以下で詳しく解説します。

1.雇用保険被保険者離職票(1・2)

雇用保険被保険者離職票は、いわゆる「離職票」のことで、1と2の2種類があります。どちらも退職後に会社から受け取る書類です。離職票1は、雇用保険の資格を喪失したことを通知するもので、離職票2は、離職前の賃金支払い状況と離職理由が記載された書類のことを指します。

2.個人番号確認書類(いずれか1つ)

個人番号確認書類とは、マイナンバーカードや通知カード、個人番号の記載のある住民票(住民表記載事項証明書)などが該当します。

3.身元確認書類(コピー不可)

運転免許証や運転経歴証明書、マイナンバーカード、官公庁が発行した身分証明書・資格証明書(写真付き)など、身元が確認できる書類を用意しましょう。

4.証明写真2枚

失業保険申請時には、証明写真を2枚用意しましょう。正面上半身が写ったもので、サイズは縦3.0×横2.5cm。可能であれば、3ヶ月以内に撮影した写真が望ましいでしょう。

5.印鑑

印鑑は認印を用意しましょう。実印である必要はありませんが、シャチハタは不可です。

6.本人名義の預金通帳またはキャッシュカード

通帳やキャッシュカードは、失業保険給付金の振込先として登録するのに必要です。

ハローワークで失業保険を受給する際に必要な持ち物は、「ハローワークで失業保険の手続きをするために必要な持ち物や書類とは?」でもご紹介しているので、事前に確認しておきましょう。

ハローワークで失業保険を受給するまでの流れ

ハローワークで失業保険を受給するまでの流れの画像

ハローワークで失業保険を受給するまでの大まかな流れは、以下のとおりです。必要な持ち物とあわせて確認しておきましょう。

1.ハローワークで求職申込みを行う
2.受給資格が決定する
3.説明会に参加する
4.失業認定日にハローワークに行く
5.失業手当を受給する

失業保険の受給は、自己都合退職の場合、失業手当の申請完了日から7日間の待期期間に加えて、2ヶ月(※最初の離職から5年間のうち3回以上離職した場合は3ヶ月)の給付制限期間があります。そのため、受給開始日は失業手当の申請完了日から2ヶ月と7日後の翌日です。一方、会社都合退職では7日間の待期期間がありますが、2ヶ月の給付制限期間はありません。受給開始日は自己都合退職の場合よりも早く、失業手当の申請完了日から7日後の翌日となります。

失業保険の受給条件

失業保険の受給条件は、「雇用保険に一定期間加入していること」「仕事がしたいという積極的な意思はあるものの、失業状態であること」などです。手続きの際には、健康状態や家庭の事情を含め、すぐに働ける状態であることや、就職の意思を確認されます。詳しくは、ハローワークインターネットサービスの「受給要件」で確認しましょう。

参照元
ハローワークインターネットサービス
基本手当について

ハローワーク以外も利用して幅広く仕事を探してみたい方は、ハタラクティブへご相談ください。就職・転職エージェントのハタラクティブでは、求職者一人ひとりの悩みや希望に合わせて求人をご紹介。ハタラクティブは事前に企業へ取材をしているため、求人の特徴や職場の雰囲気などを詳しくお伝えできます。求人の紹介だけではなく、応募する企業に合わせた面接対策や応募書類の添削などのサポートも実施。若手人材をサポートした実績が豊富にあるので、求職活動をスムーズに進めたいと考えている方はお気軽にお問い合わせください。

ハローワークの使い方に関する疑問解決Q&A

ここでは、ハローワークの使い方に関する疑問をQ&A形式で解決していきます。

職業訓練にはどのようなコースがありますか?

プログラミングや医療事務など、さまざまなコースがあります。職業訓練は「仕事が決まらない」「キャリアアップがしたい」といった人を対象に、必要なスキルを学べる制度です。コースによっては資格が取得できることもあります。「職業訓練の種類はどれくらい?受講メリットとハローワークで申し込む方法」で職業訓練のコースをご紹介しているので、あわせてご覧ください。

ハローワークは求職申込みなしでも利用可能?

求人情報の閲覧は可能です。ただし、登録者限定で開示されている求人もあるため、応募するには求職申込みが必要となります。積極的に仕事を探すなら、求職登録するのがおすすめです。ハローワークで求職活動をするコツについては「ハローワークで求職登録する方法は?確認すべき事項や注意点を解説!」のコラムを参考にしてください。

どこのハローワークに行くべき?

全国どこのハローワークでも利用できます。自宅から行きやすいところや、利用したいサービスがあるハローワークを選びましょう。専門的なサービスを提供しているハローワークもあるので、「職安(公共職業安定所)とは?具体的なサービス内容や利用方法などを解説!」のコラムをご確認ください。なお、雇用保険関連の手続きは事業所ごとに管轄エリアが決まっているため、事前に確認しましょう。

フリーターやニートもハローワークは利用可能?

利用できます。ハローワークは、仕事を探している人であれば年齢や経験を問わず利用可能なサービスです。詳しくは「ハローワークが初めてのニートも仕事を探せる!利用方法や支援内容を解説」のコラムでご紹介しています。フリーターやニートでハローワークでの仕事探しを検討している人は、ご覧ください。

フリーターやニートにおすすめの就職支援はある?

就職・転職エージェントの利用がおすすめです。ハローワークとは取り扱う求人が異なる場合もあるため、エージェントと併用すればより効率的な仕事探しができるでしょう。若手に特化した就職支援を行っているハタラクティブでは、プロの就活アドバイザーが個人の要望や適性に沿った求人をご紹介しています。サービスは無料で利用できるので、お気軽にご相談ください。

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