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自分のしたいことがわからない原因とは?本当にやりたいことを知る方法
更新日
この記事のまとめ
- 自分のしたいことがわからない原因には、「人生経験や自己分析の不足」などがある
- 自分のしたいことがわかれば、やりがいを維持しやすくなったり忍耐力が定着したりする
- 自分のしたいことがわからないときは、無理に探さず気の向いたことから始めてみよう
- 自分のしたいことがわからない場合は、自己分析をして自分を客観的に見つめ直そう
- どうしてもやりたいことが見つからない場合は、第三者を頼ってみるのもおすすめ
「自分のしたいことがわからない」「仕事が楽しくない」といった悩みや不安を抱えている方もいるでしょう。自分のやりたいことがわからない原因には、「やることが多過ぎて疲れている」「人生経験が足りていない」などが挙げられます。このコラムでは、自分のしたいことがわからない方へ、仕事を探すヒントをご紹介。今の状況を冷静に捉え、自分ができる身近なことから「やりたいこと」を探ってみましょう。
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自分のしたいことがわからない10個の原因とは?
自分のしたいことがわからないと感じるのは、経験不足だったり気持ちに余裕がなかったりするのが原因の可能性があります。ここでは、自分のしたいことがわからない場合の原因を10個ご紹介するので、自分に当てはまる項目がないか確認してみましょう。
1.やるべきことが多過ぎて疲弊している
やるべきことが多過ぎて疲弊しており、自分のしたいことを考える時間がないという人もいるでしょう。仕事や勉強、アルバイトなど、やるべきことに追われる生活のなかでは、自分のことを深く考える余裕は生まれにくいものです。
「忙し過ぎてしたいことを考える時間がない」という場合、短時間でも良いので心身ともにリフレッシュする時間を設けてみることをおすすめします。やるべきことから一旦離れ、自分と向き合う時間を作ることが大切です。
2.人生経験に偏りがある
「自分のしたいことがない」「キャリアの方向性がわからない」という場合は、人生経験が足りていない可能性もあるでしょう。たとえば、パソコンを操作する機会やITに関する経験がなければ、エンジニアを目指そうと思えないかもしれません。
人生で経験した楽しいことや大変なことは、自分のしたいことを見つける手掛かりになります。したいことがない現状を悲観せず、「まだ経験を積めていないだけ」と考え、幅広い経験を積極的に積むと良いでしょう。
3.始める前に「無理」「無駄」と壁を作っている
自分のしたいことがわからないと、何かを始める前に「無理だ」「無駄だ」と壁を作ってしまっている場合もあるようです。
できないことや自分にとって無駄だと思うことを避けるのは、困難な状況に遭遇しない方法ともいえます。しかし、物事を始める前に否定する癖がついてしまうと、やりたいことに辿り着けない可能性があるので気をつけましょう。
4.ミスや失敗を過度に恐れている
ミスや失敗を過度に恐れている方は、物事に消極的になりやすく、結果的に自分のしたいことがわからない状態になる傾向があります。常に「失敗したらどうしよう」という気持ちが強いと、新しいことにチャレンジするのを避けてしまいがちです。
過度に失敗を恐れるのではなく、自分の選択肢を広げる行動もときには必要といえます。
5.一度の失敗で諦めてしまっている
新しいことにチャレンジしても、一度の失敗で諦めてしまうと成功体験が積めないため、自分のしたいことがわからないと悩む場合があります。特に、完璧主義な傾向にある方は、失敗経験を重ねたくないと考える場合もあるでしょう。
何事も、慣れないうちは失敗することがあります。諦めずに挑戦し続ければ、自分の向き・不向きがわかって本当にしたいことが見つかるでしょう。
6.物事に熱中しにくく冷めやすい
物事に熱中しにくかったり、冷めやすかったりする方も、自分のしたいことがわからないと感じやすいでしょう。スキルや知識が身につくまえに飽きてしまい、「自分にはしたいことがない…」という思考に陥ることがあります。
何をしてもやる気が出ない、熱中できないという場合は、自分で気持ちをセーブしてしまっている可能性も。少しでも興味が出たら、行動を起こしてみることをおすすめします。
7.現在の暮らしや働き方に不満がない
いまの生活や仕事に満足している場合、新規で取り組みたいことが浮かばず、現状維持になる可能性も考えられます。
新しい職場でこれまでと違う業務をして不安や緊張の状態になるより、現在の暮らしを守りたいという意思が勝ると、将来的に「自分が本当にしたいことがわからない」と悩むことも。「生活や仕事に不満はないけど、何かが物足りない」と思うような経験があれば、就職・転職の機会を逃さないようにしましょう。
8.自分に自信がなく他人の意見を優先している
自分に自信がなく、自発的に考えたり行動に移したりする前に他人に頼ってしまう方も、「したいことがわからない」という悩みを抱えやすい傾向にあります。状況によっては、自分の本心を隠して周囲の意見を尊重してしまう人もいるでしょう。
第三者の意見に頼りきりになってしまうと、深く考えずに言われたまま行動するようになってしまいます。自分の気持ちや意見を優先し、一人で考えて行動する癖をつけることが大切です。
9.視野が狭くなっている
視野が狭くなっていることが原因で、自分のしたいことがわからないと感じる場合もあります。少ない選択肢のなかから「自分のしたいこと」を見つけるのは難しいでしょう。
視野を広げるために、世の中にどのような仕事があるのかを知ることから始めてみてください。幅広い職種や働き方について知る過程で、思いがけず興味を惹かれるものに出会える可能性があります。
10.十分な自己分析ができていない
自己分析が不十分なために、「自分のしたいことがわからない」と悩んでいる方もいるようです。自己分析とは、過去の経験から自分の強みや適性、興味関心などを明らかにする作業のこと。自己分析を疎かにすると、仕事探しの軸が定まらないため、やりたいことがわからない状況に陥ってしまいます。
自分のしたいことを探すには、十分な自己分析が必要です。このコラムの「自己分析で自分を客観的に見つめ直す」では、自分のしたいことがわからない方へ、効果的な自己分析の方法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
就職・転職活動で自分のしたいことがわからない場合もある
就職・転職活動のタイミングで「自分のやりたいことが見つからない」という悩みが生まれるのはよくあることです。自分の適性や興味に合った職種を見つけるには、自己分析をしましょう。あなたの強みや興味を見つけ、それに関連する職種や業界をリサーチしてみてください。
また、インターンシップやアルバイトをとおして、実際の職場を体験するのも良い方法。キャリア選択に不安を感じるのは自然ですが、経験を積みながら少しずつ適切な道を見つけていくことが大切です。
就活や転職活動で自分のしたいことがわからない方は、「転職したいけどやりたいことがない!仕事探しのコツや現職の見直し方を紹介」のコラムも参考にしてみてください。就活・転職活動における仕事探しのコツをご紹介しています。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス
- 向いてる仕事なんてあるのかな?
- 避けたいことはあるけれど、
- やりたいことが分からない・・・
「自分のしたいことがわからない」から脱するメリット
自分のしたいことを見つけるメリットには、「仕事で満足感を得られる」「忍耐力が定着する」「成果を出しやすい」などがあります。以下で3つのメリットを紹介しているので、やりたいことを見つけたいと思いつつなかなか行動を起こせていない方は参考にしてみてください。
やりがいや満足感を得ながら働ける
やりたいことを仕事にすると、自分の得意なことや好きなことを活かせるため、やりがいを感じやすいでしょう。「自分には向いていない」と思いながら働くよりも、やりがいを感じられる仕事に就いたほうが人生全体の満足度も高まります。前向きに仕事に取り組むためにも、自分のしたいことを明確にして仕事に活かすのがおすすめです。
困難を乗り越える忍耐力が定着する
自分のしたいことを仕事にすれば、困難に直面した際に乗り越えられる忍耐力が身につくでしょう。どのような仕事においても、トラブルや問題が生じる可能性はあります。自分のやりたい仕事であれば、やりがいや楽しさを糧に困難を乗り越えようという前向きな気持ちに切り替えやすくなるはずです。
より良い成果を挙げやすくなる
自分の好きなことであれば新たなスキルや知識を身につけるモチベーションも高まるため、仕事で成果を出しやすくなる可能性も。成果が評価されれば、給与や役職がアップして仕事へのモチベーションが高まるといった好循環も期待できます。自分の気持ちや適性と向き合いながらやりたいことを見つけてみると良いでしょう。
「自分のしたい仕事」を選ぶ人は多い
ハタラクティブの「若者しごと白書2024 2-6.仕事選びで重視していること(p.25)」では、正社員が仕事選びにおいて最も重視することは「希望する仕事内容かどうか(47%)」という結果が出ています。やりたいと思える仕事に就くことにメリットを感じる方は少なくないといえるでしょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
自分のしたいことがわからないときの8つの心構え
自分のしたいことがわからないときは、無理に探さず、気の向いたことから行動に移してみましょう。理想のハードルを少し下げ、今の自分にできそうなことを見つけてみるのも方法の一つです。
この項では、自分のしたいことがわからないときの心構えをご紹介します。
1.自分が本当にしたいことから目を背けない
仕事探しでお悩みの方は、「本当にしたいことがわからないのか?」と自分を疑ってみましょう。他人の意見に左右されやすかったり、「自分には無理」とはじめから諦めていたりすると、本心に気づけないこともあります。
自分の気持ちと向き合って「やりたいこと」を見つける方法は、「本当に自分がしたいことを仕事にするには?やりたいことの見つけ方も解説」のコラムで触れているので、ぜひご一読ください。
2.したいことがなくても無理に探さない
自分のしたいことがわからないと感じても、無理に探そうとしたり、行動に起こそうとしたりする必要はありません。無理に探そうとすると、わからないことに苛立ったり不安になったりしてストレスを感じる恐れがあります。
就職・転職で「やりたいことがない」と感じるのはよくある悩みの一つなので、焦り過ぎないようにしましょう。
3.したいことは状況に応じて変えて良い
「自分のしたいことは生涯貫かなければならない」という決まりはありません。幅広い経験を積むことで「したいこと」が変わる可能性もあるので、柔軟な思考や対応を心掛けることが大切です。
興味がほかに移っているにもかかわらず、「一度やりたいと思ったことを変えてはいけない」と無理をして就活を続けるのはおすすめできません。「したいことが変わったのは自分が成長しているから」と、前向きにとらえるようにしましょう。
4.やりたくないことに割く時間を減らして余裕をもつ
自分のしたいことがわからないときは、やりたくないことに割く時間を減らし、精神的な余裕をもつようにします。「やるべきことが多過ぎて疲弊している」で述べたように、日々のこなすタスクを多く抱えていると、一人で深く考える時間を確保するのが難しくなるでしょう。
日々のタスクから「やりたくない」と思うことをリストアップし、それらを辞められるのか、効率的な方法に切り替えられるかを考えます。このような行動をすれば、時間的・精神的なゆとりが生まれやすくなるでしょう。
5.自分の理想とするハードルを下げる
自分が進む道やしたいことがわからない状況にある場合は、理想を下げてみるのも手です。自分のしたいことがわからない方は、理想や完璧さを求めるあまりに自分でハードルを高く設定し過ぎている場合があります。完璧な結果を求めるのは悪いことではありませんが、できそうなことを見つけて、それを突き詰めて行動するやり方もあるので肩の力を抜いてみましょう。
6.やらなかった場合に後悔することを想定する
自分のしたいことがわからないときは、無意識にリスクを回避しようとしている可能性もゼロではありません。やりたいことを明確にしたいときは、「いま行動しなかったら将来的に後悔しそうなこと」を考えてみましょう。
年齢を重ねてから「あのとき△△をしておけばよかった」と後悔しても、時間を巻き戻すことは不可能です。潜在的にしたいと思っていることを引き出し、できるだけ年齢の若いうちに挑戦しましょう。
7.ライフプランを実現するうえで必要なことを考えてみる
自分のしたいことがわからないとき、「ライフプランを実現するために必要なこと」を考えてみると、とるべき行動が明確になる場合も。たとえば、「車を買うために貯金したい」「子育てと仕事を両立させたい」というように、仕事ではなく自分の人生における目標を考えてみましょう。
ライフプラン実現のために必要な給与や働き方を考えることで、キャリアプランの明確化にも役立ちます。また、プライベートの目標を設定することは、求職活動中のモチベーションを維持するのにも有効です。
8.したいことを考える時間も前向きに捉える
自分のしたいことがわからない場合も、常に前向きな考え方を意識することが大切です。やりたいことがない自分を卑下したり状況を悲観し過ぎたりすると、「自分は何をやっても成功しない」というネガティブ思考に陥ってしまいます。
自分が楽しいと感じることに目を向け、「やりたいことはこれから見つかるはず」と前向きに考えましょう。気持ちを前向きに保つ方法は、「ポジティブシンキングを身につけよう!メリットとデメリットについて解説」のコラムでまとめています。
自分のしたいことがわからないときの9つの対処法
自分のしたいことがわからないときの対処法には、「何となく気の向いたことから始めてみる」「自分にとって目標となる人を見つける」などが挙げられます。以下で解説しているので、やりたいことがわからずお悩みの方は、参考にしてみてください。
1.これまでの経験からやりがいを感じたことを思い出す
過去の経験から、やりがいを感じたこと・楽しかったこと・意欲的に取り組めたことを洗い出してみると、将来的にしたいことが見えてくるかもしれません。
やりがいを感じたことは、仕事以外の経験でもOKです。「小学生時代・中学生時代・高校生時代・大学生時代」の経験から共通点を見いだせると、本当は何がしたかったのか、どのようなことをすると多幸感に包まれるのかがわかります。
2.気の向いたことから実際に始めてみる
自分のしたいことがわからないときは、何となく気の向くことから始めてみるのもおすすめです。日常の何気ない行動がきっかけで、新たに興味を惹かれるものに出会えたり自分の性格への理解が深まったりする場合もあります。
少しでも面白い・楽しい・興味があると感じたら、実際に挑戦してみましょう。仕事には直接的につながらなくても、楽しみややりがいを感じることで気持ちが前向きになる可能性があります。
3.長所から向いている仕事について考えてみる
自分のしたいことがわからないときは、長所から向いている仕事を分析する方法も挙げられます。柔軟性があるなら臨機応変に対応できる営業職や販売職、創造力があるならデザイナーをはじめとしたクリエイティブ職というように、長所から関連する仕事を見つけられるでしょう。
自分の強みを発揮できる仕事なら、自発的に行動できたり、モチベーションを維持したりすることが可能です。自分の長所がわからないとお悩みの方は、「長所が見つからない…見つけ方を知って自分のアピールポイントを理解しよう」のコラムを参考にしてみてください。
4.自分にとって目標となる人を見つける
自分の目標となる人を定めるのも、したいことがわからない場合の対処法として有効です。職場の頼れる人や努力を怠らない有名人のように、「こうなりたい」と思える人を探してみましょう。
自分にとってのロールモデルとなる人が見つかったら、その人の生き方や価値観といった特徴を洗い出します。そのうえで、目標とする人に近づくためには何が必要なのかを考えると、進むべき道が見えてくるでしょう。
5.自分のしたいことを書き出してみる
自分のしたいことがわからないときは、思いついた内容を紙に書き出すのがおすすめです。「したいことがない」と悩んでいる方も、プライベートで興味のあることや、無理だと思っているけどやってみたいことを含めて振り返ってみましょう。
紙に書き出すことで、実現性や自分の興味の度合いを冷静に考えやすくなります。また、自分が「無理だ」と諦めていたもののなかにも、実現可能なものがあったり、「成功させたい」とやる気が湧くものがあったりと、新たな発見につながるでしょう。
やりたくないことから考えてみるのも手
「自分がしたいことがわからない」とお悩みの方は、やりたくないことを考えてみるのも手です。自分が避けたいことや、手放したいことを書き出してみましょう。書き出した結果を見ながら、「どの程度なら許容できるか」「何であればやりたいと思えるか」を自分自身に問い掛けることで、したいことのヒントが見つかる可能性があります。
6.自分の人生を豊かにするものは何か見つめ直す
自分のしたいことがわからないときは、「人生が豊かになること」を見つめ直してみる方法も有効といえます。
たとえば、「ゲームをすると生活が豊かになる」と感じる方は、「プライベートを大事にできる仕事がしたい」「ゲーム開発に関連する仕事に就きたい」と連想することが可能です。「お金があれば人生が豊かになる」と思う方は、「基本給の高い職種を探したい」「ボーナスの額が大きい仕事を知りたい」という気持ちが、したいことを見つけるきっかけになるかもしれません。
7.「どのような人の役に立ちたいのか」を考える
「どのような人の役に立ちたいのか」を突き詰めていくと、自分に向いている仕事がわかる可能性があります。たとえば、「病気や怪我で困難を抱えている人を助けたい」という思いがあるなら、医療系や福祉系の仕事が候補として挙げられるでしょう。
「どのような人の役に立ちたいか」から向いている仕事を考える方法は、「人の役に立つ仕事とは?職種一覧や未経験からの転職を目指す方法を紹介」のコラムで解説しているので、ぜひご一読ください。
8.幅広い価値観に触れてインスピレーションを得る
したいことがわからないときは、幅広い価値観に触れてインスピレーションを得ることも大切です。具体的には、下記のような方法が挙げられます。
- ・過去に成功した人の事例をチェックする
- ・映画鑑賞や読書で感性を養う
- ・旅行先で交流をして生き方の参考にする
自分以外の生き方や考え方を知ることで、自分にはなかった視点から物事を判断でき、やりたいことが閃く可能性もあります。
9.自分の直感を大切にする
自分の直感は、仕事を探すうえでの重要な指針です。直感を無視して周囲の意見に流されたり、「求人倍率が高い」「条件が良い」といった妥当性を優先したりして就職先を決めると、仕事へのモチベーションが高まらずに後悔してしまう恐れがあります。論理的な考え方も大切ですが、「なぜか惹かれる」「なんとなく好み」といった心の声にも耳を傾けるようにしましょう。
自分のしたいことがわからない場合は、「転職したいけど何がしたいかわからない…そんなときどうする?解決策を提案」のコラムも参考にしてみてください。
自分のしたいことがわからないまま仕事探しをする際の注意点
仕事を探すうえでは、「自分のしたいこと」にこだわり過ぎず、自己理解を深めて広い視野をもつことが大切です。下記で自分のしたいことがわからない方が仕事探しをする際の注意点を解説するので、参考にして自分に合った仕事を探しましょう。
「したいこと=仕事」にとらわれ過ぎない
仕事を探す際は、「自分のしたいことを仕事にするべき」と考える必要はありません。自分のしたいことを仕事にすることにはメリットもありますが、それだけにとらわれ過ぎると「自分のしたいことがわからない」と悩んで前に進めなくなってしまいます。
また、「自分がしたいこと」と「適性がある仕事」が必ずしも合致するわけではありません。自分のしたいことだけでなく、「どのようなときに達成感を得るか」「何をしているときにやりがいを感じるか」というように、幅広い観点から仕事を探してみると良いでしょう。
自分が「仕事に何を求めるか」を知ることが大切
自分のしたいことだけにとらわれ過ぎず、「仕事に何を求めるか」という視点をもつことも大切です。ハタラクティブの「若者しごと白書2024 2-5.仕事で一番大切にしている価値観(p.23)」によると、正社員の回答で多かったのは「プライベートを大切に働けること(37.7%)」でした。割合の高い回答は、以下のとおりです。
仕事で一番大切にしている価値観 | 回答した正社員の割合 |
---|---|
プライベートを大切に働けること | 37.7% |
人間関係の良い職場環境で働くこと | 14.8% |
自分らしい生活ができること | 14.4% |
引用:ハタラクティブ「若者しごと白書2024 2-5.仕事で一番大切にしている価値観(p.23)」
仕事に対する価値観は人それぞれではあるものの、「私生活と両立できるか」「職場環境は良いか」といった視点で就職先を探す人が多いことがわかります。
「○○に関わる仕事ならば何でも良い」のように、自分のやりたいことを優先し過ぎると、合う求人になかなか出会えなかったり入社後に職場環境とのミスマッチを感じたりする恐れも。待遇や職場の雰囲気に関する条件についてもしっかり考えて、希望する条件を明確にしておきましょう。
参照元
ハタラクティブ
若者しごと白書2024
「自分のしたいことがわからない」を抜け出して仕事を見つけるには
「自分のしたいことがわからない」という状況を打破する方法は、自己分析を行ったり、気持ちや環境を変えてみたりすることなどがあります。どれも難しいことではないので、一つずつ実践してみましょう。
自己分析で自分を客観的に見つめ直す
「十分な自己分析ができていない」で述べたように、したいことがわからないのは、自分に対する理解が不足している可能性があります。自分のしたいことがわからない方は、次のような考えをベースに自己分析してみましょう。
- ・時間を忘れて熱中したことは何か
- ・やりがいや楽しさを感じたことは何か
- ・人から褒められたことは何か
- ・人生で失いたくないものは何か
- ・悔しいと感じたことは何か
また、自己分析を通して、将来のビジョンを考えるのもポイントです。「どのようなライフスタイルを実現したいか」「仕事でどのようなポジションに就きたいか」というように、具体的なイメージをもって行動すると良いでしょう。
自己分析がうまくいかない場合のやり方は?
自分のことを分析するのが難しいと感じるときは、自己分析シートを活用したり、周囲から自分の性格や強みを聞いてみたりするのがおすすめです。
効果的な自己分析のやり方が知りたい方は、「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」のコラムで動画によるわかりやすい説明をしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
仕事に対する価値観を把握する
「自分のしたいことがわからない」状況から脱するには、仕事に対する自分の価値観をよく考えることが重要です。仕事に対する価値観を明確にすれば、「自分が仕事で大切にしたいことを叶える」という観点で、就職・転職活動ができます。
たとえば、仕事で「人とのコミュニケーションを重視したい」と考えているなら、チームで作業を進める仕事や、顧客と接する機会の多い仕事でスキルを発揮しやすいでしょう。自分が大切にしている価値観と真反対の職場に入社してしまうと、働き方に苦痛を感じてしまう可能性もあります。
仕事の適性診断ツールを活用してみる
自分のしたいことがわからない場合、適性診断をやってみるのも一つの手です。適性診断ツールを使えば、いくつかの質問に答えることで自分に向いている仕事を分析してもらえます。
Webサイト上で無料公開されているものもあり、手軽に試せるのも利点の一つ。設問に答えることで「どのような状況が落ち着くか」「どのようなときにモチベーションが上がるか」など、価値観を深掘りでき、仕事を探す際の参考にもなります。
就職・転職の支援を行うハタラクティブでも、所要時間1分程度でできる適職診断をご用意しています。性格から自分の適職候補を知れるため、仕事探しに悩んでいる方はぜひお試しください。
失敗か成功かで仕事を選ばない
自分のやることに対して、「失敗しそうか」「成功しそうか」で向き・不向きを判断しないようにしましょう。
就活や転職活動のタイミングで自分のしたいことがわからない場合、「適職=確実に成功すること」と考えている可能性も。しかし、仕事で初めから成功を納めるのは難しいものです。「失敗しても次がある」「徐々に成功体験を積めれば良い」と前向きに考えて、視野を広げて仕事を探してみましょう。
仕事や職場環境を変えてみる
今の会社で壁にぶつかり、自分のしたいことがわからなくなっている場合は、その仕事や職場環境が合っていない可能性が考えられます。無理に我慢し続けるのは心身の不調につながる恐れがあるので、部署異動や転職を検討し、今の環境を変えてみるのも方法の一つです。
ただし、入社したばかりで経験が浅い場合は単に仕事に慣れていないだけの可能性もあるので、少し様子を見たほうが良いでしょう。
社会人として働く第三者の意見を頼ってみる
自分で考えてみてもやりたいことがわからない場合は、社会人経験のある家族や友人を頼ってみるのもおすすめです。
「自分のしたいことがわからない…」と一人で思いつめてしまうのは、心身の健康にも良くありません。自分をよく知る人物と「どのような仕事が合っていそうか」「おすすめの仕事はあるか」といった話をざっくばらんにしてみましょう。何気ない会話から、新しいアイディアが浮かんでくる可能性もあります。
就職・転職エージェントからのアドバイスも有効
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自分のしたいことがわからないと悩む方によくあるQ&A
ここでは、自分のしたいことがわからない方が抱えがちな疑問や悩みを、Q&A方式で解決します。悩みを解消し、自分のしたいことを見つけたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
「自分のしたいことがわからない」のは悪いことですか?
仕事やプライベートにかかわらず、「したいことがわからない」状態は悪いことではありません。悪いことだと思い込んでマイナス思考になってしまうと、チャレンジする前から諦めてしまったり、挑戦する機会があっても逃してしまったりすることも考えられます。
したいことがわからないときの気持ちの保ち方は、「本当に自分がしたいことを仕事にするには?やりたいことの見つけ方も解説」で紹介しているので、ぜひご覧ください。
自分が本当にしたいことがわからないままだとどうなる?
自分のしたいことがわからないままだと、ミスマッチの就業先を選んでしまったり、行動が空回りになったりする場合があります。したいことが明確になれば、周囲の意見に振り回されることなく、自分が叶えたい道を選択することが可能です。好きなことや興味のあることに対して視野を広げ、成功体験や達成感を得られる経験を積み重ね、「したいこと」を見つけるきっかけにつなげましょう。
自分のしたいことがわかると就活がスムーズになりますか?
したいことがはっきりしていると、将来のビジョンを明確にしやすくなるため、就活がスムーズになる場合があります。やりたいことと入社後のビジョンの関連性を面接でうまく言葉にして伝えられれば、採用担当者に好印象を与えられる可能性もあるでしょう。
やりたいことを見つける方法は、「自分が何がしたいのかわからない方へ!やりたいことの見つけ方を紹介」もあわせてご覧ください。
自分のしたいことがわからなくて焦っています…
自分のしたいことがわからなくても、焦ったり人と比べたりして落ち込む必要はありません。やりたいことは人によって異なるものなので、自分自身がしたいことを見つけるのに集中しましょう。一人で考えてもアイデアが浮かばない場合、家族や友人など、身近な人に相談してみるのも手です。
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その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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