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長所が見つからない…見つけ方を知って自分のアピールポイントを理解しよう
更新日
この記事のまとめ
- 長所が見つからないときは、自己分析が不十分な可能性がある
- 自分が当たり前に行っていることが長所であることもある
- 長所が見つからないときは、企業の質問意図を考えてみよう
- 長所が見つからないときは家族や友人に相談し、客観的な意見をもらうのもおすすめ
「長所が見つからない」「これを長所とアピールして良いのか」と悩んでいる方も多いでしょう。就活の面接で自分の長所は頻繁に質問されます。長所が見つからない場合は、企業がなぜ長所を聞くのか質問意図を考えてみるのがおすすめです。
このコラムでは、長所が見つからない要因や見つける方法、企業の質問意図について解説します。就活の面接対策の参考にしてみてください。
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長所が見つからない要因
自分の長所が見つからないと悩む方の多くは、「自分に厳しい」「自己肯定感が低い」「褒められる経験が少ない」といった特徴があるようです。周囲から褒められた経験が少ないと、自己肯定感が高まらずに「自分には長所がない」と考える要因になるでしょう。
1.自分に厳しい
自分の長所が見つからない理由として1つ目に挙げられるのが、自分に厳し過ぎる点です。誰かに褒められたとしても素直に受け止められず、謙遜してしまう人は多いもの。向上心が強いのは良いことですが、ときには周囲の意見を素直に受け入れてみましょう。
2.自己肯定感が低い
自分の長所が見つからない理由として2つ目に挙げられるのが、自己肯定感が低いことです。自分のことを認められず、褒められないために、長所が見えにくくなっている可能性があります。仕事やプライベートなどの時間に自分が少しでも「努力した」「頑張った」と思うことがあれば、自分の努力を認めましょう。たとえ小さなことでも、積み重なれば自信につながります。自然と自分についての理解が深まるでしょう。
3.褒められた経験が少ない
褒められた経験が少なく「得意」が分からないのも、長所が見つからない要因といえるでしょう。自分では長所だと思っていても、周囲からも褒められないと「長所」として自信を持って示すのを躊躇してしまうことも。また、褒められる経験が少ないと自己肯定感の低さにもつながってしまいます。
長所がない人間はいない
人はそれぞれ個性や特徴があるため、長所が一つもない人はいないといえます。誰よりも優れた特徴でないと長所とはいえないと感じる人もいるかもしれませんが、そのようなことはありません。人と比較したり、完璧でないといけないと感じたりすることなく、自分と向き合ってみましょう。
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自分の長所が見つからないときはどうする?
自分の長所を見つけるには、自分が当たり前にできていることや経験から洗い出してみる方法があります。また、身近な人から客観的な意見を聞く方法も。以下で長所を見つける方法を解説するので、自分に合った見つけ方を探してみましょう。
1.自分の「当たり前」から考える
自分が苦労せずに「当たり前」にできていることのなかから長所を探してみましょう。自分にとっては当たり前でも、誰もが当たり前にできることとは限りません。
普段当たり前にこなしていることは、自分では長所だと気づきにくいものです。「誰とでも仲良くなれる」「状況に合わせて臨機応変な対応ができる」「時間を守る」など、日常的なことから考えてみましょう。
2.長所を身近な人に聞いてみる
長所が見つからないときは、身近な人に尋ねてみる方法もあります。特に「これが長所といって良いのか自信がない…」と思っているのなら効果的です。
第三者は、自分とは違う視点で良い部分を見つけてくれるもの。自分では自信が持てないことでも、客観的な意見から見つけた長所なら、自信を持ってアピールできます。
3.経験を洗い出してみる
今までの経験から自分の長所を導き出すのも良い方法でしょう。学生時代の取り組みや行動の動機、問題が起きたときの対処の仕方などから自分の行動を分析し、長所を探します。たとえば、「思い立ったらすぐ行動に移す」「課題に粘り強く取り組める」なども、立派な長所です。いくつか自分の長所が発見できたら、そのなかから入社後に強みになりそうな長所を選ぶと良いでしょう。
経験の洗い出しに「自分史」を活用しよう
経験を振り返って自己分析を行うには、「自分史」作りが役に立ちます。自分史とは、自分のこれまでの人生を時系列にまとめたもの。「学校」「部活」「趣味」などカテゴリーごとにまとめる方法もあります。各項目に対して得意だったことや努力したこと、失敗などを書き出すと、自分がどのようなときに何を感じていたかを把握しやすくなるでしょう。自己分析のやり方は「自己分析の方法をご紹介!就活や転職に役立てよう」「自己分析とは?就活や転職でどう使う?基本と簡単に行う方法をご紹介」のコラムも参考にしてください。
4.短所から長所を探す
自分で短所だと思っている部分を言い換えると長所になることがあります。短所と長所は紙一重なものです。以下の例を参考に、短所から長所を見つけてみましょう。
短所の例 | 長所に言い換えた例 |
---|---|
飽き性 | 好奇心旺盛、切り替えが早い |
自分の主張がない | 協調性がある、傾聴力が強い |
感受性が強く傷つきやすい | 相手の気持ちが分かる、寄り添える |
頑固 | 周囲に流されない、強い意志を持っている |
神経質 | 几帳面、よく気がつく |
おせっかい | 面倒見が良い、気配りができる |
一人で抱え込んでしまう | 責任感が強い、最後までやりきる |
負けず嫌い | 向上心が強い、粘り強い |
人は、つい自分の性格で気になる部分を悪い方に捉え、自己嫌悪に陥ってしまうもの。しかし、実際は、欠点も視点を変えればあなたの長所になり得るのです。自己分析の結果、短所ばかりが出てきてしまった場合は、視点を変えて長所を見つけてみましょう。
「就活の長所・短所の書き方!ない場合の答え方や具体例を一覧でご紹介」のコラムでも、長所と短所の言い換え例をまとめているので、参考にしてください。
5.診断ツールの活用
インターネットで検索すると、自己分析や自分の長所・短所を確認できる診断ツールが出てきます。あくまでもツールなので結果を鵜呑みにするのは危険ですが、参考として活用してみるのも一つの方法でしょう。
6.ハローワークやエージェントの活用
長所が見つけられず困っているときは、ハローワークやエージェントを活用するのも一つの方法です。ハローワークやエージェントでは、職員やスタッフが就職について相談に乗ってくれるため、長所の見つけ方についてアドバイスをもらえることも。特にエージェントは専任スタッフによるカウンセリングを行っているため、より詳細な長所・短所を客観的に教えてもらえます。
どうしても長所が見つからないときは
どうしても長所が見つからないときは、選考までの間に長所を新しく作るのも一つの方法です。長所は過去の経験から必ず見つける、という決まりはありません。ただし、長所とは自分の人柄や性格をもとに考えるのが基本のため、新しい経験を通して長所を見つけ出す、というイメージで行いましょう。
長所が見つからないときは企業が質問する意図を考える
「長所が見つからない」「どのような内容をアピールして良いか分からない」というときは、企業が長所を聞く理由を考えてみましょう。企業は長所の回答から、「自己理解の程度」「社風やビジョンとのマッチ度」を確認しています。
自己理解の程度を確認している
長所を聞く質問には、応募者の自己理解の程度を確認する目的があります。自己分析で自己理解ができていないと、自分に合った企業を選べません。また、十分な自己分析で自分の得意や不得意を把握していれば、「得意をどうやって伸ばしていくか」「苦手をどうやって克服するか」なども分かっていると判断されます。自己理解ができている=自分の苦手も理解して受け入れ、改善に努めている、と評価されるでしょう。
人柄や思考が合っているか確認している
長所から、自社に合う人材かどうかを確認する目的もあります。たとえば、古くからの慣例や習慣を大切にする企業に対して「新しいことをどんどん取り入れる」「効率を重視する」という長所の人が応募してきても、マッチするとはいえないでしょう。企業風土やビジョンと合っていない人は、採用されても早期離職してしまうリスクも。そのため、長所をアピールする際は企業研究の結果を参考に、企業に合った長所をアピールする必要があります。「企業研究とは?その必要性とスムーズに行うコツを知っておこう!」で企業研究の方法を紹介しているので参考にしてみてください。
物事を客観視できるか確認している
自分の長所や短所を把握できていることで、物事を客観視するスキルがあることを確認しています。謙遜して「長所はありません」と回答したり、良く見せようと「短所はありません」と回答してしまうと、社会人にとって重要な「客観視」のスキルがないと判断されてしまう可能性も。自己分析ができていることを示すためにも「ありません」という回答は避けましょう。
長所が見つからないときはプロに相談しよう
どうしても自分の長所が見つからないときは、プロに相談するのがおすすめです。前述したようにエージェントを活用すれば、十分なヒアリングのうえで客観的に長所を教えてくれるでしょう。そのほか、エージェントを活用するメリットをまとめました。
自己分析をサポートしてくれる
エージェントを利用すると、自己分析を手厚くサポートしてくれます。
プロの目線から自己分析をサポートしてくれるので、自分では気づかなかった長所や短所、得意なことや向いている仕事も見つかるでしょう。
適性に合った求人を紹介してくれる
エージェントは選考対策だけでなく、求人の紹介も行っています。
民間企業ならではのネットワークで集めた多くの求人から、希望や適性に合ったものをピックアップ。企業についての理解も十分なため、社内の雰囲気や実際の業務内容なども細かく質問できます。
きめ細やかなサポートをしてくれる
エージェントの多くは専任担当者制を採用しているため、手厚いサポートを受けられます。
自己分析や企業研究のお手伝いはもちろん、作成した書類が企業向けになっているか、応募先企業にはどのようなアピールが有効かなど、内定に向けて効果的にサポートしてくれるのが特徴です。書類提出期限や面接日程の調整などはエージェントの担当者が代行してくれるので、利用者は選考内容に集中できるでしょう。
どのエージェントを利用するか悩んでいる方は、若年層向けの就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは、未経験や経歴を問わない若年層・フリーター向けの求人を多く扱っています。あなたの希望に合った求人をご紹介。サービスはすべて無料で利用していただけます。社会人経験が浅くて自分の長所や得意がよく分からない人や、就活の仕方がよく分からない人は、お気軽にご相談ください。
長所が見つからない人のためのお悩みQ&A
ここでは、自分の長所が見つからない方によくある質問をまとめました。
面接で長所を聞かれる理由は?
面接官が長所を聞くのは、応募者の性格が社風に合うかを確かめたいという意図があります。企業としては、できるだけ自社が求める人材像に近い応募者を選びたいもの。その基準となる要素の一つが、長所であるといえます。
「履歴書の長所の書き方は?短所とあわせて作成ポイントや例文をご紹介!」でも長所が質問される理由を紹介しているので、参考にしてみてください。
自分の長所を見つけるにはどうしたら良い?
まずは、自己分析をしっかりと行いましょう。過去から現在までを振り返り、力をいれた事柄や成功した体験などを掘り起こすことが、長所発見につながります。そのうえで、あなたをよく知る友人や家族にも分析してもらい、客観的な意見を聞くのが効果的です。
なかなか長所が思いつかない…という方は、「長所を面接でうまく伝えるには事前準備が大切!例文とポイントを解説」もご覧ください。
短所ばかりに目が行くときはどうしたら良い?
自分では欠点だと思うことも、視点を変えれば長所になり得ると覚えておきましょう。自分を一番知っているのは自分自身であり、悪いところがよく分かるからこそ、短所に目が行きやすいのでしょう。しかし、短所に目が行く傾向は、「自己を謙虚に客観視できる性格」と言い換えられます。
短所を長所に言い換える方法は「短所を長所に言い換えよう!面接で評価される伝え方とポイントをご紹介」をご一読ください。
面接で長所を効果的に伝えるには?
相手の印象に残りやすいよう、長所を1つに絞り、簡潔に伝えるのが効果的です。応募先企業が求める人物像と合致した長所になっていれば、なお望ましいといえます。また、長所が発揮された具体的なエピソードを盛り込むのも大切なポイントです。
「長所を一覧で確認!思いつかないときの対処法や就活での例文もご紹介」には伝え方とともに回答例も載っているので、ぜひチェックしてみてください。
面接でアピールしないほうが良い長所はありますか?
応募先企業の業務では活かせない長所や、仕事と無関係のスキルを伝えるのは避けたほうが良いとされます。企業に対して的確にアピールできる長所を考えてみましょう。面接で長所を伝えることに自信がない方は、ハタラクティブにご相談ください。あなたの強みを効果的にアピールできるようサポートいたします。
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京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。
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