仕事でやりたいことが見つからない…興味のある業務の探し方とは

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この記事のまとめ

  • 仕事でやりたいことが見つからないのは、自己分析の不足が原因の一つ
  • やりたいことが見つからないのは、世の中の仕事に対する知識不足が原因の可能性もある
  • 実際に働くなかで「仕事でやりたいこと」が明確になるケースも多い
  • 自己分析をしっかり行うと、仕事でやりたいこと以外に強みやアピール材料も見つかる
  • 仕事でやりたいことが見つからないときは、他己分析で客観的な意見を取り入れよう

仕事でやりたいことが見つからないため、就職や転職でどのような職場・職種を選んでいいか悩む人もいるのではないでしょうか。選考で「仕事でやりたいこと」を聞かれる可能性は高く、明確に答えられないと内定獲得が遠のく恐れもあります。このコラムでは、仕事でやりたいことが分からない原因や探し方を解説。迷ったときは視点を変える「他己分析」も紹介しているので、就職・転職活動の参考にしてみてください。

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仕事でやりたいことが思い浮かばない原因

仕事でやりたいことがない、分からないという原因の一つは自己分析の不足です。自分に対する理解が不十分だと、どんな仕事を選べばいいか分からない状態になってしまいます。そのほか、世の中の仕事に対する知識が少なかったり、条件ばかりを重視することも要因として考えられるでしょう。

自己分析不足

やりたいことを見つけるためには、自己分析で自分自身をきちんと理解する必要があります。自己分析とは、言葉どおり自分を分析して客観的に把握すること。仕事に対する考え方や価値観、なにを優先して物事を選んでいるのかなどを把握するために行います。自己分析が中途半端だと仕事選びの基準が分からず、やりたいことが見つからない恐れがあるでしょう。

「やりたいこと」に対する考え方のズレ

就活やビジネスシーンで問われる「やりたいこと」は、立派な内容でないといけない、と考えている人も少なくないようです。「仕事でやりたいこと」を大きく捉えすぎてしまうと、自分にはできない・なにができるか分からないという状態になりやすいでしょう。

仕事に対する知識不足

就職・転職をしようとする際に「やりたいことが見つからない」という人は、世の中の仕事や職種に対する知識不足が原因の可能性もあります。断定的な知識や思い込みで、その仕事の悪い面だけを見てしまったり、「自分に合わない」「きつそう」と一方的なイメージを抱いて避けてしまったりする傾向が見られるようです。

働く条件ばかりを重視している

給与や休日、勤務地といった条件ばかりを重視していると、やりたい仕事が見つからない恐れがあります。仕事内容に興味があっても、「土日出勤だからやめておこう」「通勤時間が長いからこの仕事はできない」と避けてしまい、結果的に「やりたい仕事がない」と結論づけてしまうパターンです。どれだけ好条件で働けても、仕事内容が合わなければ早期離職の可能性が高まるため、条件ばかりを重視するのはやめたほうが良いでしょう。

やるべきことが多過ぎる

現状が忙し過ぎて、やりたいことを見つける余裕がない人もいます。今の仕事やアルバイトの掛け持ちなどで忙しいと、心身ともに疲れてしまい、自分が本当にしたいことが分からない状態になってしまうでしょう。このような状態が続くと、やりたいことを見つけたいという気持ちも失う恐れがあるため注意が必要です。

本当はやりたいことがあるのに諦めている

学歴や経歴に不安があり、やりたいことがあるのに「自分にできるとは思えない」と諦めてしまっているケースもあるようです。また、「あの仕事は資格が必要だから」などと言い訳を見つけて、努力するのを避けている場合もあるでしょう。最初から諦めてしまうとやりたいことが見つからないので、採用ハードルが高い仕事でも「どうしたら就職できるか」を考えて取り組んでみるのが大切です。

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やりたいことを見つけたほうが良いのはなぜ?

今の生活に不満がなく、やりたいことが見つからなくても問題ないという人もいるでしょう。しかし、長期的に働くモチベーションを維持するには「これが自分のやりたいことだ」と思えるかどうかは重要なポイントです。

仕事に対する満足感が高まる

やりたいことを仕事にすると、「好きなことを仕事にできている」と感じられるため高い満足感を得られます。生活のなかで仕事に使う時間は長いので、その時間がやりたいことに充てられると人生が有意義なものになるでしょう。

辛い仕事を前向きに乗り越えられる

仕事には辛いこと・苦しいこともありますが、やりたいことであれば前向きに乗り越えられるでしょう。やりたいことを仕事にできると、「これを乗り越えればもっとやりたいことができる」と先を見据えられるようになります。また、「やりたい仕事を手放したくない」という気持ちから、困難から逃げず、どうしたら乗り越えられるかを考えるようになるでしょう。

向上心を持ちやすい

やりたいことを仕事にすると、「もっと知識を得たい」「もっとスキルを身につけたい」という向上心も持ちやすくなります。興味のないことをやらされていると、モチベーションが上がらず、できれば楽をしたいと考えてしまうものです。しかし、好きなことは覚えるのも早く、努力も苦にならない場合が多いでしょう。そのような姿勢は周りから高く評価されるので、さらにモチベーションを高めやすくなります。

やりたいことが見つからないとどうなる?

やりたいことが見つからないまま年齢を重ねると、就職・転職が難しくなる恐れがあります。未経験でも挑戦しやすい20代のうちに、やりたい仕事を見つけるのが重要です。

20代はプライベートに逃げる場合がある

20代でやりたいことが見つからないまま就職すると、仕事が楽しくないためプライベートで楽しいことを見つけようとする傾向があります。プライベートを充実させるのは悪くないですが、やりたい仕事について考えることから逃げるのは良くありません。たとえプライベートでやりたいことを見つけたとしても、働く時間のほうが長いので仕事が苦痛に感じてしまう恐れがあります。
20代は若さを武器に就職しやすい年齢です。少しでも興味のある仕事に挑戦し、本当にやりたいことを見つけて30代を迎えましょう。

30代は転職を繰り返す恐れがある

30代でやりたいことが見つからないと、「この仕事も合わない」「またやりたいことと違った」と転職を繰り返す恐れがあります。やりたいことが分からずやみくもに転職すると、スキルが身につかないまま年齢を重ねてしまうことも。転職回数が多いうえにスキルが足りない状態で40代になると、次第に転職が難しくなるでしょう。なるべく早くやりたいことを明確にして、30代のうちに就職するのがおすすめです。

仕事で「やりたいこと」が必須とは限らない

多くの人が、就職や転職のときに「仕事でやりたいこと」を明確化する必要があると考えています。「やりたいことを見つけたほうが良いのはなぜ?」で解説したように、やりたいことを見つけるのはメリットが多いものの、選考の段階から明確にやりたい業務があることは少ないともいえるでしょう。就職・転職先を探す際に、業務内容よりも人間関係などの勤務環境を重視する人もいます。自己分析を行い、世の中にある仕事について調べてもやりたいことが見つからない場合は、少しでも興味のある分野であればまずは就職してみるのも一つの方法です。

業務を進めるうちに「やりたいこと」が見つかることも多い

明確な「やりたいこと」ではなくても、業務を進めるなかで達成感ややりがいを見出し、「もっとこの分野で成長したい」などの考えを持つことは珍しくありません。偶然担当になった仕事がきっかけで、やりたいことが明確になってキャリアアップに繋がることもあるでしょう。
しかし、選考では志望動機や「仕事でやりたいこと」を問われる可能性が高いため、答えを用意する必要があります。その際は、「親の看病をきっかけに医療事務に興味を持ちました」など、プライベートで興味を持った経験などをもとに回答するのがおすすめです。

仕事でやりたいことがない…自分に向いている適職を見つけるコツ

前述の通り、仕事でやりたいことがない、どんな仕事を選べば良いか分からないというときは、自分に対する理解が不足している可能性があるでしょう。この項では、仕事に対する価値観や自分の強みを明確にする方法について解説します。
自分の適職を見つける方法については、「自分にできる仕事がわからない原因は?適職を見つける方法を徹底解説」でも紹介していますので、そちらも併せてご覧ください。

細かく自己分析する

仕事でやりたいことがないときは、自分に対する理解不足の可能性があります。細かく自己分析をして、自分に対する理解を深めてみましょう。
自己分析のやり方が知りたい!ノートを使った簡単でおすすめの方法をご紹介」を参考に、大学時代に楽しかった経験や、アルバイトで辛かった経験、長期にわたって続けていることなどを深く掘り下げてみてください。
自分についての理解が深まると、やりたいことが明確になるだけでなく強みやアピールポイントも分かります。選考で採用担当者が納得する回答を用意するヒントにもなるでしょう。

適職診断を参考にしても良い

自分が本当にしたいことを知るために、適職診断を参考にしても良いでしょう。適職診断はいくつかの質問に答えることで、自分の特性や向いている職業を診断できるツールです。Webサイトで行える無料の適職診断もあります。ただし、診断結果が正解ではないので、あくまでも参考意見として利用しましょう。

誰のために働きたいかを考える

自分が誰のために働きたいのかを考えることで、やりたい仕事を絞る方法もあります。「病気の人を助けたい」「子どもの未来を守りたい」「地元の人たちに貢献したい」など、自分の仕事によって誰の役に立ちたいのかを考えてみましょう。

身につけたいスキルや資格を考える

具体的な仕事内容ではなく、身につけたいスキルや資格から「やりたい仕事」を考えるのも良いでしょう。パソコンスキルを磨きたいなら事務やデータ入力、汎用性の高い資格なら簿記やTOEIC、高い需要を求めるならプログラミングスキルや介護の資格など、将来のキャリア展望や希望から考えてみましょう。

やりたくないことをリストアップする

やりたいことを探す際の逆説的な方法として、やりたくないことは何かを考えるのもおすすめです。
たとえば「人と関わる仕事か、一人で黙々とこなす仕事か」「アイデア重視の仕事か、マニュアル重視の仕事か」など、「どちらかといえばこっち」という二者択一をいくつかやってみてください。そうすることで自分の好みが理解できれば、やりたいことを絞っていけます。

仕事に対する視野を広げる

総務省の「日本標準産業分類一般原則(第4項)」で設定している職業分類によると、世の中の仕事は大分類で20種に分けられます。この20種から、さらに細分化され、総数は1460に。さらに近年は「動画配信者」「ドローン操縦者」など新しい仕事も生まれています。
仕事でやりたいことがない、と悩んだら、世の中の仕事に対する理解を深めてみましょう。まだ知らないだけで自分に合っている・やりたい仕事が見つかる可能性もあります。

参照元
総務省
日本標準職業分類

近い将来のビジョンを考える

10年後20年後など長い目で見るのではなく、1年後・3年後・5年後など近い将来にどうなっていたいのか、ビジョンを考えてみましょう。「今より年収◯万円アップさせたい」「役職に就きたい」など、思い描く働き方や叶えたい内容を明確にし、達成するためにどうしたら良いのかを考えてみてください。今の仕事でビジョンが叶うと分かれば、目の前の業務に意欲的に取り組めるようになれます。また、今の会社でやりたいことがない場合は、ビジョンを叶えるために仕事を変えるといった選択肢も生まれるでしょう。

やりたいことは変わっても良い

将来のビジョンは途中で変わっても問題ありません。仕事をするなかで、新しい目標ができる場合もあります。「目標を決めたら、絶対に達成しなければいけない」と思い過ぎると、なかなかビジョンを決められず行動できなくなる恐れも。それよりは、「目標が変わったら軌道修正すれば良い」と考え、まずは今やりたいことに挑戦するのが大切です。

やりたいことが分からないときは…仕事探しのプロに相談しよう

どうしても自分のやりたいことがわからないという場合は、第三者のアドバイスを受けることも役に立ちます。自分をよく知る信頼のできる人が身近にいれば、そうした人に相談するのも良いでしょう。
自己分析と併用したい!他己分析のススメ」でも紹介しているように、第三者からの評価や印象は自分の考えるものと異なることも珍しくありません。
また、第三者からの客観的な意見のため信頼性や信ぴょう性も強く、自分に自信を持つきかっけになることも。自分で気づかなかった強みや適性を見つけるきっかけになるでしょう。

就職・転職エージェントに相談するのもおすすめ

就職・転職エージェントのアドバイザーに意見を求めるのも良い方法です。アドバイザーは多種多様な求職者の相談に乗っており、やりたいことが見つからないときの対処法も熟知しています。さらに、就職・転職事情にも詳しいため、内定獲得のために何をすべきかもアドバイスしてくれるでしょう。アドバイザーと一緒に自己分析を行うことで、やりたいことが見つかる可能性もあります。

より精度の高い他己分析を希望するなら、さまざまな仕事に精通しているプロが対応するハタラクティブにご相談ください。
ハタラクティブでは、多くの就職希望者をサポートしてきた実績や経験から、相談者の適性をしっかりと把握することが可能です。希望も取り入れたうえで、あなたに合いそうな求人をご紹介いたします。もちろん、「仕事でやりたいことがない」「自分に合った仕事が分からない」といったご相談も受け付けています。就活アドバイザーに、仕事や働くことに対する素直な気持ちや希望をお知らせください。専任担当者と一緒に、自分に合った仕事を見つけましょう!

仕事でやりたいことが見つからないときの悩みを解消するFAQ

ここでは、仕事でやりたいことが見つからない場合に抱えやすい悩みや疑問をQ&A方式で解消します。

自己分析で高校時代の経験を振り返っても良い?

仕事でやりたいことが見つからないと悩んでいる場合、高校生での経験を振り返るのもOKです。自己分析では過去の経験を振り返るため、中学・高校・大学時代で印象に残った出来事を活用しても問題ありません。『自己分析が大事!「やりたいこと探し」の方法とは』のコラムを参考にして、丁寧な自己分析を行ってみてください。

適職とは何ですか?

「自分に合った仕事」という意味です。自分の得意なことを活かせる仕事や、やりたいことに合った仕事を指します。広義では、働き方や職場の雰囲気が合うかどうかも含まれるでしょう。「自分の適職がわからない…向いている仕事を見つける方法とは?」のコラムで、適職の探し方を解説していますので、ご覧ください。

やりたいことが見つからないまま転職するとどうなる?

短期間で再び転職したくなる恐れがあります。目的が不明確な状態で、「今の仕事から逃げたい」「とにかく稼げれば良い」と焦って転職するのは危険です。「転職回数が多いと不利?就活への影響と対策」のコラムで解説しているように、転職を繰り返すと、次の採用面接で印象が悪くなる恐れも。転職する前にしっかりと自己分析を行い、自分に合いそうな仕事を選ぶのが大切です。

やりたいことを見つけられそうにありません

1人で悩んでいるなら、第三者に相談しましょう。やりたいことが見つからないのは、自分を客観視できていない可能性があります。第三者に意見を聞くことで、自分では気づかなかった長所や特性に気づくこともあるでしょう。家族や友人に意見を聞くのも良いですが、就職のプロに聞いてみるのもおすすめです。ハタラクティブでは、就活アドバイザーが一緒に自己分析を行い、どのような仕事が合いそうかをアドバイスしますので、ぜひご相談ください。

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