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「仕事観」とは?自分と向き合って価値観を見つめ直そう
更新日
この記事のまとめ
- 仕事観とは、仕事に対する目的や価値付けなどを指す
- 企業が仕事観を聞く理由は、入社後のポテンシャルや自社とのマッチ度を知るため
- 仕事観を明確にするには、自己分析のほか第三者の話やWeb診断を参考にしよう
- 面接で仕事観について回答する場合は、成長意欲や社会貢献の意思を示すのがおすすめ
- ハローワークやエージェントを利用して自身の仕事観を明確にするのが、就職成功のコツ
「仕事観」について面接で質問された経験がある方もいるでしょう。仕事観とは、仕事における価値観や考え方のことを指します。企業が応募者の仕事観を聞くのは、価値観や成長意欲などをチェックするためです。このコラムでは、仕事観を明確にする方法や面接での答え方について解説します。また、就活における仕事観の意味や回答例文もご紹介。Web上の診断や就職支援サービスも利用しつつ、仕事観を明確にしましょう。
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就活における「仕事観」とは?
就活における仕事観とは、意義や価値付け、目的などを包括した仕事に対する考え方です。
「どの企業でどのような働き方をするのか」「どの業種・職種を選ぶのか」といった、就職におけるベースになる考え方といえるでしょう。仕事観は目標や目的、キャリアパスによって異なり、環境や経験、世代などによって変化することもあり得ます。
仕事観は主に面接で尋ねられることが多いようです。面接では「あなたにとって仕事とはどのようなものですか?」「仕事をするうえで大事にしていることはありますか?」といった形で質問される可能性があります。
仕事観の種類
仕事観には、大きく分けて以下の3種類があります。
- ・内因的仕事観:自己実現やスキル向上といった、自身の内面にある動機を大事にする考え方
- ・功利的仕事観:仕事は収入や社会的地位、肩書きなどを得るためにあるという価値観
- ・規範的仕事観:自分のためではなく、社会のため、または誰かのために働くという考え方
内面から湧き上がったモチベーションは強固で長続きする可能性があるため、企業側は特に内因的仕事観を重視する傾向があるようです。今後のキャリアを意識して功利的な仕事観を重視し過ぎると、自身が望む待遇でなかった場合に意欲が低下し、離職に至る恐れもあるでしょう。
「『モチベ』とはどんな意味?仕事のやりがいを保つための方法をご紹介!」のコラムでは、内因的仕事観と同じ意味をもつ内発的動機について解説しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。
仕事観と職業観の違いとは?
仕事観とは、仕事そのものに対する個人の価値観や考え方を指します。たとえば、「仕事は自己実現の手段だ」「社会貢献が重要だ」など、働くことの意義や目的に焦点を当てた考え方です。一方、職業観は特定の職業に対する価値観や見方を意味し、具体的な職業を選ぶ基準や、その仕事に対する理解を含みます。たとえば、「教師は尊い仕事だ」「医療職は安定している」といった意見が該当するでしょう。つまり、仕事観は働くこと全般の捉え方であり、職業観は特定の職種に対する認識や評価という違いがあります。企業が面接で仕事観を聞く主な理由
企業が面接で仕事観を聞くのは、主に「入社後にどのような活躍をするか知りたい」「自社との相性を知りたい」といった理由があります。企業側の意図を理解したうえで、自身の仕事観について考えてみましょう。
入社後のポテンシャルを知りたい
企業側は応募者の仕事観から、目標をもって会社に長く貢献してくれる人材かどうかを確かめているようです。仕事観があいまいなまま働くと、「自分は一体なんのために働いているのだろう」と思うようになり、仕事に対して意欲を失う恐れも。「応募者が入社後にどれだけ活躍するか」「成長していけるかを知りたい」というのが、仕事観を聞く理由の一つといえます。
会社によって社風や企業理念、求めるスキルや理想の人物像などは異なります。そのため、応募者の価値観が企業の考え方と一致することが重要です。
たとえば、保守的なインフラ企業に応募した際に「仕事をするうえではチャレンジが大事」と伝えると、価値観そのものは間違っていなくても、その企業ではミスマッチだと判断されかねません。企業研究の際に、その会社ではどのような人物が活躍しているのかを調べておくのがおすすめです。
企業研究のやり方については、「企業研究は転職でも必ず行おう!情報の集め方と活用のポイント」のコラムをご覧ください。
仕事観を明確にするには?面接に向けた準備
仕事観を明確にするには自己分析が大切です。実際に働いている社会人の話やWeb診断も参考にしながら、自身と向き合ってみましょう。自分の仕事観を把握しておくことで、将来のキャリアアップややりがい、満足度にもつながる可能性があります。
仕事観を明確にするための面接に向けた準備
- 自己分析をする
- 実際に働いている人から仕事観を聞く
- Web診断を利用してみる
自己分析をする
自己分析を行い、これまでの体験を振り返ってみましょう。楽しかったことや達成感を得たこと、辛かった出来事などを書き出してみることで、モチベーションのポイントが見つかりやすくなることも。
印象に残ったことを絞り込み共通点を探していけば、それが自身の仕事観につながっている可能性もあります。「人に感謝されないとしてもやりたいこと」「収入が低くてもやるべきだと思うこと」があれば、自身にとって重要な価値観や動機といえるでしょう。
自己分析のやり方が分からない方は、「自己分析のやり方が知りたい!簡単にできる方法や就活に活かせるコツを紹介」のコラムを参考にしてみてください。
人生観についても考えてみよう
仕事観と似た言葉に「人生観」があります。人生観とは、「何のために生きるのか」という生きるうえでの価値観のことです。仕事観を考えるうえで、まずは人生観を考えてみるのも方法の一つ。著名人の名言からヒントを得るのもおすすめです。実際に働いている人から仕事観を聞く
実際に社会人として働いている方から仕事観を聞くのも有効な方法です。家族や先輩、恩師など、身近な社会人に話を聞いてみましょう。自分の仕事観が定まっていない場合は、話を聞いたなかから共感できるエピソードを見つけられれば、それがヒントとなる可能性があります。
Web診断を利用してみる
Webでできる価値観診断や適職診断などを利用するのもおすすめです。Web診断では、いくつかの質問について答えを選択すると、価値観や向いている仕事の例などが出てきます。複数の質問について答えを考えるため、自己分析が深まることも。
また、予想と違った結果が出てくることで、あらためて自身の仕事観やキャリアプラン、ビジョンを見つめ直すきっかけにもなるでしょう。
面接時に仕事観を聞かれたときの答え方のポイント
面接時に仕事観を聞かれた場合、企業側は内因的仕事観を重視する傾向があるので、「趣味のため」「お金のため」といった価値観を伝えるのは避けましょう。面接で採用担当者の方に好印象を与えるためには、向上心や将来性を感じさせる答え方をするのがポイントです。
社会に貢献したい意思をアピールする
仕事観について答える際は「家族を養うため」といった考えだけでなく、社会に貢献したい意思をアピールしましょう。
このように、仕事に対してプラスの姿勢があることをアピールするのがおすすめです。
自分にとってのやりがいを明確に答える
自分にとっての仕事のやりがいを明確に述べましょう。やりがいが不明確だと早期離職に至るおそれがあるため、面接での印象に影響する可能性があります。
仕事観について聞かれたら「お客さまに感謝される」「成果を目に見える形で実感できる」など、達成感や満足度を得られるポイントを具体的に答えましょう。また、やりがいを答える際は応募先の仕事内容と絡めて答えられると、好印象を与えられる可能性があります。
仕事観を聞かれた際の対応については、「『あなたにとって仕事とは』と面接で聞かれたら?回答の例文と答え方を紹介」でも詳しくまとめているので、ご覧ください。
自分の仕事観と向き合うことが就職成功のポイント
就職を成功させるには、自分の仕事観としっかり向き合うことがポイントです。「仕事をとおして何を成し遂げたいのか」「将来どのようになりたいのか」など目的や動機を明確にしておけば、自然と自分の仕事観が見えてキャリアプランやビジョンも明確にしやすくなるでしょう。「一人だけでは心細い」という場合は、ハローワークや就職・転職エージェントのような支援機関やサービスを利用するのがおすすめです。
転職成功のポイントについては、「転職を成功させるポイントとは?面接で気をつけることも解説」をご一読ください。
自己分析や面接対策に不安がある方は、就職・転職エージェントのハタラクティブにご相談ください。ハタラクティブは若年層のフリーターやニートの方、既卒者などを対象としているため、「経験が浅くて仕事観が分からない」といった方も安心してご利用いただけます。
また、個別でカウンセリングを行い、あなたが望む働き方やキャリアプランをお聞きしたうえで求人を探すので、仕事観に合う企業を見つけられるでしょう。「あなたにとって仕事とは何ですか?」の回答もキャリアアドバイザーと一緒に考えられますので、ぜひサービスをご利用ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。