求人を選ぶときのコツはあるの?

Q求人サイトを見てもどうやって求人を選んだらいいかわかりません、どうしたらよいでしょうか

求人サイトを見ても、その企業がどんな所なのか、その職種がどんな仕事をするのかわからず、求人を選ぶのに悩んでしまいます。いい求人を選ぶのに、コツみたいなものはあるんですか?

「いい求人」がどんなものを指すかは人それぞれ。高待遇の求人にこだわるより、自分に合った求人を選ぶことが大切です。まずはざっくりと職種の特徴を知った上で、何を重視した求人選びをするか決めることをおすすめします。

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求人を出している業界や職種の特徴をつかむ!

求人を選ぶときのコツはあるの?

-成長業界かどうか

これから伸びていく業界か、現在苦戦している業界かで、企業の元気さをある程度推し量ることができます。近年はITや介護業界が成長していると言われています。ただしこれはあくまで予測の範囲でしかないので、成長中の業界かどうかだけを理由に求人を選ぶのは避けたいところです。

-人気企業かどうか

ネームバリューがある食品・日用品のメーカーや、広告代理店、金融系や交通の有名企業・大企業はフリーターだけではなく新卒にも人気。人気が高いということは入社したいと考える人も多く、倍率が高いということになります。

-仕事内容に求められる特性

営業ではバイタリティ、IT関係ではPCの知識など、仕事内容によって求められる特性は変わります。体力や手先の器用さが重要な仕事も少なくありません。仕事によっては採用基準として学歴が重視されることもありますし、ある程度の業務経験を求められることもあります。

-仕事の専門性

営業や販売などは、取り扱う商品にもよりますが比較的専門性が低い職種なので、未経験者やフリーターも正社員として広く受け入れている傾向にあります。医療関係や士業、金融業など、専門性が高い職種ほど別の業界からの転職は難しいと言えるでしょう。これらは有資格者だけを採用することも多い業界になっています。

求人サイトから情報を読み取る!

-待遇

募集している仕事の給与だけではなく、給与水準や給与体系が掲載されていることもあります。基本給はもちろん、通勤手当や残業手当などについてももれなくチェックしましょう。福利厚生や休日なども大切です。

-募集要項

正社員や契約社員などの雇用形態、学歴や資格といった応募条件などが記載されています。応募期間や応募の方法が記載されている場合は、あらかじめ確認した上で応募の手続きに入ります。

-仕事内容

サイトや企業によって、職種の呼び方が異なる場合があるので注意が必要です。また、同じ職種でも、仕事内容は企業によってさまざま。仕事内容が詳しく書いてあるなら、しっかり読んで誤解のないようにしておきます。職種名のみで仕事内容についてはあまり記載されていない場合は、面接で詳しい仕事内容について確認することも必要かもしれません。入社してから「思っていた仕事と違う!」という事態が起こっても、すぐに退職するのは難しくなってしまいます。

-写真

社屋や社内の様子、実際に働いている社員が写された写真からは、企業の雰囲気を読み取ることができます。ただし、モデルを使ったイメージ写真を掲載しているケースも多いので、実際の写真かどうかは企業のロゴや制服が写っているかなどを基準に判断するといいでしょう。

-企業理念

時おり、企業理念を掲載している求人も見られます。面接の際に企業理念に関係した質問をされることもあるので、事前に必ず目を通しておきたい項目です。企業理念に共感できるかどうかは、その企業の正社員として自覚を持って働き続けることができるかどうかに関わってきます。また、志望動機に盛り込めば、その企業に即したPRができるでしょう。

自分なりの求人選びの基準を決める!

あなたは、就職後に仕事を通してどんな人生を送っていきたいと考えていますか?自分の生活をどんなものにしたいかというイメージから、求人を選ぶ基準を絞り込んでいきましょう。

-待遇面

将来的な安定性を重視する人や、仕事とプライベートは別という考え方の人は、待遇面を基準に求人を選ぶのがいいでしょう。休日や残業がどれくらいあるかは、ライフワークバランスを考える上で重要なポイント。給与はもちろん、昇給や賞与、各種手当についても確認が必要です。

-雰囲気

楽しく仕事をしたいという人は、職場の雰囲気にウェイトを置いた仕事探しをしてみてはいかがでしょうか。前職で人間関係に悩んでいた人は、特に気を配りたいポイント。店舗を持っている企業なら、一度店舗に訪れてみると雰囲気がつかみやすいでしょう。

-身につくスキル

仕事を通して自分自身が成長したいと考えている場合は、就職・転職で身につくスキルをチェック。教育体制や研修制度が充実している求人なら、スキルアップもスムーズでしょう。仕事関係の資格取得をサポートしてくれる企業もあります。

-社会貢献

社会の役に立ちたい、人のために何かがしたいという気持ちが強い人に見てほしいのは、社会貢献度。医療・福祉関係の求人は、自分の仕事そのものが人の役に立っていることを実感できるでしょう。社会活動を活発に行なっていることや、環境に配慮していることも求人を選ぶ理由のひとつになるのではないでしょうか。

いい求人を選ぶには、自分がどんな働き方をしたいかを考え、それを基準に求人の内容を見極めていくという方法が最適です。しかし、求人に記載されたデータから読み取れる情報は限られています。まずはわかる情報を頼りに求人を絞りこみ、不明な点は面接の時に確認する必要があるでしょう。

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