契約社員と正社員の違いやメリット・デメリットを分かりやすく解説!

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この記事のまとめ

  • 契約社員と正社員の違いは、雇用期間に定めがあるかどうか
  • 契約社員は正社員と違い、雇い止めにあう可能性がある
  • 契約社員と正社員の違いを比較すると、給与や長期的な成長面は正社員が有利
  • 契約社員から正社員になりたい場合、正社員登用制度のある会社を選ぶのがポイント
  • 契約社員から正社員を目指す際は、ほかの会社へ転職するのも一つの方法

契約社員と正社員の違いを知りたい方は多いでしょう。契約社員と正社員の違いは、雇用期間の有無です。定年まで働くことを前提に雇用されるのが正社員。一方、契約社員は契約期間満了日を定めたうえで雇用されます。
このコラムでは、契約社員と正社員の違いを、業務内容や給与など多様な観点から比較します。それぞれの働き方のメリット・デメリットを知り、就職・転職活動に役立ててください。

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契約社員とは?

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契約社員とは、会社と有期雇用契約を結んで仕事をしている労働者のことを指します。厚生労働省の「さまざまな雇用形態」によると雇用形態が契約社員の場合、一度の契約での上限は3年間です。契約社員の雇用期間は半年や1年など企業によって異なります。雇用期間満了時は退職、もしくは勤務年数が3年未満であれば契約を更新し、同一の職場で働き続けることも可能です。
退職するか契約更新するかは企業と契約社員、双方の意思によって決まります。なかには、契約社員としての働きぶりが評価され、正社員に登用される場合もあるでしょう。
なお、契約社員は「非常勤」「準社員」「嘱託」「臨時社員」「パートナー社員」など企業によって呼び方が異なる場合があります。

有期雇用と聞いて、「正社員と比べて解雇されやすいのでは」と不安に感じる方もいるでしょう。解雇については、契約社員にも労働基準法第二十条が適用され、会社側は正社員と同様、少なくとも30日前に労働者へ解雇の旨を伝える義務があります。そのため、契約社員だからといって「明日から突然職を失う」といったことはありません。

参照元
厚生労働省
さまざまな雇用形態
e-Gov法令検索
労働基準法

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契約社員と正社員の違い

ここでは、契約社員と正社員の違いについて解説します。どちらの雇用形態で働くべきか迷っている方は参考にしてみてください。

契約社員と正社員の違い

  • 雇用形態・雇用期間
  • 給与・ボーナス
  • 勤務時間・休日
  • 福利厚生
  • 業務内容

雇用形態・雇用期間

契約社員と正社員の違いは、「雇用期間に定めがあるかどうか」です。正社員の雇用形態は「無期雇用」のため、途中で契約更新手続きを行うことなく定年まで働けます。一方、契約社員の雇用形態は、定められた期間だけその会社で仕事をする「有期雇用」です。

契約社員と正社員の就業規則の違いは?

正社員と契約社員で給与やボーナス、勤務時間、休暇、待遇などが異なる場合、それぞれの立場の人に向けた内容が就業規則に記載されています。また、セキュリティ管理や業務上の禁止事項などは、すべての従業員が守るべき項目として示されているでしょう。
正社員登用制度のある会社では、契約社員やアルバイトなど非正規雇用で働く人へ向けて、正社員へ転換できる条件や手続き方法が就業規則に記載されています。

給与・ボーナス

契約社員と正社員で、給与やボーナスに違いをもたせている会社もあります。正社員であれば定期的に昇進や昇給のチャンスがあるうえ、成果に応じたボーナスを支給されるのが一般的。一方、契約社員は担当する業務内容および勤務期間が限定されているため、基本給以外の収入を得られない場合が多いようです。

契約社員として働く際は、昇給やボーナスの有無を確認するとともに、査定基準・支給されるタイミング・支給額などを確認しましょう。

正社員と同じ仕事をする場合、給与とボーナスも同じ可能性がある

厚生労働省は、正社員と非正規雇用労働者の間に不合理な違いが生じないよう「同一労働同一賃金ガイドライン」を設置。同資料によると、契約社員やアルバイトといった非正規雇用労働者が正社員と同じ仕事をする場合、給与・ボーナス・福利厚生・各種手当なども同一でなければならないと記載されています。

参照元
厚生労働省
同一労働同一賃金特集ページ

勤務時間・休日

一般的な会社であれば、正社員はフルタイム(1日8時間、週5日)で働くのが基本です。休日は労働基準法の「第三十五条」に則った形であれば問題ないため、曜日やタイミングは職種・職場によって異なります。
契約社員は正社員と同様の勤務時間・休日で働く場合と、「週4勤務」や「1日6時間勤務」など正社員とは異なる契約内容で働く場合があるでしょう。

なお、有給休暇は労働基準法の「第三十九条」によって、「雇用開始から6ヶ月以上経過し、労働日の8割以上出勤した労働者に与えなければならない」と定められているため、要件を満たしていれば雇用形態にかかわらず付与されます。

参照元
e-Gov法令検索
労働基準法

福利厚生

社会保険は、会社の従業員数や1週間の所定労働時間などの条件を満たしていれば、契約社員・正社員・アルバイト・パートといった雇用形態にかかわらず、加入が義務付けられています。どのような人が対象になるかは、厚生労働省の「社会保険適用拡大特設サイト」でご確認ください。
なお、確定給付企業年金や企業型確定拠出年金、厚生年金基金といった企業年金は、企業によって対象者や加入方法が異なるため確認が必要です。
そのほか代表的な福利厚生は、通勤費や住宅手当、資格取得支援金、退職金、結婚・出産祝い金などが挙げられます。正社員であれば、すべての福利厚生を受けられるのが一般的。しかし契約社員は、一部しか適用されなかったり、正社員以外は対象外としたりする企業もあるようです。

通勤費は支給されるか否かで1ヶ月の収支が変わることから、日々の生活に大きな影響を及ぼすことも。また、退職金の支給を正社員のみに限定している企業もあるので、契約社員として働く場合は確認しましょう。

福利厚生には、「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」の2種類があります。それぞれの特徴を「福利厚生には何がある?企業が用意する目的と対象となる条件について解説」のコラムで解説しているので、あわせてご参照ください。

参照元
厚生労働省
社会保険適用拡大特設サイト

業務内容

契約社員と正社員の業務内容の違いは、「任される仕事の範囲が限定されているかどうか」です。契約社員が担当する業務内容や責任範囲は、雇用契約を結ぶ時点で決められているため、その範囲のなかで力を発揮し成果を出すことを求められます。
一方、一般的な企業では正社員に対し、スキルやキャリアを積むため「責任のある業務に就き、多様な業務を経験して欲しい」と考えるようです。そのため、一定期間ごとに部署異動や転勤が行われている企業もあります。

契約社員は、業務内容や勤務場所を定めたうえで企業と契約を交わしているので、転勤や部署異動をすることなく契約期間を満了するのが基本です。ただし、会社の状況によっては、契約社員が転勤・部署異動を言い渡される場合も。指示が出される可能性や、拒否できるかについては就業規則に記載があるので、雇用契約を結ぶ際に確認しましょう。

収入アップを目指すなら契約社員よりも正社員がおすすめ

正社員は一般的に、月給制でボーナスが支給される企業が多く、成果や働きぶりに応じた昇進・昇給が可能です。契約社員の場合は月給制や時給制、年俸制などがありますが、ボーナスの有無は企業によって異なります。また、契約社員は契約時に自分の役割と給与額が決められているため、契約期間中の昇進・昇給は見込めません。
働き続けていくなかで収入アップを目指すなら、契約社員よりも正社員がおすすめですよ。
ハタラクティブキャリアアドバイザー後藤祐介からのアドバイス

契約社員のメリットとデメリット

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契約社員には「自分のスキルを活かせる」「仕事とプライベートを両立しやすい」といったメリットがある一方で、「長期勤務ができない」「正社員よりも年収が低い」というデメリットがあります。以下の解説を読み、契約社員のメリットとデメリットについて理解を深めましょう。

契約社員のメリット

自分のスキルを活かしやすく、プライベートの時間を大事にできる点が、契約社員として働くメリットといえます。また、企業によっては正社員登用してもらえたり、有期契約から無期契約へ変更できたりする可能性も。以下で詳しく解説していきます。

自分のスキルを活かせる

契約社員は自分の持っているスキルや、知識を活かせる企業に的を絞って仕事探しができる点がメリットです。契約社員は正社員と違い、契約の段階で業務内容や範囲が定められています。そのため、入社後に自分が希望していない仕事や、契約内容から逸脱する業務内容を任されることは基本的にありません。

正社員と比べると面接のハードルが低いと感じる人もいる

契約社員の面接は、「正社員として応募するよりもハードルが低い」と感じる人も。そのため、まずは契約社員として経験を積んでから正社員への転職を目指す方もいるようです。
とはいえ、契約社員の面接にも事前準備は欠かせません。「契約社員の面接に必要な事前準備とは?当日の注意点や質問される内容も解説」で解説しているので、参考にしてみてください。

プライベートを大事にできる

契約社員は、契約時に設定した勤務日数や勤務時間のなかで働けるうえ、正社員と比べ残業が少ない傾向にあります。勤務先によっては勤務時間を柔軟に調整できるため、仕事とプライベートの両立が叶いやすいでしょう。契約社員に対し副業を認めている企業もあるので、自己成長のために時間を捻出しやすい点もメリットといえます。

正社員登用される可能性もある

契約社員は正社員登用制度によって、同じ会社で正社員として雇用してもらえる可能性があります。ただし、正社員登用されるためには、会社が定める条件をクリアしなければなりません。面接や試験を実施する会社もあります。また、正社員登用制度そのものがない場合もあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
正社員登用制度を利用し、契約社員から正社員を目指す方法については、後述する「契約社員から正社員になる方法」で解説します。

通算5年を超えると無期契約への変更を申請できる

厚生労働省の「無期転換ルールのよくある質問(Q&A)」によると、同じ会社で通算5年以上働いた場合、有期雇用から無期契約への変更が可能。これは「5年ルール」とも呼ばれており、契約社員やアルバイト、パートなど有期契約で働くすべての人が対象です。
ただし、自動的に無期契約へ変更されるわけではないため、希望者自身が会社へ申請する必要があります。

参照元
厚生労働省
無期転換ルールについて

契約社員のデメリット

契約社員は雇用期間の定めがあるため、正社員と違い昇格や出世のチャンスは少ない点がデメリットです。雇用契約の更新も確約されておらず、「長く働きたい」「昇給や出世したい」と考える人にとってはデメリットが大きいと感じることもあるでしょう。

長期勤務できないため出世が難しい

契約社員の場合、基本的に3年以上の契約期間を設定できません。会社と従業員双方の合意によって契約を更新することは可能ですが、会社の都合で契約更新ができない可能性も。正社員と違い長期勤務できないため、責任の伴う業務にも携わりづらく、自己成長や昇進・昇格の機会が少なくなってしまいます。契約社員として出世するのは、難しいのが実情です。

正社員よりも年収が低い

有期雇用の契約社員は、正社員と違い年齢や勤続年数に応じた年次昇給は期待できず、年収が低い傾向です。また、契約社員に対し退職金やボーナスを支給しない企業もあるため、正社員よりも生涯賃金も少なくなります。
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概要 雇用形態別」を参考に、正社員と正社員以外の違いを以下の表にまとめました。

年齢正社員の平均賃金正社員以外の平均賃金
20~24歳22万1,000円19万6,200円
25~29歳25万5,900円21万2,300円
30~34歳28万8,400円21万5,500円
35~39歳32万3,500円21万3,300円
40~44歳34万7,500円21万7,600円
45~49歳36万6,300円21万2,800円
50~54歳38万7,500円21万1,900円
55~59歳39万6,200円21万6,700円

参考:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概要 第6-1表 雇用形態、性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び雇用形態間賃金格差

20代前半では正社員と正社員以外の賃金差は約2万5,000円ですが、50代になると約17万6,000円と賃金に大きな違いが生じるでしょう。なお、この資料における「正社員以外」には、契約社員やアルバイトなど非正規雇用で働くすべての人が含まれています。契約社員であっても、平均賃金以上の収入を得られる場合もあるでしょう。
契約社員のメリット・デメリットについては、「新卒は契約社員から社会人をスタートしてOK?メリットやデメリットを解説」でも解説しているのでご覧ください。

参照元
厚生労働省
令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況

正社員のメリットとデメリット

正社員のメリットとデメリットの画像

正社員は契約社員と違い無期雇用のため、希望する限り働き続けられるのがメリット。一方で、異動や引っ越しを伴う転勤を命じられる可能性があるため、自由度の高い働き方は叶いにくいといえます。

正社員のメリット

正社員の大きなメリットは、雇用が安定していること。毎月の給与も安定しており、企業によっては時期や業績に応じたボーナスが出ることもあるでしょう。

雇用が安定していて社会的信用を得やすい

正社員は雇用期間の定めがない無期雇用のため、自ら退職を希望したり、会社が倒産したりしない限り働き続けることが可能。雇用や収入の長期的な安定が見込めるため、契約社員や派遣社員と比べ社会的信用も得やすく、クレジットカードや長期ローンの審査が通りやすいようです。

賞与や福利厚生に期待ができる

一般的に正社員は、契約社員より賞与や福利厚生が充実しています。「ボーナスとは?基本給の何ヶ月分がもらえる?支給時期や平均額も紹介!」でも触れているように、ボーナスは基本給を基準に計算するのが基本です。勤続年数や昇進によって基本給が上がる正社員は、ボーナス額のアップも期待できるでしょう。
また、福利厚生に関しても、契約社員よりも正社員のほうが充実しているといえます。各種手当のほか、レジャーや学びに関する手当・支援制度など多様な福利厚生を用意している企業も。ただし、ボーナスの有無をはじめ支給基準や支給額、福利厚生の内容は企業ごとに異なるため、よく確認しておく必要があります。

出世のチャンスがある

正社員は長期的に働けるため、契約社員に比べると出世の機会が多い傾向にあります。正社員として一つの会社で長く勤めることによって、昇給・昇進できるチャンスがあるでしょう。たとえ働き始めたばかりでも、成果次第では年齢にかかわらず出世が可能な会社もあるようです。

正社員のデメリット

正社員は転勤の可能性や休暇が取りにくいなど、契約社員に比べると自由度が低い傾向にあります。正社員として働くことを視野に入れている場合は、デメリットも把握しておきましょう。

自分のやりたい仕事ができないこともある

正社員は、自分が希望している部署に配属されない場合もあります。また、急な転勤や部署異動を命じられる可能性も。正社員は契約社員と違い、会社内の配置変更の範囲が広いため、必ずしも自分のやりたい仕事ができるとは限りません。

プライベートを優先しにくいことがある

正社員として働く場合、業務の進行状況によっては休日出勤や残業が発生します。また、契約社員よりも責任のある仕事を任されるため、休暇を取得できるタイミングが限られる可能性も。プライベートな時間を確保するのが難しくなったり、休暇中でも仕事の電話やメール対応をせざるを得なかったりと、休んだ気にならないと感じる場面もあるようです。

人間関係が固定されやすくなる

基本的に同じ職場に長く勤める正社員は、契約社員や派遣社員と違い、良くも悪くも人間関係が固定されてしまいます。苦手な人がいる場合も、仕事を一緒に進める以上は付き合いから逃れることは難しいでしょう。
心身ともに健康な状態で仕事を続けるには、「仕事のため」と割り切るか、どうしても耐えがたい場合は上司や信頼できる人に相談し、対策を考える必要があります。
職場の人間関係に悩んだときは、「職場で合わない人がいる…人間関係で悩んだときの対処法」のコラムを参考にしてみてください。

転職時は年齢を重ねるほどスキルや実績を問われるようになる

20代のうちは、経験や実績よりもポテンシャルを重視されることが多いため、転職時は入社意欲や成長意欲をアピールするのが効果的です。一方、30代・40代の応募者に対し企業は、過去の実績や保有する資格・スキルなど、即戦力となる人材を求めるようになります。
「契約社員として働いてから正社員に転職しよう」と考えている場合は、「正社員になれるのは何歳まで?フリーターの最終期限やメリット・デメリット」のコラムも参考にしながら、何歳までに転職活動を始めるべきか考えてみましょう。

契約社員に向いている人の3つの特徴

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契約社員に向いている人の特徴は、主に「プライベートと仕事を両立したい」「決められた仕事を確実にこなしたい」「多くのスキルや経験を得たい」の3つが挙げられます。以下で解説するので、自分が該当する項目があるか確認してみましょう。

1.プライベートと仕事を両立したい

プライベートと仕事を両立したいと考えている人は、契約社員に向いています。契約社員は正社員と違い、勤務日数や勤務時間を自分の都合に合わせやすいため、希望に合った条件で働くことが可能です。家庭や趣味といったプライベートと仕事を両立させたい人には、適している働き方といえるでしょう。

2.決められた仕事を確実にこなしたい

決められた範囲の仕事を確実にこなしたい人には、契約社員や派遣社員が向いているでしょう。「自分のスキルを活かせる」で触れたように、契約社員は契約時に業務内容が決められています。正社員とは違い、業務範囲外の仕事を任されることは基本的にないため、自分の作業に集中しありません。

3.多くのスキルや経験を得たい

契約社員は正社員と違い、契約で業務がある程度決まっているため、業務内容に特化してスキルアップできます。雇用期間も正社員よりも短期間であることから、一つの会社に縛られることなく、自由に職場の選択が可能です。複数の職場で自分のスキルや経験を積みたいと考えている人は、契約社員として働くのも一つの手でしょう。

契約社員として働くメリットや正社員との違いは、「契約社員のメリットを解説!正社員との違いとは?」のコラムでもご紹介しています。どちらの働き方が自分に向いているか判断に迷った際は、あわせてチェックしてみてください。

ほかの雇用形態との違い

ここでは、多様な雇用形態を比較し、その違いについてご紹介します。契約社員や正社員以外の働き方の特徴を知りたい方は以下をご参照ください。

無期契約社員と正社員の違い

無期契約社員と正社員の違いは、給与や福利厚生といった待遇面です。先述したように、契約社員が同一企業で通算5年以上勤務した場合、契約を有期から無期に転換できる「5年ルール」が存在します。これは労働者から申し出があった場合、企業側は拒否できません。
ただし、無期契約社員は安定した働き方を実現できる一方で、雇用期間以外の雇用条件は変わらない可能性もあります。無期雇用への転換を望む際は、給与や業務内容といった雇用条件をよく確認しておく必要があるでしょう。
無期雇用については、「無期雇用とは?パートや派遣は該当しない?正社員との違いを解説!」で詳しくご紹介しています。

契約社員は「雇い止め」に合う可能性がある

契約社員がいきなり解雇されることはありませんが、雇用契約が満了したとき更新してもらえない「雇い止め」にあう可能性はあります。勤務年数が通算5年を超える前に雇い止めを言い渡された場合、無期雇用への転換はできないため注意が必要です。
雇い止めについては、「雇い止めとは?会社都合で簡単に実施できる?契約満了との違いとは」で解説しています。

契約社員と派遣社員の違い

派遣社員とは派遣会社と雇用契約を結び、派遣会社に紹介された企業で業務を行う働き方です。業務は派遣先企業で行いますが、給与の支払いや社会保険の加入先は派遣会社となります。
契約社員や正社員との違いは、雇用契約の締結先です。契約社員および正社員は、勤務先企業と直接雇用契約を交わします。派遣社員の場合は、勤務先企業とは直接雇用契約を締結しないため、派遣会社との間に雇用関係が成り立っているのが特徴です。
派遣社員については、「派遣社員とは?正社員との違いや勤務時間・雇用形態などを解説」で詳しくご紹介しています。

契約社員とパート・アルバイトの違い

契約社員、パート、アルバイトはいずれも非正規雇用ですが、主な違いは労働時間でしょう。契約社員はフルタイム、もしくはそれに近い勤務時間で働くケースが多いようです。パートやアルバイトは、フルタイムの場合もあれば短時間勤務も可能といったように、時間や日数を柔軟に選択できます
より自分の都合に合わせて働きたい方には、パートやアルバイトが向いているでしょう。「契約社員とパートの違いとは?働き方やメリット・デメリットを解説」では、契約社員とパート・アルバイトの違いを詳しく比較しています。どちらの働き方が自分に向いているか検討したい方は、チェックしてみてください。

厚生労働省の「さまざまな雇用形態」では、契約社員・短時間正社員・派遣社員・パートなど雇用形態の違いについて公開されています。

参照元
厚生労働省
さまざまな雇用形態

企業が契約社員を採用する目的

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企業にとって契約社員は、人手不足の解消や人件費の削減・優秀な人材の選定などに貢献する存在です。以下で解説するので、契約社員がどのような目的で採用されているのか見ていきましょう。

人手不足の解消

企業が契約社員を採用する目的の一つは、一時的な人手不足の解消です。繁忙期や事業拡大などによって一時的に人員不足になった際、正社員を配置するには人事異動や外部への募集といったコストが掛かります。しかし、契約社員であれば必要なときに必要な期間だけ雇えるため、最低限のコストで人手不足を解消できる点が企業側のメリットといえるでしょう。

人件費の削減

人件費削減のため、正社員ではなく契約社員を採用する企業もあるでしょう。一般的には、契約社員に退職金やボーナスを支給しないため、企業側としては人件費を抑えられます。基本給に関しても契約社員は業務範囲が限定されているので、正社員より低く設定する場合があるようです。また、契約社員は契約期間満了日があらかじめ決まっているので、正社員に比べて研修や教育にコストを掛けない企業もあるでしょう。

優秀な人材の選定

企業が契約社員を採用する目的には、「契約社員のなかから優秀な人材を見つけたい」といった狙いもあるようです。比較的コストを抑えられる契約社員として採用すれば、企業が欲しいと思える人材かどうか、時間を掛けて見極められます。契約社員としての働きぶりを評価し、貢献度が高いと判断できれば正社員として雇用することも可能です。

契約社員からの正社員登用を希望している場合は、「会社で必要とされる人になるためには?仕事ができる人の7つの特徴も解説!」のコラムで、一般的にはどのような人が会社に必要とされるかを確認してみましょう。

契約社員から正社員になる方法

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契約社員から正社員になるには、「正社員登用制度を利用する」「ほかの会社に転職する」の2つの方法があります。以下で解説するので、契約社員から正社員を目指す際の参考にしてみてください。

正社員登用制度を利用して同じ職場の正社員になる

契約社員から正社員になるには、正社員登用制度を利用し、同じ職場で正社員として雇用してもらう方法があります。正社員登用制度とは、非正規雇用から正社員に登用する制度のこと。最初から正社員になるのが不安な場合は、契約社員として働きながらキャリアアップができます。
就職・転職活動の際、「契約社員として入社し、同じ会社で正社員になりたい」と考えているのであれば、仕事探しの段階で正社員登用制度のある会社を選ぶと良いでしょう。

ただし、正社員登用の際は面接や試験があったり、一定の条件が設けられていたりします。そのうえで、会社側が「正社員と同じ給与を支払う価値がある」と判断した場合に正社員登用が成立します。同じ会社で働くほかの正社員と同等、あるいはそれ以上の能力があると認められれば、契約社員から正社員になれるでしょう。
契約社員から正社員登用を目指す際のコツは、「契約社員から正社員になるには?登用は難しい?確率の上げ方や就職するコツ」でご紹介しています。あわせてご参照ください。

契約社員から正社員登用が可能か面接時に確認しておこう

契約社員から正社員登用が実現できるかは、企業の経営方針によって異なるため、面接の際に確認するのがおすすめです。また、契約社員と正社員では業務内容にどのような違いがあるか、過去にどれくらいの人数が正社員登用されたかを尋ねておくと良いでしょう。

ほかの会社に転職して正社員になる

契約社員から正社員を目指す際は、自分の持つスキルや経験を活かして、ほかの会社へ転職する方法もあります。正社員登用制度がない会社で契約社員として働いている場合や、より自分の希望条件に合う会社で正社員になりたい場合は転職も一つの選択肢です。

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契約社員と正社員どちらを選ぶ?よくあるお悩みQ&A

契約社員と正社員どちらを選べば良いか、お悩みの方もいるでしょう。ここでは、契約社員と正社員に関するお悩みや疑問をQ&A方式で解決していきます。

働くなら契約社員と正社員どちらが良いですか?

長期的に見れば正社員のほうが安定した生活を送れるでしょう。一方で、正社員は拘束時間が長く、自分の時間を満足に取れない可能性があります。「プライベートを充実させたい」「目標があるので経験を積みたい」と考えている人は、契約社員として仕事とプライベートのバランスを取りながら働くのもおすすめです。このコラムの「契約社員と正社員の違い」で、契約社員と正社員の違いについて解説しているので、内容を参考にしながら比較してみてください。

正社員にならず、契約社員のまま働き続けることはできる?

契約社員が一度の契約で働ける期間は最長3年間と定められています。ただし、契約期間満了時に更新を行えば、正社員にならずに契約社員として働き続けることが可能です。また、一つの会社で通算5年以上勤務していれば、有期雇用から無期雇用契約に転換することもできます。雇用期間については「契約社員の雇用期間は?無期雇用のルールや正社員との違いを解説」で解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

契約社員はボーナスがもらえない?給与は正社員と同じ?

ボーナスはもらえない場合もあります。給与は正社員より低い可能性も。ボーナスの制度は会社によって、「正社員と契約社員が対象」「正社員のみ対象」「業績に応じて支給」などさまざまです。契約社員は業務内容や責任の範囲が限定的なため、正社員よりも基本給を低く設定されている場合があります。契約社員の収入については、「契約社員にボーナスは支給される?平均的な金額や収入を上げる方法も解説!」でもご紹介しているので、あわせてご確認ください。

契約社員から正社員になることは可能?

可能です。会社の正社員登用制度を利用したり、ほかの会社へ転職したりする方法があります。ただし、会社が設定する条件を満たす必要があるため、「正社員登用制度があれば必ず正社員になれる」というわけではありません。より条件に合う職場で正社員になりたい場合は、ほかの会社へ転職するのも一つの方法です。契約社員から正社員を目指す際は、就職・転職サービスのハタラクティブにご相談ください。契約社員として身につけたスキルや経験を活かせる求人をご紹介します。

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