契約社員から正社員になるには?登用される方法や面接でよくある質問も紹介

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この記事のまとめ

  • 契約社員から正社員を目指すことは可能
  • 契約社員は転勤の可能性が低いことや未経験の仕事に挑戦しやすいのがメリット
  • 契約社員から正社員になるには、「登用試験」「転職」「紹介予定派遣」などの道がある
  • 明確なキャリアプランを持っていれば、より企業に伝わりやすい志望動機が書ける
  • 面接では、契約社員から正社員を目指す動機を具体的に示すことが重要

将来の安定を求めて、契約社員から正社員を目指す人は多いでしょう。正規雇用へとキャリアアップするには、登用試験や転職、紹介予定派遣などいくつかの手段があります。このコラムでは、契約社員から正社員になるための方法をご紹介。また、正社員登用における面接対策や、志望動機のポイントについても解説しています。契約社員から正社員になるための心構えとしてご一読ください。

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契約社員から正社員になるのは難しい?

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契約社員から正社員になれる可能性はあります。とはいえ、正社員登用制度における諸条件は企業によって異なるので、正社員になれる確証はないのが実情です。同じ会社で契約社員から正社員への登用が見込まれるのは、一定期間勤務した場合。たとえば、半年間の契約社員として入社し、半年経過後に正社員に登用されるといった形があります。
一方で、雇用形態・社内規定の2つがきっちり定められていると、会社が正社員の採用に慎重になる傾向があり、ステップアップが難しいようです。そのため、契約社員から正社員を目指す場合、まずは正社員になれる道筋が整っているかを確認しましょう。

非正規雇用から正社員になれる確率は?

厚生労働省の「労働経済動向調査(令和4年2月)の概況」によると、契約社員やアルバイト、パートなどの非正規雇用から正社員になった登用実績は、以下のような結果が出ています。

【正社員登用の有無と登用実績】

  登用実績あり 登用実績なし
正社員登用制度あり 37% 38%
正社員登用制度なし 7% 16%
合計 44% 54%

引用:厚生労働省「労働経済動向調査(令和4年2月)の概況(13P) 表 12 産業、正社員以外の労働者から正社員への登用制度の有無、 過去1年間(令和3年2月から令和4年1月まで)の登用実績の有無別事業所割合

上記の結果から、正社員登用制度を導入している企業のなかでも、実際に登用している企業は少ないことが分かります。会社の登用制度に応募したいと考えている方は、登用実績があるかどうかも確認しましょう。

契約社員から正社員になれるかどうかは、「契約社員は正社員になれないって本当なの?」でも言及しています。不安な方は、こちらもあわせてご一読ください。

参照元
厚生労働省
労働経済動向調査(令和4年2月)の概況

契約社員のメリット

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契約社員には、転勤の可能性が低い、未経験からスタートしやすいなどのメリットがあります。以下でそれぞれのメリットについて詳しく解説するので、自分にとって適切な働き方を考えるための参考にしてみてください。

転勤の可能性が少ない

契約社員は転勤の可能性が少ないことがメリットの一つといえるでしょう。正社員の場合、企業によっては会社側の都合で引っ越しを伴う転勤を求められることがあります。さらに、グローバルに事業展開している企業では、海外への転勤が求められることも。一方、契約社員は有期雇用であるため、転勤の可能性は極めて低いといえます。転勤による急な環境の変化やライフスタイルへの影響も心配しなくて良いので、安定した働き方を望んでいる方に向いているといえるでしょう。

未経験の仕事も採用されやすい

契約社員は未経験の仕事も採用されやすい傾向にあるようです。長期雇用を前提としている正社員は即戦力として経験者を求めることもありますが、有期雇用の契約社員だと採用のハードルが下がります。そのため、やりたい分野の仕事の経験を積んでおきたいという場合に向いている働き方といえるでしょう。

契約社員の3つのデメリット

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契約社員にはメリットだけでなく、デメリットもあります。デメリットも踏まえたうえで、自分に合った働き方かどうかを判断しましょう。

1.雇用が不安定

契約社員は雇用が安定しないことが大きなデメリットといえるでしょう。契約社員は有期雇用であるため、雇用期間の満了とともに契約を切られる可能性があります。また、会社が経営難になった場合は、契約期間中であっても雇用契約を切られる恐れも。契約社員は正社員と比べて融通がききやすい反面、いつでも雇用契約を解除される可能性が高いことも念頭に置いておきましょう。

2.社会的信用度が低い

契約社員は非正規雇用になるため、正社員と比べると社会的信用度が低いのもデメリットの一つです。社会的信用が低いと、クレジットカードやローンの審査が通りにくく大きな買い物ができない、結婚を考えている場合は相手の親から反対される可能性があるなど、ライフイベントに支障が出てしまう恐れがあります。

3.昇給やボーナスのチャンスが少ない

契約社員は昇給やボーナスのチャンスが少ないため、正社員よりも収入が上がりにくい傾向にあるでしょう。正社員は昇給やボーナスの審査があり、仕事で成果を上げた分だけ収入アップのチャンスに恵まれています。一方、契約社員の給料は契約した金額で決まっているため、昇給は原則ありません。昇給を望む場合は、契約更新時に交渉をする必要があるでしょう。

契約社員から正社員になる3つの方法

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契約社員から正社員にステップアップするには、元々所属している会社で正社員登用を目指すか、ほかの企業に転職するといった方法があります。以下にそれぞれについて詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

1.同じ会社で正社員登用を狙う

現在所属している会社で正社員登用を目指す場合は、以下の点を踏まえておきましょう。

正社員登用制度の有無を確認する

今いる会社で正社員になりたい場合、事前に正社員登用制度を設けているか確認してみると良いでしょう。ただし、「契約社員から正社員になるのは難しい?」でも解説したように、制度自体はあっても登用実績がない場合もあるので注意が必要です。正社員への登用実績が多ければその分正社員になれる確率が高いと考えられるため、登用実績もあわせて確認しましょう。

契約更新時期が交渉のタイミング

会社で正社員登用を行っている場合、契約更新の時期に合わせて交渉してみるのも一つの手です。
会社にもよりますが、形式的に契約更新を行っており、正社員登用時期になっても気付いてもらえないことがあります。雇用契約書に雇用期間が明記されているにも関わらず、契約期間が過ぎても声を掛けられない場合は、自分から話を切り出してみましょう。相談するタイミングとしては、契約更新が近づいてきた頃が適切です。

契約社員から正社員になれる可能性がある人の特徴

特別なスキル・経験を持っている、勤続年数が長い、仕事の実力や成果をきちんと出しているといった人が契約社員から正社員になりやすいようです。また、コミュニケーション能力が高い人は、ビジネスシーンで報連相でき、社員からの信頼が寄せられるため、正社員登用されやすいといわれています。また、協調性がある、気配りが上手など、他人との関わりに長けていることも重要なポイントです。

2.勤続5年で無期契約に転換する

2012年に労働契約法が改正されたことで、通算5年以上同じ会社で働くと、無期雇用契約を申告できます。ただし、無期雇用に転換したからといって、必ずしも正社員になれるとは限りません。より確実に正社員を目指すのであれば、正社員雇用を約束したうえで無期雇用転換を希望してみることをおすすめします。
また、無期雇用転換は雇用者側から申し出ない限り有期雇用のままになってしまうので、注意しましょう。5年が経つ前に契約を更新しない「雇止め」をされることもあるため、更新月を常に把握しておき、自分の雇用を守れるようにしておくことが大切です。

3.違う会社で正社員を目指す

契約社員から正社員への登用を検討しているなら、今所属している会社とは別の企業で正社員を目指すのも一つの手です。下記で詳しい方法を解説しています。

転職する

1日も早く正社員雇用に繋げたい人は、転職を検討するのも一つの方法です。新しい会社で一からスタートすることに不安を感じる方もいるでしょう。しかし、いつ正社員登用するか分からないまま契約社員の期間が長引いてしまうと、その分就職に不利になる恐れがあります。現時点で正社員登用の見通しがない場合は、自身の経験やスキルと合致する企業を見つけ、転職したほうが正社員になれる可能性が高いでしょう。

直接雇用を前提とした紹介予定派遣を利用する

契約社員から正社員への移行を検討しているなら、紹介予定派遣を利用するのも有効な手段です。紹介予定派遣は派遣期間後に直接雇用されることを前提としています。紹介予定派遣の派遣期間は最大で半年と定められているため、スムーズに直接雇用へと移行できるのが大きなポイントです。また、大手企業への求人も多く、大手の優良企業で働ける可能性が高いのも魅力。そのため、近年は紹介予定派遣で正社員を目指す方も多く、企業側の需要も高まっています。

紹介予定派遣で働くには?

紹介予定派遣で働くには、まずは派遣会社への登録が必要です。登録後は派遣会社が希望に合った仕事を紹介してくれます。派遣先企業が自分に合わなかった場合は、直接雇用を断ることも可能です。働く側と企業側の双方の合意のもと、直接雇用へと切り替わることを頭に入れておきましょう。

正社員登用試験ではどんなことをする?

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正社員登用試験の内容や形式は、企業によってさまざまです。書類選考や筆記試験、面接など中途採用選考と変わらない試験を実施する企業もあれば、役員との面接だけで終わる企業もあります。これまでの働きぶりが評価されていたり、既に一定程度の実力が備わっていたりすると、役員面接のみで採用される場合もあるようです。ただし、基本的には適性検査として一般常識やSPI、小論文などが出題されるため、一通り対策をしておいたほうが良いでしょう。
正社員登用制度の概要や試験については、「正社員登用制度とは?読み方や必要な実績・試験について解説!」でも紹介しているので、詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。

契約社員から正社員を目指すときの志望動機のポイント

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正社員登用試験として書類選考がある場合、高確率で志望動機を書く機会があります。契約社員から正社員を目指している方は、志望動機を作成する前に以下のポイントを押さえておきましょう。

1.在籍する職場での役割を説明する

履歴書に書く志望動機では、自己紹介として現在自身が担っている役割について先に説明することで、企業側にこれまで行ってきた仕事や活躍を伝えます。「私は現在、契約社員として○○職についています。3年間○○などの業務に携わってきました。」といった説明文を添えると良いでしょう。

2.正社員登用制度に応募した動機を述べる

「これまでの経験を活かし、○○や○○など業務の幅を広げたいと考えるようになり、社員登用試験に挑戦しました。」というように、正社員登用制度に応募した動機を明確に述べましょう。
「より安定した雇用で働きたい」「キャリアアップを図りたい」「高い裁量を持って仕事に取り組みたい」など、前向きな姿勢をしっかりアピールするのがおすすめです。これまでの経験を踏まえたうえで、具体的に志望動機を述べるとより好印象を与えられます。

3.具体性のあるキャリアプランを述べる

正社員登用の志望動機では、「どのように成長したいか」「どのような仕事に取り組んでいきたいのか」など、正社員になってからのキャリアプランを具体的に伝えることも重要なポイントです。「私もリーダーを目指し、ゆくゆくは○○のような仕事にも携わっていきたいと考えています。」というように、分かりやすく述べましょう。

4.正社員への意気込みをアピールする

契約社員から正社員登用を目指す際、キャリアアップに対する熱意を伝えることも大切です。企業側に「この人なら正社員として採用したい」と思ってもらえるような意気込みをアピールしましょう。正社員になりたい気持ちを伝えるだけでなく、「正社員として採用された暁には、○○で貢献していきたい」というように、会社に貢献したい意欲もあわせて伝えると効果的です。

契約社員が正社員登用の面接でよく聞かれる3つの質問

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契約社員から正社員を目指している方のなかには、正社員登用の面接で何を聞かれるのか不安に思っている人もいるでしょう。以下で正社員登用試験の面接で定番となっている質問をご紹介しているので、回答を考える際の参考にしてみてください。

1.正社員になりたい理由

正社員登用の面接でよくされる質問の一つとして、正社員として応募した理由は定番といえます。この質問で企業側が把握したいのは、「なぜ正社員なのか?」というシンプルなものです。応募先の会社で正社員になろうと思った理由を、今後のキャリアプランを交えながら回答すると良いでしょう。

2.採用メリットを問く質問

正社員登用の面接では、応募者を正社員として採用するメリットについてもよく聞かれます。会社が求める能力とこれまでの経験・実績を合致させ、貢献できることを具体的に示すと好印象です。

3.会社の概要や業務に関する質問

会社理念や業務に関する質問も、正社員登用の面接でよくされる質問です。この質問では、正社員登用にチャレンジするにあたって、応募者がどれだけ会社のことを勉強しているか見極めています。面接当日に焦らないためにも、社員として働くうえで必要な知識について事前に勉強しておくと安心です。

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契約社員から正社員への登用に関するお悩みQ&A

契約社員から正社員になりたいと考えている人もいるでしょう。ここでは、契約社員から正社員への登用を目指している方のお悩みや疑問にQ&A形式でお答えします。

契約社員から正社員になるのは難しい?

企業の規定によっては、契約社員から正社員になるのが難しいことも考えられます。現在所属している企業で契約社員から正社員への登用を検討している場合は、登用制度があるか、正社員登用の条件を満たしているかなどを確認しましょう。もし今の会社で正社員を目指すことが難しい場合は、ほかの企業を探すのも手です。契約社員から正社員への登用については、「契約社員から正社員登用は本当に可能?」も参考にしてみてください。

契約社員から正社員になるにはどれくらいかかる?

契約社員から正社員になるまでにどれくらいかかるかは、企業によって異なります。たとえば、契約社員として働く期間が「試用期間」の場合は、正社員登用までにおよそ3~6ヶ月ほどかかるでしょう。元々契約社員として入社した企業で正社員登用を目指す場合は、年単位の期間がかかると見ておくのが無難です。また、正社員になるために相応の実績を積んでおく必要があります。

契約社員は非正規になりますか?

契約社員は非正規に該当する雇用形態です。契約社員は正社員と同様フルタイムで勤務する場合が多いですが、「雇用期間に定めがある」という決定的な違いがあります。そのため、特に大きな理由がなくても雇用期間満了と同時に契約を解除される可能性もあるでしょう。正規雇用で安定した働き方を考えている方は、正社員としての就職を検討するのがおすすめです。

契約社員から正社員になるには?

契約社員から正社員になるには、元々所属している会社の正社員登用制度に応募する、転職して正社員としての採用を目指す、紹介予定派遣を利用するなどの方法があります。転職して正社員を目指す場合は、エージェントのハタラクティブにご相談ください。プロのアドバイザーが書類添削や面接対策などの転職サポートを行います。

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