契約社員にボーナスは支給される?平均的な金額や収入を上げる方法も解説!

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この記事のまとめ

  • ボーナスの支給は義務化されていないため、契約社員に支払わなくても違法ではない
  • 契約社員にボーナスを支給する会社は少ない傾向にある
  • 契約社員と正社員の全年齢におけるボーナス平均値には、80万円以上の差がある
  • 働き方改革により、契約社員でもボーナスをもらえる可能性が高まる
  • ボーナス以外で収入アップしたいなら、契約社員から正社員を目指すのも一つの方法

「契約社員ってボーナスはもらえるの?」と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?契約社員にもボーナスを支給する企業はありますが、少ないのが現状です。このコラムでは、契約社員のボーナス事情や正社員との給与額の差などを紹介。また、働き方改革による影響や、契約社員が収入をアップさせる方法もまとめています。今より収入をあげたい方や、契約社員として働くことに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

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契約社員の「ボーナスあり・なし」を定める法律はない

ボーナスは雇用側から労働者への恩給的に支払うものであり、法律で支給が義務付けられているわけではありません。そのため、契約社員としての就業規則に支払う旨の記載がなければ、ボーナスは支給されないでしょう。

契約社員にボーナスを支給する企業は少ない

契約社員でもボーナスをもらえないわけではありませんが、契約社員にボーナスを出している企業は少ない傾向にあるようです。企業が契約社員を雇用する理由の一つには、人件費を抑えることも挙げられます。そのため、仮にボーナスが支給されたとしても、正社員に比べて少ない額である場合がほとんどです。寸志程度のこともあるでしょう。
また、ボーナスの支給は業績によって左右されます。契約社員にもボーナスを出している会社だとしても、思うように業績が上がらなければ、契約社員といった非正規社員からボーナスがカットされてしまうことが多いようです。

ボーナスの定義

ボーナスとは、「賞与」と呼ばれる特別給のことです。「夏期手当」「年末手当」「一時金」などと呼ばれることもあり、基本的には臨時で支給される報酬を指します。契約社員とは異なり、正社員であれば、毎月支給される給与のほか、夏と冬に年2回のボーナスが支払われるのが一般的でしょう。

企業がボーナスを支給するのはなぜ?

ボーナスは企業の利益を社員に還元したり、仕事をするうえでのモチベーションを高めたりするために支払われています。前述のとおり、給与に関しては労働基準法で支払いが義務付けられているのに対して、ボーナスの支給については定めがありません。法律上ボーナスには金額の定めもないため、会社の業績やノルマの達成などによって支給額を決定している企業が多いようです。

ボーナスについて詳しく知りたい方は、「出ないのが普通?ボーナスの仕組みとは」もあわせてチェックしてみてください。

契約社員とは

「契約社員」とは、勤務先である企業と「有期労働契約」を結んで働いている非正規社員です。半年や1年間などの期限の定めがある契約を交わしたうえで働いている社員を指し、「準社員」や「嘱託社員」と呼ぶ企業もあります。契約が更新されれば継続して同じ職場で働くことが可能です。しかし、更新がなければ、定められた雇用期間の終了とともに退職となります。

契約社員と正社員の違いは?

正社員は無期雇用契約のため、原則的に雇用する側が定めた定年退職日まで勤務できます。一方、契約社員は有期雇用契約です。同じ職場で働き続けたくても、契約更新に際して勤め先企業の同意を得られなければ、契約期間満了後には仕事を離れなければいけません。
自分がどのようなスタイルで働くべきか悩んでいる方は、「正社員と非正規社員の働き方の違いを知ろう」もぜひご参照ください。

契約社員と正社員のボーナス平均値には差がある

契約社員にボーナスが支給されたとしても、正社員との差は大きい傾向です。厚生労働省が発表した「令和2年賃金構造基本統計調査 一般労働者 雇用形態別」によると、契約社員の全年齢層のボーナス平均額は20万6600円である一方、正社員は102万9800円。単純に平均値だけで比較すれば、その差は80万円以上です。高校や大学を卒業して定年まで働くとするなら、両者間における生涯賃金の差は大きくなっていくと予想されます。
契約社員と正社員の年齢別ボーナス平均値は、以下のとおりです。

  契約社員の年齢別ボーナス平均値 正社員の年齢別ボーナス平均値
20~24歳 7万1200円 41万4600円
25~29歳 10万6800円 73万700円
30~34歳 11万1800円 88万800円
35~39歳 14万5100円 103万2100円
40~44歳 15万700円 113万8800円
50~54歳 15万2300円 138万1200円
60~64歳 48万2200円 82万2200円

引用:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査 一般労働者 雇用形態別 正社員・正職員計/正社員・正職員以外計

上の表から分かるように、契約社員のボーナス額は正社員に比べて少ない傾向にあります。正社員だと35歳を超えれば平均値が100万円以上となるのに対して、契約社員だとピーク時の60~64歳でも50万円以下です。
また、契約社員の場合は年齢別に大きな上昇の波はありませんが、正社員だと一気に上昇する年代があることも分かるでしょう。正社員の20代と40代・50代とでは、ボーナス額に2~3倍もの伸びがあり、60代を迎えるまでは100万円以上を維持できるようになっています。

参照元
厚生労働省
令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況

契約社員のボーナス事情は働き方改革によって変わる?

前述のとおり、これまで契約社員のボーナスは正社員と比べて低く設定されていました。しかし、日本政府が進めている「働き方改革」によって、事情は今後大きく変わっていくことが予想されます。
2020年4月から(中小企業は2021年4月から)、働き方改革の一つでもある「同一労働同一賃金」制度の施行が開始されました。厚生労働省の「同一労働同一賃金特集ページ」にもあるように、この制度では、不合理とされてきた正社員と非正規雇用労働者の待遇差を禁止しています。具体的には、正社員と同じ内容の仕事をしている契約社員やパートなどの非正規雇用者に、正社員と同じ賃金を与えるというものです。詳しくは、厚生労働省の「同一労働同一賃金ガイドライン」をご確認ください。

契約社員の給与や福利厚生が見直される可能性も

今後は契約社員のボーナスだけではなく、給与や福利厚生の扱いも見直されることが期待されています。先述した「同一労働同一賃金」制度は、福利厚生も同等の待遇にするよう示した規定です。そのため、契約社員だとしても、あらゆる面で正社員と同等の待遇が受けられる可能性が高まるでしょう。また、正社員と契約社員の待遇が同等になれば、正社員登用の流れの加速も期待できます。

「不合理な待遇差」かどうかは役割や仕事内容による

「正社員にはノルマが課されているのに対して、契約社員にはノルマがない」といった、責任の重さや仕事内容が異なる場合は「不合理な待遇差」には当たらないので注意しましょう。
同一労働同一賃金の導入により、契約社員を含む非正規雇用と正社員の待遇差やボーナス事情がどうなっていくのか気になる方は、「正社員のメリット・デメリットは?同一労働同一賃金についても解説!」もぜひご覧ください。

参照元
厚生労働省
同一労働同一賃金特集ページ
同一労働同一賃金ガイドライン

ボーナスなしでも契約社員として働く5つのメリット

契約社員にはボーナスが支給されなかったり少なかったりするデメリットがある反面、メリットもあります。ここでは契約社員として働くメリットを5つ紹介しますので、確認しておきましょう。

1.副業が許されている

契約社員にも副業を禁止している企業はあるものの、正社員と比べれば副業に関しては自由が許されている傾向にあります。そのため、ボーナスがなくても、副業で収入を増やすことが可能です。

2.転勤がない

正社員と比較すると、契約社員にはあまり転勤が求められないのも、ボーナスなしで契約社員として働くメリットといえます。契約社員は契約の時点で勤務地が限定されている場合が多いようです。

3.人間関係に悩まされる可能性が低い

職場に嫌な上司や苦手な人がいても、有期雇用の契約社員なら一定の期間だけ我慢すれば良いのもメリットの一つといえるでしょう。期間の満了日に契約更新しなければスムーズに仕事を辞められるので、人間関係に悩まされたりいざこざに巻き込まれたりする可能性が低いようです。

4.資格やスキルを活かして働きやすい

契約社員であれば、自分が持っている資格やスキルなどに関連した職場や部署に配属されやすく、能力を活かして働ける可能性が高いでしょう。雇用期間に定めがある契約社員の場合、契約時に業務内容が限定されたり、専門的スキルや経験を求められたりする傾向にあります。そのため、自分がやりたいことや特定のスキルを活かした仕事に就きやすいのが、ボーナスなしでも契約社員として働くメリットです

5.残業が少ない

契約社員は比較的残業が少なく、勤務時間の融通がききやすいメリットがあります。子どものお迎えがある方や、夜は別の仕事や勉強に時間を割きたい方などは、あえて契約社員を選択する場合もあるでしょう。契約社員の働き方について詳しく知りたい方は、「契約社員のメリットを解説!正社員との違いとは?」のコラムもご覧ください。

契約社員がボーナスをもらうには?

ここでは、契約社員がボーナスをもらう方法を紹介します。現在契約社員として働いている方や、これから働くことを検討している方は、下記を確認しておきましょう。

交渉して契約社員にもボーナスを支給してもらう

現在ボーナスなしで契約社員として働いている場合は、勤め先企業に掛け合って支給してもらうよう交渉してみましょう。ボーナスをもらうに値する仕事ぶりであれば、支給してもらえる場合も。また、すぐにボーナスの支給ありへ変更することは難しくても、契約更新時に検討してもらえる可能性があります。

契約社員にも「ボーナスあり」の企業に就職する

就職活動時から「ボーナスあり」を条件に求人を探し、契約社員にもボーナスを支給してくれる企業に就職しましょう。求人票を見たり、転職エージェントや企業の採用担当者に質問したりして、事前に確認してください。
ボーナスの金額の目安について知りたい方は、「ボーナスの計算方法とは?種類別に詳しく解説」のコラムもおすすめです。

契約社員がボーナス以外で収入を増やす3つの方法

契約社員で働いており、現在の職場ではボーナスの支給が期待できない方に向けて、ここではボーナス以外で収入を増やす方法を3つ紹介します。

1.副業をする

ボーナスがもらえない契約社員の方には、副業をして収入をアップさせる方法がおすすめです。就業規則で禁止されていないかどうか確認し、問題なければ副業を検討しましょう。
資格や特技を活かしてできる仕事であれば時給面でも優遇されることが多く、本業よりも副業で高給与を稼ぐ人もいるようです。日中の仕事の空き時間でやれる仕事も数多くあり、趣味を活かしたりゲームをしたりしてお金を得る方法もあります。

2.条件の良い職場に転職する

今の職場にこだわらず、より良い条件の職場に転職することも、ボーナス以外で収入アップするための有効手段です。多くの経験を積み重ねれば自然と知識やスキルが身につき、次の転職先では時給がアップする場合もあります。在職中も常に条件が良い職場がないかアンテナを張っておくことにより、高収入で理想の職場で働ける可能性が高まるでしょう。

3.正社員になる

「今の職場で引き続き働きたい」と思っているなら、ボーナスがもらえる正社員として登用してもらえるよう勤め先に交渉してみるのも一つの方法です。収入面も含め、無期雇用で長期間安定して働ける正社員は魅力的といえるでしょう。契約社員では不可能だった昇格もできるようになれば、努力するほど収入アップに結びつく可能性があります。

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