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契約社員とパートの違いとは?働き方やメリット・デメリットを解説
更新日
この記事のまとめ
- 法的に契約社員とパートの違いはなく、両方とも「パートタイム労働者」にあたる
- 契約社員とパートの違いは、一般的に労働時間の長さで線引きされる
- 契約社員とパートそれぞれのメリットとデメリットを比べ、自分に合った働き方を選ぼう
- 契約社員とパートにも年次有給休暇は付与され、2年間を期限に繰越しもできる
- 履歴書で雇用形態を偽ってもバレにくいが、リスクが伴うので嘘はやめよう
「契約社員とパートの違いって何?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか?
雇用形態にはいくつかの種類があり、異なるメリット・デメリットを持っています。就職や転職を納得できるものにするためには、それぞれの特徴を知ったうえで判断することが必要です。
このコラムでは、主に「契約社員」と「パート」の2つの雇用形態について紹介。また、気になる社会保険や有給休暇の扱いについても解説します。
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契約社員とパートの違い
契約社員とパートの違いはいろいろありますが、労働時間が挙げられます。契約社員は「有期雇用契約」を結んだ社員なので、基本的に労働日数や時間は正社員と同じ。パートは短時間労働を想定しており、実際に1日5時間、1週間で20時間など労働時間を調整できます。総じて、契約社員のほうがパートより労働時間は多くなるでしょう。
雇用形態はどちらも「非正規」
雇用形態という点ではどちらも非正規雇用の一つです。厚生労働省の「非正規雇用」の現状と課題によると、非正規労働者は日本の労働者のうち4割近くを占め、日本の経済を支える主要な労働力となっています。
「契約社員」とは、期間の定めのある雇用形態です。有期雇用の契約を結んで就業します。労働時間は正社員と同様フルタイムであることが多いです。一方「パート」は、短時間で働くことを選べる雇用形態です。正式名称は「パートタイム」。比較的時間の融通が利きやすいのが特徴です。
しかし法的には明確な線引きがなされていないため、両者とも「パートタイム労働者」にあたります。働き方や労働条件は会社によって大きく変わることも。気になる求人があった場合には、詳細を事前に確認しておきましょう。
その他の雇用形態について
非正規での雇用形態には、契約社員やパートのほかにもさまざまな種類があります。代表的なものをいくつか紹介しましょう。
アルバイト
アルバイトは、短時間労働者のことを指します。呼び方が違うだけで、勤務形態はパートタイムと同じです。
慣習的に「パート」は女性や主婦・主夫を指して使用されることが多く、「アルバイト」は学生やフリーターなどを対象にしている傾向があります。
嘱託社員
嘱託社員とは、アルバイト・パートタイムと同じく短時間労働者のことです。
法律上の違いはありませんが、「嘱託社員」という言葉は、定年後の再雇用で働く人や業務委託で働く専門職を指す場合によく使用されます。
派遣社員
派遣社員は、人材派遣会社と雇用契約を結んで、別の会社に派遣されて就業します。直接雇用ではなく、派遣会社を介した契約である点が特徴です。
勤務時間は正社員や契約社員のようにフルタイムであることが多いですが、契約によって異なります。残業の有無や休日数も契約次第です。
契約社員で働くメリットとデメリット
ここでは、契約社員のメリットとデメリットを3つずつ紹介します。
就職・転職の選択肢に「契約社員」を入れるかどうかの参考にしてください。
主な3つのメリット
契約社員として働く主なメリットは以下の3つです。
・給与が高い
・社会保険に加入できる
・業務の専門性が高い
契約社員はフルタイムで働くため、パートと比べると給与が高くなる傾向があります。また、会社によっては賞与・昇給があることも。さらに、契約期間や労働時間の条件を満たすため、社会保険に加入することが可能で、待遇面が充実しています。
任される業務の専門性が高いところも、契約社員で働くメリット。正社員と変わらない業務を任されるケースも多いので、より専門的なスキルを身につけるチャンスを得られます。実力が認められれば、正社員登用の可能性もあるでしょう。
主な3つのデメリット
契約社員として働く主なデメリットは以下の3つです。
・時間の融通が利きにくい
・責務が重い
・残業が発生することがある
時給制の契約でないかぎりはフルタイム労働であることが多いため、時間の融通は利きにくいです。
また、正社員と同じような仕事内容なので、パートタイムと比べると責任が重くなる傾向があります。もし責務を果たせない状態が続いた場合、契約が更新されない恐れもあるでしょう。
業務量も正社員と同様であることが多く、残業が発生することもあります。
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パートで働くメリットとデメリット
ここでは、パートのメリットとデメリットを3つずつ紹介します。
短時間労働者であるパートタイムは、生活スタイルによってメリットを最大限に活かせる雇用形態になる可能性も。自分の状況とメリット・デメリットを照らし合わせて、働き方を決定しましょう。
主な3つのメリット
パートとして働く主なメリットは以下の3つです。
・シフトの融通が利きやすい
・扶養内で働きやすい
・掛け持ちで働ける
パートで働く大きなメリットは、シフトの融通が利きやすいこと。出勤日数・時間を調整しやすいので、家事や育児をする人や、ほかの仕事と掛け持ちで働きたい人にとって魅力的な雇用形態です。
また、扶養内で働きたい人にもおすすめ。パートには扶養内での勤務を希望する人も多く、職場の理解が得やすい傾向があります。
主な3つのデメリット
パートとして働く主なデメリットは以下の3つです。
・給与が安定しない
・昇給や賞与がない
・社会保険の加入対象にならない
シフト制の場合、経営状況や人員の関係で勤務に入れない恐れも。契約社員と比べると、安定した給与を得られないことが多いです。また、勤務時間が短いうえ、昇給・賞与がないことがほとんどなので、その分収入が低くなります。
そのほか、短時間勤務のために所定労働時間や給与額などの条件を満たせず、社会保険に加入できないことが多いです。
パートから契約社員への転換は有利?
収入面で考えるとパートよりも契約社員のほうが優れているように感じる人もいるかと思いますが、一概にどちらが良いとは言い切れません。契約社員とパートには異なるメリット・デメリットがあり、それが魅力的に映るかどうかはその人の働く目的や考え方によって変わります。
雇用形態を選ぶときは、まず「自分が仕事に何を求めるか」を整理してください。そして、仕事に求めることとそれぞれのメリット・デメリットを照らし合わせて、働き方を決めましょう。
契約社員とパートにも有給はある?
契約社員やパートで働く場合も、要件を満たしていれば年次有給休暇が付与されます。要件は「雇い入れの日から6ヶ月経過していること」「その期間の全労働日の8割以上出勤したこと」の2つです。
年次有給休暇は労働基準法の第39条で付与することが定められています。
契約社員の場合は基本的に正社員と同様フルタイムで働くため、6ヶ月経過すると10日間の有給が付与されます。その後は勤続年数によって付与される日数は増えていくルールです。
一方、パートはフルタイムで働いた場合よりも付与される日数が少なく、有給の日数は所定労働日数と継続勤務期間によって変動します。
参照元
厚生労働省
労働基準法
繰越しも可能
契約社員とパートも、正社員と同じく有給休暇を繰越すことができます。有給休暇の繰越しについては労働基準法第115条で定められており、付与日から2年間は有効です。
参照元
厚生労働省
労働基準法
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履歴書で嘘の雇用形態を書くとバレる?
転職の際、履歴書に勤めていた会社や雇用形態などを書くことになります。雇用形態に関しては「正社員だ」と偽ってもバレにくいです。ただし、労働時間が短い雇用形態の場合は嘘が見抜かれる可能性が高まります。
契約社員はバレにくい
転職先に提出することがある退職証明書や源泉徴収票には雇用形態に関する記述がないため、書類から嘘を見抜かれることはほとんどありません。
加入保険によってバレることもありますが、フルタイムで働いていれば社会保険に加入できるので、指摘される可能性は低いでしょう。労働日数が正社員と同様であれば不自然に給与が低いこともあまりないので、怪しまれる心配はなさそうです。
パートはバレる可能性が高い
パートの場合、労働日数が正社員と比べて短いです。そのため、社会保険に加入していないことや、源泉徴収税額が低いことから嘘がバレてしまう恐れがあります。
バレると解雇される恐れも!嘘はやめよう
契約社員の場合でも、雇用形態を偽ったことがバレる可能性は0ではありません。面接で質問に答えていくうちにつじつまが合わなくなり、嘘がバレてしまうことも起こりえるでしょう。
選考のときにバレなくても、経歴詐称をしていたことが入社後にバレた場合、解雇される恐れも。さらに、採用にはお金がかかっているため、最悪の場合は損害賠償を請求されることもありえます。
嘘をついたことによって生じるリスクを考えると、経歴詐称は避けたほうがよいといえるでしょう。
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非正規雇用と正社員の違いが分かるQ&A
非正規雇用と正社員の違いを知り、これからの働き方を考えるためのQ&Aをお届けします。
契約社員とパートの違いは?
パートタイマーは正社員より短い労働時間で働く人を指し、契約社員はあらかじめ契約期間を定めて働く人を指します。契約社員の労働時間は職場によって異なりますが、正社員と同じフルタイムで就業する場合が多いようです。パートタイムと契約社員は労働時間や契約方法に差がありますが、どちらも「非正規雇用」と呼ばれる雇用形態にあてはまります。両者の詳しい違いは、このコラムの「契約社員とパートの違い」をご覧ください。
非正規雇用は具体的にどんな働き方?
非正規雇用とは、一定の期間に限定した雇用契約を結ぶ働き方です。具体的には、契約社員やパート、派遣社員、アルバイトが該当します。非正規社員は勤務日などの自由度が高く、シルバー世代や主婦に人気の働き方ですが、中には正社員に就職したくてもできないフリーターもいるようです。
非正規社員と正社員の違いは?
非正規社員と正社員では、契約する雇用期間や賃金、福利厚生などに違いがあります。正社員は非正規社員と比べて給与が高く、適用される福利厚生も手厚いのが特徴です。契約期間も定年までの無期雇用なので、安定して働けるのもメリットでしょう。ただ、非正規社員と比べて残業が発生しやすい、異動や転勤があるといった面もあります。
フリーターは正社員になるのが良い?
より高い収入を得たいのであれば、正社員になるのがおすすめです。正社員になれば職場によってはボーナスや住宅手当などが支給され、大幅な収入アップが見込めます。また、正社員は任される仕事の範囲が広いので、仕事を通してスキルを身につけたい方にも向いています。自分に向いている雇用形態に迷ったときは、「正社員になるべきか?雇用形態を比較して自分に合った働き方を見つけよう!」も参考にしてください。
非正規社員から正社員になる方法は?
一つ目は、今の職場で正社員登用制度を利用して正社員になる方法があります。そういった制度がなければ、就職活動をして正社員として採用してくれる職場を探しましょう。いきなり正社員になるのに抵抗がある方は、紹介予定派遣で派遣から正社員を目指す道もあります。就職エージェントのハタラクティブでは、未経験者を歓迎する正社員求人を扱っているので、正社員を目指す方はぜひご相談ください。
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