転職における会社選びの決め手は?複数内定で迷ったときの転職先の決め方

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この記事のまとめ

  • 転職先の決め手は「仕事内容」「待遇」「社内の雰囲気」のなどが多い
  • 決め手に欠ける場合は企業選びの軸を確認し優先順位を決める転職が失敗しにくい
  • 転職先の決め手がないまま複数内定をもらった場合は、内定保留にして考える

「何を決め手に転職先を選んだら良いか分からない」と悩んでいる方もいるでしょう。会社選びの決め手が分からない場合は、転職を決断した理由を振り返ってみるのがおすすめです。このコラムでは、決め手が分からない状態で企業選びをするコツや、できるだけ希望条件を満たす会社から内定をもらう方法についても解説しています。転職を決断した人はもちろん、迷っている人も参考にしてみてください。

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転職の決め手となる8つの選択基準

転職のきっかけや決め手になるのは「仕事内容」や「待遇」が多いでしょう。人によって重視するポイントは異なりますが、多くの方が今の仕事より良い条件・満足できる仕事を求めて転職します。厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況(22p)」によると、転職者が現在の勤務先を選択した理由として「仕事の内容・職種に満足がいくから」が41.0%、「自分の技能・能力が活かせるから」は36.0%、「労働条件が良いから」が26.0%挙げられています。
転職先の決め手になりやすい6つの基準をまとめましたので確認してみましょう。

参照元
厚生労働省
令和2年転職者実態調査の概況(個3.転職について)

1.仕事内容・やりがい

仕事内容や、やりがいが転職の決め手になった人は多いでしょう。前職での経験を活かして働ける職場を希望し選択する人もいれば、あえて未経験の業界にチャレンジする人もいるようです。

前職で配属の希望が叶わなかったことが転職の理由である人は、仕事内容を重視して選択すると有意義な働き方ができる可能性があります。

2.給与・待遇

給与や待遇を重視して転職先を選択したという人もいます。「給与を上げたい」「ワークライフバランスを重視したい」など、理想の働き方は人それぞれです。単に収入が上がるだけでなく、「安定した収入が見込める」「インセンティブがあり頑張りが給与に反映される」といった理由も、転職先を選択するときの決め手になり得ます。高収入の仕事とは?無資格・未経験も挑戦できる?良い仕事に就くには」のコラムでは、高収入が期待できる仕事をご紹介しています。転職先の候補に挙げてみてはいかがでしょうか。

3会社の雰囲気

仕事で人間関係の悩みを抱えている人や社風が合わないと感じる場合は、転職先を決める際に職場の雰囲気を重視することが多いようです。社内の雰囲気や人間関係は、入社前になかなか把握しにくいもの。可能であれば職場見学をしたり、実際に働いている人に話を聞いてみたりすることで、自分に合う雰囲気かどうか判断しやすくなるでしょう。子育て中の方は、仕事との両立に理解のある職場かどうかもポイントです。

4.希望する勤務地

転職先の決め手を勤務地とする人も少なくありません。自宅から乗換なしで通勤できる、短時間で通勤できるのは決め手として大きいようです。家庭の事情で転勤や引っ越しができない方もいるでしょう。また、近年では完全リモートで働ける企業もあるため、出社の必要がなければ好きな地域に住むことも叶います。「通勤時間の平均はどれくらい?長い場合のメリット・デメリット」のコラムで、通勤時間の平均をご紹介しているので、あわせて確認してみてください。

5.福利厚生

福利厚生が充実している企業に対して、「社員を大切にしている」「働きやすい環境作りに積極的」といったポジティブな印象を抱く方もいるでしょう。実際に、福利厚生が充実していれば手当金や働きやすさなどに差が出ることもあるため、転職の決め手とする方もいるようです。具体的な福利厚生については「福利厚生とはどんな制度?わかりやすく解説します!」のコラムでご確認ください。

6.勤務環境

残業が少ない、休日が多い、フレックスタイム制が活用できるなど勤務環境を転職の決め手にする方もいるでしょう。特に、結婚や出産、介護など生活環境に変化があった人は、働き方を重視して転職先を選択する傾向があります。ハタラクティブでは、ワークライフバランスが取りやすい求人をご紹介しています。

7.キャリアチェンジ

自分の現在の仕事や業界に不満を感じている場合、転職を選択することもあるでしょう。このような場合は、同じ職場で部署を異動したり、完全に異なる業界にチャレンジしたりする方法があります。また、現在の会社で昇進や昇給が難しい場合は、さらなるキャリアアップのために転職を視野に入れるのも選択肢の一つです。転職をきっかけに専門性の向上や、業務の幅が広がる可能性もあるでしょう。

8.会社に成長の余地がある

仕事をするにあたって、腰を据えて長期間働きたいという希望から転職を選択することもあるでしょう。その際は、会社の成長性があるかどうかを調べるのも重要です。企業を選ぶときは安定性を求めて、大手企業だけに選択肢を絞ってしまいがちですが、業績変動は企業規模に関わらず起き得るものです。なかには、中小企業であっても特定の分野で強い存在感を示し、安定的な収益を上げている企業もあります。

転職を検討する際には官公庁が発行している資料や、企業のWebサイトなどで業界および会社の動向を丁寧に研究し、注意深く比較検討することがポイントとなるでしょう。

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決め手に欠けるときの転職先選びのポイント

決め手に欠けるときの転職先選びのポイント

  • 自分の転職の軸を明らかにする
  • 希望条件に優先順位を付ける
  • 気になったことは面接で質問する

「企業選びの決め手が自分でも分からない」という場合は、判断の軸や希望条件を改めて確認してみましょう。決め手がないまま転職活動を進めると、選んだ企業に一貫性がなくなり、かえって迷ってしまう可能性も。以下の解説を参考に、希望の働き方を叶えましょう。

自分の転職の軸を明らかにする

まずは、自分の希望に合った企業かどうか判断する軸を決めましょう。自身が希望する条件を書き出し、優先順位をつけることで企業選びがしやすくなるはずです。決め手を考える際は、以下の具体例も参考にしてみてください。

・現職、前職の課題や不満を解消できるか
・自分のなりたい姿に近づけるか
・職場の居心地は良さそうか
・自分の考える待遇の基準を満たしているか
・残業が多いなど仕事がハード過ぎないか
・長期的な視野で考えてキャリア形成につながるか

どのような基準で企業を選べばいいか分からなければ、自己分析を行うのがおすすめ。「企業選びの軸はどう見つける?人柄や社風から探すべき?例文も紹介」を参考にしながら、自分がどのような条件や判断基準で仕事をしたいか、考えてみてください。

希望条件に優先順位を付ける

希望を挙げようとすると、つい「あれも、これも」となってしまいがちですが、絶対に譲れない条件を3つ程度に絞っているのがポイントです。希望条件をそこそこ満たしていても、譲れない条件が満たされていなければ、不満を感じる可能性もあります。

気になったことを面接で質問してみる

決め手が見つからない場合も、入社後に「想像と違った」という事態を避けるため、気になったことは面接時に質問しておきましょう。聞きにくいと感じる人もいるかもしれませんが、入社後のミスマッチを避けるためには大切なことです。以下のポイントについても質問すると、より自身に合った会社の判断がしやすくなるでしょう。

・どのような仕事を任せてもらえそうか
・職場見学させてもらえるか
・実際に働く社員と話ができるか

求人だけでは分からない内容について聞くことで、新たな情報を得られる可能性があります。特に、入社後の話を聞くと、より転職後のビジョンがはっきりとし、会社選びがしやすくなるはずです。また、自分に合った転職先が見つからないとお悩みの方は、転職先の選び方や失敗しないポイントをまとめた「転職先が見つからない!原因と自分に合った求人の探し方を解説」を参考にしてみてください。

転職先に内定をもらったあとに決め手に迷う原因は?

転職先からすでに内定を2社以上もらっている状態で決め手が分からず迷う場合は、いくつか原因が考えられます。内定が出たあとに迷う原因は以下のとおりです。

・周りの意見に影響されやすい
・内定先で実際に働いているイメージを持てない
・予想外のことに慌ててしまう

希望条件が揃っている会社であるにも関わらず、周りの意見によって決め手を失う人もいるようです。また、第一志望の選考結果よりも先に他社の内定が出たことで迷う人もいます。

転職で複数内定をもらったときの会社選びのコツ

複数内定をもらったら、どのように動くべきかご紹介します。複数内定が出ると嬉しい反面、決め手が分からず迷いが生じるもの。希望が叶う会社に転職できるよう、以下で紹介するポイントについてよく考えてみましょう。

転職の決め手となる希望条件を比較する

内定が複数社から出たら、それぞれの条件を比較してみましょう。内定先を選択する際に着目すべきポイントは以下のとおりです。内定承諾までの期間は、2週間~1ヶ月が一般的とされているので、その間にじっくり考えましょう。

・転職の理由が叶うかどうか
・自分の優先順位に基づいて比べる
・転職の目的により合致する方はどちらか
・辞めても次の職場につなげられそうか

内定先を選ぶとき、つい待遇や福利厚生ばかりに目がいってしまいがちですが、まずは自身の軸からブレていないか確認することがポイント。将来に活かせる仕事かどうか考えておくのもポイントの一つです。

内定が出たあとに迷ったら、希望条件と口コミを照らし合わせながら考えるのも良いでしょう。ただし、口コミを全て鵜呑みにすると、余計に決め手に迷う場合もあるので注意が必要です。

それぞれの会社で働く姿をイメージしてみる

内定をもらったら、入社後の具体的なイメージを描くために、会社のWebサイトや求人情報を研究するだけでなく、「私の経験がどのように役立つか」や「今後身に着けたいスキル」を伝え、それが該当の職場でどのように活かされるかを確認する質問も効果的です。また、会社見学や希望する部署の社員との面談を提案して、仕事環境や会社の雰囲気をより詳しく知ることもポイントです。

転職の決め手に迷って内定を保留したいときは?

内定を保留したいときは?

  • 保留する理由を伝える
  • 期日を明らかにする
  • 入社する気持ちがあることを伝える

すぐに内定承諾の返事ができないときは「内定保留」にしましょう。内定保留はマナー違反ではないので、安心してください。内定保留をするときは、失礼のない伝え方をすることがポイントです。

保留する理由を伝える

まずは、内定保留にする旨を採用担当者に伝えましょう。「他社の選考結果を待っている」など、事実をそのまま伝えます。他社の選考のことを伝えにくいからといって、嘘の理由を伝えることは避けましょう。嘘だと見抜かれた場合、信用が失われる恐れがあります。

期日を明らかにする

理由を伝えたら、いつまでに返事ができるのかも伝えましょう。他社の結果が分かる日にちを確認し、それ以降の期日を設定します。内定保留ができるのは長くても1週間程度です。他社の選考も考慮しながら、しっかりスケジュールを管理しておくようにしましょう。

入社する気持ちがあることを伝える

内定保留を伝えるときは、入社する気持ちがあることもしっかり伝えます。先述のとおり、内定保留はマナー違反ではないものの、採用担当者に「入社意欲が低い」という印象を与える可能性もあります。「御社には大きな魅力を感じている」と伝え、入社に対して前向きな姿勢であることを示しましょう。

電話での内定保留の伝え方の例

内定の連絡が電話で来たら、そのまま内定を保留にしたい旨を伝えます。以下の例文も参考にしてみてください。

「嬉しいご連絡をいただいたところ大変恐縮なのですが、○日までお返事を待っていただくことは可能でしょうか?御社には大きな魅力を感じているのですが、後悔のないようしっかり考えてからお返事をしたいと考えております。」

まずは内定をもらえたことへの感謝の気持ちを伝えましょう。そのあとに、返事を待ってもらいたい旨とともに、「いつまでに」という日付を示すのがポイントです。

メールでの内定保留の伝え方の例

選考の結果がメールで来た場合は、内定保留もメールで伝えれば問題ありません。メールで内定保留にする際の例文は以下のとおりです。

【内定を保留する場合のメール例文】
株式会社○○ 人事部 採用担当○○様

お世話になっております。
○月○日に内定のご連絡をいただきました、○○と申します。

先日は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
大変恐縮なのですが、他社の選考を受けていることもあり、お返事を○月○日までお待ちいただくことは可能でしょうか?
貴社には大きな魅力を感じておりますが、大きな決断となりますので、しっかり考えてからお返事をさせていただきたいと考えております。

誠に勝手なお願いではございますが、ご理解いただけますと幸いです。
宜しくお願い申し上げます。
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氏名
郵便番号
住所
電話番号
メールアドレス
===================

企業は応募者に内定の連絡をしたあと、人材を受け入れる準備を進めます。そのため、メールで内定保留のお願いをする場合は、なるべく早めに返信するのが社会人としてのマナーです。

転職の決め手で迷ったときの決め方

転職に悩んだ場合の対処法をご紹介します。転職を決断できない理由別に紹介するので、思い当たるものを参考にしてみてください。

人間関係が原因で転職する場合

人間関係にストレスを感じている場合は、まずは状況の改善を試みたうえで、転職を決断するのがベター。まずは職場の人間関係に悩んでいる事実を、信頼できる上司に伝えてみましょう。上司に話してもなかなか理解が得られない場合は、人事担当者に相談する方法もあります。

人間関係がうまくいかない理由が自分にないか、考えることも大切です。周囲の行動や言動に過敏になりすぎていたり、自己中心的な考え方になったりしている場合も。人間関係に不満があるときは人に話し、対処法を客観的に判断をしてもらうのもおすすめです。

改善を試みたうえで、変化が見込めないようであれば転職を考えてみても良いでしょう。ただし、人間関係は実際に働いてみないと分からない部分もあり、転職することですべてが改善するとは言い切れません。人間関係が原因で転職する場合は、転職先の風土や文化などを慎重に確認しましょう。

人間関係以外の条件も忘れずに

人間関係が決め手となり退職を選択した人は、つい職場の雰囲気のみで転職先を決めてしまいがち。職場の雰囲気を確認することは大切です。しかし、残業時間や給与など、そのほかの条件確認がおろそかにならないよう気をつけましょう。多少の妥協が必要な場合もありますが、あくまでも目標とすべきは働き続けられる会社を選ぶことです。

年齢で転職を迷っている場合

なかには、自分の年齢を考えて転職をためらっている人もいるでしょう。「転職は何歳まで?気になる年齢の話」でも述べているように、転職活動において30代・40代と年齢が上がるほど、内定を得ることが難しくなるといわれており、転職するかどうか迷うことも。とはいえ、転職ができないというわけではありません。多少苦労する可能性もありますが、それでも働き方を改善したいという場合は、なるべく早めに転職活動をスタートするのがポイントです。

第二新卒は転職しやすい

まだ社会人経験の浅い第二新卒は、転職がしやすいといわれています。「社会人として基本的なマナーが身についている」「柔軟な対応や考え方を持っている」「ポテンシャルがある」といった理由から、第二新卒を採用したいと考える企業もあるからです。
 

早期退職による懸念を払拭しなければならない難しさはありますが、比較的転職はしやすいでしょう。第二新卒に該当する時期は短いので、転職を考えている人は早めに決断するのが成功のカギです。

転職の決め手に迷ったら信頼できる人に相談しよう

転職先を選ぶときの決め手がなかなか決まらない場合は、1人で悩まず、家族や友人に相談してみることをおすすめします。客観的な意見を聞くことで、自分では気づかなかった適性が見えてくることも。信頼できる人の意見が決め手になることもあるでしょう。

転職エージェントに相談するのもおすすめ

将来のキャリアプランについて相談したい場合は、転職エージェントを利用するのも良いでしょう。
転職エージェントでは、就活のプロが将来設計の相談に乗ってくれます。描いている将来のビジョンを実現したいという人は、エージェントに相談してみましょう。

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