転職は何歳まで?年齢制限はある?未経験から採用されやすい業界も解説

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この記事のまとめ

  • 「転職は何歳まで」という決まりはないが20代が有利になる傾向がある
  • 何歳でも転職することは可能だが、できるだけ早いうちが良い
  • ライフステージが変化しても転職することはできる
  • 業界や業種によって適性年齢が異なる
  • 業界によっては「何歳であるか」を気にせず転職可能な企業もある

「転職は何歳までできるの?」と不安に感じている人は多いでしょう。転職に年齢制限はありませんが、正社員を目指すならなるべく早いうちに転職することをおすすめします。このコラムでは、年代別の就職の壁や未経験や異業種に転職する際のポイントについて紹介。年齢を重ねるごとに転職が難しくなる理由を知り、できるだけ早い転職活動ができるよう行動しましょう。

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転職は何歳まで可能?

転職するのに年齢制限はありません。しかし、「転職する年齢が遅すぎないか不安」「今の年齢で転職していいのか分からない」と、転職を考えているけどなかなか踏み込めない方は多いでしょう。
ここでは、転職の年齢制限や平均年齢について解説します。

正社員を目指すならなるべく若いうちに転職したほうが良い

転職に年齢制限はありませんが、会社によっては年齢制限を設けているところもあるようです。また、採用のときにほぼ同じようなスキルを持った応募者がいた場合、年齢が若い人が有利になる可能性があります。
その理由としては、年齢が若い人のほうが働いてもらえる年数が長く、採用コストや教育コストが押さえられるからです。転職を考えている人はなるべく早く転職することをおすすめします。

転職の平均年齢

総務省統計局から2023年2月に発表された「労働力調査(詳細集計)2022年(令和4年)平均結果」の男女計では、25~34歳の年代が転職する人が多いことが分かりました。
また、65歳以上の転職率はほかの世代に比べ低くなっていますが、比較的どの世代も転職者成功者が同じくらいであると分かります。

 転職成功者数(万人)
総数303
15~24歳50
25~34歳75
35~44歳56
45~54歳54
55~64歳45
65歳以上21

引用:労働力調査(詳細集計)2022年(令和4年)平均結果の概要(p13)表15

男女別の転職平均年齢

男女別に転職の平均年齢を見たところ、男女ともに15〜34歳の年代の転職者が多いことが分かりました。また、男性より女性のほうが若干転職者が多いようです。
男女別に見ても比較的どの年代も同じくらいの転職者がいるので、何歳であったとしても転職することは可能といえるでしょう。

男性転職成功者
総数139
15~24歳21
25~34歳36
35~44歳22
45~54歳20
55~64歳25
65歳以上14

引用:労働力調査(詳細集計)2022年(令和4年)平均結果の概要(p13)表15

女性転職成功者
総数163
15~24歳29
25~34歳39
35~44歳34
45~54歳34
55~64歳20
65歳以上7

引用:労働力調査(詳細集計)2022年(令和4年)平均結果の概要(p13)表15

参照元
総務省統計局
労働力調査(詳細集計)2022年(令和4年)平均結果の概要(p13)表15

ライフステージの変化によって転職が難しくなることも

「ライフステージの変化により転職が難しくなる」といわれることがあります。女性の場合妊娠や出産といったライフイベントがありますが、前述にあった総務省統計局の表から分かるように、妊娠出産をしたからといって転職が難しくなる傾向はないと考えられるでしょう。
また、男性も結婚や子どもの出産を機にキャリアアップのため転職を考える人もいると思いますが、男性も女性と同様、ライフステージの変化による影響は少ないようです。
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転職時の悩み…求人の年齢制限は何歳まである?

厚生労働省「募集・採用における年齢制限禁止について」により、募集や採用で年齢制限を設けることは禁止されています。ただし、長期的な勤続でキャリア形成を図るという意図から、期間の定めのない労働契約として採用する場合、年齢が例外で認められる場合も。キャリア形成を必要とする求人は、30代後半から減り始めるため、早めに採用試験を受ける必要があるでしょう。

参照元
厚生労働省
事業主の方へ~従業員を雇う場合のルールと支援策

業種によって適性年齢が異なる

転職するのに年齢制限はありませんが、業種によって適性年齢が異なる場合があります。30〜40代の世代が転職する場合、同職種への転職は経験があるため転職しやすいでしょう。しかし、30〜40代の世代が未経験の職種に転職する場合、経験がないため教育コストと採用コストを考えると20代といった若い世代が有利になる可能性が高いといえます。
特に未経験から専門的な知識や資格が必要になる職種に転職する場合、年齢を重ねるほど難しい傾向にあるでしょう。

年齢を問わず挑戦しやすい業種

年齢を問わず挑戦しやすい業種は、「人手不足の業種」「専門性が低い業種」「協調性やコミュニケーション能力を活かせる業種」などがあります。主に、スキルや経験があまりなくても働ける業種が、年齢を問わず挑戦しやすいといえるでしょう。
また、協調性やコミュニケーション能力などのポータブルスキルに自身がある人は、挑戦しやすい業種の幅も増えます。

転職先によっても異なる!各年代ごとの特徴を解説

一般的な傾向として、同職種内の転職であれば年齢を重ねていても転職しやすいといえるでしょう。一方で、異業界や異職種への転職を目指す場合は、極力早めの転職を検討することをおすすめします。以下で詳しく紹介していくので、参考にしてください。

未経験・異業種に転職する場合

未経験や異職種への転職は年齢を重ねるにつれて難しくなる傾向があります。特に、専門的な仕事を目指す場合は働きながら資格を取得したり、日々勉強の日々が続いたりするため、ある程度の覚悟が必要です。基本的に未経験や異業種へ転職する場合は、20代のうちに行動することをおすすめします。

20代の場合

20代であれば、未経験や異業種であっても比較的転職しやすい傾向にあります。20代後半になってくると、ある程度社会人としての経験を積み、部下を教える立場になっている可能性もあります。
しかし、20代はまだ社会人のなかでは若いほうなので、ほかの業種に挑戦することは可能です。未経験や異業種に挑戦したいと思っているなら、転職に有利な20代のうちに転職することをおすすめします。

30代の場合

30代の場合、多くの方が何らかの役職に就いたり、部下をまとめていることが多いでしょう。そのため、異業種に転職すると同年齢の方が上司になることもあります。
同年齢の上司から指示を出されたり、上の立場で発言されると違和感をおぼえたり、反発してしまう可能性も。そのため、30代で異職種に転職する際は「ゼロからスタートする」という素直な気持ちを持つことが大切です。

未経験や異業種に転職を考えている方は「異業種に転職したい!未経験でも大丈夫?志望動機のポイントとは」のコラムも併せてご覧ください。

同業種に転職する場合

続いて、同職種へ転職した場合を年代ごとに見ていきましょう。

20代の場合

20代の人が同職種で転職する際は、同年齢かつ同じスキルを持つ方との関係性に注意が必要です。どれだけ高いスキルを持っていても、次の会社では新人になります。そのため、同年齢で同じ仕事ぶりでも若干の遅れが発生すると認識しておきましょう。

30代の場合

30代から同職種へ転職する場合、年下の上司がいることと同時に給与が下がる可能性があることを知っておきましょう。30代になると、ある程度の給与をもらえる状態です。しかし、転職することで給与が大幅に減ってしまう恐れも。そのため、30代で転職する際は給与面で注意が必要です。しかし、スキルによっては今よりも年収アップを目指せる可能性もあるため、求人情報などをよく確認しておきましょう。

転職の年齢についてさらに詳しく確認したい場合は「転職の年齢を徹底検証!年齢別で異なる転職基準とは?」こちらも併せてご覧ください。

異業種への転職を目指す!未経験歓迎の業界を紹介

異業種の転職の場合、同業種よりも年齢制限が厳しいと紹介しました。しかし、業界や職種によっては30代以降に未経験で採用してもらえるところもあります。異業種への転職を考えている方は、早めに確認しておきましょう。

IT業界

IT業界は未経験で転職する方が増えています。特に近年は働き方改革の影響で正社員の副業が盛んになり、プログラマーやライターとして働く方や、独学でスキルを取得する方がいるようです。実際にクラウドソーシングサイトでも「副業でコーダー募集」「週に2回だけのライター」などの案件が多く存在します。なかには、クラウドソーシングサイトでの副業経験を活かし、正社員として転職する方も。最初はまったくの未経験であっても、副業でスキルを身につけて転職できるため、未経験からの転職に適しているでしょう。

「ITってよく聞くけど何のことか分からない」という方は、「IT業界とは?未経験におすすめの職種は?志望動機の例文や転職のコツを紹介」を併せてご参照ください。

介護業界

需要が高まる介護業界も異業種からの転職が多い仕事です。特に、介護の場合は働きながら資格をとれるため、手に職をつけたい方が集まります。これまで人と関わる仕事に携わってきた場合は、コミュニケーション能力を活かしながら働けるため、おすすめの業界です。
しかし、施設によっては残業が多かったり、未経験の場合は給与が低い可能性もあります。やりがいを感じられる仕事ですが、求人を確認する際は自分に合った職場を見つけることがおすすめです。

未経験から介護職に転職を考えている方は「未経験から介護職に転職したい!無資格でも大丈夫?仕事内容も紹介」で未経験からの転職方法を紹介しているのでご覧ください。

製造業界

製造業の場合は、土日休みの会社が多くプライベートを大切にしやすい点が特徴です。また、一口に製造業と言っても、医薬品や車部品などさまざまなものがあります。そのため、自分が積極的に取り組める求人探しが大切です。
しかし、製造業といってもさまざまで、製造ラインを担当するオペレーターはもちろん、技術職や営業職など多くの職種があります。自分の経験を活かした職種を選択するのか、未経験の職種を選択するのか、事前に考え抜くことが求められるでしょう。

小売・サービス業界

スーパーやドラッグストアなどの小売業や、観光や接客などのサービス業も未経験から始めやすい仕事です。商品や業務への知識は求められますが、大きな企業ではマニュアルを元に働くため、未経験でも安心して取り組めます。また、人と関わることが仕事の大半を占めるため、コミュニケーション能力が高い場合は適応しやすいでしょう。
しかし、神経質だったりクレーマー体質だったりするお客さまに遭遇する可能性もあるため、対応にスキルと忍耐力が求められる場合もあります。転職を検討する際は、客層や企業の雰囲気をリサーチしておくと良いでしょう。

「何歳までに転職をしなければ」と不安になる前に、なるべく早く転職するのも一つの手。自分の将来のキャリアプランを長期的な視野で考えたときに、転職が必要であれば行動に移しましょう。

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