26歳の転職は遅い?資格なしでも大丈夫?「なにがしたいか」が成功のコツ

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この記事のまとめ

  • 26歳の転職理由で多いのは「雇用条件」「勤務環境」「人間関係」など
  • 企業は、26歳の転職者に対して「若さ」「即戦力になる経験」を求めている
  • 26歳という年齢から、基本的なビジネススキルや柔軟な考え方を評価する企業も多い
  • 転職を成功させるには、多少の妥協と明確な転職理由が必要

26歳は、一般的に若さと社会人経験のバランスが取れた年齢です。転職でキャリアアップを狙えますし、未経験の仕事にも挑戦できます。しかし、転職の選択肢が多いぶん、しっかり将来を考えないと理想が叶わないことも。無駄な転職を繰り返さないためには、「将来どうなりたいのか」「仕事をとおしてなにがしたいか」を明確化することが大切です。このコラムで転職の注意点とコツを知り、満足できる働き方を叶えましょう。

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26歳の転職事情

厚生労働省が平成30年に行った調査によると、同一年のうち転職をした人は、26歳が含まれる「25~29歳」の区分で男性が11.7%、女性が16.2%でした。

主な転職理由

同調査から分かった主な転職理由は以下の5つです(その他を除く)。

1.雇用条件(給料額)…男性16.3%、女性11.3%
2.勤務環境…男性13.3%、女性17.9%
3.人間関係…男性6.2%、女性10.6%
4.会社の将来が不安…12.4%、女性4.3%
5.能力を活かせない…男性7.7%、女性4.9%

上記以外に「契約期間の満了」が目立ちますが、正社員であれば契約期間は無期。このことから、20代後半まで契約社員や派遣社員、フリーターを続けている方も一定数いることが分かります。

男性と女性で理由が異なる?

ここで注目したいのが、男女で退職理由が異なる点。
男性は労働条件や給料額、会社の将来が主な退職理由ですが、女性は人間関係や結婚、出産育児が目立ちます。さらに、仕事内容に対する興味やスキルを活かせないという理由は低め。「会社の将来が不安」という理由は男性の約1/3という結果からも、長く働くことを前提としている女性は少ないと予想できます。

公務員を目指すことも可能

公務員として就職するには「公務員試験」に合格する必要があります。公務員試験を受験できる年齢は決まっており、自治体や職種によって29歳、30歳、35歳、40歳とさまざま。なかには26歳を上限とする例もありますが、概ね30歳と考えておきましょう。

参照元
厚生労働省
平成30年 雇用動向調査結果の概況

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企業が26歳の社会人に求めること

企業が26歳の社会人に求めることの画像

企業が26歳の転職者に求めるのは、「若さと経験」「即戦力になる力」「基本的なビジネススキル」の3つです。以下で詳しく解説しています。

若さと経験

就職市場において、26歳はまだまだ若手。若い人材に対して「柔軟な考えを持っている」「環境の変化に適応できる」「将来に期待できる」といったプラスイメージを抱く企業は多いでしょう。また、新卒や第二新卒に比べ、経験豊富な点も重視されます。

即戦力になる能力

新卒入社していれば4~5年の経験を持つ26歳。一通りの業務を経験しているので、転職先でも即戦力として活躍できる能力に期待されています。

基本的なビジネスマナー

社会人としての経験を持つことから、基本的なビジネスマナーは身についているでしょう。新卒者に比べて基礎研修が必要なく、教育コストがかからないため、若年の社会人経験者を積極採用する企業もあるようです。

資格なしでも転職できる?

ここでは、資格や未経験といった転職が成功するか不安な例と、その対策を紹介しています。最初から無理と決めつけず、以下を参考に転職を検討してみてください。

資格がない

有資格者でないと従事できない仕事(業務独占資格:医師や行政書士)や、有資格者でないと名乗れない仕事(名称独占資格:保育士や介護福祉士)を目指すのであれば、資格は必須です。これら以外の資格に関しては、持っていたほうが有利になる可能性はありますが、資格がなくても転職が可能。本当に業務に必要な資格であれば、募集要項に記載されたり、入社後に取得の機会を与えられたりするでしょう。
取得を検討しているなら、業務に関連した資格に絞ります。資格取得が目的となり転職活動がおろそかにならないよう注意も必要です。

転職が2回目もしくは3回目

年齢に限らず、転職回数が多ければ多いほど企業からの評価は下がる可能性が高まります。26歳と若手であるにも関わらず、4~5回の転職を経験していれば、「物事が長続きしない人」「なにか問題を抱えているのでは?」とマイナス印象を抱かれることが多いでしょう。しかし、転職経験があるからといって採用されないわけではありません。企業が抱く不安を予想し、それをしっかりと説明して相手を納得させられるよう対策をしてください。

未経験の業界/職種に挑戦

26歳は、未経験の仕事に挑戦する「最後のチャンス」ともいえます。
一般的に、経験やマネジメントスキル、これまでの実績が重視され始めるのは20代後半から。26歳なら、まだポテンシャルや将来性を評価される可能性が高いため、未経験の仕事でも採用される可能性が高まります。
気をつけたいのは、どの業界や職種に転職するにしても、未経験からのチャレンジには事前準備をしっかりと整えておくこと。十分な業界研究を行えば、どのような能力が求められるのかが分かり、自分に適性があるか見極められます。

高卒

最終学歴が高卒でも、26歳なら十分に社会人経験を持っているでしょう。これまでの経験だけでなく、今後の成長や活躍を評価してくれる企業はたくさんあります。
しかし、その一方で採用条件として「大卒以上」を掲げる企業があるのも事実。大卒以上の求人に応募することはできませんが、大卒者よりも社会人経験が長い点をアピールに活用しましょう。

26歳の転職を成功させる3つのコツ

◆26歳の転職を成功させる3つのコツの画像

転職を成功させるには、以下の3点が重要です。焦って転職するのは危険。勢いで退職することは避け、準備に時間をかけることがポイントです。

1.仕事をしながら転職活動をする

満足できる転職を叶えるためには、仕事を辞めないこと。仕事を辞めれば時間ができて転職活動に打ち込めますが、余裕があることで気が緩んでしまったり、時間があるがゆえになかなか決められずに焦ったりする可能性が高まります。仕事を続けていれば、転職せず会社に残る選択肢もあるでしょう。

2.転職の理由を明確にする

「今の仕事に飽きたから」「周囲で転職する人がいたから」といった明確な理由のない転職は失敗のもと。きっかけにするのは良いですが、「なぜ転職したいのか」「転職することでなにを叶えたいのか」といった理由を持たないと転職活動のモチベーションが維持しにくいですし、理想が叶う企業を見つけるのも困難になるでしょう。

3.多少の妥協をする

転職先に、現在より好待遇を求める人は多いはず。しかし、「年収が今よりアップして、勤務時間も減り、業務環境や人間関係も良好」といったすべての条件を備えた転職先を探すのは困難です。一人ひとり重視するポイントは異なるので、自分にとって「譲れない条件」「妥協できる条件」を定め、多少の妥協は受け入れるのが、成功のコツです。
また、勤務条件や待遇は働くなかで改善できるもの。何を「譲れない条件」とするか悩む場合は、業務内容や会社とのマッチ度、自分の目的が達成できるかといった業務に関する内容がおすすめです。

26歳の転職は「なにがしたいか」が重要

ある程度の社会人経験を持ち、将来やキャリアを考えた転職を成功させるには、「なにがしたいか」を考えることが重要です。

仕事に対する優先順位を考える

人によって、仕事に求めるものは異なります。その人の考え方はもちろん、家庭状況などプライベートによっても変わるでしょう。
仕事に対する優先順位を考えなかった場合、「業務内容は理想どおりなのに勤務条件が合わない」などミスマッチが生じて再び転職することも考えられます。以下に、代表的な優先順位になる項目を挙げているので、参考にしてみてください。

・年収アップ
・残業なし
・安定
・急な休みに対応できる
・転勤なし
・ノルマがない/インセンティブがある
・長く働ける
・キャリアアップができる

将来や長期的なキャリアプランを考える

30代になれば、責任の大きな仕事を任されたり役職を持ったりするなどキャリアに準じた業務が増えていきます。その前に、自分で将来やキャリアについて考え、理想を叶えられるような選択をしましょう。
業務に関することに限らず、結婚や出産、その後の働き方について改めて考えることも大切。結婚や出産後も働くのか、働くとしたら正規・非正規どちらなのか、配偶者の扶養に入るのかなど、具体的に検討してみましょう。
また、「既婚」「これから結婚の予定がある」を懸念する方もいるようですが、企業側は気にしないことが多いようです。採用時に企業が気にかけることが多いのは「出産予定がある」「子どもがいる」場合。ただし、妊娠や子どもの有無が直接的に選考結果に影響することはなく、あくまでも「企業が求めるスキルがあるか」「企業が求める人材か」が重視されます。

26歳の転職先は選択肢が多い

これまでに解説したように、26歳の転職は選択肢が豊富です。現在と同じ仕事はもちろん、未経験の仕事や公務員に挑戦できるなど、経験と若さを活かせるのが最大の特徴。今のキャリアを変えたいと思っている26歳の方は、20代後半のスタートである年齢をひとつの区切りとして、行動を起こしてはいかがでしょうか?

行動を起こすとはいっても、自分の経験をどう活かせるのかを客観的に考えるのはなかなか難しいこと。転職活動に不安がある場合は、エージェントに相談するのがおすすめです。
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