20代の転職はスキルがないと難しい?未経験から挑戦できる職種とは

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この記事のまとめ

  • 20代前半の転職では、ポテンシャルや仕事へのスタンスなどをチェックされる
  • 20代後半の転職では、ポテンシャルに加えてそれまでの経験やスキルが重要となる
  • 20代で転職すれば、選択肢の幅が広がりキャリアアップを図れるのがメリット
  • 20代で未経験であっても、営業職や介護職などであれば転職しやすい

20代のうちに転職したいと考える方は少なくありません。しかし、20代の転職は20代前半と20代後半とでアプローチの方法が大きく変わってきます。転職を考えているなら、企業が求める人材をよく確認し、適切な自己PRを行いましょう。また、転職したいけどスキルがないと悩んでいても大丈夫。未経験から挑戦できる仕事についてもまとめています。

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20代の転職事情

20代の転職は珍しいことではありません。厚生労働省が発表した資料によると、男女問わずに20代の転職者が多いことが分かります。

年齢階級別転職入職率(令和2年(2020))の画像

 

引用:厚生労働省「令和2年雇用動向調査結果の概況(15p)

また、厚生労働省が実施した調査によると、大卒者のうち新卒入社から3年以内に離職した人は、平成30年卒で31.2%。卒年を問わずにおおむね3割程度の人が3年以内に離職していることが分かります。

 

新規学卒者の離職状況の画像

 

引用:厚生労働省「新規学卒者の離職状況

以上のことから、20代の転職は決して珍しくなく、またいわゆる「第二新卒」として転職活動を行う方も一定数いることが分かるでしょう。

参照元
厚生労働省
令和2年雇用動向調査結果の概況
新規学卒者の離職状況

20代前半の転職

20歳から24歳頃までの転職希望者は、第二新卒とも呼ばれます。経験は浅くても、社会人としての基礎的なマナーやポテンシャルを評価されます。また、年齢の若さから「長く働いてくれそう」「素直で柔軟性が高そう」といった期待を持たれることも。
深い業務スキルは問われないことが多いので、未経験の業種にも挑戦しやすい年齢です。

20代後半の転職

25歳から29歳までは、ある程度の業務スキルはもちろんのこと、後輩への指導といったマネジメントスキルも問われるでしょう。未経験の職種や業種を志望する場合は、これまでに身につけたスキルをどう応用して仕事に活かせるかをアピールする必要があります。

転職のタイミングで悩んでいるなら「タイミングが命!転職時期を考えよう」のコラムがおすすめ。感情的にならず冷静に転職のタイミングを見極めましょう。

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20代前半の転職でチェックされる3つのポイント

20代前半の転職で人事担当者がチェックするのは、「ポテンシャル」「仕事への取り組み方」「仕事の基礎スキル」の3つ。それぞれ詳しく確認していきましょう。

1.ポテンシャル

20代前半の方が転職する際に、企業が最も注目するポイントの一つが「ポテンシャル」です。ポテンシャルとはその人が持つ潜在能力のことで、基礎学力や人柄、教養、業務を遂行する能力などが含まれます。
20代前半と年齢が若いぶん、今後の成長に期待。「ポテンシャル採用は若手のチャンス!求職者側のメリットとは」でも解説しているように、ポテンシャルの高い人材は教育コストがかからず、企業にとっても採用メリットがある人材です。

2.仕事へのスタンス

続いて企業側が注目するのが仕事へのスタンスです。企業は、応募者の仕事に対する価値観や考え方がどのようなものかを知りたいと思っています。
たとえば、目標をもって仕事に取り組めるか、自分のキャリア形成を真剣に考えているか、向上心があるか、指示待ちではなく自分で考えて仕事ができるかといった点です。
仕事に対する価値観は文章では把握しにくいので、面接での受け答えや面接官の印象が非常に重要となります。

3.ポータブルスキル

企業は、応募者のポータブルスキルにも注目しています。ポータブルスキルはポテンシャルとは異なり、仕事で活かせるスキルのことです。
たとえば、高いコミュニケーション能力、スケジュール管理能力、問題が発生した場合の解決能力などが該当します。コミュニケーション能力やスケジュール管理能力はどのような仕事に就いたとしても役立つスキルなので、20代前半のうちから身に着けられるように努力しましょう。

20代前半の方の転職のポイントについてさらに知りたい方は、詳しく書かれたコラム「20代でも転職できる?採用のポイントと若さのメリット」もご覧ください。

20代後半の転職ではスキル面がより重視される

20代前半の転職とは異なり、20代後半の方の場合にはスキルや経験がより重視されます。20代前半であればスキルや経験よりも「若さ」「ポテンシャル」が重視されるため未経験の業界や異業種への転職も叶いやすいもの。しかし、20代後半になるとそれまで培ったスキルや経験がより重視されるため、同業界や同業種の求人を探した方が転職をスムーズに成功させられるでしょう。
履歴書や職務経歴書でも面接でも、自分がこれまでどのような経験を積んできたか、会社に貢献できるスキルをどのように身に着けたかをアピールすべきです。自分が持っているスキルや経験が、会社の求めている人物像とマッチしていれば、転職成功の確率は高まります。

20代後半の方の転職成功のカギについてさらに知りたい方は、詳しく書かれたコラム「25歳からの転職活動は遅くない!メリットが多い理由や成功へのコツを解説」もご覧ください。

20代で転職するメリット

20代で転職することで、仕事や転職先の選択肢が広がります。前項で解説したように、年齢が若ければ業務スキルや経験を問われないため未経験の業界や職種にも挑戦しやすくなります
また、20代前半を新卒と同じ扱いにする企業もあるため、採用枠においても選択肢が広がるでしょう。若さや仕事への熱意によっては中小企業から大企業といった転職も期待できます

20代で転職するデメリット
20代のうちは即戦力となるスキルや経験が十分でないため、特定の役職や即戦力を求める企業だと採用されにくいことも。また、特に20代前半だと入社から離職までの期間が短いため早期離職を懸念されるでしょう。

20代の転職を成功させる秘訣は「優先順位」

20代の転職を成功させるなら、仕事における「優先順位」を決めましょう。転職先に求める条件すべてを叶えようとすると、応募できる求人が見つからなくなってしまいます。
そこで、自分が求める条件に優先順位を付けて応募する企業を決めると、転職活動をスムーズに進めることが可能です。
たとえば、経営が安定した企業で働きたい、年収を高くしたい、ノルマのない職場がいい、しっかりと休みが取れる仕事がいい、転勤はしたくないといった条件があるでしょう。これらの条件の中から、絶対に譲れないものとそうでないものに分けて応募する企業を選定します。優先度を考えずに転職し、また早期離職…とならないように、自己分析も交えながらしっかりと優先順位を決めてください。

20代の転職を成功させる別のポイントについてさらに知りたい方は、詳しく書かれたコラム「20代の仕事探しを成功させるポイントとは?事前に収集すべき情報もご紹介」もご覧ください。

未経験の20代でも転職しやすい3つの業界

20代は経験やスキルを問われないため、未経験の仕事に挑戦しやすい時期。特に「営業」「介護」「IT系」の仕事は人手不足も相まって未経験者を積極的に採用しています。どんな仕事に転職するか悩んでいるなら、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

1.営業職

営業職はどの会社にも存在する職種でありながら、社会人の基礎スキルがあれば十分活躍できる仕事です。
どのような業界の企業でも、営業職に求められるスキルは高いコミュニケーション能力やフットワークの軽さ。20代という若さが大きな武器になるのです。営業職については「営業職とは何をする仕事?向いてる人の特徴や男性・女性別の年収を解説!」でも詳しく解説しています。

2.介護職

高齢化の影響から介護職は慢性的に人手不足に悩まされており、多くの求人が見られます。特別な資格が必要といったイメージですが、未経験・無資格から挑戦できるのがほとんど。働きながらスキルを身につけることを前提とする仕事です。また、資格習得支援を行う企業も多いため、キャリアアップも目指しやすいのが特徴。「高卒から介護職になれる?資格は?給料や年収面も詳しく解説」では、具体的な仕事内容や給与事情に触れています。

3.ITエンジニア

インターネットの普及やIT技術・サービスの拡大により、ITエンジニアの需要が高まっています。専門性の高い仕事ではありますが、人手不足の影響から未経験者を採用する企業が増えているのも実情。将来性にも期待できます。より採用確率を上げるなら、独学やスクールに通ってプログラミングについての知識を身につけるのがおすすめです。「ITエンジニアとはどんな仕事?12の職種と仕事内容について解説」のコラムも参考にしてください。

20代の転職で悩んだら

20代のうちに転職すべきか、今のスキルや経験でどんな仕事に就けるのかなど、転職に関する悩みや疑問は尽きないもの。いざ転職活動を始めても、「自分が第二新卒として応募できるのか分からない」「経験やスキルのある年長の転職者に負けそう」など不安になることも多いでしょう。そんなときは、若年層向けの転職サービス・ハタラクティブにご相談ください!
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