転職を繰り返す人の特徴や心理は?内定のコツ・短期離職のデメリットも解説

転職を繰り返す人の特徴や心理は?内定のコツ・短期離職のデメリットも解説の画像

この記事のまとめ

  • 20代の一般的な転職回数は平均1~2回
  • 転職を繰り返す理由には、給与や人間関係の不満が挙げられる
  • 転職を繰り返す人には、「自己分析を行っていない」「飽きやすい」などの傾向がある
  • 短期間の転職を繰り返すと、採用されにくくなったり年収アップが難しくなったりする
  • 長続きする職場を見つけるには、転職エージェントを利用してみるのがおすすめ

転職を繰り返す人のなかには、長続きする職場を見つけたいとお悩みの方もいるのではないでしょうか。転職を繰り返してしまうのは、やりたいことが分かっていない、自己分析をしていないといった原因があります。このコラムでは、転職を繰り返すデメリットや、どのような人が転職を繰り返しやすいのかを解説。内定をもらう方法や長続きする職場の見つけ方もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

こんなお悩みありませんか?
例えば
  • 向いてる仕事なんてあるのかな?
  • 避けたいことはあるけれど、
  • やりたいことが分からない・・・
私たちは「やりたいこと」から一緒に探します!
ハタラビット

ハタラクティブは
20代に特化した
就職支援サービスです

\もう学歴・経歴に困らない!/

自分に向いている仕事を
簡単に診断してみましょう

性格でわかる
私の適職診断

転職を繰り返すのは再就職に不利?

転職を繰り返すのは再就職に不利?の画像

転職は、1~2回ほどでは再就職に不利になりにくいですが、回数が多くなったり、年齢を重ねたりすると厳しくなる可能性が高いでしょう。転職を繰り返している方は、将来のためにも転職に至る原因を解明し、長く続けていける職場を見つけることが大切です。

20代の転職の平均回数は1~2回

厚生労働省の「雇用の構造に関する実態調査  転職者実態調査」の結果から、20代の転職の平均回数は1~2回が一般的といえるでしょう。詳しいデータは、以下のとおりです。

年齢別の転職回数の平均
年齢/転職回数1回2回3回4回
20~24歳69.7%16.9%9.9%1.2%
25~29歳49.3%23.9%17.8%5.9%
30~34歳27.1%24.9%23.6%14.8%
35~39歳14.6%22.2%25%17.5%

引用:厚生労働省「雇用の構造に関する実態調査 / 転職者実態調査 / 令和2年 報告書 統計表 個人調査

上記の結果から、20代は1回目の転職が最も割合が多く、2回目からは減っているのが分かります。そのため、3回以上の転職歴がある20代の方は、面接で「転職を繰り返している人」と認識されやすい傾向にあるようです。ただし、過去に働いていた職種や業界と一貫性があったり、明確な転職理由があったりする場合は、転職を繰り返すことが必ずしもマイナスイメージになるとは限らないでしょう。

参照元
厚生労働省
雇用の構造に関する実態調査

転職を繰り返す人の心理とは?

「不満が解消されない」「もっと良い転職先があるはず」といった考えから、短期離職と転職を繰り返す人は少なくありません。以下では、転職を繰り返す人がどのような心理なのかを解説します。これまで転職を繰り返してきた方は、自身に当てはまる内容があるかチェックしましょう。

給与を上げたい

給与アップを目的に転職したものの理想の金額に届かず、もっと給与を上げたいという思いから転職を繰り返す人は珍しくありません。年収は、前職までの経験やスキル、保有する資格などを考慮して決定されるため、急激に給与を上げるのは難しいのが実情です。しかし、「もっと自分の価値に見合った給与をもらいたい」と考え、納得のいく給与を得られるまで転職を繰り返す人もいるでしょう。

キャリアアップしたい

転職を繰り返す心理が、「キャリアアップしたいから」という人もいます。具体的なキャリアプランを立てて転職しても、「転職先でやりたい仕事に就けなかった」「この会社ではキャリアプランを達成できない」などの理由で、より良い環境を求めて短期離職を繰り返す場合もあるでしょう。

人間関係を改善したい

人間関係を改善したいと思っている方も、転職を繰り返すことがあります。特に、人と話すのが苦手な方や人間関係の構築が苦手な方などは、いじめやハラスメントといった明らかな原因がなくても「この会社には馴染めない」と判断してしまい、早期に退職してしまう傾向が強いようです。

未経験OK多数!求人を見てみる

転職を繰り返す人に多い特徴や原因

転職を繰り返す人には、いくつか共通する特徴や原因があります。転職を繰り返す人すべてが該当するわけではありませんが、自身に当てはまっている性格や特徴がないか、以下の内容をチェックしてみてください。

特徴

転職を繰り返す人に該当しやすい特徴は、以下のとおりです。

不安になりやすい

不安になりやすいと、現状や会社での立場などに常に不安を抱いてしまい、転職を繰り返す場合があります。「ずっとこの企業にいてキャリアアップができるのか」「△△の仕事がうまくできないから、自分はこの企業に合っていないかも」などと考えてしまうようです。

嫌なことがあるとすぐに逃げる

嫌なことがあるとすぐに逃げるのも、転職を繰り返す人に当てはまりやすい特徴の一つです。仕事をしていれば、ときには嫌なことやつらいことに直面する場面もあるでしょう。しかし、その度に「もうこの企業で働きたくない」と思ってしまうと、どこに転職しても嫌なことから逃げられず、転職を繰り返すことになってしまいます。

物事に対して飽きやすい

物事に対して飽きやすいと、業務が問題なくこなせるようになってきた段階で仕事にも飽きてしまう場合があります。20代の転職であれば「たくさんの経験を積んでいる」と評価されることもありますが、30代以降は「飽きっぽく根気がない人」と見られやすくなってしまう可能性が高いでしょう。

人間関係を築くのが苦手

転職を繰り返す人の心理とは?」でも触れたように、人間関係を築くのが苦手な人は、同僚や上司との関係が悪くなるとすぐに転職を考えてしまう場合があります。苦手な人がいても何とか意思疎通を図る、必要最低限の関わりだけを持つように努めるといったことができず、「関係を改善するよりも転職したほうが早い」と思ってしまうようです。

プライドや理想が高い

プライドや理想が高いのも、転職を繰り返しやすいタイプといえます。自分の力をもっと発揮できる場所がある」「今の環境では能力が活かせない」と考え、転職を繰り返す傾向にあるようです。今の仕事と深く向き合わずに職場を変えてしまうため、本来年齢に沿って徐々に身につくはずのスキルがなかなか身につかないでしょう。

原因

転職を繰り返す人に該当しやすい原因は、以下のとおりです。

やりたいことがはっきりしていない

やりたいことがはっきりしておらず、「なんとなく今の職場が合わない」という理由で転職をすると、仕事が長続きせずに転職を繰り返してしまいがちです。自分の望みをはっきりさせないまま転職活動を行っても、納得のいく職場は見つけにくいでしょう。転職を成功させるには、転職の目的と転職先に求める条件を明確にするのが鉄則です。自分の適性や志望について把握していないと、転職の目的と条件の明確化ができないため、長続きする仕事がなかなか見つかりません。

自己分析を行っていない

自己分析を行っていないことも、転職を繰り返す原因の一つです。自己分析を行わないまま転職活動を進めると、企業とのミスマッチが多くなります。その結果、どこの会社に転職しても満足できず、転職を繰り返すことになってしまうでしょう。自己分析については、後述する「転職活動を始める前に自己分析を行う」で詳しくご紹介します。

「転職活動は1人でするもの」と思い込んでいる

「転職活動は1人でするもの」と思い込んでいる場合も、不採用が続いたときに面接での反省点が客観的に見つけられず、悪循環に陥ってしまいやすいでしょう。もちろん、1人で転職活動を行って内定をもらえることもあります。しかし、家族や友人、転職エージェントなどに相談せず1人で転職活動を行っていると、面接で改善すべきことに気付けず延々と同じミスを繰り返してしまうでしょう。

転職を繰り返す人が採用されるための5つの方法

転職を繰り返す人が採用されるための5つの方法の画像

転職を繰り返すと、内定をもらうことが徐々に難しくなっていきます。ここでは、転職を繰り返してきた人が採用されるための方法をご紹介するので、不採用が続いているとお悩みの方は参考にしてみてください。

1.転職理由に一貫性があることを伝える

これまで同業種への転職を繰り返してきた人は、転職理由に一貫性があることを伝えましょう。ただやみくもに転職していたわけではないとアピールできれば、転職回数の多さを納得してもらえる場合があります。

2.柔軟性をアピールする

柔軟性のある人はどのような職種・業界でも重宝されやすいので、これまで転職してきた企業で具体的なエピソードがあれば、面接でアピールすべきでしょう。ただし、「柔軟性があります」とだけ言っても採用担当者には伝わらないので、業務で得た学びや気付き、成果などと絡めて話すことが大切です。

3.応募した企業を最終転職先にしたいと伝える

採用担当者に職歴を見られれば「この人は転職を繰り返す人かも」と警戒される恐れがあるため、面接では、応募先企業を最終転職先にしたいという意志を伝えましょう。これまで転職を繰り返してきた事実を素直に反省しながら、企業への熱意を伝えることで真剣さをアピールできます。

4.転職先で活かせる経験をアピールする

前職までの仕事のなかに、応募先で活かせる経験があれば積極的にアピールしましょう。転職を繰り返していても、戦力になると判断されれば採用に一歩近付きます。応募先の企業についてしっかりと研究し、今までの自分の経験から何を活かせるか洗い出してみましょう。

5.自分が企業に貢献できることを伝える

「入社したらその企業でどのように貢献できるか」を伝えることも大切です。現職、または前職で何の仕事をして、どのように貢献してきたかを整理してみると、アピールポイントが見つかりやすくなります。「中途採用面接の流れやマナーは?要点を押さえて就職・転職を成功させよう!」では、転職における面接の準備や聞かれやすい質問について解説しているので、こちらもあわせてご覧ください。

転職を繰り返す6つのデメリット

転職を繰り返す6つのデメリットの画像

20代で1回や2回の転職なら問題はありませんが、3回、4回と転職を繰り返す人材に対して、企業はシビアな目線を向ける場合があります。ここでは、転職を繰り返すことでどういったデメリットがあるのか確認しましょう。

1.採用されにくくなる

企業は一定のコストをかけて採用活動をしているため、短いスパンで転職を繰り返す人は「雇ってもすぐに辞めてしまう」と思われてしまい、採用されにくくなります。面接官が納得できる短期離職の理由がなければ、「忍耐力がない」「一つの仕事を長く続けられない」と判断されてしまうでしょう。

2.年齢を重ねても年収アップが期待できない

転職を繰り返すと、年齢を重ねても年収アップが期待できなくなってしまいます。転職直後は新入社員と同じ立場からスタートになるうえに、本来時間をかけて身につくべきスキルが身についていないと昇進の道も遠ざかってしまい、なかなか年収アップにはつながらないでしょう。

3.スキルが身につかない

短期間で転職を繰り返すと、充分な専門性やスキルが身につきません。スキルがないと転職先の選択肢が狭まるため、転職を重ねるたびに年収が落ちていくというパターンになりがちです。度重なる転職は、キャリア形成にもマイナスの影響を及ぼす点を覚えておきましょう。

4.簡単な仕事しか任されなくなる

転職を繰り返す人は、採用されても「またすぐに辞められたら困る」という理由で、簡単な仕事しか任されない可能性があります。仕事に慣れる前に転職を繰り返していると、いつまでも新人扱いのままなので、前述のように専門性の高いスキルが身につかず、重要な仕事には携われない懸念が出てくるでしょう。

5.社会的な信用度が落ちる

転職を繰り返すと「長期的なプランを考えられない人」「根気が足りない人」というイメージを持たれてしまい、面接の場だけでなくプライベートにおいても社会的な信用が落ちるリスクもあります。家族や親しい友人であればその人の性格や人となりを知っているため、関係が悪いほうへ変化するリスクは低いでしょう。しかし、関係が浅い人に対してはマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。

6.辞め癖がつく

転職を繰り返すことに慣れてしまうと、職場や仕事に不満が出たとき「また辞めればいいや」と考えるようになり、辞め癖がついてしまいます。転職回数が増えていくと、そのたびに転職の条件が悪くなりスキルも身につかないという悪循環に陥ってしまいます。
転職を繰り返すジョブホッパーの特徴やデメリットを知りたい方は「ジョブホッパーとは?転職を繰り返すメリットと働き方の特徴」にて、詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてください。

「転職を繰り返すのは嫌…」長続きする職場の見つけ方

「転職を繰り返すのは嫌…」長続きする職場の見つけ方の画像

ここでは、転職を繰り返す人向けに長続きする職場の見つけ方を解説します。「転職は最後にしたい」「一つの会社で長く働きたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

今の仕事に慣れるまで転職は待ってみる

今の会社が合わないと感じても、仕事に慣れるまで転職は待ってみましょう。20代で転職を繰り返しているのであれば、現在の職場の在籍期間はそう長くないはずです。最初は苦手だと思っていた仕事でも、繰り返すなかでやりがいや面白さを感じることは少なくありません。早まった転職をしたことで「やっぱり前の会社のほうが良かった」と後悔する可能性もあるので、労働環境に問題がない限り今の仕事を続けてみることも選択肢の一つとして考えてみてください。

転職活動を始める前に自己分析を行う

転職活動を始めるときは、最初に自己分析から行いましょう。自己分析を行っていない」でも触れたとおり、自己分析をしない人は転職を繰り返しやすい傾向にあります。自己分析とは、就職活動や転職活動にあたり、自分の長所や短所・価値観などを分析して、自分の特性について知る作業です。「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」では自己分析のやり方について詳しく解説しているので、こちらを参考に自己分析を行ってみましょう。

仕事に求めるものを洗い出す

仕事に求めるものを洗い出すことで、転職の目的が明確化されミスマッチを防ぎやすくなります。給与ややりがい、人間関係など、転職に求めることは人それぞれです。洗い出したものに焦点を当てて、自分の希望が叶えられる企業を探してみましょう。

転職エージェントを利用する

転職活動が難航している場合、転職エージェントの利用がおすすめです。転職エージェントでは求人紹介だけでなく、プロのアドバイザーから面接対策や応募書類の添削もしてもらえるため、内定の確率を上げることができるでしょう。また、求人は一人ひとりの希望に合致したものを紹介してもらえるので、ミスマッチから転職を繰り返すリスクを減らせるのもポイント。不採用になってしまったときも、何がいけなかったのかを一緒に考えてもらえるため、反省点を次の面接に活かすことができます。

転職エージェントのハタラクティブでは、20代の転職活動をサポート。アドバイザーがヒアリング結果に沿った求人をご紹介するので、ミスマッチの不安を軽減できます。「転職を繰り返しているから選考に受からないかも…」とお悩みの方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。

転職を繰り返すのを辞めたい方へお悩みFAQ

ここでは、転職を繰り返すのを辞めたい方によくあるお悩みについてお答えします。

転職を繰り返す人に特徴はある?

必ずしも該当するとは限りませんが、転職を繰り返す人は自己分析を行っていない、やりたいことがはっきりしていないなどの特徴が当てはまる傾向にあります。また、不安になりやすかったり物事に飽きやすかったりする側面がある方も、転職を繰り返しやすいタイプであるといえるでしょう。詳しくはこのコラムの「転職を繰り返す人に多い特徴や原因」で解説しているので、ご参照ください。

転職は何回まで繰り返して良い?

転職回数は何回までという明確な決まりはありません。しかし、20代で3回、30代で4回、40代で5回以上転職している人は、「転職を繰り返すことが多い人なんだな」と思われやすいのが現状です。よって、年代別にこの回数を転職回数の目安と認識しておくのが無難といえるでしょう。「短期間で転職を繰り返す理由は?自分に合う会社を見つける方法も解説!」では、転職を繰り返す原因や短期離職をカバーする方法について解説しているので、ぜひご覧ください。

転職を繰り返す人は採用されなくなる?

転職を繰り返すことで次第に採用されにくくはなるものの、20代や30代の方は面接でのアピール次第で内定をもらうのは不可能ではありません。ただし、キャリアや実績がない場合、40代・50代と年齢を重ねるにつれ転職の難易度は上がっていくため注意しましょう。「転職回数が多いと採用されない?」では、転職回数による選考の有利・不利について触れています。こちらも参考にしてみてください。

どのような転職サイトに登録すべき?

転職サイトは、自分の年齢や転職したい業界に特化しているものを選んで登録するのが良いでしょう。ただし、転職サイトで面接対策まではしてもらえないので、求人紹介だけでなく転職活動自体をサポートしてほしい人は、転職エージェントのほうがおすすめ。ハタラクティブでは20代の若年層向けに転職のサポートを行っているので、ぜひご利用ください。

この記事に関連するタグ