ジョブホッパーとはどんな人?メリットとデメリットを解説します

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この記事のまとめ

  • 一般的に、2~3年以内に転職を数回以上繰り返している人をジョブホッパーという
  • ジョブホッパーのメリットは行動力があり社会経験が豊かなことなどが挙げられる
  • ジョブホッパーのデメリットは堪え性や協調性のなさを疑われやすいことが挙げられる
  • ジョブホッパーは、企業側から「すぐに辞めてしまうのでは」と懸念されやすい
  • ジョブホッパーを卒業するために、転職エージェントの利用も視野に入れてみよう

ジョブホッパーとは、一つの会社の在籍期間が短く、転職を何度も繰り返す人のことを言います。企業側から見たジョブホッパーのイメージや、メリット・デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

このコラムでは、ジョブホッパーとして転職を繰り返す人の性格や特徴、メリットやデメリットについて解説します。転職回数が多い方やジョブホッパーについて知りたい方は、参考にご覧ください。

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ジョブホッパーとは?

ジョブホッパーとは、2~3年など短期間での転職を数回以上繰り返している人のこと。由来は、「転職を繰り返す」という意味の「ジョブホッピング」です。
ジョブホッパーには、年収やキャリアの向上を目的に転職するという意味合いもありますが、企業から「一つひとつの仕事経験が浅い」「実績が少ない」といったマイナスイメージを抱かれることもあるようです。

転職回数の多さによる採用率が気になる方は、「転職回数が多いと不利になる?面接や履歴書で強みをアピールするコツ」のコラムも参考にしてみてください。

ジョブホッパーの目安

一般的にジョブホッパーと認識されるのは、「3年程度で転職を繰り返す」「20代なのに複数社を経験している」「20代では転職経験がないのに30代になったら数年ごとに転職を繰り返している」などが該当します。

明確な定義や規定はありませんが、年齢や社会人経験に対して明らかに転職回数が多い人はジョブホッパーと認識されるでしょう。

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ジョブホッパーは企業から良い印象を持たれないことが多い

日本の企業にとってジョブホッパーは、受け入れられにくい存在であるといえます。多くの日本企業では、「一つの会社では3年以上働くことが当たり前」という考え方を持っているからです。

短期間での転職が多いと、企業から「短期間で会社をやめる=本人に問題がある=採用しても自社にデメリットが発生する」と懸念されることもあるでしょう。

転職回数の多い方は、企業側に良い印象を持ってもらうために、「20代前半で転職回数が多いと不利?好印象を与える5つのコツ」のコラムも合わせて参考にしてみてください。

ポジティブな印象を与えられるジョブホッパーもいる

「ジョブホッパーの何が悪い?」と思う方もいるでしょう。ジョブホッパーは、一概にネガティブな印象を持たれるわけではありません。たとえば、これから成長してくれれば良いと考える経営者や採用担当者もいるでしょう。

ジョブホッパーには、「短期間で新しい分野の業務を覚える」「さまざまな企業で働いてきた経験を活かす」「新しい環境に馴染む努力が出来る」など、多くの期待を持てる側面もあるからです。また、自分がやりたい仕事を求めることやスキルを身につけることを目的とした転職を、「向上心がある」と好意的にとらえてくれる企業もあります。

転職の軸が一貫しており、ステップアップのための転職をしているなら、前向きに評価されるでしょう。

ジョブホッパーのメリット

ここでは、ジョブホッパーのメリットをご紹介します。ジョブホッパーに良くないイメージを持っている方は、ぜひ参考にしてください。

コミュニケーション能力に磨きがかかる

転職するたびに人間関係を再構築している経験豊富なジョブホッパーは、自然とコミュニケーション能力に磨きがかかりやすくなります。異なる社風の会社でさまざまな性格や年代の社員と関われば、人との接し方がうまくなるでしょう。

コミュニケーション能力は、多くの仕事で重要視されます。社員とすぐに仲良くなれたり、初対面の人とも臆せず話せたりすることは、今後のキャリアにおいても立派な強みといえます。

社会経験が豊かになる

ジョブホッパーは転職を繰り返しさまざまな分野の仕事を経験しているため、社会経験が豊富です。社会経験豊富だと、一つの会社にしか就職経験のない方よりも多角的な視点で物事を判断できたり、新しいアイデアを出せたりします

ジョブホッパーは、一つのことを専門的に極めるより、広範囲にわたって知見を広げ、斬新な構想や企画を生み出すような働きが期待されるでしょう。

常に新しいビジネスを模索できる

1つの会社や仕事に執着しないジョブホッパーは、「次のステップに進みたい」と思ったらすぐに新しいビジネスを模索し始めます。自分に合わない、好ましくないと感じた仕事には早期に見切りをつけて、新しい分野や業界にチャレンジ出来るでしょう。

固定概念にとらわれず、自分にとってより良いビジネスに興味関心を持ち続けられることも、ジョブホッパーの長所の一つです。

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ジョブホッパーのデメリット

ジョブホッパーにはデメリットも存在します。すべてのジョブホッパーに当てはまるわけではありませんが、チェックしてみましょう。

忍耐力がないと思われてしまう

同じ仕事を続けられず転職を繰り返すジョブホッパーのことを、忍耐力がないと思う人もいます。本人がポジティブな理由で転職していても、周囲が前向きにとらえてくれるとは限りません。

家族や友人などから「根気がない」「忍耐力が足りない」と言われてしまい、肩身が狭く感じるジョブホッパーもいるでしょう。

年齢に応じた実績が身につきにくい

ジョブホッパーは短期間での転職を繰り返すため、一つの企業で就業する期間は短め。仕事に活かせるスキルや経験を身につける前に転職するケースもあり、同世代の社会人よりアピール出来る実績が少ないというデメリットが考えられます

人間関係が長続きしない

人間関係を広く築くことが得意なジョブホッパーですが、反対に深く長続きする関係性を築くことはしない、もしくは苦手であるという場合が多い傾向にあります。ジョブホッパーはすぐに転職するため、社員同士である程度仲良くなっても関係が続きにくいからです。

また、日本人は変化より安定を好む傾向があるので、ジョブホッパーは、自分のことを分かってもらえないなどの悩みや疎外感を抱いてしまうことがあるでしょう。

こだわりが強く周囲と対立する場合がある

ジョブホッパーには独自のこだわりが強い方が多いため、周囲と対立してしまうこともあるでしょう。たとえ会社のためになるようなアイデアを出しても、自分のこだわりが前面に出た独創的なものであれば、賛同を得られない場合もあります

自分のこだわりを曲げずに反発する、強引に意見を通すワンマンプレイで周囲から浮かないためにも、ある程度の妥協が出来る心の余裕を持つのが大切です。

協調性に欠けると誤解される

ジョブホッパーは自分の都合で入社と退社を繰り返すため、採用担当者から「協調性がない人は企業側にデメリットが多い」と思われてしまう可能性があります。また、転職の理由がキャリアアップやスキルアップではなく、人間関係などにあるとネガティブな事情を疑われやすくなる場合も。

誤解されないためにも、転職の際は目的と理由を前向きなものにするのが得策です。

ジョブホッパーになる人に多い性格

ジョブホッパーになる人は、好奇心旺盛で行動派な側面を持っているのが特徴です。決してキャリアに対して消極的なのではなく、「いろいろな経験をしたい」という意欲的な気持ちを持っているため、転職を繰り返す傾向にあります。

具体的な性格の特徴について、3つご紹介します。

積極的

ジョブホッパーになる人は、興味関心のある仕事に対して積極的な性格が多いです。実績のない状態での転職活動を億劫に感じる方も多いなか、ジョブホッパーは経験してみたい仕事や勤めたい企業があれば積極的に行動します

転職活動が面倒くさいという考えは基本的になく、やる気に満ちあふれているタイプといえるでしょう。

独自の考えをもとに行動する

周りに流されず独自の考えをもとに行動するのも、ジョブホッパーによく見られる性格です。「大多数の人がこうしているから」という考えにとらわれず、自分の芯をきちんと持っています

そのため、多くの人と同じ作業をする、個人より集団に重きを置く体制の企業には合わない可能性が高いでしょう。

飽きっぽい

ジョブホッパーには飽きっぽい方もいます。しかし、飽きっぽさは裏を返せば、新しいことに興味を持ち続ける性格ともいえます。

ジョブホッパーは、一つの仕事をある程度続けるとモチベーションが下がってしまい、新しい分野や業界にチャレンジしようとする傾向があるようです。

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転職回数が多いとどうなる?ジョブホッパーの末路

この項では、ジョブホッパーを続けた場合の末路を解説します。将来的に同じ職場で長く働きたいと考えている方は、要チェックです。

転職の選択肢が限られてくる

まず、ジョブホッパーを続けていると、年齢を重ねるにつれて転職の選択肢が限られてきます。ジョブホッパーは社会経験が豊富でも実績がないという人も多く、企業側の採用担当者も採用を躊躇してしまいがちです。

また、年齢を重ねてしまうと企業に長く勤務出来る期間も短くなってしまうため、ジョブホッパーとして就職するのは難しくなる傾向にあるでしょう。

アピールできるスキルや経験が減る

続いて、ジョブホッパーはアピール出来る実績が少なく、キャリアを積みにくい働き方といえます。さまざまな職種や業界を経験していたとしても、期間が短くどのスキルも中途半端になりやすいからです。

そのため、専門性の高いスキルや実績を求められる中途採用では、就職が難しくなってしまいます。

重要なポジションや長期的なプロジェクトを担当できない

ジョブホッパーは短期間で転職する可能性が高いと思われてしまい、転職されると困るような重要なポジションや、数年をかけて行うプロジェクトの担当になれない可能性が高いです。

ジョブホッパーはなぜ転職を繰り返すのか考えよう

ジョブホッパーは、転職を繰り返す理由について考える必要があります。勢いのまま行動できるのは長所でもありますが、仕事に不満が出るたびに辞めていては転職の苦労が増える一方です。

「何を目的に転職するのか」を明確にして、キャリアについて真剣に考えてみましょう。

収入アップやキャリアアップの期待

転職を繰り返す理由として前向きなものは、収入アップやキャリアアップの期待などです。しかし、本当にそうした前向きな理由なのかは今一度考えてみる必要があります。

収入が少ないことに対して「評価してくれない」という不満がないか、さらに、「評価してくれない上司は無能だ」と感じていないか、深掘りしてみてください。職場環境や待遇への不満などネガティブな理由で転職を繰り返しているのであれば、一度踏みとどまる必要があります。「今の会社に不満があるから」という理由は、辞めたい理由であって転職の目的とはいえません。

また、仕事内容や職場環境に不満が出る度に転職を繰り返していては、採用してくれる企業は徐々に減ってしまいます。

自分にとってプラスになる転職であれば問題ない

「理想のキャリアが歩めている気がする」「悩みが解消された」「収入がアップした」など、自分にとってプラスの結果になったのであれば、ジョブホッパーとして転職を繰り返したのは成功といえるでしょう。

しかし、入社した会社が理想と違う、前の職場のほうが良かったなど、転職に失敗したことでさらに転職活動を繰り返すのは良くありません。このようなミスマッチは、転職の理由や目的がはっきりしていなかったり、企業研究が甘かったりすることが原因で起こります。今の会社を辞めたいという気持ちだけで転職活動をしていると、同じ失敗を繰り返す可能性が高いです。

転職活動では、別の会社に移ることが自分にとってプラスになるかどうかまで考えて行いましょう。

転職に失敗するケースや、成功している人のポイントについては「転職のありがち失敗例を紹介!後悔しない選択と成功のコツとは」のコラムも参考にご覧ください。

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ジョブホッパーを卒業する3つの方法

ジョブホッパーを卒業するためには、転職をせずにスキルを磨くことが大切です。転職を繰り返すことにより、スキルや経験が身につかないのはもったいないので、一つの企業で活躍できるレベルまでスキルを磨き、ジョブホッパーを卒業しましょう。

1.一つのスキルを極める

ジョブホッパーを卒業するなら、転職しなくて済むよう一つのスキルを極めましょう。ジョブホッパーを続けるリスクとしてスキルが身につかないことが挙げられます。

アピールになるスキルを持っていなければ、年齢を重ねたときに転職が難しくなる可能性も。早い段階から自分にとってアピールになるスキルは何かを考え、身につくよう意識することが大切です。

2.転職をやめる

ジョブホッパーを卒業するなら、転職をやめましょう。転職市場では、2回より3回、3回より4回と、1回でも転職が多いほど評価が下がる可能性が高まります

「これまでより頻度を下げれば転職しても良いのでは?」と考えてしまうと、ジョブホッパーは卒業できません。転職をやめるには、転職しなくても良い企業に就職する必要があるでしょう。

3.プロに相談する

「今までジョブホッパーを続けてきたけど、そろそろ一つの会社に腰を落ち着けたい…」と思っている方は、プロである転職エージェントに相談するのがおすすめです。

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ジョブホッパーに関するFAQ

ここからは、ジョブホッパーの転職に関する質問をご紹介します。

ジョブホッパーは企業側にとって何がメリットなのでしょうか?

ジョブホッパーは一つの経験や実績は少ないものの、さまざまな仕事に対する適応の速さに長けている傾向にあります。そのため、教育が楽であると思われる傾向にあり、企業側の人材に関わるコストを最小限に抑えることにもつながります。

キャリアチェンジし過ぎていて面接でアピールできる実績がありません

ジョブホッパーは好奇心旺盛で行動力があることがアピールポイントなので、実績より内面的な人間力をアピールすると良いでしょう。

詳細は、「『好奇心旺盛』を自己PRに活かそう!伝える方法とOK・NG例文を紹介」のコラムを参考にしてみてください。

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キャリアプランの立て方については「『3年後の自分』はキャリアプランをもとに考える!仕事に関する例文を紹介」のコラムで例文つきで紹介しています。ぜひ参考にしてください。

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