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【このページのまとめ】
・民間企業から公務員への転職で後悔した理由は、「激務になった」「給与が減った」など
・民間企業は「経済活動」、公務員は「国民への奉仕」を活動目的としている
・公務員に向いているのは、地域に貢献したい人や異動に柔軟に対応できる人
・民間企業に向いているのは、想像力を活かして仕事をしたい人や実力主義で働きたい人
民間企業から公務員に転職した際、「公務員は思っていたより激務で辛い」「前職の方が給料が良かった」など、転職を後悔することがあるかもしれません。
また、想像していた仕事内容と実際の業務とのギャップを感じることもあるのではないでしょうか。
転職してからわかる、民間企業と公務員それぞれのメリットやデメリット。
ここでは、民間企業と公務員の違いや、それぞれのイメージとギャップ、公務員に向いている人の特徴などをご紹介します。
「安定した職業」というイメージの強い公務員。
しかし、民間企業から公務員へと転職した人の中には、転職を後悔している人もいます。
では、どういったことが転職を後悔する理由となるのでしょうか。
どの企業・職場でもいわれることですが、人間関係に悩む人は多いようです。
特に就労人数が少なく外部との関わりが少ない職場の場合、小規模のコミュニティの中に溶け込むのを苦痛に感じてしまう人がいるでしょう。
職場で働く人数が少ないと風通しが悪くなり、人間関係の問題が生じることは少なくないようです。
「公務員は定時で帰れると思い転職したが、実際はとても忙しく、残業をすることもある」「世間が思う公務員のイメージと実際の仕事内容とのギャップに戸惑った」などが転職を後悔した理由に挙げられます。
「地域のために貢献したい」という思いから市役所で働いたとしても、市民からのクレーム対応が重なると、ギャップを感じる場合があるようです。
事務手続きや書類作成などのルーチンワークが自分に合わず、仕事のモチベーションが上がらないという声も。
また、地方への転勤が多いため、家族がいる方は引っ越しや子どもの転校、編入などを負担に感じるでしょう。
公務員の場合は年功序列制を採用する職場が多いため、「仕事の能力を評価してもらえない」という意見もあります。
中には、「仕事の能力が十分ではない上司の給与が多いことに、納得がいかない」という声も。
「自分の能力が評価され、役職がつく」ということが少ないのが、モチベーションの低下につながるようです。
次の項目では、民間企業の社員と公務員の違いをご紹介します。
民間企業の社員と公務員では、どのような違いがあるのでしょうか。
活動目的の違いも含めて、その概要を確認していきましょう。
民間企業とは、営利目的で経済活動を行う組織のこと。
民間企業は「私企業」とも呼ばれ、一般に企業というと民間企業を指す場合が多くなります。
公務員とは、国および地方公共団体に属して職務を行う者のこと。
国会や裁判所、省庁、自衛官など国が運営する機関に属する公務員を「国家公務員」、警察官や消防官、市区町村役場の役員など地方公共団体に属する公務員を「地方公務員」といいます。
公務員と民間企業には以下のような違いがあります。
民間企業の活動は主に営利を目的とし、商品やサービスの対価に報酬を得ることで利益を生んでいます。
公務員は国民への奉仕を活動目的とすることから、利益を得るための活動(経済活動)は行いません。
民間企業の主な活動資金は、商品やサービスなどを提供して得た報酬や、株券を発行することで得られる利益など。
公務員の活動資金は、主に税金で賄われています。
次の項目では、民間企業の社員や公務員に向いているタイプをそれぞれ見ていきましょう。
この項目では、民間企業に向いている人、公務員に向いている人の特徴をそれぞれご紹介します。
・利益を追求するために創造力を活かして仕事をしたい人
民間企業では、自社の商品やサービスをどのように売り上げるか、またどれだけ顧客を増やすことができるか、といったことを考える力が求められます。
そのため、新しいことに挑戦したい人やクリエイティブな仕事をしたい人に向いているでしょう。
企業によっては、技術面だけでなく内面性やその人の持つビジョンを重視して採用することもあります。
・実力主義、成果主義で働きたい人
民間企業では常に「革新」を求められます。
そのため、民間での仕事は、競争心を持ちながら新しいアイデアを生み出すのが好きな人や、若いうちに成果を出して、会社に貢献したい人に向いているでしょう。
民間企業にはインセンティブ制度や賞与、昇給制度などがあり、成果が報酬に反映されるため、仕事に対するモチベーションが上がりやすいのが特徴です。
・地域社会のために貢献したい人
公務員は国全体への奉仕を活動目的とし、地方公務員であれば市民に耳を傾け「地域に寄り添うサービス」を提供します。
そのため、奉仕精神のある人や、地域社会に貢献したい人に向いているでしょう。
・異動に対応できる人
公務員は異動の多い職種です。家族がいる場合、子どもの転校や編入、各種手続きなどを行う必要があるため、柔軟に対応できる人が向いているでしょう。
・コミュニケーションをとるのが好きな人
公務員は、地域との交流を図りながら公的サービスを提供します。
市役所や図書館などの公共施設での対応など、地域住民と直接関わる機会が多い職種のため、コミュニケーション能力の高い人が公務員に向いているでしょう。
公務員は雇用や給与が安定していると考え、魅力に思う人は多いかもしれません。しかし、イメージだけで転職をするのは危険です。
自分が民間企業と公務員のどちらに向いているのか、ご紹介した内容を踏まえて一度考えてみましょう。
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