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在学中から公務員試験を目指し、既卒後もチャレンジしましたが不合格となりました。 民間に切り替えて就職活動したいのですが、気をつけたほうが良いことはありますか?
在学中から公務員を目指しており、既卒後も公務員試験にチャレンジしましたが不合格となりました。民間に切り替えて就職活動したいのですが、気をつけたほうが良いことはありますか?
「仕方なく民間を受けている」という印象を払拭するのが大切。公務員志望だった事実を隠す必要はないので、「なぜ民間なのか」「どうしてその企業を選んだのか」を明確にして、面接官にアピールしましょう。
◆志望動機を伝える際の注意点近年、人気の就職先となっている公務員。
やはり狭き門ではあるため、学力試験はもちろんですが、惜しくも面接で落ちてしまったという方からもご相談をお受けすることが増えています。
公務員志望から民間企業志望へと転向する場合の、対策ポイントや注意点を解説します。
卒業後に民間企業での就職活動を始めるケースでは、「既卒」という立場で就活することになります。
その際にまず対策しておきたいのが、「在学中の就職活動について」や「卒業後に何をしていたのか」という質問への回答。
公務員を志望していた方の中には、そのことを隠したほうがいいの?と悩まれる人がいますが、嘘をつく必要はありません。正直に、「在学中から公務員を目指しており、卒業後も公務員試験の勉強をしていた」と答えましょう。
ただし、大切なのは伝え方。公務員から民間企業へと志望転向した場合には、面接官に「本当はまだ公務員を目指しているんじゃないか」「仕方なく民間を受けただけでは?」という疑念を抱かせてしまう可能性が高くなります。
そう思われないためにも、民間に転向したきっかけと、なぜその企業を志望したのかを伝えられると良いでしょう。
働きながら公務員試験を目指しているのでは?という懸念を払拭するためには、「公務員試験に挑戦するのは卒業後○年と決めていました」というように、あらかじめ期間を決めていたと話すことが効果的です。
なぜ今就職活動をしているのか…という部分も説明できるので、活用してみましょう。
経歴上どうしても、仕方なく民間を受けていると思われやすくなってしまう公務員志望からの就活。
都合の悪い部分を隠していた、という印象を与えないためにも、面接官から聞かれる前に自分から伝えるとさらに良いかもしれません。
公務員志望の方が民間企業を受けられる場合、なぜ民間企業を志望したのかという部分を志望動機の軸としてしまいがちなので注意しましょう。
企業の採用担当者が知りたいのは、「なぜ民間企業なのか」ではなく、「なぜウチの企業で働きたいのか」という部分。
民間企業全般の特徴、良さにとどまらず、志望する企業に特化した志望動機を作成できれば、「仕方なく受けている」という疑念を払拭できるでしょう。
事前に業界研究、企業研究をしっかり行うことがポイントとなります。
「社会貢献できる仕事がしたい」「困っている人を助けたい」など、公務員を志望していた理由とリンクさせられれば、さらに説得力があるものになりますよ。
また、公務員を諦められた方の中には、嫌々…という気持ちで民間企業を受けられている方もいます。
そこまでは思っていなくとも、どこかで「民間よりも公務員のほうが上」というような気持ちを持っていると、思わぬ失言をしてしまう可能性も。
面接に行くからには「働きたい」という気持ちを持ち、失礼がないように心がけましょう。
最後に、経歴や志望動機の答え方の例をご紹介します。
〈回答例〉
「学生時代は公務員を目指して公務員試験準備をしていたため、企業への就職活動をしておりませんでした。
在学中から公務員試験への挑戦は○年までと決めていたこと、既卒となった立場で自分のキャリアを考え直した結果、○○の分野で働きたいと考えたことから、現在民間企業での就職活動を行っています。
公務員を志望したきっかけである「社会貢献できる働き方」は、御社の××という部分にも通じることだと思います。
今後は御社の強みである××の分野で精一杯頑張りたいと考えているため、御社を志望いたしました」
上記はあくまで一例のため、自分の経歴や志望する理由に応じてアレンジしてみてください。
ご自身の経歴に自信を持ちながらも、志望動機を明確にし、謙虚な姿勢で就活を行うことが大切です。
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