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既卒の就活は厳しい?実態と就職サイト・エージェントの活用方法を解説!

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【このページのまとめ】

  • ・既卒とは、学校を卒業後3年以内で一度も就職していない人を指すのが一般的
  • ・既卒の就活は新卒と比べて難しい面もあるが、年齢が若いため十分就職できる
  • ・既卒の就活は、できるだけ早く積極的に行動するのがポイント
  • ・既卒の就活では、「なぜ就職しなかったのか」を前向きに説明することが大切
  • ・既卒は、エージェントなどの就職支援サービスを活用するのがおすすめ

監修者:吉田早江

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントとして数々の就職のお悩み相談をしてきました。言葉にならないモヤモヤやお悩みを何でもご相談下さい!

既卒の就活は、新卒と比べて情報収集が難しい面や、面接で「なぜ就職しなかったのか」といった厳しい質問をされやすい点から、不安を感じることも多いのではないでしょうか。既卒の方は、自分の過去や現状としっかり向き合ったうえで積極的に行動することが大切です。このコラムでは、就活アドバイザーが解説する「既卒になった理由の答え方のコツ」をご紹介。既卒の就活を成功させたい方は、ぜひご覧ください

よくあるお悩み相談
「既卒」は企業にとって中途と同じ?
面接が苦手…どう準備すればいい?

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就活における既卒とは

就活における既卒とは、学校(高校・大学・専門学校など)を卒業後3年以内で、一度も就職していない人を指すのが一般的です。平成22年の厚生労働省の発表では、卒業後3年以内の既卒者を新卒枠で応募受付するよう事業者に呼びかけました。そのため、企業によっては卒業後3年以内の既卒者は、新卒扱いになる場合もあります。

第二新卒とは

就活における第二新卒とは、学校(高校・大学・専門学校など)を卒業後3年以内で、一度就職し早期退職している人を指します。第二新卒には正社員経験があるため、ビジネスマナーや業務スキルなどを有しているのが特徴です。第二新卒は、素直さや柔軟性を持ち合わせた若い人材として、採用の場での需要が高いといわれています。

既卒と第二新卒の違い

先述したように、既卒と第二新卒はどちらも学校を卒業して概ね3年以内の人を指しますが、「正社員経験の有無」に違いがあります。一度も就業したことのない人が既卒、一度正社員として就職したことのある人が第二新卒です。採用の場では、既卒と第二新卒を区別して考えられることが多いため、きちんと理解しておきましょう。

企業が既卒者の採用で重視する項目

既卒の場合、採用で評価されるのは若さやポテンシャルです。第二新卒や転職希望者のように正社員経験や業務スキル、実績がなくても、以下の項目をアピールできます。

素直さや柔軟性があるか

企業から見ると、素直さや柔軟性のある若い人材は、「育てやすい」メリットがあります。入社後に、研修やOJTなどで教えられたことを積極的に吸収できることをアピールしましょう。

入社意欲や熱意があるか

入社意欲や熱意のある人材は、「入社後に実績をつくってくれそう」「長期的に働いてくれそう」と判断されます。やる気をアピールできないと、「採用してもすぐに辞めてしまうだろう」とマイナス印象を与えるため、気をつけてください。

社風や職場に馴染めそうな人柄か

社風や職場に馴染めそうかどうかは、応募者の人柄や価値観から判断されます。採用担当者から「一緒に働きたい」と思ってもらうためにも、企業の社風や特色は就活が本格化する前によく確認するのがおすすめです。

参照元
厚生労働省
3年以内既卒者は新卒枠で応募受付を!!

既卒の就活は厳しいってホント?その実態は?

既卒の就活は、新卒よりも難しくなる傾向がありますが、年齢が若いため就職は十分可能です。それでも不安な方は、新卒に比べて不利といわれる理由を確認してみましょう。

新卒一括採用の規模が大きい

日本では、新卒一括採用の風土が根付いているため、企業も新卒枠を多く設けています。既卒が挑む可能性のある中途採用よりも新卒採用の規模のほうが大きいため、「既卒の就活は不利だ」と感じるのでしょう。中途採用を受ける場合、企業は即戦力を想定しているため、正社員経験のない既卒は厳しい現状に立たされます。とはいえ、先述したとおり既卒を新卒扱いしてくれる企業も増えています。あまり不安になる必要はないので安心してください。

既卒に対するマイナスイメージがある

既卒に対して、「本人に問題があり就職できなかったのではないか」といったネガティブなイメージを持つ人も少なくありません。そのため、新卒の選考よりも、将来のビジョンをしっかり準備し、アピール方法も工夫する必要があります。既卒の就活は、「なぜ応募先企業なのか」「どのような能力を活かせるのか」「どんなことを成し遂げたいのか」などを具体的に示し、企業の不安要素を払拭できるかどうかが内定を得る鍵になるでしょう。

既卒が正社員就職を成功させる8つの就活準備

ここでは、これから正社員就職を目指す既卒の方に向けて、就活準備のポイントをご紹介します。既卒だからこそ準備しておきたい項目ばかりですので、正社員になれるか不安な方は以下をしっかり押さえましょう。

1.時期にこだわらずにできるだけ早く行動を起こす

既卒の就活はスピード感と積極性が大切です。既卒の就活は通年採用に応募することになるため、スタートする時期にこだわる必要はありません。就活したいと思ったら、できるだけ早く行動しましょう。

先述のとおり、既卒の就活は新卒より不利な面があるものの、10代・20代は人柄や意欲が評価されるポテンシャル採用が多いため、就職のチャンスは十分にあります。「既卒だから就職できない」と消極的になっていては、それだけ行動が遅れることに。できるだけ多くの企業の情報を集めて積極的に応募すれば、就職の可能性も上がってくるはずです。

2.自己分析で自分の強みを見つける

自己分析を行い、企業にアピールできる強みを見つけましょう。自己分析は既卒に限らず就活に必要な準備です。自分の過去の経験から頑張ったことや達成したことを振り返り、長所や短所、価値観などを考えてみてください。

企業は既卒者の人となりや自社との相性、物事に取り組む姿勢を重視するため、出来事の内容は小さなことでもかまいません。大きな実績がないからと無理に新しいことを始める必要はないので、肩の力を抜いて考えましょう。どうしても難しい場合は、身近な人に自分のことを聞いてみる「他己分析」を行うのも手です。

3.業界・企業研究といった情報収集は念入りに行う

新卒に比べて情報収集の機会が少ない既卒は、業界・企業研究を徹底して行いましょう。念入りな情報収集ができれば、選考対策を万全にできるだけでなく、入社後のミスマッチを防ぐことにもつながります。

業界・企業研究のやり方は、企業の公式Webサイトや就活本などから情報を得るのが基本です。興味のある企業については、企業理念や事業内容などの基本情報を押さえて面接の準備もしましょう。自分の適職が分からない場合は、Web上で探せる無料の職業適性検査や適職診断を活用してみるのもおすすめです。

4.「既卒歓迎」の求人を探すのがおすすめ

既卒者を積極的に募集している企業は多いです。募集要項に「既卒歓迎」と記載されていれば、ぜひ注目しましょう。既卒を歓迎する求人情報は、既卒向けの就職サイトや、ハローワークなどでも見つかります。また、若年層向けの就活エージェントは既卒歓迎の求人情報を取り扱っている可能性が高いので、相談してみると良いでしょう。

5.スーツ・服装マナーをチェックする

初めて就活する既卒の方は、服装マナーをおろそかにしがちです。スーツは自分のサイズを準備し、シワや汚れがないか、TPOに合っているかを確認しましょう。身だしなみマナーの一環として、アクセサリーや鞄、ベルトといった小物類もチェック。髪型も、就活にふさわしいヘアスタイルを心がけてください。

6.履歴書の書き方を見直す

応募書類を提出する前は、履歴書の書き方やマナーをきちんと見直しましょう。書類選考を通過できるかは、履歴書やエントリーシートといった応募書類の書き方にかかっています。誤字脱字はないか、志望動機は志望先企業ならではの理由になっているか、自己PRは志望先を意識したアピール内容を書けているかなどを意識し、完成度の高い履歴書にしましょう。

7.面接対策を徹底する

面接対策は、繰り返し行ってください。面接では、マナーが守れているか、質問の意図を正しく理解しているか、回答内容が履歴書の情報と合致しているかなどを見られます。また、話を聞く姿勢や表情なども評価を決める材料の一つになり得るので、慣れるまでは鏡を見て練習しましょう。

8.なぜ既卒になったのかを説明できるようにしておく

既卒の方は、「なぜ既卒になったのか」というネガティブ質問に対する答えを用意しておきましょう。事前に準備しておかないと、「えっと…」「その…」と言葉が続かなくなる恐れも。この質問には、「入社してもすぐに辞めてしまわないか」「強い意志で就活に臨んでいるのか」を確認したい意図があります。詳しい答え方は、次の項でご紹介しているので、参考にしてみてください。

就活に失敗はNG?既卒になった理由を説明するコツ

ここでは、先述した「なぜ新卒で就職をしなかったのか?」という質問に対する答え方のコツをお教えします。

20代に特化した就職・転職支援サービス「ハタラクティブ」の就活アドバイザーであり、多くの既卒者の就活をサポートしてきた今澤由起さんに、既卒のタイプ別に、上手な答え方のポイントと回答例を挙げてもらいました。

ハタラクティブ キャリアアドバイザー今澤由起の画像

ハタラクティブ キャリアアドバイザー:今澤 由起 (いまざわ ゆき)

不動産関連会社の営業として4年間勤務した後、2014年にレバレジーズ入社。ハタラクティブの就活アドバイザーとして、年間700件以上の若者の転職支援を担当している。 モットーは「求職者1人ひとりに働く楽しさを伝える」こと。1人でも多くの既卒、フリーターの就職先を見つけるべく、求職者の声にしっかり耳を傾けながらカウンセリングを行っている。

「ハタラクティブを利用する既卒者のタイプは、大きく7種類に分けられる」と今澤さんは語ります。

【グループ1】大手を中心に受けたが内定を貰えなかった

このグループは、新卒の就活で100社以上受けたのに就職できなかったという人たち。伝え方によっては何か問題があると疑われる傾向にあるので、注意が必要だと今澤さんは指摘します。

「メーカー、商社、金融関係など、大手ばかりを狙って就活に失敗した方が目立ちます。そうした人気企業の選考では、求められる経歴やスキルが一段と上がりますし、倍率もグンと高くなります。答え方のポイントは、新卒での就活の問題点をきちんと振り返って回答に盛り込むこと。たとえば、『努力不足だった』『こだわり過ぎていた』といった反省点を盛り込むだけでも評価が上がります。そのうえで、『仕事について視野を広げてみた』とか『就職先に多くの条件をつけていたけれど間違っていた』などと伝えると効果的です」(今澤さん)

回答例

新卒時には大手金融業界に絞って就活していましたが、なかなか上手く行かず、現在も既卒として就活を続ける結果となってしまいました。今では、社会人としての経験がないにも関わらず、人気の高い業界・業種にこだわり過ぎた点を反省しております。現在は視野を広げ、アルバイト時代に培ったコミュニケーション能力を活かして、営業職としての就職を目指しています。

「このグループには、1人で抱え込んで行動してしまう方が多く見られます。そのため、周囲に意見を聞くことで気づきが得られたり、振り返りのきっかけにもなったりするでしょう。その場合、回答自体に『仕事について誰かにアドバイスをもらったこと』を入れ込むのも、有効な方法です」(今澤さん)

【グループ2】新卒のときに就活に力を入れていなかった

「グループ1と違い、新卒の就活で数社に応募しただけで選考に進めなかったり、進めても落ちてしまい、既卒になってしまったりという方々です。しかし、『当時、何も考えていなかったので、適当に就活していたら失敗しました』や、『就活のモチベーションが上がりませんでした』などと答えるのは控えましょう。アルバイトやサークルなど、就活以外に取り組んでいたことがあれば、回答に入れ込んでください。そうすることで、新卒の就活は情熱を傾けられなくて止めてしまったものの、ほかのことに打ち込む熱意があったとアピールできます」(今澤さん)

ただし、「決して嘘はつかないでほしい」と今澤さんは警告。特にアルバイト経歴の詐称は、年末調整などで明らかになるうえ、嘘が発覚すると信用を失い、最悪の場合は内定取り消しや解雇の理由にもなるので、注意してほしいと話しました。

回答例

学生時代には、アパレルショップの店員をはじめ、コールセンターのスタッフ、塾講師と、複数のアルバイトをしていました。ただ、正社員として働く自信がなく、就活には消極的でした。現在は卒業と同時にはじめた飲食店でのアルバイト経験を活かして、接客業、販売業を中心に就活を行っています。当時は何もかもが不安で就活に立ち止まってしまいましたが、今後は前向きに内定がいただけるまで諦めないでいきたいと思います。

【グループ3】アルバイトに熱中し過ぎていた

このグループの既卒者は学生時代、どんな風にアルバイトを頑張っていたのか、数字などを交えて具体的に伝えることがポイントだと今澤さん。

「たとえばバイト先のお店の規模や、何人ぐらいスタッフがいて、そこに週何日勤務していたか。さらにリーダー経験があるなら、何人くらいをまとめていたのかなど、就活まで手が回らなかった理由を混ぜ込んでください。アルバイトも立派な職歴です。ただ遊んでいて就活しなかったわけではないことを伝える大切な材料になります。しっかりアルバイトで培ったことをアピールしましょう」(今澤さん)

回答例

大学時代は居酒屋チェーンのアルバイト副店長として、約10名のスタッフをまとめ、週4日、正午から夜12時ごろまで2年間働いていました。さらにサークルに注力してしまい、就活自体ができていない状況でした。サークルではリーダーを務め、有意義で充実した学生生活でしたが、奨学金の返済が始まったこともあり、せっかくの新卒という機会を棒に振ってしまったことは、非常に後悔し、反省しています。現在はアルバイトでの副店長経験、サークルのリーダーとして培ったコミュニケーション力や判断力を活かして、人の役に立つ仕事に就きたいと考えています。

【グループ4】単位に追われて就活がままならなかった

大学1年~3年生にかけて遊びやサークルなどを優先して授業にあまり出ていないと、4年生で多くの単位を取る必要が出てきます。それが原因で就活に手が回らず、既卒になってしまったのがこのタイプです。

「理系・文系に関係なく、このタイプに当てはまる既卒の方は一定数いらっしゃいます。『なぜ新卒で就職しなかったのか?』への答え方のポイントは、何に熱中して1年~3年生であまり大学に通えていなかったのか、そして4年生でどのくらいの頻度で大学に通っていて就活できなかったのかを、できるだけ明確に伝えることです。過去は変えられないので、1年~3年生で大学に行っていなかった理由については、正直に遊んでいたと答えてもいいんです。大切なのはその後。4年生でどれだけの単位を週何日、何限から何限まで大学に通って取得しなくてはならなかったのか。それを現在、どう思っているのかを詳しく説明してください」(今澤さん)

回答例

大学3年までサークルやアルバイトに熱中して、学業をおろそかにしてしまいました。そのため4年の就活時期に50単位以上取らなくてはならず、週5日、朝から夕方まで授業に出ていて就活に専念できず、就職を逃してしまいました。入学から就職のことを視野に入れておくべきだったのですが、計画性を持たず大学生活を過ごしてしまったことを反省しております。今後はサークルやアルバイトで身につけた経験を少しでも活かしながら、新しいことにも積極的に挑戦し、いち早く御社の売上、事業に貢献できる人材になれるよう尽力してまいります。

【グループ5】家庭の事情で断念した

経済的な問題や家族の介護など、家庭の事情で学生時代に就活ができなくなり、既卒になったグループです。

「たとえば親や親族の介護で就活ができなかった場合、具体的な病状やご自分でその方を介護しなければならなかった理由、介護の期間、介護方法などを答えるようにしてください。介護や経済的な問題は、命や暮らしがかかったとても重要なことです。誰かが必ず対処しなければならないことは、企業側も分かっています。そうした事態にまっすぐ向き合ったことは、企業からの信頼感や評価につながります」(今澤さん)

回答例

大学4年の時に父が脳梗塞で倒れ、後遺症で半身マヒになりました。妹がまだ中学生だったので、母は仕事に出なくてはならず、私が自宅で約1年間、父の介護をしていました。トイレの介助から食事の用意、ヘルパーさんの手配まで行っていたなか、なんとか卒業こそできたものの、就活ができない状態が続き、新卒として就職できませんでした。この度、父が施設に入ったので、自宅で介護する必要がなくなり、既卒として就活をしています。社会人として遅れを取っているため、入社となった際には人一倍努力し、いち早く御社の成長に貢献できる人材になれるよう、仕事に励みたいと考えています。

【グループ6】高難易度の資格取得を目指していたが諦めた

「公務員や公認会計士、弁護士などを目指して勉強していたものの、今は既卒として就活している方々です。ポイントは、なぜその資格を目指していたのかと、なぜ諦めて既卒で就活することになったのか、この2つの理由を答えに盛り込むことです。特に後者の『なぜ資格を諦めたのか』は、企業が確認したがる内容といえます。勉強したけれど受からなかったというのも理由の一つですし、周囲からアドバイスを受けて、ほかの道に気づいたというのも一つでしょう。また、タイムリミットを設けて、それまでに受からなかったら就職すると決めていたという方や、金銭的な事情で資格取得を諦めざるを得なかったという方も結構いらっしゃいます」(今澤さん)

回答例

昔から企業のお金の流れに興味があり、公認会計士になるため在学中から勉強を続けてきました。卒業から2年以内に受からなかったら進路を変えると決めていたので、現在は会計士の道を諦め、既卒として就活をしています。自分の努力不足と計画性の無さが招いたことだと反省するとともに、社会人としてのスタートが遅れたことを、強く自覚しています。そのため入社となった際には、これまでの勉強で得てきた会計や財務、税務などの知識を活かし、いち早く御社で活躍できる人材となり、将来的には予算管理の仕事を担えるようになりたいと考えています。

【グループ6】夢を追っていた

歌手やスポーツ選手など、新卒の就活時期に夢を追っていて、就職しなかったグループ。「なぜ新卒で就職しなかったのか?」に上手く答えるコツは、夢を諦めた決意をしっかり伝えることだと今澤さんは話します。

「企業が確認したいのは、本当にその夢を諦めたのか。ようやく見つけた人材が、入社後『やっぱり夢を諦められないです』と言って辞めてしまったら、企業には大きな痛手です。だから夢に見切りをつけたことを、聞かれる前に伝えるぐらいの姿勢が必要です。夢を断念した理由はさまざまです。バンドを組んでいて、ほかのメンバー全員が就職して1人では続けられないからギターを置いたという方や、俳優を目指して養成所に通っていたけれど、やり切った感じがしたので、これからは趣味でお芝居を続けていくことにしたという方もいました。このようなケースでは、『夢を趣味として続けていく』と言い切ったり、『環境が変わって夢を追う気がなくなった』と伝えると、企業からの安心を得られるケースが多いです。
あとはグループ6でもお伝えしたとおり、期限を設けて夢に取り組んでいた方には、企業が好印象を抱く傾向にあります。だらだらせず、目標達成のために期限を切って動く。それは仕事にも通じますね」(今澤さん)

回答例

学生時代はプロミュージシャンを目指して音楽活動に熱中していたので、就職は考えていませんでした。しかし卒業後、音楽で生計を立てること、そして音楽を仕事にする厳しさを身を持って知り、音楽仲間がどんどん就職していったことで、音楽で食べていくことへの情熱が徐々に薄れていきました。今となっては、これまで仕事と趣味を分けて考えられていなかったことを後悔しており、もっと早く就活すべきだったと反省しています。音楽は今後、趣味として続けていきたいと考えています。今までの甘えた環境から抜け出し、なるべく早く御社のシェア拡大に貢献できる人材になれるように努めてまいります。

既卒におすすめの就活サイト・エージェント活用方法

既卒の就活には、就職サイトや就職支援サービスを活用するのがおすすめです。以下に既卒の方が利用できるサービスをまとめたので、参考にしてみてください。

就職サイト

Web上で探せる就職サイトを使って、既卒向けの求人に応募できます。就職サイトには、新卒向けをはじめフリーター、既卒、第二新卒、転職者向けに用意されたものがあるため、必ず「既卒向け」を選びましょう。また、アパレル、看護、介護、ITなど、特定の業界ジャンルに特化したものもあるので、自分に合ったものを選んでください。

就職サイトで求人情報を検索する際は、先述した「既卒歓迎」のほか、「未経験者歓迎」「経験不問」などから探すのがポイントです。募集要項に記載されている場合もあるので、細かくチェックしてみましょう。

ハローワークやジョブカフェ

ハローワークやジョブカフェといった公的な就職支援サービスでも既卒向けの求人情報は探せます。ハローワークでは、求職者登録を行うともらえるハローワークカードを使って、求人検索端末を用いた仕事探しが可能です。職員への就職相談やセミナーへの参加もできるので、就活方法が分からなくても一つひとつ覚えていけるでしょう。

ハローワークよりも若者に特化したものが、ジョブカフェです。都道府県が主体となって、既卒を含む15歳から34歳まで(原則)の求職者を対象に就職支援をしてくれます。ほかに、わかものハローワークや地域若者サポートステーションなどもあるので、公式Webサイトの「ハローワーク等所在地情報」から探してみると良いでしょう。

就職・転職エージェント

就職・転職エージェントは、求職活動を支援する民間のサービスです。具体的には、アドバイザーによるカウンセリングを行ったうえで、仕事紹介、履歴書作成や面接対策のアドバイス、選考の日程調整などを行います。エージェントには、新卒向け、既卒・第二新卒向け、転職者向けといったジャンルも。アパレル業界、IT業界、介護業界などに特化したものもあります。

「就活がうまくいかない」「一人では不安」「周囲に相談できる人がいない」という既卒の方は、既卒向け・若年層向けのエージェントを活用するのがおすすめです。既卒向けの求人情報を豊富に揃えているため、よりスムーズに応募企業を探せます。また、就活で疑問や不安があったときも、アドバイザーに相談すればすぐに対応してくれるので、心強いと感じるでしょう。

参照元:
ハローワークインターネットサービス
ハローワーク等所在地情報

アドバイザーから既卒で就活する方へアドバイス!

最後に、就活アドバイザーの今澤さんから既卒として就活中の方へのメッセージをご紹介します。

就職を諦めないで!一歩踏み出せば未来が開ける

「確かに、卒業後のブランクをハンディだと捉える企業も一部あります。それでも、人生で少しぐらい職歴に空白があることは、致命的な傷にはなりません。既卒の皆さんはまだ若いので、一歩踏み出せば未来が開けます。

就職・転職エージェントのハタラクティブでは、皆さんが既卒になったことを決して責めません。じっくりお話をうかがったうえで、求人の選び方や履歴書の添削、面接対策など、あなたの就活を丁寧かつ強力にサポートします。

特に面接対策については、就活アドバイザーが複数のご利用者に向けて行う『合同タイプ』と『マンツーマンタイプ』があるのが特徴です。そこでは、『なぜ新卒で就職しなかったのか?』など、答えにくい質問の適切な回答についても、企業の面接傾向や好みに詳しい就活アドバイザーが一緒になって考えていきます。その結果、多くの既卒の方が質問にうまく答えられるようになりました。そういったサポートを積み重ねることで、ハタラクティブには既卒の方が正社員として就職した実績が豊富にあります。

就活の面接では、厳しいことを言われる場面もあるでしょう。でも諦めないでください。そんなあなたを理解して求める企業は、きっとあるはずです」(今澤さん)

既卒の就活に関するお悩みQ&A

既卒で就活をする理由は人それぞれですが、経歴が理由で就活が不利にならないかと不安に感じる方は多いのではないでしょうか?ここでは想定される既卒の就活に関するお悩みをQ&A方式で解決していきます。

職歴なしの既卒が就活でアピールできることは?

学生時代に取り組んだこと、卒業後の取り組み、入社意欲などがあります。特に、卒業後の取り組みにおいて、あなたの受ける企業で活かせる資格を取得し、入社意欲を示すと効果的です。詳しくは「既卒とは?就活難易度や就職するコツを解説」で確認できます。

既卒で就活が不利になるのはなぜですか?

「新卒で就職していない=何か問題がある」というマイナスなイメージを持つ企業が多いためです。また、日本には「新卒で社会人になる」という認識が根付いているため、既卒者は不利になりやすいといわれています。既卒の就活成功のポイントは、面接で、卒業後は何をしてきたのかを前向きに説明できるように準備しておくことです。詳しくは「既卒は就職に不利って本当?その理由と対策まとめ」を参考にしてください。

第二新卒と既卒の違いは何ですか?

第二新卒とは、新卒で入社し、およそ3年以内で退職している人のことです。既卒とは、内定が出ないまま卒業し、正社員として働いていない人のこと。つまり、第二新卒と既卒には、正社員経験の有無という点で明確な違いがあります。第二新卒と既卒の違いについては、「既卒と第二新卒の違いとは?どちらが有利?定義や就職のコツも紹介」でも解説していますので、確認してみてください。

既卒は大学指定の履歴書を使った方が良い?

新卒は大学指定の履歴書を使いますが、既卒の場合はすでに学校を卒業しているため市販の履歴書でかまいません。コンビニやスーパー、書店などで購入できます。履歴書をはじめとする応募書類作成が苦手なら、若年層に特化した就職支援サービスのハタラクティブまでご相談ください。あなたにぴったりの求人をご紹介するほか、サービスの一環として履歴書の書き方や添削も可能です。ご利用はすべて無料ですので、まずはお気軽にご登録ください。

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