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就活の軸の決め方とは?必要性や面接での回答例も紹介!
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この記事のまとめ
- 就活の軸とは、企業を選ぶ際に譲れない点や重視する点のこと
- 就活の軸をしっかりと定めることで、自己PRや志望動機に説得力が生まれる
- 就活の軸の決め方で重要な要素が、自己分析と他己分析
- 将来の展望を考えることも、就活軸の決め方の1つ
- 就活の軸の決め方に悩んだら、優先順位を付けたり説明会に参加したりする方法もある
就活の軸を考える際、決め方が分からず悩む方も多いでしょう。将来の展望を考えたり、自己分析や他己分析を実施したりすることで、就活の軸が決めやすくなります。また、働くうえで譲れない基準でもある就活の軸を持つことで、企業を選びやすくなるでしょう。このコラムでは、就活の軸の決め方についてまとめました。そのほか、面接での回答や就活軸の例も紹介します。
就活の軸とは?
「就活の軸」とは、就職するうえで重視する点や譲れない点のことです。職種や企業を選ぶ際、自分は何を重視しているのかを理解していると効率的です。就活を始めるときには、「就活の軸」を決めておくと良いでしょう。
就活の軸の実例一覧
就活の軸は、就活時の動き方や就職後の働き方を決める重要な基準の1つです。働くうえで、重視したい点や譲れない点を理解しておきましょう。参考として、就活の軸の例を下記にまとめました。
- ・年間休日が125日以上ある
・研修制度が整っている
・勤務地が自宅から近い
・転勤がない
・海外で活躍したい
・チームワークを重視した仕事がしたい
・フットワークの軽さを活かしたい
・コツコツと集中できる環境で作業したい
・長く働きたい
・同じ職種でスキルを磨きたい
・人を支える仕事がしたい
面接時に採用担当者から「あなたの就活の軸はなんですか?」と聞かれることもあります。そのため、自分の就活の軸が面接でアピールできる内容かを考慮する必要があります。たとえば、「転勤がない」など本音の就活の軸は、「会社に長く貢献したい」のように前向きな内容に言い換えるのがおすすめです。また、企業研究の結果で見えてきた企業の特徴とすり合わせることで、アピールになるでしょう。就活の軸については、「就活の軸とは?大切な理由と答え方の例文を紹介」のコラムでも紹介しています。あわせて参考にしてみてください。
就活の軸が必要な3つの理由
就活の軸が必要な理由は、「応募する企業を選びやすい」「入社後をイメージできる」「応募書類や面接対策に有効」の3つです。以下で詳しく解説します。
1.応募する企業を選びやすい
就活の軸を決めることで、「どのような企業に入りたいか」「どのような仕事をしたいか」「どんな働き方を叶えたいか」が明確になります。自分に合う企業を見つけやすくなるでしょう。
2.入社後をイメージできる
就活の軸があると、入社後にどのような仕事でどう働くかが具体的にイメージしやすくなります。自分が望む場所で働く姿やキャリアアップしている姿を想像することで、モチベーションアップにもつながるでしょう。
3.応募書類や面接対策に有効
就活の軸が決まっていると、選考対策に有効です。就活の軸を決める過程で自己分析や企業研究が充実するほか、業種や応募企業を選んだ基準がブレにくくなります。応募書類や面接で、自信を持って自己PRや志望動機を伝えられるでしょう。
「やりたいことの見つけ方とは?自分が本当にしたい仕事を見つける方法」のコラムでは、将来的な展望の見つけ方を解説しています。就活の軸を考える際の参考にしてみてください。
就活の軸がないとどうなる?
軸を定めずに就活すると、「応募企業を決めるのに時間がかかる」「説得力のある志望動機を考えるのが難しい」といった状況になることが考えられます。自分の働いている姿をイメージしないと、ぼやけた志望動機で企業を決めてしまいかねません。入社後に「やりたかったことと違う」「こんなはずじゃなかった」と就職前とのギャップが生じ、早期退職につながる可能性もあります。そうならないための1つの方法として、仕事や職場に対して譲れない基準を設けることが大切です。
就活の軸の決め方
就活の軸を決めるときは、将来の展望を考えたり、自己分析や他己分析を実施したりすると良いでしょう。以下で詳しく解説します。
将来の展望を考える
自分が将来、「どうなりたいか」「どんな仕事をしたいか」「どんな働き方をしたいか」などを考えることが重要です。以下で例を紹介します。
- ・管理職として活躍したい
・海外の支社で勤務したい
・ワークライフバランスを重視したい
・郊外に移住してリモートワークをしたい
・福利厚生が充実した企業で長く働きたい
・社会貢献がしたい
上記のように、なりたい自分を想像して書き出しましょう。
自己分析を実施
就活において、自分自身を理解する「自己分析」は必要な要素の1つです。就活の軸の決め方が分からない人は、自分の得意、不得意な分野のほか、「何ができるのか」「何をしたいのか」を明確にしましょう。自分の保有する資格やスキルだけでなく、経歴も思い返して書き出します。
自己分析の方法やメリットについては「転職活動の要!自己分析の重要性とは」や「自己分析とは?実施のメリットと就活・転職活動での必要性を解説」のコラムでも解説してるので、ぜひ参考にしてみてください。
他己分析を実施
就活の軸を決める際、自己分析とは別で「他己分析」も行うと良いでしょう。自分の長所や短所を第三者が分析することで、自分では気づかない、無意識に目を背けている一面が分かることもあります。他己分析は、家族や親しい友人、学校やアルバイト先の先輩・後輩など、できるだけ多くの人に聞くのがおすすめです。
優先順位をつける
将来の展望や自己分析、他己分析で書き出した項目に優先順位をつけましょう。譲れないもののボーダーラインを引き、妥協できない点とできる点を明確にします。ここで現れた「譲れないもの」が就活の軸です。
企業説明会やインターンに参加する
自分一人で就活の軸を決めるのが難しい場合は、企業が実施する説明会やインターンシップに参加するのも1つの手です。企業の理念や業務内容を知ることで、自分の将来的なキャリアプランが見つかる可能性があります。また、ほかの就活生と情報交換することも効果的です。
就活の軸は時折見直そう
就活の軸は、時折見直しが必要です。就活を進めるうえで、実際に企業の人から話を聞いたり、インターンシップに参加したりすることで、重視するポイントが新たに見つかることもあります。柔軟に対応することで、今まで気づかなかった適性が見つかり、業界の選択肢を広げられる可能性も。就活の軸がブレるのは避けたいものの、見直す機会を設けることもおすすめです。
面接で就活の軸を聞かれたときの回答例
面接官は、自社とのマッチ度や志望度の高さのほか、計画性を持って行動できる人材かを判断するための要素として、就活の軸を尋ねることがあります。以下で、就活の軸を聞かれたときの回答例を紹介します。
例1
「私は、仕事の中で自分のアイディアを形にできることを、就活の軸として捉えています。私は雑貨店でアルバイトをしていて、昨年はSNSの運用を担当していました。投稿では、ユーザーのターゲット層を想定し、画像の構図や文字の入れ方のほか、投稿頻度まで分析し考えました。その結果、徐々にフォロワーが増え、運用1ヶ月でSNSを見て来店したお客さまが増えたと聞いた際は、売上に貢献できたことに達成感を得ました。この経験をもとに、顧客の利益向上のために自身のアイディアを形にしたいと考えています。」
例2
「私の就活の軸は、地元の中小企業をサポートすることです。私の実家では、父が食品会社を経営しています。学生時代に、父の会社でアルバイトをした際、取引をしている御社のご担当者さまが笑顔であたたかく対応してくださいました。長い期間、そのご担当者さまと取引があり、いつも親身に支えてくださっているという話を聞いております。このことをきっかけに、私も地元で中小企業を応援し、活気ある街づくりの一端を担いたいと強く思うようになりました。」
例3
「私は、将来的に柔軟な働き方ができることを就活の軸としています。御社では、時代の変化やライフスタイルに合わせ、リモートワークの導入や、育児休暇・時短勤務の取得実績が多数あり、自分の就活の軸に当てはまると考えました。就職説明会に参加した際、リモートワークであっても、社内ツールで密にコミュニケーションを取れる環境を整えていると伺いました。社会の変化に柔軟で早急に対応している御社のフットワークの軽さも安心できると感じました。」
「転職軸の作り方を解説!面接時の答え方や例文も紹介」のコラムでは、転職軸の回答例について紹介しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。
「就活の軸の決め方が分からない」「就活の軸が定まらない」と悩む方は、就活エージェントに相談してみると良いでしょう。ハタラクティブは若年層の求職活動をサポートする就職・転職エージェントです。利用者の希望に合った求人を紹介しているため、やりたい仕事が決まっていない方もご安心ください。アドバイザーによるマンツーマンのカウンセリングで、強みやスキルを引き出します。また、自己分析の方法をアドバイスするほか、応募書類の添削や面接対策も実施します。一人で行う就活や転職が不安な方は、ぜひハタラクティブにご相談ください。
就活軸の決め方Q&A
ここでは、就活軸の決め方に関するお悩みにQ&A形式でお答えします。
就活の軸とは何?
就活の軸とは、就活や仕事を続けるうえで重視する事柄のことです。業務内容や勤務条件において、自分のやりたいことや挑戦したいことのほか、やりたくないことも明確にすることで、効率的に自分に合った仕事や企業を選べます。「自分に合う仕事が分からない!適職の上手な見つけ方と注意点を解説」のコラムでも仕事探しのヒントを解説しているので参考にしてみてください。
就活の軸はどんなときに必要?
就活の軸は、応募企業の絞り込みを行う際に必要です。仕事で「何がしたいのか」「何がしたくないのか」を把握することで、入社後のイメージがしやすくなります。また、応募書類や面接対策としても有効です。当該コラムの「就活の軸が必要な3つの理由」や「適職の見つけ方を解説!好きなことだけでなく得意なことを探そう」でも詳しく解説しています。
就活の軸はどんなものが多い?
就活の軸で多いものは、大きく分けて「仕事内容」と「待遇面」に関するものです。仕事内容に関しては、「英語力を活かして海外で働きたい」「人をサポートする業務がしたい」などがあります。待遇面では、「研修制度が整っている」「年間休日125日が理想的」などが考えられます。「就活の軸とは?」でも一覧として紹介しているので、参考にしてみてください。
就活の軸の決め方が分かりません
就活の軸の決め方には、自己分析や他己分析を行うことのほか、将来の展望を考えたり企業説明会やインターンシップへ参加したりすることがあります。将来、なりたい自分ややりたいこと、反対にやりたくないことに優先順位をつけましょう。「ハタラクティブ」では、丁寧なカウンセリングで自分に合った職場を見つけるお手伝いをしているので、お気軽にご相談ください。
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一人ひとりの経験、スキル、能力などの違いを理解した上でサポートすることを心がけています!
京都大学工学部建築学科を2010年の3月に卒業し、株式会社大林組に技術者として新卒で入社。
その後2012年よりレバレジーズ株式会社に入社。ハタラクティブのキャリアアドバイザー・リクルーティングアドバイザーを経て2019年より事業責任者を務める。