面接で聞かれることとは?よく質問される項目と回答例を紹介!

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この記事のまとめ

  • 面接を受ける前に、身だしなみや持ちものはよく確認しておく
  • 面接で聞かれることには、自己PRや志望動機がある
  • 面接で聞かれることの一つである転職理由は、ネガティブな答え方をしない
  • 20代の転職面接で聞かれることには、価値観や思想を確かめるものが多い

面接で聞かれることにどう答えれば良いか分からないと、悩む方もいるでしょう。面接で聞かれる質問は、ある程度パターンが決まっています。このコラムでは、面接でよく聞かれる質問と答え方を解説。また、20代の転職面接で聞かれることの多い、考え方や価値観に関する質問への回答例も紹介しています。面接を受ける前に確認しておくと良いものについてもまとめているので、このコラムを参考にして、転職面接を成功させましょう。

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面接を受ける前に確認しておくべきこと

ここでは、採用面接を受ける前に確認しておくと良い事柄を挙げています。身だしなみや持ち物のチェックのほか、面接マナーを復習するのを忘れないようにしましょう。

身だしなみ

面接時の身だしなみでは、清潔感があるかを重点的に確認します。男女ごとの身だしなみのマナーを以下で紹介しますので、参考にしてください。

女性の身だしなみ

女性が面接時に身だしなみを整える際は、華美な印象にならないように注意しましょう。メイクはナチュラルメイクを心掛け、ネイルやアクセサリーは外しておくのが無難です。髪はまとめて、表情がよく見えるようにしましょう。
スーツはパンツ・スカートどちらでも大丈夫ですが、スカートの丈は短過ぎないものを選びます。パンプスはヒールが高いものやピンヒールを避け、リボンやラインストーンのないシンプルな種類を選べば間違いありません。

男性の身だしなみ

男性が面接時に身だしなみを整える際は、清潔感を意識しましょう。髭剃りはもちろん、爪の長さや体臭にも注意が必要です。髪型は家を出る前に必ずチェックをして、寝ぐせや乱れがないようにします。スーツに合わせるシャツやネクタイは個性的なものは控えて、スタンダードなものを着用しましょう。面接時に着用するスーツは、できればリクルートスーツ以外のものを選びます。理由は、リクルートスーツは学生の就職活動の印象が強く、転職活動の場には相応しくないためです。

私服面接の場合はどうする?
私服面接の場合は、オフィスカジュアルを選ぶのが賢明です。オフィスカジュアルに明確な基準はありませんが、ジャケットやシャツなどを着用し仕事に相応しい服装を意識しましょう。私服の指定があったからといってカジュアル過ぎる服装で面接を行うと、常識のないイメージが付いてしまう可能性があります。

持ちもの

面接時で必要な持ちものは以下です。

腕時計

面接時に時間を確認するため、腕時計をしておくと印象が良くなります。普段は時計を使わずに、スマートフォンで時間を確認する人も多いでしょう。しかし、面接会場でスマートフォンを手にするのを、良く思わない面接官がいる可能性もあります。また、社会人のマナーとして、仕事の場では時計をした方が良いとされているためです。時計は高価なものでなくても構いません。ただし、スポーツウォッチや装飾が派手な種類は避け、仕事に相応しいデザインのものを選びましょう。

筆記用具

面接時に筆記試験や適性検査がある際はもちろん、そうではないときでも念のため、筆記用具を用意しておくと安心です。突発的にアンケートや名簿の記入を求められる場合があります。面接官に借りると「準備が悪い人」といったマイナスイメージを持たれる可能性も。ボールペンやシャープペンシルのほか、メモ帳も用意しておくとなお良いでしょう。

履歴書の写し

履歴書や職務経歴書のコピーを取って面接に持っていくようにしましょう。履歴書や職務経歴書は、企業に原本を提出します。そのため、面接の直前に内容を確認したり、メモを書き込んだりできるように、コピーを取っておくと便利です。

書類が入るサイズの鞄

面接時には、履歴書や職務経歴書といった書類を折らずに入れられる、A4サイズ対応の鞄を使うようにしましょう。ビジネスリュックも近年では増えていますが、カジュアルな印象になるので面接時には避けた方が賢明です。なお、書類が折れないようにクリアファイルに入れてから鞄にしまいましょう。

応募企業の連絡先

面接を受ける企業の、連絡先のメモを持っていくと安心です。スマートフォンだけに登録していると、故障したり充電が切れたりといった緊急時に企業へ連絡ができなくなる恐れがあります。そのため、スマートフォンと併せて紙のメモにも残して持っていくようにしましょう。

以上の持ちもののほかに、ハンカチやティッシュといった身だしなみ用品や、印鑑も忘れずに持ちます。

時間や面接場所

面接の開始時間や面接会場は、必ず面接の前日までに再確認をしましょう。自分では分かっているつもりでも、勘違いしている場合があります。前日に確認するよう決めておけば、遅刻や欠席のリスクを減らせるでしょう。地図アプリを用いて、最寄り駅から会社までの道筋をシミュレーションしておくと、気持ちに余裕が持てます。

面接の基本マナー

面接を受ける前に、面接の基本マナーを再度復習するのをおすすめします。マナーが曖昧な部分をそのままにしておくと、いざ面接を受けるときにパニックになってしまう恐れも。面接では、入室の仕方から着席のタイミング、退室に至るまで多くのマナーを守らなくてはなりません。少しでも自信を持った状態で面接に望めるように、事前に面接マナーを確認しておきましょう。面接時のマナーに関しては、「面接のマナーは流れで覚えよう!転職・就活に役立つ入室~退室の基礎知識」のコラムで詳しく解説しています。

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転職面接で必ず聞かれることと回答例

ここでは、転職面接で聞かれることと、回答例を紹介します。転職面接では、自分の人柄を知る質問や、転職するに至った理由を聞かれるパターンが多いようです。

自己紹介

自己紹介は必ず面接で聞かれることです。自分がどのような人物であるかを簡潔に説明します。転職面接では、どのようなキャリアを積んできているかも自己紹介として説明すると良いでしょう。なお、ただ経歴を述べるのではなく、自分をアピールできる内容を盛り込むのもポイントです。

【回答例】
「◯◯◯◯(氏名)と申します。面接の機会をいただきありがとうございます。私は、◯◯大学◯◯学科を卒業したあとに、◯◯株式会社に入社しました。◯◯株式会社では法人営業を担当し、クライアントからの信頼を得る方法や、営業スキルを学んできました。自分をさらなる高みへ置きたいとの思いから、御社を志望いたしました。本日はよろしくお願いいたします。」

なお、自己PRを踏まえて自己紹介をしてくださいといわれた場合は、さらにアピールポイントを具体的にすると良いでしょう。

転職した理由

転職面接で聞かれることは「転職理由」です。面接官は、なぜ会社を辞めようと思ったかを質問することにより、仕事への意欲や適正を確認しようとしています。回答のポイントは、たとえ会社の待遇や仕事内容の不満が転職の原因でも悪口として表現しないことです。面接官は、会社の悪口を面接の場でいう応募者に良い印象は持ちません。そのため、前向きに言い換える工夫が必要です。

【回答例】
「私が転職を検討するようになった理由は、さらなるキャリアアップを目指したくなったためです。現職は人材の流動が少なく、実力よりは年功序列の考えが強かったので、昇格はほぼ期待できませんでした。働いているうちに、結果を出したらその分評価される環境でやりがいを持って働きたいとの気持ちが芽生えてきたことから、思い切って転職を決意しました。」

「昇格ができないため」のみだと、不満を述べただけになります。そのため、「やりがい」という言葉を用いて、前向きな転職であることをアピールすると良いでしょう。

会社を選んだ理由

「なぜこの会社を選んだのか」といった質問は、転職面接で頻繫に聞かれることでしょう。面接官が志望動機を聞くのは、企業と応募者にミスマッチがないかを確かめるためです。企業は、応募者が企業に抱くイメージが実際に合っているかを採用前に確かめ、入社後すぐ辞めるのを防ごうとするもの。志望動機から、仕事内容や雰囲気をどれだけ掴んでいるかが分かるため、用いられる質問です。

【回答例】
「私が御社を志望したのは、積極的に社会貢献に関わる方針に共感したためです。私は、福祉関係の仕事をしている両親の影響で、学生時代からボランティア活動をしていました。新卒で入社した現職でも社会貢献活動を行っていますが、入社前の想像より規模が小さく、経営陣もあまり福祉に積極的ではありません。御社は、全国的に見ても社会貢献に熱心な会社だと伺っております。採用していただけたら、自身の仕事に取り組みつつ、いつかは御社が積極的に行っている、障がいをお持ちの方の自立支援に関わっていきたいと考えています。」

会社を選んだ理由の質問に答える際は、どの会社にも当てはまるような内容の回答は避けましょう。「この会社でなければいけない理由」を述べることで、熱心さをアピールできます。

自己PR

自己PRは、面接で聞かれることのなかでも特に重要な項目です。自己PRで存分に強みをアピールできれば、内定を得られる可能性も上がるでしょう。

【回答例】
「私の強みは、コミュニケーション能力の高さです。現職では、コンテンツディレクターとして、Webメディアの運営に携わり、多くのライターの業務進捗やキャスティングを管理しています。私は、ライターと積極的にコミュニケーションを取って悩みを聞き出し、解決方法を一緒に探します。そのうえで、スキルや納品スピードを向上させていくことを意識しています。普段は寡黙なライターも、私には相談しやすいといってくれます。昨年は、ライターのスキルの向上に成功し、担当メディアのアクセス数を前年比125%まで伸ばせました。このように、人と関わりながらみんなで目標を達成していけるのが私の強みです。」

実績をアピールする際は、具体的な数字も挙げた方が信憑性が上がります。

スキルや資格について

習得しているスキルや資格は、転職面接ではよく聞かれることです。ただ事実を述べるだけではなく、仕事にどのように活かせるかに重点を置いて答えるようにしましょう。

【回答例】
「TOEICで860点のスコアを獲得しています。幼少期はアメリカ合衆国で生活していましたので、日常会話はもちろん、ビジネス英語も問題ありません。また、大学時代は中国に留学しており、中国語でのコミュニケーションもスムーズです。そのため、採用して頂けた場合は海外のクライアントとのやり取りで力を発揮できると考えています。」

具体的なスコアを最初に述べると、面接官に興味を持ってもらいやすくなります。面接の回答例に関しては「面接で聞かれることを完全予想、回答のコツ教えます!」のコラムも参考にしてください。

仕事に関連のない資格の答え方
面接時に資格やスキルをアピールする場合、仕事に関連のない資格の伝え方には注意しましょう。仕事にどのように役に立つかがハッキリしないと、内定には繋がりません。面接官に興味を持ってもらうためには、一見仕事に関連のなさそうな資格でも、仕事に活かせる部分を強調して伝えます。

20代の転職面接でよく聞かれることと回答例

ここでは、20代の転職面接でよく聞かれることを紹介します。若年層の転職面接では、価値観や仕事の姿勢を問う質問が多いようです。

仕事以外での関心事

20代の転職面接で聞かれることの一つに、「仕事以外での関心事」があります。仕事以外のことを聞かれるのを疑問に思う方もいるでしょう。なぜ面接官が応募者に関心事を聞くのかというと、どのような事柄に興味を持って、どのような考え方をしているのかを知るためです。また、世の中の出来事や関心事へどれほど興味を持っているのを知る意味合いもあるでしょう。

【回答例】
「LGBTQに関するニュースはこまめにチェックしています。理由は、学生時代の友人がトランスジェンダーであり、生活するうえでの不便を近くで感じていたためです。最近では、通販サイトの個人情報登録欄で、男性・女性以外に「その他」を設けたファッションブランドがあると聞きました。当事者の立場になった考えをされていると感じ、好感を持ちました。」

ジェンダーや環境保護、政治に関する関心事があれば積極的に答えると、世の中の出来事に興味が向けられていることが分かります。

同世代にしか分からない内容は避ける
特定の世代だけが関心のある流行やニュースは、面接官に意味が伝わらない可能性があるため、避けた方が良いでしょう。また、アイドルやエンターテインメントに関することも、内容が薄くなりがちなので面接では話題にしないようにします。

感銘を受けたこと

感銘を受けた出来事も、面接で頻繁に聞かれることといえるでしょう。面接官は感銘を受けた出来事を聞き、応募者の価値観を知ろうとしていると考えられます。ありきたりなものでなく、面接官の興味を引くような出来事であればなお良いでしょう。

【回答例】
「私が最近感銘を受けたことは、子ども食堂についてのニュースです。ニュースで見た子ども食堂はただ低価格で料理を提供するのではなく、食堂で飲食をした大人が余分に代金を支払うシステムでした。余分に支払ったお金はチケットに変わり、子どもは飲食代をチケットで支払う仕組みです。子どもは助け合いの精神を学べるため、自分が大人になって働くようになったら今度はチケットを購入する側に回るそうです。子どもを助けるだけではなく、心も成長させられる試みだと感じ感銘を受けました。」

価値観がより明確に表現できるため、なぜ感銘を受けたかも伝えるようにすると良いでしょう。

仕事についての考え方

仕事についての考え方は、20代の転職面接でよく聞かれることです。前向きに仕事に取り組める人材であるかを確認するための質問といえるでしょう。そのため、ネガティブな表現は控え、意欲的な内容を伝えるようにします。

【回答例】
「仕事は、私にとって自己実現の一つの手段です。目標に向かって工夫を重ね、成功体験を積み重ねることで、より自分を好きになれます。目標が高ければ高いほど、大きな達成感が味わえるためやる気がでます。辛いときも手を抜かず、自分に誇れる自分でいたいというのが私の仕事への考え方です。」

「仕事についての考え方」と質問が抽象的である分、答えるときは、できるだけ明確に気持ちが伝わるようにすると良いでしょう。質問の答え方については「中途採用面接でよく聞かれることって?回答のコツまとめ」のコラムも参考になります。

面接の終わりに聞かれる「逆質問」とは?

ここでは、面接の終わりに聞かれることの一つである「逆質問」について解説します。逆質問では、福利厚生に関する質問は避けるようにしましょう。また、逆質問が何もないと、意欲がないように思われる可能性があるので、聞きたい内容を事前に用意しておくと安心です。

逆質問がないのはNG

面接官に「何か質問はありますか」と聞かれたときに、「特にないです」と答えるのは避けましょう。入社の意思が薄いように思われてしまい、内定に悪影響がでる恐れも。事前に面接で逆質問を聞かれることを想定しておくと、直前で焦らずに済みます。

分かりきったことは聞かない
逆質問の内容が思いつかなかったからといって、調べたらすぐに分かる内容を聞くのはNGです。「企業理念」や「支店数」といった情報は、企業のWebサイトを確認すればすぐに分かるでしょう。面接では、実際に働いている人しか答えられないような内容を聞きます。

入社を視野に入れたうえで確認したいことを質問する

逆質問では、入社する前提で確認したいことを質問するようにしましょう。入社したら担当する可能性のある業務や、仕事をするうえで学んでおくと良い分野について確認します。どの企業でも当てはまるような抽象的な質問では、入社する気があるのか疑問に思われる可能性があるでしょう。

福利厚生や給料に関する質問は避ける

逆質問では、福利厚生や給料についての質問は避けます。知りたい情報であることは確かでしょう。しかし、採用がかかっている面接の場においては、待遇ばかり気にする人とのイメージが付くリスクがあります。どうしても気になる事柄がある場合は、内定を得たあとに個別で確認するようにしましょう。

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